JP3138543B2 - 自己診断システム - Google Patents

自己診断システム

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JP3138543B2
JP3138543B2 JP04221132A JP22113292A JP3138543B2 JP 3138543 B2 JP3138543 B2 JP 3138543B2 JP 04221132 A JP04221132 A JP 04221132A JP 22113292 A JP22113292 A JP 22113292A JP 3138543 B2 JP3138543 B2 JP 3138543B2
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慎也 白石
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四国日本電気ソフトウェア株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自己診断システム、特
に、コンピュータ装置における自己診断システムに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来の自己診断システムは、自己診断中
に、制御装置が外部バス上に影響を及ぼさないように、
外部バスの制御に関する回路は診断を行わず、外部バス
の制御に関係の無い回路のみを診断していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな上述した従来の自己診断システムは、ガーゥバスと
のデータ転送に関する回路を診断することができないた
め、故障の検出率が上がらず、外部バスとのデータ転送
に関する回路が故障した場合その故障を検出できないと
いう欠点がある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の自己診断システ
ムは、データ転送を開始するときに第1の制御信号を発
行し、この第1の制御信号に応答する第1の応答信号を
受信するためのマスタモジュールと、データ転送が開始
されたときに第2の制御信号を受信しこの第2の制御信
号に応答する第2の応答信号を発行するスレーブモジュ
ールと、自己診断時に第1の出力抑止信号と第2の出力
抑止信号と帰還指示信号とを発行するバス制御部と、前
記第1の出力抑止信号が供給されたときに前記第1の制
御信号がバスへ供給されるのが抑止され前記第2の出力
抑止信号が供給されたときに前記第2の応答信号が前記
バスに供給されるのが抑止される一対のドライバと、前
記第1の出力抑止信号が供給されたときに前記バスから
供給される第3の応答信号を前記第1の応答信号として
出力するのが抑止され前記第2の出力抑止信号が供給さ
れたときに前記バスから供給される第3の制御信号を前
記第2の制御信号として出力するのが抑止される一対の
レシーバと、前記帰還指示信号が供給されたときに前記
第1の制御信号を前記第2の制御信号として出力し前記
第2の応答信号を前記第1の応答信号として出力する一
対の帰還回路とを含む。
【0005】
【実施例】次に、本発明の実施例について、図面を参照
して説明する。
【0006】図1は本発明の一実施例を示すシステム構
成図である。
【0007】図2は図1に示す実施例の一応用例を示す
ブロック図、図3は図1に示す実施例の動作を説明する
ための動作説明図である。
【0008】図1に示す自己診断システムは、マスタモ
ジュール2と、スレーブモジュール3と、ドライバ4
1,42と、レシーバ51,52と、帰還回路61,6
2と、バス制御部7とを含んで構成される。
【0009】マスタモジュール2は、バスBに接続され
ているリソースS1,S2,・・・,SNをアクセスす
るためのプロトコルを制御し、リソースS1,S2,・
・・,SNに対してデータ転送を行うモジュールであ
る。
【0010】いま、マスタモジュール2とリソースSM
との間でデータ転送を行う場合、データ転送を制御する
各種の制御信号a1(バスリクエスト,アドレス線,デ
ータ線,etc)を出力し、リソースSMからの応答信
号b1を入力する。
【0011】ドライバ42は、マスタ動作時、マスタモ
ジュール2が出力した制御信号a1をバスB上に制御信
号a3として出力するためのドライバである。
【0012】レシーバ51は、マスタモジュール2が送
出した制御信号a1に応じて、バスBから制御装置1に
応答信号b2として取込み制御信号b1をマスタモジュ
ール2に出力するレシーバである。
【0013】スレーブモジュール3は、バスBに接続さ
れている制御装置CNから制御装置1内のリソースSM
に対するアクセスがあった時の応答を制御するモジュー
ルで、制御装置CNが送出する各種の制御信号a3を入
力し、それに対する応答信号b3を出力する。
【0014】レシーバ52は、バスB上の制御信号a2
を入力し、制御信号a3としてスレーブモジュール3に
送出するためのレシーバである。
【0015】ドライバ41は、スレーブモジュール3が
出力する応答信号b3を応答信号b2としてバスBに出
力するためのドライバである。
【0016】帰還回路62は、自己診断時に、マスタモ
ジュール2が出力する制御信号a1を制御信号a3とし
て入力しスレーブモジュール3に送出する。
