JP3139706B2 - ドレーン打設工法及びその装置 - Google Patents
ドレーン打設工法及びその装置Info
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- Investigation Of Foundation Soil And Reinforcement Of Foundation Soil By Compacting Or Drainage (AREA)
Description
れる水を排出して地盤安定化をはかるため、例えばファ
イバードレーン材のような細長いドレーン材を打設管に
係止して土中に貫入し、そのファイバードレーン材を所
定残置深度に残して打設管を引抜くドレーン打設工法の
改良に関する。
材を打設することにより、軟弱粘性土中に含まれる水を
排出して地盤の安定化を促進するファイバードレーン工
法は知られている。
ては、ファイバードレーン材を打設管の先端に係合させ
て地盤中に打ち込み、打設管を引抜いてドレーン材を地
盤中に残置させているが、引抜きの際にドレーン材が共
上りすることがあり、このような場合にはドレーン材の
再打設が必要になる。
して打設管を引抜く際にはドレーン材の残置を確認する
必要があり、これまでにこれに関する技術がいくつか開
示されている。例えば本出願人によって、特公昭63−
49006号公報及び特公平2−27486号公報にド
レーン材の残置位置確認方法及びその方法に関する技術
が開示されている。この公知技術は、ドレーン材に所定
間隔で複数の被検知手段を設け、それを検知手段で検知
することで残置を確認するものであり、有効なものであ
るが、多くの被検知手段を設ける必要であり、また、残
置を確認するだけの技術であって、共上りを検出した場
合の対応等を含むものではない。
きの際にドレーン材の残置を確認し、共上りを検出した
ら再打設を行て確実に所定残置深度にドレーン材を打設
する工程を一貫管理して施工するドレーン打設工法及び
その装置を提供することを目的としている。
法によれば、ドレーン材を打設管に係止して土中に貫入
し、そのドレーン材を所定残置深度に残して打設管を引
抜くドレーン打設工法において、ドレーン材に接触回転
してそのドレーン材の送り長さ及び戻り長さを測定する
回転計と打設管の深度を測定する深度計とを設け、前記
打設管にドレーン材を貫通しその先端にアンカーを付設
して打設管に係止し、打設管と共にドレーン材を土中に
貫入し、所定残置深度に達し打設管引抜きを開始する際
にアンカーの残置を検出する引抜開始時残置確認工程
と、引抜き時にドレーン材の残置を検出する引抜時残置
確認工程とを有している。
設管の先端にアンカーを検出するセンサーを設け、打設
管引抜きを開始してもアンカーを検出し続けた場合にア
ンカー共上りと判断するようになっている。
計による打設管深度と回転計によるドレーン材の送り長
さ及び戻り長さとからドレーン材共上りを判断するよう
になっている。
ーの共上りまたは引抜時残置確認工程でのドレーン材の
共上りを検知したら引抜きを中止し、打設管先端のセン
サーがアンカーを検出するまでドレーン材と打設管とを
相対的に移動させ(ドレーン材を巻き戻してもよく或い
は打設管をさらに貫入してもよく、または両者と併用し
てもよい)、その時点から打設管を引抜き開始深度まで
再貫入し、再度打設管引抜きを開始するようになってい
る。
ーン材を打設管に係止して土中に貫入し、そのドレーン
材を所定残置深度に残して打設管を引抜くドレーン打設
装置において、ドレーン材に接触回転してそのドレーン
材の送り長さ及び戻り長さを測定する回転計と打設管の
深度を測定する深度計とを設け、前記ドレーン材は打設
管を貫通しその先端にアンカーを付設して打設管に係止
しており、打設管の先端にセンサーを設けて打設管引抜
き開始時にアンカーの残置を検出する引抜開始時残置確
認手段と、前記回転計と深度計との測定値から引抜時の
ドレーン材残置を検出する引抜時残置確認手段とを設け
ている。
の深度データ、回転計からのドレーン材の残置長、セン
サーのアンカー検知による引抜開始時の共上り発生の有
無、及び深度計と回転計とによる深度及び残置長から引
抜時の共上り発生の有無の各項目を管理してファイバー
ドレーン打設が施工され、共上り発生の場合は再打設が
行われて確実に所定残置深度にドレーン材の打設が行わ
れる。
り、合成樹脂の板状体、細長い繊維物質の帯状体等が通
常用いられている。
施形態をファイバードレーンを用いた場合について説明
する。図1において、打設機10によって地盤Gに打設
される打設管2にはファイバードレーン材1が貫通さ
れ、そのファイバードレーン材1の先端にはアンカー3
が付設されている。したがって、打設管2の土中への打
