JP3140348U - 自動車用後方確認ミラーシステム - Google Patents

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滋正 菅
正雄 矢野
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滋正 菅
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Abstract

【課題】車両運転時に運転者のみならず助手席乗客が完全に独立して、後方ならびにサイドの状況を確認できる反射鏡のシステムを提供する。
【解決手段】左右のサイドミラーならびにバックミラーからの反射光を運転者と助手席の乗客が常時、独立して、互いに干渉することなく見えるよう、鏡角度だけでなく互いに直交した軸を持つ偏光子を機能的に用いて相手側の鏡領域からの反射光を効率的に抑制する光学系を構築する。また運転者あるいは助手席の乗客が腕や手先が不自由な場合であっても、音声認識装置によりこれらの鏡を遠隔電気駆動することで上記機能を実現する。
【選択図】図1

Description

本考案は自動車用後方およびサイドの安全を確認するためのサイドミラーおよびバックミラー鏡システムに関する。
従来、車両の後方確認鏡としては左右の後方確認サイドミラーとバックミラーが用いられてきた。これらは運転者のための確認鏡である。然るにいずれの鏡もわずかではあるが運転者の位置や眼球位置あるいは眼鏡のふちによる死角が避けがたい。
近年自動車密度の上昇や自動車の加速性能が向上してきていることにより、運転者は常に後方あるいはサイドの状況を確実に把握する必要性が高まっている。また運転免許取りたての初心者運転者の増加により予測しがたい対人・対物事故が頻発している。さらに長時間の運転による運転者の注意力低下時においては安全確認度が低下する。そのような状況下では、助手席の乗客も運転上の安全確認に一役買うことが期待される。本考案は、助手席の乗客が運転者とは独立して運転者に影響を与えることなく、随時後方確認をできる鏡システムを提供しようとするものである。
本考案は、左右のサイドミラーについては運転者と助手席の乗客が独立した領域に設置された鏡を用いることで独立に視野を確保する。相手の領域の鏡からの反射光が視界に紛れ込むことを抑制するため、運転者用の鏡の領域に垂直直線偏光子を、助手席の乗客用の鏡の領域に水平直線偏光子を取り付けるものとする。サイドウィンドウ内の運転者がサイドミラーを見る視界領域には垂直直線偏光子を,助手席の乗客がサイドミラーを見る視界領域には水平直線偏光子を取り付けることにより互いに相手用の鏡領域からの反射光が視野に入らないようにする。一方バックミラーについては運転者と助手席の乗客が独立した領域に設置された鏡を用いることで独立に視野を確保する。これは両者の視線の間の角度がサイドミラーの場合に比べて大きいおかげである。また必要に応じてバックミラーの運転者領域に垂直直線偏光子を、助手席の乗客用の領域に水平直線偏光子を取り付け、さらに運転者および助手席の乗客からそれぞれ垂直直線偏光子あるいは水平直線偏光子を通してバックミラーを見るものとする。これは前方物体からの反射光を低減するため運転者がサングラスを装着する場合にあっても、不都合を生じない。つまりこの場合は垂直直線偏光子からなるサングラスであることが多いため、このサングラスを使用している運転者であっても視野を確保できるからである。
上述の様に、本考案のサイドミラーならびにバックミラーでは、以下に列挙したように実用上の安全性能を格段に向上させる効果がある。特に初心者運転者の場合には、安全確保に助手席の乗客が大きく貢献することができるため我が国における運転初心者による事故数を激減するのに効果が期待できる。
(イ)左右のサイドミラーについては、運転者は垂直直線偏光子の取り付けられた領域 からの反射光だけを受光し、助手席の乗客は水平直線偏光子の領域からの光だけ を受光することで,相手用の鏡領域からの反射光を抑制することができる。
(ロ)バックミラーについては、常時助手席の乗客が、運転者の視界をまったく妨害す ることなく後方を確認することができる。
(ハ)万一両者の席の設定の関係で相手用のバックミラー領域からの反射光が視界に影 響を与える場合には互いに直交する垂直直線偏光子フィルターと水平直線偏光子 フィルターを用いているために不要な光をほぼ完全に抑制することができる。
(イ)サイドミラーについては運転者と助手席の乗客が独立した領域に設置された鏡を用 いることで独立に視野を確保する。両者の視線の間の角度が小さいために互いに相 手の領域の鏡らの反射光が視界に紛れ込むことが考えられるので、これを抑制する 必要がある。サイドミラーについては運転者用の鏡の領域に垂直直線偏光子を、助 手席の乗客用の鏡の領域に水平直線偏光子を取り付ける。この領域を見る際にサイ ドウィンドウの運転者用の視界領域には垂直直線偏光子を,助手席の乗客用の視界 領域には水平直線偏光子を取り付けることにより、互いに相手用の鏡領域からの反 射光が抑制される。ただし運転者用のサイドウィンドウ上の垂直直線偏光子領域は 必要十分な大きさでよい。
(ロ)バックミラーの運転者と助手席の乗客用の領域は互いに異なる角度に設定される。 両者の間には車の後方方向に飛び出した衝立を設置し、相手用のバックミラーから の反射光を視界からさえぎる。さらに必要に応じてバックミラーの運転者領域に垂 直直線偏光子を助手席の乗客用の領域に水平直線偏光子を取り付け、さらに運転者 および助手席の乗客から垂直直線偏光子あるいは水平直線偏光子を通してバックミ ラーを見るものとする。
以下添付図面に従って助手席が車体前方を向いて左側にある場合について一実施例を説明する。図1、3は車内から見た助手席側のサイドミラーとサイドウィンドウをそれぞれ模式的に示す。図4、6は車内から見た運転者席側のサイドミラーとサイドウィンドウをそれぞれ模式的に示す。図7、8はバックミラーの模式図である。図9はこれに直線偏光子フィルターをつけた場合を示す。図10は二つのホルダーの場合のサイドミラーを模式的に示す。図11は二つのホルダーの場合のバックミラー、図12はふたの出来る助手席乗客用のミラーを示す。図13は助手席乗客用のミラーの遠隔電気駆動機構。図14は音声認識によるミラー駆動機構の模式図である。
助手席側のサイドミラーの正面図。1は垂直直線偏光子、2は水平直線偏光子を示す。 助手席側のサイドミラーの上面図。 助手席側のサイドウィンドウの正面図。車内から見た場合。3は垂直直線偏光子、4は水平直線偏光子を示す。 運転者側のサイドミラーの正面図。5は垂直直線偏光子、6は水平直線偏光子を示す。 運転者席側のサイドミラー上面図。 運転者席側のサイドウィンドウの正面図。車内から見た場合。7は垂直直線偏光子、8は水平直線偏光子を示す。 バックミラーの上面図。 バックミラーの正面図。9は垂直直線偏光子、10は水平直線偏光子。 バックミラーにさらに直線偏光子フィルターを取り付けた状態の上面図。12は垂直直線偏光子フィルター、13は水平直線偏光子フィルターを示す。 2つのホルダーに納められた場合のサイドミラー構造を示す。 2つのホルダーに納められた場合のバックミラー構造を示す。 不要な場合に助手席乗客用のミラーにふたをする機構を示す。 助手席乗客が助手席乗客用ミラーを遠隔電気駆動出来る機構を示す。 音声認識による運転者用ミラーと助手席乗客用ミラーの遠隔電気駆動機構を示す。
符号の説明
D 運転者
A 助手席の乗客
1 助手席側のサイドミラーの垂直直線偏光子付運転者用領域
2 助手席側のサイドミラーの水平直線偏光子付助手席乗客用領域
3 助手席側サイドウィンドウの運転者用領域。ウィンドウ内側に垂直直線偏光子付
4 助手席側サイドウィンドウの助手席の乗客用領域。ウィンドウ内側に水平直線偏光子付
5 運転者側のサイドミラーの垂直直線偏光子付運転者用領域
6 運転者側のサイドミラーの水平直線偏光子付助手席乗客用の領域
7 運転者側サイドウィンドウの運転者用領域。ウィンドウ内側に垂直直線偏光子付
8 運転者側サイドウィンドウの助手席乗客用領域。ウィンドウ内側に水平直線偏光子付
9 運転者用バックミラー。垂直直線偏光子付をつけることができる
10 助手席乗客用のバックミラー。水平直線偏光子付をつけることができる
11 衝立
12 運転者用垂直直線偏光子フィルター
13 助手席乗客用水平直線偏光子フィルター
14 助手席の乗客用ミラーを閉じるふた
15 助手席乗客用ミラー遠隔電気駆動装置
16 運転者用マイク
17 助手席乗客用マイク
18 音声認識装置
19 運転者用ミラー遠隔電気駆動装置
20 助手席乗客用ミラー遠隔電気駆動装置
従来、車両の後方確認ミラーとしては左右の後方確認サイドミラーとバックミラーが用いられてきた。これらは運転者のための確認ミラーである。然るにいずれのミラーもわずかではあるが運転者の位置や眼球位置あるいは眼鏡のふちによる死角が避けがたい。

