JP3135394B2 - 強化プラスチック管およびその製造方法 - Google Patents

強化プラスチック管およびその製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、外圧に対して優れた強
度を持つ強化プラスチック管およびその製造方法に関
し、さらに詳しくは、繊維補強材によって補強された樹
脂製の内層および外層との間に樹脂モルタル製の中間層
が設けられた3層構造の強化プラスチック管およびその
製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近時、金属管、コンクリート管に比べて
軽量であるために施工性に優れた強化プラスチック管が
普及している。特に、繊維補強材により補強された繊維
強化プラスチックにより内層と外層とを構成し、この内
層と外層との間に樹脂モルタルにより構成された中間層
を有する3層構造の強化プラスチック管が、あらゆる分
野において使用できるために、その用途も拡大してい
る。このような3層構造の強化プラスチック管は、運搬
中、配管作業中、あるいは配管後等に受ける外力に対し
て高強度が要求されるにもかかわらず、通常、樹脂モル
タルにより構成された中間層の伸びが、繊維強化樹脂製
の内層および外層の伸びよりも小さいために、内層およ
び外層が破断する前に内層および外層と中間層とのそれ
ぞれの層間において剥離するという欠点がある。
【0003】このような欠点を解消するために、例え
ば、特公昭53-25877号公報には、繊維強化プラスチック
製の内層および外層と、樹脂モルタル製の中間層との間
に、充填材が含有されているガラス繊維強化プラスチッ
ク層をそれぞれ介在させた5層構造の強化プラスチック
管が開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この公報に開示された
強化プラスチック管は、内層および外層の伸びと中間層
の伸びとの差を、内層および外層と中間層との間にそれ
ぞれ設けられた層によって吸収するようになっているた
めに、内層および外層と中間層とがそれぞ剥離すること
はある程度抑制される。しかし、隣接する各層同士が強
固に接着されていないために、内層および外層と中間層
との剥離を確実に防止できるものではなく、外力に対す
る強度が十分に得られるものではない。
【0005】本発明は上記従来の問題を解決するもので
あり、その目的は、外力に対して高強度を有する強化プ
ラスチック管および該強化プラスチック管を効率よく製
造でき強化プラスチック管の製造方法を提供することに
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の強化プラスチッ
ク管は、補強材により補強された樹脂により構成された
内層および外層と、該内層と外層との間に設けられてお
り、樹脂モルタルにより構成された中間層と、内層と中
間層との間にわたって一部がそれぞれ嵌入した繊維チョ
ップ補強材、および外層と中間層との間にわたって一部
がそれぞれ嵌入した繊維チョップ補強材と、を有するも
のであり、そのことにより上記目的が達成される。
【0007】本発明の強化プラスチック管の製造方法
は、離型処理された筒状金型の周囲に未硬化の樹脂層を
積層する工程と、該樹脂層が未硬化の状態で該樹脂層上
に繊維補強材を積層する工程と、繊維補強材が混入され
た未硬化の樹脂モルタルと、繊維補強材が混入されてい
ない未硬化の樹脂モルタルと、繊維補強材が混入された
未硬化の樹脂モルタルとをそれぞれシート状に押し出し
て、それらを順次積層する工程と、その積層体を積層方
向に圧縮して表面に繊維補強材の一部をそれぞれ露出さ
せる工程と、圧縮された積層体を前記未硬化状態の樹脂
層上に積層する工程と、圧縮された積層体上に未硬化状
態の樹脂層を積層する工程と、積層体上に積層された樹
脂層が未硬化の状態で該樹脂層上に繊維補強材を積層す
る工程と、を包含するものであり、そのことにより上記
目的が達成される。
【0008】
【作用】本発明の強化プラスチック管では、内層および
中間層のそれぞれに一部が嵌入した繊維チョップ補強材
と、外層および中間層のそれぞれに一部が嵌入した繊維
チョップ補強材とによって、内層および外層と中間層と
がそれぞれ一体的に連結された状態になっている。
【0009】本発明の強化プラスチック管の製造方法で
は、繊維強化樹脂モルタルと樹脂モルタルと繊維強化樹
脂モルタルとを積層した積層体を積層して圧縮すること
により、各繊維強化樹脂モルタルの表面から繊維補強材
の一部が露出させて、未硬化の繊維補強樹脂上に積層す