設方向に対してファイバードレーン材1はアンカー3に
よって係止され、また、打設管2の先端にはセンサー5
が設けられて被感知材であるアンカー3の存在が検知さ
れている。
材1の他端側が折畳まれて積載されており、リール1
5、テンションローラ16及び回転計11を介して打設
管2へ垂下されている。そして図示のように回転計11
はドレーン材1の送りガイド用ローラ−に装着され、ロ
ーラの回転からドレーン材1の送り長さ及び戻り長さを
検出する。なお、ローラには例えば歯等を設けてスリッ
プを防止するのが好ましい。そしてテンションローラ1
6はドレーン材1を側方から押圧して張力を付加し、ま
たローラの動きからドレーン材1の共上りを検出するこ
ともできる。さらに打設管2を連結するワイヤ7の送り
から打設管2の深度を計測する深度計12が設けられて
いる。
置深度、残置長、共上り発生の有無等のデータを収集し
管理する管理装置20が搭載されている。
21の構成を示すブロック図が示されている。打設管2
の先端に設けられたセンサー5から共上り判定手段24
に信号が送られて共上り有無を判定しており、共上り有
と判定した場合には再打設手段23に出力して引抜開始
時のドレーン材残置を確認管理している。
が打設管2から離れた瞬間にセンサー5からオフ信号が
発信され、共上りを発生することなくアンカー3が地中
に残置ったことが確認でき、打設管2の引抜きが開始さ
れてもセンサー5がアンカー3の存在を検知してオン信
号が発信され続けた場合は、共上りが発生しており、た
だちに再打設の対応がとられる。
き戻しの際にも巻き戻し終了の検出に使用される。
2の構成を示すブロック図が示されている。打設機10
に装備された回転計11と深度計12とから共上り判定
手段25へ出力されており、引抜開始時残置確認手段2
1でアンカー3の残置が確認できた時点から回転計11
によるドレーン材1の送り長さと戻り長さとから残置長
を求めて連続的に管理し、その残置長と深度計12のデ
ータとで共上りの有無の判定を連続的に行っている。そ
して、共上り発生が検知されると再打設手段23へ出力
される。
明の工程を説明する。まず、ステップS1にて所定値で
ある設計残置深度を設定して管理装置20に記憶し、そ
して貫入を開始し、深度計12の測定によりリアルタイ
ムで打設深度を表示する(ステップS2)。次に、ステ
ップS3で設計残置深度に達しているか判定し、Noで
あればステップS2に戻り、Yesになったらステップ
S4に進む。
とを例えば警報手段でオペレータに知らせ、実測残置深
度を記録する。次にステップS5で必要残置長を記憶
し、残置長の検出を開始する。そして打設管2の引抜き
を開始し(ステップS6)、引抜開始時残置確認手段2
1でアンカー3の残置を確認し(ステップS7)、NG
であればステップS13に進み、OKであればステップ
S8に進む。
リアルタイムで引抜深度を表示し、ステップS9に進
み、引抜時残置確認手段22で残置長を満足しているか
(共上り有無を)逐次判定し、NGであればステップS
13に進み、OKであればステップS10に進む。そし
て、ステップS10では残置長を満足していることを表
示し、ステップS11で必要残置長に達したか判定し、
NoであればステップS8に戻り、Yesであればステ
ップS12に進んで必要残置長の達成をオペレータに知
らせて打設作業を終了する。
記の再打設工程に進んで設計残置深度や又はそれよりも
深い位置まで打戻してステップS4にもどる。
れている。前記ステップS7またはS9で共上り発生が
検出されると(ステップS21)、打設管2の引抜きを
停止する(ステップS22)。そしてステップS23で
ドレーン材1の巻き戻しを行い、ステップS24でセン
サー5がアンカー3を検出したか判定し、Noであれば
ステップS23に戻る。Yesであれば、アンカー3が
打設管2の先端まで巻き戻されているのでドレーン材1
の巻戻しを停止し(ステップS25)、ステップS26
に進み再貫入を開始する。そして、ステップS27で引
抜開始深度である所定残置深度に達したか判定し、No
であればステップS26に戻り、Yesであれば図1の
ステップS4に戻って再度打設管2の引抜きを行う。な
お、本発明の実施に際して陸上における埋立地のドレー
ン材の打設について説明したが水底の軟弱地盤の改良に
際しても同様に実施できることは明らかである。
打設管の引抜開始時及び引抜時にドレーン材の残置が確
認され、共上りが検出された場合は再打設が行われて確
実に所定残置深度にドレーン材が打設され、この間の各
工程は一貫して管理されて確実に施工できる。
成図。
チャート図。
図。
Claims (5)
- 【請求項1】 ドレーン材を打設管に係止して土中に貫
入し、そのドレーン材を所定残置深度に残して打設管を
