JP3138942B2 - 駆動ローラコンベヤ - Google Patents

駆動ローラコンベヤ

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JP3138942B2 JP04185597A JP18559792A JP3138942B2 JP 3138942 B2 JP3138942 B2 JP 3138942B2 JP 04185597 A JP04185597 A JP 04185597A JP 18559792 A JP18559792 A JP 18559792A JP 3138942 B2 JP3138942 B2 JP 3138942B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、たとえば棚設備に組み
込まれたり床上に設置される駆動ローラコンベヤに関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、駆動ローラコンベヤとしては、た
とえば特開平3−264409号公報に見られる構造が提供さ
れている。この従来構造は、フレームに硬質ゴム製のキ
ャップを介して支持されるローラ軸と、このローラ軸に
外嵌して遊転自在なローラ本体と、前記ローラ軸側に取
り付けられ、かつ膨縮により前記ローラ本体の内面に対
して当接離間自在な可撓体と、前記ローラ軸を通して前
記可撓体内に開口する流体給排路と、前記ローラ軸側に
設けた受動部とから構成されている。
【0003】この従来構造によると、受動部に回転力を
付与することで可撓体を一体的に回転させ得、この状態
で、一方のキャップから流体給排路を通して可撓体内に
流体を供給し、その圧力で可撓体を膨張させることによ
って、この可撓体をローラ本体の内面に当接(圧接)さ
せ得、以てローラ本体を一体回転させて被搬送物の搬送
を行える。また流体給排路を通して可撓体内の圧力を解
放したときには、可撓体が縮小してローラ本体の内面か
ら離間し、回転力が伝達されないことになってローラ本
体の回転が停止される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来形式による
と、キャップはローラ軸の端部に外嵌され、そしてフレ
ームに落し込みにより取り付けられていることから、ロ
ーラ本体に対する荷重が繰り返されて変化することによ
って、ローラ軸に対するキャップの外嵌に緩みが生じ、
以てエア漏れが発生するとともに、可撓体の膨張が不充
分となってローラ体の強制駆動に乱れが生じる。
【0005】本発明の目的とするところは、常に十分な
シール状態を維持して流体給排路への流体供給を行える
駆動ローラコンベヤを提供する点にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべく本
発明の駆動ローラコンベヤは、本体フレームに支持され
るローラ軸の一端側に受動部と筒部材とを遊転自在に
外嵌し、前記受動部と前記ローラ軸の他端側とに亘って
ローラ本体を、軸受装置を介して相対的に遊転自在に外
嵌し、前記筒部材に、縮小時にローラ本体の内面に接触
しかつ流体供給による膨張時にローラ本体の内面と受動
部とに圧接して受動部側の回転をローラ本体に伝達する
可撓体を設け、この可撓体の内部に開口する流体給排路
を前記ローラ軸から筒部材に亘って形成し、前記流体給
排路は少なくともローラ軸の一方の端面で開放するとと
もに、この開放部に、流体継手をローラ軸軸心方向への
差し込みにより取り付けている。
【0007】
【作用】かかる本発明の構成によると、受動部に回転力
を付与した状態で流体継手から流体給排路を通して可撓
体内に流体を供給し、その圧力で可撓体を膨脹させてロ
ーラ本体の内面と受動部とに圧接させることで、受動部
側の回転力を、可撓体を介してローラ本体に伝達し得、
以てローラ本体を強制回転させ得る。また流体給排路を
通して可撓体内の圧力を開放したときには、可撓体が縮
小して受動部やローラ本体の内面に対する圧接が解放さ
れるとともに、可撓体がローラ本体の内面に接触した状
態になり、このときローラ本体の軸受装置の摩擦抵抗よ
りも可撓体の接触抵抗が大であることから、ローラ本体
はローラ軸と一体状になって、その回転は完全に停止さ
れる。
【0008】そして、ローラ本体を強制回転させること
