WO1993008138A1 - Sintered alumina abrasive grain and abrasive product - Google Patents

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Description

明 細 書
アル ミ ナ質焼結砥粒、 および研摩材製品
技術分野
本発明は、 ひ 一アル ミ ナ結晶粒子で構成され、 微細結晶組織 を有する焼結砥粒、 ならびにこの焼結砥粒を甩いた砥石、 その 他の研摩材製品に関する。
本発明の砥粒は、 硬度および靭性に優れ、 この砥粒から得ら れる砥石、 研摩布紙その他の研摩材製品は研削性能に優れてい ο
背; S技術
アル ミ ナ質焼結砥粒は、 一般にその結晶サイズが微細な程、 または硬さが高い程、 優れた砥粒となる。 微細化された結晶を 作成する技術と して従来から M g 0を焼結助剤と してアル ミ ナ に添加して結晶粒界に M gスピネルをつく る方法が知られてい る。 また、 特開昭 5 6 — 3 2 3 6 9号にはゾルゲル法にて砥粒 を製造する際、 ゲル.化形成以前に C o , H f , M g , N i , Z n , Z r等を添加する こ とが記載されており、 この技術によ り微細組織のアル ミ ナ質焼結砥粒を得ている P
特開昭 6 0 — 2 3 1 4 6 2号には、 ひ 一アル ミ ナ種粒子をァ ル ミ ナゾル中に分散させる方法により焼結結晶組織をサブミ ク ロ ンにするこ とが記載されており、 この際、 S i , C r , M g , Z r の酸化物をゲルに添加してもよいこ と も記載ざれている。 特開昭 6 1 — 2 5 4 6 8 5号には、 ゾルゲル法により、 ァル ミ ナ質研摩材粒体を製造する方法において、 ひ 一アル ミ ナ、 ひ —酸化第二鉄等の核発生剤を乾燥工程の前に添加するこ とが記 載され、 更に、 M g, Z n , C o , N i , Z r , H f , C r , T i の酸化物の前駆体をゲル分散体中に添加してもよいことも 記載されている。
また、 特開昭 6 4— 1 1 1 8 4号には、 ゾルゲル法によりァ ルミナ質研摩材粒体を製造する過程で、 仮焼粒子に Z r , H f , C o , Ν ί , Ζ η , M gおよ^ Ζまたは希土類金属元素の酸化 物またはその前駆体を含浸させ、 それらの添加金属が研摩材粒 体の内部よりは該粒体の表面または表面近く に高濃度で分布し た研摩材粒体が開示されている。
上記の種々の製法により微細結晶組織を有するアル ミナ質焼 結砥粒が製造可能となったが、 その微細組織の均一化、 更に砥 粒の硬さではまだ問題がある。 従って、 均一な微細組維を有し、 硬度がより高く、 ひいては、 より優れた研削性能をもつ砥粒が 熱望されている。
研削性能に優れた焼結砥粒を造るためには、 その焼結した結 晶が微細であることに加えて、 その砥粒が十分高い硬度をもつ ことが必要であり、 さらに、 研削性能には結晶内の組織および 硬粒内の組織も深く関係すると考えられ、 これらの組織も配慮 されなければならない。
. 発明の開示
上述のような見地から、 本発明の目的は、 砥粒特性、 特に硬 度靱性に優れ、 研摩材製品としたとき優れた研削性能を発揮す るアルミナ質焼結砥粒を提供することにある。
本発明によれば、 α —アル ミ ナ結晶粒子で構成され、 スピネ ル相が連続することなぐ粒子として結晶粒界の三重点に析出し、 さ らにそのスピネル相が砥粒内に実質的に均一に分布する こ と を特徵とするアル ミ ナ質焼結砥粒が提供される。
砥粒中のひ -アル ミ ナ結晶粒子の平均粒径は 1 m以下であ るこ とが好ま しく 、 また、 スピネル相が N i , M gおよび Z n のうち少く と も一種の金属元素の酸化物とアル ミ ナとからなる ものが好ま しい。
本発明は、 さ らに、 上記のアル ミ ナ質焼結硬粒からなる砥石 および研摩布紙、 その他の研摩材製品を提供する。
図面の簡単な説明
図 1 および図 2 は、 本発明の焼結砥粒内のひ 一アル ミ ナ結晶 とスピネル相からなる組織を示す T E M写真である。
発明を実施するための最良の形態
