JP3139826B2 - 磁性材樹脂複合材料 - Google Patents
磁性材樹脂複合材料Info
- Publication number
- JP3139826B2 JP3139826B2 JP04112706A JP11270692A JP3139826B2 JP 3139826 B2 JP3139826 B2 JP 3139826B2 JP 04112706 A JP04112706 A JP 04112706A JP 11270692 A JP11270692 A JP 11270692A JP 3139826 B2 JP3139826 B2 JP 3139826B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- magnetic
- resin
- butyl
- composite material
- iron
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01F—MAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
- H01F1/00—Magnets or magnetic bodies characterised by the magnetic materials therefor; Selection of materials for their magnetic properties
- H01F1/01—Magnets or magnetic bodies characterised by the magnetic materials therefor; Selection of materials for their magnetic properties of inorganic materials
- H01F1/03—Magnets or magnetic bodies characterised by the magnetic materials therefor; Selection of materials for their magnetic properties of inorganic materials characterised by their coercivity
- H01F1/032—Magnets or magnetic bodies characterised by the magnetic materials therefor; Selection of materials for their magnetic properties of inorganic materials characterised by their coercivity of hard-magnetic materials
- H01F1/04—Magnets or magnetic bodies characterised by the magnetic materials therefor; Selection of materials for their magnetic properties of inorganic materials characterised by their coercivity of hard-magnetic materials metals or alloys
- H01F1/047—Alloys characterised by their composition
- H01F1/053—Alloys characterised by their composition containing rare earth metals
- H01F1/055—Alloys characterised by their composition containing rare earth metals and magnetic transition metals, e.g. SmCo5
- H01F1/059—Alloys characterised by their composition containing rare earth metals and magnetic transition metals, e.g. SmCo5 and Va elements, e.g. Sm2Fe17N2
