JP3140008U - チェンソープロテクター - Google Patents

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株式会社光和
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Abstract

【課題】防護効果が高く、軽量で経済的で、しかも作業しやすいチェンソープトテクターを提供する。
【解決手段】人体の腰部に取り付けられ、布地からなる保持体2と、保持体2の下端部と連結部材5によって着脱可能に連結された防護体3からなり、防護体3は表地層3a,アラミド繊維からなる縦糸層、アラミド繊維からなる横糸層、アラミド繊維からなる平織層、緩衝材層,裏地層の組み合わせ構造であり、防護体3を下半身に装着させて、チェンソーから下半身を防護するチェンソープロテクター1。
【選択図】図1

Description

本考案は、チェンソーを用いて山地での木材伐採等に従事する作業員が、チェーソーを誤って下半身に当ててしまった場合でも、身体を傷つけることの無いチェンソープロテクターに関する。
従来、チェーソーの防護具としては、金属板でプロテクトされた防護体が用いられてきた。しかし、このタイプの防護体は、防護力はあるものの、重量がかさむため、ただでさえ急斜面の山地で行う重労働に更に負荷を与えるため、軽量で作業しやすい防護具の提供が求められてきた。
こうした、声を反映して例えば特開2004−244741(特許文献1)が開示されている。
しかし、特許文献1では次のような不具合があった。
(1)防護具の構成が、重量がかさむ複数層の積層体で着脱不能の上下一体に製作されているため軽量化に限度があった。
(2)破損する部分は下部に限られているが、下部のどこかが破損した場合でも防護体すべてを処分しなければならず経済的でない。
(3)身長の差による調整がむずかしいため、数種類サイズのものを用意しなければならず経済的でない。
(4)チェンソー作業は膝を曲げたり、伸ばしたりすることが多いが膝部に伸縮性が無いため膝が曲げにくく作業性が悪かった。
特開2004−244741号公報
この考案が解決しようとする課題は、防護効果が高く、軽量で経済的、しかも作業がしやすいチェンソープロテクターを提供することにある。
本考案は、上記課題を解決するため、
請求項1の考案では、
人体の腰部に取り付けられ、布地(2a)(2b)からなる保持体(2)と、該保持体(2)に連結部材4によって着脱可能に連結された防護体(3)からなり、前記防護体(3)は、表地層(3a)、アラミド繊維からなる縦糸層(3c)、アラミド繊維からなる横糸層(3d)、アラミド繊維からなる平織層(3e)、緩衝材層(3f)、裏地層(3b)の組み合わせ構造であり、該防護体(3)を下半身に装着させることにより、チェンソーから下半身を防護する、チェンソープロテクターであることを特徴とする。
請求項2の考案では
前記保持体(2)の連結部材(4)は、上下方向に間隔をおいて2箇所設けられていることを特徴とする。
請求項3の考案では
前記保持体(2)は、エプロン状、半ズボン状、長ズボンのいずれかであることを特徴とする。
請求項4の考案では
前記防護部(3)の膝部が当たる部分の表地層(3a)は、縦方向にストレッチ部が形成されていることを特徴とする。
本考案のチェンソープロテクターは、軽量な保持体と比較的重い防護体を連結部材によって着脱可能に連結したので、チェンソー全体の重量を軽量化できる。又、チェンソーを使用しない作業の場合は簡単に外して快適に作業をすることができる。
又、防護体が損傷した場合でも防護体のみを処分して、保持体は引き続き使用することが可能なため、経済的である。
防護体は表地層、アラミド繊維からなる縦糸層、アラミド繊維からなる横糸層、アラミド繊維からなる平織層、クッション材層、裏地層の組み合わせ構造であるため、下半身の太もも部から脛部までを完璧に防護することができる。
更に、膝部を保護する部分はストレッチ部が形成されているため、耐久性が向上するとともに、膝部が伸縮しやすく作業性がよい。
