JP3135583U - 車椅子用補助具 - Google Patents

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Abstract

【課題】車椅子に乗車した要介助者の肘や手が車輪に巻き込まれることによる事故を防止することができる車椅子用補助具を提供する。
【解決手段】車椅子8に乗車する要介助者の背中と、車椅子8の背もたれとの間に介装される背当て部と、背当て部の上方に一体形成され、頭部に後ろ側から当てがわれる頭当て部3と、背当て部の両側に一体に屈曲形成される腕当て部4とよりなる。使用時においては、補助具1を車椅子8に装着後、要介助者を車椅子8に両腕が腕当て部4で挟み込まれるようにして乗せ、腕や手が車輪12に触れることがないようにする。ついで要介助者の背丈に合わせて補助具1を持上げ、頭部が頭当て部3に当たる位置に高さ調整する。
【選択図】図3

Description

本考案は、肢体が不自由で、介助を必要とする高齢者や障害者(以下、要介助者という)が車椅子に乗車したときに手や腕が車輪に巻き込まれることによる危険を防止するため、或いはまた近くの人への迷惑行為等の問題行動をなくすことができるようにするため車椅子に装着される補助具に関する。
傾眠状況にある要介助者や身体機能が衰えて上半身が揺れるような要介助者が車椅子に乗車したとき、肘が車椅子の肘掛より脱落して肘や手が車輪に触れ、車椅子移動時に肘や手が車輪に巻き込まれて怪我をすることがある。
また認知症等問題行動のある要介助者の場合、食事中、食事に集中できなかったり、近くの人に迷惑行為等をするなどの問題行動を起こすことがある。
車椅子に乗車する肢体の不自由な要介助者の座位姿勢を安定させるための補助具も提案されている(特許文献1参照)。この補助具は着座者の背中を支持する背中支持部と、背中支持部の左右両側から手前側に一体形成された脇支持部からなり、車椅子の背もたれに沿わせて装着されるようになっている。この補助具によれば、車椅子に乗車する要介助者の座位姿勢を良好に保つことができるが、車椅子の肘掛けから外れた肘や手が車輪に巻き込まれることによる事故や、上述する認知症等の要介助者の問題行動を防止できるようになっていない。
特開2006−55525号
本考案は、車椅子に乗車した要介助者の肘や手が車輪に巻き込まれることによる事故を防止することができる車椅子用補助具を提供することを第1の目的とし、
認知症等の要介助者の上述する問題行動をなくすことができる車椅子用補助具を提供することを第2の目的とする。
請求項1に係る考案は、第1の目的を達成する車椅子用補助具に関するもので、車椅子に乗車する要介助者の背中と車椅子の背もたれとの間に介装される背当て部と、該背当て部の両側に一体に屈曲形成され、車椅子に乗車する要介助者の両腕を両側より挟み込んで腕や手の車輪への接触を防止する腕当て部とを有することを特徴とする。
請求項2に係る考案は、請求項1に係る考案の車椅子用補助具において、腕当て部は、その高さが脇の下に達する高さ以上をなすことを特徴とする。
請求項3に係る考案は、請求項1または2に係る考案の車椅子用補助具において、背当て部がその上方に延長した首又は頭部への当て部を有することを特徴とする。
請求項4に係る考案は、第2の目的を達成する車椅子用補助具に関するもので、車椅子に乗車する要介助者の背中と車椅子の背もたれとの間に介装される背当て部と、該背当て部の上方に一体形成され、頭部に後側より当てがわれる頭当て部と、該頭当て部の両側に一体に屈曲形成され、車椅子に乗車する要介助者の側方への視界を遮る遮蔽部とを有することを特徴とする。
請求項1に係る考案の補助具によると、脱着や上下にずらして位置調整することが容易にでき、下方に下ろした使用時には、車椅子に乗車する要介助者の腰周りを支持し、座位姿勢を安定させることができること、上方にずり上げて腕当て部で要介助者の腕を両側より挟み込んだときには、傾眠状態にある要介助者や身体機能が衰えて上半身が側方へ傾くのが防止され、また車椅子移動時に腕や手が車輪に巻き込まれることによる事故を防止することができること等の効果を有する。
請求項2に係る考案によると、腕が腕当て部を越えることができなくなり、腕や手の車輪への巻き込み事故を確実に防ぐことができる。
請求項3に係る考案によると、車椅子ごと車に乗り込んだ場合、車の振動により要介助者の座位姿勢がことに不安定となりがちであるが、両脇を支持すると共に首又は頭部を支持することにより、上半身が側方のみならず、後方へ傾くのが防止され、座位姿勢をより安定化させることができる。
請求項4に係る考案の補助具によると、側方への視界が遮られることにより外部からの情報量が軽減されて食事の時には食事だけに集中できるようになり、近くの人への迷惑行動をなくすことができること、頭部の後方や左右の動きを生ずるのが防止され、頭部の保護が可能となり、また座位姿勢をより安定化させることができること、等の効果を奏する。
以下、本考案の実施形態の車椅子用補助具について図面により説明する。
図1は、補助具1の全体構成を示すものであり、図2は補助具1の横断面を示すもので、補助具1は背当て部2と、該背当て部2の上方に一体形成され、頭部に後側から当てがわれる頭当て部3と、背当て部2の両側に一体に屈曲形成される腕当て部4とよりなり、頭当て部3には上部に差込み孔5が形成され、該差込み孔5に手を差込んで頭当て部3の上部を掴むことができるようにしてある。そしてその構造は、例えば図2に示すように、鋼板等の金属板又はポリエチレン、ポリプロピレン等の硬質樹脂により形成される硬質材6の前面に例えば発泡ポリウレタン等の発泡樹脂或いは発泡熱可塑性エラストマーよりなるクッション材7を貼り付けたものよりなるか、或いはダンボールを剛性のある方向を縦向きにして使用し、好ましくはその前面にクッション材を貼り付けたもので構成される。
補助具1は、要介助者が車椅子8に乗った状態でも着脱することが可能であり、また取付けた状態で上下にずらして位置調整することも可能である。
図3は、補助具1を降ろした使用時での側面図、図4は補助具を矢印方向に持上げて使用したときの側面図、図5は同正面図で、図3の使用時においては腕当て部4が車椅子8の肘掛け9の内側に当たり、かつ背当て部2を車椅子8の背もたれ11に当てがわせて補助具1を車椅子8に装着する。ついで要介助者を車椅子8に両腕が腕当て部4で挟み込まれるようにして乗せる。そして要介助者が座位したときの状況に応じて補助具1を車椅子8への装着状態のままにするか、或いは要介助者の背丈に合わせて持上げ、頭部が頭当て部3に当たる位置に高さ調整したのち、要介助者を背当て部分2に寄り掛からせる。腕が腕当て部4に押付けられ、かつ背当て部2が車椅子8の背もたれ11に押付けられることにより補助具1が車椅子に保持される。
本実施形態の補助具によれば、脱着が容易で、装着状態での上げ下げも容易であり、下げたときの通常の使用時には、腕当て部4が腰周りに当てがわれて座位姿勢が安定すること、持ち上げた状態では、腕が図4及び図5に示すように腕当て部4により外に出ないようになるため、腕や手が車輪12に触れて巻き込まれるのが防止されること、腕当て部4が腕を挟み込んで支持すると共に、頭部が頭当て部3により支持されることにより、上半身が側方に倒れることなく座位姿勢を安定化させることができること、要介助者の背丈に合わせて補助具1を上下にずらして位置調整することにより最適な位置に設置することができること等の効果を有する。
上記実施形態の補助具1は、要介助者の背丈に合わせて高さ調整されるようになっているが、別の実施形態の補助具1では、高さの異なる複数の補助具が用意され、その中から要介助者の背丈に合う補助具が選択される。この場合、各補助具は高さ調整をすることなく、頭部を頭当て部3に当てがい、車椅子の要介助者が乗る座席部に着床させることができ、使用中、補助具1がずり下がることがない。
上記実施形態の補助具1はまた、背当て部2と頭当て部3と腕当て部4よりなっているが、別の実施形態では肩のはみ出しを防ぐための肩当て部が設けられる。
図6は、肩当て部14を腕宛部4に一体形成したもので、この肩当て部14は腕当て部4と同素材により形成されているが、布やネット等で形成して寄り掛かった肩の動きが若干許容できるようにすることもできる。
本実施形態の補助具1は使用時において、腕当て部4が脇の下に達する高さ以上の高さになっていれば、腕を持上げて腕当て部4の外側に腕を出すことができなくなり、手が車輪12に触れて巻き込まれるのを確実に防ぐことができる。
図7は、認知症の要介助者に使用される補助具21について示すもので、背当て部22と、該背当て部22の上方に一体形成され、頭部に当てがわれる頭当て部23と、上記背当て部22の両側に一体に屈曲形成される腕当て部24と、頭当て部23の両側に一体に屈曲形成される遮蔽部25とよりなっている。図中、26は頭当て部23の上部を掴んで補助具21を上げ下げするための手の差込み孔である。
図8は、補助具21使用時の正面図で、使用時においては補助具21を前述の補助具1と同様にして車椅子8に装着し、ついで要介助者を補助具21で囲うようにして車椅子8に乗せる。そして介助者の背丈に合わせて補助具21を持上げ高さ調整をする。図8は高さ調整した補助具21を備えた車椅子8に要介助者を乗せた状態を示し、この状態で要介助者は頭部が頭当て部23と遮蔽部25により、また両腕が腕当て部24により挟み込んで支持されるため、後方及び左右の動きが規制され、車椅子ごと車に乗った状態で車の振動があっても、座位姿勢を安定させることができること、要介助者は遮蔽部25により側方の視界が遮られ、このために外部からの情報量が少なくなって食事中は食事だけに気持ちが集中できるようになり、近くの人への迷惑行為などの問題行動を起こすのが防止できるようになること、着脱が容易であり、要介助者の背丈に合わせて高さ調整ができること、両腕は図8に示すように腕当て部24により外に出ないように拘束されるため、腕や手が車輪12に接触して巻き込まれる事故を確実に防ぐことができること、等の効果を有する。
本実施形態の補助具21において、遮蔽部25は腕当て部24の延長上に形成されていないが、腕当て部24の延長上に形成してもよい。
また本実施形態の補助具21においても要介助者の背丈に合わせて高さの異なる複数の補助具を用意し、その中から要介助者の背丈に合う補助具を選択してもよい。これにより前述したように、使用中、補助具21がずり下がることがない。
本考案に係る補助具の斜視図。 同補助具の横断面図。 図1に示す補助具を下げた通常の使用時の状態を示す側面図。 補助具を持ち上げて使用したときの側面図。 同正面図。 別の形態の補助具を使用したときの側面図。 補助具の更に別の形態の斜視図。 図7に示す補助具を装着した車椅子に要介助者を乗せた状態を示す正面図。
符号の説明
1、21・・補助具
2、22・・背当て部
3、23・・頭当て部
4、24・・腕当て部
5、26・・差込み孔
6・・硬質材
7・・クッション材
8・・車椅子
9・・肘掛け
11・・背もたれ
12・・車輪
14・・肩当て部
25・・遮蔽部

Claims (4)

  1. 車椅子に乗車する要介助者の背中と車椅子の背もたれとの間に介装される背当て部と、該背当て部の両側に一体に屈曲形成され、車椅子に乗車する要介助者の両腕を両側より挟み込んで腕や手の車輪への接触を防止する腕当て部とを有することを特徴とする車椅子用補助具。
  2. 肘当て部は、その高さが脇の下に達する高さ以上をなすことを特徴とする請求項1記載の車椅子用補助具。
  3. 背当て部がその上方に延長した首又は頭部への当て部を有することを特徴とする請求項1又は2記載の車椅子用補助具。
  4. 車椅子に乗車する要介助者の背中と車椅子の背もたれとの間に介装される背当て部と、該背当て部の上方に一体形成され、頭部に後側より当てがわれる頭当て部と、該頭当て部の両側に一体に屈曲形成され、車椅子に乗車する要介助者の側方への視界を遮る遮蔽部とを有することを特徴とする車椅子用補助具。
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