JP3137268U - 害虫捕獲器 - Google Patents

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Abstract

【課題】害虫を捕獲する必要のある、例えば、園芸施設や、家庭菜園等において、害虫の捕獲性能(捕獲性)及び使い勝手に優れるとともに、製造が簡易で、低コストかつ低環境負荷の害虫捕獲器を提供する。
【解決手段】円筒形状の本体1と、本体1の表面の少なくとも一部に配設され、害虫を捕捉可能な捕捉面21を有する捕捉層20が厚さ方向に複数積層されて構成され、かつ複数積層された捕捉層20をその厚さ方向に少なくとも一部が貫通するとともに捕捉層20の両端部E1、E2間を本体1の軸方向に複数本形成された切り取り線22を有し、この切り取り線22に沿って捕捉層20の両端部E1、E2及び切り取り線22に囲まれた部位を捕捉面21側から順次選択的に剥離可能な捕捉部材2と、から構成する。
【選択図】図1

Description

本考案は、害虫(有害な昆虫)捕獲器に関する。さらに詳しくは、害虫(例えば、トマト、ナス、キューリ、シシトウ、ピーマン、ハープ、キャベツ、ブロッコリー、メロン、枝豆、花卉類等に被害を与えるミナミキイロコナジラミ、オンシツコナジラミ、シルバーリーフコナジラミ、マメハモグリバエ等)を捕獲する必要のある、例えば、ハウス、温室、工場等の園芸施設、家庭菜園、ベランダ菜園等において好適に用いられる、害虫の捕獲性能(捕獲性)及び使い勝手に優れるとともに、製造が簡易で、低コストかつ低環境負荷の害虫捕獲器に関する。
ハウス、温室、工場等の園芸施設における害虫防除には、農薬や殺虫剤の使用が不可欠であるが、環境対策や市場からの要請によって、農薬や殺虫剤の使用を減らした所謂減農薬栽培が研究されている。一方、生物を害虫駆除に利用した所謂生物農薬の使用が普及し始めているが、コスト高にならざるを得ないこと、及び生態系の保全等の使用環境の慎重な検討が必要であること等から、普及の拡大にはまだ時間を要するのが現状である。
このような害虫捕獲器として、害虫の誘引色(害虫を誘引する性質を有する色)である黄色、青色又は桃色に着色した粘着シ−トが広く使用されている。また、一部に、害虫の誘引剤やフェロモン剤を併用したものや、上述の粘着シ−トに紫外線ランプを組み合わせたものも普及している(特許文献1参照)。
特開2003−306401号公報
しかしながら、誘引剤を用いたものの場合、誘引剤の揮散が激しく、使用可能な有効期間が短く、また、フェロモン剤を用いたものの場合、使用範囲が特定の害虫に限定されるとともに、設置場所に制約があることや広範囲から害虫を呼び寄せてしまう。また、誘引剤及びフェロモン剤は、法律上農薬扱いのため、特定農薬の申請を必要とし、使用における制約がある。さらに、紫外線ランプを用いたものは、園芸施設内で使用した場合、外部の害虫までも誘引して引き寄せることになる。
また、所謂団塊の世代の大量退職に見られるような高齢化社会を迎えて、趣味としての市民農園、家庭菜園、ベランダ菜園、ガーデニング等の需要が高まっているが、ここでは農薬や殺虫剤の近隣への飛散(ドリフト)等によるトラブルを避けるため無農薬栽培が中心となっていることから、農薬や殺虫剤を使用することなしに害虫を簡易かつ有効に捕獲することができる害虫捕獲器が期待されている。
しかしながら、上述のものは、比較的小規模の家庭菜園等に用いられる場合、キメの細かい使い勝手の面で必ずしも満足すべきものではなかった。すなわち、その構成部品にプラスチックや金属等が多く用いられ、家庭菜園使用者にとっては高価格でありかつ廃棄時の環境負荷が大きく、また、キューリ、メロン等の成長によって全長が大きく変化する植物の近傍に設置する場合、それらの植物の成長に対応して、適切な位置に、安定してかつ簡易に設置することは困難である。
本考案は、上述の問題を解決するためになされたものであり、害虫を捕獲する必要のある、例えば、園芸施設や、家庭菜園等において、害虫の捕獲性能(捕獲性)及び使い勝手に優れるとともに、製造が簡易で、低コストかつ低環境負荷の害虫捕獲器を提供することを目的とする。
