JP3138277B2 - アルミナ質焼結砥粒、および研摩材製品 - Google Patents

アルミナ質焼結砥粒、および研摩材製品

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JP3138277B2 JP05507603A JP50760393A JP3138277B2 JP 3138277 B2 JP3138277 B2 JP 3138277B2 JP 05507603 A JP05507603 A JP 05507603A JP 50760393 A JP50760393 A JP 50760393A JP 3138277 B2 JP3138277 B2 JP 3138277B2
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Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は、α−アルミナ結晶粒子で構成され、微細結
晶組織を有する焼結砥粒、ならびにこの焼結砥粒を用い
た砥石、その他の研摩材製品に関する。
本発明の砥粒は、硬度および靭性に優れ、この砥粒か
ら得られる砥石、研摩布紙その他の研摩材製品は研削性
能に優れている。
背景技術 アルミナ質焼結砥粒は、一般にその結晶サイズが微細
な程、または硬さが高い程、優れた砥粒となる。微細化
された結晶を作成する技術として従来からMgOを焼結助
剤としてアルミナに添加して結晶粒界にMgスピネルをつ
くる方法が知られている。また、特開昭56−32369号に
はゾルゲル法にて砥粒を製造する際、ゲル化形成以前に
Co,Hf,Mg,Ni,Zn,Zr等を添加することが記載されてお
り、この技術により微細組織のアルミナ質焼結砥粒を得
ている。
特開昭60−231462号には、α−アルミナ種粒子をアル
ミノゾル中に分散させる方法により焼結結晶組織をサブ
ミクロンにすることが記載されており、この際、Si,Cr,
Mg,Zrの酸化物をゲルに添加してもよいことも記載され
ている。
特開昭61−254685号には、ゾルゲル法により、アルミ
ナ質研摩材粒体を製造する方法において、α−アルミ
ナ、α−酸化第二鉄等の核発生剤を乾燥工程の前に添加
することが記載され、更に、Mg,Zn,Co,Ni,Zr,Hf,Cr,Ti
の酸化物の前駆体をゲル分散体中に添加してもよいこと
も記載されている。
また、特開昭64−11184号には、ゾルゲル法によりア
ルミナ質研摩材粒体を製造する過程で、仮焼粒子にZr,H
f,Co,Ni,Zn,Mgおよび/または希土類金属元素の酸化物
またはその前駆体を含浸させ、それらの添加金属が研摩
材粒体の内部よりは該粒体の表面または表面近くに高濃
度で分布した研摩材粒体が開示されている。
上記の種々の製法により微細結晶組織を有するアルミ
ナ質焼結砥粒が製造可能となったが、その微細組織の均
一化、更に砥粒の硬さではまだ問題がある。従って、均
一な微細組織を有し、硬度がより高く、ひいては、より
優れた研削性能をもつ砥粒が熱望されている。
研削性能に優れた焼結砥粒を造るためには、その焼結
した結晶が微細であることに加えて、その砥粒が十分高
い硬度をもつことが必要であり、さらに、研削性能には
結晶内の組織および砥粒内の組織も深く関係すると考え
られ、これらの組織も配慮されなければならない。
発明の開示 上述のような見地から、本発明の目的は、砥粒特性、
特に硬度靭性に優れ、研摩材製品としたとき優れた研削
性能を発揮するアルミナ質焼結砥粒を提供することにあ
る。
本発明によれば、α−アルミナ結晶粒子で構成され、
スピネル相が連続することなく粒子として結晶粒界の三
重点に析出し、さらにそのスピネル相が砥粒内に実質的
に均一に分布することを特徴とするアルミナ質焼結砥粒
が提供される。
砥粒中のα−アルミナ結晶粒子の平均粒径は1μm以
