JP3136608U - 内装材 - Google Patents
内装材 Download PDFInfo
- Publication number
- JP3136608U JP3136608U JP2007006443U JP2007006443U JP3136608U JP 3136608 U JP3136608 U JP 3136608U JP 2007006443 U JP2007006443 U JP 2007006443U JP 2007006443 U JP2007006443 U JP 2007006443U JP 3136608 U JP3136608 U JP 3136608U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- heat
- interior material
- fiber
- fiber structure
- short fibers
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Nonwoven Fabrics (AREA)
- Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)
Abstract
【解決手段】非弾性捲縮短繊維と、該非弾性捲縮短繊維を構成するポリマーよりも40℃以上低い融点を有するポリマーが、熱融着成分としてその表面に配された熱接着性複合短繊維とが重量比率で90/10〜10/90となるように混綿され、該熱接着性複合短繊維同士が交差した状態で熱融着された固着点および該熱接着性複合短繊維と前記非弾性捲縮短繊維とが交差した状態で熱融着された固着点とが散在する繊維構造体を含む内装材であって、前記非弾性捲縮短繊維と熱接着性複合短繊維とが繊維構造体の厚さ方向に配列し、かつ繊維構造体の外気側表面が切断面であることを特徴とする内装材。
【選択図】図3
Description
他方、昨今特に消費者の高級化志向が強く、従来にない外観を呈する内装材の提案が望まれている。
なお、吸音材の用途ではあるが、非弾性捲縮短繊維と熱接着性複合短繊維とで構成された繊維構造体において、繊維を厚み方向に配列させ、かつ切断面を形成することは特許文献2において提案されている。
前記非弾性捲縮短繊維と熱接着性複合短繊維とが繊維構造体の厚さ方向に配列し、かつ繊維構造体の外気側表面が切断面であることを特徴とする内装材。」が提供される。
上記の熱融着成分の中でも、共重合ポリエステル系ポリマーが特に好ましい。なお、上述のポリマー中には、各種安定剤、紫外線吸収剤、増粘分岐剤、艶消し剤、その他各種の改良剤等も必要に応じて配合されていても良い。特に着色剤が含まれていることが好ましい。
かくして得られた繊維構造体において、その厚さとしては制限はないが、1mm以上(好ましくは1〜40mm、より好ましくは2〜40mm、特に好ましくは3〜10mm)であることが好ましい。厚さが該範囲内にあると色の深みが増しさらに、クッション性にも優れる。また、繊維構造体の平均密度としては0.015〜0.20gr/cm3の範囲内であることが好ましい。
(1)融点
Du Pont社製 熱示差分析計990型を使用し、昇温20℃/分で測定し、融解ピークをもとめた。融解温度が明確に観測されない場合には、微量融点測定装置(柳本製作所製)を用い、ポリマーが軟化して流動を始めた温度(軟化点)を融点とする。なお、n数5でその平均値を求めた。
(2)T/W
繊維構造体を厚さ方向に切断し、その断面において、厚さ方向に対して平行に配列されている、非弾性捲縮短繊維と熱接着性複合短繊維(図1において0°≦θ≦45°)の総本数を(T)とし、繊維構造体の厚さ方向に対して垂直に配列されている非弾性捲縮短繊維と熱接着性複合短繊維(図1において45°<θ≦90°)の総本数をWとしてT/Wを算出した。なお、本数の測定は、任意の10ヶ所について各々30本の繊維を透過型光学顕微鏡で観察し、その数を数えた。
(3)厚さ、目付、密度
JIS K6400により測定した。
(4)表面外観
試験者3名が内装材の表面外観を目視判定し、3級:表面が平坦でありかつ色の深みがあることにより高級感な外観を呈する、2級:普通である、1級:表面が平坦でなく色の深みもない、の3段階に評価した。
着色剤を含有し融点が110℃の共重合ポリエステルを鞘成分に配し、着色剤を含有し融点が256℃のポリエチレンテレフタレートを芯成分に配した、単糸繊度4.4dtex、繊維長51mmの芯鞘型熱接着性複合短繊維(芯成分:鞘成分が重量比で50:50、グレー色に着色)30重量%と、機械捲縮(捲縮数9ケ/2.54cm)を付与した、着色剤を含有し融点が256℃のポリエチレンテレフタレートからなる、単糸繊度6.6dtex、繊維長51mmのポリエチレンテレフタレート短繊維(非弾性捲縮短繊維、グレー色に着色)70重量%とを用いてブレンド、カーデイング、クロスレイアー、カーデイングし、次いでStruto社製Struto設備(特表2002−516932号公報に示された装置と同様のもの)を使用し、駆動ローラ(表面速度2.5m/分)により、温度が200℃に設定された熱風サクション式熱処理機内へ押し込むことでアコーデオン状に折り畳み、次いで、スライス設備を利用して厚み方向に半裁することにより、図3に示すような目付け190gr/m2、厚さ6mm、平均密度31.7Kg/m3の繊維構造体を得た。該繊維構造体において、T/Wが1.5以上であり、熱接着性複合短繊維と非弾性捲縮短繊維とが繊維構造体の厚さ方向に配列していた。また、熱接着性複合短繊維の単繊維径は21μm、非弾性捲縮短繊維の単繊維径は26μmであった。
次いで、該繊維構造体を用いて、切断面(スライスされた面)を外気側表面になるよう車両内装材を得た。該内装材は、表面が平坦でありかつ色の深みがあることにより高級感な外観を呈するものであった(3級)。
実施例1において、カーデイングの後、Struto設備に供することなく、ニードルパンチを施し、その熱処理して実施例1と同様に、スライス設備を利用して厚み方向に半裁することにより、目付け200gr/m2、厚さ6mmの繊維構造体を得た。該繊維構造体において、T/Wが1.5未満であり、熱接着性複合短繊維と非弾性捲縮短繊維とが繊維構造体の厚さ方向に配列しているものではなかった。
次いで、該繊維構造体を用いて、切断面(スライスされた面)を外気側表面になるよう車両内装材を得た。該内装材は、表面が平坦でなく色の深みもない(1級)ものであった。
2:繊維構造体の厚さ方向
3:熱接着性複合短繊維または非弾性捲縮短繊維の配列方向
4:繊維構造体
5:ウエブの山
6:スライスされる面
7:切断面(スライスされた面)
8:スライスされた後の繊維構造体
Claims (6)
- 非弾性捲縮短繊維と、該非弾性捲縮短繊維を構成するポリマーよりも40℃以上低い融点を有するポリマーが、熱融着成分としてその表面に配された熱接着性複合短繊維とが重量比率で90/10〜10/90となるように混綿され、該熱接着性複合短繊維同士が交差した状態で熱融着された固着点および該熱接着性複合短繊維と前記非弾性捲縮短繊維とが交差した状態で熱融着された固着点とが散在する繊維構造体を含む内装材であって、