【0017】帰還回路61は、自己診断時に、スレーブ
モジュール3が制御信号a1に応答して出力する応答信
号b3を応答信号b1として出力する。これにより、バ
スB上で行う転送と同等の転送が、マスタモジュール2
とスレーブモジュール3との間でできることとになる。
【0018】バス制御部7は、制御装置1が自己診断の
時は出力抑止信号n1,n2をドライバ41,42およ
びレジーバ51,52に供給して出力を無効にし、帰還
指示信号5を帰還回路61,62に供給して出力を有効
にする。これによってバスBと制御装置1を切り放し、
マスタモジュール2とスレーブモジュール3とを接続す
る。
【0019】自己診断時以外のときはバス制御部7は帰
還指示信号を出力せず帰還回路61,62の出力を無効
にし、出力抑止信号n1,n2を出力せずドライバ4
1,42,レシーバ51,52の出力を次のように制御
する。
【0020】マスタ動作時は図3に示すようにドライバ
42の出力を有効,ドライバ41の出力を無効にする。
【0021】スレーブ動作時は図3に示すようにドライ
バ42の出力を無効,ドライバ41の出力を有効にす
る。
【0022】次に、自己診断時の動作を図1,図3を参
照しながら具体的に述べる。
【0023】自己診断が起動されると、まずバス制御部
7は出力抑止信号n1,n2によりドライバ41,4
2,レシーバ51,52の出力を無効にし、帰還指示信
号fにより帰還回路61,62の出力を有効にする。こ
れによりバスBと制御装置1は切り放され、マスタモジ
ュール2が出力する各種の制御信号a1は、帰還回路6
2を介して制御信号a3としてスレーブモジュール3に
入力される。
【0024】それと同時に、スレーブモジュール3が出
力する応答信号b3は、帰還回路61を介して応答信号
b1としてマスタモジュール2に入力される。
【0025】以上により、マスタモジュール2とスレー
ブモジュール3との間でデータ転送が可能となる。この
後、マスタモジュール2はスレーブモジュール3内のリ
ソースS1,S2,・・・,SNアドレスを指示し転送
を起動する。転送が起動されるとマスタモジュール2は
スレーブモジュール3に対して各種の制御信号a1を送
出し、スレーブモジュール3は入力したアドレス線から
自分のリソースが参照されていることを認識すると、指
定されたリソースをアクセスし、マスタモジュール2に
対して応答信号b3を送出してデータ転送を行う。
【0026】以上述べたように、帰還回路61,62を
設けることによりバスBに影響を及ばさずに、制御装置
1内に閉じたデータ転送を行うことができる。
【0027】
【発明の効果】本発明の自己診断システムは、帰還回路
を追加することにより、自己診断時にバスに影響を及ぼ
すことなくバス上で行うデータ転送と同じ動作を制御装
置の内部で行うことができるため、バス上とのデータ転
送に関係する全ての回路を容易に自己診断することがで
きるので、制御装置の故障検出率を向上することができ
るという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すシステム構成図。
【図2】図1に示す実施例の一応用例を示すブロック
図。
【図3】図1に示す実施例の動作を説明するための動作
説明図。
【符号の説明】
1,C1,C2,・・・,CN 制御装置 2 マスタモジュール 3 スレーブモジュール 41 ドライバ 42 ドライバ 51 レシーバ 52 レシーバ 61 帰還回路 62 帰還回路 7 バス制御部 S1,S2,・・・,SN リソース B バス a1〜a 制御信号 b1〜b 応答信号 n1〜n2 出力抑止信号 f 帰還指示信号
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 11/22 - 11/277 G06F 13/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データ転送を開始するときに第1の制御
    信号を発行し、この第1の制御信号に応答する第1の応
    答信号を受信するためのマスタモジュールと、 データ転送が開始されたときに第2の制御信号を受信し
    この第2の制御信号に応答する第2の応答信号を発行す
    るスレーブモジュールと、 自己診断時に第1の出力抑止信号と第2の出力抑止信号
    と帰還指示信号とを発行するバス制御部と、 前記第1の出力抑止信号が供給されたときに前記第1の
    制御信号がバスへ供給されるのが抑止され前記第2の出
    力抑止信号が供給されたときに前記第2の応答信号が前
    記バスに供給されるのが抑止される一対のドライバと、 前記第1の出力抑止信号が供給されたときに前記バスか
    ら供給される第3の応答信号を前記第1の応答信号とし
    て出力するのが抑止され前記第2の出力抑止信号が供給
    されたときに前記バスから供給される第3の制御信号を
    前記第2の制御信号として出力するのが抑止される一対
    のレシーバと、 前記帰還指示信号が供給されたときに前記第1の制御信
    号を前記第2の制御信号として出力し前記第2の応答信
    号を前記第1の応答信号として出力する一対の帰還回路
    とを含むことを特徴とする自己診断システム。
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