下であることが好ましく、また、スピネル相がNi,Mgお
よびZnのうち少くとも一種の金属元素の酸化物とアルミ
ナとからなるものが好ましい。
本発明は、さらに、上記のアルミナ質焼結砥粒からな
る砥石および研摩布紙、その他の研摩材製品を提供す
る。
図面の簡単な説明 図1および図2は、本発明の焼結砥粒内のα−アルミ
ナ結晶とスピネル相からなる組織を示すTEM写真であ
る。
発明を実施するための最良の形態 本発明の砥粒は、α−アルミナ結晶粒子からなり、担
持金属の酸化物とアルミナとから形成されるスピネル相
が連続することなく粒子状にα−アルミナ結晶の粒界の
三重点に析出し、更にそのスピネル相がアルミナ質焼結
砥粒の表面と内部とで濃度差がなく実質的に均一に砥粒
内に分布しているアルミナ質焼結砥粒である。
従来のスピネル相を有するアルミナ質焼結砥粒におい
ては、そのスピネル相がα−アルミナ結晶の粒界にアル
ミナ結晶を覆うように連続して存在しているが、本発明
のアルミナ質焼結砥粒ではそのようなことはなく、スピ
ネル相は図1に示すようにα−アルミナ結晶の粒界の三
重点に粒子状に析出しており、更にそのスピネル相がア
ルミナ質焼結砥粒の表面と内部とで濃度差がなく実質的
に均一に砥粒内に分布している。図1は、後記実施例1
で得られた本発明のアルミナ質焼結砥粒のTEM写真(倍
率14万倍)であって、中央に黒色の粒子状に存在し、S
と表示してある部分がスピネル相であり、その周りがα
−アルミナ結晶である。
本発明のアルミナ質焼結砥粒は非常に高い靭性および
硬度などを有している。概して、その破壊靭性値(タフ
ネス;測定法は後述する)は約30%以上、硬度(ビッカ
ース、500g荷重)は約20Gpa以上、密度は理論値の約95
%以上である。本発明の砥粒がこれらの砥粒性能に優る
理由は、断定はできないが、次のように考えられる。す
なわち、スピネル相がアルミナ結晶粒界の三重点に粒子
状にあるため、そのスピネル相が分散粒子として作用
し、砥粒としての前記の諸性能を著しく向上させてい
る。すなわち、スピネル相である分散粒子がアルミナ結
晶との熱膨張差に基づく圧縮応力の向上に役立つととも
に、砥粒として使用している際生じた亀裂もその分散粒
子によって伝播するのを止めたり、分散粒子によってそ
の亀裂が偏向して進みそのため、亀裂長さが長くなり破
壊エネルギーを吸収し亀裂進展を抑制するなどの現象に
もとづき靭性などが向上すると考えられる。
本発明のアルミナ質焼結砥粒内のα−アルミナ結晶は
微細であるとともに結晶サイズが揃っている。本発明の
砥粒を構成するα−アルミナ結晶粒子は、一般に、平均
粒径が1μm以下であり、好ましくは平均粒径0.8〜0.0
5μmで、最大径1μmまたはそれ以下であり、更に好
ましくは平均粒径0.3〜0.05μmで、最大径0.4μmまた
はそれ以下である。そして、結晶サイズがほぼ一様であ
る。このように、α−アルミナ結晶粒子の粒径が小さく
且つ一様であることは、上記のようにスピネル相がアル
ミナ結晶粒界の三重点に粒子状に析出して砥粒内に均一
に分布することと相俟って、砥粒の靭性、硬度などの砥
粒性能の向上に寄与していると考えられる。
次に、本発明のアルミナ質焼結砥粒の製造方法を説明
する。
本発明の砥粒は、ゾルゲル法と含浸法との組合せによ
って製造される。すなわち、(擬)ベーマイト(例え
ば、Condea社からSB Pural Aluminaなる商品名で市販さ
れている)を硝酸その他の酸と混合して、まずゾル化す
る。次いで、粒径0.2μm以下、望ましくは、0.1μm以
下のα−アルミナ微粒子またはコランダム構造を有する
Ti2O3,MgO・TiO2,FeO・TiO2,NiO・TiO2,CoO・TiO2,MnO
・TiO2,ZnO・TiO2,V2O3,Ga2O3,Rh2O3,α−Fe2O3および
α−Fe2O3の前駆体のうち少なくとも一種類の微粒子、
