JP3140314U - 拡径部を有するプレストレストコンクリート杭 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】拡径部4を有するプレストレストコンクリート杭1の接続側に形成した前記拡径部において、杭体部に配設したPC鋼棒5の外周側に異形鉄筋8を複数本前記PC鋼棒と平行に配設し、該異形鉄筋の基端部を前記拡径部の端面に設置した端板7に溶着してなる構成とした。
【選択図】図1
Description
続側に形成した前記拡径部に補強を施した拡径部を有するプレストレストコンクリート杭
に関する。
位置する部分に最も大きな水平加重がかかることは知られている。そこで、大きな耐曲げ
モーメントや剪断耐力が要求されるところに位置する部分には、図2に示すように、杭径
の大きな上杭10を用い、その下方部に建て込む下杭として前記上杭10の杭径より小径
のもの、すなわち大径の上杭10より価格的に廉価な小径の下杭11(図面に示す実施の
形態では拡径部を有するプレストレストコンクリート節杭)を使用し、該下杭11の上に
上杭10を連結することで基礎杭を構築している。
の方法として、図2及び図3に示すように、下杭11の接続側となる上端部にこれと接続
する上杭10と同一大きさの外径を備えた拡径部12を形成し、該拡径部12の端面に設
置した端板13と上杭10の下端面に設置した端板10Aとを突き合わせ、上下両端板1
3,10Aの接合部分を溶接することで、上下両杭10,11を一体に連結するような基
礎杭の構築方法を採用している。
杭10の杭径より小さな杭径で構成されており、該下杭11の杭体部に緊張状態で配設し
たPC鋼材14は、小径部15に適合した配筋構造とする関係から、拡径部12にあって
は杭中空部の周辺部分、すなわち拡径部12の外周から比較的離れた部分に位置し、その
先端部は拡径部内をそのまま杭軸方向に真っ直ぐ突き進んだ位置で前記拡径部12の端板
13に定着される構成となる。
の杭体部に配設したPC鋼材14の先端が、上杭10との接続部となる拡径部12の端面
に設置した端板13に、外周から離れた位置で定着することになる(図3参照)。しかる
に、PC鋼材14の定着位置が端板13の外周から離れることで、該端板13の耐引っ張
り応力が小さくなり、端板13に発生する許容応力を越える場合がある。その結果、地震
発生時において、拡径杭11の継手部が損傷或いは破壊に至るといった問題点がある。本
考案は、上記のような従来の拡径杭が有する継手部における問題点を解決したプレストレ
ストコンクリート杭を提供することを目的としたものである。
ストコンクリート杭の接続側に形成した前記拡径部において、杭体部に配設したPC鋼棒
の外周側に異形鉄筋を複数本前記PC鋼棒と平行に配設し、該異形鉄筋の基端部を前記拡
径部の端面に設置した端板に溶着してなる構成としたことを特徴とする。
ストレストコンクリート杭の接続側に形成した前記拡径部において、杭体部に配設したP
C鋼棒の外周側に異形鉄筋を複数本前記PC鋼棒と平行に配設するとゝもに、該異形鉄筋
と前記拡径部に設置した補強バンドとの間にPCアンカーを複数本前記異形鉄筋と平行に
配設し、前記PC鋼棒およびPCアンカーの基端部をそれぞれ前記拡径部の端面に設置し
た端板に溶着してなる構成としたことを特徴とする。
C構造としたことを特徴とするものである。
端板に溶着により固定した複数本の異形鉄筋により拡径部が補強されるため、該拡径部側
の前記端板の耐曲げ引っ張り許容応力が向上する。また、本考案を請求項2に記載した構
成とすることで、基端部を前記拡径部の端面に設置した端板にそれぞれ溶着により固定し
た異形鉄筋およびPCアンカーとにより拡径部が補強されるため、該拡径部側の前記端板
の耐曲げ引っ張り許容応力が更に向上するといった諸効果を奏する。
において、1は軟弱地盤に打設する下杭として使用して最適な節杭で、その胴部2(小径
部)には長手方向に沿って複数の突出した節部3,3が所定の間隔をおいて形成されてお
り、上端部には前記節部3の径Dと同一大きさの径からなる後述する拡径部4を備えてい
る。
径Dで形成されているが、更には使用状態を示す図2に示すように、この節杭1の上に接
続する上杭10の外径とも同一の大きさの径Dに形成されたものであり、前記拡径部4は
上杭10との接続側に設けられている。ここで、下杭の実施形態として、前記図1及び図
2に示すような、小径部2に節部3が所定の間隔をおいて形成した節杭1について説明し
たが、小径部2に節部3がないストレート杭であっても良い。
まで全長にわたって設置されており、杭の先端部1Aに設置した端板6に一端を定着した
前記PC鋼棒5の他端は杭軸と平行に前記拡径部4の部分を真っ直ぐに伸び、前記拡径部
4の端面に設置した端板7に定着されている。