本発明の砥粒は、 ひ -アル ミ ナ結晶粒子からなり、 担持金属 の酸化物とアル ミ ナとから形成されるスピネル相-が連続する こ とな く 粒子状にひ 一アル ミ ナ結晶の粒界の三重点に析出 し、 更 にそのス ピネル相がアル ミ ナ質焼結砥粒の表面と内部とで濃度 差がな く 実質的に均一に砥粒内に分布しているアル ミ ナ質焼結 砥粒である。
従来のスピネル相を有するアル ミ ナ質焼結砥粒においては、 そのスピネル相がひ 一アル ミ ナ結晶の粒界にアル ミ ナ結晶を覆 う よう に連続して存在しているが、 本発明のアル ミ ナ質焼結砥 粒ではそのようなこ とはな く 、 スピネル相は図 1 に示すように ひ 一アル ミ ナ結晶の粒界の三重点に粒子状に析出しており、 更 にそのスピネル相がアル ミ ナ質焼結砥粒の表面と内部とで濃度 差がな く 実質的に均一に砥粒内に分布している。 図 1 は、 後記 実施例 1で得られた本発明のアルミナ質焼結砥粒の T E M写真 (倍率 1 4万倍) であって、 中央に黒色の粒子状に存在し、 S と表示してある部分がスピネル相であり、 その周りが 一アル
^ナ結 BB あ^ 3 o
本発明のアルミナ質焼結砥粒は非常に高い靱性および硬度な どを有している。 概して、 その破壊靭性値 (タ フ ネス -; 測定法 は後述する) は約 3 0 '以上、 硬度 (ピッカース、 5 0 0 g荷 重) は約 2 0 Gpa 以上、 密度は理論値の約 9 5 %以上である。 -本癸明の砥粒がこれらの砥粒性能に優る理由は、 断定はできな いが、 次のように考えられる。 すな ち、 スピネル相がアルミ ナ結晶粒界の三重点に粒子状にあるため、 そのスピネル相が分 散粒子として作用し、 砥粒としての前記の諸性能を著しく 向上 させている。 すなわち、 スピネル相である分散粒子がアルミナ 結晶との熱膨張差に基づく圧縮応力の向上に役立つとともに、 砥粒として使用している際生じた亀裂もその分散粒子によって 伝播するのを止めたり、 分散粒子によってその亀裂が偏向して 進みそのため、 亀裂長さが長くなり破壊エネルギーを吸収し亀 裂進展を抑制するなどの現象にもとづき靭性などが向上すると 考元られる。
本発明のアルミナ質焼結砥粒内の 一アルミナ結晶は微細で あるとともに結晶サイズが揃っている。 本発明の砥粒を構成す る —アルミナ結晶粒子は、 一般に、 平均粒径が 1 ; m以下で あり、 好ましくは平均粒径 0. 8〜0. 0 5 ;/ mで、 最大径 1 β m またはそれ以下であり、 更に好ましくは平均粒径 0. 3〜0. 0 5 mで、 最大径 0. 4 mまたはそれ以下である。 そして、 結晶 サイズがほぼ一様である。 このように、 ひ 一アル ミ ナ結晶粒子 の粒径が小さ く且つ一様であるこ とは、 上記のよう にスピネル 相がアル ミ ナ結晶粒界の三重点に粒子状に析出して砥粒内に均 一に分布するこ とと相俟って、 砥粒の靭性、 硬度などの砥粒性 能の向上に寄与している と考えられる。 . 次に、 本発明のアル ミ ナ質焼結砥粒の製造方法を説明する。 本発明の砥粒は、 ゾルゲル法と含浸法との組合せによって製 造される。 すなわち、 (擬) ベーマイ ト (例えば、 Condea社か ら SB Pural Alumina なる商品名で市販されている Vを硝酸そ の他の酸と混合して、 まずゾル化する。 次いで、 粒径 0.2 zm 以下、 望ま し く は、 0. 1 m以下のひ 一アル ミ ナ微粒子または コラ ンダム構造を有する T i 203 , M g O ' T i 02 , F e〇 • T i 02 , N i 0 · T i 02 , C ο 0 · Τ i 02 , Μ η 0 · Τ i 02 . Ζ η 0 · Τ i 02 , V 203 , G a 203 , R h 23, ひ - F e'23 およびひ 一 F e 2 03 の前駆体のう ち少な く と も一種類の微粒子、 または、 これらの元素を固溶したひ 一アル ミ ナ微粒子を上記アル ミ ナゾルに種と して添加し、 ゲル化する。 なお、 (擬) ベーマイ 卜 とこれらの微粒子を混合した後に酸を 混合してゾル化し、 次いでゲル化してもよい。
