JP3138728U - 知育積み木 - Google Patents
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Abstract
【課題】算数を学ぶ前の幼児が、積み木に設けた凸の数や積み木の長さを利用してかたち遊びしながら、数の大小や数量の概念を感覚的に身に付け、また、積み木を並べたり重ねたりして数の概念を身に付け、たし算や引き算へと繋がる概念を学ぶことができる知育積み木を得ることにある。
【解決手段】数の1に対応した長さを有する直方体状の単位部材(A)と単位部材の少なくとも2〜10倍の長さをもつ直方体状の複数個の整数倍部材(B〜J)とを備える。単位部材は、側面に1の数値表記(12)を備えていると共に、上面に1つの突起(14)を、下面に1つの突起を遊嵌させる穴を備える。整数倍部材は、単位部材の長さの2〜10倍の長さを有する直方体であって、側面に1〜10の数値表記(13)を備えると共に、上面に1〜10の突起(15)を、下面に1〜10の数の突起を遊嵌させる穴を備える。単位部材と整数倍部材の突起及び穴は同サイズに形成される。
【選択図】図2
【解決手段】数の1に対応した長さを有する直方体状の単位部材(A)と単位部材の少なくとも2〜10倍の長さをもつ直方体状の複数個の整数倍部材(B〜J)とを備える。単位部材は、側面に1の数値表記(12)を備えていると共に、上面に1つの突起(14)を、下面に1つの突起を遊嵌させる穴を備える。整数倍部材は、単位部材の長さの2〜10倍の長さを有する直方体であって、側面に1〜10の数値表記(13)を備えると共に、上面に1〜10の突起(15)を、下面に1〜10の数の突起を遊嵌させる穴を備える。単位部材と整数倍部材の突起及び穴は同サイズに形成される。
【選択図】図2
Description
本考案は、知育積み木に係わり、さらに詳しくは、数の概念を覚えたり、平面や立体の「かたち遊び」をするのに好適な知育積み木に関している。
この種のものとして、1つの単位立方体からなる2個の立方体状の積木と、2つの単位立方体の側面同士が接合された形状の1個の棒状の積木と、3つの単位立方体の側面同士が接合された形状の1個の積木とからなる数量学習用教具が提案されている(例えば特許文献1を参照)。これら3個の積木をもとにして、算数の基礎となる数量についてのみ知ることができても、数値との対応を学習することができない。
さらに、数量と数値との関係を教えるものとして、1の数字を付した単位部材と、整数N(N≧2)の数字を付し単位部材のN倍の厚さを有する第N部材とを、単位部材は複数個、第N部材は2の数字から順に所定の整数値までそれぞれ少なくとも1個具備し、これらの単位部材と第N部材を収容するケースに、整数1から順に直列状に上面に表示した長尺状の整数表示部を設け、また単位部材と第N部材の少なくとも一方を整数の表示した面以外の面に完成絵柄の一部を表示してジグソーパズルに形成されている知育玩具が提案されている(例えば特許文献3を参照)。整数表示部に対応して単位部材や第N部材を並べることで、数量と数値との関係を学ぶことができる。しかし、この知育玩具は、使用者がすでに数字を知っていることが前提となっており、それ以前の段階にある幼児の学習を全く前提としておらず、初心者である幼児に対応していない。
さらに又、1から10までの等倍数に異なる長さの直方体10個を1組とし、当該1組とは別の色で統一された別の組4組もしくは数組と、計算問題の例題を書いたカード必要枚数をワンセットとした幼児向け算数教育用器材も提案されている(例えば特許文献2を参照)。この器材は、数式と数量との関係を学ぶことができる。しかし、数字を記憶し、数式を学び始めた高度な学習者、例えば小学生を対象とするもので、これから数量や数値を学ぼうとする幼児とよっては無理がある。
特開平11−119643号公報
特開2006−25810号公報
登録実用新案公報第3008713号