した異形鉄筋で、複数本前記PC鋼棒5と平行に配設されており、該異形鉄筋8の基端部
は前記拡径部4の端面に設置した端板7に溶着された構成としている。
ては、杭体部に配設した前記PC鋼棒5の外周側に前記拡径部4の部分で異形鉄筋8が複
数本平行に配設されており、その基端部は前記拡径部4の端板7に溶接により固定された
構成であるから、拡径部4における端板7の耐引っ張り応力度が大きくなり、節杭1の上
杭10との継手部16における損傷や破壊を減少させることができる。
場合には、前記異形鉄筋8と前記拡径部4に設置した補強バンド7Aとの間にPCアンカ
ー9を複数本前記異形鉄筋8と平行に配設し、その基端部を前記拡径部4の端面に設置し
た端板7に溶着によって固定された構成としている。このような構成とすることで、例え
ば節杭1にあって、その接続側の拡径部4に設置した端板7の耐引っ張り許容応力度が一
層大きなものとなり、節杭1の上杭10との継手部16における損傷や破壊を減少させる
ことができる。
1A 先端部
2 胴部(小径部)
3 節部
4 拡径部
5 PC鋼棒
6 先端部の端板
7 拡径部の端板
7A 補強バンド
8 異形鉄筋
9 PCアンカー
10 上杭
Claims (3)
- 拡径部を有するプレストレストコンクリート杭の接続側に形成した前記拡径部において、杭体部に配設したPC鋼棒の外周側に異形鉄筋を複数本前記PC鋼棒と平行に配設し、該異形鉄筋の基端部を前記拡径部の端面に設置した端板に溶着してなる構成としたことを特徴とする拡径部を有するプレストレストコンクリート杭。
- 拡径部を有するプレストレストコンクリート杭の接続側に形成した前記拡径部において、杭体部に配設したPC鋼棒の外周側に異形鉄筋を複数本前記PC鋼棒と平行に配設するとゝもに、該異形鉄筋と前記拡径部に設置した補強バンドとの間にPCアンカーを複数本前記異形鉄筋と平行に配設し、前記PC鋼棒およびPCアンカーの基端部をそれぞれ前記拡径部の端面に設置した端板に溶着してなる構成としたことを特徴とする拡径部を有するプレストレストコンクリート杭。
- 請求項1又は請求項2の拡径部をPRC構造としたことを特徴とする拡径部を有するプレストレストコンクリート杭。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008000036U JP3140314U (ja) | 2008-01-08 | 2008-01-08 | 拡径部を有するプレストレストコンクリート杭 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008000036U JP3140314U (ja) | 2008-01-08 | 2008-01-08 | 拡径部を有するプレストレストコンクリート杭 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3140314U true JP3140314U (ja) | 2008-03-21 |
Family
ID=43290443
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008000036U Expired - Lifetime JP3140314U (ja) | 2008-01-08 | 2008-01-08 | 拡径部を有するプレストレストコンクリート杭 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3140314U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013023972A (ja) * | 2011-07-25 | 2013-02-04 | Maeta Seihin Hanbai Ltd | 節付きプレストレスト鉄筋コンクリート杭 |
KR101347872B1 (ko) * | 2012-01-30 | 2014-01-09 | 백규호 | 주면마찰력이 향상되는 콘크리트말뚝 및 이의 제조방법 |
-
2008
- 2008-01-08 JP JP2008000036U patent/JP3140314U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013023972A (ja) * | 2011-07-25 | 2013-02-04 | Maeta Seihin Hanbai Ltd | 節付きプレストレスト鉄筋コンクリート杭 |
KR101347872B1 (ko) * | 2012-01-30 | 2014-01-09 | 백규호 | 주면마찰력이 향상되는 콘크리트말뚝 및 이의 제조방법 |
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