JP3142493U - サンダル - Google Patents

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Abstract

【課題】ビーチサンダルなど鼻緒のあるサンダルに、装飾を施した飾り片を着脱自在に設けることにより、美観に優れた飽きのこないサンダルを提供する。
【解決手段】足を載せるための台座部5と、この台座部に取り付けられた可撓性を有する鼻緒2とを備え、かつ上記鼻緒2の上面に、当該鼻緒2と一体化されてその上面を覆う飾り片1を、取付部材4を介して着脱自在に設けたことを特徴とするサンダル。
【選択図】図1

Description

本考案は、鼻緒に、装飾が施された飾り片を着脱自在に取り付けることのできるサンダルに関するものである。
一般的に、ビーチサンダルなどの鼻緒が取り付けられたサンダルは、美観や購買意欲を高めるために、鼻緒の上面に装飾が施されているものが多い。しかし、この装飾は、購買側の意思とは関係なく、制作の段階で製造者が決めるもので、サンダルと一体的に構成されている。そのため、購買する側は、自分の好みにあった装飾のサンダルを選んで購入することになる。
ところが、ビーチサンダルなど、主に夏に履くことの多いサンダルは、ひとシーズンが過ぎ、翌年の夏になると、その時の流行や嗜好の変化などで、まだ履くことのできるサンダルであっても、古いサンダルを廃棄して、新しいサンダルを買い換える人が多く、無駄な出費やサンダルを廃棄することにより、余計なゴミを出すなど環境への悪影響も懸念される。また、好みの装飾が何種類もあった時には、同じサンダルの異なる装飾が施されているものを何種類も購入することになり、不経済であるという問題点もある。
本考案は、ビーチサンダルなど鼻緒のあるサンダルに、装飾を施した飾り片を着脱自在に設けることにより、美観に優れた飽きのこないサンダルを提供することを課題とする。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の本考案は、足を載せるための台座部と、この台座部に取り付けられた可撓性を有する鼻緒とを備え、かつ上記鼻緒の上面に、当該鼻緒と一体化されてその上面を覆う飾り片を、取付部材を介して着脱自在に設けたことを特徴とするものである。
また、請求項2に記載の本考案は、請求項1に記載のサンダルにおいて、上記取付部材が、一対の面ファスナであり、上記鼻緒の上面には、上記面ファスナの一方のファスナ片が設けられているとともに、上記飾り片の対向面には、上記面ファスナの他方のファスナ片が設けられていることを特徴とするものである。
さらに、請求項3に記載の本考案は、請求項1または請求項2に記載のサンダルにおいて、上記鼻緒が、布製の材料で形成されていることを特徴とするものである。
そして、請求項4に記載の本考案は、請求項1〜3のいずれか1項に記載のサンダルにおいて、上記飾り片が、上記鼻緒の全面を覆う大きさに一体に形成されていることを特徴とするものである。
また、請求項5に記載の本考案は、請求項1〜4のいずれか1項に記載のサンダルにおいて、上記飾り片の上面に装飾が施されていることを特徴とするものである。
そして、請求項6に記載の本考案は、請求項1〜5のいずれか1項に記載のサンダルにおいて、上記飾り片が、V字状であり、V字を構成する2辺の長さが等しいことを特徴とするものである。
請求項1に記載の本考案によれば、上記サンダルは、上記飾り片を上記取付部材を介して着脱自在に設けることにより、自分の好みに合わせて、自由に上記飾り片を取り替えることができ、飽きのこないサンダルを提供することができる。そのため、一度購入したサンダルを長期に渡って使用することができるため、とても経済的である。また、可撓性を有する上記鼻緒の上面に、当該鼻緒と一体化されて、その上面を覆う上記飾り片を設けることによって、可撓性のある上記鼻緒の強度を増すことができるため、上記鼻緒自体の損傷を防ぐとともに、足の甲を保護することもできる。
請求項2に記載の本考案によれば、上記取付部材は、一対の面ファスナで構成されて、上記鼻緒の上面には、上記一方のファスナ片が設けられ、また上記飾り片の対向面には、上記他方のファスナ片が設けられているため、片手でも簡単に着脱が行えるとともに、激しい動作においても上記飾り片が、上記鼻緒から外れたり、ズレたりすることを防止することができる。
請求項3に記載の本考案によれば、上記鼻緒は、布製の材料で形成されていることにより、上記鼻緒に可撓性を持たせることができる。それにより、素足で使用されることの多いビーチサンダルなどは、足の動きに対応して収縮が行われるため、履き心地が良く、長時間使用した場合にも足の痛みを防止することができる。さらに、上記鼻緒の上面に、上記飾り片を取り付けることにより、上記鼻緒を可撓性のある材料で形成しても、十分な強度を得ることができる。
請求項4に記載の本考案によれば、上記飾り片は、上記鼻緒の上面を覆う大きさに一体に形成されていることによって、可撓性を有する上記鼻緒の強度を増すことができるとともに、上記飾り片を上記鼻緒に取り付け、または取り外しを行う際には、上記飾り片が一体に形成されていることにより、簡便に着脱を行うことができる。
請求項5に記載の本考案によれば、上記飾り片は、その上面に装飾が施されていることによって、美観の優れたサンダルを提供することができるとともに、より多くの人のニーズに応えた飾り片を提供することができる。それにより、一足のサンダルで何通りもの装飾を楽しむことができる。
請求項6に記載の本考案によれば、上記飾り片をV字状に形成して、このV字を構成する2辺の長さを等しくすることによって、上記飾り片を上記鼻緒の上面に取り付ける際には、左右どちらのサンダルにも取り付けることができる。そのため、例えば複数の上記飾り片を購入した場合には、左右のサンダルに異なる飾り片を取り付けるなど、何通りかの組合せを自由に行うことができる。また、上記飾り片を製造する際には、左右のサンダルを考慮することなく、製造することができるのため、製造コストも抑えることができる。