本考案は、上記のような現状に鑑みて、算数を学ぶ前の幼児が、積み木に設けた凸の数や積み木の長さを利用してかたち遊びしながら、数の大小や数量の概念を感覚的に身に付け、また、積み木を並べたり重ねたりして数の概念を身に付け、たし算や引き算へと繋がる概念を学ぶことができる知育積み木を提供することを、その課題とする。
上記課題を解決することを目的としてなされた本考案知育積み木は、数の1に対応した長さを有する直方体状の単位部材と、該単位部材の少なくとも2〜10倍の長さをもつ直方体状の複数個の整数倍部材とを備え、単位部材は、側面に1の数値表記を備えていると共に、当該部材の上面に1つの突起を、下面に1つの突起を遊嵌させる径の穴を備え、整数倍部材は、個々の部材が前記単位部材の長さの2〜10倍の長さを有する直方体であって、各部材の側面に1〜10の数値表記を備えていると共に、各整数倍部材の上面に1〜10の突起を、下面に1〜10の数に対応する突起を遊嵌させる径の穴を備え、前記単位部材と各整数倍部材の突起及び穴は同サイズに形成されていることを特徴とする。
本考案は、上記構成において、単位部材を立方体状に、各整数倍部材を前記単位部材の2〜10倍の長さを有するように構成しても良い。
また、本考案は、上記構成において、各整数倍部材が、数値表記を形成した側面に、単位部材の幅に対応する間隔を置いた境界線が設けられていても良い。
さらに本考案は、上記構成において、各部材の突起に、部材ごとに異なる色彩を施しても良い。
そして、本考案は、上記構成において、各部材を、各突起を含めて木質材で形成しても良い。
本考案の知育積み木は、数の1に対応した長さを有する直方体状の単位部材と、該単位部材の少なくとも2〜10倍の長さをもつ直方体状の複数個の整数倍部材とを備え、単位部材は、側面に1の数値表記を備えていると共に、当該部材の上面に1つの突起を、下面に1つの突起を遊嵌させる径の穴を備え、整数倍部材は、個々の部材が前記単位部材の長さの2〜10倍の長さを有する直方体であって、各部材の側面に1〜10の数値表記を備えていると共に、各整数倍部材の上面に1〜10の突起を、下面に1〜10の数に対応する突起を遊嵌させる径の穴を備え、前記単位部材と各整数倍部材の突起及び穴は同サイズに形成されているので、算数を学ぶ前の幼児が、積み木に設けた凸の数や積み木の長さを利用してかたち遊びながら、数の大小や数量の概念を感覚的に身に付け、また、積み木を並べたり重ねたりして数の概念を身に付け、たし算や引き算へと繋がる概念を学ぶことができる。
以下、添付図を参照して、本考案知育積み木の実施態様を説明する。添付図において、図1は本考案知育積み木のある実施態様の全体構成を示す斜視図、図2は図1に示す本考案知育積み木を構成する単位部材及び整数倍部材の斜視図、図3は図2の3−3線に沿う断面図、図4は図1に示す本考案知育積み木の使用状態の一例を示す正面図、図5は図1に示す本考案知育積み木の使用状態の他例を示す正面図、図6は図1に示す本考案知育積み木の使用状態の別例を示す正面図、図7は図1に示す本考案知育積み木の使用状態の他の別例を示す斜視図、図8は図1に示す本考案知育積み木によるパズル遊びの状態を示す正面図、図9は図1に示す本考案知育積み木による物積み状態の一例を示す正面図、図10は図1に示す本考案知育積み木による平面物積み状態の第二例を示す平面図、図11は図1に示す本考案知育積み木による立体物積み状態の一例を示す正面図、図12は図1に示す本考案知育積み木による立体積み状態の第二例を示す斜視図、図13は図1に示す本考案積み木による立体積み木状態の第三例を示す斜視図である。
この知育積み木は、図1及び図2に示すように、単位部材Aと複数個の整数倍部材B〜Jとを備えている。これらの部材A〜Jはケース20に収納されている。全てを図示していないが、この知育積み木では、単位部材Aが7個、整数倍部材B〜Jが2個ずつをセットとしている。
各単位部材Aの本体19は、数の1に対応した長さを有する立方体の木質材からなっている。各整数倍部材B〜Jの本体19aは、単位部材Aの少なくとも2〜10倍の長さを直方体の木質材からなっている。