本考案によって以下の害虫捕獲器が提供される。
[1]円筒形状の本体と、前記本体の表面の少なくとも一部に配設され、害虫を捕捉可能な捕捉面を有する捕捉層が厚さ方向に複数積層されて構成され、かつ複数積層された前記捕捉層をその厚さ方向に少なくとも一部が貫通するとともに前記捕捉層の両端部間を前記本体の軸方向に複数本形成された切り取り線を有し、この切り取り線に沿って前記捕捉層の前記両端部及び切り取り線に囲まれた部位を前記捕捉面側から順次選択的に剥離可能な捕捉部材と、を備えたことを特徴とする害虫捕獲器。
[2]前記本体を懸架することが可能な懸架手段、及び前記本体をその中心軸を中心として回転させることが可能な回転手段をさらに備えたことを特徴とする前記[1]に記載の害虫捕獲器。
[3]前記懸架手段は、弾性を有する紐状体を含み、かつ前記回転手段は、前記本体の表面から外方に突出した複数のフィン状の風受け羽根を含む前記[2]に記載の害虫捕獲器。
[4]前記捕捉層は、基材又は剥離紙と前記捕捉面を有する粘着剤層とから構成されるとともに、2〜6層が積層されて前記捕捉部材を構成したことを特徴とする前記[1]に記載の害虫捕獲器。
[5]前記捕捉層の切り取り線は、前記捕捉層の両端部間を前記本体の軸方向に2〜6本形成されたことを特徴とする前記[1]に記載の害虫捕獲器。
[6]前記捕捉層の粘着剤層は、耐水性を有し、乾燥すれば粘着力が回復する透明粘着剤層であることを特徴とする前記[1]に記載の害虫捕獲器。
[7]前記捕捉層の基材又は剥離紙の表面の少なくとも一部は、害虫に固有の誘引色に着色されてなることを特徴とする前記[6]に記載の害虫捕獲器。
[8]前記本体は、耐水性を有する紙から構成されたことを特徴とする前記[1]〜[7]のいずれかに記載の害虫捕獲器。
本考案によって、害虫を捕獲する必要のある、例えば、園芸施設や家庭菜園等において、害虫の捕獲性能(捕獲性)及び使い勝手に優れるとともに、製造が簡易で、低コストかつ低環境負荷の害虫捕獲器が提供される。
以下、本考案を実施するための最良の形態を図面を参照しつつ具体的に説明する。
図1は、本考案の害虫捕獲器の一の実施の形態を模式的に示す斜視図である。
図1に示すように、本実施の形態の害虫捕獲器10は、円筒形状の本体1と、本体1の表面の少なくとも一部に配設され、害虫を捕捉可能な捕捉面21を有する捕捉層20が厚さ方向に複数積層されて構成され、かつ複数積層された捕捉層20をその厚さ方向に少なくとも一部が貫通するとともに捕捉層20の両端部間を本体1の軸方向に複数本形成された切り取り線22を有し、この切り取り線22に沿って捕捉層20の両端部E1、E2及び切り取り線22に囲まれた部位を捕捉面21側から順次選択的に剥離可能な捕捉部材2と、を備えたことを特徴とする。
以下、各構成要素について具体的に説明する。
(本体1)
図1に示すように、本実施の形態に用いられる本体1は、その表面に捕捉部材2を確実かつ円滑に積層、保持し得るとともに、四方から害虫が満遍なく集まるように円筒形状であることが好ましい。また、取り扱い上、所定の剛性を有し、雨露に晒されることが多いことから防水性や耐候性を有し、一般ゴミとして廃棄可能な材料から構成することが好ましい。
例えば、ポリエステル、ポエチレン、ポリスチロ−ル及びポリウレタンからなる群から選ばれる少なくとも一種の合成樹脂、合成紙、紙、金属箔、又は不織布から構成されてなるものを好適例として挙げることができる。中でも、耐水性を有する合成紙、紙から構成されたものが好ましく、具体的には、ミルクカ−トン紙、コートボール紙、両面PE(ポリエチレン)フィルムラミネート紙等を挙げることができる。
本体1の円筒形状における大きさは、直径が50〜100mmで、長さが200〜500mmであることが好ましい。また、肉厚は、取扱い上の便宜等を考慮した適度な剛性を実現するため、例えば、1.0〜2.0mmであることが好ましい。
(捕捉部材2)