により所期の搬送を行っているとき、ローラ本体に対す
る荷重は繰り返されて変化するが、このときローラ軸は
本体フレーム側に支持されており、流体継手には荷重が
伝達されていないことから、このローラ軸に対する流体
継手の差し込み箇所に対するシール状態は変化しない。
【0009】
【実施例】以下に本発明の一実施例を図に基づいて説明
する。図1、図4において1はコンベヤの本体フレーム
で、左右一対の側枠2と、両側枠2の下部間を連結した
ベースフレーム3と、このベースフレーム3の下部に連
結した脚枠4などから構成される。ここで両側枠2はア
ルミニウム製で、その下端には下面開放の第1蟻溝部5
が形成され、この第1蟻溝部5内に摺動自在に配置した
板ナット6と、これに螺合するボルト7とにより、側枠
2とベースフレーム3との連結が行われる。
【0010】そして両側枠2の上端には上面開放の第2
蟻溝部8が形成され、また外面側の上部には外面開放の
第3蟻溝部9が形成されるとともに、下部には外面開放
の第4蟻溝部10が形成されている。さらに側枠2の内面
側には、上下一対のレール支持部11,12がフレーム長さ
方向に形成され、これらレール支持部11,12でガイドレ
ール13、14が支持される。また両側枠2の上端で外面に
は、外側に開放するカバー係止溝15が形成されている。
【0011】図1、図4〜図7に示すように、両側枠2
の上には合成樹脂製のブラケット20A,20Bが、コンベ
ヤフレーム1の長さ方向の複数箇所に配設されている。
両ブラケット20A,20Bは、側面視において前後の上面
が四半円弧状に形成され、そして円弧状部の下端を連続
させることで、その底面の前後両端に突起部21を一体に
垂設している。これら突起部21は長方形に形成され、前
記第2蟻溝部8のスリット状開口部分に対して、その長
さ方向をコンベヤフレーム1の長さ方向に対して直交状
として、上方から密状に嵌入自在となる。
【0012】両ブラケット20A,20Bにおいてそれぞれ
一個の突起部21、この場合に一方のブラケット20Aでは
前位の突起部21であり、かつ他方のブラケット20Bでは
後位の突起部21の近くに上下方向の貫通孔22を形成して
いる。そして両ブラケット20A,20Bは、固定具23を介
して両側枠2に着脱自在にかつフレーム長さ方向に位置
変更(摺動)自在に固定されるものであり、ここで固定
具23は、前記第2蟻溝部8内に配設されたナット体24
と、前記貫通孔22に上方から挿通されかつナット体24に
螺合自在なボルト25とにより構成される。
【0013】さらに一方のブラケット20Aには、上側か
ら落とし込まれるローラ軸(後述する。)を支持自在な
凹状支持部26Aが、上方と内・外方を開放して形成さ
れ、また他方のブラケット20Bには、上側から落とし込
まれるローラ軸を支持自在な凹状支持部26Bが、上方と
内方とを開放して形成されている。なお一方の凹状支持
部26Aには、垂直状の規制面26aが形成されている。そ
して両ブラケット20A,20Bの上面には、内側を下位と
したカバー係止段部27が形成されている。
【0014】左右で対向するブラケット20A,20B間に
ローラ30が配設されている。すなわちローラ軸31の両端
を両凹状支持部26A,26Bに上方から落し込むことで、
ローラ軸31は両ブラケット20A,20Bを介して本体フレ
ーム1側に支持されるが、その際にローラ軸31の一端に
形成したカット面31aが前記規制面26aに面接触するこ
とで、ローラ軸31は非回転状で支持される。
【0015】前記ローラ軸31の一端側には受動部32と筒
部材33とが、受動部33を外側(一端側)としてそれぞれ
遊転自在に外嵌してある。すなわち受動部32は、軸受装
置34を介してローラ軸31に遊転自在に支持される筒部32
aと、この筒部32aの一端に一体化したスプロケット32
bとにより構成されている。前記筒部材33は軸受装置35
を介してローラ軸31に遊転自在に支持されている。ここ
で筒部材33は受動部32とは分離して独自に遊転自在であ
り、そして受動部32側との間にスペーサ36を介在してい
る。
【0016】前記受動部32と前記ローラ軸31の他端側と
に亘って筒状のローラ本体37を遊転自在に外嵌してい
る。すなわち受動部32における筒部32aとローラ軸31の
他端側とにそれぞれ軸受装置38が配設され、これら軸受
装置38間に亘ってローラ本体37が外嵌されている。
【0017】前記筒部材33には、縮小時にローラ本体37
の内面39に接触しかつ膨張時にローラ本体内面39と受動
部外面40とに圧接自在な可撓体の一例であるゴムチュー
ブ41が外嵌される。すなわちゴムチューブ41は、一つの
端部を筒部材33の一端に外嵌してバンド42により固定
し、そして、その内面を外側として他端側に折り返した
のち残りの端部を筒部材33の他端に外嵌してバンド43に
より固定することで、その折り返し遊端を受動部32側と
した横向きで筒部材33に一体化されるとともに、内部に
加圧室44を形成している。
【0018】このゴムチューブ41の加圧室44に開口する
流体給排路50を、前記ローラ軸31から筒部材33に亘って
形成している。すなわち流体給排路50は、ローラ軸31の
軸心上で一端から中間にまで形成されかつ中間部におい
て半径方向に開放する軸部流路50aと、この軸部流路50
aが常に連通すべく筒部材33の内面側に形成した環状流
路50bと、この環状流路50bを加圧室44内に連通すべく
筒部材33に形成した筒部流路50cとから形成される。
【0019】前記流体給排路50の一部である環状流路50
bを内部に形成すべく、前記筒部材33にシール装置51が
介在される。このシール装置51には、環状流路50bと筒
部流路50cとを連通する貫通部52が形成されている。さ
らにシール装置51は可撓部材からなり、前記筒部材33の
内面に固定されるとともに、ローラ軸31の外面上に圧接
して摺接自在となる。
【0020】図1〜図3に示すように、前記ローラ軸31
の一方の端面で前記流体給排路50の開放部は、この流体
給排路50よりも大径の接続孔部50dに形成してあり、こ
の接続孔部50dを利用して、樹脂製の流体継手55がロー
ラ軸31の軸心方向への差し込みにより取り付けられてい
る。すなわち流体継手55は、前記軸部流路50aに連通自
在な分岐流路56aを形成した差し込み部56と、この分岐
流路56aの基端(外端)に連通する主流路57aを形成し
た前後一対の接続部57とにより平面視でT字状に形成さ
れている。
【0021】さらに流体継手55は、差し込みなどの操作
部58を一体に形成しており、また差し込み部56の外面
は、前記接続孔部50dへの差し込みが円滑かつ強固に行
えるように、先端ほど小径のテーパ面56bに形成されて
いる。なお前後で隣接した接続部57の間はホース59によ
り接続されている。
【0022】図1、図4〜図7に示すように、両側枠2
の部分にはそれぞれカバー部材60が配設される。これら
カバー部材60は、前記ブラケット20A,20Bの上方から
ローラ軸31の端部外方を覆い、その際に一方のカバー部
材60は前記受動部32の上方も覆っている。
【0023】前記カバー部材60は樹脂製であって、天板
部61と側板部62とにより横向きのL字状に形成され、そ
して側板部62の下端に、前記カバー係止溝15に対して弾
性的に係合自在な係合部63を形成するとともに、天板部
61の下面中間位置から、前記カバー係止段部27に対して
弾性的に係合自在な係合板部64を垂設している。さらに
天板部61の内端側は、前記スプロケット32bと軸受装置
38の間に突入する下方への折り曲げ部65に形成されてい
る。そしてカバー部材60の上面60aを、ローラ30群によ
り形成される搬送面45に対して下方に位置させている。
【0024】駆動体の一例であるチエン70は、前記スプ
ロケット32bに下方から常時噛合する上位経路が上位の
ガイドレール13に、また下位経路が下位のガイドレール
14に支持案内される。前記チエン70は図8に示すよう
に、駆動スプロケット71と従動スプロケット72との間に
ガイドスプロケット73などを介して張設され、そして駆
動スプロケット71をモータ74に連動連結している。75は
搬送経路を示す。76は被搬送物で、パレット77を介して
取り扱われる。
【0025】上述した構成からなる駆動ローラコンベヤ
は、所定の配列とした6個(複数個)のローラ30を1グ
ループとして搬送方向に複数グループ、実施例では8グ
ループA,B,C,D,E,F,G,Hが配設され、各
グループA〜Hごとにゴムチューブ41を膨張自在として
いる。すなわち各グループ単位で、前記ホース59などに
接続した給排ホース80を設け、これら給排ホース80を、
