JP3203839U - 介護用歩行器の座面シートにおける座接用クッション板 - Google Patents
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Abstract
【課題】介護用歩行器に用いられる座面シートの内の被介護人の尻部の坐る座接用クッション板を提供する。【解決手段】座接用クッション板は剛性のある板材1とこれを被包するカバーシート3とからなり本体側の下部フレーム15に片持ち支持されている。この板材1には坐骨の当る部分のみクッション材4が形成され柔らかさと安全性と乗り心地のよさを与えている。また、カバーシート3の被包により坐り心地の改善が図られる。【選択図】図5
Description
本考案は、介護用歩行器に左右に回動可能に配設されている座面シートの座接用クッション板の構造に関する。
被介護人の使用に限定することなく歩行器には人間が座接すべき座面シートが設けられており、各種のものがあり、例えば「特許文献1」や「特許文献2」等が挙げられる。
「特許文献1」の「特開2005−287965号」の「折りたたみ式車椅子型歩行器」は折り畳みが容易に出来る構造に特徴を有するものであり開閉式座面シートが設けられているが全体構造としては本考案の座接用クッション板の構造とは相異する。
一方、「特許文献2」の「特開平10−117877号」の座席シートは両持ち式のものでなく本考案の片持ち式のものと相異すると共に本考案のように軟質材を有するものではない。
一方、「特許文献2」の「特開平10−117877号」の座席シートは両持ち式のものでなく本考案の片持ち式のものと相異すると共に本考案のように軟質材を有するものではない。
座面シートとしては両持ちのものや片持ちのものがあり、片持ちの座面シートについては適当な先行技術は見当らず、仮りにあったとしても本考案のようにその一部に軟質材が設けられたり板材本体が特殊のカバーシートによって被包されているものはない。
座面シートの座接用クッション板としては使用者が安定して座接することが勿論必要であるが人間の尻骨の内に特に突出している坐骨の部分に軟質のものがあり、座接の安定性や長期間座接性を担保するものが望ましい。
本考案は左右に両開き形式のため左右に片持ち式の座接用クッション板を形成するものであるがその構造に特殊性があり、かつ使用時には板材のみでなくクッション性のカバーシートが設けられるものであり、座接の安定性と長期座接性を担保し得る座接用クッション板を提供する事を目的とする。
本考案は左右に両開き形式のため左右に片持ち式の座接用クッション板を形成するものであるがその構造に特殊性があり、かつ使用時には板材のみでなくクッション性のカバーシートが設けられるものであり、座接の安定性と長期座接性を担保し得る座接用クッション板を提供する事を目的とする。
本考案は、以上の目的を達成するために請求項1の考案は、介護用歩行器の本体側に回動可能に支持され被介護人が座接するための座面シートに設けられる座接用クッション板であって、該座接用クッション板は、前記座面シートの構成部材であって前記本体側に回動可能に支持され上部フレームとクロス材を介して下方側に併設される下部フレーム等とからなる座接用サイドフレームの前記下部フレームに基端側を固定して片持支持され前記被介護人の尻部の当接する面積を有する剛性のある板材からなり、該板材には被介護人の尻の坐骨の当る部位に他の部分よりも柔らかい軟質材が形成される事を特徴とする。
また、請求項2の考案は、前記板材が、カバーシートによって覆われ、前記カバーシートは、板材の全体を覆うクッション材と該クッション材の上面を覆って配置されクッション性のある材質からなる上部カバー材と前記クッション材の下面を覆って配置されて前記上部カバー材に連結され滑り性のある材質のものからなる下部カバー材とからなり、前記クッション材には座接用サイドフレームを構成する下部フレームに前記上部カバー材及び下部カバー材を保持するための接着性部材が設けられることを特徴とする。
本考案の請求項1の介護用歩行器の座面シートにおける座接用クッション板によれば、剛性のある板材が介護用歩行器の座面シートの座接用サイドフレームに硬く片持的固持されると共に坐骨の当る部分に軟質材を設けて座接時において突出している坐骨への集中力を緩和している。
また、本考案の請求項2の介護用歩行器の座面シートにおける座接用クッション板によれば、板材からクッション性のあるカバーシートによって被包されると共にクッション性のある上部カバー材と滑りのある下部カバー材を用いて使用時における乗り心地を向上していると共に本体側の下部シートには接着性部材により容易に、かつ確実に取り上げることが出来、坐り心地の良い座面シートを形成する効果を上げることが出来る。
以下、本考案の介護用歩行器の座面シートにおける座接用クッション板の実施の形態を図面を参照して詳述する。
図1は本考案の座接用クッション板100が設けられている介護用歩行器の全体概要構造を示す。
介護用歩行器としては本体側200と本考案に関連する座面シート300とに区別する。
介護用歩行器としては本体側200と本考案に関連する座面シート300とに区別する。
本体側200としてはキャスタ10を有する左右のベースフレーム11,11とこれを連結するクロスフレームからなるH型のフレームとこれに回動可能に支持されているスイングフレーム12等があり、スイングフレーム12には回動可能に支持されている座面シート300が設けられている。
座面シート300は図2に示すように座接用サイドフレーム400と本考案の座接用クッション板100等とからなる。なお、座接用サイドフレーム400は上部フレーム13と前後のクロス材14を介して併設される下部フレーム15等とからなる。
本考案の座接用クッション板100は図2に示すように下部フレーム15に片持ち支持されているものからなる。
