JP2007082798A - 障害者用姿勢補助具 - Google Patents
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Abstract
【課題】
障害者を安全に保護できる上に、子どもの身体の自由度を高めることにより、子どもと周囲の環境との関わり合いを高めて、子どもが周囲の環境との関わり合いによって、多くを学習できるようにすることにより、子どもの身体の成長、自立性の芽生え、社会性や情緒性の発達、精神面での積極性等を成長させることのできる障害者用姿勢補助具を提供する。
【解決手段】
障害者用姿勢補助具1は、人体の腰に装着される骨盤帯支持ユニット2と、人体の胸に装着される胸郭支持ユニット3とを別体に設けると共に、人体の脊柱に対応した位置で前記骨盤帯支持ユニット2と前記胸郭支持ユニット3とを連結する板ばね4と、板ばね4の左右両側の位置で前記骨盤帯支持ユニット2と前記胸郭支持ユニット3を連結する弾性部材5とを備えている。
【選択図】 図2
障害者を安全に保護できる上に、子どもの身体の自由度を高めることにより、子どもと周囲の環境との関わり合いを高めて、子どもが周囲の環境との関わり合いによって、多くを学習できるようにすることにより、子どもの身体の成長、自立性の芽生え、社会性や情緒性の発達、精神面での積極性等を成長させることのできる障害者用姿勢補助具を提供する。
【解決手段】
障害者用姿勢補助具1は、人体の腰に装着される骨盤帯支持ユニット2と、人体の胸に装着される胸郭支持ユニット3とを別体に設けると共に、人体の脊柱に対応した位置で前記骨盤帯支持ユニット2と前記胸郭支持ユニット3とを連結する板ばね4と、板ばね4の左右両側の位置で前記骨盤帯支持ユニット2と前記胸郭支持ユニット3を連結する弾性部材5とを備えている。
【選択図】 図2
Description
本発明は、障害者用姿勢補助具に関する。
例えば、脳性麻痺等の障害者は、筋肉の緊張が強かったり、又は、筋力が弱くなっているために、自力で姿勢を保持することが困難な場合がある。このため、従来、座位姿勢や立位姿勢を保持するために、障害者の身体をベルト等によって縛り付けるようにした姿勢補助具が知られている。
図9は、特許文献1に示す、従来技術による姿勢補助具100の斜視図を示す。この姿勢補助具100は、立ち台101に支柱102を立設して固定し、この支柱102に脇部クッション103と腰部クッション104を固定した構造になっている。そして、障害者は、立ち台101に立った状態で、障害者の胸を脇部クッション103に縛り付け、又、障害者の腰を腰部クッション104に縛り付けことにより、障害者の姿勢が左右方向及び前後方向に崩れないようにするものである。
しかし、このような従来技術による補助具100においては、障害者は前後方向へ身動きできないだけでなく、左右方向へも身動きができず、更には、身体を捻って後を振り向くこともできないものであった。
以上説明した従来技術による補助具100は、障害者を身動きできないように固定するものであるため、障害者を安全に保護するものではあるが、障害者の身体の自由度を著しく拘束してしまうものであるため、以下の問題点があった。
子どもの身体の発達、及び、認知面での発達において、周囲の環境へ子どもを最適に適応させることが重要であるという報告が以下のようになされている。
子どもが身体を動かして、周囲の環境に適応させることで、子どもの身体の骨格や筋肉が成長することは当然のことであるが、特に、子どもの認知面での発達を考える場合、幼児が行う、例えば、いわゆる、ハイハイの動作は、生まれた時期、気候、地域、育て方によって発現する時期が変化するため、子どもの認知面での発達に対して、環境が大きく影響するという報告がなされている。
例えば、初夏に生まれた幼児は、ハイハイを始める時期が冬になるため、冬に生まれた幼児に比べてハイハイを開始する時期が遅れる。又、中国では、床がハイハイできる環境ではないため、成長が三ヶ月半遅れる。更に、1995年よりアメリカでは乳児突然死症候群を予防するために背臥位で育てることを推奨したことでハイハイの開始は一ヶ月遅れたなど、子どもの発達において環境の重要性を示している。
又、ハイハイという移動経験がもたらす影響として、
イ.高さに対する恐怖心
ロ.自分の身体や静止している目印を使って物の位置づけを理解する能力
ハ.指さしや視線の先を見ることが可能になる。
ニ.対象物の永久性
ホ.姿勢の視覚的コントロール
等を挙げている。
イ.高さに対する恐怖心
ロ.自分の身体や静止している目印を使って物の位置づけを理解する能力
ハ.指さしや視線の先を見ることが可能になる。
