JP3135173B2 - 結晶化ネックピースの成形方法 - Google Patents

結晶化ネックピースの成形方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、合成樹脂製壜のネック
部に一体化されるネックピースの成形方法に関し、特に
ポリエチレンテレフタレート(PET)製の結晶化され
たネックピースの成形方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ポリエチレンテレフタレートによって形
成され、スクリューキャップが装着可能なネック部を有
する容器が、種々の飲料等の容器として広く用いられて
いる。このような容器の内容物、特に果汁入りの清涼飲
料は、一般に、高温殺菌してから容器に充填される。従
って、このような樹脂製容器には十分な耐熱性が要求さ
れる。特にそのネック部は、延伸されておらず耐熱性に
劣る上、キャップの装着を行なう必要があることから、
ねじ部が不整合とならないように熱変形を生じない高い
耐熱性が要求される。
【0003】このような容器のネック部に要求される特
性を備えた容器に関する提案が多く成されている。その
一つは、プリフォーム胴部とは異なる樹脂例えば耐熱性
の高いポリカーボネート(PC)にてネックピースを成
形しておき、このピースを金型にインサートしてプリフ
ォームを成形するものである。しかし、近年ボトルのリ
サイクル化が進む傾向にあり、一つのボトルに異種材料
を含むものはリサイクル化が困難である。
【0004】他の一つ技術は、特公昭61-35056号公報に
開示されている。この技術においては、図6に示すよう
に、樹脂容器1は、二軸延伸された容器本体2と二軸延
伸されないネック部5とから構成されている。ネック部
5はその外周にねじ部3とサポートリング4とを有して
いる。そして、ネック部5は、所定温度まで加熱後これ
を徐々に冷却して結晶化させることにより、その耐熱性
を高めている。このような樹脂容器1によれば、高温下
においてもネック部5の変形が生じにくく、高い寸法精
度を維持することができるという利点がある。
【0005】しかし、上記の従来方法によれば、ネック
部5と容器本体2とが連続しているため、ネック部5の
結晶化度を充分大きくしようとすると、ネック部5に連
続する容器本体2の一部にまで結晶化が生ずるという問
題があった。すなわち、プリフォームの段階でネック部
5の結晶化を行なうと、ネック部5に隣接した容器本体
2の一部まで結晶化され、この結晶化された部分では次
工程の二軸延伸が行われにくくなる。また、二軸延伸吹
込ブロー成形によって樹脂容器1を形成した段階でネッ
ク部5の結晶化を行うと、ネック部5のみならず容器本
体2の肩部までも結晶化されて白化して商品価値を著し
く低下することがあった。
【0006】本出願人は、ネック部のみを確実に結晶化
し、このネック部の結晶化時の熱がプリフォーム及び最
終容器に全く影響せず、しかもリサイクル化に適した容
器の成形方法を、PCT/JP91/01287に提案
している。この方法とは、PET製のネックピース単体
の状態で結晶化させ、結晶化ネックピースを金型にイン
サートしてプリフォームを成形し、このプリフォームを
二軸延伸ブロー成形して容器を得るものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】結晶化ネックピースを
得るにあたり、射出成形されたピースを射出成形型より
取り出し、その後加熱し徐冷して結晶化させることが考
えられる。しかし、比較的薄肉に形成されるピースが結
晶化工程で熱変形してまい、寸法精度が要求されるネッ
クピースの場合には採用できない。このネックピースが
一体化された壜に内容物を熱充填した後にキャッピング
した場合、キャップ内面のシール材と接触するネックピ
ース天面が熱変形していると、内容物のリークが発生す
るからである。さらに、プリフォームのネック部の外層
として一体化されるネックピースの場合には、ねじ部を
有することから熱変形は最少限に止どめなければならな
い。
【0008】さらに、射出成形されたネックピースが一
旦常温まで戻った後に加熱,徐冷することは、エネルギ
ー効率が悪いばかりか、結晶化温度に到達するまでにか
なりの時間を要し、生産効率も悪化していた。射出成形
時の熱を有したネックピースを、射出成形型とは異なる
結晶化工程にただちに搬送するには、搬送機構が複雑と
なって事実上不可能である。
【0009】そこで、本発明の目的とするところは、射
出成形されているので寸法精度が高く、結晶化工程にて
熱変形が生ずること無く結晶化させることができる結晶
化ネックピースを成形する方法を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、合成樹脂製壜
のネック部に一体化されるネックピースを成形するにあ
たり、樹脂材料の水分率が100ppm以上のものを少
なくとも一部に含むポリエチレンテレフタレート樹脂材
料を、射出装置内にて熱と圧力とにより可塑化し、冷媒