種と して添加する上記微粒子の添加量はアル ミ ナゾル中のァ ル ミ ナの重量に対し、 0. 3〜 3重量%が好ま しい。 0.3重量 ο 未満では、 砥粒のアル ミ ナ結晶サイ ズが微細にならず、 また 3 、重量%を超えても結晶の微細化がさ らに向上するこ とは殆ど認 められない。
ゲル化後、 乾燥して乾燥ゲルと し、 所定の砥粒の粒度になる ように粉碎、 整粒し、 その後 9 0 0て以下で仮焼する。 仮焼さ れた粒子は放置するとまた吸湿するが、 吸湿前の状態で乾燥ゲ ルの自由水および結晶水の大部分、 好ましく は全水分量の 9 5 重量 以上が除去されるまで仮焼温度に保持する。 仮焼温度が 9 0 0 °Cを超えると仮焼ゲル中に十分に細孔が形成されず、 次 に述べるスピネル相形成成分を含む溶液が粒子内に所定の量含 浸され難く、 特に砥粒内部への含浸が困難となる。 また、 仮焼 ゲル中の残存水分が多くなる。 _乾燥ゲルの全水分量の 9 5 %未 満の除去率でも同様な困難を生ずる。
次に、 アルミナとスピネルを形成する金属元素である N i ,
C o , M g . C u , Z nの中から選ばれた少なく とも 1種の金 属の塩の溶液を調製する。 この溶液を仮焼ゲルに含浸する。 含 浸された金属イオンは焼結工程によつて酸化物としてアルミナ とのスピネルを形成する。 スピネルを形成する金属元素のうち N i , M gおよび Z nが好ましく、 また、 塩としては塩化物、 硝酸塩、 硫酸塩、 炭酸塩、 酢酸塩等が使用できる。 塩を溶かす 溶媒としては水、 エタノール、 メタノール、 エーテル、 ァセ ト ン等が使用できるが、 表面張力の小さな溶媒の方が砥粒内部へ の含浸効果が大きいので、 エタノール、 メタノールが好ま しく、 生産コスト的には水が好ましい。 これらの塩の濃度は溶解度の 上限に近い方が好ましく、 そのため、 塩を溶かす溶媒は温度を 上げて溶解度を高めた状態で使用することが望ましい。 塩を溶 解した溶液は濃度が高いため、 その溶液を前述の仮焼ゲルに含 浸するには、 その溶液と仮焼ゲルとを混合するような伏態で行 なう力 より好ましい方法としては溶液をスプレー滴下し、 仮 焼ゲルに接触させるのがよい。
含浸溶液の仮焼ゲルへの担持量は、 アル ミ ナスピネルと して 3〜 3 0重量%の範囲が適し、 5〜 2 0重量%がより好ま しい 担持量が 3重量%未満では砥粒の結晶粒界の三重点に析出する スピネル相の量が少な く 、 砥粒と しての靭性が高く な く 、 また 3 0重量%を超える と特に砥粒の硬度の低下を来たす。
含浸後の仮焼ゲルは乾燥するが、 本発明の砥粒を製造するに は、 この乾燥の方法および条件が非常に重要である。 乾燥の方 法および条件を適切に選定するこ とによって、 本発明の砥粒、 すなわち、 スピネル相がひ 一アル ミ ナ結晶の周囲を連続して覆 う ように存在せず、 砥粒中のひ アル ミ ナ結晶粒子の粒界の三 重点に析出し、 更にそのスピネル相がアル ミ ナ質焼結砥粒の表 面と内部とで、 濃度差がな く均一に砥粒内に分布している砥粒 が得られる。 この点で、 本発明の砥粒は、 特開昭 6 4 — 1 1 1 8 4号に記載されるような添加金属の濃度が研摩材粒体の内部 よりは表面または表.面近く の方が高い研摩材粒体とは基本的に 異なり、 砥粒性能もより向上したものとなる。
次に、 スピネル相形成成分含浸後の仮焼ゲルの乾燥の方法お よび条件について詳し く 説明する。
本発明の砥粒を作成するには、 乾燥中に粒子内で含浸溶液が 移動しない乾燥方法をとるこ とが必要である。 これを達成する 方法の一つどして、 凍結乾燥がある。 凍結乾燥によれば、 溶液 が凍結し固体状態となり、 それから水分が昇華するため乾燥中 に粒子内での溶液の移動が起こ らないため、 溶液内のスピネル となる成分が含浸された状態のまま移動せず担持され、 粒の表 面と内部とでスピネルの濃度差が生じない。
