JP3136882U - ハンドルカバー - Google Patents

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▲ほあん▼淵源
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Abstract

【課題】その表面に凹凸の模様があって見栄えが良い上、ハンドルの把握性や操縦性をも向上させることができるハンドルカバーを提供する。
【解決手段】芯層と芯層を外から被覆した表面層22とからなっており、表面層と芯層とは複数の窪んだ線形部23により連結されていながら、その全体の表面に複数の区切られた突起部28が連続的に形成されており、また、複数の線形部は両々交差して複数の交差点27を形成しており、各交差点に滑止め手段ともなる飾り物24が固着されている。
【選択図】図1

Description

この考案は、ハンドルカバーに関し、特に例えば、自動車のハンドルを飾るためにそれに装着される、ハンドルカバーに関する。
従来の自動車のハンドルを飾るハンドルカバーは、通常、図4に示す例のように、その全体が少々弾性のある円環状となる上、該円環状上の各部の横断面が、すべて内周の方に開口40がある開環状となっていて、該開口40により自動車のハンドルに装着されてハンドルの見栄えを向上させることができる。このようなハンドルカバーは、まず、硬直性があるが、引っ張られて少々変形しハンドルに装着できる弾性のある支持層41があり、該支持層41はその表面に支持されている皮革層42に飾られている。
しかし、図示のように、前記表面層としての皮革層42は、通常、複数の皮革切れ421、422、423、424から、縫合わせ加工により繋げられているので、飾りの効果は皮革自体の質感しかなく、且つ、このような構造を有するハンドルは柔軟性がなく、それを握って自動車を操縦する心地があまり良くない上、皮は使用されれば使用されるほどその表面が段段とすべすべなり、ハンドルを握ったり切ったりすることが難しくなる欠点もある。
前記に鑑みて、本考案は、まず、その表面に凹凸の模様があって見栄えが良い上、ハンドルの把握性や操縦性をも向上させることができるハンドルカバーを提供しようとすることを目的とする。
本考案は、そして、その構造に柔軟性があってハンドルの把握性や操縦性をもっと向上させることができる上、ハンドルを握ったり切ったりする時の心地をも良くさせることができるハンドルカバーを提供しようとすることを目的とする。
前記目的を達成するために、本考案は、芯層と前記芯層を外から被覆した表面層とからなっており、前記表面層と前記芯層とは複数の前記表面層から前記芯層の方へ窪んだ線形部により連結されていながら、その全体の表面に複数の互いに区切られた突起部が連続的に形成されているハンドルカバーを提供し、特に、前記複数の線形部は両々交差して複数の交差点を形成しており、前記各交差点に滑止め手段ともなる飾り物が固着されているハンドルカバーをも提供する。
前記窪んだ線形部は、もちろんエンボス加工により表面層だけに形成されても良いが、ハンドルカバーに柔軟性構造があるように、前記芯層は例えば泡ゴムなど柔軟性のあるものであり、前記複数の線形部は、前記表面層と前記芯層とが縫合わせられることにより前記芯層そのものも窪ませられてなったものが良い実施形態例として挙げられる。
そして、前記滑止め手段ともなる飾り物の実施例として、受け皿と、前記受け皿の上面に受けられている飾りと、前記受け皿の底面から突出している上、前記表面層と前記芯層とを貫通してから横へ湾曲している鈎部とからなっているものが挙げられる。なお、前記飾りとして、花模様の刺繍物や鉱石、人工宝石、樹脂パールなどが挙げられる。
前記構成によるハンドルカバーは、その全体の表面に複数の互いに区切られた突起部が連続的に形成されているので、立体的に感じられて視覚に感じる印象もいいし、手との滑りを防止することもできる。特に、前記滑止め手段ともなる飾り物があれば、飾り効果及び滑止め効果が大いに向上できる。
また、前記芯層は柔軟性のものであり、前記複数の線形部は、前記表面層と前記芯層とが縫合わせられることにより前記芯層そのものも窪ませられてなったものであれば、ハンドルカバーが柔軟性のあるものになって握られやすくなる上、前記複数の互いに区切られた突起部も自然に形成されうるので、表面層にエンボス加工により線形部を形成する必要がなく、プロセスが簡易になる効果もある。
この考案の上述の目的、その他の目的、特徴および利点は、図面を参照して行う以下の実施例の詳細な説明から一層明らかとなろう。なお、図中、似ている部分には、同一の参照符号を付する。
まず、図1〜図3を参照しながら本考案の実施例のハンドルカバーを説明する。
本実施例のハンドルカバーは、図1に示すように、その全体が少々弾性のある円環状となる上、該円環状上の各部の横断面が、すべて内周の方に開口10がある開環状(断面C字形)となっていて、該開口10により自動車のハンドル(図1の仮想線参照)に装着されることができる。このようなハンドルカバーは、図2をも参照するように、硬直性があるが、引っ張られて少々変形しハンドルに装着できる弾性のある支持層1と、支持層1を外から被覆した柔軟性の芯層21と、薄くて芯層21を外から被覆した可撓性の表面層22とから構成されている。なお、表面層22と芯層21とは、開環状の開口10両縁に沿って支持層1に縫い合わせられてそれらの形状が支持層1の硬直性に支持されて保持されている。
また、表面層22と芯層21とは、複数の表面層22から芯層21の方へ窪んだ線形部23により連結されていながら、その全体の表面221に複数の区切られた突起部28が連続的に形成されており、また、複数の線形部23は両々交差して複数の交差点27を形成しており、各交差点27に滑止め手段ともなる飾り物24が固着されている。
図示のように、複数の線形部23は、表面層22と芯層21とが縫合わせられることにより、柔軟性の芯層21そのものの線形部23にあたる箇所が線形に窪ませられる上、可撓性の表面層22そのものの線形部23にあたる箇所が芯層21の線形窪み内に陥ってなっている。それがために、前記複数の突起部28がハンドルカバー全体の表面221に自然と区切られて浮き出されるようになっている。なお、図示の突起部28は、形状が完全であるものが菱形であるが、その限りでなく、三角形でも四角形でも多角形でも乃至は他の如何なる形状としても良い。
因みに、この実施例のハンドルカバーにおける支持層1は、合成ゴムで形成されているが、天然ゴムなど他の少々弾性がある上、ハンドルカバー全体を断面C字形の円環状に保持できる硬直性のある材料を使用しても良い。芯層21は、泡ゴムで形成されているが、他の柔軟性がある材料を使用しても良い。また、表面層22は、天然皮革で形成されているが、合成皮革など他の質感が良い上、可撓性のある材料を使用しても良い。
また、図3をも参照すると、この実施例のハンドルカバーにおける飾り物24は、受け皿241と、受け皿241の上面に受けられている飾り242と、受け皿241の底面から突出している上、表面層22と芯層21とを貫通してから横へ湾曲している鈎部243とからなっている。飾り242は、人工宝石で形成されている。なお、図2を参照するように、鈎部243は本来先細の釘であって、表面層22と芯層21とを貫通してから横へ折り曲げられてなっているものである。
即ち、このような構成によるハンドルカバーは、図示のように、その全体の表面221に複数の区切られた突起部28がある上、滑止め手段ともなる飾り物24が固着されているので、立体的な感じが極めて強く、飾り効果及び滑止め効果が大いに向上できる。
本考案は、その精神及び必須の特徴事項から逸脱することなく他のやり方で実施することができる。従って、本明細書に記載した好ましい実施例は例示的なものであり、限定的なものではない。
叙上のように、本考案の前記構造を有するハンドルカバーは、その全体の表面に複数の互いに区切られた突起部が連続的に形成されているので、立体的に感じられて視覚に感じる印象もいいし、手との滑りを防止することもできる。特に、前記滑止め手段ともなる飾り物があれば、飾り効果及び滑止め効果が大いに向上できる。
また、前記芯層は柔軟性のものであり、前記複数の線形部は、前記表面層と前記芯層とが縫合わせられることにより前記芯層そのものも窪ませられてなったため、ハンドルカバーが柔軟性のあるものになって握られやすくなる上、前記複数の互いに区切られた突起部も自然に形成されうるので、表面層にはエンボス加工により線形部を形成する必要がなく、プロセスが簡易になる効果もある。
本考案の一実施例のハンドルカバーの外観構成を示す斜視図。 本考案の一実施例のハンドルカバーの拡大分解図。 本考案の一実施例のハンドルカバーの部分拡大断面図。 従来例のハンドルカバーの外観構成を示す斜視図。
符号の説明
1…支持層、10…開口、21…芯層、22…表面層、221…表面、23…線形部、24…飾り物(滑止め手段)、241…受け皿、242…飾り、243…鈎部、27…交差点、28…突起部。

