JP3135470B2 - 往復ピストン式圧縮機 - Google Patents

往復ピストン式圧縮機

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JP3135470B2
JP3135470B2 JP07063168A JP6316895A JP3135470B2 JP 3135470 B2 JP3135470 B2 JP 3135470B2 JP 07063168 A JP07063168 A JP 07063168A JP 6316895 A JP6316895 A JP 6316895A JP 3135470 B2 JP3135470 B2 JP 3135470B2
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雅宣 横井
泰則 上田
正人 中川
学 直井
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    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04BPOSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS
    • F04B27/00Multi-cylinder pumps specially adapted for elastic fluids and characterised by number or arrangement of cylinders
    • F04B27/08Multi-cylinder pumps specially adapted for elastic fluids and characterised by number or arrangement of cylinders having cylinders coaxial with, or parallel or inclined to, main shaft axis
    • F04B27/10Multi-cylinder pumps specially adapted for elastic fluids and characterised by number or arrangement of cylinders having cylinders coaxial with, or parallel or inclined to, main shaft axis having stationary cylinders
    • F04B27/1036Component parts, details, e.g. sealings, lubrication
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば車両用空調装
置に使用される往復ピストン式圧縮機に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば両頭型の往復ピストン式圧
縮機においては、一対のメインハウジングとしてのシリ
ンダブロックが互いに接合され、両シリンダブロックに
は複数のシリンダボアが同一円周上で所定間隔おきに形
成され、それらのシリンダボア内には両頭ピストンが往
復動可能に配設されている。両ハウジング間の回転軸に
はピストンを往復動させるための斜板が、一対のスラス
トベアリングを介して回転可能に挟着保持されている。
【0003】そして、両メインハウジングを含む各ハウ
ジングが回転軸の軸線方向に延びる複数のボルトにより
締結固定される。この場合、各ハウジング間にガタつき
が生じないように、また、スラストベアリングに許容さ
れている以上のスラスト力が作用しないように、ボルト
による所定範囲の締代が設定されている。すなわち、ボ
ルトによる締結が緩いと、ハウジング間、あるいはハウ
ジングとスラストベアリングとの間等のガタつきにより
圧縮機の可動時に過大な振動・騒音を生じる。また、締
結がきつすぎると、スラストベアリング部分で回転に対
して大きな抵抗が生じて、動力損失が大きくなるばかり
でなく、スラストベアリングの耐久性にも問題を生じ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従って、ボルトの締め
代(締付量)を所定範囲内に収める必要がある。この場
合、従来の圧縮機においては、ボルトの締付を、そのボ
ルトの弾性変形領域で終了するようにして、その状態で
所要の締結力が得られるようにしていた。しかしなが
ら、ハウジングを締結固定するための力が作用している
もとでは、ボルトの締付回転角が僅かに変化するだけ
で、締結力が大きく変動し、その締結力の管理、すなわ
ち締め代の管理が難しい。従って、ボルトの締付回転角
の僅かなズレにより前述したような動力損失、振動・騒
