JP2009073543A - 包装用容器 - Google Patents

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JP2009073543A JP2007246239A JP2007246239A JP2009073543A JP 2009073543 A JP2009073543 A JP 2009073543A JP 2007246239 A JP2007246239 A JP 2007246239A JP 2007246239 A JP2007246239 A JP 2007246239A JP 2009073543 A JP2009073543 A JP 2009073543A
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Akira Yamatani
章 山谷
Takashi Fujiwara
崇 藤原
Yosuke Adachi
陽介 足立
Chihiro Nagai
千弘 永井
Hiroyuki Segawa
裕之 瀬川
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Mondelez Sansei Co Ltd
Toppan Inc
Original Assignee
Toppan Printing Co Ltd
Sansei Foods Co Ltd
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Abstract

【課題】個包装をそのまま開口部から個包装収容空間へ収容でき、構造も簡便で、収容作業も簡便で、しかも一旦収納した個包装は容易には箱外へ零れ落ちるおそれも無いにも拘らず、容器の強度を高めることができるようにする。
【解決手段】中箱3とスリーブ状の外箱とからなり、中箱にはキャンディー収容空間Cと仕切り壁によって独立して設けられた包み紙収容空間Pが備わり、包み紙収容空間Pの上部は開口部22を除いて中箱3の側面板3Aに一体に連なる天面板19で覆われる。外箱の天面板9の包み紙収容空間Pを外れた部位に開口部12が設けられ、開口部22は中箱3が外箱との間に設けられた所定量以上の引き出しを阻止できるストップ構造によってその引き出しがストップされた状態で一致するようにした。
【選択図】図3

Description

本発明は、包装用容器、例えば主としてキャンディー、ガム、チョコレート、タブレッ
ト等、個々に包み紙で包装された菓子等を収容する容器に関する。
このキャンディー、ガム、チョコレート、タブレット等は、個装された状態でフイルム
包装袋などに複数個収容されたものがほとんどである。
但し、これらの包装形態においては、いずれも使用後(喫食後)の個包装はごみ(不要
品)となるが、それらを処分する場合はゴミ箱などが設置されている場所まで移動して捨
てるか、服のポケットやカバンなどの中に、ひとまず収容しておき、後でまとめて捨てる
などしなければならず、非常に面倒であり、不便でもあった。
また、 環境破壊、街の美観を損なう原因の一つであるポイ捨ての対象となっている場
合もある。
そこで、ポイ捨ての対象にならない、かつ、ゴミ箱までいちいち捨てに行く必要の無い
使い勝手の良い包装用容器が望まれる。
この要求を満たす提案として、下記に示す特許公報が知られている。
何れも中箱の一端に収容物を収納する物品収納空間とは独立して個包装を収容するため
の個包装収容空間を備えたものである。
特開2004−231292公報 特開2006−315730公報
しかし、上記公知技術のうちの前者は、個包装収容空間の構造そのものが複雑である上
に、この個包装収容空間の開口部に開閉蓋があるので、これをいちいち開閉し、更には個
包装をその都度折り畳んで差し込まねばならず、収容作業が面倒で、また、開口部の構造
も複雑である。
また、後者のものは、中箱が外箱に収容された状態では、個包装収容空間の開口部は外
箱周壁に覆われて隠され、収容物を中箱から取り出すべく中箱を外箱から引き出したとき
