JP3135499B2 - 触媒の劣化判定装置 - Google Patents

触媒の劣化判定装置

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JP3135499B2 JP08161999A JP16199996A JP3135499B2 JP 3135499 B2 JP3135499 B2 JP 3135499B2 JP 08161999 A JP08161999 A JP 08161999A JP 16199996 A JP16199996 A JP 16199996A JP 3135499 B2 JP3135499 B2 JP 3135499B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は触媒の劣化判定装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】内燃機関の排気ガス浄化装置、例えば排
気ガス浄化用触媒は使用しているうちに次第に劣化し、
それに伴なって排気ガスの浄化性能が次第に低下してく
る。排気ガスの浄化性能が低下すれば大気汚染をひき起
こすので大気汚染を抑制するためには現在どの程度浄化
性能が低下しているかを知ることが必要となる。そこで
触媒の温度を検出し、この検出された触媒の温度から単
位時間内における触媒の劣化進行度合を算出し、この触
媒の劣化進行度合を積算してこの積算値から触媒の劣化
を判断するようにした触媒劣化検出装置が公知である
(特開平7−119447号公報参照)。
【0003】ところで一般的に云って大部分のものは温
度が上昇すれば必ず劣化が進行し、これに違わず触媒も
温度が上昇すれば必ず劣化が進行する。従って上述の触
媒劣化検出装置では触媒の劣化進行度合と触媒の温度と
の関係を予め求めておき、この関係に基づいて触媒の劣
化進行度合を算出することにより触媒の劣化を判断する
ようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら触媒では
触媒の温度よりも触媒に流入する排気ガス中の酸素濃度
の方が触媒の劣化の進行に大きな影響を与えることが判
明している。従って上述の触媒劣化検出装置におけるよ
うに触媒の温度のみに基づいて触媒の劣化進行度合を算
出してもこの算出された劣化進行度合は実際の劣化進行
度合を正確に表わしておらず、斯くして触媒の劣化を正
確に判断できないという問題がある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに1番目の発明では、排気ガス通路内に配置された排
気ガス浄化用触媒の温度を検出する温度検出手段と、触
媒に流入する排気ガス中の酸素濃度を検出する酸素濃度
検出手段と、温度検出手段により検出された触媒の温度
と酸素濃度検出手段により検出された排気ガス中の酸素
濃度に基づいて予め定められた期間内における触媒の劣
化進行度合を算出する劣化進行度合算出手段と、予め定
められた期間内における触媒の劣化進行度合を積算して
この積算値から触媒の劣化を判断する劣化判断手段を具
備している。即ち、触媒の温度だけではなく、触媒に流
入する排気ガス中の酸素濃度に基づいて触媒の劣化進行
度合が算出される。
【0006】2番目の発明では1番目の発明において、
予め定められた期間内における触媒の劣化進行度合が触
媒の劣化速度Kに基づいて算出される。即ち、劣化速度
Kに予め定められた期間を乗算することによって触媒の
劣化進行度合が算出される。3番目の発明では2番目の
発明において、触媒の劣化速度Kが次式に基づいて算出
される。
【0007】 1nK=C1 −C2 ・(1/T)+α1n〔O2 〕 ここでC1 2 ,αは定数、Tは触媒の絶対温度、〔O
2 〕は触媒に流入する排気ガス中の酸素濃度を示す。即
ち、触媒の温度Tおよび触媒に流入する排気ガス中の酸
素濃度〔O2 〕から触媒の劣化速度Kが算出され、この
触媒の劣化速度Kから予め定められた期間内における触
媒の劣化進行度合が算出される。
【0008】4番目の発明では2番目の発明において、
触媒の劣化速度Kが次式に基づいて算出される。
【0009】
【数2】
【0010】ここでψは排気ガス浄化率、ψ0 は使用開
始時の排気ガス浄化率、A,B,αは定数、Tは触媒の
絶対温度、〔O2 〕は触媒に流入する排気ガス中の酸素
濃度、tは運転時間、mは1.0以下の正の値を示す。
即ち、排気ガス浄化率ψの変化から触媒の劣化速度Kが
算出され、この触媒の劣化速度Kから予め定められた期
間内における触媒の劣化進行度合が算出される。
【0011】5番目の発明では2番目の発明において、
触媒の劣化速度Kが次式に基づいて算出される。 ln(1/ψ)=C・tm ここでψは排気ガス浄化率、Cは定数、tは運転時間、
mは正の数を示す。即ち、排気ガス浄化率ψの変化から
触媒の劣化速度Kが算出され、この触媒の劣化速度Kか
ら予め定められた期間内における触媒の劣化進行度合が
算出される。
【0012】
【発明の実施の形態】図1を参照すると、1は機関本
体、2は吸気枝管、3はサージタンク、4は吸気ダク
ト、5はエアクリーナ、6は吸気ダクト4内に配置され
たスロットル弁、7は各吸気枝管2に取付けられた燃料
噴射弁を夫々示す。機関本体1には排気マニホルド8が
取付けられ、この排気マニホルド8は排気管9を介して
触媒10を内蔵した触媒コンバータ11に接続される。
図1に示されるエンジンでは触媒10が三元触媒からな
る。
【0013】電子制御ユニット20はディジタルコンピ
