JP3137566B2 - 多重信号伝送方法 - Google Patents

多重信号伝送方法

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JP3137566B2 JP07231004A JP23100495A JP3137566B2 JP 3137566 B2 JP3137566 B2 JP 3137566B2 JP 07231004 A JP07231004 A JP 07231004A JP 23100495 A JP23100495 A JP 23100495A JP 3137566 B2 JP3137566 B2 JP 3137566B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、送信側装置におい
て複数のデータ信号を多重信号に変換して送信すると共
に、受信側装置において受信した多重信号を各データ信
号に多重分離する多重信号伝送方法に関し、例えば、デ
ジタル専用回線を介して通信相手が固定の端末間で通信
するシステムに適用し得るものである。
【0002】
【従来の技術】デジタル専用回線を利用する場合、その
両端に、複数の端末を収容した時分割多重化装置を配備
して、デジタル専用回線の使用効率を高めることがしば
しば行なわれる。このような伝送システムにおける時分
割多重化装置は、図2に示すような内部構成を有するも
のであった。
【0003】図2において、時分割多重化装置10は、
データ端末や音声端末等の複数の端末1−1〜1−sを
それぞれ収容して対応端末1−1、…、1−sとのイン
タフェースを行なう端末インタフェース部11−1〜1
1−sと、端末インタフェース部11−1〜11−sか
らのデータ信号を選択動作を通じて多重して送信側のデ
ジタル専用回線2Tに出力する多重化部12と、受信側
のデジタル専用回線2Rから受信した多重信号を、収容
している各端末1−1、…、1−s宛のデータ信号に分
離して端末インタフェース部11−1、…、11−sに
出力する多重分離部13とから構成されている。
【0004】ここで、多重化部12及び多重分離部13
は、デジタル専用回線2T又は2R上での多重信号にお
けるフレーム構成情報の記憶部(両者に共通でも良い)
を内蔵しており、多重化部12は、そのフレーム構成情
報に基づいて、各端末インタフェース部11−1、…、
11−sに出力制御信号(制御信号線は省略している)
を与えてデータ信号を出力させると共に選択動作して多
重化を実行させ、また、多重分離部13は、記憶されて
いるフレーム構成情報に基づいて、受信した多重信号
を、各端末1−1、…、1−s宛のデータ信号に分離す
る。
【0005】従来、このような多重化信号のフレーム構
成としては、例えば、図3に示すITU−T勧告のX.
50マルチフレームに準拠した構成が適用されていた。
すなわち、フレーム同期ビットF、データビットDi-0
〜Di-5 (iは1〜20)、及び、ステータスビットS
でなるオクテットを20個含んで1フレーム(20マル
チフレーム)とし、この1フレーム(160ビット)の
伝送に2.5ms(従って伝送速度は64kbps)が
割り当てられている。
【0006】このような1フレームにおける各データビ
ットDi-j (jは0〜5)の伝送速度はそれぞれ0.4
kbpsであり、例えば、データ信号速度が2400b
psの端末からのデータ信号にはいずれか1個のオクテ
ットの全て(6個)のデータビットを割当て、データ信
号速度が4800bpsの端末からのデータ信号にはい
ずれか2個のオクテットの全て(12個)のデータビッ
トを割当て、データ信号速度が9600bpsの端末か
らのデータ信号にはいずれか4個のオクテットの全て
(24個)のデータビットを割当てる。
【0007】かくして、時分割多重化装置10は、デー
タ速度が異なる複数の端末1−1、…、1−sを収容す
ることができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
多重信号の伝送方法においては、X.0マルチフレー
ム等の固定フレームを適用しているため、収容している
端末が少ない場合であっても、そのフレーム構成に従っ
て多重化を行なうので、多重信号においてデータが挿入
されているビット位置が少なく伝送効率が低くなること
を生じていた。例えば、2400bpsのデータ端末と
9600bpsのデータ端末とを収容している場合、1
フレーム中の120ビットのデータビットD1-0 〜D20
-5の内30ビットのデータビットしか利用しないことに
なる。
【0009】また、音声端末からのデータ速度は8kb
ps又は16kbpsであるが、これらはそれぞれ多重
信号の1フレームにおける20又は40ビットのデータ
ビットに相当し、図3における整数(X)個のオクテッ
トのデータビット6×Xに一致せず、そのため、端末と
してデータ端末と音声端末とが混在する場合には、多重
化効率は低くなっていた。
【0010】さらに、端末からの通信要求があった場合
に、その端末からのデータを挿入する多重信号における
位置を決定するデマンドアサイン制御を適用するに当た
っては、固定的なタイムスロット単位(例えば上述した
オクテット内のデータビット単位)に割当てることが必
要となるが、異なる速度のデータ端末や音声端末を収容
している場合には、デマンドアサイン制御が有効に機能
し得ないことが多く発生する。
【0011】そのため、多重化効率を高めることができ
る、しかも、デマンドアサイン制御に容易に対応するこ
とができる多重信号の伝送方法が求められている。
【0012】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め、本発明においては、送信側装置において2.4kb
psの自然数倍及び又は8kbpsの自然数倍の複数の
データ信号を多重信号に変換して送信すると共に、受信
側装置において受信した多重信号を各データ信号に多重
分離する多重信号伝送方法において、先頭にのみフレー
ム同期ビットを有し、他のビット位置に各データ信号が
割当てられている多重信号フレーム構成に従って、送信
側装置で8kbps×n(nは自然数)の速度を有する
多重信号を形成すると共に、多重信号フレーム構成に従
って、受信側装置で多重分離することを特徴とする。
【0013】ここで、各データ信号の送信源からの通信
要求又は通信終了情報に基づいて、多重化又は多重分離
に供する上記多重信号フレーム構成における各データ信
号の割当、解放を変更すると共に、その変更内容を、送
信側装置及び受信側装置間で、上記多重信号フレーム構
成に固定的に設けられた通信用ビットを用いて転送する
ことが好ましい。
【0014】本発明の多重信号伝送方法によれば、フレ
ーム同期ビットの位置のみ定まっており、他は任意にデ
ータ信号が割当てられたフレーム構成に従って、形成さ
れた多重信号を送受信構成間で授受するようにしたの
で、端末収容数や各端末のデータ速度に応じた最適のフ
レーム構成を設定して多重信号を構成でき、多重化効率
を高めることができる。
【0015】また、フレーム同期ビットの位置だけが定
まっているので、デマンドアサイン制御下で多重信号を
形成するのも効率的に行なうことができるようになる。
【0016】
【発明の実施の態様】
(A)第1実施態様 以下、本発明の多重信号伝送方法の第1実施態様を図面
を参照しながら説明する。
【0017】この第1実施態様の多重信号伝送方法は、
多重信号フレームの大きさ(従って、多重信号の速度)
及び割当てを外部から任意設定できる点に特徴を有する
ものである。そこでまず、任意設定可能な多重信号フレ
ームの構成について、図1を参照しながら説明する。
【0018】図1において、この多重信号フレームは、
縦横10×nビットでなり、この多重信号の伝送速度は
8kbps×nになるように定められている(1フレー
ム時間は1.25ms)。ここで、nは任意の自然数で
あり、その取り得る最大値(例えば8)は定まってい
る。この多重信号フレーム上、その先頭ビットにフレー
ム同期ビットFが割り当てられており、その他のビット
DD2 〜DD10n にはどの端末からのデータを挿入して
も良いように任意割当てが可能になっている。従って、
多重信号フレームの各ビット(フレーム同期ビットを含
む)F、DD2 、…、DD10n における伝送速度はそれ
ぞれ0.8kbpsに選定されており、例えばフレーム
同期ビットFを含む第1列には同一又は異なる端末から
の計7.2kbpsのデータが挿入可能であり、第2列
以降の各列には同一又は異なる端末からの計8kbps
のデータが挿入可能である。
【0019】例えば、2400bpsのデータ端末から
のデータビットは1多重信号フレームに3個挿入され、
4800bpsのデータ端末からのデータビットは1多
重信号フレームに6個挿入され、9600bpsのデー