または、これらの元素を固溶したα−アルミナ微粒子を
上記アルミナゾルに種として添加し、ゲル化する。な
お、(擬)ベーマイトとこれらの微粒子を混合した後に
酸を混合してゾル化し、次いでゲル化してもよい。
種として添加する上記微粒子の添加量はアルミナゾル
中のアルミナの重量に対し、0.3〜3重量%が好まし
い。0.3重量%未満では、砥粒のアルミナ結晶サイズが
微細にならず、また3重量%を超えても結晶の微細化が
さらに向上することは殆ど認められない。
ゲル化後、乾燥して乾燥ゲルとし、所定の砥粒の粒度
になるように粉砕、整粒し、その後900℃以下で仮焼す
る。仮焼された粒子は放置するとまた吸湿するが、吸湿
前の状態で乾燥ゲルの自由水および結晶水の大部分、好
ましくは全水分量の95重量%以上が除去されるまで仮焼
温度に保持する。仮焼温度が900℃を超えると仮焼ゲル
中に十分に細孔が形成されず、次に述べるスピネル相形
成成分を含む溶液が粒子内に所定の量含浸され難く、特
に砥粒内部への含浸が困難となる。また、仮焼ゲル中の
残存水分が多くなる。乾燥ゲルの全水分量の95%未満の
除去率でも同様な困難を生ずる。
次に、アルミナとスピネルを形成する金属元素である
Ni,Co,Mg,Cu,Znの中から選ばれた少なくとも1種の金属
の塩の溶液を調製する。この溶液を仮焼ゲルに含浸す
る。含浸された金属イオンは焼結工程によって酸化物と
してアルミナとのスピネルを形成する。スピネルを形成
する金属元素のうちNi,MgおよびZnが好ましく、また、
塩としては塩化物、硝酸塩、硫酸塩、炭酸塩、酢酸塩等
が使用できる。塩を溶かす溶媒としては水、エタノー
ル、メタノール、エーテル、アセトン等が使用できる
が、表面張力の小さな溶媒の方が砥粒内部への含浸効果
が大きいので、エタノール、メタノールが好ましく、生
産コスト的には水が好ましい。これらの塩の濃度は溶解
度の上限に近い方が好ましく、そのため、塩を溶かす溶
媒は温度を上げて溶解度を高めた状態で使用することが
望ましい。塩を溶解した溶液を濃度が高いため、その溶
液を前述の仮焼ゲルに含浸するには、その溶液と仮焼ゲ
ルとを混合するような状態で行なうが、より好ましい方
法としては溶液をスプレー滴下し、仮焼ゲルに接触させ
るのがよい。
含浸溶液の仮焼ゲルへの担持量は、アルミナスピネル
として3〜30重量%の範囲が適し、5〜20重量%がより
好ましい。担持量が3重量%未満では砥粒の結晶粒界の
三重点に析出するスピネル相の量が少なく、砥粒として
の靱性が高くなく、また30重量%を超えると特に砥粒の
硬度の低下を来たす。
含浸後の仮焼ゲルは乾燥するが、本発明の砥粒を製造
するには、この乾燥の方法および条件が非常に重要であ
る。乾燥の方法および条件を適切に選定することによっ
て、本発明の砥粒、すなわち、スピネル相がα−アルミ
ナ結晶の周囲を連続して覆うように存在せず、砥粒中の
α−アルミナ結晶粒子の粒界の三重点に析出し、更にそ
のスピネル相がアルミナ質焼結砥粒の表面と内部とで、
濃度差がなく均一に砥粒内に分布している砥粒が得られ
る。この点で、本発明の砥粒は、特開昭64−11184号に
記載されるような添加金属の濃度が研摩材粒体の内部よ
りは表面または表面近くの方が高い研摩材粒体とは基本
的に異なり、砥粒性能もより向上したものとなる。
次に、スピネル相形成成分含浸後の仮焼ゲルの乾燥の
方法および条件について詳しく説明する。
本発明の砥粒を作成するには、乾燥中に粒子内で含浸
溶液が移動しない乾燥方法をとることが必要である。こ
れを達成する方法の一つとして、凍結乾燥がある。凍結
乾燥によれば、溶液が凍結し固体状態となり、それから
水分が昇華するため乾燥中に粒子内での溶液の移動が起
こらないため、溶液内のスピネルとなる成分が含浸され
た状態のまま移動せず担持され、粒の表面と内部とでス
ピネルの濃度差が生じない。
また、別法として、仮焼ゲル粒子内に万遍無く均一に