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Crystallography & Structural Chemistry (AREA)
- Inorganic Chemistry (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Power Engineering (AREA)
- Hard Magnetic Materials (AREA)
Description
を用いた、磁気特性及び耐酸化性に優れた樹脂複合材料
に関する。
に優れており、複雑形状や一体成形が可能で、割れ欠け
に強く、寸法精度が良好なことから、近年特に注目さ
れ、工業的な利用範囲が広がっている。
の希土類系磁性材料を用いた高磁気特性ボンド磁石の市
場が急成長している。
外に希土類−鉄−窒素系磁性材料が発明されている(例
えば特開平2−57663)。この材料はSm−Co系
やNd−Fe−B系材料と違って、特に10μm以下の
微粉でも、高い磁気特性を有している。粒子の小さいこ
の材料を用いれば、表面平滑性や機械的強度に優れた、
高い磁気特性の磁性材樹脂複合材料やその磁石が期待で
きる。
程処理中に酸化され易く、磁気特性の劣化が大きい。ま
た、一般にボンド磁石に含まれる樹脂は主として、空気
中の酸素や熱等により酸化劣化を受け、これに伴い磁性
体の酸化劣化が起こる。したがって、高い磁気特性と耐
酸化性を併せ持ち、機械的強度に優れたボンド磁石を得
るために、希土類−鉄−窒素系を含有した磁性材樹脂複
合材料の出現が強く望まれている。
磁気特性を有する希土類−鉄−窒素系磁性材料を用い
て、高い磁気特性と耐酸化性を併せ持ち、機械的強度に
優れた磁性材樹脂複合材料を提供するものである。
り、かつ高い磁気特性を有する希土類−鉄−窒素系磁性
材料を用いて、耐酸化性に優れた磁性材樹脂複合材料を
得るために、磁性粉体と酸化防止剤及び/または熱安定
剤と樹脂の処理方法、酸化防止剤及び/または熱安定剤
と樹脂との相溶性、混練方法、成形方法及びそれらの組
み合わせについて鋭意検討を行った結果、耐酸化性に優
れた組成物を得ることができ、本発明に至った。
土類−鉄−窒素系磁性粉体84〜99.5重量%と、酸
化防止剤及び/または熱安定剤0.01〜5重量%と、
熱硬化性樹脂0.2〜15重量%からなり、上記酸化防
止剤及び/または熱安定剤が、フェノール系化合物、ア
ミン系化合物、芳香族第二アミン系化合物、有機硫黄系
化合物、ヒドラジン系化合物、有機燐系化合物、ベンゾ
トリアゾール系化合物のうち一種以上を含む磁性材樹脂
複合材料である。
エポキシ変性フェノール樹脂、フェノール樹脂、不飽和
ポリエステル樹脂のうちから一種または二種以上を含む
樹脂である磁性材樹脂複合材料である。
形、押し出し成形または射出成形法等で、ボンド磁石を
作製する事が可能である。
e−N)系磁性材料について説明する。
Pr,Nd,Pm,Sm,Eu,Gd,Tb,Dy,H
o,Er,Tm,YbおよびLuのうち少なくとも一種
を含めば良く、従ってミッシュメタルやジジム等の二種
以上の希土類元素の混合物を用いても良いが、好ましい
希土類としては、Y,Nd,Ce,Pr,Sm,Gd,
Dy,Erである。さらに好ましくはY,Nd,Ce,
Pr,Smである。
組成であるが、Feの0.01〜49原子%をCo,N
i,Ti,Zr,Hf,V,Nb,Ta,Cr,Mo,
W,Mn,Pd,Zn,B,Al,Ga,C,Si,G
e,Snの元素(M)の一種または二種以上に置き換え
ることができる。このうち、Ti,Zr,Hf,V,M
o,Mn,B,Al,C,Si,Geのうち一種あるい
は二種以上が好ましい。更に好ましくは、Zr,V,C
r,Mo,B,Cのうち一種または二種以上である。以
降、鉄もしくは鉄成分と記述した場合、Feの一部をM
により置換した場合も含むこととする。
る鉄の置換量については、好ましくは0.01〜34原
子%、さらに好ましくは0.01〜20%原子である。
なくとも希土類、鉄、窒素を含みかつ強磁性を示す組成
範囲にあることが重要である。本発明の中でも、高い磁
気特性を得るためには、Rが5〜20原子%、鉄成分が
40〜90原子%、窒素(N)が1〜25原子%の組成
範囲にあることが好ましく、窒素の組成範囲に関して、
さらに好ましくは2〜25原子%、最も好ましくは3〜
20原子%である。
−窒素系磁性材料には、水素(H)が0.01〜5原子