タ端末からのデータビットは1多重信号フレームに12
個挿入され、8kbpsの音声端末からのデータビット
は1多重信号フレームに10個挿入され、16kbps
の音声端末からのデータビットは1多重信号フレームに
20個挿入される。
【0020】次に、2400bpsの1個のデータ端末
と、4800bpsの2個のデータ端末と、9600b
psの1個のデータ端末と、8kbpsの3個の音声端
末とを収容するようになされた第1実施態様の時分割多
重化装置を、図面を参照しながら説明する。
【0021】ここで、図4が第1実施態様に係る時分割
多重化装置の送信側構成20Tを示すブロック図であ
る。
【0022】図4において、この時分割多重化装置(送
信側構成)20Tは、複数のデータ端末用の端末インタ
フェース部21−D1、21−D2、…と、複数の音声
端末用の端末インタフェース21−A1、21−A2、
…と、出線インタフェース部22と、制御部23と、こ
れら各部に共通なデータ転送用のバス24とから構成さ
れている。
【0023】この場合、収容端末が4個のデータ端末及
び3個の音声端末であるので、4個のデータ端末用の端
末インタフェース部(ここでは21−D1〜21−D4
とする)と、3個の音声端末用の端末インタフェース
(ここでは21−A1〜21−A3とする)とがディッ
プスイッチ等の動作可能設定部によって有効に動作する
ように設定されている。
【0024】各端末インタフェース部21−D1、21
−D2、…、21−A1、21−A2、…は図示は省略
するが、バッファメモリを内蔵し、収容端末からの受信
データを、クロック(転送されてきたもの、受信データ
から再生したものを問わない)に基づいてバッファメモ
リに格納する。また、各端末インタフェース部21−D
1、21−D2、…、21−A1、21−A2、…は出
力制御部25−D1、25−D2、…、25−A1、2
5−A2、…を備え、出力制御部25−D1、25−D
2、…、25−A1、25−A2、…は制御部23から
出力制御信号が与えられたときに、内蔵するバッファメ
モリに格納されている最古のデータを共通バス24を出
力させるものである。なお、各端末に対する割当ての説
明は図5の説明で行なう。また、出力制御部25−D
1、25−D2、…、25−A1、25−A2、…は、
バッファメモリからの読出し構成や共通バス24のドラ
イバ構成等が該当する。
【0025】出線インタフェース部22は、共通バス2
4上のデータを多重信号の出線に出力させるものであ
る。また、フレーム同期ビット挿入部26を内蔵し、制
御部23からフレーム同期ビットの出力が指示されたと
きには、多重信号の出線にフレーム同期ビットを出力さ
せるものである。
【0026】なお、フレーム同期ビットは、複数ビット
で一巡するパターンデータとなっており、フレーム同期
ビット挿入部26はフレーム同期ビットの出力指示毎に
そのパターン上で変化する該当するフレーム同期ビット
を出力する。また、出力させるためのクロックは制御部
23から与えられるように(構成によっては、クロック
自体も送信クロックとして送出される)、又は、出線か
ら送信クロックとして与えられるようになされている。
【0027】制御部23は、フレーム構成情報の記憶部
27と、8kbps×n(このnは後述するように6)
の速度のクロックを発生する速度可変クロック発生部2
8と、そのクロックでカウントアップする一巡数が10
×nの可変カウンタ29とを内蔵し、可変カウンタ29
のカウント値に対応したフレーム構成情報でのデータビ
ットやフレーム同期ビットを取り出して、出力制御部2
5−D1、…、25−D4、25−A1、…、25−A
3やフレーム同期ビット挿入部26の出力動作を起動す
るものである。
【0028】ここで、共通バス24は、8kbpsか
ら、nが取り得る最大値と8kbpsの積の速度までの
速度に対応できるものである。
【0029】上記制御部23のフレーム構成情報記憶部
27への記憶や、速度可変クロック発生部28からのク
ロック速度や、可変カウンタ29の一巡数は、当該時分
割多重化装置20Tの設置時や有効な収容端末数が変更
されたときに、外部から設定されるものである。
【0030】図5は、フレーム構成情報記憶部27に記
憶されている多重信号フレーム構成例を示す説明図であ
る。
【0031】この例の場合、端末インタフェース部21
−D1に収容されている2400bpsのデータ端末か