例えば、単位部材Aは数の1に対応した長さを有している。しかし、整数倍部材Bは単位部材Aの1に対して2倍の長さを、整数倍部材Cは単位部材Aの1に対して3倍の長さを、整数倍部材Dは単位部材Aの1に対して4倍の長さを、整数倍部材Eは単位部材Aの1に対して5倍の長さを、整数倍部材Fは単位部材Aの1に対して6倍の長さを、整数倍部材Gは単位部材Aの1に対して7倍の長さを、整数倍部材Hは単位部材Aの1に対して8倍の長さを、整数倍部材Iは単位部材Aの1に対して9倍の長さを、整数倍部材Jは単位部材Aに対して10倍の長さをそれぞれ有している。
更に、単位部材Aは、側面に「1」の数値表記12を形成されており、整数倍部材B〜Jは、「1」から始まる「10」までの数を最大値とする数値表記13を備えていると共に、長手方向側面に単位部材Aの長さに匹敵する間隔を形成して境界線11を形成されている。
具体的に説明すると、例えば、単位部材Aの側面には「1」の数値表記12のみを形成されている。しかし、整数倍部材Bは「1」及び「2」からなる数値表記13及び単位部材Aの長さに匹敵する間隔を形成して1本の境界線11を、整数倍部材Cは「1」〜「3」の数値表記13及び2本の境界線11を、整数倍部材Dは「1」〜「4」の数値表記13及び3本の境界線11を、整数倍部材Eは「1」〜「5」の数値表記13及び4本の境界線11を、整数倍部材Fは「1」〜「6」の数値表記13及び5本の境界線を、整数倍部材Gは「1」〜「7」の数値表記13及び6本の境界線11を、整数倍部材Hは「1」〜「8」の数値表記13及び7本の境界線11を、整数倍部材Iは「1」〜「9」の数値表記13及び8本の境界線11を、整数倍部材Jは「1」〜「10」の数値表記13及び9本の境界線11を形成されている。
これらの境界線11および数値表記13は、本体部材19aに直接印刷したり、シールを貼るなどして形成されている。
又、単位部材Aにおける数値表記12の上方に位置する側面、すなわち、上面には1つの突起14が、下面には同軸に位置して突起14が遊嵌できる径を有する1つの穴を設けられている。整数倍部材B〜Jにおける数値表記13のある面の上方に位置する面、すなわち上面には整数倍の数に対応する数の突起15、下面には同軸に位置して突起15が遊嵌できる径を有する整数倍の数に対応する数の穴が設けられている。単位部材Aの突起14及び穴は、整数倍部材B〜Jのこれらと同じサイズに形成されている。例えば、整数倍の数が6である整数倍部材Fの場合、長手方向側面には5本の境界線11と「1」〜「6」の数値表記13とを形成されていると共に、図3に示すように、上面に6個の突起15を、そして、下面に同軸に位置して6個の穴16を設けられている。
これらの突起14,15は、同じサイズをもつ木質材からなっており、頭部17の下面から伸びる脚部18を単位部材Aの本体19又は整数倍部材B〜Jの本体19aに圧嵌されたり、嵌合かつ接着剤固定されている。
そして、各突起14,15の頭部17は互いに異なる色彩を施されている。例えば、単位部材Aの突起14の頭部17は赤色に、整数倍部材Bの突起15の頭部17は橙色に、整数倍部材Cの突起15の頭部17は黄色に、整数倍部材Dの突起15の頭部17は緑色に、整数倍部材Eの突起15の頭部17は黄緑色に、整数倍部材Fの突起15の頭部17は青色に、整数倍部材Gの突起15の頭部17は濃紺色に、整数倍部材Hの突起15の頭部17は紫色に、整数倍部材Iの突起15の頭部17は赤紫色に、そして、整数倍部材Jの突起15の頭部17は桃色に彩色をそれぞれ施されている。
ケース20は箱本体21及びパズル基盤を兼ねる蓋板22を備える。箱本体21は上面が開放された中空箱の形態をなす木製のものからなっている。箱本体21の平行な一対の側壁23aの内面上方には角溝24が形成され、もう1組みの平行側壁の内、片方の側壁23bには角溝24に連続する同サイズの角溝が形成され、対面する側壁の上方は角溝の底まで切り欠かれている。蓋板22は、例えば合成樹脂成型品からなり、角溝24の高さよりも小さな厚みを備えている。蓋板22の上面には、整数倍部材B〜Jの穴ピッチに対応し、かつ双方の部材A,B〜Jの穴が遊嵌できる突起25が一体形成されている。