本実施の形態に用いられる捕捉部材2としては、害虫を確実に捕捉することが可能なものであれば特に制限はないが、例えば、上述のように、害虫を捕捉可能な捕捉面21を有する捕捉層20が厚さ方向に複数積層されて構成され、かつ複数積層された捕捉層20をその厚さ方向に少なくとも一部が貫通するとともに捕捉層20の両端部間を本体1の軸方向に複数本形成された切り取り線22を有し、この切り取り線22に沿って捕捉層20の両端部E1、E2及び切り取り線22に囲まれた部位を捕捉面21側から順次選択的に剥離可能なものを好適例として挙げることができる。
このように構成することによって、害虫を多く捕獲した部位から選択的に剥離することができ、常に新鮮な捕捉面を確保することが可能で、捕獲性能を向上させることができる。
本実施の形態において、捕捉層20は、例えば、基材又は剥離紙(図示せず)と捕捉面21を有する粘着剤層(図示せず)とから構成されることが好ましい。剥離紙の場合、粘着剤層とは反対側の面(背面)が剥離処理されているものであることが好ましい。また、捕捉層20の積層数は、2〜6層が好ましく、3〜5層がさらに好ましい。また、捕捉層20の切り取り線22は、捕捉層20の両端部E1、E2間を本体1の軸方向、略等間隔に、2〜6本形成されることが好ましく、3〜5本がさらに好ましい。さらに、取り扱いの便宜上から、最上層の捕捉層20の捕捉面21上にさらに剥離紙を設けることが好ましい。
捕捉層20の厚さは、例えば、1層当たり、100〜200μmが好ましく、150〜170μmがさらに好ましい。捕捉層20を構成する透明粘着剤層の厚さは、例えば、20〜80μmが好ましく、40〜60μmがさらに好ましく、基材又は剥離紙の厚さは、例えば、50〜120μmが好ましく、60〜100μmがさらに好ましい。
また、捕捉層20の粘着剤層は、耐水性を有し、乾燥すれば粘着力が回復するもので、かつ後述する基材又は剥離紙上に設けられる誘引色を遮蔽することのない透明な粘着剤層であることが好ましい。
具体的には、アクリル系、ゴム系及びシリコン系からなる群から選ばれる少なくとも一種の透明粘着剤層を好適例として挙げることができる。なお、透明粘着剤層は、本体1の全体を被覆したものであってもよく、一部を被覆したものであってもよい。
透明粘着剤層の配設方法としては、特に制限はないが、例えば、印刷方式、塗装方式、貼付け方式等から任意の方法を用いることができる。
作業者の皮膚や植物が透明粘着剤層に直接付着するのを防止するため、害虫捕獲器10の全体を害虫が入り込むことが可能な開口部を有するネット(図示せず)によって包み込んでもよい。これは、作業者が肌を露出した夏季において特に有効である。このようなネットの材質としては、例えば、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂等が好ましい。また、透明、白色、黄色又は青色に着色されたものであって、ネットの目合が4〜5mm角以内(益虫がハチ類の場合には4mm角以内)が好ましい。このように構成することによって、害虫(例えば、シルバーリーフコナジラミ)のみを内部に侵入させて益虫(例えば、マルハナバチ)を侵入させないようにすることができる。
また、害虫の誘引性をさらに高めるため、誘引剤、フェロモン剤及び/又は誘引灯を、例えば、本体1の内部の中間部位等に配設したものとしてもよい。あるいは、本体1の形状を球状に近いものとして、その内部に配設したものとしてもよい。このような誘引剤、フェロモン剤及び/又は誘引灯としては特に制限はない。
上述のように、捕捉層20の基材又は剥離紙の少なくとも一部は、害虫に固有の誘引色に着色されていることが好ましい。誘引色としては、例えば、黄色、青色又は桃色を好適例として挙げることができる。黄色、青色又は桃色の誘引色は、マンセル表色値を用いた反射色で、黄色は、色相:4Y、明度:7、彩度:14、また、青色は、色相:3.0PB、明度:5.4、彩度:10.6、また、桃色は、色相:5R、明度:6.5、彩度:8の範囲のものであることが特に好ましい。
この場合、誘引色は、捕捉層20の基材又は剥離紙に、黄色、青色又は桃色の顔料を印刷方式で塗膜層として形成してもよく、黄色、青色又は桃色の顔料を捕捉層20の基材又は剥離紙に練り込んでもよい。