又保持体の連結部材は間隔をおいて縦方向に2箇所形成されているので身長差によって調整可能で、複数サイズのプロテクターをつくる必要がないため経済的である。
又、保持体は既存の半ズボン、長ズボンに連結部材を取り付けることにより装着可能なため、汎用性がある。
以下にこの考案チェンソープロテクターの好適実施例について、図1乃至図6を参照しながら説明する。
図1は実施例1のチェンソープロテクターの全体正面図である。
図1において1は本考案によるチェンソープロテクターであり、2はチェンソープロテクター1を腰部に保持するための保持体、3は太もも部から脛部までをチェンソーから防護するための防護体である。
保持体2は表地層と裏地層とからなり、布地はいずれも軽量系の布地であるナイロン系の布地が望ましい。
保持体2の上端部には腰部に保持体2を装着するための装着帯2b(紐や帯、ベルト等)が設けられている。
保持体2の下端部には、保持体2と防護体3とを着脱自在に連結させるための連結部材5が取り付けられている。
保持体2の構成は図2の(a)に示すようないわゆるエプロンタイプ、(b)のようないわゆる半ズボンタイプのいずれでもよい。
連結部材2は、チェンソープロテクターを使用する人の、体格、身長差に対応できるため、縦方向に一定の間隔Wを離間させて2箇所に取り付けられていることが望ましい。離間寸法Wは10cm程度にすることが望ましくこれにより、殆どの成人の身長差に対応できる。
連結部材は、ジッパーファスナー(チャックファスナー)、面ファスナー、ボタン結合いずれを用いてもよいが、ジッパーファスナー(チャックファスナー)が好適である。
次に防護体3を説明する。防護体3の人体の膝部分に該当する部分の表地には縦方向にストレッチ部3aが形成されている。
ストレッチ部は、まず、図3(a)に示すように布地をたくし上げ、根元を縫い合わせた形状を複数個(10箇所前後)作成し、その後に(b)に示すように倒し込むことにより表地3枚が重ねられたストレッチ部を形成することができる。
このストレッチ部が形成されると、表地の耐久性を高め、伸縮性が増すので作業性がよい。
しかし、このストレッチ部3aは状況によっては必ずしも必要ではない。
次に防護体3の構成を図4にもとづいて説明する。図4は防護体3の構成を示す部分断面図である。防護体3は、表地層3a、アラミド繊維からなる縦糸層3c、アラミド繊維からなる横糸層3d、アラミド繊維からなる平織層3e、緩衝材層4f、裏地層4bの組み合わせ構造となっている。
表地層3aは軽量で耐久性のあるナイロン系の布地が望ましい。アラミド繊維からなる縦糸層3cは細いアラミド繊維束を図6に示すように、綿やポリエステル、ナイロン等の不織布の保持材で包み、図5(a)に示すように縦方向に配列させた層である
アラミド繊維からなる横糸層3dは同じように図5(b)のように横方向に配列した層である。
アラミド繊維からなる平織層3eは同じく平織りしたアラミド繊維を配列した層である。
このアラミド繊維層の配列順序は前記順序が望ましいが縦糸層と横糸層を逆に配列させてもよい。
これらのアラミド繊維からなる3層の組み合わせ構造により、作業者が誤ってチェンソーを、下半身に接触させても、アラミド繊維が軽量、高強度、摩擦係数が低いという特性を有している繊維で、しかも三層に形成されているため、例え、チェンソーの刃が表地層を破損させたとしてもポリアミド繊維がチェンソーの刃に絡みつき刃を滑らせ、回転を中止させるので、次の緩衝層3aを損傷させることはない。
緩衝材層3aでさらにチェンソーの衝撃も吸収し、下半身にダメージを与えない。
防護体3の上端部には、保持体2と着脱可能に連結するための連結部材5が取り付けられている。連結部材5は、ジッパーファスナー(チャックファスナー)、面ファスナー、ボタン結合いずれを用いてもよいが、ジッパーファスナー(チャックファスナー)が好適である。
防護体3の膝上部、膝下部、下端部にはそれぞれ太もも部、膝部、脛部に防護体3を巻きつけるための締結バンド3b,3c,3d設けられている。
又、本考案のチェンソープロテクター1は、軽量の保持体2と重量がかさむ防護体3が着脱可能にした構成のため、全体の重量を軽量化できる。
