JP3138648U - プリーツリボン - Google Patents
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Abstract
【課題】帯状体に対して付けられたプリーツ部が湿気を含んだり、洗濯などによって外部張力や圧力を受けて伸長または変形したりすることによっても、当初の伸縮性および弾性力を維持可能にし、菓子折りや花などのギフト品のラッピング、ブライダルなどの装飾、あるいは手芸等に用いるリボンを提供する。
【解決手段】幅方向の端縁部がほつれ止めされた織物の帯状体1からなるプリーツリボンAであり、その帯状体に等間隔に多数の折り目を配したプリーツ部2を設けた構成である。
【選択図】図1
【解決手段】幅方向の端縁部がほつれ止めされた織物の帯状体1からなるプリーツリボンAであり、その帯状体に等間隔に多数の折り目を配したプリーツ部2を設けた構成である。
【選択図】図1
Description
本考案は、菓子折りや花などのギフト品のラッピング、ブライダルなどの装飾、あるいは手芸等に用いるリボンに関する。
従来から、菓子折りや花などのギフト品をラッピングするのに、包装紙などとともにリボンが広く用いられている。このリボンは、主に複合繊維の織物の帯状体からなり、種々の色彩や模様などが施されて、ギフト品の見栄えを良好にしている(例えば、特許文献1参照)。
前記帯状体は贈答などの使用目的に応じて、種々のデザインの色彩や模様が表されている。また、この帯状体の素材としては、使用条件例えば引っ張り強度や耐熱性等に応じて、ポリプロピレン、アセテート、ポリエステル、コットン等を単独で織り込んだものや、これらの2つ以上を織り込んだものなどが用いられる。
ところが、従来のリボンは、それ自体が薄っぺらで長尺の帯状体からなるため、デザイン的に単純で変化がない。このような薄っぺらの帯状体では、結び方などに工夫を凝らしてリボンに立体感を付与することが望ましい。しかし、その結び作業には熟練を要し、誰にでも容易に行えるというものではない。
一方、メーカサイドまたはユーザサイドで帯状体自体に加工を施し、例えば横畝状の凹凸模様や波形模様を付けたリボンが提案されている。
特開2003−342861号公報
一方、メーカサイドまたはユーザサイドで帯状体自体に加工を施し、例えば横畝状の凹凸模様や波形模様を付けたリボンが提案されている。
しかしながら、従来のリボンにあっては、前記帯状体に付けられる凹凸模様や波形模様が、折り目を入れた織物の帯状体を、挟圧手段を用いて拘束し、さらに蒸気加熱するなどして形成されるものであるために、使用中に帯状体が湿気を含んだり、外力を受けたりすると、比較的短期間で折り目が消失し、平らな帯形状に復元してしまうという不都合があった。このため、折り目による加工当初の美しいデザインや手触りが得られなくなるという不都合があった。
本考案は前記のような従来の問題点に着目してなされたものであり、帯状体に対して付けられたプリーツ部が洗濯によって水分を含んだり、外部張力や圧力を受けて伸長または変形したりしても、乾燥後あるいは前記外力が取り除かれた後は、自身の伸縮性および弾発力により当初のプリーツ形状を維持することができるプリーツリボンを提供することを目的とする。
前記目的達成のために、本考案に係るプリーツリボンは、幅方向の端縁部がほつれ止めされた織物の帯状体からなり、該帯状体には、等間隔に多数の折り目を配したプリーツ部が設けられてなることを特徴とする。
この構成により、プリーツ部は繰り返し張力を受けて伸長した場合でも、あるいは外力を受けて押し潰された場合でも、その張力や押圧力が解除されると元のプリーツ形状に復元することとなり、前記張力や押圧力を受ける前の元のプリーツ形状やデザインが失われるのを防止することができる。
また、プリーツ部が帯状部に厚みを与えるために、指を使っての帯状部の結び作業がし易くなる。従って、このプリーツ部を持つプリーツリボンを種々の物品のラッピングに利用することにより、プリーツ部が持つ美しさをその物品上に表出でき、何人にも心地良く看取させることができる。
また、プリーツ部が帯状部に厚みを与えるために、指を使っての帯状部の結び作業がし易くなる。従って、このプリーツ部を持つプリーツリボンを種々の物品のラッピングに利用することにより、プリーツ部が持つ美しさをその物品上に表出でき、何人にも心地良く看取させることができる。