本考案の座接用クッション板100は図2に示すように下部フレーム15に片持ち支持されているものからなる。
座接用クッション板100は大別して図3に示す板材1とこれを被覆する図4に示すカバーシート3とからなる。
板材1は図1に示すように剛性のある板材料からなり先端側にアール部1a,1bが設けられている。アール部1aは座接用クッション板の操作時における回動角度を減少させるためのものでありアーム1bは軽量化のためである。この板材1には図示のように軟質材2が設けられ、座接時においてこの部分に坐骨(図略)が当接するものである。この軟質材2としては特別のものでなく軟質の材料のものが適用されれば良く、板材1側に安定的に固持されるものであれば良い。
前記のように板材1はそのもの自体として剛性を有するものであるが下部フレーム15に片持ち支持する必要があり図示のような補強板8や補強板9が設けられている。この補強板8は図示では3本のものからなり板材1の下部に固定されると共に後端はやや立上って下部フレーム15に挿入されて固持される。また、補強板9は3本の補強板8を下部から固持するもので平板状のものが本考案では使用されている。
カバーシート3は図4に示すように、クッション材4とこれを覆う上面側の上部カバー材5と下面側下部カバー材6とからなり全体として板材1を被包するものからなる。なお、クッション材4はその後端側に接着性部材7(7a,7b)を設けており、これはカバーシート3を下部フレーム15に着脱可能に固定するためのものである。
上部カバー材5はクッション性のある材質(ポリエチレン等)のものが使用され下部カバー材6は滑り性のある材質(ポリエチレン等)の布材が夫々使用されている。また、接着性部材7は例えばマジックテープ(商標登録されているもの)が一例として使用されている。
上部カバー材5はクッション性のある材質(ポリエチレン等)のものが使用され下部カバー材6は滑り性のある材質(ポリエチレン等)の布材が夫々使用されている。また、接着性部材7は例えばマジックテープ(商標登録されているもの)が一例として使用されている。
図5は本考案の座接用クッション板100の取り付け状態を示すものであり、板材1は補強板8や補強板9により下部フレーム15側に固定されて片持ち支持されている。この板材1はカバーシート3により被包されカバーシート3は接着性部材7により下部フレーム15側に接着固定されている。
以上の構造により心地よい座面を形成することが出来、坐り心地の向上と安定性の向上を図ることが出来る。
本考案は以上の説明の内容からなるが、その内容は前記のものに限定するものではなく同一技術的範疇のものが適用されることは勿論である。
本考案の座接用カバーシート板は図1に示す介護用歩行器にのみ適用されるものではなく、片持ち支持される座面シートの一部として適用され、その利用範囲は広い。
1 板材
1a アール部
1b アール部
2 軟質材
3 カバーシート
4 クッション材
5 上部カバー材
6 下部カバー材
7 接着性部材
8 補強板
9 補強板
10 キャスタ
11 ベースフレーム
12 スイングフレーム
13 上部フレーム
14 クロス材
15 下部フレーム
100 座接用クッション板
200 本体側
300 座面シート
400 座接用サイドフレーム
1a アール部
1b アール部
2 軟質材
3 カバーシート
4 クッション材
5 上部カバー材
6 下部カバー材
7 接着性部材
8 補強板
9 補強板
10 キャスタ
11 ベースフレーム
12 スイングフレーム
13 上部フレーム
14 クロス材
15 下部フレーム
100 座接用クッション板
200 本体側
300 座面シート
400 座接用サイドフレーム
Claims (2)
- 介護用歩行器の本体側に回動可能に支持され被介護人が座接するための座面シートに設けられる座接用クッション板であって、該座接用クッション板は、前記座面シートの構成部材であって前記本体側に回動可能に支持され上部フレームとクロス材を介して下方側に併設される下部フレーム等とからなる座接用サイドフレームの前記下部フレームに基端側を固定して片持支持され前記被介護人の尻部の当接する面積を有する剛性のある板材からなり、該板材には被介護人の尻の坐骨の当る部位に他の部分よりも柔らかい軟質材が形成される事を特徴とする介護用歩行器の座面シートにおける座接用クッション板。
- 前記板材が、カバーシートによって覆われ、前記カバーシートは、板材の全体を覆うクッション材と該クッション材の上面を覆って配置されクッション性のある材質からなる上部カバー材と前記クッション材の下面を覆って配置されて前記上部カバー材に連結され滑り性のある材質のものからなる下部カバー材とからなり、前記クッション材には座接用サイドフレームを構成する下部フレームに前記上部カバー材及び下部カバー材を保持するための接着性部材が設けられることを特徴とする請求項1に記載の介護用歩行器の座面シートにおける座接用クッション板。
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JP2016000662U JP3203839U (ja) | 2016-01-27 | 2016-01-27 | 介護用歩行器の座面シートにおける座接用クッション板 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN108066111A (zh) * | 2017-12-21 | 2018-05-25 | 赵新伟 | 一种医疗用辅助拐杖 |
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CN108066111B (zh) * | 2017-12-21 | 2019-07-16 | 莒县人民医院 | 一种医疗用辅助拐杖 |
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