これらの単位部材A及び整数倍部材B〜Jは、例えば図1に示すように、箱本体21の内部に整理して収納されている。そして、蓋板22は、突起25を上方に向けて、切り欠きから角溝24に挿入され、箱本体21を密閉している。
このように構成された本考案知育積み木によって、幼児は、遊びながら、数量及び数量と数値との関係を連続して学習することができる。
図4は、数量を学ぶための一例であって、長尺な積み木から短尺な積み木に順に積み上げて数の階段を造る学習状態を示している。幼児は、整数倍部材Jを一番下段にして整数倍部材I〜Bを順に上に積み載せ、最後に単位部材Aを積んで、各部材A〜Jの長さの違いを積み重ね過程にて学ぶことができ、積み重ねた後にも、各部材A〜Jの長さの違い、整数倍部材B〜Jの数値表記12の間に形成された単位部材Aの横幅に対応する境界線11などから数の大小及び数量を学ぶことができる。そして、数値表記12,13の数字を覚えることによって、数の概念も学ぶことができる。
図5は、図4に示す数の階段にどの積み木を合わせると、「10」になるのかを知って、遊びながら、数の大小及び数量を学習する状態を示している。これは、図4に示すようにして数の階段を造り上げた後、単位部材A及び整数倍部材B〜Jにもう1組のどの部材A〜Jを組み合わせることで、一番下にある整数倍部材Jと同じ長さとなるのかを学習するもので、例えば、整数倍部材Iには単位部材Aを、整数倍部材Hには整数倍部材Bを一直線に並べ、上段にある部材の穴を下段の部材の突起15に嵌合する。この場合も、数値表記12,13の数字を覚えることで、数の概念も学ぶことができる。
図4及び図5に示す学習において、単位部材Aと整数倍部材B〜Jとは、垂直に並べても、水平に並べても良い。これらに際して、上下に位置している部材、例えば、単位部材Aとその下方に位置する整数倍部材B〜Jとは、突起14,15と隣接する部材A,B〜Jの穴とが嵌合して、部材同士がずれたり、外れたりしないため、幼児は正確に長さの差異、つまり、数量の差を正確に知ることができる。しかも、これらの突起14,15は、前述のように隣接部材A,B〜Jの穴に遊嵌できるサイズに形成されているため、幼児であっても、隣接部材A,B〜Jの抜き差しを簡単かつ容易に行なうことができる。
図6は、それぞれの段の突起14,15の数を数えてみる、つまり、数を数えて、数の大小を学ぶ状態を示している。図4に関連して説明したようにして数の階段を造り上げた後、各部材A,B〜Jの突起14,15の数を「いち」、「にい」、「さん」と数えつつ、最下段の整数倍部材Jの長さに対応する単位部材A又は整数倍部材B〜Iを見付けて、積み重ねる。
図7は、突起14,15を利用して、同じ長さになるよう組み合わせを探してみよう、つまり、単位部材A及び整数倍部材B〜Jの突起14,15の数を数えて、ある整数倍部材と同じ長さになる単位部材A及び整数倍部材B〜Jを選択するものである。図では、整数倍部材Jを基準にし、突起14,15の数を数え、整数倍部材Fと整数倍部材Fとを、整数倍部材Gと整数倍部材Eとを、整数倍部材Hと整数倍部材Bとを、整数倍部材Iと単位部材Aとを組み合わせることで、数の大小、数量と数値との関係を遊びながら学習することができる。
図8はたし算又は引き算の概念を学習する状態を示している。これはどの段も「11」になるように積むことを目的としている。「11」は、整数倍部材Jと単位部材Aとを、整数倍部材Iと整数倍部材Bとを、整数倍部材Hと整数倍部材Cとを、整数倍部材Gと整数倍部材Dとを、整数倍部材Fと整数倍部材Eとを並べることによって形成される。このときに、数値表記12,13を見て又は突起14,15の数を数え、合計で「11」となる単位部材A又は整数倍部材B〜Fを選ぶ、つまり、数値を覚え、たし算又は引き算しながら、並べるもので、幼児は遊びのうちにこれらを学習することができる。なお、合計値は、「11」に限らず、他の数値、例えば「12」であっても良い。