ュータからなり、双方向性バス21によって相互に接続
されたROM(リードオンリメモリ)22、RAM(ラ
ンダムアクセスメモリ)23、CPU(セントラルプロ
セッシングユニット)24、入力ポート25および出力
ポート26を具備する。図1に示されるようにサージタ
ンク3内にはサージタンク3内の絶対圧に比例した出力
電圧を発生する圧力センサ13が配置され、この圧力セ
ンサ13の出力電圧は対応するAD変換器27を介して
入力ポート25に入力される。スロットル弁6にはスロ
ットル弁6がアイドリング開度になったことを示す出力
信号を発生するスロットルセンサ14が取付けられ、こ
のスロットルセンサ14の出力信号が入力ポート25に
入力される。
【0014】また、排気マニホルド8内には空燃比を検
出するための空燃比センサ15が配置され、この空燃比
センサ15の出力信号は対応するAD変換器27を介し
て入力ポート25に入力される。また、触媒コンバータ
11の排気ガス流出口に接続された排気管12内には排
気ガス温に比例した出力電圧を発生する温度センサ16
が配置され、この温度センサ16の出力電圧は対応する
AD変換器27を介して入力ポート25に入力される。
更に入力ポート25には機関回転数を表わす出力パルス
を発生する回転数センサ17が接続される。一方、出力
ポート26は対応する駆動回路28を介して各燃料噴射
弁7および警告ランプ18に接続される。
【0015】三元触媒10は空燃比がほぼ理論空燃比の
ときに排気ガス中のHC,COおよびNOx を同時に浄
化する機能を有し、従って三元触媒10により排気ガス
中のHC,COおよびNOx を同時に浄化するためには
空燃比をほぼ理論空燃比に制御する必要がある。そこで
図1に示すエンジンでは排気マニホルド8内に配置され
た酸素濃度センサ15の出力信号に基づいて空燃比が理
論空燃比となるようにフィードバック制御するようにし
ている。即ち、この酸素濃度センサ15は図2に示すよ
うに空燃比(A/F)に応じた電流Iを発生し、この電
流Iは電圧に変換されて対応するAD変換器27を介し
入力ポート25に入力される。図1に示すエンジンでは
酸素濃度センサ15の出力信号に基づいて空燃比がリー
ンであると判断されたときには燃料噴射量を増量し、空
燃比がリッチであると判断されたときには燃料噴射量を
減量し、それによって空燃比を理論空燃比にフィードバ
ック制御するようにしている。
【0016】図1に示すエンジンでは通常フィードバッ
ク制御によって空燃比が理論空燃比に維持されているが
機関高負荷運転時には空燃比がリッチとされ、減速運転
時には燃料噴射が停止される。即ち、機関高負荷運転時
には空燃比のフィードバック制御が停止され、このとき
サージタンク3内の絶対圧と機関回転数より定まる基本
燃料噴射量を予め定められた割合だけ増量することによ
って空燃比がリッチにされる。一方、スロットル弁6が
閉弁せしめられて減速運転が開始されたときに機関回転
数が予め定められた燃料カット回転数以上であれば燃料
噴射が停止され、その後機関回転数が予め定められた燃
料復帰回転数以下になると燃料噴射が再開される。
【0017】ところで三元触媒10は使用しているうち
に徐々に劣化していく。このように三元触媒10が劣化
するのは三元触媒10に種々のストレスが加わるからで
ある。三元触媒10の劣化をひき起すストレスとしては
代表的なものを挙げると三元触媒10の温度、排気ガス
中の酸素濃度、燃料やオイル中に含まれる被毒成分によ
る被毒、雨や雪や塩分による腐食、および振動等が挙げ
られる。これらについて実験および調査したところ触媒
の温度、排気ガス中の酸素濃度および被毒以外のものは
三元触媒10の劣化にほとんど影響を与えず、三元触媒
10の劣化は触媒の温度、排気ガス中の酸素濃度および
被毒に支配されることが判明したのである。
【0018】即ち、三元触媒10の温度が上昇すると触
媒中の貴金属の凝集作用が促進され、それによって三元
触媒10の劣化が促進される。一方、触媒中の貴金属は
排気ガス中の酸素濃度が高くなると凝集作用が促進され
る貴金属、即ち排気ガス中の酸素濃度が高くなると劣化
が進む貴金属触媒や、排気ガス中の酸素濃度が低くなる
と凝集作用が促進される貴金属、即ち排気ガス中の酸素
濃度が低くなると劣化が進む貴金属がある。また、オイ
ル内には三元触媒10内に蓄積される被毒成分を含んで
いる場合があり、この場合にはこの被毒成分によって触
媒の活性面が次第に被覆されるので三元触媒10は時間
の経過と共に徐々に劣化していくことになる。
【0019】従って排気ガス中の酸素濃度が高くなると
劣化が進む貴金属、又は排気ガス中の酸素濃度が低くな
ると劣化が進む貴金属を用い、オイル内に蓄積型の被毒
成分が含まれている場合には上述したように三元触媒1
0の劣化は触媒の温度、排気ガス中の酸素濃度および被
毒に支配されることになる。これに対してオイル内に蓄
積型の被毒成分が含まれていない場合には三元触媒10
の劣化は触媒の温度および排気ガス中の酸素濃度に支配
されることになる。
【0020】次に図3を参照しつつ三元触媒10による
排気ガスの浄化率ψについて説明する。なお、図3にお
いて横軸はエンジンの運転時間を示しており、ψ1 ,ψ
2 ,ψ3 ,ψ4 ,ψ5 は夫々三元触媒10の温度および
排気ガス中の酸素濃度を変化させた場合の排気ガス浄化
率ψを示している。また、図3は三元触媒10の貴金属
として排気ガス中の酸素濃度が高くなると劣化が進む貴
金属が用いられており、オイルとして蓄積型の被毒成分