音のおそれが生じる。
【0005】この発明は、このような従来の技術に存在
する問題点に着目してなされたものである。その目的と
するところは、締め代の管理を容易に行うことができ、
消費動力の増大や信頼性の低下を防止することができる
とともに、振動や騒音の発生を抑制することができる往
復ピストン式圧縮機を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項の往復ピストン式圧縮機の発明では、ボ
ルトの締付けに伴いハウジングが所定の締結状態になっ
たとき、自体の塑性変形によりボルトの締付け力を吸収
する吸収手段を設けた。
【0007】
【0008】
【0009】特に、請求項においては、吸収手段は、
ハウジングとスラストベアリングとの間に介装された塑
性変形可能な介装部材からなる。請求項においては
収手段は、塑性変形可能な材料で形成されたスラスト
ベアリングのレースからなる。
【0010】請求項においては、吸収手段は、ハウジ
ング間に介装された塑性変形可能な介装部材からなる。
【0011】
【作用】請求項に記載の往復ピストン式圧縮機の組付
け時には、ハウジング間にスラストベアリングを介して
カム板を挟持した状態で、ハウジングに複数のボルトを
締付けて、ハウジングを締結固定する。このとき、ハウ
ジングが所定の締結状態になると、締付け力の吸収手段
が塑性変形され、それ以上のボルトの締付け力が吸収さ
れる。
【0012】
【0013】
【0014】特に、請求項に記載の圧縮機において
は、ボルトの締付けにより介装部材が塑性変形する。請
求項に記載の圧縮機においては、ボルトの締付けによ
りスラストベアリングのレースが塑性変形する。
【0015】請求項に記載の圧縮機においては、ボル
トの締付けにより介装部材が塑性変形する。
【0016】
【実施例】以下、この発明を具体化した第1実施例を、
図1〜図5に基づいて詳細に説明する。
【0017】図1に示すように、メインハウジングを構
成する一対のシリンダブロック11は対向端縁において
互いに接合され、それらの接合部間にはシールリング1
2が介装されている。フロントハウジング13はシリン
ダブロック11の前端面に弁板14を介して接合されて
いる。リヤハウジング15はシリンダブロック11の後
端面に弁板14を介して接合されている。後述の回転軸
18の軸線方向に延びる複数の通しボルト16はフロン
トハウジング13から両シリンダブロック11及び弁板
14を通して先端のネジ部においてリヤハウジング15
のネジ孔17に螺合され、これらの通しボルト16によ
りフロントハウジング13及びリアハウジング15がシ
リンダブロック11の両端面に締結固定されている。
【0018】回転軸18は前記シリンダブロック11及
びフロントハウジング13の中央に、一対のラジアルベ
アリング19を介して回転可能に支持され、その前端外
周とフロントハウジング13との間には軸封装置20が
介装されている。そして、この回転軸18は図示しない
エンジン等の駆動源に作動連結されて、その駆動源によ
り回転駆動される。複数のシリンダボア21は回転軸1
8と平行に延びるように、各シリンダブロック11の両
端部間に同一円周上で所定間隔おきに貫通形成され、そ
れらの内部には両頭型のピストン22が往復動可能に嵌
挿支持されている。
【0019】斜板室23は前記両シリンダブロック11
の中間内部に区画形成されている。カム板としての斜板
24は斜板室23内において回転軸18に嵌合固定さ
れ、その外周部が一対の半球状のシュー25を介してピ
ストン22の中間部に係留されている。そして、回転軸
18の回転により、斜板24を介してピストン22が往
復動されるようになっている。一対のスラストベアリン
グ26は斜板24の両端面と各シリンダブロック11の
内端面との間に介装され、このスラストベアリング26
を介して、斜板24が両シリンダブロック11間に挟着
保持されている。
【0020】吸入室27は前記フロントハウジング13
及びリヤハウジング15内の内周部に環状に区画形成さ
れ、図示しない吸入口を介して外部冷媒回路に接続され
る。吐出室28はフロントハウジング13及びリヤハウ
ジング15内の外周部に環状に区画形成され、吐出マフ
ラ29を介して外部冷媒回路に接続される。吸入弁機構
30は各弁板14に形成され、この吸入弁機構30によ
り、両吸入室27から各シリンダボア21の圧縮室内に
冷媒ガスが吸入される。吐出弁機構31は各弁板14に
形成され、この吐出弁機構31により、各シリンダボア
21の圧縮室内で圧縮された冷媒ガスが両吐出室28に
吐出される。
【0021】複数の抽気通路32は前記各吸入室27と
斜板室23とを連通するように、両シリンダブロック1
1及び弁板14に貫通形成されている。そして、シリン
ダボア21の圧縮室から斜板室23内にブローバイされ