引抜くドレーン打設工法において、ドレーン材に接触回
転してそのドレーン材の送り長さ及び戻り長さを測定す
る回転計と打設管の深度を測定する深度計とを設け、前
記打設管にドレーン材を貫通しその先端にアンカーを付
設して打設管に係止し、打設管と共にドレーン材を土中
に貫入し、所定残置深度に達し打設管引抜きを開始する
際にアンカーの残置を検出する引抜開始時残置確認工程
と、引抜き時にドレーン材の残置を検出する引抜時残置
確認工程とを有していることを特徴とするドレーン打設
工法。 - 【請求項2】 前記引抜開始時残置確認工程は打設管の
先端にアンカーを検出するセンサーを設け、打設管引抜
きを開始してもアンカーを検出し続けた場合にアンカー
共上りと判断する工程である請求項1に記載のドレーン
打設工法。 - 【請求項3】 前記引抜時残置確認工程は前記深度計に
よる打設管深度と回転計によるドレーン材の送り長さ及
び戻り長さとからドレーン材共上りを判断する工程であ
る請求項1または2に記載のドレーン打設工法。 - 【請求項4】 引抜開始時残置確認工程でのアンカーの
共上りまたは引抜時残置確認工程でのドレーン材の共上
りを検知したら引抜きを中止し、打設管先端のセンサー
がアンカーを検出するまでドレーン材と打設管とを相対
的に移動させ、その時点から打設管を引抜き開始深度ま
で再貫入し、再度打設管引抜きを開始する工程である請
求項1ないし3のいずれかに記載のドレーン打設工法。 - 【請求項5】 ドレーン材を打設管に係止して土中に貫
入し、そのドレーン材を所定残置深度に残して打設管を
引抜くドレーン打設装置において、ドレーン材に接触回
転してそのドレーン材の送り長さ及び戻り長さを測定す
る回転計と打設管の深度を測定する深度計とを設け、前
記ドレーン材は打設管を貫通しその先端にアンカーを付
設して打設管に係止しており、打設管の先端にセンサー
を設けて打設管引抜き開始時にアンカーの残置を検出す
る引抜開始時残置確認手段と、前記回転計と深度計との
測定値から引抜時のドレーン材残置を検出する引抜時残
置確認手段とを設けたことを特徴とするドレーン打設装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10342790A JP3139706B2 (ja) | 1998-12-02 | 1998-12-02 | ドレーン打設工法及びその装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10342790A JP3139706B2 (ja) | 1998-12-02 | 1998-12-02 | ドレーン打設工法及びその装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000160544A JP2000160544A (ja) | 2000-06-13 |
JP3139706B2 true JP3139706B2 (ja) | 2001-03-05 |
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ID=18356527
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10342790A Expired - Fee Related JP3139706B2 (ja) | 1998-12-02 | 1998-12-02 | ドレーン打設工法及びその装置 |
Country Status (1)
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Families Citing this family (3)
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---|---|---|---|---|
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JP5602965B1 (ja) * | 2014-02-18 | 2014-10-08 | 株式会社不動テトラ | 地盤改良用伸縮装置及び地盤改良装置 |
KR101575751B1 (ko) | 2014-03-14 | 2015-12-09 | 윤성순 | 맨드릴 천공장치를 이용하여 천공된 지중의 심도 계측장치 및 이의 계측방법 |
-
1998
- 1998-12-02 JP JP10342790A patent/JP3139706B2/ja not_active Expired - Fee Related
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