%、さらに酸素(O)が0.01〜10原子%含まれる
場合もある。
ては、R2Fe17NX型やR2Fe17CYNX型などの六方
晶系並びに菱面体晶系、R2Fe14BNX型、R2Fe14
CNX型やR(Fe1-ZMZ)12 N X 型などの正方晶系のう
ち一種もしくは二種以上をとる。なお好ましいYの値と
しては、0.00022〜3、この時の鉄に対するMの
原子比は0.001原子%〜13.6原子%、好ましい
Zの値としては0.000012〜0.33、この時の
鉄に対するMの原子比は、0.001原子%〜33.3
原子%である。
K,Mg,Ca,Sr,Ba,Ti,Zr,Hf,V,
Nb,Ta,Cr,Mo,W,Mn,Pd,Cu,A
g,Zn,B,Al,Ga,In,C,Si,Ge,S
n,Pb,Biの元素、及びこれらの元素やRの酸化
物、フッ化物、炭化物、窒化物、水素化物、炭酸塩、硫
酸塩、ケイ酸塩、塩化物、硝酸塩のうち少なくとも一種
を希土類−鉄−窒素系磁性材料に対して0.001〜4
9重量%含む事も可能である。
類−鉄−窒素系磁性材料の含有量については、84〜9
9.5重量%である事が必要である。84重量%より含
有量が少ない場合は残留磁束密度が低く、永久磁石用途
としての実用性は小さいうえに本発明における樹脂の磁
場配向性に対する効果が小さくなる。また99.5重量
%を越えると、単位体積あたりの磁性粉量が多くなる反
面、磁場配向性に劣り、樹脂成分の減少に伴う残留磁束
密度の向上が見られない上に、樹脂量が少なく磁性粉の
表面を被覆できないので、耐酸化性に劣る。希土類−鉄
−窒素系磁性粉体の平均粒径は0.1〜80μmの範囲
にあることが望ましい。
性に加えて、寸法安定性、表面平滑性にも特に優れた材
料を作製する場合、平均粒径が1〜10μmであること
が好ましい。さらに密度向上のため、粒度に適当な分布
を持たせる事は有効である。本発明における酸化防止剤
及び/または熱安定剤としては、トリエチレングリコー
ル−ビス−[3−(3−t−ブチル−5−メチル−4−
ヒドロキシフェニル)プロピオネート]、1,6−ヘキ
サンジオール−ビス[3−(3,5−ジ−t−ブチル−
4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート]、2,4−
ビス−(n−オクチルチオ)−6−(4−ヒドロキシ−
3,5−ジ−t−ブチルアニリノ)−1,3,5−トリ
アジン、ペンタエリスリチル−テトラキス[3−(3,
5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピ
オネート]、2,2−チオ−ジエチレンビス[3−
(3,5−ジ−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロ
ピオネート]、オクタデシル−3−(3,5−ジ−t−
ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート、
2,2−チオビス(4−メチル−6−t−ブチルフェノ
ール)、N,N’−ヘキサメチレンビス(3,5−ジ−
t−ブチル−4−ヒドロキシ−ヒドロキシンナマミ
ド)、3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシ−ベン
ジルフォスフォネート−ジエチルエステル、1,3,5
−トリメチル−2,4,6−トリス(3,5−ジ−t−
ブチル−4−ヒドロキシベンジル)ベンゼン、トリス−
(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)
−イソシアヌレート、N,N’−ビス[3−(3,5−
ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオニ
ル]ヒドラジン、トリス(2,4−ジ−t−ブチルフェ
ニル)フォスファイト、2,6−ジ−t−ブチル−4−
メチルフェノール、n−オクタデシル−3−(3,5−
ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネ
ート、2,2’−メチレン−ビス−(4−メチル−6−
t−ブチルフェノール)、2−t−ブチル−6−(3’
−t−ブチル−5’−メチル−2’−ヒドロキシベンジ
ル)−4−メチルフェニルアクリレート、4,4’−ブ
チリデン−ビス(3−メチル−6−t−ブチルフェノー