らのデータは、1フレーム中の第2行第1列〜第4行第
1列の3ビットデータD10〜D12に割り当てられ、端末
インタフェース部21−D2に収容されている9600
bpsのデータ端末からのデータは、1フレーム中の第
5行第1列〜第10行第1列、及び、第2行第3列〜第
7行第3列の計12ビットデータD20〜D2Bに割り当て
られ、端末インタフェース部21−D3に収容されてい
る4800bpsのデータ端末からのデータは、1フレ
ーム中の第8行第3列〜第10行第3列、及び、第2行
第4列〜第4行第4列の計6ビットデータD30〜D35に
割り当てられ、端末インタフェース部21−D4に収容
されている4800bpsのデータ端末からのデータ
は、1フレーム中の第5行第4列〜第10行第4列の6
ビットデータD40〜D45に割り当てられている。
【0032】また、端末インタフェース部21−A1に
収容されている8kbpsの音声端末からのデータは、
1フレーム中の第1行第2列〜第10行第2列の10ビ
ットデータ(B1 で示す)に割り当てられ、端末インタ
フェース部21−A2に収容されている8kbpsの音
声端末からのデータは、1フレーム中の第1行第5列〜
第10行第5列の10ビットデータB2 に割り当てら
れ、端末インタフェース部21−A3に収容されている
8kbpsの音声端末からのデータは、1フレーム中の
第1行第6列〜第10行第6列の10ビットデータB3
に割り当てられている。
【0033】すなわち、このフレーム構成の場合、nが
6であって多重信号の速度は48kbps(8kbps
×6)に選定されており、1フレームの総ビット数は6
0ビットに選定されている。
【0034】従って、制御部23は、可変カウンタ29
が初期値の第1行第1列を指示しているときはフレーム
同期ビット挿入部26からフレーム同期ビットFを出力
させ、可変カウンタ29のカウント値が次の第1行第2
列を指示するように変化したときには端末インタフェー
ス部21−A1からデータを出力させ、可変カウンタ2
9のカウント値が第1行第3列及びその次の第1行第4
列を指示するように変化したときにはいずれの端末イン
タフェース部からもデータを出力させず、可変カウンタ
29のカウント値が次の第1行第5列を指示するように
変化したときには端末インタフェース部21−A2から
データを出力させ、可変カウンタ29のカウント値が次
の第1行第6列を指示するように変化したときには端末
インタフェース部21−A3からデータを出力させる。
【0035】以下、同様に、可変カウンタ29のカウン
ト値に応じたフレーム位置に対応する端末インタフェー
ス部からデータを選択的に出力させる。
【0036】図6は第1実施態様に係る時分割多重化装
置の受信側構成30Rを示すブロック図である。
【0037】図6において、この時分割多重化装置(受
信側構成)30Rは、複数のデータ端末用の端末インタ
フェース部31−D1、31−D2、…(上記21−D
1、21−D、…と同一)と、複数の音声端末用の端
末インタフェース31−A1、31−A2、…(上記2
1−A1、21−A2、…と同一)と、入線インタフェ
ース部32と、制御部33と、これら各部に共通なデー
タ転送用のバス34とから構成されている。
【0038】入線インタフェース部32は、受信した多
重信号をバッファリングして、8kbpsから、nが取
り得る最大値と8kbpsの積の速度までの速度に対応
できる共通バス34に出力するものである。この入線イ
ンタフェース部32は、フレーム同期検出部35を内蔵
し、フレームパターンの検出を通じてフレーム同期を確
立させ、この確立後においては、フレーム同期ビットF
の到来毎にフレームの先頭情報を制御部33に与えるも
のである。また、入線インタフェース部32は、受信し
た多重信号と同期して与えられる受信クロック、又は、
受信した多重信号から内部で再生したクロック(速度は
8kbps×n)を制御部33(や端末インタフェース
部31−D1、31−D2、…、31−A1、31−A
2、…)に与えるものである。
【0039】制御部33は、フレーム構成情報の記憶部
36(送信側の記憶部27と同一でも良い)と、入線イ
ンタフェース部32からのクロックでカウントアップす
る一巡数が10×nの可変カウンタ37とを内蔵し、可
変カウンタ37のカウント値に対応したフレーム構成情
報でのデータビットに係る端末情報を取り出して、その