また、 別法として、 仮焼ゲル粒子内に万逼無く均一に存在す る細孔内に毛管水がない状態、 すなわち、 合水率の減少量が乾 燥時間に比例する期間である恒率乾燥期間と含水率の減少量が '乾燥時間とともに低下する期間である減率乾燥期間との境とな る限界含水率.以下で乾燥を行なう ことによつても、 乾燥中に含 浸溶液の移動を極力減少し、 含浸溶液中のスピネルとなる金属 '成分の粒内の偏析を防ぐことができる。 このためには、 前述の ように仮焼ゲルに含浸せしめる溶液の塩濃度を高く して水分を 少なくするか、 あるいは、 含水率が高い恒率乾燥期間を短かく なるように含浸仮焼ゲルを乾燥すればよい。 9 0 0で以下で仮 焼したゲルは" 一アルミナからなるため、 その限界含水率は、 約 4 0重量% ' (ドライベース) である。 従って、 4 0重量¾以 上の水分を含む含浸仮焼ゲルを乾燥する場合には、 限界含水率 に達するまでの乾燥を速くすることにより粒子の表面と内部で の偏析を防ぐことができる。 限界含水率以上の水分を含む含浸 仮焼ゲルを速く乾燥する方法としては、 流動乾燥、 回転式乾燥、 撹拌式乾燥等を採ることができる。
このように偏析が起こらないような方法およひ条件下に含浸 仮焼ゲルを十分に乾燥する。 乾燥温度は含浸溶液の溶媒により 異なるが、 沸点に近いと偏析も起き易いため比較的低温で乾隼 するのが好ましい。 十分に乾燥が行なわれた後、 場合によって は、 含浸溶液の成分である C 1 — , N O 3—, S 0 4 2 - , C 0 3 2 " - 等を除くため 9 0 0 °C以下の仮焼温度まで再び加熱処理をして もよい。 その後、 含浸仮焼ゲルをロータ リ ーキルン等の炉で加熟し焼 結させる。 加熱は最高温度を 1, 1 0 0〜し 4 0 0 °Cの温度範囲 にして行なう。 この際に、 9 0 0て〜 1, 1 0 0ての温度範囲を 9 0秒以内で急熱処理するのが好ま しい。 急熱するこ とにより ァ ーアル ミ ナからひ—アルミ ナヘの相変態が急激に起こるとと もに焼結組織の緻密化が促進され、 硬度が向上する。
焼結温度における保持時間は温度が高い程短く なる。 例えば. 1, 4 0 0てでは 2 0秒程度、 1, 1 0 0 °Cでは 1 0時間程度が適 当である。 一般に、 保持温度が 1, 2 0 0〜1, 3 0 0ての範囲で は 3 0秒ないし 1 0分間、 また 1, 1 0 0〜し 2 0 0 °Cの範囲で は 1 0分ないし 1 0時間の範囲で選ぶこ とが好ま しい。 また、 1, 0 0〜 1, 3 0 0ての範囲で 3 0秒ないし 1 0分間保持した 後、 さ らに 1, 0 0 0〜し 2 0 0 °Cで 1 〜 1 0 0時間保持するよ うな二段焼結処理をしてもよい。 最高温度が 1, 4' 0 0 °Cを超え る と硬度は.約 2 0 GPa 以上になる力 、 —アル ミ ナ結晶サイ ズ の平均粒径を 1. 0 以下にする こ とは難し く 、 また、 最高温 度が 1, 1 0 0 °C未満の場合では α -アル ミ ナ結晶サイズは平均 0. 2 . m以下とな が、 硬度は 1 8 GPa 以下であり、 理論密度 の 9 5 %を下回る砥粒しか得られない。
前述のように焼結した後、 室温にまで冷却し、 目的とする砥 粒の所定粒度に再度篩分け等で整粒し、 目的の粒度をもつ砥粒 を得る。
本発明の砥石は、 上述の砥粒をビ ト リ フ アイ ドボン ド、 メ 夕 ルボン ドまたはレジンボン ド等の結合剤で成形硬化させるこ と によって製造される。 特に結合剤の中でも ビ ト リ フアイ ドボン ドを用いた砥石が好ましい。 ビト リ フアイ ドボン ド砥石に用い られている結合剤は長石、 陶石、 ホウ砂、 粘土等を適宜混合し て謌製される一般的にフリ ッ トといわれるもので、 その成分は -
S i 02 , B 203 . A 1203 , F e 203 , C a 0, M g 0, N a 20, K20等である。 ビトリフアイ ド砥石は、 このような 結合剤に若干のデキス トリ ン等の糊剤を入れて、 砥粒と混合し、 プレス成形し、 乾燥した後、 焼成して造られる。 焼成に際して は、 砥粒の結晶サイズを粗大化することのないよう、 焼成温度 -は 9 5 0〜し 1 5 0 °Cが好ましい。
また、 研摩布紙は、 基材と砥粒とを接着剤で接着させること により製造される。 接着剤としては優れた研摩特性と耐水性の ためにフエノール樹脂系接着剤が好ましく、 レゾルシノールま たはその誘導体を併用することにより硬化条件を緩和すること もできる。 .