図1〜3は、本考案のサンダルの一実施形態を示すものである。
このサンダル6は、足を載せるための台座部5と、この台座部5に設けられている鼻緒2から構成され、この鼻緒2の上面には、取付部材4を介して飾り片1が着脱自在に設けられている構造のものである。
図2に示すように、鼻緒2は、足の甲の一部を覆うV字形をなす布製の帯体に、母趾と第二趾の間に挟まる布製の帯体が、V字形に形成された帯体の先端に設けられて構成される。そして、このV字形に形成された帯体の上面には、取付部材4の面ファスナ3の一方のファスナ片3aが、全面に形成される。
一方台座部5は、図2に示すように、足全体が載る大きさに形成されるとともに、硬さの異なる発泡樹脂などの軟質材が、2層に重ね合わせて形成される。そして、足の裏面が接する層には、柔らかい軟質材が用いられるとともに、地面に接する層には、硬い軟質材を用いて形成されている。さらに、足の裏面が接する上面の層には、鼻緒2のV字形をなす帯体のV字を形成する2辺のそれぞれの端部が挿通するための孔が、台座部5の中心部より踵側の長手方向の対向する位置に穿設されているとともに、鼻緒2の拇趾と第二趾の間に挟まる帯体の端部が挿通するための孔が、台座部5の爪先側の拇趾と第二趾の間の位置に穿設されている。
そして、台座部5の足の裏面が接する上面の層には、鼻緒2の拇趾と第二趾の間に挟まる帯体の端部が、爪先側の拇趾と第二趾の間の位置に穿設された孔に挿通されて取り付けられるとともに、V字形に形成されている帯体のV字を形成する2辺のそれぞれの端部が、中心部より踵側の長手方向の対向する位置に穿設された孔に挿通されて取り付けられている。さらに、台座部5は、鼻緒2が取り付けられた足の裏面が接する上面の層と、地面が接する下面の層とを重ね合わさせて、接着剤などにより固着して一体に形成されている。
図3に示すように、飾り片1は、V字形からなり、このV字に構成された2辺が、同じ長さにより形成される。また、飾り片1の一方の面には、絵柄やアクセントなどの装飾が施されているとともに、他方の面には、取付部材4の面ファスナ3の他方のファスナ片3bが、全面に形成されている。
そして、図2に示すように飾り片1は、鼻緒2の上面に、取付部材4の面ファスナ3を介して着脱自在に取り付けられる。
以上の構成からなるサンダル6を、図1に示すように、飾り片1を取り付けて使用するためには、図2に示すように、鼻緒2の上面に設けられている面ファスナ3の一方のファスナ片3aに、飾り片1の対向面に設けられている他方のファスナ片3bを重ね合わせて取り付ける。
また、飾り片1を別の飾り片と交換するには、一対の面ファスナ3により係止されている鼻緒2の上面に取り付けられている飾り片1を剥がし取り、別の飾り片1を重ね合わせて取り付ける。
上述の実施形態のサンダル6によれば、飾り片1は、取付部材4を介することによって、着脱自在に設けられている。それにより、自分の好みに合わせて、自由に飾り片1を取り替えることができるため、飽きのこないサンダル6を提供することができる。さらに、一度購入したサンダル6を長期に渡って使用することができるため、とても経済的である。また、可撓性を有する鼻緒2の上面には、その上面を覆う飾り片1が、取付部材4により一体に設けられているため、可撓性のある鼻緒2の強度を増すことができる。それにより、鼻緒2自体の損傷を防ぐことができるとともに、足の甲を保護することもできる。
また、取付部材4は、一対の面ファスナ3で構成されて、鼻緒2の上面には、一方のファスナ片3aが設けられ、また飾り片1の対向面には、他方のファスナ片3bが設けられているため、片手でも簡単に着脱を行うことができるとともに、激しい動作においても飾り片1が、鼻緒2から外れたり、ズレたりすることを防止することができる。
さらに、鼻緒2は、布製の材料で形成されていることにより、鼻緒2に可撓性を持たせることができる。それにより、素足で使用されることの多いビーチサンダルなどは、足の動きに対応して収縮が行われるため、履き心地が良く、長時間使用した場合にも足の痛みを防止することができる。さらに、鼻緒2の上面に、飾り片1を取り付けることにより、鼻緒2を可撓性の材料で形成しても、十分な強度を得ることができる。
そして、飾り片1は、鼻緒2の上面を覆う大きさに一体に形成されていることによって、可撓性を有する鼻緒2の強度を増すことができるとともに、飾り片1を鼻緒2に取り付け、または取り外しを行う際には、簡便に着脱を行うことができる。
また、飾り片1は、その上面に装飾を施すことによって、美観の優れたサンダルを提供するとともに、より多くの人のニーズに応えた飾り片を提供することができる。それにより、一足のサンダルで何通りもの装飾を楽しむことができる。
さらに、飾り片1がV字状に形成されて、このV字を構成する2辺の長さを同じにすることによって、飾り片1を鼻緒2の上面に取り付ける際には、左右どちらのサンダル6にも取り付けることができる。そのため、例えば複数の飾り片1を購入した場合には、左右のサンダルに異なる飾り片を取り付けるなど、何通りかの組合せを自由に行うことができる。また、飾り片1を製造する際には、左右のサンダル6を考慮することなく、製造することができるので、製造コストも抑えることができる。
そして、サンダル6は、長期間の使用により損傷して使えなくなった場合であっても、本考案のサンダル6を再度購入することにより、古くなったサンダルに使用されていた飾り片1を再利用することができる。そのため、気に入った装飾の飾り片1を長く愛用することができる。
なお、上記実施形態では、取付部材4を一対の面ファスナ3を用いた場合についてのみ説明したが、これに限定されるものではなく、例えば、取付部材4を一対のホック釦にしても対応可能である。また、サンダル6をビーチサンダルを用いた場合についてのみ説明したが、これに限定されるものではなく、例えば、草履など鼻緒2が付いたサンダルにも対応可能である。

本考案のサンダルの一実施形態を示す斜視図である。 本考案のサンダルの一実施形態を示す斜視図であり、飾り片を取り付ける方法を示す。 本考案のサンダルに取り付ける飾り片の一実施形態であり、(a)は平面図、(b)は底面図である。
符号の説明
1 飾り片
2 鼻緒
3 面ファスナ
3a 一方のファスナ片
3b 他方のファスナ片
4 取付部材
5 台座
6 サンダル

Claims (6)

  1. 足を載せるための台座部と、この台座部に取り付けられた可撓性を有する鼻緒とを備え、かつ上記鼻緒の上面に、当該鼻緒と一体化されてその上面を覆う飾り片を、取付部材を介して着脱自在に設けたことを特徴とするサンダル。
  2. 上記取付部材は、一対の面ファスナであり、上記鼻緒の上面には、上記面ファスナの一方のファスナ片が設けられているとともに、上記飾り片の対向面には、上記面ファスナの他方のファスナ片が設けられていることを特徴とする請求項1に記載のサンダル。
  3. 上記鼻緒は、布製の材料で形成されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のサンダル。
  4. 上記飾り片は、上記鼻緒の全面を覆う大きさに一体に形成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のサンダル。
  5. 上記飾り片は、上面に装飾が施されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のサンダル。
  6. 上記飾り片は、V字状であり、V字を構成する2辺の長さが等しいことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載のサンダル。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR101037291B1 (ko) * 2010-09-03 2011-05-26 (주)슈추어 샌들 장식구
USD683935S1 (en) 2011-05-27 2013-06-11 Brandi Renee Designs, LLC Jeweled trim for a sandal

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