JP3136537B2 - 法枠用型枠および法枠の施工法 - Google Patents

法枠用型枠および法枠の施工法

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勝男 木村
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小岩金網株式会社
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  • Pit Excavations, Shoring, Fill Or Stabilisation Of Slopes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、法枠用型枠および
法枠の施工法に関する。
【0002】
【従来の技術】地山法面に法枠を形成する際、地山法面
に所定の形状に組み立てた鉄筋に型枠を後から配設す
る、平成5年特許公告第38096号の法枠の施工方法
が知られている。この法枠の施工方法に用いられる型枠
としては、図6に示すように相対向した有孔板a,a間
に下端が開口するように逆U字状に形成された門型の連
結用スペーサbを介して構成する、法枠成形用型枠cが
知られている。法枠成形用型枠cは、先行して地山法面
dに配置した鉄筋群eを逆U字状の連結用スペーサb内
に収容した状態で結束して地山法面dに配設される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記した従来の法枠成
形用型枠には次のような問題点がある。 <イ> 一対の有孔板間に連結スペーサを配置したもの
であり重量物であるから、現場への運搬性および地山法
面へのセット性が悪い。 <ロ> 法枠成形用型枠は重量物であり、地山法面への
セットには多くの作業要員を必要とする。 <ハ> また、大寸法の法枠成形用型枠を用いる場合、
前述した運搬性およびセット性が更に劣悪条件となる。
【0004】本発明は以上の問題点を解決するためにな
されたもので、その目的とするところは、運搬性および
施工性に優れた、法枠成形用型枠および法枠の施工法を
提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、予め地山に配
設した鉄筋篭に組み付けて用いる、法枠用型枠におい
て、鉄筋篭を挟み込むように配設する、相対向した一対
の分割型枠からなり、前記分割型枠は、帯状の有孔板
と、前記有孔板の側面に装着する水平方向に延びる横筋
に縦筋を交差させた分割スペーサとより構成し、前記分
割スペーサの横筋の自由端部に略L字形の連結子を形成
し、鉄筋篭を内側に配設して収容する各分割スペーサの
連結子に連結用リングを嵌装して前記連結子間を相互に
連結自在としたことを特徴とする、法枠用型枠である。
また本発明は、前述した法枠用型枠において、有孔板が
網体であることを特徴とする、法枠用型枠である。本発
明は、予め地山に配設した鉄筋篭に法枠用型枠を組み付
け、前記法枠用型枠に硬化材を吹き付けて法枠を構築す
る、法枠の施工法において請求項1又は請求項2に
載の法枠用型枠を使用し、分割型枠の内側に鉄筋篭を挟
むように配置し、鉄筋篭を内側に収容した分割スペーサ
の連結子間に連結用リングを嵌装して連結したことを特
徴とする、法枠の施工法である。
【0006】
【発明の実施の形態1】以下図面を参照しながら本発明
の実施の形態について説明する。
【0007】<イ>全体の構成 図1に示すように法枠用型枠1は、一対の分割型枠2,
2を対向させて一体に連結して構成する。
【0008】<ロ>分割型枠 図1および図2に示すように分割型枠2は、有孔板3
と、分割スペーサ4とより構成し、対向させた各有孔板
3,3にそれぞれ装着した分割スペーサ4,4を連結す
ることにより、法枠用型枠1を構成する。すなわち分割
型枠2は、法枠用型枠1を構成する片一方の側部であ
る。以下、分割型枠2を構成する各部材について説明す
る。
【0009】有孔板 有孔板3は、法枠の枠体を構成する通気性を有する帯状
の部材である。有孔板3としては、公知の金網、エキス
パンドメタル、または合成樹脂製などの板体に多数の孔
を開設したものなどを用いることが考えられる。すなわ
ち本発明の法枠用型枠1に用いる有孔板3としては、公
知の法枠用型枠の側辺に用いられるのと同等の各種板体
を用いることができる。
【0010】分割スペーサ 分割スペーサ4は、分割型枠2により法枠用型枠1を構
成するために、分割型枠2,2同士を結ぶ部材である。
分割スペーサ4は、基本的に公知の法枠用型枠に用いる
門型スペーサを二分割したものであり、水平方向に伸び
る横筋41と垂直方向に伸びる縦筋42とより構成す
る。この横筋41と縦筋42とにより囲んで形成した収
容空間43に、法枠を施工する際に地山法面に配置する
鉄筋などの法枠補強材を収容可能としている。分割スペ
ーサ4の横筋41の解放端部には、後述する連結子5を
有し、この連結子5,5同士を連結することにより分割
スペーサ4,4を一体とし、分割型枠2,2を連結する
ことになる。また分割スペーサ4は、有孔板3に対して
回動自在となるように連結することにより、分割型枠2
を搬送する際には、畳んだ状態にして搬送性を良好にす
ることが可能である。
【0011】連結子 連結子5は、分割スペーサ4,4同士を連結あるいは切
離自在とするための部材である。従って連結子5として