を含んでいないオイルが用いられている場合を示してい
る。
【0021】図3を参照するとψ1 は触媒の温度を86
0℃に維持しつつ空燃比をリッチにした状態で定常運転
を行った場合を示しており、ψ2 は触媒の温度を800
℃に維持しつつフィードバック制御により空燃比を理論
空燃比に維持した状態で定常運転を行った場合を示して
おり、ψ3 は触媒の温度を900℃に維持しつつフィー
ドバック制御により空燃比を理論空燃比に維持した状態
で定常運転を行った場合を示しており、ψ4 は触媒の温
度を700℃に維持しつつ燃料噴射を停止した状態で定
常運転を行った場合を示しており、ψ5 は触媒の温度を
825℃に維持しつつ燃料噴射を停止した状態で定常運
転を行った場合を示している。
【0022】図3の各曲線ψ1 ,ψ2 ,ψ3 ,ψ4 ,ψ
5 から、運転時間が長くなるにつれて排気ガスの浄化率
ψが次第に低下することがわかる。なお、図3は蓄積型
の被毒成分を含んでいない燃料およびオイルを用いた場
合を示しており、従って図3における排気ガス浄化率ψ
の低下度は三元触媒10の劣化の度合を表していること
になる。
【0023】図3において曲線ψ2 とψ3 とは触媒の温
度は異なるがいずれもフィードバック制御により空燃比
が理論空燃比に維持されている場合を示している。即
ち、曲線ψ2 とψ3 は排気ガス中の酸素濃度が同じ場合
を示している。従って曲線ψ2とψ3 との差異は触媒の
温度差のみに基づいており、触媒の温度が800℃から
900℃に増大すると(ψ2 →ψ3 )劣化の度合が大き
くなることがわかる。また、このことは曲線ψ4 とψ5
に示す場合についても言える。即ち、曲線ψ4 とψ5
の差異も触媒の温度差のみに基づいており、触媒床の温
度が700℃から825℃に増大すると(ψ4 →ψ5
劣化の度合が大きくなる。
【0024】図3に示されるように排気ガス浄化率
ψ1 ,ψ2 ,ψ3 ,ψ4 ,ψ5 は時間の経過に伴なって
曲線的に低下する。次にこのことについて三元触媒10
の劣化メカニズムに基づき説明する。三元触媒10の劣
化メカニズムはこれまで全く解明されていなかった。し
かしながら本発明者らが研究を重ねた結果、三元触媒1
0の劣化は触媒の温度および酸素濃度に依存した貴金属
の粒成長に起因していることが判明したのである。概略
的に云うと触媒中の貴金属は触媒温度が高くなるほど凝
集作用が促進されて粒径が大きくなり、酸素濃度が高く
なるほど凝集作用が促進されて粒径が大きくなる。粒径
が大きくなるとそれに伴なって触媒が次第に劣化する。
次にこのことについて図4(A),4(B)に示す実験
結果に基づいて説明する。なお、貴金属種類によっては
酸素濃度が低くなるほど凝集作用が促進される場合もあ
るがここでは酸素濃度が高くなるほど凝集作用が促進さ
れる貴金属を用いた場合を例にとって説明する。
【0025】図4(A)は触媒の温度を一定時間、温度
Tに維持した後の触媒中の貴金属、即ち白金Ptの粒径
Dを調べた実験結果を示している。云い換えると図4
(A)は一定時間内における白金Ptの粒径Dの成長
量、即ち白金Ptの粒径成長速度dD/dtと触媒温度
Tとの関係を示している。図4(A)から白金Ptの粒
径成長速度dD/dtはdD/dt=A1 ・exp(−
B/T)で表され(ここでA1 ,Bは定数、Tは触媒の
絶対温度)、従って白金Ptの粒径成長速度dD/dt
はアレニウスの式の形で表されることがわかる。従って
この実験結果より白金Ptの粒径成長速度dD/dtは
触媒温度Tが高くなるにつれて指数関数的に増大するこ
とがわかる。
【0026】一方、図4(B)は酸素濃度を一定時間、
濃度〔O2 〕に維持した後の触媒中の白金Ptの粒径D
を調べた結果を示している。云い換えると図4(B)は
一定時間内における白金Ptの粒径Dの成長量、即ち白
金Ptの粒径成長速度dD/dtと酸素濃度〔O2 〕と
の関係を示している。図4(B)から白金Ptの粒径成
長速度dD/dtは
【0027】
【数3】
【0028】で表され(ここでA2 ,αは定数)、従っ
てこの実験結果より白金Ptの粒径成長速度dD/dt
は酸素濃度〔O2 〕が高くなるにつれて増大することが
わかる。このように酸素濃度〔O2 〕に応じた白金Pt
の粒径成長速度dD/dtについては酸素濃度〔O2
のみの関数の形で表すこともできるがもう少し細かく云
うと白金Ptの粒径成長速度dD/dtは全白金Ptの
表面積の総和の減少の影響を受ける。即ち、白金Ptが
粒成長したとしても触媒中の全白金Ptの体積は変化し
ないので白金Ptの粒径が大きくなるとそれに伴なって
白金Ptの粒子数が少なくなり、その結果全白金Ptの
表面積の総和が減少する。ところで酸素に基づく白金P
tの粒成長は各白金Ptの表面が酸素によりアタックさ
れることによって生ずるので各白金Ptの表面積の総和
が減少するほど全白金Ptに対する酸素のアタック力の
総和が減少する。全白金Ptに対する酸素のアタック力
の総和が減少すると各白金Ptの粒径成長速度が低下す
ることになる。
【0029】次に全白金Ptの表面積の総和について考
えると白金Ptが粒成長したときには各白金Ptの表面
積は粒径Dの2乗に比例して増大する。一方、このとき
各白金Ptの体積は粒径Dの3乗に比例して増大するの
で白金Ptの粒子数は粒径Dの3乗に反比例して減少し
ていく。即ち、白金Ptが粒成長すると各白金Ptの表
面積は粒径Dの2乗に比例して増大し、このとき白金P
tの粒子数は粒径Dの3乗に反比例して減少するので全
白金Ptの表面積の総和は粒径Dに反比例して減少する