が供給されている射出成形型のキャビティ内に前記ポリ
エチレンテレフタレート樹脂材料を射出して前記ネック
ピースを成形し、前記射出成形型内にて前記ネックピー
スを徐冷した後、結晶化された前記ネックピースを前記
射出成形型より取り出すことを特徴とする。
【0011】ここで、前記射出装置にて可塑化する前
に、前記ポリエチレンテレフタレート樹脂材料を吸湿す
る工程を含むことができる。さらに好ましくは、前記射
出装置にて可塑化する前に、前記ポリエチレンテレフタ
レート樹脂材料を吸湿及び/又は乾燥して、樹脂材料の
水分率を設定値になるようにコントロールする工程を含
むことができる。
【0012】
【作用】本発明は、加熱されたPET製のネックピース
を徐冷して白結晶化させる結晶化工程を射出成形型内に
て実現している。このとき、射出成形型の設定温度によ
りネックピースを徐冷して結晶化させる間に亘って、ネ
ックピースは射出成形型内に保持されたままであるの
で、熱変形を最少限に止どめることができ、設計通りの
結晶化ネックピースを成形できる。射出成形型内にてネ
ックピースを結晶化する際に結晶化速度を速めること
が、成形サイクルの短縮に寄与する。本発明では、樹脂
材料の水分率が100ppm以上のものを含むポリエチ
レンテレフタレート(PET)を用いている。通常、合
成樹脂製壜のためのプリフォームをPET樹脂にて成形
する場合には、樹脂材料の水分率を50ppm以下にす
ることが技術常識となっている。これは、樹脂材料を可
塑化する際の加水分解を極力押さえ、物性を確保するた
めである。しかし、本発明では、可塑化時に樹脂の加水
分解を生じさせ、分子量を低下させることで結晶化速度
を速めている。
【0013】
【実施例】本発明を適用した一実施例について図面を参
照して説明する。図2は、本発明方法により成形される
ネックピース10の外形の一例を示している。ネックピ
ース10は、内部に中空を有する筒状体をなし、例えば
耐熱製壜のキャップ螺合部となるねじ部12と、ロッキ
ングリング14と、サポートリング16とを有してい
る。このネックピース10は全体が結晶化している。
【0014】このようなネックピース10を用いた合成
樹脂製容器の成形方法について、図3〜図5に基づいて
概説する。
【0015】図3は、容器の射出延伸吹込成形を1ステ
ージで行なう全工程のサイクルを示しており、エジェク
ト・インサートステーション40、プリフォーム射出成
形ステーション42、温調ステーション44、ブロー成
形ステーション46を有する。
【0016】図4(A)〜(C)は、エジェクト・イン
サートステーション40を示している。図4(A)は、
完成した合成樹脂製容器100が、成形品の搬送保持を
兼ねるネックキャビティ型48の開放動作により、ネッ
クキャビティ型48よりエジェクトされる段階を示して
いる。図4(B)は、続いてネックキャビティ型48に
ネックピース10がインサートされる段階を示してい
る。このネックピース10は予め射出成形されたもの
で、ピース搬送手段49によってネックピース10がネ
ックキャビティ型48の位置に運ばれる。そして、図4
(C)に示すように、ネックキャビティ型48の閉鎖駆
動によって、ネックピース10のインサートが終了す
る。
【0017】図5はプリフォーム射出成形ステーション
42を示している。同図の通り、インサートピース10
を保持したネックキャビティ型48、キャビティ型50
及びコア型52が型締めされる。この状態で、ゲート5
0aからプリフォーム射出成形用のPET樹脂が射出さ
れる。この射出成形により、ネックピース10以外の領
域すなわちネック部内層32および胴部34の領域にP
ETが充填され、ネック部にネックピース10が一体化
されたプリフォーム30が成形されることになる。
【0018】プリフォーム30の射出成形終了後、図3
に示すように、このプリフォーム30はネックキャビテ
ィ型48に保持されたまま温調ステーション44に搬入
されて延伸に適する温度に調整される。その後、ブロー
成形ステーション46において二軸延伸ブロー成形がな
される。すなわち、一般に行われている延伸ロッドの軸
方向移動及び加圧流体の吹込みによって、ブローキャビ
ティー型内にてプリフォーム30が二軸延伸吹込成形さ
れ、容器100が成形される。
【0019】次に、結晶化ネックピース10の成形方法
について説明する。図1は結晶化されたネックピース1
0を成形する射出成形装置20を示している。この射出
成形装置20は射出ユニット22及び型締ユニット24
を有する。射出ユニツト22は、ホッパ26に供給され
たPET樹脂を、モータ28により回転駆動されるスク
リュー30により回転し、かつ、図1の矢印方向に前進
駆動することで、PET樹脂を可塑化し、1ショットに
必要な重量ずつ型締ユニット24に射出するものであ
る。
【0020】型締ユニット24は射出成形型で構成さ
れ、射出ユニット22により、複数のキャビティにPE
T樹脂が充填されることで、複数のネックピース10を
同時に射出成形するものである。
【0021】本実施例の成形方法では、ホッパ26に投
