JP3136529B2 - 段ばらし装置 - Google Patents
段ばらし装置Info
- Publication number
- JP3136529B2 JP3136529B2 JP04284303A JP28430392A JP3136529B2 JP 3136529 B2 JP3136529 B2 JP 3136529B2 JP 04284303 A JP04284303 A JP 04284303A JP 28430392 A JP28430392 A JP 28430392A JP 3136529 B2 JP3136529 B2 JP 3136529B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- attached
- claw
- lever
- stopper bolt
- spring
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- De-Stacking Of Articles (AREA)
- Transmission Devices (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動機械の一種である
トレフィーダーの段ばらし装置に関するものである。
トレフィーダーの段ばらし装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の段ばらし装置は、図5の要部斜視
図に示すような構造になっている。すなわち、本体7に
は中間ポジションを持つ2段シリンダー13が取付けら
れ、矢印A−Bに移動可能であり、2段シリンダー13の
先端にシリンダー12が取付けられ、矢印C−D方向に移
動可能である。さらにシリンダー12の先端に取付けられ
た爪5により重ねられたトレイ1を2段シリンダー13の
動作により持ち上げ、最下段のトレイ1をばらすように
なっている。
図に示すような構造になっている。すなわち、本体7に
は中間ポジションを持つ2段シリンダー13が取付けら
れ、矢印A−Bに移動可能であり、2段シリンダー13の
先端にシリンダー12が取付けられ、矢印C−D方向に移
動可能である。さらにシリンダー12の先端に取付けられ
た爪5により重ねられたトレイ1を2段シリンダー13の
動作により持ち上げ、最下段のトレイ1をばらすように
なっている。
【0003】以下に、段ばらし装置の動作を図6の説明
図を用いて説明する。まず、図6(a)は爪5が上限にき
た状態の正面図を示し、重ねられたトレイ1のうち下か
ら2段目のトレイ1に爪5が引掛り、シリンダー12は矢
印C方向へ移動し、かつ2段シリンダー13は上限まで伸
びた状態で最下段のトレイ1を外し移動させる。
図を用いて説明する。まず、図6(a)は爪5が上限にき
た状態の正面図を示し、重ねられたトレイ1のうち下か
ら2段目のトレイ1に爪5が引掛り、シリンダー12は矢
印C方向へ移動し、かつ2段シリンダー13は上限まで伸
びた状態で最下段のトレイ1を外し移動させる。
【0004】図6(b)は、爪5が下限にきた状態の正面
図を示し、2段シリンダー13を下限まで降ろした後、シ
リンダー12を矢印D方向へ引込め、トレイ1を本体7に
着地させる。
図を示し、2段シリンダー13を下限まで降ろした後、シ
リンダー12を矢印D方向へ引込め、トレイ1を本体7に
着地させる。
【0005】図6(c)は爪5が中間ポジションにきた状
態の正面図を示し、2段シリンダー13を中間ポジション
まで伸ばした後、シリンダー12を矢印C方向へ最大限ま
で伸ばすと、下から2段目のトレイ1に爪5が引掛る。
センサー14で爪5が下から2段目のトレイ1に引掛った
のを確認した後、2段シリンダー13を中間ポジションか
ら上限まで伸ばせば、段ばらし動作が一巡する。
態の正面図を示し、2段シリンダー13を中間ポジション
まで伸ばした後、シリンダー12を矢印C方向へ最大限ま
で伸ばすと、下から2段目のトレイ1に爪5が引掛る。
センサー14で爪5が下から2段目のトレイ1に引掛った
のを確認した後、2段シリンダー13を中間ポジションか
ら上限まで伸ばせば、段ばらし動作が一巡する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような構
造のものではシリンダーを用いているのでセンサーや制
御装置が不可欠で、コスト高となり、段ばらし動作が一
巡するのに要する時間もシリンダーの動作により影響を
受けるという問題点を有していた。
造のものではシリンダーを用いているのでセンサーや制
御装置が不可欠で、コスト高となり、段ばらし動作が一
巡するのに要する時間もシリンダーの動作により影響を
受けるという問題点を有していた。
【0007】本発明は上記問題点に鑑み、センサーや制
御装置なしで高速で安定した段ばらしを行えることを目
的とするものである。
御装置なしで高速で安定した段ばらしを行えることを目