ことになる。
【0030】従って全白金Ptの表面積の総和が粒径D
に反比例して減少することを考慮に入れると酸素濃度が
濃度〔O2 〕のときの白金Ptの粒径成長速度dD/d
tは
【0031】
【数4】
【0032】で表されることになる。ここでA3 は定数
である。
【0033】
【数5】
【0034】ここでtは機関の運転時間を示しており、
従って触媒中の白金Ptの粒径Dは上式に示されるよう
に運転時間の(1/2)乗に比例することになる。この
ように触媒中の白金Ptの粒径Dが運転時間tの(1/
2)乗に比例するのは前述したように白金Ptの表面積
の総和が時間の経過に伴ない粒径Dに反比例して減少す
るという前提に立ったからである。しかしながら白金P
tの表面積は実際には複雑な過程を経て減少しており、
白金Ptの表面積の総和は必ずしも粒径Dに正確に反比
例して減少するとは限らない。このように白金Ptの表
面積の総和が粒径Dに正確に反比例して減少しない場合
には粒径Dが運転時間tのm乗(mは1.0より小さい
正の数)に比例することが確かめられており、従って白
金Ptの粒径Dを表す一般式は次のようになる。
【0035】
【数6】
【0036】この一般式に示されるように白金Ptの粒
径Dは触媒の温度Tと酸素濃度〔O 2 〕と運転時間tの
関数となる。ここで白金Ptが粒成長すれば触媒機能が
劣化するので排気ガスの浄化率ψが低下することになる
がこの場合、実験結果より排気ガスの浄化率ψの低下度
が白金Ptの粒成長率に正比例することが判明したので
ある。即ち、白金Ptの最初の粒径をD0 とし、最初の
排気ガス浄化率をψ0とすると次の関係が成立つことが
判明したのである。
【0037】(ψ0 −ψ)/ψ0 =D/D0 上式を書き直すと排気ガスの浄化率ψは次のようにな
る。
【0038】
【数7】
【0039】ここで(ψ0 /D0 )・AをAと置き直す
と上式は次のようになる。
【0040】
【数8】
【0041】図3は上式において触媒の温度Tおよび酸
素濃度〔O2 〕を種々に変化させた場合の排気ガスの浄
化率ψと運転時間tとの関係を示している。図3に示さ
れるように排気ガスの浄化率ψの低下速度は運転時間t
が長くなるにつれて次第に小さくなっていく。このよう
に厳密に言うと排気ガスの浄化率ψは図3に示されるよ
うに変化するが実用的には白金Ptの粒成長速度が運転
時間tにかかわらずに一定であるとみなした近似式を用
いることができる。この近似式では上述の排気ガスの浄
化率ψを示す式においてmがm=1であるとみなされる
ので排気ガスの浄化率ψは次のように表すことができ
る。
【0042】
【数9】
【0043】上式からわかるようにこの近似式を用いる
と排気ガスの浄化率ψは運転時間の経過に伴ない直線的
に低下することがわかる。なお、この近似式において各
定数A,B,αは実験から求められる。図5において各
黒丸は三元触媒10の温度および排気ガス中の酸素濃度
を変化させたときの実験値を示しており、図5における
各直線ψ1 ,ψ2 ,ψ3 ,ψ4 ,ψ5 はこれら実験値か
ら得られた各定数A,B,αを使用して上述の近似式よ
り算出された排気ガスの浄化率を示している。図5から
わかるように上述の近似式から得られた各直線ψ1 ,ψ
2 ,ψ3 ,ψ4,ψ5 は対応する触媒温度および酸素濃
度における実験値にほぼ一致し、従って上述の近似式は
排気ガスの浄化率ψの変化を適切に表していることがわ
かる。
【0044】なお、図5において各直線ψ1 ,ψ2 ,ψ
3 ,ψ4 ,ψ5 に対する運転条件(リッチ、860℃
等)は図3の対応する各曲線ψ1 ,ψ2 ,ψ3 ,ψ4
ψ5 についての運転条件と同じである。即ち、図5にお
いてψ1 は触媒の温度を860℃に維持しつつ空燃比を
リッチにした状態で定常運転を行った場合を示してお
り、ψ2 は触媒の温度を800℃に維持しつつフィード
バック制御により空燃比を理論空燃比に維持した状態で
定常運転を行った場合を示しており、ψ3 は触媒の温度
を900℃に維持しつつフィードバック制御により空燃
比を理論空燃比に維持した状態で定常運転を行った場合
を示しており、ψ4 は触媒の温度を700℃に維持しつ
つ燃料噴射を停止した状態で定常運転を行った場合を示
しており、ψ 5 は触媒の温度を825℃に維持しつつ燃
料噴射を停止した状態で定常運転を行った場合を示して
いる。また、図5は図3に示される場合と同様に三元触
媒10の貴金属として排気ガス中の酸素濃度が高くなる
と劣化が進む貴金属が用いられている場合を示してい
る。
【0045】白金Ptの粒成長速度が運転時間tにかか
わらずに一定であるとみなした場合には図5に示される
ようにψ1 ,ψ2 ,ψ3 ,ψ4 ,ψ5 は直線で表され、
この場合各直線ψ1 ,ψ2 ,ψ3 ,ψ4 ,ψ5 の傾きは
排気ガス浄化率ψの低下速度を表わしている。なお、図
5は蓄積型の被毒成分を含んでいない燃料およびオイル
を用いた場合を示しており、従ってこの排気ガス浄化率
ψの低下速度は三元触媒10の劣化速度を表わしている
ことになる。従って以後、図5の各直線ψ1 ,ψ2 ,ψ
3 ,ψ4 ,ψ5 の傾き(−dψ/dt)を劣化速度Kと
称する。
【0046】
【数10】
【0047】ここで定数A,Bを夫々C1 ,C2 で表
し、両辺の対数をとると劣化速度Kは次の劣化速度式で
表わすことができる。 lnK=C1 −C2 ・(1/T)+αln〔O2 〕 図5において直線ψ2 とψ3 とは触媒の温度は異なるが
いずれもフィードバック制御により空燃比が理論空燃比