害虫の誘引性を高めるため、誘引色の上にさらに紫外線反射層及び/又は紫外線吸収層を配設してもよい。紫外線反射層としては、例えば、酸化亜鉛、酸化カルシウム、酸化チタン、酸化鉛、蛍光顔料及びアルミニウム粉体からなる群から選ばれる少なくとも一種を含有してなるものを好適例として挙げることができる。
また、紫外線吸収層としては、例えば、サルチル酸系、ベンゾフエノン系及びベンゾトリアゾ−ル系からなる群から選ばれる少なくとも一種の紫外線吸収剤を含有してなるものを好適例として挙げることができる。
(懸架手段3)
本実施の形態においては、本体1を懸架することが可能な懸架手段3をさらに備えることが好ましい。
懸架手段3としては、例えば、弾性を有するビニタイやゴムひも等の紐状体31の下端を、本体1の直径方向に貫通させた吊り下げ部材32に固定したものを挙げることができる。このように構成して、紐状体31の上端を、例えば、温室のフレーム等に適宜吊り下げることによって、害虫捕獲器10を好適に懸架することができる。また、紐状体31の長さを適当な範囲で調整可能なように設定することによって、成長によって背丈が大きく変化する植物に対しても、懸架位置を適宜円滑に対応させ、捕獲性能を向上させることができる。
また、吊り下げ用のフラップ(図示せず)及びフラップに形成された懸架用の孔部(図示せず)を有してなるものであってもよい。さらに、懸架用の孔部を形成する代わりに、両面テープ(図示せず)を用いて懸架するようにしてもよい。この場合、両面テープは伸縮性を有するものであることが好ましい。
(回転手段4)
図2に示すように、本実施の形態においては、本体1をその軸を中心として回転させることが可能な回転手段4をさらに備えることが好ましい。
回転手段4としては、例えば、本体1の表面から外方に突出した複数のフィン状の風受け羽根41を好適例として挙げることができる。この風受け羽根41に風が当たることによって、害虫捕獲器10はその中心軸(懸架手段3の紐状体31)を中心として回転したり揺動することができる。
風受け羽根41は、例えば、本体1に本体1を厚さ方向に貫通するコの字状又はコの字の縦棒を外方に弓状に膨らました形状の切れ込みを、例えば、8つ等間隔に形成して、この切れ込みで囲まれた部分を内方から外方に押し出してフィン状にすることによって形成することができる。本体1の風受け羽根41が押し出された部分は開口部42となる。風受け羽根41に風が当たることによって、害虫捕獲器10は懸架手段3の紐状体31(ひねり糸又は輪ゴム等で形成することが好ましい)を中心として回転したり揺動することができる。この場合、紐状体31の途中に回転ジョイント43を介在させることによって、さらに円滑な回転を実現することができる。
このように構成することによって、害虫捕獲器10に、植物が風によって揺れ動くのと同様の自然な動作をさせることができ、害虫が害虫捕獲器10に接近する機会を増大させることができ、害虫の捕獲性能を向上させることができる。また、害虫を誘因する太陽光が捕捉部材2の捕捉面を均一にムラなく照射することが可能になり、全ての捕捉面21を有効に活用することができ、捕獲性能を向上させることができる。
(害虫捕獲器の製造方法)
捕捉部材(複数の捕捉層)2(20)を形成するための、所定の幅、長さに裁断された粘着シートと、この粘着シートの幅より若干長い長さを有する本体1としての紙管とを用意する。次に、粘着シートを紙管に巻回、積層して複数の捕捉層20を形成するため、紙管の表面にその長手方向を一部縦断するように幅広の両面接着テープを貼り付け、この両面接着テープに粘着シートの一端を貼着し、粘着面(捕捉面)21を表側にして、好ましくは、3〜5層分巻き付ける。このようにして、本体1上に捕捉部材(複数の捕捉層)2(20)を形成した後、粘着シートの幅より2〜3cm程度長い長さを有する剥離紙(図示せず)を最上層の捕捉層の捕捉面21に巻き付ける。
また、最上層の剥離紙及び複数積層された捕捉層に、最上層の剥離紙側から、ミシン目用カッターロールで、切り取り線を、捕捉層20の厚さ方向に紙管の表面まで達するように、かつ捕捉層20の両端部間を紙管の軸方向(長手方向)に、好ましくは3〜5本、略等間隔になるように形成する。