るとともに、積層体上に未硬化の繊維補強樹脂が積層さ
れる。
【0010】
【実施例】以下に、本発明を実施例について説明する。
図1は本発明の強化プラスチック管の一例を示す縦断面
図である。この強化プラスチック管は、繊維強化樹脂に
より構成された内周側の内層10と、同様に繊維強化樹
脂により構成された外周側の外層20と、内層10およ
び外層20との間に設けられた樹脂モルタルにより構成
された中間層30と、を有する3層構造になっている。
内層10は、補強材として、ガラス繊維ペーパー11
と、ガラス繊維ストランド12とが樹脂層15内に混入
されたガラス繊維強化樹脂(FRP)により構成されて
おり、また、外層20も、補強材として、ガラス繊維ペ
ーパー21と、ガラス繊維ストランド22とが樹脂層2
5内に混入されたガラス繊維強化樹脂により構成されて
いる。そして、中間層30における内層10および外層
20それぞれに近接した部分には、内層10および外層
20の樹脂モルタルに一部がそれぞれ嵌入したガラス繊
維チョップ34および35が設けられている。従って、
内層10と中間層30とは、ガラス繊維チョップ34に
よって補強されて連結された状態になっており、また、
外層20と中間層30とは、ガラス繊維チョップ35に
よって補強されて連結された状態になっている。なお、
中間層30における内層10に近接した部分には樹脂線
材36が嵌入している。
【0011】図2は、このような本発明の補強プラスチ
ック管の製造に使用される装置の概略構成図である。こ
の装置は、ドロストホルム式の成形装置であって、装置
本体1から水平方向に延出された回転軸2を有してい
る。該回転軸2には、該回転軸2を中心にして回転する
ように円筒形の金型3の基端部が連結されている。金型
3の先端は開放されており、その開放端部は硬化炉8内
に挿入されている。
【0012】金型3には、無端のスチールベルト4が螺
旋状に巻回されている。螺旋状のスチールベルト4は、
その外周面が型面5を構成しており、該型面5上に樹脂
等が順次積層されて強化プラスチック管が製造される。
型面5を有するスチールベルト4は、金型3の回転に伴
って該金型3の先端部である開放端部側へと移動され
る。金型3の開放端部に到達したスチールベルト4は、
金型3の内部を通って装置本体1へと戻されて、再度、
金型3に巻回されるようになっている。
【0013】金型3の基端部に巻回されたスチールベル
ト4の型面5に対向して、熱可塑性樹脂を供給する樹脂
供給ホース6が配置されており、また、該樹脂供給ホー
ス6よりも金型3先端部側位置には、スチールベルト4
の型面5に対向して、樹脂モルタル供給器7および樹脂
供給ホース70が相互に隣接して配置されている。
【0014】このような構成の成形装置により、本発明
の製造方法が次のように実施されて、図1の強化プラス
チック管が製造される。
【0015】金型3を回転させて、該金型3に巻回され
たスチールベルト4を金型3の先端部側へと順次移動さ
せながら、該スチールベルト4の外周面である型面5上
に、離型シート41を螺旋状に巻回する。そして、型面
5上に巻回された離型シート41上に樹脂供給ホース6
から未硬化の熱可塑性樹脂が供給されて熱可塑性の樹脂
層15を積層する。次に、該樹脂層15上に、内層10
の補強材としてのガラス繊維ペーパー11およびガラス
繊維ストランド12を積層する。そして、ガラス繊維ペ
ーパー11およびガラス繊維ストランド12が積層され
た未硬化の樹脂層15上に、樹脂モルタル供給器7によ
って、中間層30を構成する積層体が積層される。
【0016】樹脂モルタル供給器7は、図3に示すよう
に、幅方向に並んで搬送される複数本の樹脂線材36
と、これらの樹脂線材36の搬送方向に沿って配置され
た3つの樹脂押出器71、72、および73と、上下一
対の押えローラ75および76と、を有している。下側
の押えローラ75は、中央部の樹脂押出器72の下方に
配置されており、該押えローラ75によって樹脂線材3
6が支持されて搬送され、金型3に巻回されたスチール
ベルト4上に巻回されている、ガラス繊維ペーパー11
およびガラス繊維ストランド12が積層された樹脂層1
5上に巻き付けられている。上流側の樹脂押出器71お
よび下流側の樹脂押出器73は、樹脂とモルタルとガラ
ス繊維チョップ34および35がそれぞれ混練された繊
維強化樹脂モルタル31および33がシート状に押し出
されるようになっており、また、中央部の樹脂押出器7
2は、樹脂とモルタルとが混練された樹脂モルタル32
をシート状に押し出すようになっている。
【0017】上流側に位置する樹脂押出器71にてシー
