JP3135893U

JP3135893U - 簡易綴じ新聞紙

Info

Publication number: JP3135893U
Application number: JP2007005459U
Authority: JP
Inventors: 力篠
Original assignee: 力篠
Priority date: 2007-07-17
Filing date: 2007-07-17
Publication date: 2007-10-04
Anticipated expiration: 2017-07-17

Abstract

【課題】新聞紙などを簡単に綴じてバラバラにならないように見開いて読むことができる簡易綴じ新聞紙を提供する。
【解決手段】一つ折りの複数枚の新聞紙１を、折り畳み側２の少なくとも上下角部及び中央部において見開き自在に柔軟な綴じ糸３により綴じてなる簡易綴じ新聞紙。
【選択図】図５

Description

本考案は、新聞紙などを簡単に綴じてバラバラにならないように見開いて読むことができる簡易綴じ新聞紙に関する。

従来、一つ折りの多数枚の新聞紙が重なった状態の新聞紙の朝刊などは、分厚くて持ち難いため、大きく見開いて読もうとすると、バラバラになってしまい、取り落としたときには元に戻すのも困難で、収拾がつかなくなる。

特に、体の自由が利かないお年寄りなどにとっては、新聞などを読む以前の問題として、何とか対策を講じる必要がある。

従来、図書館などでは、棒状の綴じ具で折り畳み側の全体を挟み込んで何日分も一緒に閲覧できるようにしていたが、大型になるため、一日だけの新聞を綴じる場合には、かえって邪魔になる課題があった。

また、ステープル、クリップ、ガチャ玉などの硬質の綴じ具で直接に綴じる場合には、見開きが充分に出来なかったり、見開き時に綴じ具の角で手を痛めたり、紙が破れる恐れがあると共に、不要になったときに綴じ具を取り外すのが面倒な課題があった。

そこで、本考案は、一つ折りの複数枚の新聞紙を、折り畳み溝の少なくとも上下角部及び中央部の３箇所において、新聞紙を見開いた状態の最内部の新聞紙と最外部の新聞紙との間に柔軟な糸を通して綴じてなる簡易綴じ新聞紙を提供するものである。

また、本考案は、請求項２に記載のように、請求項１に記載の簡易綴じ新聞紙において、糸が繭、綿、麻又は毛などの繊維を細長く引き伸ばしてよりを掛けたものからなる簡易綴じ新聞紙を提供するものである。

また、本考案は、請求項３に記載のように、請求項１又は２に記載の簡易綴じ新聞紙において、糸が合成樹脂製糸からなる簡易綴じ新聞紙を提供するものである。

また、本考案は、請求項４に記載のように、請求項１、２又は３に記載の簡易綴じ新聞紙において、糸が混紡糸からなる簡易綴じ新聞紙を提供するものである。

また、本考案は、請求項５に記載のように、請求項１乃至４のいずれかに記載の簡易綴じ新聞紙において、糸を輪状に結んでなる簡易綴じ新聞紙を提供するものである。

また、本考案は、請求項６に記載のように、請求項１乃至５のいずれかに記載の簡易綴じ新聞紙において、通した糸の両端部を最内部又は最外部の新聞紙に貼着テープで貼着してなる簡易綴じ新聞紙を提供するものである。

また、本考案は、請求項７に記載のように、請求項５又は６に記載の簡易綴じ新聞紙において、通した糸を上下角部及び中央部の３箇所以外の場所に設けてなる簡易綴じ新聞紙を提供するものである。

本考案に係る簡易綴じ新聞紙によれば、一つ折りの複数枚の新聞紙を、折り畳み溝の上下角部及び中央部において、新聞紙を見開いた状態の最内部の新聞紙と最外部の新聞紙との間に柔軟な糸を通して綴じてなる構成を有することにより、糸を通すだけで簡単に確実に見開き自在に綴じることができると共に、簡素且つ軽量で中央部においても容易に折り畳むことができ、取り扱いが便利で安全であり、不要になっても除去する必要がない等の効果がある。

また、本考案は、糸を輪状に通してなる構成を有することにより、糸を輪状に結ぶことによって適宜な幅で自由に綴じることができる効果がある。

また、本考案は、通した糸の両端部を最内部又は最外部の新聞紙に貼着テープで貼着してなる構成を有することにより、通した糸を結ぶことなく新聞紙に固定して綴じることができると共に、通した糸の両端部を結んだ後に結び目を貼着する場合には結び目の後処理を省略することができる効果がある。

また、本考案は、輪状の糸を折り畳み溝の上下又は中央の３箇所以外の場所に設ける構成を有することによって、充分な強度に確実に綴じた新聞紙を提供することができる効果がある。

以下図示する実施例により本考案を説明する。

〔実施例１〕
図に記載の実施例において、１は、一つ折りの多数の新聞紙の折り畳み側２が折り畳み溝２ａで一致するように重なってなる簡易綴じ新聞紙である。

一つ折りの複数枚の新聞紙を、図５に記載のように、折り畳み溝２ａの少なくとも上下角部及び中央部において、新聞紙１を見開いた状態の最内部の新聞紙と最外部の新聞紙との間を折り畳み溝２ａに沿って綴じ糸３を通して見開き自在に綴じてなる構成を有する。

綴じ糸３の閉じ位置は上下角部の上下端部から５ｍｍ〜１ｃｍ程の位置から１．５ｃｍ〜４ｃｍ程度の間隔で綴じるのが好ましい。図１又は図２において、３ａは結び目である。

綴じ糸３は滑り過ぎない普通の太さの木綿糸で良く、１重に限らず、２重３重に複数回巻いて綴じても良い。

また、木綿糸や凧糸のような太めの糸を使用すると、綴じ具合が安定する効果がある。

この実施例の場合、綴じ糸３で綴じることによって、新聞紙等の新聞紙１の厚さに影響を受けることなく見開き自在に綴じることができると共に、中央部で綴じたとしても綴じ糸３に柔軟性があるから、中央で円滑に折り畳むことが可能であり、また、折り畳むために中央部の綴じ糸３を取り外す必要もない。

また、本考案は、糸３を輪状に通してなる構成を有することにより、糸３を輪状に結ぶことによって新聞紙を傷めることなく適宜な間隔と幅で自由に綴じることができる。

また、本考案は、輪状に綴じた糸３を上下角部及び中央部と重なる位置、又は上下角部及び中央部以外の重ならない複数箇所に設ける構成にすることによって、確実に綴じた新聞紙１を提供することができる。

〔実施例２〕
また、図３又は図４に記載の実施例の場合、新聞紙の折り畳み溝２ａに沿って、予め孔開け機又は孔開け具によって糸通し孔４を開けてから、該孔４に綴じ糸３を通し、通した糸の両端部３ｂを最内部又は最外部の新聞紙１に貼着テープ５で貼着してなる構成を有する。このことにより、通した糸３を結ぶことなく新聞紙１に固定して綴じることができる。

なお、図１又は図２に記載のように、通した糸３の両端部を結んだ後に結び目３ａを貼着テープ５で貼着する場合には、結び目３ｂの結び方にかかわらず結び目３ｂを折り畳み溝２ａに沿って固定でき、結び残りの糸を切り揃える等の後処理を省略することができる。

本考案の一実施例の概略説明図。その実施例の要部の概略一部断面説明図。本考案の他の実施例の概略説明図。その実施例の要部の概略一部断面説明図。本考案の実施例の概略使用態様説明図。

符号の説明

１新聞紙
２折り畳み側
２ａ折り畳み溝
３綴じ糸
３ａ結び目
３ｂ綴じ糸の端部
４糸通し孔
５貼着テープ

Claims

一つ折りの複数枚の新聞紙を、折り畳み溝の少なくとも上下角部及び中央部の３箇所において、新聞紙を見開いた状態の最内部の新聞紙と最外部の新聞紙との間に柔軟な糸を通して綴じてなる簡易綴じ新聞紙。
請求項１に記載の簡易綴じ新聞紙において、糸が繭、綿、麻又は毛などの繊維を細長く引き伸ばしてよりを掛けたものからなる簡易綴じ新聞紙。
請求項１又は２に記載の簡易綴じ新聞紙において、糸が合成樹脂製糸からなる簡易綴じ新聞紙。
請求項１、２又は３に記載の簡易綴じ新聞紙において、糸が混紡糸からなる簡易綴じ新聞紙。
請求項１乃至４のいずれかに記載の簡易綴じ新聞紙において、通した糸を輪状に結んでなる簡易綴じ新聞紙。
請求項１乃至５のいずれかに記載の簡易綴じ新聞紙において、通した糸の両端部を最内部又は最外部の新聞紙に貼着テープで貼着してなる簡易綴じ新聞紙。
請求項５又は６に記載の簡易綴じ新聞紙において、通した糸を折り畳み溝の上下角部及び中央部の３箇所以外の場所に設けてなる簡易綴じ新聞紙。