JP3134955U - 温室等のカーテン開閉制御装置 - Google Patents

温室等のカーテン開閉制御装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 カーテンの開閉位置を可変に設定することができると共に、開閉位置から惰性や自重で移動した場合に移動誤差が累積されないようにした温室等のカーテン開閉制御装置。
【解決手段】 カーテンの移動に対応するカウンター数値をエンコーダ47で計数することによりカーテンを開位置又は閉位置に停止するカーテン開閉制御装置において、カーテン停止位置における停止設定位置を越えて停止するまでの回転軸の回転によるカウンター数値が計数されないように、前記エンコーダ47の回転円板43の隣り合うスリット44の角度間隔Kを設定してなる温室等のカーテン開閉制御装置。
【選択図】 図7

Description

本考案は、温室等のカーテン開閉制御装置に関する。
従来、温室等のカーテンを手動、又は、タイマー、温度又は湿度等により、カーテンの開閉位置を可変に設定して開閉する技術は知られている(特許文献1参照。)。
この技術は、カーテン開閉モーターと連動する回転軸の回転数をエンコーダで計数し、カーテン開閉位置に関連するカウンター数値を設定することにより、カーテンの開閉位置を数値的にきめ細かく可変に設定するようにし、温室等の室温や湿度変化に円滑に対応しようとするものである。
特開2001−299108号公報
しかるに、温室等のカーテンの開閉駆動軸に掛かるトルクはカーテンの傾斜や風の影響により一定ではないから、例えば、カーテンが閉じ位置では重く、開き位置では軽くなる場合、カウント数値がカーテンの開閉距離1cmで1カウントとすると、開くときにはカーテン開閉駆動軸は軽快に回転するから、500カウントで500cmの開き位置で駆動モーターを停止しても、惰性で実際には510cmまで回転してしまったとすると、10cm余分に開いてしまうこととなり、ここから、閉じ位置に向かって500カウント500cm閉じ方向に回転すると、正確に500カウントで駆動モーターを停止したとしても、10cmの誤差が生じており、これを繰り返すと、その誤差は累積されて益々増大する恐れがある。
そこで、本考案は、請求項1に記載のように、カーテン開閉モーターと連動する回転軸の回転数に対応するカウンター数値をエンコーダで計数することによりカーテンを開位置又は閉位置に停止するようにした開閉位置制御手段を有する温室等のカーテン開閉制御装置において、カーテン停止時の停止設定位置を越えて停止するまでの回転軸の回転によるカウンター数値を計数しないように前記エンコーダの回転円板の隣り合うスリットの角度間隔を設定してなる温室等のカーテン開閉制御装置を提供するものである。
また、本考案は、請求項2に記載のように、請求項1に記載の温室等のカーテン開閉制御装置において、隣り合うスリットの角度間隔を10度以上350度以下に設定してなる温室等のカーテン開閉制御装置を提供するものである。
また、本考案は、請求項3に記載のように、 請求項1又は2に記載の温室等のカーテン開閉制御装置において、開閉位置制御手段が、手動設定器の他に、タイマー、温度又は湿度等の自動設定器により開閉位置を可変に設定して開閉するようにした温室等のカーテン開閉制御装置を提供するものである。
また、本考案は、請求項4に記載のように、 請求項1、2又は3に記載の温室等のカーテン開閉制御装置において、開閉位置制御手段が、開閉限度位置を越えてカーテンの開閉位置を設定できないようにした温室等のカーテン開閉制御装置を提供するものである。
また、本考案は、請求項5に記載のように、 請求項1、2、3又は4に記載の温室等のカーテン開閉制御装置において、カーテンの可変開閉位置の検出手段と、カーテンの開閉限度位置の検出手段を、カーテン開閉制御装置本体内に組み込んでなる温室等のカーテン開閉制御装置を提供するものである。