本考案に係るプリーツリボンは、前記プリーツ部が、前記帯状体に対し長さ方向に伸縮自在に弾性を付与するという構成を持つ。
この構成により、プリーツ部が持つ伸縮機能および弾発力により、結んだ形状が崩れないように、長期に亘って安定的に美しく保たれる。また、収縮状態に比べて伸長状態では帯状部の実質長が大きいために、物品に対するラップ作業が容易になるほか、結び目を作った場合に独自のデザイン的立体感および美しさを表出することができる。
本考案によれば、帯状体に対して付けられたプリーツ部が洗濯などによって水分を含んでも、また張力や押圧力を受けて変形しても、乾燥した後あるいは前記張力や押圧力を取り除かれた後は、自身の伸縮性および弾性力により再び元の形態に復元する。従って、プリーツ部の当初の美しい外観を再び維持することができる。
以下に、本考案の実施形態によるプリーツリボンを、図面を参照して詳細に説明する。
本実施の形態によるプリーツリボンは、帯状の織物に、等間隔に多数の折り目を配したプリーツ部を設けた構成である。このため、このプリーツ部は繰り返し張力を受けて伸張しても、あるいは外力を受けて押し潰されても、その張力や押圧力が解除されると元の形態に復元可能となる。これにより、張力や押圧力を受ける前の元のプリーツ形状やデザインが失われるのを回避することができる。
本実施の形態によるプリーツリボンは、帯状の織物に、等間隔に多数の折り目を配したプリーツ部を設けた構成である。このため、このプリーツ部は繰り返し張力を受けて伸張しても、あるいは外力を受けて押し潰されても、その張力や押圧力が解除されると元の形態に復元可能となる。これにより、張力や押圧力を受ける前の元のプリーツ形状やデザインが失われるのを回避することができる。
図1は、本実施形態によるプリーツリボンAを一部破断して示す斜視図、図2は、このプリーツリボンAの拡大断面図である。
図1および図2において、リボンAは、織物からなる帯状体1に、この帯状体1の長手方向に多数のプリーツ部2を形成したものからなる。
図1および図2において、リボンAは、織物からなる帯状体1に、この帯状体1の長手方向に多数のプリーツ部2を形成したものからなる。
このプリーツ部2は、例えば細幅(5〜30ミリ)の帯状体1の幅方向の両端縁に向かって真直ぐに伸び、かつそれぞれが互いに平行となる折り目である。
また、その帯状体としては、無地、金ラインまたは銀ライン入り生地、オーガンジー、チェック地、メタリック地などとして、色彩や模様を持つものに織り上げたものや、色彩や模様をプリントした生地などが用いられる。
また、その帯状体としては、無地、金ラインまたは銀ライン入り生地、オーガンジー、チェック地、メタリック地などとして、色彩や模様を持つものに織り上げたものや、色彩や模様をプリントした生地などが用いられる。
また、不織布や紙を材料とする帯状体も必要に応じて用いることもできる。リボンAは装飾品であり、冠婚葬祭その他のイベントに合ったデザインのものに織り上げられ、あるいはプリントされて用いられる。
このリボンAに用いる帯状体の素材としては、例えばポリプロピレン、アセテート、ポリエステル、ラメ糸を織り込んだレーヨンとポリエステルの混織材、ナイロン、コットンとポリエステルの混織材、金属入りのポリエステルなどがある。
前記帯状体1は、広幅の織物を金属刃物によって超音波カット(高周波カット)ヒートカットしてテープ状にしたもの(カットリボン)の他に、シャトル機械やニードル機械によって当初から細幅に織り上げたもの(織リボン)などがある。
これらのうち、カットリボンはカット部分が比較的硬いために、人の肌を傷付ける前記プリーツ部は、前記帯状体に対し長さ方向に伸縮自在に弾性を付与したものであることを特徴とするおそれがあるため、一般に首掛けには使用されない。
これらのうち、カットリボンはカット部分が比較的硬いために、人の肌を傷付ける前記プリーツ部は、前記帯状体に対し長さ方向に伸縮自在に弾性を付与したものであることを特徴とするおそれがあるため、一般に首掛けには使用されない。
一方、織リボンは端縁が柔らかいので、人の肌を傷付けることはなく、従って首掛けにも向く。また、この織リボンは工芸品として優れたデザインに織り上げることができ、合わせて柔軟性などの優れた物理的特性を持つ。
また、プリーツ部2は、図示のように帯状体1の表裏面が同一の三角形状の起伏面を持つもののほか、帯状体1の表面側が同一の半円弧状の起伏面を持ち、裏面側が同一の尖端状の起伏面を持つものや、帯状体1の表裏面が同一の四角形の起伏面を持つものなど、種々の形態を持つものを採用することができる。