ト状に押し出された繊維強化樹脂モルタル31は樹脂線
材36に支持されて搬送され、該繊維強化樹脂モルタル
31上に、中央部の樹脂押出器72にて押し出されるシ
ート状の樹脂モルタル32が積層される。そして、その
樹脂モルタル32が搬送される間に、該樹脂モルタル3
2上に下流側の樹脂押出器73によって押し出されたシ
ート状の繊維強化樹脂モルタル33が積層され、これら
によって中間層30が形成される。下側から繊維強化樹
脂モルタル31、樹脂モルタル32、および繊維強化樹
脂モルタル33が順次積層されて形成された中間層30
は、下側の押えローラ75と金型5との間を搬送される
間に、上側の押えローラ76および下側の押えローラ7
5にて圧縮される。これにより、上側および下側の繊維
強化樹脂モルタル33および31内のガラス繊維チョッ
プ35および34が、それぞれの表面から一部が露出し
た状態になる。
【0018】上側および下側の繊維強化樹脂モルタル3
3および31内のガラス繊維チョップ35および34
が、それぞれの表面から一部が露出した状態になった中
間層30は、金型4に巻回されたスチールベルト5上の
樹脂層15上に巻回されて該樹脂層15上に積層され
る。このとき、未硬化の樹脂層15内に、下側の繊維強
化樹脂モルタル31の表面から露出したガラス繊維チョ
ップ34が、下側の繊維強化樹脂モルタル31の樹脂内
に嵌入した状態となる。
【0019】樹脂層15上に中間層30が積層される
と、樹脂供給ホース70によって、未硬化の樹脂が該中
間層30上に供給されて樹脂層25が形成される。この
とき、中間層30における上側の繊維強化樹脂モルタル
33から露出したガラス繊維チョップ35の一部が未硬
化の樹脂層25内に嵌入した状態になる。
【0020】さらに、中間層30上に積層された樹脂層
25が未硬化の状態で、該樹脂層25上に、ガラススト
ランド22およびガラスペーパー21が順次積層され
る。これにより、ガラスストランド22およびガラスペ
ーパー21が樹脂層25内に埋め込まれた状態になり、
これらが、スチールベルト4とともに硬化炉8内へと搬
入される。そして、該硬化炉8により、樹脂層15およ
び25、繊維強化樹脂モルタル31および33、樹脂モ
ルタル32、が硬化される。これにより、ガラスペーパ
ー11およびガラスストランド12によって補強された
ガラス繊維強化樹脂製の内層10と、ガラスストランド
22およびガラスペーパー21によって補強された外層
20と、内層10および外層20にそれぞれガラス繊維
チョップ34および35にて連結された中間層30と、
を有する強化プラスチック管が製造される。
【0021】このようにして製造される強化プラスチッ
ク管は、内層10と中間層30と、外層20と中間層3
0が、それぞれガラス繊維チョップ34および35によ
って連結された状態になっている。従って、この強化プ
ラスチック管は、内層10と中間層30、および外層2
0と中間層30の剥離が防止され、外圧に対して高強度
を示す。
【0022】ガラス繊維強化樹脂モルタル31および3
3におけるガラス繊維チョップ34および35の混入量
は、20重量%以上が好ましい。20重量%以下になる
と、ガラス繊維チョップ34および35は、内層10を
構成する樹脂層15および外層20を構成する樹脂層2
5内に十分に嵌入せず、内層10および外層20それぞ
れと中間層30とを十分に接合させることができない。
ガラス繊維強化樹脂モルタル31および33は、それぞ
れ10kg/m2以下が望ましい。10kg/m2よりも大き
くなると、ガラス繊維チョップ34および35が、それ
ぞれ均一に分散されなくなる。
【0023】ガラス繊維マットの目付けが50g/m2未満
になれば、樹脂モルタル内に嵌入されるガ ラス繊維マ
ットにより樹脂モルタルは十分な補強効果が得られず、
また、200g/m2を超えるとガラス繊維マット自体の剛性
が高まって樹脂モルタルE1内にガラス繊維マットの一
部を十分に嵌入させることができなくなる。また、ガラ
ス繊維強化モルタル31が支持される支持線材36とし
ては、ビニロン、ポリエステル等が使用される。
【0024】本発明の強化プラスチック管に使用される
樹脂、即ち、内層10および外層20を構成する熱可塑
性樹脂、および中間層30の樹脂モルタルにおける樹脂
は、特に限定されず、例えば不飽和ポリエステル樹脂、
ビニルエステル樹脂、エポキシ樹脂等が使用できる。特
に、ビニルエステル樹脂は、耐薬品性に優れているため
に好適に使用される。
【0025】次に、本発明の強化プラスチック管の具体
例を示す。図2および図3に示す装置を用いて外径800m
mの強化プラスチック管を製造した(サンプルA)。中