入される例えばペレット状のPET樹脂材料は、通常の
乾燥工程を経ることで得られる少なくとも水分率50p
pmより高い水分率を有している。この高い水分率を確
保する方法としては、PET樹脂材料を乾燥工程を経る
ことなく通常の保管状態のままホッパ26に投入するも
の、さらには、PET樹脂材料を水または水蒸気と接触
させ、あるいは湿潤雰囲気にさらすことで吸湿状態とす
る方法を挙げることができる。
【0022】このように水分率の高いPET樹脂材料
を、スクリュー30の回転及び前進駆動により、PET
樹脂の溶融温度付近例えば255°C以上の温度に加熱
して、熱と圧力により可塑化すると加水分解が生ずる。
従来要求されていた50ppm以下の水分率を得るため
の乾燥工程は、PET樹脂の可塑化時の加水分解を防止
することにあるが、本実施例方法では積極的に加水分解
を促進させているのである。この加水分解を起こさせる
ことは、型締ユニット2に射出されるPET樹脂材料
の分子量を低下させることを目的としている。
【0023】この可塑化されたPET樹脂を射出成形型
のキャビティ内に射出してネックピース10を射出成形
する。射出成形型内では、PET樹脂の充填終了後も充
填圧力を維持しており、この間を射出時間と称してい
る。また、その後充填圧力を解除し、型開きが開始され
る前までの間を冷却時間と称している。そして、射出時
間及び冷却時間を利用してネックピース10を冷却して
いる。このため、射出成形型を構成する例えば一対の割
型から成る射出キャビティ型と、射出コア型とには冷却
媒体例えば水が供給されている。従来は、離型時に成形
品が熱変形しない取り出し温度に急冷するため、射出成
形型の設定温度を例えば60°C以下としていた。本実
施例では、ネックピース10を射出成形型内で結晶化さ
せるために徐冷している。この徐冷を達成するために、
後述するように射出成形型の設定温度は従来よりも高い
温度となっている。
【0024】ところで、上述したように射出されたPE
T樹脂は、その分子量が低下しているので、結晶化が促
進する処理温度は、本来の分子量の場合と比較して低い
温度で済む。分子量が低いPET樹脂材料は、射出成形
型34内で比較的短時間で固化させて取り出せる温度に
て、PET樹脂の結晶化速度を促進することができる。
この射出成形型34の設定温度としては、ネックピース
10を徐冷する目的から上述した通り従来の冷却温度よ
りも高い温度、好ましくは70℃以上であり、さらに好
ましくは100〜180°Cとしている。上記範囲の下
限温度を下回った場合、求められる特性に見合う結晶化
度を確保できない。上記範囲の上限より高い温度を上回
った場合、ピース10が固化するのに長時間要し実用的
なサイクルタイムでネックピース10を成形できなくな
り、しかも結晶化速度もさほど向上しない。このよう
に、上記温度に設定された射出成形型34内にてネック
ピース10を所定時間徐冷することで、その全体が十分
に結晶化したネックピース10を熱変形を生ずること無
く取り出すことができる。
【0025】実験例 日精樹脂工業(株)製の射出成形機FS−75を使用
し、下記の設定条件にて下記樹脂材料を用いてネックピ
ース10を成形した。
【0026】設定条件 バレル温度(フロント)… …270℃ (ミドル) … …260℃ (リア) … …250℃ 射出成形型の設定温度 … …120°C 材料 商品名 三井PET樹脂(株)製のPET J−125 材料中水分率 吸水レジン …3097ppm 未乾燥レジン…1952ppm ここで、の吸水レジンの水分率3097ppmは、ペ
レット状のPET樹脂材料を24時間水に浸し、その後
120℃のオーブンで1時間乾燥して、ペレットの表面
の水分を取り去ることで得られた。の未乾燥レジンの
水分率1952ppmは、材料袋から取り出したままの
状態での水分率であり、乾燥工程も吸湿工程も実施して
いないものである。
【0027】実験方法 吸水レジンと未乾燥レジンの混合材料を用いかつ、混合
比を下記の2種類に設定した。 (1)吸水レジン10%+未乾燥レジン90% (2)吸水レジン50%+未乾燥レジン50% (1)の混合材料の場合、射出時間を5秒とし、冷却時
間を15秒に設定した。(2)の混合材料の場合、射出
時間を5秒とし、冷却時間を10秒に設定した 。 実験結果 いずれの場合にも、射出時間+冷却時間のトータル時間
が20秒または15秒であり、実用的な成形サイクルが
可能でありながら、共に結晶化が進行して、ピース天面
の密度が1.381であった。1.37以上の密度であ
れば高い耐熱性が確保できることから、耐熱性ネックピ
ースとして充分な特性を得られた。なお、(1),
(2)の混合材料を用いて結晶化したネックピース10
を比較したところ、(1)の材料を用いた場合のほう
が、機械的強度が向上していたことが判った。これは、
水分率の低いPET樹脂材料の量を多くすることで平均
の水分率が低くなり、可塑化後の分子量が(2)のタイ
プと比較して大きくなるからである。このように、水分
率の異なるPET樹脂材料をブレンドし、その個々の水
分率あるいはブレンドする各樹脂の体積比ないしは重量
比を変えることで、所望の水分率を得ることができる。
【0028】なお、本発明は上記実施例に限定されるも
のではなく、本発明の要旨の範囲内で種々の変形実施が
可能である。例えば、成形サイクルタイム、射出成形型
の設定温度、耐熱性など求められる特性に応じて、PE
T樹脂の水分率ないしは吸湿度を設定値となるようにコ
ントロールすることもできる。この方法としては、例え
ば遠赤外線を利用してPET樹脂の水分率をモニターし
ながら、吸湿機における例えば湿度条件などをコントロ
ールして、PET樹脂の水分率を設定値にコントロール
する方法を挙げることができる。あるいは乾燥機内にて
PET樹脂を乾燥する際に、その乾燥時間あるいは乾燥
条件を変更するとと共に、PET樹脂の水分率をモニタ
ーしながら設定値にコントロールすることもできる。こ
の吸湿機および加湿器を共に使用して、PET樹脂の水
分率を所望にコントロールしてもよい。このようにして
水分率がコントロールされたPET樹脂をホッパー26
に投入すればよい。この際に、ホッパー26の前段側
に、加湿器および/又は乾燥機を連結することもでき
る。
【0029】あるいは、水分率乃至は吸湿度のコントロ
ールとして、水分率ないしは吸湿度の異なるPET樹脂
材料をブレンドし、その際に、個々の水分率の値を変え
たり、あるいは異種水分率のPET樹脂材料の体積比あ
るいは重量比を変えることもできる。このとき、その一
部に乾燥されたPET樹脂材料を含むこともできる。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、射
出成形型内にてネックピースの結晶化工程を実現してい
るので射出成形型の設定温度によりネックピースを徐冷
して結晶化させる間にわたって、ネックピースが射出成
形型内に保持され、その熱変形を最少限に止めることが
できる。さらに、射出成形型内にてネックピースを固化
した後に取り出しているので寸法精度も高い。さらに、
樹脂材料の水分率が100ppm以上のものを含むPE
T樹脂を用いているので、射出成形型内でのネックピー
スの結晶化速度を速めることができ、これにより成形サ
イクルの短縮を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明方法を実施するネックピースの射出成形
装置の一例を示す概略説明図である。
【図2】ネックピースの概略断面図である。
【図3】1ステージ装置にて容器の射出延伸吹込成形を
行う工程を説明するための概略説明図である。
【図4】(A)〜(C)は、図3におけるエジェクト・
インサートステーションでの動作説明図である。
【図5】図3におけるプリフォーム射出成形ステーショ
ンの概略断面図である。
【図6】口部を結晶化させた樹脂容器の概略説明図であ
る。
【符号の説明】
10 ネックピース 20 射出成形装置 22 射出ユニット 24 型締ユニット 26 ホッパー 30 スクリュー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭59−219328(JP,A) 特開 平4−361013(JP,A) 特開 平5−285945(JP,A) 特開 昭58−149242(JP,A) 特開 昭55−14278(JP,A) 特開 平1−304912(JP,A) 国際公開92/5933(WO,A1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B29C 45/00 - 45/16

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 合成樹脂製壜のネック部に一体化される
    ネックピースを成形するにあたり、 樹脂材料の水分率が100ppm以上のものを少なくと
    も一部に含むポリエチレンテレフタレート樹脂材料を、
    射出装置内にて熱と圧力とにより可塑化し、 冷媒が供給されている射出成形型のキャビティ内に前記
    ポリエチレンテレフタレート樹脂材料を射出して前記ネ
    ックピースを成形し、 前記射出成形型内にて前記ネックピースを徐冷した後、
    結晶化された前記ネックピースを前記射出成形型より取
    り出すことを特徴とする結晶化ネックピースの成形方
    法。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記射出装置にて可塑化する前に、前記ポリエチレンテ
    レフタレート樹脂材料を吸湿する工程を含むことを特徴
    とする結晶化ネックピースの成形方法。
  3. 【請求項3】 請求項1において、 前記射出装置にて可塑化する前に、前記ポリエチレンテ
    レフタレート樹脂材料を吸湿及び/又は乾燥して、樹脂
    材料の水分率を設定値になるようにコントロールする工
    程を含むことを特徴とする結晶化ネックピースの成形方
    法。
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