存在する細孔内に毛管水がない状態、すなわち、合水率
の減少量が乾燥時間に比例する期間である恒率乾燥期間
と含水率の減少量が乾燥時間とともに低下する期間であ
る減率乾燥期間との境となる限界含水率以下で乾燥を行
なうことによっても、乾燥中に含浸溶液の移動を極力減
少し、含浸溶液中のスピネルとなる金属成分の粒内の偏
析を防ぐことができる。このためには、前述のように仮
焼ゲルに含浸せしめる溶液の塩濃度を高くして水分を少
なくするか、あるいは、含水率が高い恒率乾燥期間を短
かくなるように含浸仮焼ゲルを乾燥すればよい。900℃
以下で仮焼したゲルはγ−アルミナからなるため、その
限界含水率は、約40重量%(ドライベース)である。従
って、40重量%以上の水分を含む含浸仮焼ゲルを乾燥す
る場合には、限界含水率に達するまでの乾燥を速くする
ことにより粒子の表面と内部での偏析を防ぐことができ
る。限界含水率以上の水分を含む含浸仮焼ゲルを速く乾
燥する方法としては、流動乾燥、回転式乾燥、撹拌式乾
燥等を採ることができる。
このように偏析が起こらないような方法およひ条件下
に含浸仮焼ゲルを十分に乾燥する。乾燥温度は含浸溶液
の溶媒により異なるが、沸点に近いと偏析も起き易いた
め比較的低温で乾燥するのが好ましい。十分に乾燥が行
なわれた後、場合によっては、含浸溶液の成分であるCl
-,NO3 -,SO4 2-,CO3 2-等を除くため900℃以下の仮焼温度
まで再び加熱処理をしてもよい。
その後、含浸仮焼ゲルのロータリーキルン等の炉で加
熱し焼結させる。加熱は最高温度を1,100〜1,400℃の温
度範囲にして行なう。この際に、900℃〜1,100℃の温度
範囲を90秒以内で急熱処理するのが好ましい。急熱する
ことによりγ−アルミナからα−アルミナへの相変態が
急激に起こるとともに焼結組織の緻密化が促進され、硬
度が向上する。
焼結温度における保持時間は温度が高い程短くなる。
例えば、1,400℃では20秒程度、1,100℃では10時間程度
が適当である。一般に、保持温度が1,200〜1,300℃の範
囲では30秒ないし10分間、また1,100〜1,200℃の範囲で
は10分ないし10時間の範囲で選ぶことが好ましい。ま
た、1,100〜1,300℃の範囲で30秒ないし10分間保持した
後、さらに1,000〜1,200℃で1〜100時間保持するよう
な二段焼結処理をしてもよい。最高温度が1,400℃を超
えると硬度は約20GPa以上になるが、α−アルミナ結晶
サイズの平均粒径を1.0μm以下にすることは難しく、
また、最高温度が1,100℃未満の場合ではα−アルミナ
結晶サイズは平均0.2μm以下となるが、硬度は18GPa以
下であり、理論密度の95%を下回る砥粒しか得られな
い。
前述のように焼結した後、室温にまで冷却し、目的と
する砥粒の所定粒度に再度篩分け等で整粒し、目的の粒
度をもつ砥粒を得る。
本発明の砥石は、上述の砥粒をビトリファイトボン
ド、メタルボンドまたはレジンボンド等の結合剤で成形
硬化させることによって製造される。特に結合剤の中で
もビトリファイドボンドを用いた砥石が好ましい。ビト
リファイドボンド砥石に用いられている結合剤は長石、
陶石、ホウ砂、粘土等を適宜混合して調製される一般的
にフリットといわれるもので、その成分はSiO2,B2O3,Al
2O3,Fe2O3,CaO,MgO,Na2O,K2O等である。ビトリファイド
砥石は、このような結合剤に若干のデキストリン等の糊
剤を入れて、砥粒と混合し、プレス成形し、乾燥した
後、焼成して造られる。焼成に際しては、砥粒の結晶サ
イズを粗大化することのないよう、焼成温度は950〜1,1
50℃が好ましい。
また、研摩布紙は、基材と砥粒とを接着剤で接着させ
ることにより製造される。接着剤としては優れた研摩特
性と耐水性のためにフェノール樹脂系接着剤が好まし