は、公知のあらゆる連結構造を採用することが可能であ
るが、地山法面における作業性を考慮した上で、簡易に
連結あるいは切り離しを実施できる構造のものが好適で
ある。従って連結子5としては、例えば図2に示すよう
に分割スペーサ4の横筋41の解放端部を略L字状に形
成し、この略L字状の連結子5,5を近接させ、連結用
リング51を嵌装することにより、分割スペーサ4,4
同士を連結するように構成することが考えられる。
【0012】
【施工法】以下図面を参照に、本発明の法枠用型枠を用
いた法枠の施工法について説明する。
【0013】<イ>鉄筋の組立て工 先ず、図3に示すように地山法面6に主筋71およびス
ターラップ筋72などを用いて所定形状を呈する鉄筋篭
7などを組み立てる。鉄筋篭7は、アンカー73によっ
て地山法面6から所定の高さに定着させる。本発明の工
法は、法枠用型枠1を一対の分割型枠2,2により構成
するため、予め地山法面6に鉄筋篭7を配置することが
可能となり、従来広く知られる法枠成形用型枠のように
門型を呈した連結用スペーサが邪魔になり、下部鉄筋の
配筋作業が困難になることがなく、法枠用型枠1の内部
に容易かつ確実に鉄筋を配筋することが可能となる。
【0014】<ロ>法枠用型枠の組立て工 前述したように地山法面6に所定形状の鉄筋篭7を組み
立てた後に、法枠用型枠1を組立てて配設する。図4に
示すように法枠用型枠1の組立ては、地山法面6に組立
てた鉄筋篭7を挟むように分割型枠2,2を配設し、分
割型枠2,2の分割スペーサ4,4に設けた連結子5,
5同士を連結して行う。このように鉄筋篭7を分割型枠
2,2で挟み込んで法枠要型枠1を組立てることによ
り、法枠用型枠1の内部に容易かつ確実に鉄筋を配筋す
ることができる。法枠用型枠1は、必要に応じて公知の
結束筋(図示せず)などを用いて鉄筋篭7に固定させる
ことも考えられる。
【0015】<ハ>コンクリート打設工 前述したように地山法面6に法枠用型枠1を配設した後
に、法枠用型枠1内にコンクリート8を打設して法枠を
完成させる。コンクリート8を打設した後に、必要に応
じてコテ仕上げを行うことにより法枠形状を整えること
も考えられる。
【0016】
【発明の実施の形態2】発明の実施の形態1において
は、法枠の直線部分を構成するための法枠用型枠の一例
について説明してある。本発明の法枠用型枠は、前述し
た直線部分に用いるためのものに限らず、例えば略L字
状の有孔板に分割スペーサを装着して分割型枠を構成す
れば、この分割型枠を連結して十字状に形成でき、法枠
の交差部分に対応できることは勿論である。
【0017】
【発明の効果】本発明は以上説明したようになるから次
のような効果を得ることができる。 <イ> 一対の有孔板を分割スペーサで切り離し自在と
したことで、分割型枠の単体が軽量となり、現場への運
搬性および地山法面へのセット性が良好となる。 <ロ> 法枠用型枠を軽量な分割型枠として取り扱える
ため、地山法面へのセットには多数の作業要員を必要と
せず、少ない作業員で容易に実施できる。 <ハ> また、大寸法の法枠用型枠を用いる場合でも、
前述した分割型枠としての運搬性およびセット性の良さ
により大重量のまま運搬する必要がない。 <ニ> 法枠用型枠は、分割型枠により鉄筋を分割スペ
ーサの内側に配設することが可能となるため、硬化材の
吹付圧により法枠用型枠が上下方向あるいは左右方向に
ずれることがなく、設計にずれの生じ難い安定した吹付
け工を実施することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る法枠用型枠の説明図
【図2】 発明の実施の形態1に係る法枠用型枠の横断
面図
【図3】 鉄筋を組立てた状態の説明図
【図4】 法枠用型枠を組立てた状態の説明図
【図5】 コンクリートを打設した状態の説明図
【図6】 従来の法枠成形用型枠の説明図

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 予め地山に配設した鉄筋篭に組み付け
    て用いる、法枠用型枠において、 鉄筋篭を挟み込むように配設する、相対向した一対の分
    割型枠からなり、 前記分割型枠は、帯状の有孔板と、前記有孔板の側面に
    装着する水平方向に延びる横筋に縦筋を交差させた分割
    スペーサとより構成し、前記分割スペーサの横筋の自由端部に略L字形の連結子
    を形成し、 鉄筋篭を内側に配設して収容する各分割スペーサの連結
    子に連結用リングを嵌装して前記連結子間を相互に連結
    自在としたことを特徴とする 、 法枠用型枠。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の法枠用型枠におい
    て、有孔板が網体であることを特徴とする、法枠用型
    枠。
  3. 【請求項3】 予め地山に配設した鉄筋篭に法枠用型
    枠を組み付け、前記法枠用型枠に硬化材を吹き付けて法
    枠を構築する、法枠の施工法において請求項1又は請求項2に 記載の法枠用型枠を使用し、分
    割型枠の内側に鉄筋篭を挟むように配置し、鉄筋篭を内側に収容した 分割スペーサの連結子間に連結
    用リングを嵌装して連結したことを特徴とする、 法枠の施工法。
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