これらの各プリーツ部2は、いずれも真空セットにより伸縮自在でありしかも弾力性に富むプリーツリボンAを形成することができる。このようなプリーツ形成処理によって、引っ張り力を加えたり、押圧力を加えたりした場合でも、これらの力を取り除くことにより、速やかに元のプリーツ形状に戻ることとなる。
このようなプリーツ部2を持つ帯状体1は、その取り扱い、運搬、収納を容易にするために、周知のボビン(図示しない)の外周に多重巻装される。この多重巻状態では、前記プリーツ部2自体の伸縮性および弾発力によって、帯状体1をボビン上に緩みなく安定に保持させることができる。従って、不用意に帯状部1の一部がボビンから外れたり、バラバラに解けたりして下方に落下するのを未然に回避することができる。
このように、本実施形態によるプリーツリボンは、幅方向の端縁部がほつれ止めされた織物の帯状体1からなるプリーツリボンであって、帯状体1に、等間隔に多数の折り目を配したプリーツ部2を設けたことにより、プリーツ部2は繰り返し張力を受けても、あるいは外力を受けて押し潰されても、その張力や押圧力が解除されると元のプリーツ形状に戻されることとなる。従って、前記張力や押圧力を受ける前のプリーツ形状やデザインが失われることを防止できる。
また、プリーツ部2が帯状部1に厚みを与えるために、指先による結び作業が容易になる。従って、このプリーツ部2を持つプリーツリボンAを種々の物品のラッピングに利用でき、その物品の包装を人々に美しく看取させることができる。
本考案は、帯状体に対して付けられたプリーツ部が水分や湿気を含んだり、外部張力や圧力を受けたりして伸長または変形することがあっても、当初の伸縮性および弾性力を維持することができるという効果を有し、菓子折りや花などのギフト品のラッピングやブライダルなどの装飾用、あるいは手芸用等に用いるプリーツリボン等に有用である。
A プリーツリボン
1 帯状体
2 プリーツ部
1 帯状体
2 プリーツ部
Claims (2)
- 幅方向の端縁部がほつれ止めされた織物の帯状体からなり、該帯状体には、等間隔に多数の折り目を配したプリーツ部が設けられてなることを特徴とするプリーツリボン。
- 前記プリーツ部は、前記帯状体に対し長さ方向に伸縮自在に弾性を付与したものであることを特徴とする請求項1に記載のプリーツリボン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007008542U JP3138648U (ja) | 2007-10-10 | 2007-10-10 | プリーツリボン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2007008542U JP3138648U (ja) | 2007-10-10 | 2007-10-10 | プリーツリボン |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP3138648U true JP3138648U (ja) | 2008-01-17 |
Family
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010106386A (ja) * | 2008-10-29 | 2010-05-13 | Bunka Gakuen | プリーツ織製品及びその織成方法 |
CN113388946A (zh) * | 2021-07-06 | 2021-09-14 | 泉州市全众纺织科技有限公司 | 一种防缩筋弹性织带 |
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2007
- 2007-10-10 JP JP2007008542U patent/JP3138648U/ja not_active Expired - Fee Related
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CN113388946B (zh) * | 2021-07-06 | 2023-02-14 | 泉州市全众纺织科技有限公司 | 一种防缩筋弹性织带 |
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