る冷媒ガスが、この抽気通路32を通して吸入室27内
に還元されて、斜板室23の圧力の上昇が抑制されるよ
うになっている。
【0022】さて、この実施例では、前記各通しボルト
16自体によって締付け力の吸収手段が構成され、ボル
ト16の締付けに伴い両シリンダブロック11が所定の
締結状態になったとき、自体の塑性変形によってボルト
16のそれ以上の締付け力を吸収するようになってい
る。すなわち、この実施例においては、各通しボルト1
6の全体の外形寸法を、両シリンダブロック11が所定
の締結状態になったときに塑性変形するように、その材
質、太さ等が設定されている。
【0023】そして、両シリンダブロック11間にスラ
ストベアリング26を介して斜板24を挟持した状態
で、複数の通しボルト16の締付けにより、両シリンダ
ブロック11を締結固定する際には、ボルト16のねじ
部にオイルを塗布して締付け作業を行う。このとき、ボ
ルト16にはねじり方向に荷重が作用するため、図2に
鎖線の特性曲線で示すように、ボルト16は小さな締付
け応力で降伏点に達し、その後は塑性変形域に入るため
歪みに対する応力の変化が少なくなる。
【0024】そして、応力変動がほぼ収束した塑性変形
領域P1においてボルト16の締付けを終了すると、ボ
ルト16は引っ張り方向においては依然として図2の実
線の機械的特性曲線で示す固有の機械的強度を有する状
態にある。そして、この状態では、ボルト16は実際の
降伏点に達しておらず、機械的強度は低下していない。
従って、圧縮機の運転時にボルト16の引っ張り方向に
応力が作用しても、ボルト16の歪み量が大きく増大す
ることはない。
【0025】また、ボルト16の締付け回転角と締付け
応力との関係においては、図3に示すようになる。すな
わち、ボルト16の締付け回転角はある程度の角度範囲
R1内でばらつきを生じる。ところが、従来の構成にお
いては、締付け回転がボルトの弾性変形領域で行われる
ため、図3に鎖線の特性曲線で示すように、締付け回転
角と締付け応力とが比例関係にある。このため、この角
度範囲R1内でボルト16の締付けを行った場合、締付
け応力のばらつき範囲はS2に示すように大きくなる。
それに対して、この実施例の塑性変形領域の締付けによ
れば、図3に実線の特性曲線で示すように、締付け角度
が所定値以上になると、締付け応力の変化が少なくな
る。このため、前記の角度範囲R1内でボルト16の締
付けを行った場合でも、締付け応力のばらつき範囲はS
1に示すように小さくなる。従って、圧縮機のハウジン
グに対する締付力がばらつくことがなく、ハウジングや
スラストベアリング26に対して適正な締結力を付与す
ることができる。
【0026】さらに、ボルト16の締付けに伴うシリン
ダブロック11とスラストベアリング26と斜板24と
の間の締め代については、ボルト16の締付け応力と締
め代との関係は、図4の特性曲線に示すように比例関係
となる。そのため、従来構成のように締付け応力のばら
つき範囲S2が大きい場合には、締め代のばらつきI2
が大きくなる。従って、締め代が上限ラインL1よりも
大きくなり、斜板の回転に大きな駆動力が必要となっ
て、圧縮機の稼働のための消費動力が大きくなったり、
スラストベアリング26に大きな荷重が掛かって、製品
の信頼性が低下したりするおそれがあった。また、締め
代が下限ラインL2よりも小さくなった場合には、大き
な振動や騒音を発生するおそれがあった。
【0027】それに対して、この実施例の塑性変形領域
の締付けによれば、ばらつき範囲S1が小さいため、締
め代のばらつきI1が小さくなって、上限ラインL1及
び下限ラインL2に対して余裕ができる。このため、締
め代が大き過ぎて、消費動力が増大したり信頼性が低下
したりするおそれを防止できるとともに、締め代が小さ
過ぎて、大きな振動や騒音が発生するのを抑制すること
ができる。しかも、この実施例においては、締め代のば
らつきが大きくならないために、締付回転角を大きくと
ることができて、その管理が容易になる。
【0028】また、前記締め代と圧縮機の消費動力との
関係においては、図5の特性曲線に示すように比例関係
となる。そのため、従来構成のように締め代のばらつき
I2が大きい場合には、そのばらつきI2内に応じて大
きな駆動力を必要とする場合もあり、消費動力も大きく
なるおそれがある。それに対して、この実施例において
は、締め代のばらつきI1が小さいため、大きな駆動力
を必要としないで、消費動力を低減することができる。
【0029】さらに、この実施例においては、通しボル
ト16の全体の外形寸法を、両シリンダブロック11が
所定の締結状態になったときに塑性変形するような太さ
に設定することにより、締付け力の吸収手段が構成され
ている。従って、シリンダブロック11、スラストベア
リング26、斜板24等の圧縮機の基本的構成を変更す