本考案に係る温室等のカーテン開閉制御装置によれば、請求項1に記載のように、カーテン開閉モーターと連動する回転軸の回転数に対応するカウンター数値をエンコーダで計数することによりカーテンを開位置又は閉位置に停止するようにした開閉位置制御手段を有する温室等のカーテン開閉制御装置において、カーテン停止時の停止設定位置を越えて停止するまでの回転軸の惰性回転によるカウンター数値の過不足計数値がゼロになるように前記エンコーダの隣り合うスリットの角度間隔を設定してなる構成を有することにより、例えば、カウント0の閉位置から設定されたカウント数値の開位置で駆動モータを停止した後で、惰性で回転軸が余分に開方向に回転して停止したとしても、カウント数値が変わらなければ、その位置をカウント0として逆方向の閉位置に向かって回転しても開くときに惰性で余分に回転した部分についてカウントされないから、適宜に設定したカウント値に対応した閉位置にカーテンを停止することができ、カーテン移動距離の誤差が増大するのを防止することができる効果がある。
また、本考案は、請求項2に記載のように、請求項1に記載の温室等のカーテン開閉制御装置において、隣り合うスリットの角度間隔を10度以上350度以下に設定してなる構成を有することにより、10度以上の広い角度間隔のスリットで、カーテン駆動モータ停止後の回転軸の惰性回転によるエンコーダのカウントをゼロに吸収することにより、カーテンの移動誤差の増大を阻止することができる効果がある。
また、本考案は、請求項1又は2に記載の温室等のカーテン開閉制御装置において、開閉位置制御手段が、手動設定器の他に、タイマー、温度又は湿度等の自動設定器により開閉位置を可変に設定して開閉するようにした構成を有するから、カーテンを、例えば、全開のときのカウンター値が0で全閉が100とすると、初期設定を手動で開位置15、閉位置45としてある場合、単に開閉いずれかを指定すれば、カーテンはこの設定区間で開閉することとなり、また、自動設定器が、例えば、カーテンが開位置15にある場合、室温を上げるためカウンター値で開位置20を指定すれば、カーテンは開位置20まで移行することとなり、また、タイマーにより時間的にカーテン位置をカウンター数値で指定しておけばその時刻になると、カーテンを指定された開閉位置にプログラム通りに移行することができる等の効果がある。
また、本考案は、請求項1、2又は3に記載の温室等のカーテン開閉制御装置において、開閉位置制御手段が、開閉限度位置を越えてカーテンの開閉位置を設定できないようにした構成を有することにより、開閉限度位置を、例えば、開閉位置制御手段のカーテン開閉位置の設定値で開き限度位置が10で、閉じ限度位置が90であったとき、開閉位置制御手段のカーテン開閉位置の設定値を、10以下と90以上に設定できないように構成して、故障以外には、誤ってカーテンが開閉限度位置を越えて駆動されるようなことが起こらないようにすることができ、安全を図ることができる効果がある。
また、本考案は、請求項1、2、3又は4に記載の温室等のカーテン開閉制御装置において、カーテンの可変開閉位置のエンコーダによる検出手段と、カーテンの開閉限度位置の回転カムによる検出手段を、カーテン開閉制御装置本体内に組み込んでなる構成を有することにより、装置を一つにコンパクトにして持ち運ぶことができる効果がある。
以下に本考案の実施の形態を説明する。図1又は図2において、1はカーテン開閉ワイヤで、温室20内の一方の壁面21付近の骨組22に設けた軸受部材12の軸受11により軸受されたカーテン駆動軸10に固定した駆動ドラム5と、温室20内の他方の壁面23に固定した滑車2との間に、一方の壁面21に設けた中継滑車3、6、温室20の支柱24に設けた中間滑車4,5を介してほぼ平行に2本に分かれて無端環状に巻掛けてあり、図1において、駆動ドラム5が矢票C方向に回転すると、一方のワイヤ1は矢票A方向に、他方のワイヤ1はその逆の矢票B方向に移動することとなり、逆に、駆動ドラム5が反矢票C方向に回転すると、一方のワイヤ1は反矢票A方向に、他方のワイヤ1はその逆の反矢票B方向に移動することとなる。
カーテン開閉ワイヤ1には直行して、カーテン開閉端部材7,8,9,13が、それぞれ上下に分けてクリップ14により固定してあり、図示の実施例の場合、一方の壁面21側を固定した下側カーテン15の開閉端部を下側のカーテン開閉端部材7と一体に連結し、支柱24側を固定した上側カーテン16の開閉端部を上側のカーテン開閉端部材8と一体に連結し、同様に、他方の壁面23側を固定した上側カーテン17の開閉端部を上側のカーテン開閉端部材13と一体に連結し、支柱24側を固定した下側カーテン18の開閉端部を下側のカーテン開閉端部材9と一体に連結してある。