研摩布紙用基材としては、 紙、 織布、 不織布等が例示される。 以下、 実施例について本発明を具体的に説明する。
実施例 1
Condea社製擬ベーマイ ト(SB Pural Alumina) 6 0 0 gを水 2 iに分散し、 種として N i T i 03 (N i 0 · T i 02 ) 微粒 子 ( d 50 = 0.0 3 8 ^rn) を 3.7 2 g (アルミナゾル中のアル ミナ重量に対し、 0.6 2重量 に相当) 含む分散水溶液 2 2 5 ^を添加し、 7 0 %HN03 水溶液 37.5 と水 1 1 2.5 τ ^と の混合液を添加してアルミナゾルを調製した。 このゾルを S U S製バッ トにて 1 2 0てで 24時間定温静置乾燥を行ない乾燥 ゲルを得た。 それを粉砕、 篩分けし 5 0 0〜3 5 0〃111の粒に 整粒した。 これは最終砥粒として J I S R 6 0 0 1 - 1 9 7 3の # 6 0に相当する。
この粒子を 7 5 0 °Cで 1 5分間仮焼し、 残留水分、 結晶水お よび HN 03 を除去した。 この際の全水分量は 3重量%であつ た。 この仮焼ゲルを粉砕し、 粉末 X線回折法にて解析したとこ . ろァ —アルミ ナであることを確認した。 また、 この仮焼ゲルは 比表面積 2 0 0 m2// gを有し、 細孔を有する多孔体であった。
N i (N O 3 ) 2 · 6 H 2 〇 2 2. 8 を水 1 1 に溶解し、 この水溶液と上記仮焼ゲル 1 5 0 gとを合わせた。 室温にて 6 0 r. p.m.の回転型混合器により 3 0分間混合し、 仮焼ゲルの 細孔に N i イオンを含浸せしめた。 その後、 同一回転数で回転 型混合乾燥器の温度を 5 0 °Cに上げ、 3時間処理し、 乾燥を終 了した。 得られた N i担持仮焼ゲルをロータ リ一キルンにて 6 0秒で常温から急熱し、 1, 3 0 0 °Cの焼成温度にて 2分間保 持した後; 更にマッ フ ル炉にて 1. 0 7 5てで 1 Q時間熱処理し た。
得られた砥粒は密度 3. 9 6 g/cm3 (理論値の 9 8. 3 ¾) 、 粒 子の荷重 5 0 0 gでのビッカーズ硬度 2 4. 5 GPa であった。 S E Mによりアル ミナ結晶サイズを測定したところ、 平均粒径 d s。= 0. 1 5 // m, 最大径 0. 2 4 〃 mであり、 砥粒内スピネル 含有量は 9. 0重量?'であつた。
また、 砥粒の靭性値を次のように測定した。 すなわち、 350 〜 2 5 0 〃 mの範囲の砥粒 ( J I S— R 6 0 0 1 — 1 9 7 3の # 6 0 ) のうち 3 0 0〜 2 5 0 mの範囲の砥粒を 0. 4 g使用 し、 その試料と 6 mm0鋼球 1 個とを容量 2. 0 の鋼製カプセル に入れ、 3, 0 0 0 ± 1 0 0 r. p. m.の回転にて 3 0秒簡粉砕し、 1 2 7 の篩にて篩分けし、 その篩上の試料の残 量を重量 %で表わした夕フネス値として砥粒の靭性値とした。 この値が 高い程、 高靭性であることになり、 実施例 1の砥粒はタフネス 値 3 8 %と従来にない高靱性値を示した。
更に、 上記の砥粒を 1 0iM(?5、 1 0 mmhの円柱状の真鍮製の 支持台に接着剤ァロンアルファ一で固定し、 表面を最終として # 8 0 0 0のダイアモン ドスラ.リ一で研摩し、 硬粒内部を露出 し、 それを E PMAによるスピネル構成元素の分析に供した。 E PMAにより砥粒内のスヒ:ネル相構成元素である N iの分布 を分析した結果、 N ίスピネルは砥粒内に均一に分布していた。
また、 砥粒を樹脂包埋し、 4 0 までディ ンプリ ング後、 イオンシニングを行ない、 Mo製単孔メ ッ シュに支持せしめる ことによって TEMによる組織解析用の試料を調製した。 TE Mにより組織を観察した結果、 図 1および図 2の写真に示すよ うに、 スピネル相は粒子伏で粒径 I m以下のアルミナ結晶粒 界の三重点に析出していた。
実施例 2
担持する金属元素として N iの代わりに Mgを用い、 すなわ ち、 Mg ( O 3 ) 2 , 6 Η2 0を 48.3 g使用して含浸溶液を 調製した他は実施例 1 と同一条件にて同一処理を行なった。 そ の結果、 表 1 に示す特性の砥粒を得た。 また、 実施例 1 と同様 な砥粒の T E Mによる観察および E PMAによる分析の結果、 Mgスピネル相はアルミナ結晶の粒界の三重点に存在し、 その スピネル相は砥粒内の表面と内部とで濃度差はなく存在してい た。
実施例 3
担持する金属元素として N i の代わりに Z nを用い、 すなわ ち、 Z n (N〇 3)2 ' 61^2 〇を 2 1. 1 8使用して含浸溶液を 調製した他は実施例 1 と同一条件にて同一処理を行なった。 そ の結果、 表 1 に示す特性の砥粒を得た。
また、 実施例 1 と同様に砥粒を解析したところ、 Z nスピネ ル相はアルミ ナ結晶粒界の三重点にあり、 砥粒内の偏在はなか つた。
実施例 4および 5
N i T i 03 微粒子を 2. 4 8 g (アルミ ナゾル中のアル ミ ナ 重量に対し、 0· 4 1 重量%に相当) および 4. 9 6 g (アル ミ ナ ゾル中のアルミ ナ重量に対し、 0. 8 3重量%に相当) 含む分散 水溶液 2 2 をそれぞれ添加し、 実施例 4および 5の # 6 0 の ®粒を得た。 他の条件および処理法は、 実施例 1 と全く 同じ である。 その結果、 表 1 に示す特性の砥粒を得た。
また、 この砥粒を実施例 1 と同様に観察、 分析したところス ピネル相は三重点に存在し、 砥粒内の偏在はなかった。
実施例 6
種として N i T' i 03 微粒子の代わりにひ —アルミ ナ微粒子
(比表面積 5 2 m2ノ g ) を 6. 0 g (アルミ ナゾル中のアル ミ ナ 重量に対し、 1. 0重量%に相当) 含む分散水溶液 4 を添加 した他は実施例 1 と同一の条件にて処理して砥粒を得た。 その 砥粒の特性を表 1 に示す。
また、 この砥粒を実施例 1 と同様に観察、 分析したところ、 スピネル相はアルミナ結晶粒界の三重点に存在し、 砥粒内の表 面と内部とで偏在はなかった。
比較例 1
仮焼ゲルに対し、 スピネル形成金属の塩の水溶液を含浸しな かった他は実施例 1 と同一条件にて処理して砥粒を得た。 砥粒 の特性を表 1 に示す。
比較例 2
' 特開昭 6 0 - 2 3 1 4 6 2号の実施例を追試する目的で下記 の方法により砥粒を製造した。
- Condea社の SB Pural Alumina の擬ベーマイ ト 2 0 ひ gと水
1. 5 をビーカー内で混合した。 次に、 3. 6重量%HN 03 水 溶液を 0. 3 _g添加し、 p H値を 2 としてゾル化した。
次に、 容量 7. 3 ^のアルミナポッ 卜に 7 kgのアル ミ ナボ一ル を入れ、 水 1, 5 _ίを入れて空隙状態で 9 6時間、 6 0 r. p.m.に て回転することによって得られる摩擦の破片粉を含むスラ リ ー を造った。 この破片粉の比表面積は 7 5 m2Zgであった。
この破片粉 9.' 0 g (アルミナゾル中のアルミナ重量に対し
1. 5重量%に相当) を含む上記スラ リ ーを添加し、 2時間撹拌 後、 そのゾルをバッ 卜に移し、 8 0てで 4 8時間、 その後 120 でで 2 4時間乾燥した。 乾燥後、 乾燥ゲルを粉砕し、 最終砥粒 の粒度が 3 5 0〜 2 5 0 〃111の # 6 0の砥粒になるように篩分. けし、 その整粒乾燥ゲルを 7 5 0 で 1時間処理し、 硝酸に伴 う N 0 Xを除去した後、 ロータ リ ーキルンにて I, 4 0 0 °Cで 1 分間焼成した。
得られた砥粒の特性を表 1 に示す。 比較例 3
特開昭 6 4 - 1 1 1 8 4号の実施例に基づき下記の方法によ り砥粒を製造した。
実施例 1 において種 N i T i 03 微粒子を使用しなかった他 は同一条件で処理して仮焼ゲルを造った。
その後、 仮焼ゲル 1 5 O gを 1, 0 0 0 容量のガラス製口過 フラスコに入っている N i 硝酸塩水溶液 (濃度 1 5 wt%) 500 g中に添加した。 このフラスコに栓をして、 ァスピレー夕で減 圧にし、 1分間保持し、 粒子内の空気を除去し、 N i 硝酸塩溶 液を粒子内の気孔に満たした。
その後、 Not 4 口紙にて過剰の硝酸塩溶液を除去するために口 過した。 その粒体を強制空気オーブン中にて 1 0 0 °Cで乾燥し た。
その後、 特開昭 6 4 - 1 1 1 8 4号の実施例 と同様にホッ トゾーン供給端温度 3 5 0 °C, 出口端温度 8 0 0 °Cにて焼成し、 さらに、 1, 3 8 0 °Cキルンにて 5分滞留で熱処理した。 得られ た砥粒の特性を表 1 に示す。