く、レゾルシノールまたはその誘導体を併用することに
より硬化条件を緩和することもできる。
研摩布紙用基材としては、紙、織布、不織布等が例示
される。
以下、実施例について本発明を具体的に説明する。
実施例1 Condea社製擬ベーマイト(SB Pural Alumina)600gを
水2に分散し、種としてNiTiO3(NiO・TiO2)微粒子
(d50=0.038μm)を3.72g(アルミノゾル中のアルミ
ナ重量に対し、0.62重量%に相当)含む分散水溶液225m
lを添加し、70%HNO3水溶液37.5mlと水112.5mlとの混合
液を添加してアルミナゾルを調製した。このゾルをSUS
製バットにて120℃で24時間定温静置乾燥を行ない乾燥
ゲルを得た。それを粉砕、篩分けし500〜350μmの粒に
整粒した。これは最終砥粒としてJIS R6001−1973の#
60に相当する。
この粒子を750℃で15分間仮焼し、残留水分、結晶水
およびHNO3を除去した。この際の全水分量は3重量%で
あった。この仮焼ゲルを粉砕し、粉末X線回折法にて解
析したところγ−アルミナであることを確認した。ま
た、この仮焼ゲルは比表面積200m2/gを有し、細孔を有
する多孔体であった。
Ni(NO3・6H2O22.8gを水100mlに溶解し、この水
溶液と上記仮焼ゲル150gとを合わせた。室温にて60r.p.
m.の回転型混合器により30分間混合し、仮焼ゲルの細孔
にNiイオンを含浸せしめた。その後、同一回転数で回転
型混合乾燥器の温度を50℃に上げ、3時間処理し、乾燥
を終了した。得られたNi担持仮焼ゲルをロータリーキル
ンにて60秒で常温から急熱し、1,300℃の焼成温度にて
2分間保持した後、更にマッフル炉にて1,075℃で10時
間熱処理した。
得られた砥粒は密度3,96g/cm3(理論値の98.3%)、
粒子の荷重500gでのビッカーズ硬度24.5GPaであった。S
EMによりアルミナ結晶サイズを測定したところ、平均粒
径d50=0.15μm、最大径0.24μmであり、砥粒内スピ
ネル含有量は9.0重量%であった。
また、砥粒の靱性値を次のように測定した。すなわ
ち、350〜250μmの範囲の砥粒(JIS−R6001−1973の#
60)のうち300〜250μmの範囲の砥粒を0.4g使用し、そ
の試料と6mmφ鋼球1個とを容量2.0mlの鋼製カプセルに
入れ、3,000±100r.p.m.の回転にて30秒間粉砕し、127
μmの篩にて篩分けし、その篩上の試料の残存量を重量
%で表わしたタフネス値として砥粒の靱性値とした。こ
の値が高い程、高靱性であることになり、実施例1の砥
粒はタフネス値38%と従来にない高靱性値を示した。
更に、上記の砥粒を10mmφ、10mmhの円柱状の真鍮製
の支持台に接着剤アロンアルファーで固定し、表面を最
終として#8000のダイアモンドスラリーで研摩し、砥粒
内部を露出し、それをEPMAによるスピネル構成元素の分
析に供した。EPMAにより砥粒内のスピネル相構成元素で
あるNiの分布を分析した結果、Niスピネルは砥粒内に均
一に分布していた。
また、砥粒を樹脂包埋し、40μmまでディンプリング
後、イオンシニングを行ない、Mo製単孔メッシュに支持
せしめることによってTEMによる組織解析用の試料を調
製した。TEMにより組織を観察した結果、図1および図
2の写真に示すように、スピネル相は粒子状で粒径1μ
m以下のアルミナ結晶粒界の三重点に析出していた。
実施例2 担持する金属元素としてNiの代わりにMgを用い、すな
わち、Mg(NO32,6H2Oを48.3g使用して含浸溶液を調製
した他は実施例1と同一条件にて同一処理を行なった。
その結果、表1に示す特性の砥粒を得た。また、実施例
1と同様な砥粒のTEMによる観察およびEPMAによる分析
の結果、Mgスピネル相はアルミナ結晶の粒界の三重点に
存在し、そのスピネル相は砥粒内の表面と内部とで濃度