それぞれ電磁弁81を介して、流体供給装置82からの供給
ホース83に連通・遮断自在としている。84はレギュレー
タ、85はサイレンサーを示す。
【0026】各グループA〜Hの下流側には、それぞれ
在荷検出器の一例である光電子スイッチ86が設けられ
る。ここで搬送方向において隣接する2つのグループ
は、上流側グループの光電子スイッチ86が検出動し、か
つ下流側グループの光電子スイッチ86が非検出のとき、
両グループのゴムチューブ41が同時に圧接動(供給ホー
ス83と給排ホース80との連通)すべく構成している。
【0027】そして両グループの光電子スイッチ86が同
時に検出動または同時に非検出のとき、両グループのゴ
ムチューブ41が同時に圧接解放動(供給ホース83と給排
ホース80との遮断)すべく構成している。そのために各
電磁弁81はそれぞれの制御ユニット87内に組み込まれて
いる。また最下流のグループAのみは、その光電子スイ
ッチ86が検出動したときにゴムチューブ41が圧接解放動
すべく構成してある。88はストッパを示す。
【0028】次に上記実施例において被搬送物75の搬送
作業を説明する。図1の下半図ならびに図6は、供給ホ
ース83を給排ホース80に接続すべく電磁弁81を切り換
え、流体給排路50を通して供給されたエア(流体)の圧
力でゴムチューブ41を膨脹させ、受動部外面40とローラ
本体内面39とに圧接させた状態を示している。その際に
給排ホース80からのエアは、ホース59などを介して流体
継手55の主流路57aへと流れ、そして分岐流路56aに分
岐されたのち流体給排路50に入ることになる。
【0029】このとき前記モータ74によりチエン70は常
時駆動されており、したがってチエン70に係合している
スプロケット32bを介して受動部32がローラ軸31の周り
で回転している。そして受動部外面40に圧接しているゴ
ムチューブ41が、筒部材33とともにローラ軸31の周りで
一体に回転し、さらにゴムチューブ41がローラ本体内面
39に圧接していることで、ローラ本体37も一体的に強制
回転している。これによりローラ30間で支持されている
パレット77は、ローラ30群の強制回転による搬送力を受
けた状態で、搬送経路75上で搬送されることになる。
【0030】上述したように回転力を伝達していると
き、受動部32とゴムチューブ41の本体部とローラ本体37
とが一体化し、ゴムチューブ41を取り付けた筒部材33は
追従回転することから、このゴムチューブ41のバンド4
2,43による取り付け部に過負荷は生じない。またロー
ラ軸31が長尺であったとき、このローラ軸31の中央部が
下位となるように撓み変化するが、実施例に示すように
ローラ軸31の一端側にゴムチューブ41を配設すること
で、ローラ軸31の撓み変化がさほど発生していない位置
でゴムチューブ41を膨張作用し得る。
【0031】上述したような受動部32ならびに筒部材33
の回転は、軸受装置34,35を介して円滑にかつ安定して
行われ、またローラ本体37の回転も、軸受装置38を介し
て円滑にかつ安定して行われる。このときシール装置51
も筒部材33と一体に回転を行い、そしてローラ軸31上を
摺接することで環状流路50bからエアが漏出することは
ない。
【0032】また供給ホース83から給排ホース80を遮断
すべく電磁弁81を切り換えたときには、ゴムチューブ41
内の圧力が開放され、図1の上半図で示すように、ゴム
チューブ41は自らの弾性力で収縮動し、受動部外面40に
対し離間するとともに、ローラ本体内面39に対し圧接が
解放されて接触した状態になる。このときローラ本体37
の軸受装置38の摩擦抵抗よりも、シール装置51の摺接に
よる摩擦抵抗やゴムチューブ41の接触抵抗が大であるこ
とから、ローラ本体37はローラ軸31と一体状となり、以
てローラ本体37の回転は完全に停止され、搬送が停止さ
れることになる。
【0033】駆動ローラコンベヤは、基本的には上述し
たようにしてパレット77(被搬送物75)の搬送を行うの
であるが、実際には光電子スイッチ86がパレット77を検
出、非検出することに基づいて搬送制御がなされる。す
なわち搬送経路75上が空の状態において、フォークリフ
トなどにより上流端のグループH上にパレット77を卸す
と、グループHの光電子スイッチ86は検出動するがグル