的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
め本発明は、本体に取付けた板カムに沿って上下動する
カムフォロアと、レバーによる爪の開閉機構で、カムフ
ォロアの上下動作だけでトレイを持ち上げる爪の開閉を
行えるようにしたものである。
め本発明は、本体に取付けた板カムに沿って上下動する
カムフォロアと、レバーによる爪の開閉機構で、カムフ
ォロアの上下動作だけでトレイを持ち上げる爪の開閉を
行えるようにしたものである。
【0009】
【作用】本発明によれば、爪は板カムに沿って上下動す
るカムフォロアや、ストッパーボルトによって動くレバ
ーと連動しているので、従来の中間ポジションに相当す
る停止時間が存在せず、よって滑らかで高速な段ばらし
が行えるようになる。
るカムフォロアや、ストッパーボルトによって動くレバ
ーと連動しているので、従来の中間ポジションに相当す
る停止時間が存在せず、よって滑らかで高速な段ばらし
が行えるようになる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の一実施例を添付図面に基づい
て説明する。
て説明する。
【0011】図1は、本発明の一実施例における段ばら
し装置の構造を示す斜視図である。図1において、1は
トレイ、2は本体7に取付けた板カム、3は前記板カム
2に沿って上下(矢印A−B方向)に動くカムフォロア、
4は前記トレイ1を持ち上げる、後述する爪5を取付け
たホルダーであり、このホルダー4と爪5との間にスプ
リング(A)10が張架されている。前記爪5は、カムフォ
ロア3が取付けられる軸3aを中心に回転(矢印C−D方
向)できるようになっている。6は後述するレバー9の
先端に取付けられ前記爪5を支えるストッパーボルト
(A)、8はレバー9の他端を押し上げる動作を行う本体
7に取付けたストッパーボルト(B)、前記レバー9はス
プリング(B)11でレバー9の先端が引張られ、支点9A
となる軸を前記ホルダー4に滑らかに取付け、回動(矢
印E−F方向)するように構成されている。
し装置の構造を示す斜視図である。図1において、1は
トレイ、2は本体7に取付けた板カム、3は前記板カム
2に沿って上下(矢印A−B方向)に動くカムフォロア、
4は前記トレイ1を持ち上げる、後述する爪5を取付け
たホルダーであり、このホルダー4と爪5との間にスプ
リング(A)10が張架されている。前記爪5は、カムフォ
ロア3が取付けられる軸3aを中心に回転(矢印C−D方
向)できるようになっている。6は後述するレバー9の
先端に取付けられ前記爪5を支えるストッパーボルト
(A)、8はレバー9の他端を押し上げる動作を行う本体
7に取付けたストッパーボルト(B)、前記レバー9はス
プリング(B)11でレバー9の先端が引張られ、支点9A
となる軸を前記ホルダー4に滑らかに取付け、回動(矢
印E−F方向)するように構成されている。
【0012】次に図1に示す段ばらし装置の動作を、図
2ないし図4により説明する。これら各図において、
(1)はホルダー4とレバー9部分の正面図、(2)はその側
面図であり、トレイ1,板カム2,カムフォロア3,ホ
ルダー4,爪5,ストッパーボルト(A)6,本体7,ス
トッパーボルト(B)8,レバー9,スプリング(A)10,
スプリング(B)11等の要部が示されている。
2ないし図4により説明する。これら各図において、
(1)はホルダー4とレバー9部分の正面図、(2)はその側
面図であり、トレイ1,板カム2,カムフォロア3,ホ
ルダー4,爪5,ストッパーボルト(A)6,本体7,ス
トッパーボルト(B)8,レバー9,スプリング(A)10,
スプリング(B)11等の要部が示されている。
【0013】図2(a)はホルダー4が上限に位置してい
る状態を示している。トレイ1は爪5により引掛けられ
ており、爪5とホルダー4との間に取付けられたスプリ
ング(A)10により爪5は引張られているが、レバー9の
先端に取付けられたストッパーボルト(A)6のため、動
かないようになっている。
る状態を示している。トレイ1は爪5により引掛けられ
ており、爪5とホルダー4との間に取付けられたスプリ
ング(A)10により爪5は引張られているが、レバー9の
先端に取付けられたストッパーボルト(A)6のため、動
かないようになっている。
【0014】次に図2(b)は、図2(a)のカムフォロア3
が板カム2に沿って下降し、板カム2の山部2aを少し
通り越した状態を示している。ここでカムフォロア3が
板カム2に接触していない理由は、ストッパーボルト
(A)6により爪5の動きが規正されているからである。
が板カム2に沿って下降し、板カム2の山部2aを少し
通り越した状態を示している。ここでカムフォロア3が
板カム2に接触していない理由は、ストッパーボルト
(A)6により爪5の動きが規正されているからである。
【0015】そして、図3(a)はカムフォロア3が板カ