実施例 1 と同様 スピネル相の観察と分析を行なった結果、 N i スピネル相はアルミ ナ結晶間の粒界にアルミ ナ結晶を包囲 するように連続相として存在し、 粒界三重点には存在しなかつ た。 また、 砥粒の表面と内部とを比較したところ表面のスピネ ル相濃度は内部の濃度の 1. 5〜 2. 0倍であった。
比較例 4
比較例 3 と同様な方法により砥粒を作成した。 但し、 実施例 1 と同様に種として N i T i 02 微粒子を加えた。 得られた砥 粒の特性を表 1 に示す。
実施例 1 と同様にスピネル相の観察と分析を行なつた結果、 粒ごとに N i スピネル含有量が異なっており、 含有量は 0. 5〜 3 0重量%の範囲で分布していた。 その平均値は 9. 0重量%で あった。 また、 N i スピネル栢は砥粒表面ではアルミナ結晶間 の粒界にアルミナ結晶を包囲するように連続相として存在する とともに、 粒界三重点にもスピネル相は存在し、 砥粒内部では 粒界の三重点のみに存在していた。 また、 砥粒の表面と内部と -の比較では表面におけるスピネル相の濃度は内部の濃度の 1. 5 〜 2. 0倍であった。
比較例 5
実施例 1 と同様にして得られた仮焼ゲルに N i硝酸塩水溶液 を混合含浸した。 混合後、 実施例 1 と異なり、 この混合物を S U S製バッ 卜に移し、 熱風循環式乾燥器にて 5 ひて、 2 4時間 静置乾燥した。 その後は、 再び実施例 1 と同様の条件にて処理 を行ない砥粒を得た。 得られた砥粒の特性を表 1 に示す。
実施例 1 と同様にスピネル相の観察と分析を行なった結果、 N i スピネル相の状態および砥粒の表面と内部とのスピネル相 濃度差は比較例 4 と同様であった。 1
Figure imgf000019_0001
実施例 7〜 1 2
実施例 1〜 6で得た # 6 0の砥粒 1 0 0重量部に対し、 ビト リ ファイ ド砥石用ボン ドとしてホウゲイ酸フ リ ッ トを 1 3重量 部、 さらに、 デキス トリ ン 2重量部、 水 2. 5重量部をミキサ一 で混合した。 なお、 使用したホウゲイ酸フ リ ッ トの組成は、 S i 02 7 ひ重量 ¾、 A 1 2 03 7重量 ¾、 B 2 0 1 8重量%- (N a 2 0 + K 2 0) 4重量 、 ( C a 0 + M gひ) 0. 5重量 ¾であった。 混合後、 プレス成 し、 その砥粒率 4 5 %の成型 体を 1 1 0 で乾燥した後 1, 0 5 0 °Cで 2 0時間熱処理した。 次いで、 冷却したが、 その際、 特に 5 0 0〜 6 0 0 の間はゆ つ く り行い、 放冷した。 このようにして J I S R 6 2 1 0 に 規定される結合度 Kのビト リ フ ァイ ド砥石を造った。 実施例 1 〜 6の砥粒に対応して造つた砥石'の寸法は、 2 0 ひ mmx 1 9 mm x 7 6. 2隱であり、 それらの砥石をそれぞれ実施例 7〜 1 2 と. する。
上記ビトリ ブアイ ド砥石について下記の試験条件で研削性能 を評価した。
試験条件
機 械 : 岡本平研 C F G— 5 2 ( 3. 7 kW)
研 削 方 式 : プランジ研肖 ίί ダウン · カ ッ ト 手動切込 被 削 材 : S U J - 2 (H RC 6 0 ) ,
1 ひ 0 mm長 X 5 ひ mm高 x 1 0 mm厚
砥石周速度 : 2. 0 0 0 m/min
テーブル速度 : 2 0 m Zmin
切 込 寸 法 : A R 2 0 m pass 総切込寸法 : 5 mm
研 肖 U 幅 : 1 0 mm
スパー ク アウ ト : 1
研 肖 U 油 : ノ リ タケクール K — 8 2 B (水溶性研削油) ドレス条件 : 単石ダイ ヤモ ン ド ド レ ッサー
切込み : △ R 2 0 }i m / pas s リ一ド : 0. 2 mm/ p. m.
スパークァゥ ト : な し
比較例 6〜 1 0
比較例 1 〜 5 の # 6 0 の砥粒をそれぞれ用いて、 実施例 7 と 同様にビ ト リ フ アイ ド砥石 (実施例 7 と同一寸法) を作成した。 それらを比較例 6〜 1 0 とする。
上記ビ ト リ フ ァイ ド砥石について実施例 7〜 1 2 と同一試験 条件で研削性能を評価したところ、 研削比、 最大消費電力費 (無負荷電力 ( 0. 4 k\V) を除いた値) および面粗さは表 2 に示 すとおりであった。 -
表 2 砥 石 砥 粒 研削比 最大消費 面粗さ !
