JP3137229U

JP3137229U - 葉書

Info

Publication number: JP3137229U
Application number: JP2007006912U
Authority: JP
Inventors: 奈緒子河原; 亜規子新開; 彩華野々村; 恭平山下
Original assignee: 株式会社佐々木商店
Priority date: 2007-09-06
Filing date: 2007-09-06
Publication date: 2007-11-15
Anticipated expiration: 2017-09-06

Abstract

【課題】かけひも、押しピン、支え棒などが無くても、それ単独で屏風の縮小模型の如く室内装飾品として手軽に用いることのできる葉書を提供する。
【解決手段】厚紙５からなり、裏面に絵３などの模様が描かれているとともに短辺又は長辺の一方と平行な複数の折罫がプレス等により形成され又は折線４が印刷されていることを特徴とし、短辺又は長辺の一方が漉き目と平行になるように裁断されており、前記折罫又は折線４が漉き目と平行な折線である。
【選択図】図１

Description

この考案は、葉書、特に絵葉書に関するもので、屏風の縮小模型として楽しむことのできるものである。

絵葉書で室内を装飾したり絵葉書を鑑賞したりするため、従来より絵葉書を枠に入れて立て掛け可能にすることが行われている。また、枠を厚紙で葉書サイズに形成し、軽量且つ安価にしたものも提案されている（特許文献１）。
実用新案登録３０７４６０８

しかし、枠に入れていては一枚の絵はがき毎に枠を購入しなければならず、費用がかかる。また、特許文献１に記載のものは、ひもで吊り下げる必要上、ひもを掛けるフックがある所でなければ飾れない。
それ故、この考案の課題は、それ単独で室内装飾品として手軽に用いることのできる葉書を提供することにある。

その課題解決するために、この考案の葉書は、
裏面に模様が描かれているとともに短辺又は長辺の一方と平行な複数の折罫が形成され又は折線が印刷されていることを特徴とする。ここで、折罫とは紙を折りやすく立体的に加工した部分をいう。
この葉書によれば、短辺又は長辺の一方と平行な複数の折罫が形成され又は折線が印刷されているので、短辺又は長辺の他方と正確に直角に折ることができる。従って、折られた葉書は、折罫又は折線を鉛直方向にすることで自立し、単独で装飾品となりうる。模様次第では屏風の縮小模型ともなる。

この考案の葉書において、短辺又は長辺の一方が漉き目と平行になるように裁断されており、前記折線が漉き目と平行であると、折り目にひびができずにきれいに折ることができるので好ましい。
また、前記折罫又は折線が短辺と平行であって、３本又は５本形成又は印刷されていると、屏風らしさが増して良い。
前記折罫又は折線は、好ましくはプレスによって窪ませられた溝又はミシン目からなる折罫である。これにより漉き目の方向にかかわらず、折り目にひびができずにきれいに折ることができるからである。

この考案の葉書は、自立するので、かけひも、押しピン、支え棒などの他部材が無くても単独で装飾品となりうる。従って、手軽に室内を装飾し、絵を鑑賞することができる。

−実施形態１−
図１は、この発明の第一の実施形態に係る葉書を示す背面図、図２は、使用状態を示す斜視図である。
葉書１は、短辺方向（図１の両矢印方向）に漉き目を有する厚紙５からなる定形の葉書であって、図示しない正面における一方の短辺付近には郵便番号欄が印刷され、その他の部分は宛先、差出人、本文などを記載できるように空白となっている。図示の背面には、上下左右端に長辺及び短辺に沿って縁２が黒塗りで描かれ、中央に短辺方向を上下とする草花の絵３が描かれている。そして、背面には更に、短辺と平行に５本の折線４が長辺方向に等間隔に印刷されている。折線４は、縁２や絵３の色や形状線に比べて細く且つ薄く印刷されている。

葉書１を装飾品として用いるときは、折線４に沿って谷折りと山折りを交互に行う。折線４が漉き目と平行であるから、ひびができずに折線４に沿ってきれいに折ることができる。そして、短辺と平行に折られているから、長辺がジグザグになって一つの平面に含まれ、図２に示すようにかけひも、押しピン、支え棒などが無くても屏風のように自立する。また、折線４は稜線上にあるので、目立たない。

−実施形態２−
図３は、この発明の第二の実施形態に係る葉書を示す背面図、図４は、図３のＡＡ線断面図である。
この実施形態では実施形態１の葉書１における折線４に代えて葉書１１の折罫１４がプレスによってその部分だけ窪むようにして形成されている。また、厚紙１５は、長辺方向（図３の両矢印方向）に漉き目を有する。その他の構成は実施形態１の葉書１と同じである。

葉書１１を装飾品として用いるときも、折罫１４に沿って谷折りと山折りを交互に行う。折罫１４の部分が窪んでいるので、漉き目と折罫１４とが直交しているにもかかわらず、ひびができずに折罫１４に沿ってきれいに折ることができる。そして、実施形態１におけると同様、屏風のように自立する。
尚、折罫１４はミシン目からなっていてもよい。

実施形態１に係る葉書を示す背面図である。実施形態１に係る葉書の使用状態を示す斜視図である。実施形態２に係る葉書を示す背面図である。図３のＡＡ線断面図である。

符号の説明

１、１１葉書
２縁
３絵
４折線
１４折罫
５、１５厚紙

Claims

裏面に模様が描かれているとともに短辺又は長辺の一方と平行な複数の折罫が形成され又は折線が印刷されていることを特徴とする葉書。
短辺又は長辺の一方が漉き目と平行になるように裁断されており、前記折罫又は折線が漉き目と平行な折線である請求項１に記載の葉書。
前記折罫又は折線が短辺と平行であって、３本又は５本形成又は印刷されている請求項１又は２に記載の葉書。
前記折罫又は折線が、溝又はミシン目からなる折罫である請求項１〜３のいずれかに記載の葉書。