ム2に沿って山部2aから下降し、ホルダー4が下限に
位置している状態を示している。このときレバー9の基
端が本体7に取付けられているストッパーボルト(B)8
に押し上げられ(矢印E方向)、同時にレバー9の先端に
取付けられているストッパーボルト(A)6が下がり、爪
5から外れる。爪5はスプリング(A)10によってカムフ
ォロア3が板カム2に接触するまで引張られ、同時にト
レイ1は本体7に着地する。
ム2に沿って山部2aから下降し、ホルダー4が下限に
位置している状態を示している。このときレバー9の基
端が本体7に取付けられているストッパーボルト(B)8
に押し上げられ(矢印E方向)、同時にレバー9の先端に
取付けられているストッパーボルト(A)6が下がり、爪
5から外れる。爪5はスプリング(A)10によってカムフ
ォロア3が板カム2に接触するまで引張られ、同時にト
レイ1は本体7に着地する。
【0016】以上が下降時の段ばらし装置の動作であ
る。次に上昇時の動作について説明する。
る。次に上昇時の動作について説明する。
【0017】図3(b)は、カムフォロア3が板カム2の
山部2aに到達する前の状態を示している。この時、レ
バー9はストッパーボルト(B)8を離れているが、スト
ッパーボルト(A)6は爪5の下に位置したままなので、
レバー9は図2(a)の状態に戻らない。カムフォロア3
は板カム2に沿って上昇する。
山部2aに到達する前の状態を示している。この時、レ
バー9はストッパーボルト(B)8を離れているが、スト
ッパーボルト(A)6は爪5の下に位置したままなので、
レバー9は図2(a)の状態に戻らない。カムフォロア3
は板カム2に沿って上昇する。
【0018】次に図4(a)は、カムフォロア3が板カム
2の山部2aを通過した状態を示している。ここでカム
フォロア3によって爪5が下から2段目のトレイ1を引
掛け、同時にストッパーボルト(A)6が爪5から外れ、
ホルダー4との間に取付けられたスプリング(A)10によ
ってレバー9が引張られ、図2(a)の状態になる。
2の山部2aを通過した状態を示している。ここでカム
フォロア3によって爪5が下から2段目のトレイ1を引
掛け、同時にストッパーボルト(A)6が爪5から外れ、
ホルダー4との間に取付けられたスプリング(A)10によ
ってレバー9が引張られ、図2(a)の状態になる。
【0019】そして図4(b)は、再びホルダー4が上限
まで上昇したときの状態を示している。図4(a)で爪5
が引掛けた下から2段目のトレイ1を持ち上げ、段ばら
し動作が一巡したことになる。さらに本体7に残された
トレイを移動すれば、段ばらし動作を再開することが可
能となる。
まで上昇したときの状態を示している。図4(a)で爪5
が引掛けた下から2段目のトレイ1を持ち上げ、段ばら
し動作が一巡したことになる。さらに本体7に残された
トレイを移動すれば、段ばらし動作を再開することが可
能となる。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように本発明の段ばらし装
置は、板カム,カムフォロアーとレバーによる簡単な機
構を設けることにより、従来のようなシリンダーなしで
高速で安定した低コストの段ばらし装置を実現できるも
のである。
置は、板カム,カムフォロアーとレバーによる簡単な機
構を設けることにより、従来のようなシリンダーなしで
高速で安定した低コストの段ばらし装置を実現できるも
のである。
【図1】本発明の一実施例における段ばらし装置の構造
を示す斜視図である。
を示す斜視図である。
【図2】図1の動作を説明する図である。
【図3】図1の動作を説明する図である。
【図4】図1の動作を説明する図である。
【図5】従来の段ばらし装置の要部斜視図である。
【図6】図5の動作を説明する図である。
1…トレイ、 2…板カム、 3…カムフォロア、 4
…ホルダー、 5…爪、6…ストッパーボルト(A)、
7…本体、 8…ストッパーボルト(B)、 9…レバ
ー、 10…スプリング(A)、 11…スプリング(B)。
…ホルダー、 5…爪、6…ストッパーボルト(A)、
7…本体、 8…ストッパーボルト(B)、 9…レバ
ー、 10…スプリング(A)、 11…スプリング(B)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 平2−97324(JP,U) 実開 平2−147427(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16H 21/00 - 21/10 B65G 59/00 - 59/12
Claims (1)
- 【請求項1】 本体に取付けた板カムと、この板カムに
沿って上下に動くカムフォロアと、このカムフォロアが
取付けられる軸を中心に回転できるようになっている爪
と、軸を滑らかに支持しスプリング(A)を介して前記爪
を取付けたホルダーと、前記スプリング(A)とは異なる
