JP2004197841A - ゲート弁 - Google Patents

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田 成 則 戸
Seiji Shirai
井 聖 士 白
Masaaki Nose
勢 正 章 能
Hisataka Satoh
藤 央 隆 佐
Masanao Matsushita
下 正 直 松
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    • F16K51/00Other details not peculiar to particular types of valves or cut-off apparatus
    • F16K51/02Other details not peculiar to particular types of valves or cut-off apparatus specially adapted for high-vacuum installations
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
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Abstract

【課題】弁体の作動の際に、弁体の移動が弁体の側面が、弁箱本体の内壁面などに接触、密着して金属パーティクルが発生することなく、さらに、弁体が閉止状態の際も、差圧の影響によって、弁体が傾いて、閉止方向と垂直な方向にシール部材が引きずられて、磨耗損傷することなく、十分なシール性を確保することの可能なゲート弁を提供する。
【解決手段】弁体に連結され、弁体の作動を案内するガイドシャフトと、ガイドシャフトの他端に連結されたスタビライザーと、弁箱本体に固定され、スタビライザーを案内する案内機構とを備え、弁体の作動の際に、スタビライザーが案内機構に案内されるとともに、弁体がガイドシャフトに案内されて、弁体がゲート開口部に接近または離反する方向に作動するように構成した。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ゲート弁、例えば、半導体製造装置等において、真空室と外部雰囲気との間、真空室相互の間で使用される真空用ゲート弁に関する。
【0002】
【従来の技術】
シリコンウェハなどの半導体製造、薄膜製造、液晶製造などにおいては、クリーンな環境下、高い真空中で、スパッタリング、プラズマエッチングなどのワークの加工、処理などが行われている。
これらの製造装置において、例えば、真空室と外部雰囲気との間、真空室相互の間で使用されるいわゆる「ワンアクション式」と呼ばれる真空用ゲート弁は、図9に示したような構造を備えている。
【0003】
すなわち、この真空用ゲート弁100は、略箱体形状の弁箱本体102内に、弁箱本体102を貫通するように、ゲート開口部108a、108bが形成されている。そして、このゲート開口部108a、108bを横断する方向に、図示しない駆動機構によって、駆動軸104が移動するようになっている。
この駆動軸104の移動によって、駆動軸104の先端部に取り付けられた略板形状の弁体106が、弁箱本体102に形成された弁座に対して、離反、接近することによって、ゲート開口部108a、108bを開放または閉止するように構成されている。
【0004】
なお、弁体106の先端部106aと基端部106bには、シール部材110が装着されている。このシール部材110は、図10に示したように、長細い環状のシール部材を、破線位置から両側に押し開いた状態で使用されるものである。
これによって、弁体106が駆動軸104を介して、ゲート開口部108a,108bを閉止する方向に移動して、弁箱本体102に形成された弁座に着座した際に、このシール部材110によって、気密的に閉止されるようになっている。なお、図中、112は、弁箱本体102の108aに装着されるサイドプレートである。
【0005】
そして、このような真空用ゲート弁100は、例えば、半導体製造装置などに組み込まれ、ゲート開口部108aが大気側に、ゲート開口部108bが減圧側にそれぞれ接続されて使用される(例えば、特許文献1参照)。
【0006】
【特許文献1】
特公平6−50148号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、このような真空用ゲート弁100では、弁体106によって、ゲート開口部108a、108b間が、図9に示したように閉止されている状態において、この真空用ゲート弁100によって仕切られた空間の間で、ほとんど圧力差がない場合には、図9に示したように、弁体106が弁箱本体102に形成された弁座に、安定して着座して閉止状態が維持されることになる。
【0008】
しかしながら、真空用ゲート弁100によって仕切られた空間の間で、圧力差が生じた場合、例えば、ゲート開口部108aが大気側に、ゲート開口部108bが減圧側になった場合には、差圧の大きさによっては、弁体106は、大気に連通したゲート開口部108a側からの圧力で、ゲート開口部108b側に押圧されることになる。
【0009】
この場合、弁体106に装着されたシール部材110は、駆動軸104に連結された駆動機構による一定の力で、弁箱本体102に形成された弁座面に押し付けられた状態である。
従って、このような差圧によって、弁体106がゲート開口部108b側に押圧されて、図11に示したように、弁体106がゲート開口部108b側に傾くことになる。
【0010】
この際には、図11(B)に示したように、弁体106の側面106cが、弁箱本体102の内壁面102aなどに密着されてしまうことがあり、この際、弁箱本体102および弁体106に傷が付き、金属パーティクルの発生原因となる。
さらに、この際には、弁体106に装着されたシール部材110が、図11の矢印で示したように、弁体106を閉止する方向とは垂直な方向に引きずられて、シール部材110の転動や磨耗が生じることになる。
【0011】
このため、このような弁体106の傾きが大きい場合には、すなわち、弁体106と弁箱本体102の内壁面102aとの間の距離が大きい場合には、このようにシール部材110が引きずられる移動距離も大きくなるため、弁体106のシール部材110が、磨耗損傷することになり、シール部材110の耐久性が著しく低下して、十分なシール性が確保されないことになる。
【0012】
このためには、弁体106の傾きを出来るだけ小さくして、弁体106の弁体106を閉止する方向とは垂直な方向への移動距離を、例えば、1mm以下、好ましくは、0.3〜0.7mm以下にすることが最良の方法である。
しかしながら、最近では、液晶ディスプレイなどの製造において、液晶基板が大型化するにともなって、ゲート開口部108の横方向の長さが600mm以上にもなる大型の真空用ゲート弁100が求められるようになっている。
【0013】
このような大型の真空用ゲート弁100では、弁体106も大きくその重量も重くなり、しかも、差圧によって発生する力も大きくなるので、弁体106を閉止状態において、弁箱本体102に対して固定して、前述したような差圧による弁体106の傾きをほとんど発生しないようにすることは、強度的にも困難である。
【0014】
また、組み立て精度を上げたり、弁体106と弁箱本体102の内壁面102aとの間の距離の微調整を行ったとしても、弁体106の重量が重いため、動作中には非常に不安定な状態となる。したがって、弁体106の位置が常に安定せず、作動中に弁体106と弁箱本体102の内壁面とが接触して、作動不良が発生するおそれがあり、また、弁体106に傷が付き、金属パーティクルの発生原因ともなる。
【0015】
本発明は、このような現状に鑑み、弁体の作動の際に、弁体の側面が、弁箱本体の内壁面などに接触、密着して金属パーティクルが発生することなく、しかも、弁体が閉止状態にある際には、差圧の影響による弁体の水平移動で閉止方向と垂直な方向にシール部材が引きずられる距離を最小限に抑えることができ、シール材が磨耗損傷することなく、長期にわたって十分なシール性を確保することの可能なゲート弁を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】
本発明は、前述したような従来技術における課題及び目的を達成するために発明なされたものであって、本発明の略箱形状に形成された弁箱本体と、
前記弁箱本体に貫通して形成されたゲート開口部と、
前記ゲート開口部を横断する方向に移動する駆動軸と、
前記駆動軸の先端部に取り付けられた弁体とを備え、
前記駆動軸が、ゲート開口部を横断する方向に移動することによって、駆動軸の先端部に取り付けられた弁体が、ゲート開口部に接近または離反する方向に作動され、
これにより、前記弁体によって、ゲート開口部を開放または閉止するように構成されたゲート弁であって、
前記弁体に連結され、弁体の作動を案内するガイドシャフトと、
前記ガイドシャフトの他端に連結されたスタビライザーと、
前記弁箱本体に固定され、スタビライザーを案内する案内機構とを備え、
前記弁体の作動の際に、スタビライザーが案内機構に案内されるとともに、弁体がガイドシャフトに案内されて、弁体がゲート開口部に接近または離反する方向に作動するように構成したことを特徴とする。
【0017】
このように構成することによって、弁体が駆動軸によって、ゲート開口部に接近または離反する方向に作動する際に、スタビライザーが、弁箱本体に固定された案内機構に案内され、これに追随して、弁体がガイドシャフトに案内されることになる。
従って、弁体が弁箱本体に固定された案内機構に案内されるので、その作動の際に、弁体の移動が規制されて案内されることになり、弁体が弁箱本体の内壁などと接触、密着することがないので、金属パーティクルが発生することがない。
【0018】
しかも、弁体が弁箱本体に固定された案内機構に案内されているので、弁体が閉止状態にある際、差圧の影響による弁体の水平移動で閉止方向と垂直な方向にシール部材が引きずられる距離を最小限に抑える位置に案内することができる。これによりシール材は、磨耗損傷することがなく、十分なシール性を長期にわたって確保することができる。
【0019】
また、本発明のゲート弁は、前記案内機構が、弁箱本体に固定された案内部材と、
前記案内部材に対して、前記ゲート開口方向に回動自在に軸支されるように装着した案内規制部材とを備えることを特徴とする。
このように、案内機構が、弁箱本体に固定された案内部材と、この案内部材に対して、ゲート開口方向に回動自在に軸支されるように装着した案内規制部材とを備えるので、案内部材に対して、ゲート開口方向に案内規制部材を回動させて調整することによって、弁体の作動の際の弁体の位置、移動動作を調整することができる。
【0020】
これにより、弁体の移動の際に、弁体が弁箱本体の内壁などと接触、密着することがなく、しかも弁体の閉止状態において、差圧の影響による傾きを最小限に抑えることができるように、案内規制部材の位置を調整することができ、金属パーティクルの発生、シール部材の磨耗損傷によるシール材の耐久性およびシール性能の低下を防止することができる。
【0021】
また、本発明のゲート弁は、前記案内部材に対して、案内規制部材のゲート開口方向の回動位置を調整する調整部材を備えることを特徴とする。
これによって、調整部材によって、案内部材に対して、案内規制部材のゲート開口方向の回動位置を簡単に調整することできる。
また、本発明のゲート弁は、前記調整部材が、前記案内規制部材に対して、ゲート開口方向の両側に設けられていることを特徴とする。
【0022】
このように構成することによって、ゲート開口方向の両側に設けられた調整部材を操作することによって、案内部材に対して、案内規制部材のゲート開口方向の回動位置を、簡単にかつ正確に調整することでき、弁体の作動の際の弁体の位置、移動動作を正確に制御することができる。
また、本発明のゲート弁は、前記案内規制部材が、案内溝を備え、
前記スタビライザーが、前記案内溝内を案内されるガイド部材を備えることを特徴とする。
【0023】
このように構成することによって、案内規制部材の案内溝に沿って、スタビライザーのガイド部材が案内されることになるので、弁体の作動の際の弁体の位置、移動動作をさらに正確に制御することができる。
また、本発明のゲート弁は、前記スタビライザーのガイド部材が、ガイドローラであることを特徴とする。
【0024】
これによって、案内規制部材の案内溝に沿って、スタビライザーのガイドローラが案内されることになるので、弁体の作動の際の弁体の位置、移動動作をさらに正確に制御することができる。
また、本発明のゲート弁は、前記案内部材が、駆動軸を駆動する駆動シリンダーであり、
前記駆動シリンダーの側壁に対して、前記ゲート開口方向に回動自在に軸支されるように装着した案内規制部材とを備えることを特徴とする。
【0025】
このように案内部材として、駆動軸を駆動する駆動シリンダーを用い、この駆動シリンダーの側壁に案内規制部材を装着することによって、別途案内部材を設ける必要がなく、駆動部分の設置スペースを小さくすることができる。
また、本発明のゲート弁は、前記案内機構が、複数個設けられていることを特徴とする。
【0026】
このように案内機構を複数個設けることによって、弁体の作動時において、弁体の移動、位置制御をより安定して行うことが可能である。
【0027】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態(実施例)を図面に基づいてより詳細に説明する。
図1は、本発明のゲート弁の実施例の概略分解斜視図、図2は、図1の弁箱部分を省略した弁開状態の正面図、図3は、弁閉状態を示す図2と同様な正面図、図4は、図2のA方向矢視図、図5は、本発明のゲート弁の案内機構を模式的に示す概略斜視図、図6は、本発明のゲート弁の作動状態を示す弁開状態の断面図、図7は、本発明のゲート弁の作動状態を示す弁開状態から弁閉状態への作動途中を示す断面図、図8は、本発明のゲート弁の作動状態を示す弁閉状態の断面図である。
【0028】
図1に示したように、ゲート弁1は、略箱体形状の弁箱本体2と、サイドプレート4と、弁箱本体2の下端開口を覆うボンネットフランジ部材6と、駆動軸8に支持された略長形の板形状の弁体10を備えている。
なお、駆動軸8は、その上端8aが、弁体10の下端に堅固には固定されているのではなく、弁体10を揺動可能に支持して、上下方向の駆動動作を伝達するだけの関係となっている。
【0029】
また、弁箱本体2のサイドプレート4が装着される一方の長側壁12と、他方の長側壁14との間には、略矩形状のゲート開口部16、18が貫通して形成されている。
そして、弁箱本体2内には、ゲート開口部16、18を上下に挟むように、図1の上方側に、上方シール座面20が、図1の下方側に、下方シール座面22が形成されている。これらのシール座面20、22は、段違いで、変形したループ状になるように、連続して形成されている。
【0030】
これにより、弁箱本体2の内部には、上方シール座面20から下方シール座面22に至る連続したシール座面が構成されている。なお、弁体10の先端部10aが当接されるシール座面20は、図6および図7の断面図で示したように、弁箱本体2に形成された溝24内に構成されている。
一方、弁体10は、図4に示したように、先端部10a側の幅が細く、基端部10b側の幅が太く形成されている。これによって、弁体10が移動したときに、先端部10aと基端部10bが、上方シール座面20と下方シール座面22にそれぞれ当接するように構成されている。
【0031】
また、弁体10の先端部10と基端部10bには、図10に示したシール部材110と同じ形状を備えたシール部材26が装着されている。
そして、このようなシール部材26を備えた弁体10が、図1の下方から駆動軸8に案内されて図1の上方に移動されると、図7に示したように、シール部材26が、上方シール座面20と下方シール座面22に当接するようになっている。これにより、弁箱本体2のゲート開口部16、18の間が閉止されて弁閉状態となるようになっている。
【0032】
また、図2〜図3に示したように、ボンネットフランジ部材6には、中央部分に駆動シリンダー28と、その両側に2つの駆動シリンダー28が固定されている。そして、これらの駆動シリンダー28の駆動軸8は、ボンネットフランジ部材6に形成された駆動用孔部30に設けられたハウジング・ブッシュ32を介して、シールされた状態で上下動するように構成されている。
【0033】
さらに、ボンネットフランジ部材6には、中央の駆動シリンダー28の両側に、2個のガイドシャフト用孔34が設けられている。そして、このガイドシャフト用孔34には、ハウジング・ブッシュ36、ガイドブッシュ38が設けられている。
そして、これらのハウジング・ブッシュ36、ガイドブッシュ38を介して、2本のガイドシャフト40がそれぞれ、シールされた状態で上下動するように構成されている。
【0034】
このガイドシャフト40の上端42は、弁体10の下端部に固定されるとともに、ガイドシャフト40の下端44は、断面略コ字形状の板状のスタビライザー46に固定されている。図2〜図5に示したように、スタビライザー46には、これらのガイドシャフト40の内側にそれぞれ、2個の柱部材50が立設固定されており、この柱部材50がそれぞれ、中央の駆動シリンダー28の両側面52に対峙するように配置されている。
【0035】
図4および図5に示したように、この柱部材50には、L字形状のガイドローラ支持部材54を介して、ガイド部材として機能する2個のガイドローラ56が回転可能に支持されている。
また、図2〜図5に示したように、案内部材として機能する中央の駆動シリンダー28の両側面52には、軸支ピン58を介して、案内規制部材として機能する案内プレート60が、図5の矢印で示したように、ゲート開口部16、18の方向に回動自在に軸支されている。
【0036】
また、中央の駆動シリンダー28のもう一方の両側面62には、連結プレート64、66が固定されている。そして、こられの連結プレート64、66にはそれぞれ、調整部材として機能する微調整用調節ネジ68が装着されている。
この微調整用調節ネジ68を操作することによって、案内プレート60が、図5の矢印で示したように、ゲート開口部16、18の方向の位置を微調整することができるようになっている。
【0037】
また、図4および図5に示したように、案内プレート60には、長手方向、すなわち、上下方向に案内溝70が形成されている。そして、この案内溝70内をガイドローラ56が回転摺動するようになっている。
このように構成される本発明の真空ゲート弁1は、図6〜図8に示したように、以下のようにして作動される。
【0038】
すなわち、図6に示したように、弁開状態では、駆動シリンダー28の駆動軸8は、駆動シリンダー28に没入した状態である。この状態では、案内プレート60の案内溝70の下端に、ガイドローラ56が位置しており、スタビライザー46も下端位置にある。
従って、ガイドシャフト40も下端位置にあり、これによって、ガイドシャフト40の上端42に固定された弁体10が、下方位置、すなわち、ゲート開口部16、18から離反した弁開位置にあるようになっている。
【0039】
そして、この弁開状態から弁閉状態へ作動する場合には、図7〜図8に示したように、駆動シリンダー28の駆動軸8が、駆動シリンダー28から突出した状態となる。これによって、駆動軸8の上端8aによって、弁体10が上方へと押し上げられる。
この際、ガイドローラ56が、案内プレート60の案内溝70内を回転摺動することによって案内されることになる。これによって、スタビライザー46を介して、スタビライザー46に固定されたガイドシャフト40の移動位置が規制されながら上昇する。
【0040】
これに伴って、ガイドシャフト40の上端42に固定された弁体10が、その移動位置が規制されながら上昇する。
逆に、弁閉状態から弁開状態へ作動する場合には、駆動シリンダー28の駆動軸8が、駆動シリンダー28内に没入した状態となる。これによって、駆動軸8の上端8aによって、弁体10が下方へ引き下げられる。
【0041】
この際、ガイドローラ56が、案内プレート60の案内溝70内を回転摺動することによって案内されることになる。これによって、スタビライザー46を介して、スタビライザー46に固定されたガイドシャフト40の移動位置が規制されながら下降する。
これに伴って、ガイドシャフト40の上端42に固定された弁体10が、その移動位置が規制されながら下降する。
【0042】
従って、弁体10が駆動軸8によって、ゲート開口部16、18に接近または離反する方向に作動する際に、スタビライザー46に設けたガイドローラ56が、弁箱本体2に固定された駆動シリンダー28に設けた案内プレート60の案内溝70に案内されることになる。
これによって、スタビライザー46に固定されたガイドシャフト40が移動位置が規制されながら移動し、これに伴って、ガイドシャフト40の上端42に固定された弁体10が、その移動位置が規制されながら移動する。
【0043】
従って、作動の際に、弁体10の移動が規制されて案内されることになり、弁体10が弁箱本体2の内壁などと接触、密着することがないので、金属パーティクルが発生することがない。
しかも、弁体10が弁箱本体2に固定された駆動シリンダー28に設けた案内プレート60の案内溝70に案内されているので、弁体10が閉止状態にあり、差圧の影響による弁体10の水平移動で閉止方向と垂直な方向にシール部材26の引きずられる距離が最小限に抑えられるような位置に案内される。従ってシール材は、磨耗損傷することがなく、十分なシール性を長期にわたって確保することができる。
【0044】
しかも、微調整用調節ネジ68を操作することによって、駆動シリンダー28に対して、ゲート開口方向に案内プレート60を回動させて調整し、弁体10は作動時の弁体の位置や、移動動作を調整することができ、上記の金属パーティクルの発生の防止、シール部材の磨耗損傷の防止効果がさらに向上することになる。
【0045】
なお、上述した実施例では、案内部材として中央の駆動シリンダー28を用いたが、両側の駆動シリンダー28を用いることも可能であり、その数は特に限定されるものではない。また、中央の駆動シリンダー28の両側面に案内プレート60を設けたが、片方の側面にのみ設けることも可能である。
さらに、上記実施例では、案内部材として、案内溝70を有する案内プレート60とガイドローラ56を設けたが、この代わりに、LMガイドなどの公知の案内部材を用いることも可能である。
【0046】
以上、本発明の好ましい実施例を説明したが、本発明はこれに限定されることはなく、弁箱本体2の形状、弁体10の形状などは、上記実施例に何ら限定されるものではなく、さらに、本発明では、真空ゲート弁として用いた場合について説明したが、その他のゲートが必要な場合のゲート弁としても用いることができるなど本発明の目的を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
【0047】
【発明の効果】
本発明によれば、弁体が駆動軸によって、ゲート開口部に接近または離反する方向に作動する際に、スタビライザーが、弁箱本体に固定された案内機構に案内され、これに追随して、弁体がガイドシャフトに案内されることになる。
従って、弁体が弁箱本体に固定された案内機構に案内されるので、その作動の際に、弁体の移動が規制されて案内されることになり、弁体が弁箱本体の内壁などと接触、密着することがないので、金属パーティクルが発生することがない。
【0048】
しかも、弁体が弁箱本体に固定された案内機構に案内されているので再現性の良い位置制御が可能となり、弁体が閉止状態にあっても、差圧の影響による弁体の水平移動で閉止方向と垂直な方向にシール部材の引きずられる距離を最小限に抑えることができる。これにより、ゲートシール材は磨耗損傷することがなく、十分なシール性を長期的に確保することができる。
【0049】
また、本発明によれば、案内機構が、弁箱本体に固定された案内部材と、この案内部材に対して、ゲート開口方向に回動自在に軸支されるように装着した案内規制部材とを備えるので、案内部材に対して、ゲート開口方向に案内規制部材を回動させて調整することによって、弁体作動時の弁体の位置、移動動作を調整することができる。
【0050】
これにより、弁体の移動の際に、弁体が弁箱本体の内壁などと接触、密着することがなく、しかも、弁体の閉止状態において、弁体が差圧の影響によって傾いた際にもその傾きを最小限度に抑えられるよう、案内規制部材の位置を調整することができ、金属パーティクルの発生、シール部材の磨耗損傷によるシール材の耐久性能の低下を防止することができる。
【0051】
また、本発明によれば、調整部材によって、案内部材に対して、案内規制部材のゲート開口方向の回動位置を簡単に調整することできる。
また、本発明によれば、ゲート開口方向の両側に設けられた調整部材を操作することによって、案内部材に対して、案内規制部材のゲート開口方向の回動位置を、簡単にかつ正確に調整することでき、弁体作動時の弁体の位置、移動動作を正確に制御することができる。
【0052】
また、本発明によれば、案内規制部材の案内溝に沿って、スタビライザーのガイド部材が案内されることになるので、弁体作動時の弁体の位置、移動動作をさらに正確に制御することができる。
また、本発明によれば、案内規制部材の案内溝に沿って、スタビライザーのガイドローラが案内されることになるので、弁体作動時の弁体の位置、移動動作をさらに正確に制御することができる。
【0053】
さらに、本発明によれば、案内部材として、駆動軸を駆動する駆動シリンダーを用い、この駆動シリンダーの側壁に案内規制部材を装着することによって、別途案内部材を設ける必要がなく、駆動部分の設置スペースを小さくすることができる。
また、本発明によれば、案内機構を複数個設けることによって、弁体の作動時において、弁体の移動、位置制御をより安定して行うことが可能であるなどの幾多の顕著で特有な作用効果を奏する極めて優れた発明である。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明のゲート弁の実施例の概略分解斜視図である。