又、チェンソーを使用しない作業の場合は簡単に外して快適に作業をすることができる。
又、防護体が損傷した場合でも防護体のみを処分して、保持体は引き続き使用することが可能なため、経済的である。
次に、本チェンソープロテクターの使用方法を説明する。
まず、保持体2の装着帯2bを用いて保持体2を腰部に取り付ける。次に、身長を考慮しストレッチ部3aが膝部分に対応するように連結部材の位置を考慮し、保持体2に防護体3を取り付ける。次に、締結バンド3b,3c,3dによって防護体3を足部に取り付け作業準備が完了する。
次に実施例2を、図7を参照にして説明する。
図7(a)は実施例2の正面図であり、長ズボンを保持体2して用い、下半身の中でもっともチェンソーで怪我しやすい膝部を限定して防護しようとするものである。
防護体3の上部端、下端部には連結部材5が取り付けられている。前記ズボンの膝部分に該当する箇所の上方には、前記防護体3の連結部材と連結するための連結部材5が一定距離をおいて2箇所設けられていることが望ましいが一箇所でもよい。又、前記ズボンの膝部分の下方には同じく、連結部材5が一定の距離をおいて2箇所設けられていることが望ましいが一箇所でもよい。2箇所づつ設けることにより、身長差があっても同じ寸法のズボンを揃えておけばいいので経済的である。
防護体3は、ほぼ四角の座布団形状をしており、前期連結部材5とともに、膝部に防護体3を装着するための締結バンド3aが設けられている。装着バンドが設けられている位置は中央部が望ましい。
このように、実施例には、通常作業からチェンソー作業に変わる場合、長ズボンに連結部材5をあらかじめ設けておれば、長ズボンを別の保持体に変えて使用することなく、そのままの長ズボンの状態で防護体3を膝部に装着するだけなので、装着作業が簡便であるとともに、防護体3が膝部分のみのため軽量であり、その結果、身軽にチェンソー作業が行うことができる。
防護体3の内部構造は実施例1と同一である。
なお、この考案は、上記実施例に限定されるものではなく、要旨を変更しない範囲で種々設計しうること勿論である。
実施例1の正面図である。 (a)、(b)は実施例1のチェンソープロテクターの側面図である。 (a)、(b)ストレッチ部の詳細を示す部分断面図である。 防護体の構成を示す部分断面図である。 (a)、(b)、(c)はアラミド繊維の配列構成を示す説明図である。 アラミド繊維の束を保持する包装体の断面図である。 (a)は実施例2の正面図、(b)は側面図である
符号の説明
1 チェンソープロテクター
2 保持体
2a ストレッチ部
3 防護体
3a 表地層
3b 裏地層
3c アラミド繊維縦糸層
3d アラミド繊維横糸層
3e アラミド繊維平織層
3f 緩衝材層
5 連結部材

Claims (4)

  1. 人体の腰部に取り付けられ、布地からなる保持体と、該保持体に連結部材によって着脱可能に連結された防護体からなり、前記防護体は、表地層、アラミド繊維からなる縦糸層、アラミド繊維からなる横糸層、アラミド繊維からなる平織層、クッション材層、裏地層の組み合わせ構造であり、前記防護体を下半身に装着させることにより、チェンソーから下半身を防護する、チェンソープロテクター。
  2. 前記、保持体の連結部材は、上下方向に一定の間隔をおいて2箇所設けられている請求項1記載のチェンソープロテクター。
  3. 前記、保持体は、エプロン状、半ズボン状、長ズボンのいずれかである請求項1記載又は請求項2記載のチェンソープロテクター。
  4. 前記防護体の膝部が当たる部分の表地は、縦方向にストレッチ部が形成されている請求項1記載又は請求項2、あるいは請求項3記載のチェンソープロテクター。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5700314B1 (ja) * 2014-02-17 2015-04-15 株式会社光和 切創防護服用布帛

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