Claims (8)

  1. (イ)車両の助手席側の後方確認サイドミラーであって車体より遠い外側に助手席の乗客のための領域を、車体側に運転者用の領域を設ける。助手席の乗客用のサイドミラー領域には水平直線偏光子フィルムを取り付け、運転者用の領域には垂直直線偏光子を取り付けることを特徴とする助手席側サイドミラー。
    (ロ)助手席側のサイドウィンドウにおいては、助手席の乗客からサイドミラーが見える領域には水平直線偏光子フィルムを取り付け,運転者からサイドミラーが見える領域には垂直直線偏光子フィルムを取り付けることを特徴とする助手席側のサイドウィンドウ構造。
  2. (イ)運転者側の後方確認サイドミラーであって車体より遠い外側に運転者用の領域、車体側に助手席の乗客用の領域を設ける。運転者側の後方確認サイドミラーの運転者用の領域には垂直直線偏光子を、助手席の乗客用の領域には水平直線偏光子フィルムを取り付けることを特徴とする運転者側サイドミラー。
    (ロ)運転者側のサイドウィンドウにおいては必要十分な大きさの領域に垂直直線偏光子を取り付ける。その前方の助手席からサイドミラーが見える比較的狭い領域に水平直線偏光子を貼り付けることを特徴とするサイドミラー。
  3. 車両の後方確認用のルームミラー(バックミラー)であって、運転者と助手席の乗客がこのミラーの異なる領域で独立に後方を確認出来る事を特徴とするもの。両領域は分割され、両者間にはそれぞれの視界を損なわないでかつ互いの領域からの反射光が相手に見えないように衝立を突出させることが可能な構造。
  4. バックミラーの運転者側の領域には垂直直線偏光子を貼り付け、助手席の乗客側のバックミラー領域には水平直線偏光子を貼り付け、さらに各自それぞれ垂直直線偏光子フィルターあるいは水平直線偏光子フィルターを通してそれぞれのバックミラー領域を見ることができる機能を持つことを特徴とする構造。
  5. (イ)後方確認サイドミラーについては運転者用の領域と、助手席の乗客用の領域が2つのホルダーに納められていても、1つのホルダーに収められていても良い。前者の場合は運転者と助手席の乗客がそれぞれ独立に、ミラー角度を設定できる構造とする。後者の1つのサイドミラーホルダーの場合は、運転者がホルダー全体を最適位置に調節できるものとするが、その上で助手席の乗客用のミラー領域は助手席の乗客が適切な角度に調節できるものとする。
    (ロ)バックミラーの2つの領域は互いに接続された2つのホルダーに納められていても、1つのホルダーに収められていても良い。前者の場合は運転者と助手席の乗客がそれぞれ独立に、ミラー角度を設定できる構造とする。後者の場合には、運転者がホルダー全体を最適位置に調節できるものとするが、その上で助手席の乗客用のバックミラー領域は助手席の乗客が適切な角度に調節できるものとする。
  6. 助手席の乗客が必要ないと判断するとき、あるいは助手席に乗客が居ない場合は、助手席の乗客用のミラーは機械的にふたを閉じることができる構造。
  7. 助手席の乗客用のミラーは運転者用のミラーより曲率半径を小さくし、より広い視野を確保する事を特徴とする後方確認用のルームミラー(バックミラー)と後方確認用のサイドミラー。
  8. これら助手席の乗客用のミラーの設定・調節を手動、または手動遠隔電気駆動、あるいは運転者と助手席の乗客用のミラーの双方を音声認識による遠隔電気駆動ができる構造。
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