また、回転手段(風受け羽根)4(41)を形成するため、ローラー(3インチ回転軸)の表面に前述のコの字状等の切れ込み形成用のダイカッターを取り付けた装置(ロータリーダイカッター)(図示せず)を本体(紙管)1の内部に挿入し、本体(紙管)1の内表面の上端及び/又は下端から10〜15mmの位置において、上述のダイカッターを外側に押圧するような状態でこのダイカッターを回転させることによって、本体(紙管)1に上述の切れ込みを8つ等間隔に形成して、この切れ込みで囲まれた部分を内方から外方に押し出して本体(紙管)1の外表面に垂直なフィン状にすることによって回転手段(風受け羽根)4(41)を形成する。
なお、コの字状等の切り込みは本体(紙管)1の上端・下端から5mm程度の間隔を保持して形成することが好ましく、また、切り込みの大きさは、例えば、縦が5〜15mm、横が15〜25mmが好ましい。さらに、切り込みを形成するタイミングは、切り取り線の形成後であってもよく、また、後述する吊り下げ部材32を形成し、剥離紙を剥がした後であってもよい。
さらに、本体(紙管)1の端の直径に対応する位置に、本体(紙管)1の直径より若干長い長さを有する吊り下げ部材(棒状体)32(例えば、竹串)を差し込むための2つの孔(図示せず)をドリルで開け、この孔に吊り下げ部材(棒状体)32を装填し、さらに、紐状体31を吊り下げ部材(棒状体)32の中央部に結び付けて懸架手段3を形成する。このようにして、本発明の害虫捕獲器を製造することができる。
本考案の害虫捕獲器は、害虫の発生を防止する必要のある、各種産業分野、例えば、ハウス、温室等を用いた園芸施設や家庭菜園内の栽培農業で有効に用いられる。
本考案の害虫捕獲器の一の実施の形態を模式的に示す斜視図である。 本考案の害虫捕獲器に用いられる回転手段の一例を示す斜視図である。
符号の説明
1 本体
2 捕捉部材
3 懸架手段
4 回転手段
10 害虫捕獲器
20 捕捉層
21 捕捉面
22 切り取り線
31 紐状体
32 吊り下げ部材
41 風受け羽根
42 開口部
43 回転ジョイント
E1、E2 端部

Claims (8)

  1. 円筒形状の本体と、
    前記本体の表面の少なくとも一部に配設され、害虫を捕捉可能な捕捉面を有する捕捉層が厚さ方向に複数積層されて構成され、かつ複数積層された前記捕捉層をその厚さ方向に少なくとも一部が貫通するとともに前記捕捉層の両端部間を前記本体の軸方向に複数本形成された切り取り線を有し、この切り取り線に沿って前記捕捉層の前記両端部及び切り取り線に囲まれた部位を前記捕捉面側から順次選択的に剥離可能な捕捉部材と、を備えたことを特徴とする害虫捕獲器。
  2. 前記本体を懸架することが可能な懸架手段、及び前記本体をその中心軸を中心として回転させることが可能な回転手段をさらに備えたことを特徴とする請求項1に記載の害虫捕獲器。
  3. 前記懸架手段は、弾性を有する紐状体を含み、かつ前記回転手段は、前記本体の表面から外方に突出した複数のフィン状の風受け羽根を含む請求項2に記載の害虫捕獲器。
  4. 前記捕捉層は、基材又は剥離紙と前記捕捉面を有する粘着剤層とから構成されるとともに、2〜6層が積層されて前記捕捉部材を構成することを特徴とする請求項1に記載の害虫捕獲器。
  5. 前記捕捉層の切り取り線は、前記捕捉層の両端部間を前記本体の軸方向に2〜6本形成されたことを特徴とする請求項1に記載の害虫捕獲器。
  6. 前記捕捉層の粘着剤層は、耐水性を有し、乾燥すれば粘着力が回復する透明粘着剤層であることを特徴とする請求項1に記載の害虫捕獲器。
  7. 前記捕捉層の基材又は剥離紙の表面の少なくとも一部は、害虫に固有の誘引色に着色されてなることを特徴とする請求項6に記載の害虫捕獲器。
  8. 前記本体は、耐水性を有する紙から構成されたことを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の害虫捕獲器。
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