【図2】図2は、図1の弁箱部分を省略した弁開状態の正面図である。
【図3】図3は、弁閉状態を示す図2と同様な正面図である。
【図4】図4は、図2のA方向矢視図である。
【図5】図5は、本発明のゲート弁の案内機構を模式的に示す概略斜視図である。
【図6】図6は、本発明のゲート弁の作動状態を示す弁開状態の断面図である。
【図7】図7は、本発明のゲート弁の作動状態を示す弁開状態から弁閉状態への作動途中を示す断面図である。
【図8】図8は、本発明のゲート弁の作動状態を示す弁閉状態の断面図である。
【図9】図9は、従来のゲート弁の弁閉状態の断面図である。
【図10】図10は、従来のゲート弁のシール部材を示す斜視図である。
【図11】図11は、従来のゲート弁の作動状態を示す弁閉状態の断面図である。
【符号の説明】
1 ゲート弁
2 弁箱本体
4 サイドプレート
6 ボンネットフランジ部材
8 駆動軸
8a 上端
10 弁体
10a 先端部
10b 基端部
12 長側壁
14 長側壁
16、18 ゲート開口部
20 上方シール座面
22 下方シール座面
26 シール部材
28 駆動シリンダー
30 駆動用孔部
32 ハウジング・ブッシュ
34 ガイドシャフト用孔
36 ハウジング・ブッシュ
38 ガイドブッシュ
40 ガイドシャフト
42 上端
44 下端
46 スタビライザー
50 柱部材
52 両側面
54 ガイドローラ支持部材
56 ガイドローラ
58 軸支ピン
60 案内プレート
62 両側面
64,66 連結プレート
68 微調整用調節ネジ
70 案内溝
100 真空用ゲート弁
102 弁箱本体
102a 内壁面
104 駆動軸
106 弁体
106a 先端部
106b 基端部
106c 側面
108a,108b ゲート開口部
110 シール部材
112 サイドプレート

Claims (8)

  1. 略箱形状に形成された弁箱本体と、
    前記弁箱本体に貫通して形成されたゲート開口部と、
    前記ゲート開口部を横断する方向に移動する駆動軸と、
    前記駆動軸の先端部に取り付けられた弁体とを備え、
    前記駆動軸が、ゲート開口部を横断する方向に移動することによって、駆動軸の先端部に取り付けられた弁体が、ゲート開口部に接近または離反する方向に作動され、
    これにより、前記弁体によって、ゲート開口部を開放または閉止するように構成されたゲート弁であって、
    前記弁体に連結され、弁体の作動を案内するガイドシャフトと、
    前記ガイドシャフトの他端に連結されたスタビライザーと、
    前記弁箱本体に固定され、スタビライザーを案内する案内機構とを備え、
    前記弁体の作動の際に、スタビライザーが案内機構に案内されるとともに、弁体がガイドシャフトに案内されて、弁体がゲート開口部に接近または離反する方向に作動するように構成したことを特徴とするゲート弁。
  2. 前記案内機構が、弁箱本体に固定された案内部材と、
    前記案内部材に対して、前記ゲート開口部の方向に回動自在に軸支されるように装着した案内規制部材とを備えることを特徴とする請求項1に記載のゲート弁。
  3. 前記案内部材に対して、案内規制部材のゲート開口方向の回動位置を調整する調整部材を備えることを特徴とする請求項2に記載のゲート弁。
  4. 前記調整部材が、前記案内規制部材に対して、ゲート開口方向の両側に設けられていることを特徴とする請求項3に記載のゲート弁。
  5. 前記案内規制部材が、案内溝を備え、
    前記スタビライザーが、前記案内溝内を案内されるガイド部材を備えることを特徴とする請求項2から4のいずれかに記載のゲート弁。
  6. 前記スタビライザーのガイド部材が、ガイドローラであることを特徴とする請求項5に記載のゲート弁。
  7. 前記案内部材が、駆動軸を駆動する駆動シリンダーであり、
    前記駆動シリンダーの側壁に対して、前記ゲート開口方向に回動自在に軸支されるように装着した案内規制部材とを備えることを特徴とする請求項2から6のいずれかに記載のゲート弁。
  8. 前記案内機構が、複数個設けられていることを特徴とする請求項1から7のいずれかに記載のゲート弁。
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