なお、図2に記載のように、カーテン15〜18の上下側には、カーテン開閉方向に沿ってカーテン押さえワイヤ19が張設してあり、カーテン開閉端部材7,8,9,13に固定したクリップ14から押さえリング25をカーテン押さえワイヤ19に掛け渡して、それぞれのカーテン15〜18を、風等で吹きあがらないように、カーテン開閉端部材7,8,9,13と一体的に開閉することができるように構成してある。
従って、図1又は図2において、駆動ドラム5が矢票C方向に回転すると、一方のワイヤ1は矢票A方向に、他方のワイヤ1はその逆の矢票B方向に移動するのに伴って、カーテン15と16、カーテン17と18は互いに接近して閉じ位置に向かって移動し、逆に、駆動ドラム5が反矢票C方向に回転すると、一方のワイヤ1は反矢票A方向に、他方のワイヤ1はその逆の反矢票B方向に移動することとなり、カーテン15と16、カーテン17と18は互いに離反して開き位置に向かって移動することとなる。
図3は、本考案に係る温室等のカーテン開閉制御装置の電気回路のブロック図で、26は電源、27はブレーカー、28はヒューズ、29は電源トランス、30は整流回路である。31は開閉カウンター数値設定部で、カーテンの開閉位置をカーテン駆動モーターの回転数と関連付けたカウンター数値で設定することができるように構成してある。例えば、カーテンが全開のときのカウンター数値が0で全閉が100とすると、カーテンが初期設定において開位置15の位置にあったとして、閉位置をカウンター数値で45と設定したならば、カーテンはこの設定区間で開閉することができることとなる。
即ち、この場合、開閉位置設定後に、カーテン作動スイッチを手動操作により、開と指定すれば、カーテンは開位置15に移動し、閉を指定すれば閉位置45に移動することとなる。従って、開閉カウンター数値設定部31において、一日の時間に合わせて、所定時刻毎の開閉位置をカウンター数値で19とか34とか設定しておけば、カーテンはその時刻毎に指定されたカウンター数値で19とか34の開閉位置に移動し、カーテンの開閉を自動制御することができる。
また、32は温度又は湿度を所定の範囲に維持するカーテン開閉自動設定部で、切替スイッチ33によって、前記開閉カウンター数値設定部31とは選択して使用されるもので、例えば、カーテンが開閉位置15にある場合、室温を1度C上下するためのカウンター数値が4に相当する場合には、室温を5度C上げるためのカーテンの開閉位置はカウンター数値で先の15に20加えた開閉位置35を指定すれば、カーテンは開閉位置35まで閉じ方向に移動することとなり、温度又は湿度毎の開閉位置を設定しておくか、又は、温度差によりカウンター数値の増減値を定めて、3度以上室温が上下したらカーテンの開閉位置をカウンター数値で12増減した開閉位置に移動するように設定することにより、温度制御することもできる。
手動設定と自動設定との切替スイッチ33は遠隔操作により切替可能に構成することができると共に、カーテン開閉自動設定部32は外部入力部として、有線又は無線により切替スイッチ33を切り替えてカーテン開閉位置をカウンター数値で外部入力して、カーテンの開閉を遠隔操作することも可能である。34は、カーテンの開閉方向を切り替えるカーテン駆動方向切替スイッチで、手動操作の場合には、手動により開又は閉に切り替えて、カーテン駆動モーターの回転方向を指定して駆動することができるが、自動設定の場合には、例えば、上記の例で自動設定されたカーテン開閉位置を示すカウンター数値が、その直前より増える場合には閉方向、減る場合には開方向に自動切り替えるように構成することができる。
35は、カーテン駆動モーター37のモーター閉制御回路で、前記開閉カウンター数値設定部31又はカーテン開閉自動設定部32からのカーテン開閉位置を指示するカウンター数値と切替スイッチ33の切替により、カーテン閉じ方向の駆動回転出力をモーター37に送ると共に、モーター開回転防止制御を行い、また、カーテン開閉位置を示すカウンター数値においてモーターの駆動を停止し、且つ、閉安全スイッチ作動時にもモーターの駆動を停止し、作動位置にカーテンを維持するモーターのスイッチ作動位置保持制御を行うことができるように構成してある。