i 実施例 Na 実施例 I f 比較例 Να 比較例 Να ^mmVmm3) (kW/cm) ( z R Z). ! 実施例 Ί 実施例 1 2 1 8 1. 1 4 ;
2 2 0 0 1. 1
3 1 2 5 1. 3
10 1 6 5 1. 2
11 1 4 2 1. 1
12 1 7 0 1. 2
l比較例 6 比較例 1 1. 5 1 9
7 5 1. 3 1 8
ί i 〃 8 " 3 2 0 1. 8 1 5 \
ί i
1 〃 9 " 1 2 0 1. 5 1 6 I
Ϊ 〃 10 " 5 1 4 0 1. 4 1 6 ! ί ί ί i 表 2からもわかるように、 本発明の砥粒を使用して作成した 硯石の研削比は、 特開昭 6 0 - 2 3 1 4 6 2号に開示された方 法により得られた砥粒 (比較例 2 ) を用いた砥石 (比較例 7 ) に比べて 2〜 3倍程度、 またスピネル相形成成分を含浸してい ない砥粒 (比較例 2 ) の砥石 (比較例 6 ) より も同様に 2〜 3 倍程度高い性能を示す値を得た。 さ らに、 特開昭 4 6 - 1 1 1 8 4号の実施例に基づき種を用いずに作成した砥粒 (比較例 3 ) を用いた砥石 (比較例 8 ) に比べると ?〜 1 1 倍程度と高く 、 また、 種を用いた他は同様に作成した砥粒 (比較例 4〕 を用い た砥石 (比較例 9 ) より も高かった。
本発明の砥粒で作成した砥石は研削性能がよいのに最大消費 電力費も比較例に比べて低い値を示しており、 さらに面粗さも、 比較例に比べて優れており、 比較例で見られる砥石の焼けも本 発明のもの (実施例 7〜 1 2 ) には、 全く 見られ—なかつた。 種 々の研削性能の面で本発明砥粒は、 従来にない画期的な砥粒で あることが分かる。
実施例 1 3
レゾルシノ一ル 0重量部をエタノール 1 0重量部に溶解し、 これと実施例 1 で得た # 6 0の本発明砥粒 1 0 0重量部とを混 合した後、 1 0 0 °Cにて 1 時間乾燥してエタノ一ルを蒸発除去 し、 表面がレゾルシノールでコーティ ングされた状態の研摩材 を得た。
圧縮不織布基材にフ エノール樹脂接着剤 B R L - 2 8 6 7 (固形分約 7 0 、 昭和高分子 (株) 製) を 1 0 0 g ./ m 2 の 割合で均一に塗布した後、 その上に上記コーティ ング処理され た研摩材を散布し、 過剰の研摩材を除去した。 なお、 このとき の研摩材の基材への付着量は 2 5 0 g X m 2 であつた。 このも のを 8 0 °Cで 4時間乾燥した後、 さらにその上に前記接着剤を
2 0 0 g / m z の割合で均一に塗布し、 & 0てで 4時間乾燥さ せた後、 2時間で 8 0 °Cから 1 3 '5でまで昇温し、 1 3 5 で
3 0分間保持して研摩布を得た。
産業上の利用分野
本発明のアルミナ質焼結砥粒は、 上記実施例に示されるよう こ、 砥粒性能、 特に、 硬度および靱性に優れ、 また、 この砥粒 を用いて作成される砥石などの研摩剤製品は研削比、 消費電力, 面粗さなどの研削性能に優れている。 従って、 本発明のアルミ ナ質焼結砥粒はビト リ フアイ ド硬石、 レジノィ ド砥石などの ¾ 石および研摩ベル ト、 ファイバ一ディスク、 研摩布などの研摩 布紙などとして有用である。

Claims

請 求 の 範 囲
1 . ひ -アル ミ ナ結晶粒子で構成され、 スピネル相が連結す るこ となく 粒子と して結晶粒界の三重点に析出し、 さ らにその スピネル相が砥粒内に実質的に均一に分布するこ とを特徵とす るアルミ ナ質焼結碓粒。 .
2 . スピネル相がニッ ケル、 マグネシウム、 亜鉛、 コバル ト および亜鉛の中から選ばれた少く とも一種の金属の酸化物とァ ル ミ ナとのスピネルである請求範囲の第 1 項記載のアル ミ ナ質 焼結砥粒。
3 . スピネル相がニッケル、 マグネシウムおよび亜鉛の中力、 ら選ばれた少く と も一種の金属の酸化物とアル ミ ナとのスピネ ルである請求範囲第 1 項記載のアル ミ ナ質焼結砥粒。
4 . スピネル相の量が 3〜 3 0重量 ¾である請求の範囲第 1 項が第 3項までのいずれかに記載のアル ミ ナ質焼結砥粒。
5 . ひ '— アル ミ ナ結晶粒子の平均粒径が 1 m以下である請 求の範囲第 1 項から第 4項までのいずれかに記載のアル ミ ナ質 焼結砥粒。
6 . 一アル ミ ナ結晶粒子の平均粒径が 0. 8〜 0. 0 5 〃 mで、 最大径が 1 mまたはそれ以下である請求の範囲第 1 項から第 4項までのいずれかに記載のアル ミ ナ質焼結砥粒。
7 . 理論値の 9 5 以上の密度、 本文中に記載される測定法 により求められる靭性値が 3 0 Q 以上、 ビッカース硬度 (荷重 5 0 0 g ) が 2 0 GPa 以上である請求の範囲第 1 項から第 6項 までのいずれかに記載のアル ミ ナ質焼結砥粒。
8 . 請求の範囲第 1 項から第 7項までのいずれかに記載され るアル ミナ質焼結砥粒から製造された研摩材製品。
9. 砥石である請求の範囲第 8項記載の研摩材製品.。
1 0. 研摩布紙である請隶の範囲第 8項記載の研摩材製品,
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