差はなく存在していた。
実施例3 担持する金属元素としてNiの代わりにZnを用い、すな
わち、Zn(NO3・6H2Oを21.1g使用して含浸溶液を調
製した他は実施例1と同一条件にて同一処理を行なっ
た。その結果、表1に示す特性の砥粒を得た。
また、実施例1と同様に砥粒を解析したところ、Znス
ピネル相はアルミナ結晶粒界の三重点にあり、砥粒内の
偏在はなかった。
実施例4および5 NiTiO3微粒子を2.48g(アルミナゾル中のアルミナ重
量に対し、0.41重量%に相当)および4.96g(アルミナ
ゾル中のアルミナ重量に対し、0.83重量%に相当)含む
分散水溶液225mlをそれぞれ添加し、実施例4および5
の#60の砥粒を得た。他の条件および処理法は、実施1
と全く同じである。その結果、表1に示す特性の砥粒を
得た。
また、この砥粒を実施例1と同様に観察、分析したと
ころスピネル相は三重点に存在し、砥粒内の偏在はなか
った。
実施例6 種としてNiTiO3微粒子の代わりにα−アルミナ微粒子
(比表面積52m2/g)を6.0g(アルミナゾル中のアルミナ
重量に対し、1.0重量%に相当)含む分散水溶液45mlを
添加した他は実施例1と同一の条件にて処理して砥粒を
得た。その砥粒の特性を表1に示す。
また、この砥粒を実施例1と同様に観察、分析したと
ころ、スピネル相はアルミナ結晶粒界の三重点に存在
し、砥粒内の表面と内部とで偏在はなかった。
比較例1 仮焼ゲルに対し、スピネル形成金属の塩の水溶液を含
浸しなかった他は実施例1と同一条件にて処理して砥粒
を得た。砥粒の特性を表1に示す。
比較例2 特開昭60−231462号の実施例を追試する目的で下記の
方法により砥粒を製造した。
Condea社のSB Pural Aluminaの擬ベーマイト200gと水
1.5をビーカー内で混合した。次に、3.6重量%HNO3
溶液を0.3添加し、pH値を2としてゾル化した。
次に、容量7.3のアルミナポットに7kgのアルミナボ
ールを入れ、水1.5を入れて空隙状態で96時間、60r.
p.m.にて回転することによって得られる摩擦の破片粉を
含むスラリーを造った。この破片粉の比表面積は75m2/g
であった。
この破片粉9.0g(アルミナゾル中のアルミナ重量に対
し1.5重量%に相当)を含む上記スラリーを添加し、2
時間撹拌後、そのゾルをバットに移し、80℃で48時間、
その後120℃で24時間乾燥した。乾燥後、乾燥ゲルを粉
砕し、最終砥粒の粒度が350〜250μmの#60の砥粒にな
るように篩分けし、その整粒乾燥ゲルを750℃で1時間
処理し、硝酸に伴うNOxを除去した後、ロータリーキル
ンにて1,400℃で1分間焼成した。
得られた砥粒の特性を表1に示す。
比較例3 特開昭64−11184号の実施例に基づき下記の方法によ
り砥粒を製造した。
実施例1において種NiTiO3微粒子を使用しなかった他
は同一条件で処理して仮焼ゲルを造った。
その後、仮焼ゲル150gを1,000ml容量のガラス製ロ過
フラスコに入っているNi硝酸塩水溶液(濃度15wt%)50
0g中に添加した。このフラスコに栓をして、アスピレー
タで減圧にし、1分間保持し、粒子内の空気を除去し、
Ni硝酸塩溶液を粒子内の気孔に満たした。
その後、No.4ロ紙にて過剰の硝酸塩溶液を除去するた
めにロ過した。その粒体を強制空気オーブン中にて100
℃で乾燥した。
その後、特開昭64−11184号の実施例1と同様にホッ
トゾーン供給端温度350℃、出口端温度800℃にて焼成
し、さらに、1,380℃キルンにて5分滞留で熱処理し
た。得られた砥粒の特性を表1に示す。
実施例1と同様にスピネル相の観察と分析を行なった
結果、Niスピネル相はアルミナ結晶間の粒界にアルミナ
結晶を包囲するように連続相として存在し、粒界三重点
には存在しなかった。また、砥粒の表面と内部とを比較