ニ.対象物の永久性
ホ.姿勢の視覚的コントロール
等を挙げている。
これらは、幼児が移動を行うことで周辺視野からの情報が増え姿勢制御に視覚情報が関与し、社会的参照や情動的コミュニケーションが増えることが幼児の認知機能の発達を促すためである。
以上のように、子どもは、発育過程において、環境と係わることによって、多くのことを学習しながら成長するものである。つまり、子どもは、環境と係わることによって、発育するものである。このため、子どもの人間形成上、かけがえのない重要な時期において、子どもの身体を拘束して、子どもと環境との関わり合いを制限することは、子どもの身体の成長、自立性の芽生え、社会性や情緒性の発達、精神面での積極性を著しく阻害することになって、子どもの人間形成を大きく阻害する虞がある。
そして、図9に示す、従来技術の補助具は、子どもの動きを過度に拘束するため、子どもは常に受け身の状態に置かれるものであって、子どもは環境に適正に対応することができずに、子どもの最適な成長を促すことが困難であった。
そこで、本発明は、上述した実情に鑑みてなされたもので、障害者を安全に保護できる上に、子どもの身体の自由度を高めることにより、子どもと周囲の環境との関わり合いを高めて、子どもが周囲の環境との関わり合いによって、多くを学習できるようにすることにより、子どもの身体の成長、自立性の芽生え、社会性や情緒性の発達、精神面での積極性等を成長させることのできる障害者用姿勢補助具を提供することを目的とするものである。
請求項1の発明に係わる障害者用姿勢補助具は、人体の腰に装着される骨盤帯支持ユニットと、人体の胸に装着される胸郭支持ユニットとを別体に設けると共に、人体の脊柱に対応した位置で前記骨盤帯支持ユニットと前記胸郭支持ユニットとを連結する板ばねと、板ばねの左右両側の位置で前記骨盤帯支持ユニットと前記胸郭支持ユニットを連結する弾性部材とを備え、
前記骨盤帯支持ユニット及び前記胸郭支持ユニットは左右方向へ傾き可能に前記板ばねに連結され、
前記板ばねの上端は、前記胸郭支持ユニットの背面に取り付けられ、前記板ばねの下端は前記骨盤帯支持ユニットの背面に取り付けられ、且つ前記板ばねは前記胸郭支持ユニットの前後方向への傾きに抗する方向のばね力が付与され、
前記弾性部材は前記胸郭支持ユニットの左右方向への傾きに抗する方向の弾性力が付与された構造であることを特徴とするものである。
前記骨盤帯支持ユニット及び前記胸郭支持ユニットは左右方向へ傾き可能に前記板ばねに連結され、
前記板ばねの上端は、前記胸郭支持ユニットの背面に取り付けられ、前記板ばねの下端は前記骨盤帯支持ユニットの背面に取り付けられ、且つ前記板ばねは前記胸郭支持ユニットの前後方向への傾きに抗する方向のばね力が付与され、
前記弾性部材は前記胸郭支持ユニットの左右方向への傾きに抗する方向の弾性力が付与された構造であることを特徴とするものである。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の障害者用姿勢補助具において、板ばねは、捩れに抗する方向のばね力が付与されていることを特徴とするものである。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載の障害者用姿勢補助具において、弾性部材は、ゴムベルトであることを特徴とするものである。
請求項4に記載の発明は、請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載の障害者用姿勢補助具を上下動自在であって、且つ着脱自在に歩行器に設けたことを特徴とするものである。
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の障害者用姿勢補助を、リンク機構によって、上下動自在に設けたことを特徴とするものである。
請求項1に記載の発明においては、骨盤帯支持ユニットと胸郭支持ユニットとが、別体に形成されているため、障害者は、身体を前後方向、左右方向へ傾けることができるだけでなく、身体を捻ることも可能である。又、障害者が前側へ身体を傾けた場合には、板ばねの復元力が障害者に作用して障害者を補助するため、障害者の身体は前側へ崩れることがない。更に、障害者が左右方向へ身体を傾けた場合には、弾性部材の復元力が障害者に作用して障害者を補助するため、障害者の身体は左右方向へへ崩れることがない。
更に又、障害者が身体を捻った場合には、板ばねの復元力が障害者に作用して障害者を補助するため、障害者の身体が崩れることがない。
更に又、障害者が身体を捻った場合には、板ばねの復元力が障害者に作用して障害者を補助するため、障害者の身体が崩れることがない。
請求項2に記載の発明によれば、障害者が身体を捻ったとしても、板ばねの復元力が障害者に作用して障害者を補助するため、障害者の身体が崩れることがない。
請求項3に記載の発明によれば、従来、一般に知られているゴムベルトによって、容易に、弾性部材を形成することができる。
請求項4に記載の発明によれば、障害者は、歩行器に乗りながら身体を動かすことができるため、身体の自由度を一層、高めることができる。
請求項5に記載の発明によれば、従来、一般に知られているリンク機構によって、容易に、障害者用姿勢補助具を歩行器に上下動自在に取付けることができる。
図1は、障害者用姿勢補助具1の斜視図を示す。図2は、障害者用姿勢補助具1の正面図を示す。図3は、障害者用姿勢補助具1の背面図を示す。図4は、障害者用姿勢補助具1の側面図を示す。図5は作用を説明する図である。図6は弾性部材の側面図である。図7は作用を示す図である。
障害者用姿勢補助具1は、骨盤帯支持ユニット2と、胸郭支持ユニット3と、板ばね4と、二つの弾性部材5、5とを備えた構造である。
骨盤帯支持ユニット2は、人体の腰を囲むようにして腰に装着される形態である。図1に示すように、骨盤帯支持ユニット2は、背面部6と、この背面部6の左右両側から前方へ延設して人体の腰を抱え込むことができる形態に設けられた左右一対の骨盤帯保持部7、7とから構成されている。背面部6は人体の腰の背面に宛われ、骨盤帯保持部7は人体の腰の側面から前面に亘って腰を抱え込む状態で、人体の腰に装着できる構成になっている。骨盤帯保持部7の前面の左右両端8、8は左右へ広がるように解放可能に設けられている。
骨盤帯支持ユニット2は、例えば、プラスチックのような樹脂によって形成することが可能である。骨盤帯保持部7の一端8には、骨盤帯取付ベルト9が設けられ、又、骨盤帯保持部7の他端8には、取付金具10が設けられている。取付ベルト9の基端部11及び先端部12には、面ファスナが設けられている。又、骨盤帯支持ユニット2の内面には、クッション材13等のように肌触りの良い部材を設けることも可能である。
胸郭支持ユニット3は、人体の胸郭を囲むようにして胸に装着される形態である。図1に示すように、胸郭支持ユニット3は、背面部14と、この背面部14の左右両側から前方へ延設して人体の胸郭を背面側から抱え込むことのできる左右一対の胸郭保持部15とから構成されている。前記背面部14は人体の胸の背面に宛われ、前記胸郭保持部15は人体の胸の側面から前面に亘って胸郭を囲む状態で、人体の胸に装着される構成になっている。胸郭保持部15の両端16、16は左右へ広がるように解放可能に設けられている。
前記胸郭支持ユニット3は、例えば、プラスチックのような樹脂によって形成することが可能である。前記胸郭保持部15の一端16には、取付ベルト17が設けられ、又、胸郭保持部15の他端16には、取付金具18が設けられている。図2に示すように、取付ベルト17の基端部19及び先端部20には、面ファスナが設けられている。図1に示すように、胸郭支持ユニット3の内面には、クッション材21等のように肌触りの良い部材を設けることも可能である。
図3に示すように、前記板ばね4は、人体の脊柱に対応する位置に設けられている。板ばね4の上端は、前記胸郭支持ユニット3の背面に、この背面と平行方向に回転可能に取り付けられ、又、板ばね4の下端は、前記骨盤帯支持ユニット2の背面に、この背面と平行方向に回転可能に取り付けられている。このようにして、前記胸郭支持ユニット3と、前記骨盤帯支持ユニット2が、板ばね4によって連結されるものである。
板ばね4は、図5に示すように、前記胸郭支持ユニット3が、前記骨盤帯支持ユニット2に対して前後方向へ傾く姿勢に抗するばね力が付与されている。又、板ばね4の上下両端は、前記骨盤帯支持ユニット2と、前記胸郭支持ユニット3に、回転可能に取り付けられているために、図6に示すように、胸郭支持ユニット3は、骨盤帯支持ユニット2に対して、左右方向へ傾く動作が可能である。
板ばね4は、前記骨盤帯支持ユニット2及び前記胸郭支持ユニット3に、例えば、ねじ止めできるようにすることにより、ばね力の異なる板ばね4を予め複数種用意し、必要に応じて、自由に交換できるようにすることも可能である。
前記弾性部材5は、ゴムベルトによって形成することが可能である。図3に示すように、二つの弾性部材5は、前記板ばね4を中心にして、左右対称の位置に設けられている。二つの弾性部材5は、同図3に示すように、後方から観た場合に、ハ字状に設けることができる。各弾性部材5は、上端が前記胸郭支持ユニット3の背面に取り付けられ、又、各弾性部材5の下端が前記骨盤帯支持ユニット2に取り付けられている。
前記弾性部材5の長さを調整可能にしてもよい。この場合、図6に示すように、胸郭支持ユニット3の背面に取付金具21を取り付け、又、骨盤帯支持ユニット2の背面に取付金具22を取り付け、一方、弾性部材5の下端5aに調整金具23を設け、更に、弾性部材5の上半分に面ファスナ24を設ける。
このように形成された弾性部材5の長さを調整する場合、図6に示すように、弾性部材5の上端5b側を、骨盤帯支持ユニット2に設けられている取付金具22を挿通した後、胸郭支持ユニット3に設けられている取付金具21に挿通して、下方へ向けて折り返し、この弾性部材5の下端5aに設けられている調整金具23を挿通して上方へ向けて再び折り返した後、面ファスナ24同士を接触させるものであるが、前記弾性部材5を前記調整金具23において折り返す位置を変更することにより、弾性部材5の長さを自在に調整することができる。尚、図1乃至図4中、25は、障害者の脚に取付けられる脚装着部を示す。
次に作用について説明する。先ず、骨盤帯支持ユニット2の前側を左右へ広げた状態で、骨盤帯支持ユニット2を障害者の背面側から障害者に接近させ、障害者の腰を背面側から骨盤帯支持ユニット2内に押し込むようにようにして、骨盤帯支持ユニット2を障害者の腰に装着する。次に、骨盤帯支持ユニット2の左右に設けられている取付ベルト9同士を接触させて接合させることにより、骨盤帯支持ユニット2を障害者の腰に確固として取り付ける。
次に、胸郭支持ユニット3の前側を左右へ広げた状態で、胸郭支持ユニット3を障害者の背面側から障害者に接近させ、障害者の胸郭を背面側から胸郭支持ユニット3内に押し込むようにようにして、胸郭支持ユニット3を障害者の胸に装着する。次に、胸郭支持ユニット3の左右に設けられている取付ベルト17同士を接触させて接合させることにより、胸郭支持ユニット3を障害者の胸に確固として取り付ける。
次に、脚装着部25を脚に取付ける。これにより、障害者用姿勢補助具1を障害者に取付ける作業が完了したことになる。
そして、障害者が、障害者用姿勢補助具1を装着した状態において、図5に示すように、上体を前側へ傾けたとする。この場合、板ばね4の復元力が障害者に作用する。このため、障害者が上体を前側へ傾けても、板ばね4の復元力が障害者を補助することにより、障害者の人体は前側へ過度に傾くことがことがなく、上体が前側へ崩れることがない。
次に、障害者が、図7に示すように、上体を図7中、右側へ傾けたとする。この場合、左側の弾性部材5の復元力が障害者に作用する。このため、障害者が上体を右側へ傾けても、弾性部材5の復元力が障害者を補助することにより、障害者の人体は右側へ過度に傾くことがなく、上体が右側へ崩れることがない。
又、障害者が、上体を左側へ傾けたとする。この場合、図中、右側の弾性部材5のばね力が障害者に作用する。このため、障害者が上体を左側へ傾けても、図中、右側の弾性部材5の復元力が障害者を補助することにより、障害者の人体は右側へ過度に傾くことがなく、上体が右側へ崩れることがない。
次に、障害者が上体を捻って後方を観ようとしたとする。この場合、板ばね4の捩れに対する復元力が障害者に作用する。このため、障害者が上体を捻ったとしても、板ばね4の復元力が障害者を補助することにより、障害者の人体の過度の捩れが阻止されて上体が崩れることがない。
以上説明したように、障害者は前側へ身体を傾けたり、左右方向へ身体を傾けたり、身体を捻ったりしても、板ばね4、及び弾性部材5のばね力が復元力として障害者に作用して障害者を補助することができる。
つまり、板ばね4や弾性部材5が身体の骨格や筋肉との肩代わりをすることができるため、障害者は自分の意志によって身体を前側へ傾けたり、左右方向へ身体を傾けたり、身体を捻ったりすることができる。
つまり、板ばね4や弾性部材5が身体の骨格や筋肉との肩代わりをすることができるため、障害者は自分の意志によって身体を前側へ傾けたり、左右方向へ身体を傾けたり、身体を捻ったりすることができる。
以上のように、障害者は自分の意志によって、身体を前側へ傾けたり、左右方向へ身体を傾けたり、身体を捻ったりすることができるため、周囲の環境に対して積極的に関わることができる。
特に、成長期の子どもに対して、この障害者用姿勢補助具1を用いた場合には、その子どもは、周囲の環境に対して積極的に係わることができて、身体の骨格や筋肉を発達させることができるだけでなく、子どもの自立性の芽生え、社会性や情緒性性の発達、精神面での積極性等を育成させることができる。
図8は、本発明に係る障害者用補助具1を歩行器31に取り付けた障害者用姿勢補助装置30の側面図である。歩行器31には、支柱32が立設され、この支柱32に4節リンク機構33が設けられている。4節リンク機構33は、4本のリンク35、36、37,38と、これらリンク35、36、37,38を連結する節とから構成されている。リンク38は、上下動自在であって、常に上方へ付勢される構造になっている。そして、前記リンク38に対して、前記障害者用姿勢補助具1を取付ける。このようにすることにより、障害者用姿勢補助具1を装着した障害者は歩行器31から不用意に離れることがない。又、障害者用姿勢補助具1をゴム部材39によって、前記支柱32に連結することにより、障害者用姿勢補助具1が過度に前方に傾くことがない。
このため、障害者は、歩行器31を用いて歩行しながら、前述したように、身体を前後方向や左右方向へ傾けたり、身体を捻ったりする動作をすることができる。このため、障害者用姿勢補助具1を歩行器31に取り付けた場合には、障害者の移動の自由度が更に高まって、障害者は、周囲の環境との関わり合いを更に持つことができて、身体の成長や発達、並びに、認知面での成長や発達を可能とすることができるものである。
1 障害者用姿勢補助具
2 骨盤帯支持ユニット
3 胸郭支持ユニット
4 板ばね
5 弾性部材
30 障害者用姿勢補助装置
31 歩行器
33 リンク機構
2 骨盤帯支持ユニット
3 胸郭支持ユニット
4 板ばね
5 弾性部材
30 障害者用姿勢補助装置
31 歩行器
33 リンク機構
Claims (5)
- 人体の腰に装着される骨盤帯支持ユニットと、人体の胸に装着される胸郭支持ユニットとを別体に設けると共に、人体の脊柱に対応した位置で前記骨盤帯支持ユニットと前記胸郭支持ユニットとを連結する板ばねと、板ばねの左右両側の位置で前記骨盤帯支持ユニットと前記胸郭支持ユニットを連結する弾性部材とを備え、
前記骨盤帯支持ユニット及び前記胸郭支持ユニットは左右方向へ傾き可能に前記板ばねに連結され、
前記板ばねの上端は、前記胸郭支持ユニットの背面に取り付けられ、前記板ばねの下端は前記骨盤帯支持ユニットの背面に取り付けられ、且つ前記板ばねは前記胸郭支持ユニットの前後方向への傾きに抗する方向のばね力が付与され、
前記弾性部材は前記胸郭支持ユニットの左右方向への傾きに抗する方向の弾性力が付与された構造であることを特徴とする障害者用姿勢補助具。 - 前記板ばねは、捩れに抗する方向のばね力が付与されていることを特徴とする請求項1に記載の障害者用姿勢補助具。
- 前記弾性部材は、ゴムベルトであることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の障害者用姿勢補助具。
- 請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載の障害者用姿勢補助具を、上下動自在であって、且つ着脱自在に歩行器に設けたことを特徴とする障害者用姿勢補助装置。
- 障害者用姿勢補助具を、リンク機構によって、上下動自在に設けたことを特徴とする請求項4に記載の障害者用姿勢補助装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005275962A JP2007082798A (ja) | 2005-09-22 | 2005-09-22 | 障害者用姿勢補助具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2005275962A JP2007082798A (ja) | 2005-09-22 | 2005-09-22 | 障害者用姿勢補助具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2007082798A true JP2007082798A (ja) | 2007-04-05 |
Family
ID=37970381
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2005275962A Withdrawn JP2007082798A (ja) | 2005-09-22 | 2005-09-22 | 障害者用姿勢補助具 |
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-
2005
- 2005-09-22 JP JP2005275962A patent/JP2007082798A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20081202 |