また、36はカーテン駆動モーター37のモーター開制御回路で、前記モーター閉制御回路35とは逆に、モーターの開方向への移動駆動制御を行うように、開閉方向が違うだけで全く同様に構成してある。なお、38は、カーテンを開閉限度位置に停止させる開閉限度停止手段である開又は閉の安全スイッチ作動時の安全ランプである。
40はモーターの回転数検知回路で、図4に示すカーテン開閉制御装置39の回路基盤に設けてあり、カーテン駆動モータ37の駆動軸と連動歯車69を介して連動する計数回転軸42に設けた回転円板43のスリット44の通過数を、発光素子45と受光素子46とからなるエンコーダ47で計数することによって、カーテン開閉駆動モーターの回転数を計数し、カーテンの移動距離と関連したカウンター数値を得ることができ、これを、回転パルス検知回路48を介して、前記モーター閉制御回路35又はモーター開制御回路36に伝達して、モーターの回転に伴うカウンター数値と設定されたカウンター数値とを比較して、一致したところでモーターを停止することができるように構成してある。
49は、モーターの回転数検知回路40で検出したカウンター数値をモーター閉制御回路とモーター開制御回路とのいずれに伝達するかを選択するためのフォトカプラ素子で、いずれか一方のフォトカプラ素子49が通電することによって、カウンター数値がモーター閉制御回路又はモーター開制御回路とのいずれに伝達することができる。なお、回転円板43のスリット44の通過数を検出する発光素子45と受光素子46とを2組設けて、その検出信号の位相差から回転円板43の回転方向を検出することも可能である。
ここで、本考案に係るエンコーダ47の回転円板43の隣り合うスリット44の角度間隔Kは、カーテン停止時のカーテンの惰性等による移動に基づく回転軸42の回転角度間隔以上の角度間隔に設けてある点に特徴がある。即ち、カーテン駆動軸に係るトルクは均等でも一定でもない。例えば、カーテンが傾斜しており、開き位置では重くて閉じ方向へのトルクが働き、閉じ位置では軽く閉じ方向のトルクが働いている場合、閉じるときには行き過ぎる方向に余分に回転し、開き位置では戻る方向に余分に回転する傾向になる。
従って、例えば、1000カウントで1000cm閉じ方向に移動した閉位置で10cm余分にカーテンが移動し、そこから1000カウント1000cm開き方向に移動して開位置で10cm戻るときには、開閉のたびに20cm閉じ方向に移動する誤動作が生じてしまうことになる。
この場合、例えば、カーテンの1000cmの移動で10cmの誤動作をする場合、10cmで1カウントすれば、1000cm移動する間に回転円板43のスリットが100カウントし、それから次の101カウントまで10cm以上の角度間隔が有れば、101カウントしないから、そこから逆方向に回転してカーテンを閉じるときには、その角度間隔の空転分を回転してから後に1カウントを開始するから、誤動作を防止することができることとなる。
従って、10cmで1カウントする場合、隣り合うスリットの間隔を10度に設定したときは、スリットの角度間隔も同じ10度とすれば、回転円板43のスリットの数は、360度÷20=18個となるから、1000cmで100カウント÷18では回転円板43は5回と5/9回転することとなり、カーテンの駆動回転軸の1000cm分に対応する回転数に対して、エンコーダの回転円板43を5回と5/9回転するように、歯車列を構成すればよいこととなる。
図7に記載の回転円板43において、隣り合うスリット44の角度間隔が60度でスリット44の角度間隔も同一の60度の場合、1カウントに120度を要するから、例えば、カーテンの1000cmの移動で10cmの誤動作をする場合、最後のカウントから1カウントに60度以下の回転をすればよいから、1カウントで10cm以上の例えば20cmとすれば、50カウントで1000cmであるから、カーテンが閉位置で10cmの誤動作をしてもエンコーダはカウントしないこととなり、誤動作の累積をを吸収できることとなる。
この場合、1カウントに回転円板43は120度を要するから、1回転に3カウントとなり、50カウントでは、50カウント÷3カウント=16回転と2/3回転を要することとなるから、カーテンの駆動回転軸の1000cm分に対応する回転数に対して、エンコーダの回転円板43を16回と2/3回転するように、歯車列を構成すればよいこととなる。