にはじめて中箱の個包装収容空間の開口部が外箱に穿ってある開口部に一致し、個包装を
個包装収容空間へ収容できるようになっているので、個包装をわざわざ折りたたむことな
くそのまま開口部から個包装収容空間へ収容できる。構造も簡便である上に、収容作業も
簡便である。また一旦収納した個包装は容易には箱外へ零れ落ちるおそれも無いという優
れた利点がある。
しかし、幼児や子供が取り扱うには、中箱と外箱の開口部を一致させるのが難しく、個
包装も収容し難い難点がある。これを解決するには、外箱の開口部を大幅に大きくし、中
箱の開口部との間で少々のずれがあっても確実に中箱の開口部を露出させるようにせねば
ならないため、外箱の強度を弱める難点がある。
本発明者等は、この従来の問題点を解決すべく、種々検討を重ねた。
その結果、前記後者に示される包装用容器の利点を生かして、更に中箱の個包装収納空
間の開口部と外箱の開口部とを簡単に一致させることができると共に、容器の強度も高め
ることができる包装用容器を開発したので、ここに提案する。
したがって、本発明の第1の課題は、個包装をわざわざ折りたたむことなくそのまま開
口部から個包装収容空間へ収容でき、構造も簡便である上に、収容作業も簡便で、しかも
一旦収納した個包装は容易には箱外へ零れ落ちるおそれも無いにも拘らず、容器の強度を
高めることができるようにすることである。また、第2の課題は、この第1の課題に加え
て、更なる強度アップを図るようにすることである。
以上の技術的な課題を解決するために、本発明の請求項1記載の包装用容器は、中箱と
両端が開放されているスリーブ状の外箱とからなり、中箱には収容物を収容する収容物収
容空間と、この収容物収容空間と仕切り壁によって独立して設けられた個包装収容空間が
備わり、前記個包装収容空間の上部は開口部を除いて中箱の側面板に一体に連なる天板で
覆われ、外箱の天板の前記個包装収容空間を外れた部位に開口部が設けられ、外箱と中箱
には中箱の所定量引き出すとそれ以上の引き出しを阻止できるストップ構造が備わり、こ
のストップ構造により中箱の引き出しが阻止された状態で、前記両開口部が一致するよう
に構成されている。
この紙箱では、収容物を喫食するべく中箱の一端を押し、他端を外箱から外へ食み出さ
せて中箱を開放する。所定量押し出された中箱はストップ構造の働きで、それ以上は外箱
から食み出さない。このとき、中箱の収容物収容空間上方は収容物を取り出すことできる
ように一部分が開放される。同時に個包装収容空間の開放と外箱に設けられた開口部とが
一致して、個包装収容空間に通じる孔が形成される。次いで、中箱内の包み紙で個別に包
まれる収容物の一つを取り出し、その個包装を剥がして菓子などの収容物を喫食する。剥
がした個包装は外箱の開口部と中箱の開口部とが一致して個包装収容空間に連なる孔が形
成されているので、ここへ収容して一時的に捨てることができる。
したがって、この発明は以下の効果を奏する。
以上説明したように、本発明の包装用容器は、従来の個包装収容空間の開口部に開閉蓋
を設けたものや中箱の個包装収納空間の開口部と外箱の開口部とを簡単に一致させること
ができないもの等と違って、中箱を押し出すと、所定量押し出した時点で自動的にその押
し出しがストップされ、それ以上の押し出しが上手く阻止され、併せてこのとき、中箱の
個包装収納空間の開口部と外箱の開口部とがピタリ一致するので、たとえ年少者であって
も、個包装などのごみをわざわざ折り畳んだりすることなく、この開口部から、簡便に、
かつ、的確に個包装収納空間へ差し込み収容することができる。また、個包装収容空間は
天板を備えているので、強度を高めることができ、しかも、中箱を外箱に収納してしまう
と中箱の個包装収容空間の開口部は外箱の天板に覆われて隠されてしまうので、個包装な
どのごみなどが不用意に零れ落ちるおそれがない。
以上の構成においてこの発明では、請求項2に記載された発明のように、収容物収容空
間の上部は中箱の引き出し方向端部に形成された収容物取り出し口を除いて中箱の側面板
に一体に連なる天板で覆われているのが望ましい。