スプリング(B)で先端を引張り支点を前記ホルダーに滑
らかに取付けたレバーと、このレバーの先端に取付けら
れ前記爪を支えるストッパーボルト(A)と、前記レバー
の基端を押し上げる役目を持つ前記ストッパーボルト
(A)とは異なる前記本体に取付けたストッパーボルト
(B)を備えたことを特徴とする段ばらし装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04284303A JP3136529B2 (ja) | 1992-10-22 | 1992-10-22 | 段ばらし装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04284303A JP3136529B2 (ja) | 1992-10-22 | 1992-10-22 | 段ばらし装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06137397A JPH06137397A (ja) | 1994-05-17 |
JP3136529B2 true JP3136529B2 (ja) | 2001-02-19 |
Family
ID=17676789
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP04284303A Expired - Fee Related JP3136529B2 (ja) | 1992-10-22 | 1992-10-22 | 段ばらし装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3136529B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4726782B2 (ja) * | 2004-04-30 | 2011-07-20 | 株式会社湯山製作所 | 薬品トレイ供給装置 |
CN103718884B (zh) * | 2013-12-24 | 2015-07-08 | 江苏云马农机制造有限公司 | 一种落盘机 |
-
1992
- 1992-10-22 JP JP04284303A patent/JP3136529B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06137397A (ja) | 1994-05-17 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
DE19615919C2 (de) | Bauelement-Lade/Entladevorrichtung für Halbleiterbauelement-Handhabungseinrichtung | |
JP3136529B2 (ja) | 段ばらし装置 | |
US4340952A (en) | Automatic disc loading mechanism | |
US4648773A (en) | Circuit board assembly | |
KR920008486B1 (ko) | 카세트 삽입장치 | |
US3066395A (en) | Assembly machine for push button switches | |
JPH02135131U (ja) | ||
JPH066107Y2 (ja) | 電子部品插入装置 | |
JPS6317623Y2 (ja) | ||
JPS5813423A (ja) | プレス加工機におけるワ−ク排出装置 | |
US3759531A (en) | Record changer spindle | |
JPH04118933U (ja) | ワツシヤ−装着装置 | |
JPH074540Y2 (ja) | ローラーテスタにおけるストッパー装置 | |
JPH0638018Y2 (ja) | 部品供給装置 | |
KR20020058870A (ko) | 프레스용 패널 리프트 장치 | |
JPS6338049Y2 (ja) | ||
SU1396189A1 (ru) | Устройство дл установки контактов в колодку разъема | |
JP2996282B2 (ja) | コッタ供給装置 | |
JPS6339787Y2 (ja) | ||
US4457067A (en) | Coil inserting apparatus | |
JPS6024310Y2 (ja) | ミシンの糸通し装置 | |
JPH0364931U (ja) | ||
JPH0453040Y2 (ja) | ||
JPS6240364Y2 (ja) | ||
JPS61220342A (ja) | オ−トフレ−ムロ−ダ− |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |