JP3137808U - 蒸発防止装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】インク、塗料、接着剤、薬液等の液体吐出装置に於いて、吐出ノズル先端で液が乾燥硬化するのを防止する装置を提供する。
【解決手段】密閉筒体の、上部にノズル挿入口を形成し、内部に堰を設けて溶剤たまりを形成し、ノズル挿入口の直下にノズル突き出し口を形成し、筒の外側に溶剤供給口を形成した乾燥防止具。
【選択図】図1
【解決手段】密閉筒体の、上部にノズル挿入口を形成し、内部に堰を設けて溶剤たまりを形成し、ノズル挿入口の直下にノズル突き出し口を形成し、筒の外側に溶剤供給口を形成した乾燥防止具。
【選択図】図1
Description
インク、塗料、接着剤、薬液等の液体吐出装置に於いて、吐出ノズル先端で液が乾燥硬化するのを防止する装置に関する。
従来、吐出ノズル先端の乾燥防止方法として、定置した溶剤ポット内にノズルを挿入する方法が行われている。この方法はノズルをポットまで移動する機構や時間を必要とし、又吐出中には挿入できないのでノズル先周辺に付着して乾燥する場合は防止できなかった。
密閉筒体の、上部にノズル挿入口を形成し、内部に堰を設けて溶剤たまりを形成し、ノズル挿入口の直下にノズル突き出し口を形成し、筒の外側に溶剤供給口を形成したことを特徴とする乾燥防止具を提供する。
ノズル挿入口よりノズルを挿入し、ノズル先端を内部に留めておき、溶剤供給口より溶剤を注入して溶剤たまりに溶剤をためる。この溶剤が蒸発し乾燥防止具内を蒸気で充満さしノズル先端の液の乾燥を防止する。吐出時にはノズル突き出し口よりノズル先端を外部に突き出して吐出する。吐出が終了するとノズルを元の位置に引き込む。
ノズル突き出し口より溶剤蒸気は少しずつ流失するが溶剤供給口より溶剤を供給して補う。
ノズル突き出し口より溶剤蒸気は少しずつ流失するが溶剤供給口より溶剤を供給して補う。
乾燥防止具1は密閉構造の筒2の上方にノズル3の挿入穴4を開口し、下方にノズル突き出し口5を開口し、突き出し口5の周囲に堰6を設けて溶剤皿7を形成する。
筒2の外側面に溶剤の供給口8を開口し、蓋つき容器9を連結する。挿入穴4、突き出し口5は共にノズル3の外径より若干大きい程度の開口とする。
筒2の外側面に溶剤の供給口8を開口し、蓋つき容器9を連結する。挿入穴4、突き出し口5は共にノズル3の外径より若干大きい程度の開口とする。
挿入穴4よりノズル3を挿入し、ノズル3の先端が筒2の内部にある位置で乾燥防止具1を定置する。蓋つき容器9に溶剤を注入すると供給口8より溶剤皿7に溶剤がたまる。溶剤は蒸発し筒2内を溶剤蒸気で充満さしノズル3の先端の液の乾燥を防止する。吐出時にはノズル3をさらに突っ込みノズル突き出し口5より突き出して吐出する。吐出が終了するとノズルを元の位置に引き込む。
溶剤皿7の溶剤が減少すると蓋つき容器9に溶剤を注入して補充する。溶剤が水等蒸発し難い液のとき筒2を加熱して蒸発を促進する。
乾燥防止具1は構造簡単で小型に形成でき、ノズル3周辺の僅かな空間に配置できる。またノズル3の上下運動のみで作用がおこなわれる。通常ノズル3の上下運動機構は塗布装置に装備されているので新たな機構を必要としない。
ノズル3の突き出し時あるいは引き込み時に、突き出し口5はノズル3の先端に付着した液玉を除去できる。
加熱して蒸発を促進する場合、ノズル3をも加熱でき高粘度液の粘度を下げて吐出を容易にする効果もある。
実施例2はインクジェット、塗装ガン、エアブラシ、分注機等吐出液がノズル先より飛滴する場合の乾燥防止具である。
乾燥防止具10は実施例1と同じ構成であるがノズルヘッド11の吐出口12の直下に密着して取り付けられている。厚さtは吐出に邪魔にならないように極薄に形成している。溶剤の供給口13に溶剤定量供給装置14を連結する。
供給口13より溶剤を供給し内部を溶剤蒸気で充満さす。吐出口12周辺は溶剤蒸気が充満しているので乾燥を防止する。吐出口12より液を飛滴さすとき、溶剤蒸気は邪魔にはならず、開口穴15より飛滴する。
溶剤定量供給装置14は乾燥防止具10内の溶剤蒸気が希薄にならないように予めプログラムされた量、時間間隔等で溶剤を供給する。
乾燥防止具10として可動部をもたないので非常に小さく形成できノズルヘッドへの装着が容易。ノズルヘッドと一体形成も可能である。
溶剤の供給口13に溶剤を供給するのでなく予め蒸気を作成し、蒸気そのものを供給することも可能である。水溶性の塗料等に有効な方法である。また蒸気を開口穴15より噴霧さし塗布対象面に吹きつけ表面を馴染ましておくと、塗布した液の急激な乾燥が防止でき滑らかな塗布皮膜を形成できる。インクジェットの液滴は微小なので瞬間に乾燥するがこの方法だと隣り合う塗布液の境界をぼかす事ができる。フラットパネルの液晶滴下にも適応できる。
従来インクジェットノズルで吐出待機中に吐出口に露出している液の表面に薄い乾燥皮膜や濃度変化部が生成され、初回の吐出液を除外して対応したりしているが、乾燥防止具10を装着し、蒸気濃度を管理すれば初回から有効に液を吐出できる
1:乾燥防止具 2:筒 3:ノズル 4:挿入穴 5:突き出し口
6:堰 7:溶剤皿 8:供給口 9:蓋つき容器
6:堰 7:溶剤皿 8:供給口 9:蓋つき容器
Claims (2)
- 密閉筒体の、上部にノズル挿入口を形成し、内側に堰を設けて溶剤たまりを形成し、ノズル直下にノズル突き出し口を形成し、筒の外側に溶剤供給口を形成したノズルの乾燥防止具
- 溶剤供給口に溶剤蒸気供給装置を連結した請求項1の乾燥防止具。
Priority Applications (1)
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JP2007004871U JP3137808U (ja) | 2007-05-30 | 2007-05-30 | 蒸発防止装置 |
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JP2007004871U JP3137808U (ja) | 2007-05-30 | 2007-05-30 | 蒸発防止装置 |
Publications (1)
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JP3137808U true JP3137808U (ja) | 2007-12-13 |
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Family Applications (1)
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JP2007004871U Expired - Fee Related JP3137808U (ja) | 2007-05-30 | 2007-05-30 | 蒸発防止装置 |
Country Status (1)
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JP (1) | JP3137808U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013501616A (ja) * | 2009-08-11 | 2013-01-17 | グラクソスミスクライン・リミテッド・ライアビリティ・カンパニー | 液体分注ノズルのための蒸気シース |
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2007
- 2007-05-30 JP JP2007004871U patent/JP3137808U/ja not_active Expired - Fee Related
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JP2013501616A (ja) * | 2009-08-11 | 2013-01-17 | グラクソスミスクライン・リミテッド・ライアビリティ・カンパニー | 液体分注ノズルのための蒸気シース |
US8986777B2 (en) | 2009-08-11 | 2015-03-24 | GlaxoSmithKline, LLC | Vapor sheath for liquid dispensing nozzle |
JP2016047527A (ja) * | 2009-08-11 | 2016-04-07 | グラクソスミスクライン・リミテッド・ライアビリティ・カンパニーGlaxoSmithKline LLC | 液体分注ノズルのための蒸気シース |
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