なお、図4及び図5に示す学習においても、数字を覚えると、側面に数値表記12,13があるので、繰り返しているうちに、たし算及び引き算の概念ばかりか、数量と数値との関係を学習することができる。
図9は、蓋板22を使用したパズル遊びで、蓋板22からはみ出さないように単位部材A及び整数倍部材B〜Jを並べるもので、遊ぶだけではなく、数の大小や数量の概念を感覚的に身に付けることができる。正解は、下から、整数倍部材Iと単位部材Aとの組み合わせ、整数倍部材Hと整数倍部材Bとの組み合わせ、整数倍部材Gと整数倍部材Cとの組み合わせ、整数倍部材Eと整数倍部材Eとの組み合わせ、そして整数倍部材Jのみである。幼児は、突起14,15の数を数えながら、「10」の長さとなるように、整数倍部材Hと単位部材Aと、整数倍部材Hと整数倍部材Bとなどを組み合わせる共に、各部材の穴を裏板22の突起25に嵌合する。なお、蓋板22の突起25は、図1に示す単位部材A及び整数倍部材B〜Jのセットを使用しないと、かなり困難になるようにデザインされている。
また、本考案知育積み木は、たんに算数を学ぶだけでなく、平面や立体の「かたち遊び」も行うことができ、それによって、単に遊ぶだけではなく、部材A,B〜Jの長さを選択しつつ数の大小や数量の概念、それに、数の概念も身に付けることができる。
図10は、単位部材A及び整数倍部材B〜Jを平面に並べて、花を組み上げる平面かたち遊び状態を示している。この花は、2個の整数倍部材C、2個の整数倍部材B及び四個の単位部材Aを並べて花弁、1個の整数倍部材Fで茎、そして、2個の整数倍部材Eで葉を形成している。
図11は、単位部材及び整数倍部材を平面に並べて、自動車を組み上げる平面かたち遊び状態を示している。自動車の屋根は1個の整数倍部材Eから、窓は3個の単位部材Aから、側面は1個の整数倍部材J及び1個の整数倍部材Iから、前照灯は1個の単位部材Aからなっている。車輪は2個の単位部材Aを横にしかつ数値表記12を正面に見せて配置する。
図12は、単位部材及び整数倍部材を縦に並べて、船を組み上げる立体かたち遊び状態を示している。船の下部は2個の整数倍部材Hを2列並べ、甲板は整数部材Jを2個並べかつ穴を船下部となる整数倍部材Hの突起15に嵌合し、甲板上の船室は2個の整数倍部材Bを前後に、2個の単位部材Aを中間に並べると共に、穴を甲板となる整数倍部材Hの突起15に嵌合し、そして、突起15を屋根となる整数倍部材Eの穴に嵌合することで組み上げられている。煙突は、2個の単位部材Aを上下に積み重ね、下方の単位部材Aの穴を船室屋根となる整数倍部材Eの突起15に嵌合することによって形成される。
図13は、単位部材及び整数倍部材を平面に並べて、ロボットを組み上げる立体かたち遊びの状態を示している。このロボットにおいて、頭は、1個の整数倍部材Cの中央にある突起15に単位部材Aの穴を嵌合すると共に、この単位部材Aの両側に突起14を前に向けて単位部材Aを並べることで目を形成することで組み上げられる。胴体は、整数倍部材Gの突起15を頭となる整数倍部材Cの穴に嵌めて肩を形成し、単位部材Aの突起14を肩となる整数倍部材Gに中央にある穴に嵌め、2個の整数倍部材Eを積み重ね腰を形成して、単位部材Aの突起14を肩となる整数倍部材Gの穴に嵌合すると共に、単位部材Aの穴を腰となる整数倍部材Eの突起15に嵌めることで組み立てられている。腕は、整数倍部材Dを肩となる整数倍部材Gと整数倍部材Eとの間に配置すると共に、突起15を整数倍部材Dの穴に、穴を整数倍部材Dの突起15に嵌めることで形成される。そして、脚は、整数倍部材Bの端部にある突起15に上下に積み重ねた単位部材Aの穴を嵌め、上方の単位部材Aの突起14を腰となる整数倍部材Eの穴に嵌めることで形成される。