収容物を不用意に零してしまうおそれを無くし、併せて中箱の強度を格段に高めること
ができるからである。
また、請求項3に記載される発明のように、ストップ構造は中箱の底板に折り線を介し
て下方へ折り曲げられた引っ掛かり舌片と、外箱の中箱引き出し方向の端縁から折り線を
介して外箱内方上方へ立ち上げられた係止板とから構成されるのが望ましい。
引っ掛かり舌片と係止板とはブランクを得る際の型抜き作業で一挙に作成でき、加工が
大変簡単であり、構造も簡素であるからである。
請求項4に記載される発明のように、個包装収容空間と収容物収容空間夫々の天板は、
いずれもが中箱の底板に罫線を介して連設される側面板に罫線を介して連設されて一体に
連設されるのが望ましい。
夫々の天板はブランクを得る際の型抜き作業で一挙に作成でき、加工が大変簡単で、構
造も簡素である上に、包装用容器の強度を格段にアップできるからである。
以下、この発明の包装用容器を、キャンディーAのパッケージ1に適用した場合の実施
の形態について、図面に従って詳細に説明する。
本発明の包装用容器の一例であるパッケージ1は、図1に示すように、紙製の外箱2と
中箱3とから構成され、外箱2の長手方向の両側端には引き出し口4が開口され、中箱3
はこの引き出し口4から引き出し自在となっている。但し、後述のストップ構造5によっ
て、収容物の一例であるキャンディーAを喫食する際の引き出し量は所定寸法に設定され
ていて、通常の使用の形態では全体を外箱2から引き出せないように構成されている。外
箱2、中箱3共に所定のシート状用紙を図2、3に示す形状のブランク6に打ち抜いて、
罫線で折り曲げて制作されている。
外箱2は、図2に示すように、所定のシート状用紙を長方形状のブランク6に打ち抜い
て、長手方向の寸法間隔で形成された罫線7で折り曲げ、長手方向の両端を接着して制作
されている。具体的には、長方形の底面板8の一方の長辺に前記罫線7を介して長方形の
側面板2Aが連設され、この側面板2Aの地方の長辺に前記罫線7を介して長方形の天面
板9が連設され、更に、この天面板9の他方の長辺に罫線7を介して側面板2Bが連設さ
れ、前記底面板8の他方の長辺には罫線7を介して糊代2Cが連設されている。なお、こ
の糊代2Cは、天面板9の他方の側面板2Bに連設されても良い。この場合は、糊代2C
は、底面板8に直に貼着される。
また、底面板8の長手方向の一端側には台形の切欠き10が設けられている。そして、
この切欠き10は消費者が指により直接に中箱3を外箱2の引き出し口4から押し出すの
に用いられる。更に、この外箱2の他端側の辺縁からはその底面板8の幅とほぼ同等の寸
法を備えてストップ構造5の一方の構成部品である係止板11が罫線7を介して一体に連
設されている。この係止板11は罫線7で外箱2の内側に、その遊端がやや斜め上方にあ
るようにして折り曲げられる。
そして、この外箱2の天面板9には、その前記切欠き10側に寄った位置で、他方の側
面板2Bとの罫線7に一辺を重ねて矩形の開口部12が穿設されている。この開口部12
は、キャンディーAを包んでいた個包装の一例である包み紙Wをごみとして一時的に収容
する、中箱3に設けられた個包装収容空間の一例である包み紙収容空間(後述)への差し
込み口としている。
従って、底面板8に対して各側面板2A、2B、そして糊代2Cを罫線7で谷折して内
側に折り曲げ、糊代2Cとこれに対応する側面板2Bを貼着すれば、図1、5、6に示す
とおりの外箱2が得られる。
次に、図3に示すように、中箱3は長方形の底面板13の四周には罫線14を介して側
面板3A、3Bが連設され、長辺に連なる左右一対の側面板3Aの夫々の両方の短辺には
罫線14を介して矩形の舌片部としての糊代3Cが連設されている。この底面板13の一
方の短片に連なる前記側面板3Bの一方の長辺に罫線14を介して長方形の天面板15が
連設されている。この天面板15の長辺には罫線16を介して側面板15Aが連設されて
いる。この天面板15の長辺方向の寸法は底面板13の長辺方向の長さのほぼ四分の三ほ
どに設定されている。そしてこの天面板15の前記一方の側面板15Aと底面板13に連