したところ表面のスピネル相濃度は内部の濃度の1.5〜
2.0倍であった。
比較例4 比較例3と同様な方法により砥粒を作成した。但し、
実施例1と同様に種としてNiTiO2微粒子を加えた。得ら
れた砥粒の特性を表1に示す。
実施例1と同様にスピネル相の観察と分析を行なった
結果、粒ごとにNiスピネル含有量が異なっており、含有
量は0.5〜30重量%の範囲で分布していた。その平均値
は9.0重量%であった。また、Niスピネル相は砥粒表面
ではアルミナ結晶間の粒界のアルミナ結晶を包囲するよ
うに連続相として存在するとともに、粒界三重点にもス
ピネル相は存在し、砥粒内部では粒界の三重点のみに存
在していた。また、砥粒の表面と内部との比較では表面
におけるスピネル相の濃度は内部の濃度の1.5〜2.0倍で
あった。
比較例5 実施例1と同様にして得られた仮焼ゲルにNi硝酸塩水
溶液を混合含浸した。混合後、実施例1と異なり、この
混合物をSUS製バットに移し、熱風循環式乾燥器にて50
℃、24時間静置乾燥した。その後は、再び実施例1と同
様の条件にて処理を行ない砥粒を得た。得られた砥粒の
特性を表1に示す。
実施例1と同様にスピネル相の観察と分析を行なった
結果、Niスピネル相の状態および砥粒の表面と内部との
スピネル相濃度差は比較例4と同様であった。
実施例7〜12 実施例1〜6で得た#60の砥粒100重量部に対し、ビ
トリファイド砥石用ボンドとしてホウケイ酸フリットを
13重量部、さらに、デキストリン2重量部、水2.5重量
部をミキサーで混合した。なお、使用したホウケイ酸フ
リットの組成は、SiO270重量%、Al2O37重量%、B2O18
重量%、(Na2O+K2O)4重量%、(CaO+MgO)0.5重量
%であった。混合後、プレス成型し、その砥粒率45%の
成型体を110℃で乾燥した後1,050℃で20時間熱処理し
た。次いで、冷却したが、その際、特に500〜600℃の間
はゆっくり行い、放冷した。このようにしてJIS R6210
に規定される結合度Kのビトリファイド砥石を造った。
実施例1〜6の砥粒に対応して造った砥石の寸法は、20
0mm×19mm×76.2mmであり、それらの砥石をそれぞれ実
施例7〜12とする。
上記ビトリファイト砥石について下記の試験条件で研
削性能を評価した。
試験条件 機械:岡本平研 CFG−52(3.7kW) 研削方式:プランジ研削 ダウン・カット 手動切込 被削材:SUJ−2(HRC60)、 100mm長×50mm高×10mm厚 砥石周速度:2,000m/min テーブル速度:20m/min 切込寸法:ΔR20μm/pass 総切込寸法:5mm 研削幅:10mm スパークアウト:1 研削油:ノリタケクール K−82B(水溶性研削油) ドレス条件:単石ダイヤモンドドレッサー 切込み:ΔR20μm/pass リード:0.2mm/r.p.m. スパークアウト:なし 比較例6〜10 比較例1〜5の#60の砥粒をそれぞれ用いて、実施例
7と同様にビトリファイド砥石(実施例7と同一寸法)
を作成した。それらを比較例6〜10とする。
上記ビトリファイド砥石について実施例7〜12と同一
試験条件で研削性能を評価したところ、研削比、最大消
費電力費(無負荷電力(0.4kW)を除いた値)および面
粗さは表2に示すとおりであった。
表2からもわかるように、本発明の砥粒を使用して作
成した砥石の研削比は、特開昭60−231462号に開示され
た方法により得られた砥粒(比較例2)を用いた砥石
(比較例7)に比べて2〜3倍程度、またスピネル相形
成成分を含浸していない砥粒(比較例2)の砥石(比較
例6)よりも同様に2〜3倍程度高い性能を示す値を得
た。さらに、特開昭46−11184号の実施例に基づき種を
用いずに作成した砥粒(比較例3)を用いた砥石(比較
例8)に比べると7〜11倍程度と高く、また、種を用い
た他は同様に作成した砥粒(比較例4)を用いた砥石