に維持されている場合を示している。即ち、直線ψ2
ψ3 は排気ガス中の酸素濃度が同じ場合を示している。
従って直線ψ2とψ3 との差異は触媒の温度差のみに基
づいており、触媒の温度を800℃から900℃に増大
させると(ψ2 →ψ3 )劣化速度Kが増大することがわ
かる。また、このことは直線ψ4 とψ5 に示す場合につ
いても言える。即ち、直線ψ4 とψ5 との差異も触媒の
温度差のみに基づいており、触媒の温度を700℃から
825℃に増大させると(ψ4 →ψ5 )劣化速度Kが増
大する。このように触媒の温度を増大させると劣化速度
Kが増大し、斯くして三元触媒10の劣化が急速に進む
ことになる。
【0048】次に触媒の温度を一定温度、例えば800
℃に維持しておいて排気ガス中の酸素濃度を変化させた
場合、即ち空燃比をリッチにするか、理論空燃比にする
か、又は燃料噴射を停止した場合について考えてみる。
図5には触媒の温度が800℃で空燃比がリッチの場合
が示されていないが、この状態を示す直線は直線ψ1
りも更に傾きの小さい直線となる。同様に図5には触媒
の温度が800℃で燃料噴射を停止した場合が示されて
いないがこの状態を示す直線は直線ψ4 とψ5との間と
なる。従って触媒の温度を一定温度に維持しておいて機
関の運転状態をリッチ空燃比状態から理論空燃比状態を
経て燃料噴射停止状態に変化させると、即ち排気ガス中
の酸素濃度を増大させると劣化速度Kが次第に増大する
ことがわかる。
【0049】なお、前述したように図5は三元触媒10
の貴金属として排気ガス中の酸素濃度が高くなると劣化
が進む貴金属が用いられている場合を示しており、この
場合には上述した定数αは正の値をとる。これに対し三
元触媒10の貴金属として排気ガス中の酸素濃度が低く
なると劣化が進む貴金属を用いた場合にはこの定数αは
負の値をとる。
【0050】図6(A)は劣化速度式に基づいて算出さ
れた劣化速度Kと触媒温度Tとの関係を示しており、図
6(B)は劣化速度式に基づいて算出された劣化速度K
と排気ガス中の酸素濃度〔O2 〕との関係を示してい
る。図6(A)に示されるように触媒の温度Tが上昇し
たときには劣化速度Kが指数関数的に増大することがわ
かる。
【0051】次に上述の劣化速度式を用いて三元触媒1
0の劣化を判断する具体的な方法について説明する。機
関の運転状態が変化するとそれに伴なって劣化速度Kが
変化するので三元触媒10がどの程度劣化したかを判断
するためには予め定められた期間内における劣化進行度
合、本発明による実施例では一定時間Δt内における劣
化進行度合を順次求め、これら劣化進行度合を積算する
ことによってこの積算値から三元触媒10の劣化を判断
する必要がある。
【0052】ここで一定時間Δt内における劣化進行度
合はこの一定時間Δt内における代表的な劣化速度Kに
一定時間Δtを乗算することによって得られる。従って
本発明による実施例では順次算出されたK・Δtを積算
し、K・Δtの積算値が一定値を越えたときに三元触媒
10が劣化したと判断するようにしている。次に劣化速
度Kの求め方について説明する。上述したように劣化速
度Kは触媒の温度Tと三元触媒10内に流入する排気ガ
ス中の酸素濃度〔O2 〕との関数であり、劣化速度Kを
求めるためには触媒の温度Tと酸素濃度〔O2 〕とを検
出しなければならないことになる。本発明による実施例
では触媒の温度Tを温度センサ16により、酸素濃度
〔O2 〕を空燃比センサ15により検出するようにして
いる。
【0053】即ち、三元触媒10から流出する排気ガス
の温度は触媒の温度に対してほぼ一定温度だけ低い温度
となることが知られている。従って温度センサ16によ
り検出された排気ガス温に一定温度だけ加算することに
よって触媒の温度Tが求められる。また、排気ガス中の
酸素濃度〔O2 〕は図7に示されるように空燃比A/F
の関数となる。従って空燃比センサ15により検出され
た空燃比A/Fに基づいて図7に示す関数から酸素濃度
〔O2 〕が算出される。なお、劣化速度Kは劣化速度式
から求めることができるが本発明による実施例では図8
に示すように劣化速度Kが触媒の温度Tと酸素濃度〔O
2 〕との関数の形で予めマップに記録されており、この
マップから劣化速度Kが求められる。
【0054】また、本発明による実施例は蓄積型の被毒
成分を含んでいるオイルが使用される場合を示してい
る。このようなオイル中に含まれる被毒成分の量はほぼ
一定であり、また燃焼室内に漏洩するオイル量は機関の
運転状態によって定まる。従って燃焼室内に漏洩する被
毒成分の量、即ち被毒による三元触媒10の劣化進行度
合は機関の運転状態によって定まることになり、従って
本発明による実施例では単位時間当りの被毒による三元
触媒10の劣化進行度合Dが図9に示されるように機関
負荷Q/N(吸入空気量Q/機関回転数N)および機関
回転数Nの関数の形で予めROM22内に記憶されてい
る。
【0055】図10は三元触媒10の劣化判定ルーチン
を示しており、このルーチンは一定時間毎の割込みによ
って実行される。図10を参照するとまず始めにステッ
プ50において温度センサ16の出力信号から触媒の温
度Tが算出される。次いでステップ51では空燃比セン
サ15の出力信号から酸素濃度〔O2 〕が算出される。
次いでステップ52では図9に示すマップから単位時間
当りの被毒による劣化進行度合Dが算出される。次いで
ステップ53では触媒の温度Tおよび酸素濃度〔O2
に基づいて図8に示すマップから劣化速度Kが算出され