端末に対応した端末インタフェース部31−D1、…、
31−D4、31−A1、…、31−A3のデータ取込
部38−D1、…、38−D4、38−A1、…、38
−A3に取込指令を与えるものである。
【0040】各端末インタフェース部31−D1、…、
31−D4、31−A1、…、31−A3は、上述のよ
うに、データ取込部38−D1、…、38−D4、38
−A1、…、38−A3を有すると共に、図示しない速
度変換用のバッファメモリを有する。各データ取込部3
8−D1、…、38−D4、38−A1、…、38−A
3は、共通バス34からのレシーバやバッファメモリの
書込制御部が該当し、取込指令が与えられたときに共通
バス34上のデータを取り込んで内蔵するバッファメモ
リに格納させるものである。このバッファメモリからの
読出しは、例えば図示しない端末から与えられた送信ク
ロックに基づいて実行される。
【0041】このような受信側の構成により、図5に示
したフレーム構成を有する多重信号が各端末用の分離さ
れ、各端末に出力される。
【0042】従って、第1実施態様によれば、多重信号
フレームの構成を可変できると共に、多重信号速度を可
変できるので、収容している端末数及びその伝送速度に
応じた最適なフレーム構成及び速度を設定でき、伝送効
率が高い多重信号伝送方法を実現することができる。特
に、データ端末及び音声端末を混在して収容する場合に
好適なものである。
【0043】なお、第1実施態様の場合、多重信号の伝
送速度は8kbps×n(48kbps)であり、伝送
路がそのような可変速度に対応できる場合は問題がない
が、遠隔地に対して64kbps又は64kbps×m
(mは自然数)のデジタル専用回線を介して伝送する場
合には、8kbpsの自然数倍の速度の複数のデータ系
列を時分割多重したり、逆に多重分離したりする時分割
多重化装置をさらにデジタル専用回線の両端に設けれて
第1実施態様に係る時分割多重化装置をそのような時分
割多重化装置に収容させれば良い。
【0044】(B)第2実施態様 次に、本発明の多重信号伝送方法の第2実施態様を図面
を参照しながら説明する。
【0045】第2実施態様は、音声端末等の8kbps
又はその自然数倍の速度に係る端末(以下では音声端末
として説明する)からのシグナリングビット(制御ビッ
ト)も多重信号に含めることができるようにしたもので
あり、また、デマンドアサイン制御をも実行し得るよう
にしたものである。
【0046】第1実施態様と多重信号フレーム上で異な
る点は、第1列の割当てがフレーム同期ビット、シグナ
リングビット及び割当て通信用ビットに固定化されてい
る点、第2列以降の割当てが通信要求によってダイナミ
ックに変化する点である。第1列の割当ては、後述する
図9に示すように、フレーム同期ビットFが先頭に位置
するのは第1実施態様と同様であるが、第2行〜第8行
の第1列のそれぞれには各音声端末に対応したシグナリ
ングビットS1 〜S7 (この例の場合、8kbpsの7
個の音声端末を収容しているとする)を固定的に割り当
てており、第9行及び第10行の第1列には対向する時
分割多重化装置に割当て情報を通知するための割当て通
信用ビットC1 及びC2 を固定的に割り当てている。な
お、nが設置時等に設定されている点は、第1実施態様
と同様である。
【0047】図7は、この第2実施態様に係る時分割多
重化装置の送信側構成50Tを示すものであり、上述し
た第1実施態様に係る図4との同一、対応部分には同一
符号を付して示している。
【0048】図7において、各端末インタフェース部2
1−D1、21−D2、…、21−A1、21−A2、
…には、端末側からの通信要求や通信終了等を検出し
て、制御部23の割当実行部53に与える通信状態検出
部51−D1、51−D2、…、51−A1、51−A
2、…が第1実施態様の構成に加えて設けられている。
また、音声端末用の各端末インタフェース部1−A
1、1−A2、…には、図示しないシグナリングビッ
ト用のバッファメモリと、シグナリングビット用の出力
制御部52−A1、52−A2、…とが第1実施態様の
構成に加えて設けられており、これら出力制御部52−
A1、52−A2、…もデータビット用の出力制御部2
5−D1、25−D2、…、25−A1、25−A2、
…と同様に制御部23からの出力指令に応じてバッファ
メモリに格納されているデータ(この場合シグナリング
ビット)を共通バス24に出力するものである。