なる前記側面板3Bとのコーナー部分にはキャンディーAの取り出し口17が穿設されて
いる。
従って、天面板15はその左右の側面板15A、そして底面板13に連なる側面板3B
を夫々罫線14、16で底面板13側に折り曲げて、この底面板13上を覆うことによっ
て、収容物収容空間の一例であるキャンディー収容空間Cが得られる。
更に、前記底面板13に連なる前記側面板3Bでこの取り出し口17に臨む辺の一部分
を、前記側面板3Bの長辺方向に沿う方向に長くし、かつ、この取り出し口17に突出さ
せてストッパー片18が一体に連設されている。このストッパー片は18は、図1に示す
ように、中箱3を外箱2に収容した際に、反対側の引き出し口4から中箱3が押し出され
てしまうのを阻止するためにストッパーとして機能するものである。
また、底面板13の他方の短辺に連なる側面板3Bの長辺には罫線14を介して長方形
の天面板19が連設され、この天面板19の左右の短片に罫線20を介して側面板19A
が連設され、更に、他方の長辺に罫線20を介して長方形の側面板19Bが連設され、更
にこの側面板19Bの他方の長辺に罫線20を介して長方形の姿勢安定板21が連設され
ている。
前記天面板19の底面板13の長さ方向に沿った方向の寸法はこの底面板13の長さ方
向のほぼ4分の一ほどに設定されていて、前記キャンディーAの取り出し口17を設けた
前記天面板15とを合わせて丁度底面板13の長さ方向全長とほぼ等しい長さになるよう
に寸法設定されている。
また、この天面板19の一方の側面板19Aとの罫線20との脇には、この天面板19
の短片方向の両側を僅かに残して長方形の開口部22が穿設されている。この開口部22
は前記外箱2に設けられた前記開口部12と一致したときに、包み紙Wをごみとして一時
的に収容する、この中箱3に設けられた包み紙収容空間P(後述)への差し込み口として
いる。
従って、この天面板19の左右の側面板19Aと長辺側の側面板19B、更には姿勢安
定板21を罫線20で底面板13側に折り曲げてこの底面板13上を覆うことによって、
前記キャンディー収容空間C横に、包み紙Wの一時的な収容である、図6に示す通りの、
包み紙収容空間Pが得られる。
また、前記天面板13の前記天面板15存在側へ、この底面板13の長さ方向の五分の
二ほどの寸法分寄った位置には、前記天面板15存在側へ凸にして部分円弧状の切線23
を設けて引っ掛かり舌片24が設けられている。この引っ掛かり舌片24は、中箱3を一
方の引き出し口4から押し出す際に、前記外箱2の係止板11に係合し、所定量以上の中
箱2の押し出しを阻止するストップ構造5のもう一方の構成部品となっている。このスト
ップ構造5は、先にも述べたが、外箱2の係止板11に中箱3の引っ掛かり舌片24が係
合したときに、前記キャンディーAの取り出し口17が外箱2の引き出し口4の辺縁から
完全に露出し、内部のキャンディーAを取り出すことができる。同時に、外箱2の前記開
口部12と包み紙Wの収容空間Pを形成する天面板19に設けられた開口部22が一致し
て、これら両開口部12、22を介して外箱2の外側から、ごみとなった包み紙Wをこの
包み紙Wの収容空間P内へ一時的に収容できる(図6参照)。
尚、図3中、25は包み紙収容空間Pの天面板19の他方の長辺の一部を部分円弧状の
切り線26によって、前記姿勢安定板21側に突出させるようにして設けられた引き上げ
用の摘みである。包み紙収容空間Pが包み紙Wなどで一杯になった際に、この摘み25を
指先で摘んで引き上げて天面板19を引き起こして内部の包み紙Wなどを廃棄する際に用
いられる。必要に応じて設けられる。
本発明の包装用容器の外箱2並びに中箱3に使用される材料は、紙や合成樹脂素材等、
特に限定されないが、紙層単体に印刷を施したもの、或いは紙層と高分子樹脂からなる他
の層との積層体の紙層面に印刷を施したものなど、更にはコートボールや板紙などの厚紙
類が望ましい。
従って、図4に示すように、中箱3の底面板13に対してその四週の各側面板3A、3