ル)、4,4’−チオビス(3−メチル−6−t−ブチ
ルフェノール)、1,3,5−トリス(4−t−ブチル
−3−ヒドロキシ−2,6−ジメチルベンジル)イソシ
アヌレート、テトラキス[メチレン−3−(3,5’−
ジ−t−ブチル−4’−ヒドロキシフェニル)プロピオ
ネート]メタン、3,9−ビス{2−[3−(3−t−
ブチル−4−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)プロピ
オニロキシ]−1,1−ジメチルエチル}−2,4,
8,10−テトラオキサスピロ[5,5]ウンデカン、
N,N’−ジアリル−p−フェニレンジアミン、ジアウ
リル−3,3’−チオジプロピオネート、ジミリスチル
−3,3’−チオジプロピオネート、ジステアリル−
3,3’−チオジプロピオネート、ペンタエリスリトー
ル−テトラキス(β−ラウリルチオプロピオネート)、
ジトリデシル−3,3’−チオジプロピオネート、2−
メルカプトベンジイミダゾール、チオフェニルフォスフ
ァイト、トリス(2,4−ジ−t−ブチルフェニル)フ
ォスファイト等が挙げられる。特に、本発明の磁性材樹
脂複合材料には2,6−ジ−t−ブチル−4−メチルフ
ェノール、ペンタエリスリチル−テトラキス[3−3,
5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピ
オネート]、3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシ
−ベンジルフォスフォネート−ジエチルエステル、オク
タデシル−3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロ
キシフェニル)プロピオネートが良い効果を示す。
に応じて一種もしくは二種以上で用いられるが、一般に
一次酸化防止剤と二次酸化防止剤の併用によって、高い
相乗効果が得られる。この際、蒸散速度の異なる酸化防
止剤及び/または熱安定剤を少なくとも一種以上組み合
わせることによって、工程中の耐酸化性と製品後の耐酸
化性に効果が得られる。
は磁性粉の粒度、比表面積により決定されるが、希土類
−鉄−窒素系材料は数μm程度の粉体を主に含有するた
め、5重量%を越えると、含有量の増加にともない磁性
粉の分散性が向上しなくなるうえに、滑り性、磁気特
性、機械的強度が低下するので望ましくない。また含有
量が0.01重量%より少ない場合は、耐酸化性にほと
んど効果が見られない。本発明の効果は、酸化され易い
希土類−鉄−窒素系粉体の表面を酸化防止剤及び/また
は熱安定剤で処理することによって、工程中の酸化劣化
を低減せしめ、さらに複合材料中の樹脂及び磁性体の経
時的な耐酸化性に大きく寄与することである。これによ
り固有保磁力、角形比、残留磁束密度、最大エネルギー
積等の磁気特性の低下を低減することが可能である。
ポキシ樹脂、フェノール樹脂、エポキシ変性フェノール
樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、キシレン樹脂、ユリア
樹脂、メラミン樹脂、シリコーン樹脂、アルキド樹脂、
フラン樹脂、熱硬化性アクリル樹脂、熱硬化フッ素樹脂
等が挙げられる。特に機械的強度、耐薬品性、弾性等の
物性のバランスの良いエポキシ樹脂及び不飽和ポリエス
テル樹脂は好適な成分である。これら樹脂の種類は機械
的強度、弾性、寸法安定性、耐油性、耐水性、耐薬品
性、耐候性等の製品の要求性能によって適宜選択でき
る。
上させるために、本発明の磁性材樹脂複合材料にカップ
リング剤、滑剤等の表面処理剤を混練の段階あるいは熱
硬化性樹脂成分にあらかじめ添加することができる。
として、例えばγ−アミノプロピルトリエトキシシラ
ン、N−β−(アミノエチル)−γ−アミノプロピルト
リエトキシシラン、β−(3,4−エポキシ−シクロヘ
キシル)エチルトリメトキシシラン等のシリコン系化合
物が挙げられる。滑剤としては、例えばステアリン酸、
オレイン酸、パルチミン酸、リノール酸等の脂肪酸類、
オレイルアミン、ステアリルアミン等のアミン類、脂肪
酸塩類、ワックス類、アミノ酸類が挙げられる。本発明
における磁性材樹脂複合材料は、例えば以下のような方
法により製造されるが、これらの方法に限定されるもの
ではない。
熱安定剤、熱硬化性樹脂及びその他の添加剤をインテグ
ラル配合し、その混合物をバッチ式ニーダー、バンバリ
ーミキサー、ヘンシェルミキサー、ヘリカルロータ、ロ
ール、一軸押し出し機、二軸押し出し機、自動乳鉢等を
用いて−50〜300℃の温度領域で混練する工程であ
る。
領域で選択する。混合物に溶剤を添加している場合は、
混練と同時に溶剤回収を行う方法が有効である。
する場合には、さらに成形処理を施す。磁気特性の高い
ボンド磁石を製造する方法としては、磁場をかけながら
圧縮成形、押し出し成形、射出成形のいずれかを行う方
法が挙げられる。特に圧縮成形法では、表面平滑性及び
磁気特性に優れたボンド磁石が得られる。磁場を印加せ
ずに成形する場合、等方性のボンド磁石が得られる。
又、この成形工程で、金型に磁性材樹脂複合材料を仕込
んでから、酸化防止剤及び/または熱安定剤を添加する
こともできる。
磁石としての性能を高める。着磁は通常用いられる方
法、例えば静磁場を発生する電磁石、パルス磁場を発生
するコンデンサー着磁機等によって行われる。このとき
の磁場強度は、好ましくは15kOe以上、さらに好ま
しくは30kOe以上である。
料の評価方法について説明する。 (1)磁気特性 磁性材樹脂複合材料を磁場中で約5×10×2mmの板
状に成形し、これを室温中60kOeでパルス着磁した
のち、振動試料型磁力計(VSM)を用いて測定した。
測定した磁気特性は、外部磁場を15kOe印加した時
の飽和磁化4πIs(kG)、残留磁束密度Br(k
G)、角形比Br/4πIs(%)、保磁力(固有保磁
力)iHc(kOe)、最大エネルギー積(BH)max
(MGOe)である。
験片の寸法以外は、JIS K 7203に準じて測定
した。
90%の恒温恒湿槽内に96時間放置した後、外観を以
下の基準にて評価した。
あり、 ×;錆の発生あり (4)耐酸化性試験 150℃のオーブン内に(1)で用いた板状のボンド磁
石を入れ、20時間後の磁気特性を(1)と同様にして
測定し、(1)の結果と比較した。
4.5磁性粉体5kgと、2,6−ジ−t−ブチル−4−
メチル−フェノール0.2gとペンタエリスリトール−
テトラキス−(β−ラウリルチオプロピオネート)0.
8gをシクロヘキサンに溶解した溶液と、固形エポキシ
樹脂150gを、混練機にて大気中室温で30分間混練
し、次いで3Torrの減圧下で30分間混練しながら
シクロヘキサンを回収した。
e、14ton/cm2の条件で圧縮成形し、さらに金
型から取り出した成形体を、減圧下、120℃にて1時
間加熱することにより、圧縮成形ボンド磁石を得た。
た後、磁気特性、曲げ破断強度試験及び耐食性試験の結
果を表1に、耐酸化性試験の結果を表2に示す。
磁性粉体1kgと、2,6−ジ−t−ブチル−4−メチ
ル−フェノール10gとペンタエリスリトール−テトラ
キス−(β−ラウリルチオプロピオネート)40gをシ
クロヘキサンに溶解した溶液と、固形エポキシ樹脂10
0gを、実施例1と同様にして圧縮成形ボンド磁石を作
製した。磁気特性、曲げ破断強度試験及び耐食性試験の
結果を表1に示した。
(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)
プロピオネート]2gと、2,6−ジ−t−ブチル−4
−メチル−フェノール2gと、ペンタエリスリトール−
テトラキス−(β−ラウリルチオプロピオネート)6g
に変更する以外は、実施例2と同様にして圧縮成形ボン
ド磁石を作製した。磁気特性、曲げ破断強度試験及び耐
食性試験の結果を表1に、耐酸化性試験の結果を表2に
示した。
磁性粉体1kgと、2,6−ジ−t−ブチル−4−メチ
ル−フェノール10gとペンタエリスリトール−テトラ
キス−(β−ラウリルチオプロピオネート)40gをシ
クロヘキサンに溶解した溶液と、固形エポキシ樹脂12
0gを、実施例1と同様にして圧縮成形ボンド磁石を作
製した。磁気特性、曲げ破断強度試験及び耐食性試験の
結果を表1に示した。
性粉体1kgと、2,6−ジ−t−ブチル−4−メチル
−フェノール10gとペンタエリスリトール−テトラキ
ス−(β−ラウリルチオプロピオネート)40gをシク
ロヘキサンに溶解した溶液と、固形エポキシ樹脂30g
を、実施例1と同様にして圧縮成形ボンド磁石を作製し
た。磁気特性、曲げ破断強度試験及び耐食性試験の結果
を表1に示した。
磁性粉体1kgと、2,6−ジ−t−ブチル−4−メチ
ル−フェノール0.002gとペンタエリスリトール−
テトラキス−(β−ラウリルチオプロピオネート)0.