【0049】第2実施態様の制御部23は、第1実施態
様の内部構成に加えて、割当実行部53及び割当用端末
情報記憶部54を備えている。
【0050】割当用端末情報記憶部54には、各端末が
データ端末であるか音声端末であるかや、データ端末で
ある場合には1フレームに挿入するビット数や、音声端
末である場合にはそのシグナリングビット位置の情報等
が挿入されている。
【0051】割当実行部53は、いずれかの通信状態検
出部51−D1、51−D2、…、51−A1、51−
A2、…から通信要求が与えられたときには、割当用端
末情報記憶部54及びフレーム構成情報記憶部27の格
納情報に基づいて、その通信状態検出部51−D1、5
1−D2、…、51−A1、51−A2、…に対応した
端末からのデータやシグナリングの挿入位置を決定し
て、フレーム構成情報記憶部27の格納情報を更新させ
ると共に、割当て通信用ビットC1 及びC2 を用いて対
向装置に通知する。なお、割当ルールは任意であって良
いが、例えば音声端末からのデータを同一列に割当て、
データ端末からのデータは一部が使用されている列を優
先させるようにしても良い。
【0052】一方、割当実行部53は、いずれかの通信
状態検出部51−D1、51−D2、…、51−A1、
51−A2、…から通信終了が与えられたときには、割
当用端末情報記憶部54及びフレーム構成情報記憶部2
7の格納情報に基づいて、フレーム構成情報記憶部27
のその検出部対応のデータビットを空ビットに更新させ
ると共に、割当て通信用ビットC1 及びC2 を用いて対
向装置にそのことを通知する。
【0053】図9は、割当状態の変化を示すものであ
り、n列中の4列を取り出して示している。今、図9
(A)に示すように、端末インタフェース部21−D3
からのデータを第2行第2列〜第7行第2列に割当て、
端末インタフェース部21−D4からのデータを第8行
第2列〜第10行第2列、及び、第2行第3列〜第4行
第3列に割当て、端末インタフェース部21−A1から
のデータを第1行第3列〜第10行第3列に割当てられ
ている状態において、端末インタフェース部21−D4
の通信状態検出部51−D4から通信終了情報が割当実
行部53に与えられると、割当実行部53は、図9
(B)に示すように、今まで端末インタフェース部21
−D4からのデータに割当てられていた第8行第2列〜
第10行第2列、及び、第2行第3列〜第4行第3列を
空ビットに変更すると共に、第9行第1列及び第10行
第1列の割当て通信用ビットC1 及びC2 を用いて対向
装置にその割当解除を通知する。
【0054】このような状態において、端末インタフェ
ース部21−A2の通信状態検出部51−A2から通信
要求情報が割当実行部53に与えられると、割当実行部
53は、その通信要求は音声端末に係る端末インタフェ
ース部21−A2から与えられたことに基づいて、1列
分が完全に空いている列を探し、第3列(第1行第3列
〜第10行第3列)を見付け出し、図9(C)に示すよ
うに、この第3列に割当てることに決定して格納してい
るフレーム構成を変更すると共に、第9行第1列及び第
10行第1列の割当て通信用ビットC1 及びC2 を用い
て対向装置にその割当を通知する。このときまた、端末
インタフェース部21−A2に係るシグナリングビット
を多重信号に含めるように、第3行第1列に出力を実行
させる値を挿入する。
【0055】以上のようにして、ダイナミックなデマン
ドアサイン制御を実行し得る割当てを行なうことができ
る。
【0056】図8は、第2実施態様に係る時分割多重化
装置の受信側構成60Rを示すブロック図であり、上述
した第1実施態様に係る図6との同一、対応部分には同
一符号を付して示している。
【0057】図8において、この時分割多重化装置(受
信側構成)60Rが第1実施態様と異なる点は、以下の
点である。第1は、音声端末に係る端末インタフェース
部31−A1、31−A2、…に、制御部33からのシ
グナリング取込指令に基づいて、シグナリングビットを
取込むシグナリング取込部61−A1、61−A2、…
を設けている点である。第2に、制御部33に、共通バ
ス34から割当て通信用ビットC1 及びC2 を取込ん
で、その内容に応じて、フレーム構成情報記憶部36の
格納内容(フレーム構成)を更新するフレーム構成更新
部62を設けている点である。
【0058】このような新たに設けられた構成により、