Bを罫線14で谷折して、上方へ立ち上げるようにして折り曲げ、各糊代3Cとこれに対
応する各側面板3A、3Bとの端部分とを貼着する。この場合、必要に応じて糊代3Cと
これに対応する各側面板3A、3Bとの端部分とは貼着しないでおくこともできる。
次いでキャンディー収容空間Cの天面板15に対して左右の側面板15Aを内側に折り
曲げ、更に底面板13に連なる側面板3Bに対して罫線14でこの天面板15を底面板1
3に覆いかぶさるように折り曲げてキャンディー収容空間Cを形成する。
また、反対側の前記包み紙収容空間Pの天面板19の左右の側面板19A並びに他方の
長辺に連なる側面板19Bを罫線20で谷折して内側に折り曲げ、前記姿勢安定板21は
罫線20で山折して外側へ折り曲げ、これを底面板13の内底面に折り重ねる。これによ
って包み紙収容空間Pが形成される。この際、この姿勢安定板21はその遊端側21Aが
キャンディー収容空間C内方へ入り込むに足る寸法を備えて構成されているために、キャ
ンディー収容空間Cの天面板15に連なる側面板15Aの下縁で押圧され、この包み紙収
容空間Pの天面板19が不用意に引き上げられるおそれがない。
以上のようにしてキャンディー収容空間Cと包み紙収容空間Pを備えた中箱3が得られ
る。そして、この実施例では、前記包み紙収容空間Pの天面板19の他方の長辺に連なる
側面板19Bが前記キャンディー収容空間Cとの仕切り壁となり、両方の収容空間内の収
容物が互いに混じり合うのを阻止している。
このようにして得られた中箱3を外箱2内に、図5に示すように、前記係止板11の存
在側の引き出し口4側から挿入する。このとき、前記係止板11はその折曲げ弾性反力に
よって常時遊端が立ち上がる方向に付勢された状態で折り畳み姿勢が保たれる。また、中
箱2に設けられたストッパー片18が外箱2の前記引き出し口4側の天面板9に引っ掛か
り、それ以上の押し込みを阻止して所定の収納状態を保つ。そして、中箱3を外箱2に完
全に差し込んでしまうと、中箱3のキャンディーAの取り出し口17も包み紙差し込み口
となる開口部22も共に外箱2の天面板9の下に隠される。
そして、キャンディーAを喫食するべく、図6に示すように、中箱3を押し出すと、所
定寸法押し出されたところで、前記外箱2の係止板11に中箱3の底面板13に設けられ
た引っ掛かり舌片24が引っ掛かり、それ以上の押し出しを阻止する(図6の状態)。そ
の際にキャンディーAの取り出し口17は開放されるので、キャンディー収容空間Cから
キャンディーAを取り出すことができる。また同時に包み紙差し込みのための開口部22
は外箱2の天面板9に設けられた開口部12と一致し、この開口部12そして前記開口部
22を通して、ごみとなった包み紙Wを前記包み紙収容空間Pへ差し込み収容することが
できる。
このように、以上の実施例構造では、キャンディー収容空間Cも包み紙収容空間Pも共
に中箱3の底面板13に連なる側面板3Bに一体に連なる天面板15、19を備えている
ので、容器、特に中箱3の強度が高まる。また、包み紙収容空間Pに包み紙Wを差し込む
ための開口部12、22も夫々外箱2の天面板9の一部分、また中箱3の天面板19の一
部分を穿設した開口を形成したので、強度の一層のアップを図ることができる。更には外
箱2からの中箱3の押し出し量を規制して、前記包み紙収容空間Pに包み紙Wを差し込む
ための開口部12、22の位置規制を的確に行うストップ構造5を、外箱2、中箱3夫々
の一部分を折り曲げて得た係止板11と引っ掛かり舌片24とで構成したために、構造が
簡単、簡素であるにかかわらず、包み紙Wの包み紙収容空間Pへの差し込み収容を格段に
的確に行えるようになった。
尚、図3、4中想像線で示すように、キャンディー収容空間Cの天面板15の他方の短
辺に、側面板15Bを連設することもできる。この場合、前記仕切り壁は包み紙収容空間
Pの天面板19に連設される側面板19Bとで二重となり、容器、特に中箱3の強度アッ
プに大きく貢献する。
本発明の第2の実施例は、図7に示すように、前記姿勢安定板21がキャンディー収容
空間Cの天面板15の他方の短辺に罫線16を介して連設された側面板15Bに、その他