(比較例9)よりも高かった。
本発明の砥粒で作成した砥石は研削性能がよいのに最
大消費電力費も比較例に比べて低い値を示しており、さ
らに面粗さも、比較例に比べて優れており、比較例で見
られる砥石の焼けも本発明のもの(実施例7〜12)に
は、全く見られなかった。種々の研削性能の面で本発明
砥粒は、従来にない画期的な砥粒であることが分かる。
実施例13 レゾルシノール10重量部をエタノール10重量部に溶解
し、これと実施例1で得た#60の本発明砥粒100重量部
とを混合した後、100℃にて1時間乾燥してエタノール
を蒸発除去し、表面がレゾルシノールでコーティングさ
れた状態の研摩材を得た。
圧縮不織布基材にウェノール樹脂接着剤BRL−2867
(固形分約70%、昭和高分子(株)製)を100g/m2の割
合で均一に塗布した後、その上に上記コーティング処理
された研摩材を散布し、過剰の研摩材を除去した。な
お、このときの研摩材の基材への付着量は250g/m2であ
った。このものを80℃で4時間乾燥した後、さらにその
上に前記接着剤を200g/m2の割合で均一に塗布し、80℃
で4時間乾燥させた後、2時間で80℃から135℃まで昇
温し、135℃で30分間保持して研摩布を得た。
産業上の利用分野 本発明のアルミナ質焼結砥粒は、上記実施例に示され
るように、砥粒性能、特に、硬度および靱性に優れ、ま
た、この砥粒を用いて作成される砥石などの研摩剤製品
は研削比、消費電力、面粗さなどの研削性能に優れてい
る。従って、本発明のアルミナ質焼結砥粒はビトリファ
イド砥石、レジノイド砥石などの砥石および研摩ベル
ト、ファイバーディスク、研摩布などの研摩布紙などと
して有用である。

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】α−アルミナ結晶粒子で構成され、スピネ
    ル相が連続することなく粒子として結晶粒界の三重点に
    析出し、さらにそのスピネル相が砥粒内に実質的に均一
    に分布することを特徴とするアルミナ質焼結砥粒。
  2. 【請求項2】スピネル相がニッケル、マグネシウム、亜
    鉛、コバルトおよび銅の中から選ばれた少くとも一種の
    金属の酸化物のアルミナとのスピネルである請求範囲の
    第1項記載のアルミナ質焼結砥粒。
  3. 【請求項3】スピネル相がニッケル、マグネシウムおよ
    び亜鉛の中から選ばれた少くとも一種の金属の酸化物と
    アルミナとのスピネルである請求範囲第1項記載のアル
    ミナ質焼結砥粒。
  4. 【請求項4】スピネル相の量が3〜30重量%である請求
    の範囲第1項から第3項までのいずれかに記載のアルミ
    ナ質焼結砥粒。
  5. 【請求項5】α−アルミナ結晶粒子の平均粒径が1μm
    以下である請求の範囲第1項から第4項までのいずれか
    に記載のアルミナ質焼結砥粒。
  6. 【請求項6】α−アルミナ結晶粒子の平均粒径が0.8〜
    0.05μmで、最大径が1μmまたはそれ以下である請求
    の範囲第1項から第4項までのいずれかに記載のアルミ
    ナ質焼結砥粒。
  7. 【請求項7】理論値の95%以上の密度、靭性値が30%以
    上、ビッカース硬度(荷重500g)が20GPa以上である請
    求の範囲第1項から第6項までのいずれかに記載のアル
    ミナ質焼結砥粒。
  8. 【請求項8】請求の範囲第1項から第7項までのいずれ
    かに記載されるアルミナ質焼結砥粒から製造された研摩
    材製品。
  9. 【請求項9】砥石である請求の範囲第8項記載の研摩材
    製品。
  10. 【請求項10】研摩布紙である範囲第8項記載の研摩材
    製品。
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