JP3138869U - 真空用ゲート弁 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】弁体5の側面に、当板部材26,27を配設するとともに、この当板部材26,27に対応する弁箱本体2にガイドローラ23,25を配設し、これら当板部材26,27とガイドローラ23,25との当接により、弁閉状態にある前記弁体を弁箱本体2内で支持するようにしたことを特徴としている。
【選択図】図2
Description
そして、このような真空用ゲート弁31は、例えば、半導体製造装置などに組み込まれ、ゲート開口部33aが大気側に、ゲート開口部33bが減圧側にそれぞれ接続されて使用される(例えば、特公平6−50148号公報参照)。
本考案はこのような実情に鑑み、弁体の傾きを防止し、高いシール性能を維持するとともに、弁体と弁箱本体との接触による金属パーティクルの発生をなくし、長期間使用されたとしても、高いクリーン環境を良好に維持することのできる真空用ゲート弁を提供することを目的としている。
略箱形状の弁箱本体に貫通してゲート開口部が形成されるとともに、このゲート開口部を横断する方向に弁体を移動させるための溝が、前記ゲート開口部と直交する方向に形成されており、前記弁体を取り付けた軸が前記ゲート開口部側へ直線運動することにより、この軸に取り付けられた前記弁体が、前記溝に沿って前記ゲート開口部を横断する方向に移動されるとともに、前記弁体が所定距離移動されて前記ゲート開口部の最終到達部に達したときに、前記弁体の外周に取り付けられたシール部材が、前記弁箱本体内のシール座面に当接し、この当接により、前記ゲート開口部が遮断される真空用ゲート弁であって、
前記弁体の側面に、当板部材を配設するとともに、この当板部材に対応する前記弁箱本体にガイドローラを配設し、これら当板部材とガイドローラとの当接により、弁閉状態にある前記弁体を弁箱本体内で支持するようにしたことを特徴としている。
また、ゲート開閉時には、ゲート開口部9a,9b側に差圧のない環境にて弁体5が移動するため、弁体5は、ガイドローラに接触することなく開閉移動されるが、万が一、弁体がガイドローラに接触しながら開閉移動しても、ガイドローラが当板に当接して回転するので、弁体の移動をスムーズに行い、パーティクルの発生を可及的に少なくすることができる。
このような構成であれば、高硬度の金属同士の接触が無くなるので、金属パーティクルの発生を可及的に少なくすることができる。
このような構成であれば、弁体と弁箱本体との接触をなくし、弁体の傾きを可及的に少なくすることができる。
さらに、弁体と当板部材との少なくとも一方が樹脂から形成されているため、金属パーティクルの発生を防止することができる。
図1は、本考案の一実施例に係る真空用ゲート弁の概略分解斜視図で、図2はその概略断面図である。
弁箱本体2内には、ゲート開口部9a,9bを上下に挟む態様で図の上方側に上方シール座面11が、図の下方側に下方シール座面16が形成され、これらのシール座面11,16は、段違いではあっても、変形した環になるように、連続して形成されている。これにより、箱形弁箱本体2内部には、上方シール座面11から下方シール座面16に至るまでの、連続したシール座面が構成されている。なお、弁体5の先端部5aが当接されるシール座面11は、図2の断面図で明らかなように、溝21内に構成されている。
そして、このようなシール部材37を備えた弁体5が、図2の下方から軸6に案内されて上方に移動されると、シール部材37が、上方シール座面11ならびに下方シール座面16に当接され、これにより、弁箱本体2のゲート開口部9a,9b間の流通が遮断されることになる。
一方、図2に示したように、このようなガイドローラ23,25と当接する弁体5の対応部分には、当板部材26,27がそれぞれ配設されている。このような当板部材26,27も、ガイドローラ23,25と同様に、金属あるいは樹脂により形成されている。しかしながら、例えば、当板部材26,27と対応するガイドローラ23、25が、金属から形成されている場合は、当板部材26,27は樹脂により形成されることが好ましい。すなわち、ガイドローラと当板部材のうち、少なくとも一方は、樹脂から形成されることにより、金属同士の接触とならないことが好ましい。また、このような当板部材26,27も、弁体5を案内する溝21の内方に、若干突出して配置されていることが好ましい。
したがって、ゲート閉鎖時に、仮にゲート開口部9a側が減圧室側に、ゲート開口部9b側が大気側に接続され、弁体5がゲート開口部9a側に強く押圧されていたとしても、この弁体5が弁箱本体2の側壁面などに全面的に密着してしまうことがない。
例えば、上記実施例では、弁箱本体2内に一対のガイドローラ23、23およびガイドローラ25,25を設けたが、ガイドローラ23,25を両側に設けなくても良く、少なくとも減圧室側に配置されていればよい。
2 弁箱本体
5 弁体
6 軸
7 短側壁
8 長側壁
9a,9b ゲート開口部
11,16 シール座面
13 シール部材
23,25 ガイドローラ
26,27 当板部材
Claims (3)
- 略箱形状の弁箱本体に貫通してゲート開口部が形成されるとともに、このゲート開口部を横断する方向に弁体を移動させるための溝が、前記ゲート開口部と直交する方向に形成されており、前記弁体を取り付けた軸が前記ゲート開口部側へ直線運動することにより、この軸に取り付けられた前記弁体が、前記溝に沿って前記ゲート開口部を横断する方向に移動されるとともに、前記弁体が所定距離移動されて前記ゲート開口部の最終到達部に達したときに、前記弁体の外周に取り付けられたシール部材が、前記弁箱本体内のシール座面に当接し、この当接により、前記ゲート開口部が遮断される真空用ゲート弁であって、
前記弁体の側面に、当板部材を配設するとともに、この当板部材に対応する前記弁箱本体にガイドローラを配設し、これら当板部材とガイドローラとの当接により、弁閉状態にある前記弁体を弁箱本体内で支持するようにしたことを特徴とする真空用ゲート弁。 - 前記当板部材と前記ガイドローラのうち、少なくとも一方は、樹脂により形成されていることを特徴とする請求項1に記載の真空用ゲート弁。
- 前記当板部材と前記ガイドローラとの当接面は、前記弁体の前記弁箱に対する当接基準面である前記溝の内壁面より内方に突出して配置されていることを特徴とする請求項1または2に記載の真空用ゲート弁。
Priority Applications (1)
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JP2007008522U JP3138869U (ja) | 2007-11-05 | 2007-11-05 | 真空用ゲート弁 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2007008522U JP3138869U (ja) | 2007-11-05 | 2007-11-05 | 真空用ゲート弁 |
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JP3138869U true JP3138869U (ja) | 2008-01-24 |
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Family Applications (1)
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JP2007008522U Expired - Lifetime JP3138869U (ja) | 2007-11-05 | 2007-11-05 | 真空用ゲート弁 |
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JP (1) | JP3138869U (ja) |
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2007
- 2007-11-05 JP JP2007008522U patent/JP3138869U/ja not_active Expired - Lifetime
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