Claims (5)

  1. 芯層と前記芯層を外から被覆した表面層とからなっており、
    前記表面層と前記芯層とは複数の前記表面層から前記芯層の方へ窪んだ線形部により連結されていながら、その全体の表面に複数の区切られた突起部が連続的に形成されており、
    また、前記複数の線形部は両々交差して複数の交差点を形成しており、前記各交差点に滑止め手段ともなる飾り物が固着されていることを特徴とするハンドルカバー。
  2. 前記飾り物は、受け皿と、前記受け皿の上面に受けられている飾りと、前記受け皿の底面から突出している上、前記表面層と前記芯層とを貫通してから横へ湾曲している鈎部とからなっていることを特徴とする請求項1に記載のハンドルカバー。
  3. 前記芯層は柔軟性のものであり、
    前記複数の線形部は、前記表面層と前記芯層とが縫合わせられることにより前記芯層そのものも窪ませられてなったことを特徴とする請求項1に記載のハンドルカバー。
  4. その全体が環状となる上、該環状上の各部の横断面が、すべて内周の方に開口がある開環状となっており、
    また、前記表面層は可撓性のものであり、前記芯層は柔軟性のものある上、前記芯層の内側に更に前記芯層と前記表面層を前記形状に保持するための硬直性がある支持層が内嵌していることを特徴とする請求項1に記載のハンドルカバー。
  5. 前記表面層と芯層と支持層とは、前記開環状の開口両縁に沿って縫い合わせられたことを特徴とする請求項4に記載のハンドルカバー。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2017065510A (ja) * 2015-09-30 2017-04-06 富士重工業株式会社 車両用操舵ハンドル
WO2024024819A1 (ja) * 2022-07-29 2024-02-01 住友理工株式会社 センサシート

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