受信したデマンドアサイン制御下の多重信号を適切に多
重分離することができる。
【0059】以上のように、第2実施態様によれば、多
重信号フレームの構成を可変できると共に、多重信号速
度を可変できるので、収容している端末数及びその伝送
速度に応じた最適なフレーム構成及び速度を設定でき、
伝送効率が高い多重信号伝送方法を実現することができ
るという第1実施態様と同様な効果に加えて、第2列以
降の割当てが任意な状態においてデマンドアサイン制御
を実行できて、デマンドアサインを有効に実現できると
いう効果をも得られる。
【0060】(C)他の実施態様 上記各実施態様においては、端末を直接収容した時分割
多重化装置を示したが、端末を直接収容していない時分
割多重化装置にも本発明を適用することができる。例え
ば、ホストコンピュータと接続されている時分割多重化
装置であって、その接続線が対向する時分割多重化装置
が収容している端末毎に設けられている装置にも本発明
を適用できる。
【0061】また、収容する端末は、データ端末や音声
端末に限定されず、ファクシミリ端末等であっても良
い。
【0062】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、先頭に
のみフレーム同期ビットを有し、他のビット位置に2.
4kbpsの自然数倍及び又は8kbpsの自然数倍の
各データ信号が割当てられている多重信号フレーム構成
に従って、送信側装置で8kbps×n(nは自然数)
の速度を有する多重信号を形成すると共に、上記多重信
号フレーム構成に従って、受信側装置で多重分離するよ
うにしたので、収容している端末数及びその伝送速度に
応じた最適なフレーム構成及び速度を設定でき、伝送効
率が高い多重信号伝送方法を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施態様でのフレーム構成を示す説明図で
ある。
【図2】従来に係る時分割多重化装置を示すブロック図
である。
【図3】従来でのフレーム構成を示す説明図である。
【図4】第1実施態様に係る時分割多重化装置の送信構
成を示すブロック図である。
【図5】第1実施態様での具体的なフレーム構成例を示
す説明図である。
【図6】第1実施態様に係る時分割多重化装置の受信構
成を示すブロック図である。
【図7】第2実施態様に係る時分割多重化装置の送信構
成を示すブロック図である。
【図8】第2実施態様に係る時分割多重化装置の受信構
成を示すブロック図である。
【図9】第2実施態様での具体的なフレーム構成の変化
例を示す説明図である。
【符号の説明】
23、33…制御部、27、36…フレーム構成情報記
憶部。
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04J 3/00 H04J 3/06 H04L 5/06 H04L 7/04

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送信側装置において2.4kbpsの自
    然数倍及び又は8kbpsの自然数倍の複数のデータ信
    号を多重信号に変換して送信すると共に、受信側装置に
    おいて受信した多重信号を各データ信号に多重分離する
    多重信号伝送方法において、 先頭にのみフレーム同期ビットを有し、他のビット位置
    に各データ信号が割当てられている多重信号フレーム構
    成に従って、送信側装置で8kbps×n(nは自然
    数)の速度を有する多重信号を形成すると共に、上記多
    重信号フレーム構成に従って、受信側装置で多重分離す
    ることを特徴とする多重信号伝送方法。
  2. 【請求項2】 上記各データ信号の送信源からの通信要
    求又は通信終了情報に基づいて、多重化又は多重分離に
    供する上記多重信号フレーム構成における各データ信号
    の割当、解放を変更すると共に、その変更内容を、送信
    側装置及び受信側装置間で、上記多重信号フレーム構成
    に固定的に設けられた通信用ビットを用いて転送するこ
    とを特徴とする請求項1に記載の多重信号伝送方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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