008gをシクロヘキサンに溶解した溶液と、固形エポ
キシ樹脂30gを、実施例1と同様にして圧縮成形ボン
ド磁石を作製した。磁気特性、曲げ破断強度試験及び耐
食性試験の結果を表1に、耐酸化性試験の結果を表2に
示した。
gと、ペンタエリスリトール−テトラキス−(β−ラウ
リルチオプロピオネート)57gに変更する以外は、実
施例2と同様にして圧縮成形ボンド磁石を作製した。磁
気特性、曲げ破断強度試験及び耐食性試験の結果を表1
に示した。
gと、ペンタエリスリトール−テトラキス−(β−ラウ
リルチオプロピオネート)57gと固形エポキシ1.5
gに変更する以外は、実施例2と同様にして圧縮成形ボ
ンド磁石を作製した。磁気特性、曲げ破断強度試験及び
耐食性試験の結果を表1に示した。
gと、ペンタエリスリトール−テトラキス−(β−ラウ
リルチオプロピオネート)40gと、固形エポキシ20
0gに変更する以外は、実施例2と同様にして圧縮成形
ボンド磁石を作製した。磁気特性、曲げ破断強度試験及
び耐食性試験の結果を表1に示した。
性粉体1kgと、2,6−ジ−t−ブチル−4−メチル
−フェノール0.01gとペンタエリスリトール−テト
ラキス−(β−ラウリルチオプロピオネート)0.04
gをシクロヘキサンに溶解した溶液と、固形エポキシ樹
脂30gを、実施例1と同様にして圧縮成形ボンド磁石
を作製した。磁気特性、曲げ破断強度試験及び耐食性試
験の結果を表1に示した。
−窒素系磁性粉体84〜99.5重量%と、酸化防止剤
及び/または熱安定剤0.01〜5重量%と、熱硬化性
樹脂0.2〜15重量%からなることを特徴とする磁性
材樹脂複合材料は、高い磁気特性と耐酸化性を併せ持
ち、機械的強度に優れ、従来のボンド磁石の大きな欠点
を大幅に改良した斬新的なものである。
Claims (2)
- 【請求項1】 平均粒径が1〜10μmである希土類−
鉄−窒素系磁性粉体84〜99.5重量%と、酸化防止
剤及び/または熱安定剤0.01〜5重量%と、熱硬化
性樹脂0.2〜15重量%からなり、上記酸化防止剤及
び/または熱安定剤が、フェノール系化合物、アミン系
化合物、芳香族第二アミン系化合物、有機硫黄系化合
物、ヒドラジン系化合物、有機燐系化合物、ベンゾトリ
アゾール系化合物のうちの一種以上であることを特徴と
する磁性材樹脂複合材料。 - 【請求項2】 熱硬化性樹脂がエポキシ樹脂、エポキシ
変性フェノール樹脂、フェノール樹脂、不飽和ポリエス
テル樹脂のうち一種以上を含有することを特徴とする請
求項1記載の磁性材樹脂複合材料。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04112706A JP3139826B2 (ja) | 1992-05-01 | 1992-05-01 | 磁性材樹脂複合材料 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04112706A JP3139826B2 (ja) | 1992-05-01 | 1992-05-01 | 磁性材樹脂複合材料 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05308015A JPH05308015A (ja) | 1993-11-19 |
JP3139826B2 true JP3139826B2 (ja) | 2001-03-05 |
Family
ID=14593462
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP04112706A Expired - Lifetime JP3139826B2 (ja) | 1992-05-01 | 1992-05-01 | 磁性材樹脂複合材料 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3139826B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP2048674A1 (en) | 2007-10-12 | 2009-04-15 | Minebea Co., Ltd. | Rare earth bonded magnet and production method thereof |
US8404141B2 (en) | 2009-03-27 | 2013-03-26 | Minebea Co., Ltd. | Rare earth bonded magnet |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN1258196C (zh) * | 1998-12-07 | 2006-05-31 | 住友金属矿山株式会社 | 树脂粘接型磁体 |
JP4501546B2 (ja) * | 2004-06-21 | 2010-07-14 | 住友金属鉱山株式会社 | 希土類系ボンド磁石用組成物及びそれを用いて得られる希土類系ボンド磁石 |
JP5339644B2 (ja) * | 2012-02-17 | 2013-11-13 | 旭化成ケミカルズ株式会社 | 磁石用固形材料の製造方法 |
CN117542641B (zh) * | 2023-11-08 | 2024-06-14 | 江苏普隆磁电有限公司 | 一种耐热钕铁硼磁体的制备方法 |
-
1992
- 1992-05-01 JP JP04112706A patent/JP3139826B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP2048674A1 (en) | 2007-10-12 | 2009-04-15 | Minebea Co., Ltd. | Rare earth bonded magnet and production method thereof |
US8404141B2 (en) | 2009-03-27 | 2013-03-26 | Minebea Co., Ltd. | Rare earth bonded magnet |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05308015A (ja) | 1993-11-19 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4836868A (en) | Permanent magnet and method of producing same | |