方の長辺に罫線16を介して連設されている。この場合、この姿勢安定板21は、前記包
み紙収容空間Pの天面板19の短辺方向と同等の長さを備え、折り畳んだ際に中箱3の底
面板13上に折り重ねられ、もって包み紙収容空間Pの側面板19Aや19Bの下縁に上
から押さえられ、このキャンディー収容空間のCの天面板15が持ち上げられるのを阻止
している。
この実施例では、前記キャンディー収容空間Cと包み紙収容空間Pとを仕切る仕切り壁
はこのキャンディー収容空間Cの天面板15に連なる側面板15Bと包み紙収容空間Pの
天面板19に連なる側面板19Bとの二重構造となる。
前記姿勢安定板21は、必要に応じて採用され、必ずしも必要としない。また、キャン
ディー収容空間Cの上方を覆う天面板15も、中箱3に採用される紙等の素材の強度の如
何によっては、必ずしも必要としない。
尚、以上の各実施例においてパッケージ1に収容物されるものとしてキャンディーAを
例示したが、収容物はキャンディーに限定されるものではなく、個包装を有する菓子類全
てに適用できることは改めて言うまでない。
本発明の包装用容器の一実施形態を示す全体斜視図である。 図1の包装用容器を構成する外箱の展開図である。 図1の包装用容器を構成する中箱の展開図である。 図1の包装用容器を構成する中箱の組み立ての工程図である。 図1の包装用容器の中箱を外箱に押し込む肯定を示す斜視図である。 図1の包装用容器の作用を示す説明斜視図である。 本発明の包装用容器の他の実施形態を示す中箱の展開図である。
符号の説明
1…パッケージ
2…外箱
3…中箱
4…引き出し口
5…ストップ構造
8…外箱の底面板
9…外箱の天面板
12…開口部
13…中箱の底面板
15…キャンディー収容空間の天面板
17…取り出し口
19…包み紙収容空間の天面板
22…開口部
24…引っ掛かり舌片

Claims (4)

  1. 中箱と両端が開放されているスリーブ状の外箱とからなり、中箱には収容物を収容する
    収容物収容空間と、この収容物収容空間と仕切り壁によって独立して設けられた個包装収
    容空間が備わり、前記個包装収容空間の上部は開口部を除いて中箱の側面板に一体に連な
    る天板で覆われ、外箱の天板の前記個包装収容空間を外れた部位に開口部が設けられ、外
    箱と中箱には中箱を所定量引き出すとそれ以上の引き出しを阻止できるストップ構造が備
    わり、このストップ構造により中箱の引き出しが阻止された状態で、前記両開口部が一致
    するように構成されていることを特徴とする包装用容器。
  2. 収容物収納空間の上部は中箱の引き出し方向端部に形成された収容物取り出し口を除い
    て中箱の側面板に一体に連なる天板で覆われている請求項1記載の包装用容器。
  3. ストップ構造は中箱の底板に折り線を介して下方へ折り曲げられた引っ掛かり舌片と、
    外箱の中箱引き出し方向の端縁から折り線を介して外箱内方上方へ立ち上げられた係止板
    とから構成されている請求項1〜2のいずれかに記載の包装用容器。
  4. 個包装収容空間と収容物収容空間夫々の天板は、いずれもが中箱の底板に罫線を介して
    連設される側面板に罫線を介して連設されて一体に連設されている請求項1〜3のいずれ
    かに記載の包装用容器。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012504081A (ja) * 2008-09-30 2012-02-16 フィリップ・モーリス・プロダクツ・ソシエテ・アノニム 2重区画スライド−シェル容器

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JP2012504081A (ja) * 2008-09-30 2012-02-16 フィリップ・モーリス・プロダクツ・ソシエテ・アノニム 2重区画スライド−シェル容器

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