JP3138148U - 歯列矯正用ブラケット - Google Patents
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Abstract
【解決手段】上記ブラケット本体にアーチワイヤを固定するロック部材20とを備えた歯列矯正用ブラケットであって、上記取付体1は、その上側部には左右方向にアーチワイヤスロット4を設け、該スロットの歯先側側壁上端部には係止突部7を設け、且つ該スロットの係止突部と反対側の側壁上部には係止溝8を設けると共に、歯先側基部には屈曲可能な係止片9を突設して、該係止片とベース間に軸溝10を形成してある。
また、上記ロック部材20は、その基部に前記軸溝に挿入し得る軸部21を設け、該軸部の両端部には取付体の両側に沿ってスライドし得る一対の腕部22を設け、両腕部の先端部は結合すると共に略L状に屈曲して、前記係止突部からスロット上に亘り圧着係止し得る引掛け部23を形成し、該引っ掛け部の先端部には前記係止溝に係合し得る係止端部24を形成してある。
【選択図】図1
Description
而して、上記セルフリゲーティングブラケットには、一対の歯茎側ウイングと咬合側ウイングとを備え、ウイング間にアーチワイヤを収容する垂直スロットを形成した本体と、先端部に2つの弾性アーム部材を設け、咬合側ウイングの周囲を回動し得るようにした揺動シャッターとを備え、前記両アーム部材をスロット内に設けた溝に係脱させることにより、アーチワイヤをスロット内に固定及び開放するようにしたものがあった。
そこで、本考案は、上記従来の難点に鑑み、構造が簡単で製作が容易であり、アーチワイヤの固定及び開放操作を容易に行うことができるようにして、歯列矯正治療を円滑に行うことが出来るようにした歯列矯正用のブラケットを提供するものである。
該引掛け部の先端部には前記係止溝に係合し得る係止端部を形成してある。
また、前記取付体のスロットをベース面に対して所要角度傾斜させて、該スロットの開口面がフック側を向くように形成すると共に、ロック部材の引掛け部の後側部が係止突部の外側に当接できるように屈曲形成する場合もある。
従って、リガチャーワイヤを用いることなく、アーチワイヤの固定及び開放操作を、確実且つ容易に行うことが出来る。
また、ロック部材は、その軸部を取付体の軸溝に係止片により軸着するようにしてあるので、取付体より外れたり、紛失したりする事がないので、歯列矯正作業を円滑に行うことが出来る。
而して、スロット内のアーチワイヤは、弾性を有するロック部材の引掛け部が係止突部に圧着係止した状態で、その先端部により強く押圧されていると共に、引掛け部の係止端部が係止溝に係合しているので、矯正作業中にアーチワイヤに引張力が作用してもブラケットから濫りに外れる惧れが無く、矯正作業を安心して行うことが出来る。
また、構造が簡単であって製作が容易であるから、コストを低減することができる利点もある。
図1乃至図5において、1はブラケット本体であって、歯に止着する平たいベース2上に取付体3を立設してある。
前記取付体3は、その上側中央部には、近遠心方向に、アーチワイヤWを収容するスロット4を設けてある。
また、前記スロット4の歯茎側外側部にはスロット4に沿ってT形状のフック5を突設してあり、スロット4の歯先側外側部にはフック5と反対向きにタイウイング6を突設してある。
而して、前記スロット4の歯先側側壁の上端部には弧状の係止突部7を形成すると共に、該スロット4の係止突部7と反対側の側壁上部には、所要幅の係止溝8を設けてある。
また、前記取付体3の歯先側基部には、屈曲可能な係止片9をタイウイング6と同方向に突設して、ベース2との間に軸溝10を形成してある。
而して、軸部21を前記軸溝9内に挿入し、前記係止片8を下方に屈曲させて軸溝9を閉塞することにより、取付体3に回動可能に軸着されている。
而して、引掛け部23を係止突部7上に被せるようにしてに強く押圧すると、該引掛け部23は係止突部7上に圧着係合し、その係止端部24が係止溝8に係合すると共に、引掛け部23の前側部は、その弾力でスロット4内のアーチワイWを上から強く押え込む。
また、スロット4内よりアーチワイヤWを取外すには、引掛け部23を破線で示す方向に強く押すと、係止端部24が係止溝8より離脱すると共に、引掛け部23が係止突部7上から離脱するので、スロット上部が開放され、直ちにアーチワイヤWをスロット4から取り出すことが出来る。
また、取付体3の外側部には、フック5及びタイウイング6を夫々配設してあるので、該フックとタイウイング間にリガチャーワイヤを掛け渡すことによって、アーチワイヤWをスロット内に縛着することもできる。
上記実施例1では、アーチワイヤWを収容するスロット4をベース2面に対して直角向きに形成したのに対して、本実施例では、該スロット4をベース2面に対して所要角度α傾斜させて、該スロット4の開口面がフック5側に向くように形成してある。従って、係止突部7からタイウイング6に亘る外側も斜状に形成してある。