間層を構成するガラス繊維強化樹脂モ ルタルそれぞれ
の樹脂モルタルは、5kg/m2の重量とし、各樹脂モル
タルに混入されるガラス繊維チョップは30重量%とし
た。内層および外層の補強材として、2200番手のガラス
ストランドを使用した。また、不飽和ポリエステル樹脂
(硬化剤1phr、促進剤0.5%を含む)を、内層および外
層の樹脂として使用した。成型速度を20m/hとして製造
された強化プラスチック管は、内層および外層の層厚
が、各2.5mm、管の厚さが16mmであった。製造された強
化プラスチック管を切断してそれぞれの層の間について
観察すると、内層および外層と中間層とが、それぞれガ
ラス繊維チップによって補強されて一体的に連結されて
いた。
【0026】ガラス繊維チョップに替えてカーボン繊維
チョップ(含有量25重量%)を使用したこと以外は、
上述の例と同様にして強化プラスチック管を製造した
(サンプルB)。この場合にも、内層および外層と中間
層とが、カーボン繊維チョップによって補強されて一体
的に連結されていたストランドに固定されたガラスチョ
ップにより一体的に補強されていた。
【0027】比較のために、樹脂モルタルの各表面に繊
維チョップ補強材を設けることなく、樹脂層に積層し
て、強化プラスチック管を製造した(サンプルC)。こ
の強化プラスチック官は、内層および中間層、外層およ
び中間層が十分には接着されていなかった。
【0028】サンプルA、B、Cについて、強化プラス
チック管を300mmの長さに切断して圧壊試験およびシャ
ルピー衝撃試験を行った。結果を表1に示す。本発明の
強化プラスチック管であるサンプルAおよびBは、比較
例であるサンプルCに比して、外圧に対する強度が著し
く高かった。
【0029】
【表1】
【0030】
【発明の効果】本発明の強化プラスチック管は、このよ
うに、内層と中間層、外層と中間層とが、繊維チョップ
材によって連結された状態になっているために、層間の
剥離強度が非常に高く、外圧に対して優れた強度を示
す。
【0031】また、本発明の強化プラスチック管の製造
方法は、樹脂モルタルの各表面から繊維補強材の一部を
露出させるようにしているために、この樹脂モルタルと
未硬化の繊維補強樹脂とを積層して硬化させることによ
って、本発明の強化プラスチック管を連続的に能率よく
製造できる。また、設備においても大型化しないため
に、経済性に優れている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の強化プラスチック管の一例を示す縦断
面図。
【図2】本発明の製造方法の実施に適した装置の全体構
成を示す概略図。
【図3】シート供給器の構成を示す概略図。
【符号の説明】
10 内層 11 ガラスペーパー 12 ガラスストランド 15 樹脂層 20 外層 21 ガラスペーパー 22 ガラスストランド 25 樹脂層 30 中間層 31 繊維強化樹脂モルタル 32 樹脂モルタル 33 繊維強化樹脂モルタル 34 ガラス繊維チョップ 35 ガラス繊維チョップ

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 補強材により補強された樹脂により構成
    された内層および外層と、 該内層と外層との間に設けられており、樹脂モルタルに
    より構成された中間層と、 内層と中間層との間にわたって一部がそれぞれ嵌入した
    繊維チョップ補強材、および外層と中間層との間にわた
    って一部がそれぞれ嵌入した繊維チョップ補強材と、 を有する強化プラスチック管。
  2. 【請求項2】 離型処理された筒状金型の周囲に未硬化
    の樹脂層を積層する工程と、 該樹脂層が未硬化の状態で該樹脂層上に繊維補強材を積
    層する工程と、 繊維補強材が混入された未硬化の樹脂モルタルと、繊維
    補強材が混入されていない未硬化の樹脂モルタルと、繊
    維補強材が混入された未硬化の樹脂モルタルとをそれぞ
    れシート状に押し出して、それらを順次積層する工程
    と、 その積層体を積層方向に圧縮して表面に繊維補強材の一
    部をそれぞれ露出させる工程と、 圧縮された積層体を前記未硬化状態の樹脂層上に積層す
    る工程と、 圧縮された積層体上に未硬化状態の樹脂層を積層する工
    程と、 積層体上に積層された樹脂層が未硬化の状態で該樹脂層
    上に繊維補強材を積層する工程と、 を包含する強化プラスチック管の製造方法。
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