US7998283B2 (en) | Rare earth anisotropic hard magnetic material and processes for producing magnetic powder and magnet using the same | |
US20150187494A1 (en) | Process for preparing rare earth magnets | |
CA1338462C (en) | Corrosion resistant rare earth metal magnet | |
EP2983178B1 (en) | Ferrite particle powder for bonded magnet, resin composition for bonded magnet, and molded body using same | |
JP2014132599A (ja) | 希土類磁石粉末、その製造方法、そのコンパウンドおよびそのボンド磁石 | |
EP3202717B1 (en) | Ferrite particle powder for bonded magnets, resin composition for bonded magnets, and molded article using same | |
US3997371A (en) | Permanent magnet | |
JP3139826B2 (ja) | 磁性材樹脂複合材料 | |
JPH1053844A (ja) | 希土類−鉄−ボロン系磁石合金及びその製造法並びに該希土類−鉄−ボロン系磁石合金を用いたボンド磁石 | |
EP0323125A1 (en) | Rare earth permanent magnet | |
JPH11288807A (ja) | ボンド磁石用偏平木の葉状希土類―鉄―ボロン系磁石合金粒子粉末及びその製造法並びにボンド磁石 | |
JP3139827B2 (ja) | 希土類系磁性材樹脂複合材料を用いたボンド磁石の製造方法 | |
JPH04133406A (ja) | 磁気的異方性および耐食性に優れた希土類―Fe―B系永久磁石粉末およびボンド磁石 | |
JPH0518895B2 (ja) | ||
JPS63313807A (ja) | 耐食性のすぐれた高性能永久磁石及びその製造方法 | |
JPH05315115A (ja) | 磁性材樹脂複合材料 | |
US4721538A (en) | Permanent magnet alloy | |
JPS6063903A (ja) | 耐酸化性のすぐれた永久磁石 | |
JPS62241304A (ja) | 希土類永久磁石 | |
JP3615177B2 (ja) | 磁石材料とそれを用いたボンド磁石の製造方法 | |
JP3145473B2 (ja) | 弗素樹脂磁性材複合材料 | |
JP2002110411A (ja) | 希土類ハイブリッド磁石用組成物及びこれを用いた磁石 | |
JPH0461041B2 (ja) | ||
JP4934787B2 (ja) | 磁性合金およびボンド磁石 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20001128 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081215 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081215 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091215 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091215 Year of fee payment: 9 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
R360 | Written notification for declining of transfer of rights |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101215 Year of fee payment: 10 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101215 Year of fee payment: 10 |
|
R370 | Written measure of declining of transfer procedure |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R370 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101215 Year of fee payment: 10 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101215 Year of fee payment: 10 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101215 Year of fee payment: 10 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111215 Year of fee payment: 11 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111215 Year of fee payment: 11 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121215 Year of fee payment: 12 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term | ||
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121215 Year of fee payment: 12 |