る必要がなく、ボルト16として全体が細いものを選択
して使用すればよく、構造が簡単で容易に具体化するこ
とができる。
【0030】
【別の実施例】次に、この発明の別の実施例を、図6〜
図9に基づいて説明する。まず、図6に示す第2実施例
においては、通しボルト16の一部16aの外形寸法
を、両シリンダブロック11が所定の締結状態になった
ときに塑性変形するような小径に設定することにより、
締付け力の吸収手段が構成されている。そのため、この
実施例においては、ボルト16の締付けにより両シリン
ダブロック11が所定の締結状態になったとき、ボルト
16上の一部16aが塑性変形して、それ以上のボルト
16の締付け力が吸収される。
【0031】従って、この第2実施例においても、前述
した第1実施例と同様に、消費動力の増大や信頼性の低
下を防止することができるとともに、締め代が小さ過ぎ
る場合の振動や騒音の発生を抑制することができる。ま
た、この実施例においても、圧縮機の基本的構成を変更
する必要がなく、ボルト16として一部が細いものを作
成して使用ればよく、構造が簡単で容易に具体化するこ
とができる。
【0032】また、図7に示す第3実施例においては、
前方のシリンダブロック11とスラストベアリング26
との間に、塑性変形可能な金属材料よりなる円環状の介
装部材33を介装することにより、締付け力の吸収手段
が構成されている。そのため、この実施例においては、
ボルト16の締付けにより両シリンダブロック11が所
定の締結状態になったとき、この介装部材33が塑性変
形して、それ以上のボルト16の締付け力が吸収され
る。従って、この第3実施例においても、圧縮機の基本
的構成を変更することなく、シリンダブロック11とス
ラストベアリングとの間に、所定の塑性変形領域の介装
部材33を介装するのみで、簡単に具体化することがで
き、前記各実施例のように消費動力の低減及び振動・騒
音の抑制が可能となる。
【0033】さらに、図8に示す第4実施例において
は、各スラストベアリング26のレース26aを塑性変
形可能な金属材料で形成することにより、締付け力の吸
収手段が構成されている。そのため、ボルト16の締付
けにより両シリンダブロック11が所定の締結状態にな
ったとき、各スラストベアリング26のレース26aが
塑性変形して、それ以上のボルト16の締付け力が吸収
される。従って、この第4実施例においても、圧縮機の
基本的構成を変更することなく、各スラストベアリング
26のレース26aを、所定の塑性変形領域の金属材料
で形成するのみで、簡単に実施することができ、消費動
力の低減及び振動・騒音の抑制が可能となる。
【0034】しかも、図9に示す第5実施例において
は、両シリンダブロック11の接合部間に、塑性変形可
能な金属材料よりなる円環状の介装部材34を介装する
ことにより、締付け力の吸収手段が構成されている。そ
のため、ボルト16の締付けにより両シリンダブロック
11が所定の締結状態になったとき、この介装部材34
が塑性変形して、それ以上のボルト16の締付け力が吸
収される。従って、この第5実施例においても、所定の
締め代を容易に設定できるとともに、圧縮機の基本的構
成を変更することなく、両シリンダブロック11間に所
定の塑性変形領域の介装部材34を介装するのみで、簡
単に実施することができ、消費動力の低減及び振動・騒
音の抑制が可能となる。
【0035】なお、この発明は次のように変更して具体
化することも可能である。 (a)前記通しボルト16の塑性変形が同ボルト16自
体の材料特性に基づいて行われるように構成すること。 (b)通しボルト16を塑性変形させるための手段とし
て、通しボルト16にノッチを形成すること。 (c)この発明を片頭型の往復ピストン式圧縮機、ウェ
ーブプレート式圧縮機、あるいは可変容量圧縮機に実施
すること。 (d)弁板14とシリンダブロック11との間に塑性変
形する部材を設けたり、ラジアルベアリング19のレー
スを塑性変形する材料で構成したりすること。
【0036】また、前記実施例より把握される技術的思
想について、以下に記載する。 (1)前記複数のハウジング間に弁板を挟着し、その弁
板とハウジングとの間に吸収手段として塑性変形可能な
介装部材を設けた請求項1に記載の往復ピストン式圧縮
機。このように構成しても、ボルトの締付力を介装部材
で吸収することができる。 (2)前記回転軸を、ラジアルベアリングを介してハウ
ジングに回転可能に支持し、吸収手段としてそのラジア
ルベアリングのレースを塑性変形可能な材料で構成した
請求項1に記載の往復ピストン式圧縮機。この構成によ
っても、ボルトの締付力をレースで吸収することができ
る。
【0037】
【発明の効果】この発明は、以上のように構成されてい
るため、次のような効果を奏する。請求項の発明によ
れば、ボルトの締付力が吸収されるために、ボルト締付
におけるボルト回転角の管理が容易になって、製造が容