る。次いでステップ54では劣化速度Kと劣化進行度合
Dとの和に割込み時間間隔Δtを乗算することによって
割込み時間間隔内における触媒劣化進行度合Sが算出さ
れる。次いでステップ55ではこの触媒劣化進行度合S
が積算され、次いでステップ56では触媒劣化進行度合
Sの積算値ΣSが予め定められた一定値S0 を越えたか
否かが判別される。ΣS>S0 になったときは三元触媒
10が劣化したと判断されてステップ57に進み、警告
ランプ18が点灯せしめられる。
【0056】次に厳密に求められた排気ガスの浄化率ψ
に基づいて三元触媒10の劣化を判断する方法について
説明する。前述したように厳密に求められた排気ガスの
浄化率ψは次式で表される。
【0057】
【数11】
【0058】ここで各定数A,B,α,mは実験値から
求められる。図11に示される種々の曲線ψ1 ,ψ2
ψ3 ,ψ4 ,ψ5 は上式に基づいて算出された排気ガス
の浄化率を示している。なお、図11に示される各曲線
ψ1 ,ψ2 ,ψ3 ,ψ4 ,ψ 5 は夫々図3に示される各
曲線ψ1 ,ψ2 ,ψ3 ,ψ4 ,ψ5 に対応している。図
11においていずれか一つの曲線、例えば曲線ψ2 に注
目すると曲線ψ2 の傾き(−dψ2 /dt)は運転時間
が長くなるにつれて次第に小さくなり、従ってこの傾き
(−dψ2 /dt)によって表される劣化速度Kも運転
時間が経過するにつれて小さくなる。云い換えると劣化
速度Kは排気ガスの浄化率ψが低下するにつれて小さく
なる。従って厳密に求められた排気ガスの浄化率ψに基
づいて三元触媒10の劣化を判断するようにした場合に
は劣化速度Kは触媒の温度Tと、排気ガス中の酸素濃度
〔O2 〕と、運転時間又は排気ガスの浄化率ψの関数と
なる。
【0059】本発明による実施例では劣化速度Kijk
が触媒の温度T、排気ガス中の酸素濃度〔O2 〕、排気
ガスの浄化率ψの関数として図12に示すような三次元
マップの形で予めROM22内に記憶されている。今、
排気ガスの浄化率ψがψ0 であり、フィードバック制御
されており、触媒の温度Tが800℃であったとすると
このときの劣化速度Kは点aにおける曲線ψ2 の傾き
(−dψ2 /dt)で表される。このとき一定時間Δt
内における劣化進行度合は点aにおける劣化速度Kに一
定時間Δtを乗算することによって得られる。
【0060】一方、現在の状態が曲線ψ2 上の点bにあ
り、この状態から曲線ψ3 に示す状態になったとする。
このときには点bにおける排気ガスの浄化率ψb と同じ
浄化率である曲線ψ3 上の点cから三元触媒10の劣化
作用が進行するのでこのときの一定時間Δt内における
劣化進行度合は点cにおける劣化速度Kに一定時間Δt
を乗算することによって得られる。これらの各点a,
b,cにおける劣化速度Kは図12に示される三次元マ
ップから算出される。
【0061】図13は三元触媒10の劣化判定ルーチン
を示しており、このルーチンは一定時間毎の割込みによ
って実行される。図13を参照するとまず初めにステッ
プ60において温度センサ16の出力信号から触媒の温
度Tが算出される。次いでステップ61では空燃比セン
サ15の出力信号から酸素濃度〔O2 〕が算出される。
次いでステップ62では図9に示すマップから単位時間
当りの被毒による劣化進行度合Dが算出される。次いで
ステップ63では触媒の温度T、酸素濃度〔O2 〕およ
び現在の排気ガスの浄化率ψに基づいて図12に示す三
次元マップから劣化速度Kが算出される。次いでステッ
プ64では劣化速度Kと劣化進行度合Dとの和に割込み
時間間隔Δtを乗算することによって割込み時間間隔内
における触媒劣化進行度合Sが算出される。次いでステ
ップ65では排気ガスの浄化率ψから触媒劣化進行度合
Sが減算される。次いでステップ66では触媒劣化進行
度合Sが積算され、次いでステップ67では触媒劣化進
行度合Sの積算値ΣSが予め定められた一定値S0 を越
えたか否かが判別される。ΣS>S0 になったときは三
元触媒10が劣化したと判断されてステップ68に進
み、警告ランプ18が点灯せしめられる。
【0062】次に確率を利用した全く別のやり方でもっ
て排気ガスの浄化率ψを求め、この排気ガスの浄化率ψ
に基づいて三元触媒10の劣化を判断する方法について
説明する。即ち、前述したように運転時間が長くなるに
つれて触媒中の白金Ptの粒径が次第に増大する。白金
Ptの粒径が大きくなると白金Ptの粒子数が減少し、
その結果全白金Ptの表面積の総和が次第に減少するた
めに排気ガスの浄化率ψが次第に低下する。この場合、
全白金Ptの表面積の総和が次第に減少するということ
は触媒機能を果す要素の故障率が次第に増大していくこ
とと等価であると考えられる。従って触媒機能を果す要
素の故障率から排気ガスの浄化率ψを求めることができ
ることになる。ところで故障率は次のワイブル(Wei
bull)分布関数から求められることが知られてい
る。
【0063】 R(t)=1−F(t)=exp(−tm /t0 ) ここでF(t)は故障率を表わしており、従ってR
(t)は故障が生じていない確率を表わしている。ま
た、tは経過時間を表わしており、mは変数を表わして
おり、t0 は定数を表わしている。このワイブル関数を
排気ガスの浄化率ψの算出に適用すると故障を生じてい
ない確率R(t)は排気ガスの浄化率ψに相当し、tは
運転時間に相当する。従ってワイブル分布関数を用いる
と排気ガスの浄化率ψは次式で表される。
【0064】ψ=exp(−tm /t0 ) ここで上式の対数をとると次のようになる。 ln(1/ψ)=tm /t0 ここで定数t0 を(1/C)で置き換えると上式は次の
ようになる。 ln(1/ψ)=C・tm 一方、上式の左辺をテーラー展開して2次以上の次数の
項を無視すると上式の左辺は次のように書き直すことが
できる。
【0065】ln(1/ψ)=1−ψ 即ち、ln(1/ψ)は排気ガスの浄化率ψの低下度を
表わしていることになる。一方、前述したように厳密に
求められた排気ガスの浄化率ψは次式で表される。
【0066】
【数12】
【0067】これに対してワイブル分布関数を用いた排
気ガスの浄化率ψは次のように表される。 ψ=ψ0 −C・tm (ただし、1をψ0 に置き換えてい
る) これら両式を比較するとわかるようにこれら両式の形は
かなり類似している。次にワイブル分布関数を用いた排
気ガスの浄化率ψと実験結果について図14を参照しつ
つ説明する。排気ガスの浄化率を表す式ψ=exp(−
m /t0 )の両辺について2度対数をとると次式のよ
うになる。
【0068】lnln(1/ψ)=mlnt−lnt0 図14の縦軸lnln(1/ψ)は上式の左辺を示して
おり、従って図14の縦軸lnln(1/ψ)は排気ガ
スの浄化率ψの低下度を示している。図14の横軸ln
tは運転時間を示している。また、図14において黒丸
は三元触媒10の温度Tを夫々700℃,800℃,9
00℃に維持しつつ空燃比を理論空燃比にフィードバッ
ク制御を行ったときの実験値を示している。図14に示
されるように各実験値は上式において傾きを表わすmの
値のみを変化させた各直線上にほぼ位置し、従ってワイ
ブル分布関数を用いて排気ガスの浄化率ψを算出するこ
とができることがわかる。なお、図14からわかるよう
に上式において傾きを表わすmの値は触媒の温度Tの関
数となり、mc ,md ,me からわかるように触媒の温
度Tが高くなるにつれてmの値が大きくなる。
【0069】一方、前述したように排気ガスの浄化率ψ
は次式のように表わすことができる。 ln(1/ψ)=C・tm (Cは定数) 図15の縦軸ln(1/ψ)は上式の左辺を示してお
り、図15の横軸tは運転時間を示している。各曲線は
夫々mの値が異なる曲線を示しており、各mの値は図1
4に示す実験値から求められる。なお、いずれの曲線も
空燃比を理論空燃比にフィードバック制御運転したとき
の浄化率ψの低下度ln(1/ψ)の変化を示してお
り、フィードバック制御運転が行われているときの触媒
の温度Tはmの値が大きくなるにつれて、即ちm1 ,m
2 ,m3 ,m4 の順序で高くなっている。
【0070】図15における各曲線m1 ,m2 ,m3
4 は運転時間tと排気ガス浄化率ψの低下度との関係
を示しており、従って各曲線m1 ,m2 ,m3 ,m4
傾きは劣化速度Kを表している。図15からわかるよう
に劣化速度Kは触媒の温度Tが高くなるほど大きくな
り、運転時間tが長くなるほど小さくなる。なお、図1
5に示す各曲線m1 ,m2 ,m3 ,m4 は空燃比が理論
空燃比にフィードバック制御されているときの値、即ち
排気ガス中の酸素濃度〔O2 〕がほぼ一定に維持されて
いるときの値である。従ってこの場合には劣化速度Kは
触媒の温度Tと排気ガス浄化率ψの低下度ln(1/
ψ)の関数となる。
【0071】この実施例では空燃比が理論空燃比にフィ
ードバック制御されているときの劣化速度Kが排気ガス
浄化率ψの低下度ln(1/ψ)、即ち触媒劣化進行度
合Sと触媒の温度Tの関数として図16に示すようなマ
ップの形で予めROM22内に記憶されている。今、空
燃比が理論空燃比にフィードバック制御されており、浄
化率ψの低下度ln(1/ψ)、即ち触媒劣化進行度合
SがS0 であり、触媒の温度Tに対応している曲線がm
2 であったとするとこのときの劣化速度Kは点aにおけ
る曲線m2 の傾きで表される。このとき一定時間Δt内
における劣化進行度合は点aにおける劣化速度Kに一定
時間Δtを乗算することによって得られる。
【0072】一方、現在の状態が曲線m2 上の点bにあ
り、この状態から曲線m3 に示す状態になったとする。
このときには点bにおける浄化率ψの低下度ln(1/
ψ)と同じ低下度ln(1/ψ)である曲線m3 上の点
c、即ち点bにおける触媒劣化進行度合と同じ触媒劣化
進行度合である曲線m3 上の点cから三元触媒10の劣
化作用が進行するのでこのときの一定時間Δt内におけ
る劣化進行度合は点cにおける劣化速度Kに一定時間Δ
tを乗算することによって得られる。これらの各点a,
b,cにおける劣化速度Kは図16に示されるマップか
ら算出される。
【0073】一方、空燃比が理論空燃比にフィードバッ
ク制御されていないとき、即ち空燃比がリッチとされる
機関高負荷運転時又は燃料噴射が停止される減速運転時
には劣化速度Kが図8に示されるマップから算出され
る。図17は三元触媒10の劣化判定ルーチンを示して
おり、このルーチンは一定時間毎の割込みによって実行
される。
【0074】図17を参照するとまず初めにステップ7
0において温度センサ16の出力信号から触媒の温度T
が算出される。次いでステップ71では空燃比を理論空
燃比に維持するためのフィードバック制御が行われてい
るか否かが判別される。フィードバック制御が行われて
いないときにはステップ72に進んで空燃比センサ15
の出力信号から酸素濃度〔O2 〕が算出される。次いで
ステップ73では図9に示すマップから単位時間当りの
被毒による劣化進行度合Dが算出される。次いでステッ
プ74では触媒温度Tおよび酸素濃度〔O2 〕に基づい
て図8に示すマップから劣化速度Kが算出される。次い
でステップ75では劣化速度Kと劣化進行度合Dとの和
に割込み時間間隔Δtを乗算することによって割込み時
間間隔内における触媒劣化進行度合Sが算出される。次
いでステップ76ではこの触媒劣化進行度合Sが積算さ
れ、次いでステップ77では触媒劣化進行度合Sの積算
値ΣSが予め定められた一定値S0 を越えたか否かが判
別される。ΣS>S0 になったときは三元触媒10が劣
化したと判断されてステップ78に進み、警告ランプ1
8が点灯せしめられる。
【0075】一方、ステップ71においてフィードバッ
ク制御が行われていると判断されたときにはステップ7
9に進んで図9に示すマップから単位時間当りの被毒に
よる劣化進行度合Dが算出され、次いでステップ80で
は浄化率ψの低下度ln(1/ψ)、即ち触媒劣化進行
度合Sと触媒温度Tに基づいて図16に示すマップから
劣化速度Kが算出される。次いでステップ75に進む。
【0076】
【発明の効果】触媒の劣化を正確に判別することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】エンジンの全体図である。
【図2】空燃比センサの出力を示す図である。
【図3】排気ガスの浄化率ψを示す図である。
【図4】白金Ptの粒径の成長を説明するための図であ
る。
【図5】排気ガスの浄化率ψを示す図である。
【図6】劣化速度Kを示す図である。
【図7】酸素濃度〔O2 〕を示す図である。
【図8】劣化速度Kのマップを示す図である。
【図9】単位時間当りの被毒による劣化進行度合Dのマ
ップを示す図である。
【図10】劣化判定を行うためのフローチャートであ
る。
【図11】排気ガスの浄化率ψを示す図である。
【図12】劣化速度Kの三次元マップを示す図である。
【図13】劣化判定を行うためのフローチャートであ
る。
【図14】浄化率ψの低下度lnln(1/ψ)を示す
図である。
【図15】浄化率ψの低下度ln(1/ψ)を示す図で
ある。
【図16】劣化速度Kのマップを示す図である。
【図17】劣化判定を行うためのフローチャートであ
る。
【符号の説明】
8…排気マニホルド 10…三元触媒 15…空燃比センサ 16…温度センサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 横田 幸治 愛知県愛知郡長久手町大字長湫字横道41 番地の1 株式会社豊田中央研究所内 (72)発明者 松永 真一 愛知県愛知郡長久手町大字長湫字横道41 番地の1 株式会社豊田中央研究所内 (72)発明者 曽布川 英夫 愛知県愛知郡長久手町大字長湫字横道41 番地の1 株式会社豊田中央研究所内 (72)発明者 許斐 一郎 愛知県愛知郡長久手町大字長湫字横道41 番地の1 株式会社豊田中央研究所内 (72)発明者 鈴木 正 愛知県愛知郡長久手町大字長湫字横道41 番地の1 株式会社豊田中央研究所内 (56)参考文献 特開 平7−259601(JP,A) 特開 平7−119447(JP,A) 特開 平6−307233(JP,A) 特開 昭49−99955(JP,A) 特開 平7−158425(JP,A) 実開 平3−17161(JP,U) 特表 平3−500911(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F01N 3/20 F02D 45/00 314 F02D 45/00 360 F02D 45/00 368

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 排気ガス通路内に配置された排気ガス浄
    化用触媒の温度を検出する温度検出手段と、該触媒に流
    入する排気ガス中の酸素濃度を検出する酸素濃度検出手
    段と、上記温度検出手段により検出された触媒の温度と
    上記酸素濃度検出手段により検出された排気ガス中の酸
    素濃度に基づいて予め定められた期間内における触媒の
    劣化進行度合を算出する劣化進行度合算出手段と、該予
    め定められた期間内における触媒の劣化進行度合を積算
    してこの積算値から触媒の劣化を判断する劣化判断手段
    とを具備した触媒の劣化判定装置。
  2. 【請求項2】 上記予め定められた期間内における触媒
    の劣化進行度合が触媒の劣化速度Kに基づいて算出され
    る請求項1に記載の触媒の劣化判定装置。
  3. 【請求項3】 触媒の劣化速度Kが次式に基づいて算出
    される請求項2に記載の触媒の劣化判定装置。 lnK=C1 −C2 ・(1/T)+α1n〔O2 〕 ここでC1 2 ,αは定数、Tは触媒の絶対温度、〔O
    2 〕は触媒に流入する排気ガス中の酸素濃度を示す。
  4. 【請求項4】 触媒の劣化速度Kが次式に基づいて算出
    される請求項2に記載の触媒の劣化判定装置。 【数1】 ここでψは排気ガス浄化率、ψ0 は使用開始時の排気ガ
    ス浄化率、A,B,αは定数、Tは触媒の絶対温度、
    〔O2 〕は触媒に流入する排気ガス中の酸素濃度、tは
    運転時間、mは1.0以下の正の値を示す。
  5. 【請求項5】 触媒の劣化速度Kが次式に基づいて算出
    される請求項2に記載の触媒の劣化判定装置。 ln(1/ψ)=C・tm ここでψは排気ガス浄化率、Cは定数、tは運転時間、
    mは正の数を示す。
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