ープGの光電子スイッチ86は非検出であることから、制
御ユニット87ならびに電磁弁81の作動によりゴムチュー
ブ41が膨張してグループH,Gのローラ本体37が強制回
転され、以てパレット77をグループHからグループGへ
と搬送する。
【0034】パレット77がグループGに入ると、このグ
ループGの光電子スイッチ86は検出動するがグループF
は非検出であることから、グループG,Fのゴムチュー
ブ41が膨張し、パレット77をグループGからグループF
へと搬送する。このようにして順次下流側へと搬送され
たパレット77はストッパ88に当接して停止し、グループ
Aにてストレージされる。そして、このパレット77を光
電子スイッチ86が検出することで、グループAのゴムチ
ューブ41は収縮することになる。
【0035】2個目のパレット77も同様にして搬送さ
れ、グループAのパレット77に当接してグループBでス
トレージされる。このときグループBでは検出動される
が、グループAも検出動していることから、このグルー
プBのゴムチューブ41も収縮することになる。
【0036】このような作業で、たとえば全てのグルー
プA〜Hにパレット77をストレージし、全てのゴムチュ
ーブ41を収縮させたとする。この状態でグループAのパ
レット77を取り出すと、グループAの光電子スイッチ86
が非検出となることからグループA,Bのゴムチューブ
41が膨張し、以てグループBのパレット77をグループA
へと搬送する。すると、グループBの光電子スイッチ86
が非検出になることからグループB,Cのゴムチューブ
41が膨張し、以てグループCのパレット77をグループB
へと搬送する。このような作用の繰り返しによってパレ
ット77の順送りを行える。
【0037】上述したような搬送を行っているとき、ロ
ーラ本体37に対する荷重は繰り返されて変化するが、こ
のときローラ軸31はブラケット20A,20Bを介して側枠
2に支持されており、流体継手55には荷重が伝達されて
いないことから、このローラ軸31に対する差し込み部56
の差し込み箇所に対するシール状態は変化せず、このシ
ール状態は長期間に亘って好適に維持される。
【0038】上述のような搬送中において、各ローラ30
に作用する摩擦力によりローラ軸31を介してブラケット
20A,20Bにモーメント力が発生するが、このモーメン
ト力は、第2蟻溝部8にそれぞれ2個の突起部21が嵌入
していることで受け止め得る。したがってブラケット20
A,20Bは、それぞれ1個の固定具23を介して固定する
ものでありながら、一点どめにより生じ易いモーメント
力を受け止め得る。
【0039】そして上述のように組み立てられ、かつ搬
送に用いられる駆動ローラコンベヤにおいては、ブラケ
ット20A,20Bにより支持されるローラ軸31の位置は側
枠2の上面2aに対して上方となり、ローラ30群により
形成される搬送面45と側枠上面2aとの間に大きなスペ
ースSを形成し得る。したがって、このスペースSを利
用して、たとえば移載装置のフォークや移載ロボットの
係止爪などをパレット77に直接に作用させ得、また搬送
経路75に対して直交状の移載コンベヤを配設し得る。そ
の際にパレット77の移載箇所ではカバー部材60の一部が
除去される。
【0040】前述したように、側枠2の上方にカバー部
材60が位置していることで、他物がスプロケット32bや
チエン70に巻き込まれることを防止し得る。またカバー
部材60の上面60aを搬送面45対して下方に位置させるこ
とで、搬送経路75に対する分岐部や合流部において、プ
ッシャー装置などをカバー部材60に干渉されることなく
配設し得る。
【0041】上記実施例では、複数のグループA〜Hで
パレット77を順送りし、かつストレージする形式を示し
たが、これは搬送経路75の上流端に供給したパレット77
を下流端側に一挙に搬送する形式であってもよい。また
ローラ軸31を回転形式として、回転継手形式の流体継手
55をローラ軸31に差し込むとともに、ローラ軸31にゴム
チューブ41を取り付けた形式であってもよい。
【0042】上記実施例では、1本もののローラ30を多
数配列して搬送経路75を形成しているが、これは実施例
で示す駆動ローラコンベヤの側方に遊転ローラ群からな
る別の非駆動ローラコンベヤを並設し、両ローラコンベ