易になり、消費動力の増大や振動や騒音の発生を抑制す
ることができる。
【0038】特に、請求項の発明によれば、ハウジン
グとスラストベアリングとの間に、所定の塑性変形領域
の介装部材を介装するのみでよく、構造が簡単で容易に
具体化することができる。
【0039】請求項の発明によれば、各スラストベア
リングのレースを、所定の塑性変形領域の材料で形成す
るのみでよくて、構造が簡易で容易に実施化することが
できる。
【0040】請求項の発明によれば、両ハウジング間
に所定の塑性変形領域の介装部材を介装するのみでよく
て、構造が簡単で具体化を容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1実施例の往復ピストン式圧縮機を示す縦
断面図。
【図2】 その圧縮機におけるボルトの歪みと応力との
関係を示すグラフ。
【図3】 ボルトの締付け回転角と締付け応力との関係
を示すグラフ。
【図4】 ボルトの締付け応力と締め代との関係を示す
グラフ。
【図5】 締め代と圧縮機の消費動力との関係を示すグ
ラフ。
【図6】 締付け力の吸収手段の第2実施例を示す圧縮
機の部分断面図。
【図7】 締付け力の吸収手段の第3実施例を示す圧縮
機の部分断面図。
【図8】 締付け力の吸収手段の第4実施例を示す圧縮
機の部分断面図。
【図9】 締付け力の吸収手段の第5実施例を示す圧縮
機の部分断面図。
【符号の説明】
11…メインハウジングを構成するシリンダブロック、
16…通しボルト、16a…ボルトの一部、17…ネジ
孔、18…回転軸、21…シリンダボア、22…ピスト
ン、24…斜板、26…スラストベアリング、26a…
レース、33…介装部材、34…介装部材。
フロントページの続き (72)発明者 横井 雅宣 愛知県刈谷市豊田町2丁目1番地 株式 会社豊田自動織機製作所 内 (72)発明者 上田 泰則 愛知県刈谷市豊田町2丁目1番地 株式 会社豊田自動織機製作所 内 (72)発明者 中川 正人 岐阜県各務原市鵜沼朝日町5丁目348− 35 (72)発明者 直井 学 岐阜県関市桜台2−7−7 (56)参考文献 実開 平3−47477(JP,U) 実開 平6−43325(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F04B 39/12 F04B 27/08 F04B 27/10

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のハウジングを互いに接合した状態
    でボルトにより締結固定し、少なくとも一つのハウジン
    グに形成されたシリンダボア内にはピストンを往復動可
    能に配設し、ハウジング間に架設された回転軸にピスト
    ンを往復動させるためのカム板を、スラストベアリング
    を介して回転可能に挟着保持した往復ピストン式圧縮機
    において、 前記ボルトの締付けに伴いハウジングが所定の締結状態
    になったとき、自体の塑性変形によりボルトの締付け力
    を吸収する吸収手段を設け 前記吸収手段は、ハウジングとスラストベアリングとの
    間に介装された塑性変形可能な介装部材からなる 往復ピ
    ストン式圧縮機。
  2. 【請求項2】 複数のハウジングを互いに接合した状態
    でボルトにより締結固定し、少なくとも一つのハウジン
    グに形成されたシリンダボア内にはピストンを往復動可
    能に配設し、ハウジング間に架設された回転軸にピスト
    ンを往復動させるためのカム板を、スラストベアリング
    を介して回転可能に挟着保持した往復ピストン式圧縮機
    において、 前記ボルトの締付けに伴いハウジングが所定の締結状態
    になったとき、自体の塑性変形によりボルトの締付け力
    を吸収する吸収手段を設け、 前記吸収手段は、塑性変形可能な材料で形成されたスラ
    ストベアリングのレースからなる 往復ピストン式圧縮
    機。
  3. 【請求項3】 複数のハウジングを互いに接合した状態
    でボルトにより締結固定し、少なくとも一つのハウジン
    グに形成されたシリンダボア内にはピストンを往復動可
    能に配設し、ハウジング間に架設された回転軸にピスト
    ンを往復動させるためのカム板を、スラストベアリング
    を介して回転可能に挟着保持した往復ピストン式圧縮機
    において、 前記ボルトの締付けに伴いハウジングが所定の締結状態
    になったとき、自体の塑性変形によりボルトの締付け力
    を吸収する吸収手段を設け、 前記吸収手段は、ハウジング間に介装された塑性変形可
    能な介装部材からなる 往復ピストン式圧縮機
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