前記非弾性捲縮短繊維と熱接着性複合短繊維とが繊維構造体の厚さ方向に配列し、かつ繊維構造体の外気側表面が切断面であることを特徴とする内装材。 - 前記非弾性捲縮短繊維および熱接着性複合短繊維のうち少なくともいずれかが、着色剤を含有するポリエステルで形成される請求項1に記載の内装材。
- 前記繊維構造体の平均密度が0.015〜0.20gr/cm3の範囲内である、請求項1または請求項2に記載の内装材。
- 前記繊維構造体の厚さが1〜40mmの範囲内である、請求項1〜3のいずれかに記載の内装材。
- 内装材が熱成形加工されている、請求項1〜4のいずれかに記載の内装材。
- 内装材が、天井、壁、床、カーペット、居住空間の仕切り面、および自動車内装材からなる群から選択されるいずれかの用途に用いられる、請求項1〜5のいずれかに記載の内装材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007006443U JP3136608U (ja) | 2007-08-21 | 2007-08-21 | 内装材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007006443U JP3136608U (ja) | 2007-08-21 | 2007-08-21 | 内装材 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3136608U true JP3136608U (ja) | 2007-11-01 |
Family
ID=43287025
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007006443U Expired - Fee Related JP3136608U (ja) | 2007-08-21 | 2007-08-21 | 内装材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3136608U (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009214909A (ja) * | 2008-03-11 | 2009-09-24 | Teijin Fibers Ltd | 繊維構造体の梱包方法および梱包体 |
JP2012026068A (ja) * | 2010-07-28 | 2012-02-09 | Teijin Fibers Ltd | 複合繊維シートおよびその製造方法、ならびに繊維製品 |
JP2016087050A (ja) * | 2014-11-04 | 2016-05-23 | 帝人株式会社 | マット |
-
2007
- 2007-08-21 JP JP2007006443U patent/JP3136608U/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009214909A (ja) * | 2008-03-11 | 2009-09-24 | Teijin Fibers Ltd | 繊維構造体の梱包方法および梱包体 |
JP2012026068A (ja) * | 2010-07-28 | 2012-02-09 | Teijin Fibers Ltd | 複合繊維シートおよびその製造方法、ならびに繊維製品 |
JP2016087050A (ja) * | 2014-11-04 | 2016-05-23 | 帝人株式会社 | マット |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2008068799A (ja) | 吸音材および車両用フロアーシート | |
JP2008089620A (ja) | 吸音材およびその取付け方法および繊維製品 | |
JP2007025044A (ja) | 吸音材 | |
JP5886063B2 (ja) | 吸音材の製造方法 | |
JP5155016B2 (ja) | 吸音材用繊維構造体の製造方法および吸音材の製造方法 | |
JP4439064B2 (ja) | 吸音用繊維構造体の製造方法 | |
JP3136608U (ja) | 内装材 | |
JP2009186825A (ja) | 吸音構造体 | |
JP4043343B2 (ja) | 吸音構造体 | |
JP3148056U (ja) | 衣料用保温材 | |
JP3152598U (ja) | 断熱材 | |
JP3166607U (ja) | 被覆材 | |
JP5676226B2 (ja) | 車両用クッション材 | |
JP3147964U (ja) | 断熱材 | |
JP5607494B2 (ja) | 湿式不織布および繊維製品 | |
JP3949023B2 (ja) | キッチン用途用吸水性不織布構造体 | |
JP4856403B2 (ja) | 車両用内装材およびその製造方法 | |
JP3204675U (ja) | 天井材 | |
JP4187541B2 (ja) | 多層吸音構造体 | |
JP5833418B2 (ja) | 不織布および吸収性物品用シート材 | |
JP2014217995A (ja) | クッション材 | |
JP2013112911A (ja) | 衣料用保温材および衣料 | |
JP5638784B2 (ja) | ダクト材およびダクト | |
JP3138922U (ja) | 粘着テープ用シート | |
JP5571454B2 (ja) | 複合繊維シートの製造方法および複合繊維シート |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R150 | Certificate of patent (=grant) or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101010 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111010 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111010 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121010 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121010 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131010 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131010 Year of fee payment: 6 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R323111 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131010 Year of fee payment: 6 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |