JP3140421B2 - 建設機械のキャビン - Google Patents

建設機械のキャビン

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JP3140421B2
JP3140421B2 JP10127881A JP12788198A JP3140421B2 JP 3140421 B2 JP3140421 B2 JP 3140421B2 JP 10127881 A JP10127881 A JP 10127881A JP 12788198 A JP12788198 A JP 12788198A JP 3140421 B2 JP3140421 B2 JP 3140421B2
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JP
Japan
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cabin
cassette player
console
console box
construction machine
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靖 和田
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Sumitomo SHI Construction Machinery Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は建設機械のキャビン
に関するものであり、特に、カセットプレイヤを装着可
能とした建設機械のキャビンに関するものである。
【0002】
【従来の技術】油圧ショベルをはじめとする建設機械
は、図4に示すように、キャビン内のシート1の両側に
左右のコンソールボックス2,2が設けられ、夫々のコ
ンソールボックス2,2に操作レバー3,3を取り付け
てある。コンソールボックス2の操作レバー3後方に
は、コンソールパネル4が略水平に設けられている。近
年、キャビン内にラジオを設置することは一般的になっ
ており、例えば前記コンソールパネル4にラジオ5を上
向きに装着することも多い。
【0003】一方、最近になって、カセットプレイヤを
キャビン内に装着する要望が多くなっている。車載用の
ラジオやカセットプレイヤの取付側寸法はISO773
6にて規定されており、例えば前記コンソールパネル4
のラジオ5を装着する位置に、カセットプレイヤ若しく
はラジオ付きカセットプレイヤを装着することができ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記コンソー
ルパネルにカセットプレイヤを装着すると、カセットテ
ープの挿入口が上向きになるため、塵埃や異物等が該挿
入口から侵入し易く、再生音質の低下や機器の故障の原
因となる。また、カセットプレイヤをキャビン内のリヤ
スタンド等、他の場所に装着することも考えられるが、
カセットプレイヤを操作するときにオペレータが後方を
向かなくてはならず、操作性が良好ではない。
【0005】そこで、建設機械のキャビン内にカセット
プレイヤ若しくはラジオ付きカセットプレイヤを装着す
るに際して、カセットテープの挿入口への異物侵入を防
止するとともに操作性を良好にするために解決すべき技
術的課題が生じてくるのであり、本発明はこの課題を解
決することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために提案されたものであり、キャビン内のシート
両側に左右のコンソールボックスを設け、夫々のコンソ
ールボックスに操作レバーを取り付けた建設機械に於い
て、前記コンソールボックスの操作レバー後方に垂直若
しくは垂直に近い傾斜を有する段設面を設け、該段設面
にカセットプレイヤを装着可能とした建設機械のキャビ
ン、及び、キャビン内のシート両側に左右のコンソール
ボックスを設け、夫々のコンソールボックスに操作レバ
ーを取り付けた建設機械に於いて、前記コンソールボッ
クスの操作レバー後方に垂直若しくは垂直に近い傾斜を
有する段設面を設け、該段設面にカセットテープの挿入
口が開口されるようにカセットプレイヤを装着した建設
機械のキャビンを提供するものである。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を図
1乃至図3に従って詳述する。図1に示すように、キャ
ビン内のシート11の両側に左右のコンソールボックス
12,12を設け、夫々のコンソールボックス12,1
2に操作レバー13,13を取り付けてある。前記コン
ソールボックス12には、操作レバー13の後方上面部
にコンソールパネル14を設置し、その直後に垂直若し
くは垂直に近い傾斜を有する段設面15が設けられてい
る。
【0008】図2及び図3に示すように、左右何れかの
コンソールボックス12には、前記段設面15にカセッ
トプレイヤ若しくはラジオ付きカセットプレイヤ(以
下、単にカセットプレイヤという)16を装着してあ
り、カセットテープの挿入口17がキャビンの後方に向
けて開口されている。前述したように、該段設面15は
略垂直に近い傾斜であるので、前記カセットテープの挿
入口17が上向きになることはなく、塵埃や異物等が該
挿入口17からカセットプレイヤ16の内部へ侵入する
ことは少ない。しかも、該カセットプレイヤ16は前記
シート11の前側方に設置され、オペレータが容易に視
認できる位置にあるので操作性も良好である。
【0009】更に、この段設面15後方のコンソールボ
ックス12の上面部18を略水平に形成し、該上面部1
8に収納ボックスや他の計器パネルを設けることによ
り、コンソールボックス12の有効利用を図ることがで
きる。
【0010】尚、本発明は、本発明の精神を逸脱しない
限り種々の改変を為すことができ、そして、本発明が該
改変されたものに及ぶことは当然である。
【0011】
【発明の効果】本発明は上記一実施の形態に詳述したよ
うに、建設機械のキャビン内に設けられたコンソールボ
ックスに垂直若しくは垂直に近い傾斜を有する段設面を
設け、該段設面にカセットプレイヤを装着可能としたの
で、該段設面にカセットプレイヤを装着すればカセット
テープの挿入口が略垂直に近い面に開口される。従っ
て、コンソールボックスにカセットプレイヤを上向きに
装着した従来のキャビンと比較して、本発明ではカセッ
トプレイヤの挿入口から塵埃や異物等が侵入することが
少なくなり、再生音質の低下や機器の故障の発生を防止
することができる。また、該カセットプレイヤはオペレ
ータの前側方に設置されるので、オペレータから容易に
視認でき、操作性が損なわれることはない。更に、段設
面後方の上面部を利用することによって、限られたスペ
ース内でコンソールボックスの有効利用が図られる等、
諸種の効果を奏する発明である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示し、キャビン内のシ
ートとコンソールボックスの斜視図。
【図2】本発明の一実施の形態を示し、コンソールボッ
クスの側面図。
【図3】本発明の一実施の形態を示し、コンソールボッ
クスの後方斜視図。
【図4】従来型のキャビン内のシートとコンソールボッ
クスの斜視図。
【符号の説明】
11 シート 12 コンソールボックス 13 操作レバー 15 段設面 16 カセットプレイヤ 17 カセットテープの挿入口

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 キャビン内のシート両側に左右のコンソ
    ールボックスを設け、夫々のコンソールボックスに操作
    レバーを取り付けた建設機械に於いて、前記コンソール
    ボックスの操作レバー後方に垂直若しくは垂直に近い傾
    斜を有する段設面を設け、該段設面にカセットプレイヤ
    を装着可能としたことを特徴とする建設機械のキャビ
    ン。
  2. 【請求項2】 キャビン内のシート両側に左右のコンソ
    ールボックスを設け、夫々のコンソールボックスに操作
    レバーを取り付けた建設機械に於いて、前記コンソール
    ボックスの操作レバー後方に垂直若しくは垂直に近い傾
    斜を有する段設面を設け、該段設面にカセットテープの
    挿入口が開口されるようにカセットプレイヤを装着した
    ことを特徴とする建設機械のキャビン。
JP10127881A 1998-05-11 1998-05-11 建設機械のキャビン Expired - Fee Related JP3140421B2 (ja)

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