また、上記実施例1においては、取付体3をベース2の中央部に固着してあるが、本実施例においては、ベース2の歯先側を一段と長く形成して、取付体3をベース2の歯茎側部に固着してある。このベース2は歯面が比較的縦長の前歯や犬歯に接着し易いようにした。
なお、アーチワイヤの固定及び開放操作は実施例1と同様であって、引掛け部23を係止突部7上に被せるようにして強く押圧すると、背部分25が係止突部7に当接し、係止端部24がスロット4の係止溝8に係合すると同時に、引掛け部23の前側部がスロット4内のアーチワイヤWを強く押え込む。
而して、上記のように形成したことにより、本実施例におけるブラケットは、特に、歯面がやや長めの前歯や犬歯の歯列矯正に使用すると、ブラケットを歯面に固着し易いと共に、アーチワイヤを適正位置に確実に止着でき、その作業も容易である。
2 ベース
3 取付体
4 スロット
5 フック
6 タイウイング
7 係止突部
8 係止溝
9 係止片
10 軸溝
20 ロック部材
21 軸部
22 腕部
23 引掛け部
24 係止端部
Claims (2)
- 歯面に固着するベース上にアーチワイヤの取付体を立設したブラケット本体と、上記ブラケット本体にアーチワイヤを固定するロック部材とを備えた歯列矯正用ブラケットであって、上記取付体は、その上側部には左右方向にアーチワイヤスロットを設け、該スロットの歯先側側壁上端部には係止突部を設け、且つ該スロットの係止突部と反対側の側壁上部には係止溝を設けると共に、歯先側基部には屈曲可能な係止片を突設して、該係止片とベース間に軸溝を形成してあり、上記ロック部材は、その基部に前記軸溝に挿入し得る軸部を設け、該軸部の両端部には取付体の両側に沿ってスライドし得る一対の腕部を設け、両腕部の先端部は結合すると共に略L状に屈曲して、前記係止突部からスロット上に亘り圧着係止し得る引掛け部を形成し、該引っ掛け部の先端部には前記係止溝に係合し得る係止端部を形成してあることを特徴とする歯列矯正用ブラケット。
- 前記取付体のスロットを、ベース面に対して所要角度傾斜させて、該スロットの開口面がフック側を向くように形成してあると共に、ロック部材の引掛け部の後側部が係止突部の外側に当接できるように屈曲してあることを特徴とする請求項1記載の歯列矯正用ブラケット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007007803U JP3138148U (ja) | 2007-10-11 | 2007-10-11 | 歯列矯正用ブラケット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2007007803U JP3138148U (ja) | 2007-10-11 | 2007-10-11 | 歯列矯正用ブラケット |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP3138148U true JP3138148U (ja) | 2007-12-20 |
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ID=43288468
Family Applications (1)
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JP2007007803U Expired - Fee Related JP3138148U (ja) | 2007-10-11 | 2007-10-11 | 歯列矯正用ブラケット |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3138148U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101374836B1 (ko) * | 2012-04-25 | 2014-03-17 | (주)덴토스 | 이중걸림수단이 구비된 치열교정용 브라켓 |
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2007
- 2007-10-11 JP JP2007007803U patent/JP3138148U/ja not_active Expired - Fee Related
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KR101374836B1 (ko) * | 2012-04-25 | 2014-03-17 | (주)덴토스 | 이중걸림수단이 구비된 치열교정용 브라켓 |
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