ヤにより搬送経路75を形成した構成でもよい。さらに上
記実施例では、駆動ローラコンベヤを床上に設置したフ
ロアコンベヤ形式を示しているが、これは駆動ローラコ
ンベヤの多数を棚枠に組み込んだコンベヤ棚形式などで
あってもよい。
【0043】
【発明の効果】上記構成の本発明によると、受動部に回
転力を付与した状態で流体継手から流体給排路を通して
可撓体内に流体を供給し、その圧力で可撓体を膨脹させ
てローラ本体の内面と受動部とに圧接させることで、受
動部側の回転力を、可撓体を介してローラ本体に伝達で
き、以てローラ本体を強制回転させて被搬送物の搬送を
行うことができる。また流体給排路を通して可撓体内の
圧力を開放したときには、可撓体が縮小して受動部やロ
ーラ本体の内面に対する圧接を解放できるとともに、可
撓体をローラ内面に接触させた状態にでき、このときロ
ーラ本体の軸受け装置の摩擦抵抗よりも可撓体の接触抵
抗が大であることから、ローラ本体をローラ軸と一体状
にできて、その回転を完全に停止でき、被搬送物の搬送
を停止することができる。
【0044】そして、ローラ本体を強制回転させること
により所期の搬送を行っているとき、ローラ本体に対す
る荷重は繰り返されて変化するが、このときローラ軸は
本体フレーム側に支持されて流体継手に荷重が伝達され
ないことから、このローラ軸に対する流体継手の差し込
み箇所に対するシール状態は、変化することなく長期間
に亘って好適に維持でき、可撓体の膨張は常に十分に行
えてローラ本体の強制駆動は乱れることなく行うことが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示し、駆動ローラコンベヤ
の伝動部付近の縦断正面図である。
【図2】同流体継手を配設した部分の縦断正面図であ
る。
【図3】同流体継手を配設した部分の縦断側面図であ
る。
【図4】同駆動ローラコンベヤの縦断正面図である。
【図5】同駆動ローラコンベヤの要部の一部切り欠き平
面図である。
【図6】同駆動ローラコンベヤの駆動側の一部切り欠き
側面図である。
【図7】同駆動ローラコンベヤの非駆動側の一部切り欠
き側面図である。
【図8】同駆動ローラコンベヤの使用状態を示す概略側
面図である。
【符号の説明】
1 本体フレーム 2 側枠 2a 側枠上面 8 第2蟻溝部 15 カバー係止溝 20A ブラケット 20B ブラケット 21 突起部 22 貫通孔 23 固定具 26A 凹状支持部 26B 凹状支持部 27 カバー係止段部 30 ローラ 31 ローラ軸 32 受動部 32b スプロケット 33 筒部材 37 ローラ本体 39 ローラ本体内面 40 受動部外面 41 ゴムチューブ(可撓体) 45 搬送面 50 流体給排路 50a 軸部流路 50b 環状流路 50c 筒部流路 50d 接続孔部(開放部) 51 シール装置 55 流体継手 56 差し込み部 56a 分岐流路 56b テーパ面 57 接続部 57a 主流路 60 カバー部材 60a 上面 70 チエン(駆動体) 71 駆動スプロケット 74 モータ 75 搬送経路 76 被搬送物 A〜H グループ S スペース
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65G 13/00 - 13/12 B65G 39/00 - 39/20

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体フレームに支持されるローラ軸の一
    端側に受動部と筒部材とを遊転自在に外嵌し、前記
    動部と前記ローラ軸の他端側とに亘ってローラ本体を
    軸受装置を介して相対的に遊転自在に外嵌し、前記筒部
    に、縮小時にローラ本体の内面に接触しかつ流体供給
    による膨張時にローラ本体の内面と受動部とに圧接して
    受動部側の回転をローラ本体に伝達する可撓体を設け、
    この可撓体の内部に開口する流体給排路を前記ローラ軸
    から筒部材に亘って形成し、前記流体給排路は少なくと
    もローラ軸の一方の端面で開放するとともに、この開放
    部に、流体継手をローラ軸軸心方向への差し込みにより
    取り付けたことを特徴とする駆動ローラコンベヤ。
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