本考案知育積み木は、以上のように、数の1に対応した長さを有する直方体状の単位部材Aと、単位部材の少なくとも2〜10倍の長さをもつ直方体状の複数個の整数倍部材B〜Jとを備え、単位部材Aは、側面に1の数値表記12を備えていると共に、上面に1つの突起14を、下面に1つの突起を遊嵌させる径の穴を備え、整数倍部材B〜Jは、単位部材Aの長さの2〜10倍の長さを有する直方体であって、側面に1〜10の数値表記13を備えていると共に、上面に2〜10倍の数に対応する突起15を、下面に2〜10倍の数に対応しかつ突起14,15を遊嵌させる径の穴を備え、これらの突起14,15及び穴は、同サイズに形成されているので、算数を学ぶ前の幼児が、積み木に設けた突起14,15の数や積み木の長さを利用してかたち遊びしながら、数の大小や数量の概念を感覚的に身に付け、また、積み木を並べたり重ねたりして数の概念を身に付け、たし算や引き算へと繋がる概念を学ぶことができ、しかも、これをひとつの道具によって、しっかり理解するまで、繰り返して遊びかつ学ぶことができる。
加えて、突起14,15およびこれらを遊嵌させる穴が、単位部材A及び整数倍部材B〜Jが積み重ねたかたちを保持しているので、幼児は、いらいらせずに、飽きることなしに、遊びを通じて算数を学ぶことができる。
さらに、各整数倍部材B〜Jは、数値表記13を形成した側面に、単位部材Aの幅に対応する間隔を置いた境界線11を設けられているので、数字を知らなくても、単位部材Aに対する大きさの差異を学ぶことができる。
さらに、各部材A,B〜Jの突起14,15には、各々、異なる色彩が施されているので、色で数の大小や数量を覚えることができ、平面かたち遊び及び立体かたち遊びに際して、実際のものに近い彩りのものとすることができる。
なお、以上説明した実施態様にて、各部材A,B〜J及び各突起14,15を木材から構成しているが、必要に応じて、合成樹脂などの他の材料によって構成しても良い。
A 単位部材
B〜J 整数倍部材本体
11 境界線
12 単位部材の数値表記
13 整数倍部材の数値表記
14 単位部材の突起
15 整数倍部材の突起
16 整数倍部材の穴
17 頭部
18 脚部
19 単位部材の本体
19a 整数倍部材の本体
20 ケース
21 箱本体
22 裏板
23 側壁
24 角溝
25 蓋板の突起
B〜J 整数倍部材本体
11 境界線
12 単位部材の数値表記
13 整数倍部材の数値表記
14 単位部材の突起
15 整数倍部材の突起
16 整数倍部材の穴
17 頭部
18 脚部
19 単位部材の本体
19a 整数倍部材の本体
20 ケース
21 箱本体
22 裏板
23 側壁
24 角溝
25 蓋板の突起
Claims (5)
- 数の1に対応した長さを有する直方体状の単位部材と、該単位部材の少なくとも2〜10倍の長さをもつ直方体状の複数個の整数倍部材とを備え、単位部材は、側面に1の数値表記を備えていると共に、当該部材の上面に1つの突起を、下面に1つの突起を遊嵌させる径の穴を備え、整数倍部材は、個々の部材が前記単位部材の長さの2〜10倍の長さを有する直方体であって、各部材の側面に1〜10の数値表記を備えていると共に、各整数倍部材の上面に1〜10の突起を、下面に1〜10の数に対応する突起を遊嵌させる径の穴を備え、前記単位部材と各整数倍部材の突起及び穴は同サイズに形成されてなることを特徴とする知育積み木。
- 単位部材を立方体状に、各整数倍部材を前記単位部材の2〜10倍の長さを有する直方体状に形成した請求項1に記載の知育積み木。
- 各整数倍部材は、数値表記を形成した側面に、単位部材の幅に対応する間隔を置いた境界線が設けられている請求項1又は請求項2に記載の知育積み木。
- 各部材の突起には、部材ごとに異なる色彩が施されている請求項1〜3のいずれかの請求項に記載の知育積み木。
- 各部材は各突起を含み木質材で形成した請求項1〜4のいずれかの請求項に記載の知育積み木。
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2007
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