図8に記載の回転円板43の実施例では、隣り合うスリット44の角度間隔Kが100度でスリット44の角度間隔は20度の場合、1カウントに120度を要するのは図7に実施例と同じであるが、角度間隔Kが大きい分だけ、最後のカウントから1カウントに100度以下の回転をすればよいから、1カウントで10cm以上の例えば12.5cmとすれば、80カウントで1000cmであるから、カーテンが閉位置で10cmの誤動作をしても、回転円板43は10cm÷12.5cm×120度=96度となり角度間隔Kの100度以下となり、エンコーダは次のカウントをしないこととなり、より細かいカウントで誤動作の累積を吸収できることとなる。
上記実施例から分かるように、隣り合うスリットの間隔Kは、光の透過するスリット自体の角度間隔との兼ね合いもあるが、カーテンの開閉位置における惰性や荷重による動きをカウントしないように、比較的自由に大きく設定することができ、例えば、回転円板43にスリット1個だけを設け、スリット44自体の角度間隔との関係で、隣り合うスリットの角度間隔Kを360度以内で自由に設定可能である。本考案では、比較的ラフな大型カーテンの移動距離の読み取りとの関係で、10度から350度程度が適当である。
50は、カーテンを開閉限度位置に停止させる開閉限度停止手段である安全スイッチ回路で、開位置安全スイッチ51又は閉位置安全スイッチ52のいずれが入ったかをダイオード53,54で判別して、開位置安全スイッチ51が入った場合は、モーター開制御回路36に、また、閉位置安全スイッチ52が入ったときは、モーター閉制御回路37に、それぞれ安全スイッチ作動検知回路55のリレー57又は58を介して伝達し、モーター37を停止することができるように構成してある。59は装置の電源ランプであり、60はモーター37の運転ランプである。41は回転数検知回路40の電源となる回転数回路電源で、前記安全スイッチ作動検知回路55及び安全スイッチ回路50に電源トランス29から供電線56で供給された電源を流用して使用するものである。
また、図4において、開位置安全スイッチ51及び閉位置安全スイッチ52は、リミットスイッチとして前記モーター回転数の計数機構と共に同じ装置本体に収納されている。また、前記モーター駆動軸と連動する計数回転軸42に対して、減速回転歯車列63によりカーテンの開閉限度位置を往復する間にも1回転することなく回転する開閉限度検出軸64が連動するように設けてあり、開閉限度検出軸64に設けた検出円板65,66に突設した接触端子67,68が、前記各安全スイッチ51,52の作動端子61,62に相対している。なお、図4において、検出円板65,66に突設した接触作動端子67,68が同じ位置にあるように記載してあるが、実際には、いずれも、カーテンの開閉限界位置に対応して、開閉限度検出軸64の正逆回転の両端限度位置に設けてある。
上記の構成からなる本考案装置の位置実施態様を図5及び図6を用いて説明すると、図5の初期設定の段階では、ステップ1で、実際にカーテンを動かして開位置安全スイッチ51及び閉位置安全スイッチ52を作動させて、カーテンの開閉限界位置を設定し、次いで、ステップ2で、例えば、全開の限界位置がカウンター数値で0、全閉の限界位置が100のようにカーテンの開閉限界位置をカウンター数値で設定する。
次ぎに、図6において、手動の設定器、又は、自動の温度設定器や24時間タイマー設定器により、カウンター数値によりカーテン開閉位置が設定されると、ステップ2において、そのときのカーテンの開閉位置に対して設定された開閉位置がカウンター数値の比較から開方向か閉方向に判断され、ステップ3において、開方向であれば、モーター開制御回路36が作動し、閉方向であれば、モーター閉制御回路35が作動して、ステップ4において、開方向であれば、カーテン開閉モーター37が開方向に回転し、閉方向であれば、カーテン開閉モーター37が閉方向に回転する。
ステップ5において、回転数検知回路40が回転数をカウントし、回転数パルス検知回路48から、モーター開制御回路36又はモーター閉制御回路35に伝達され、ステップ6においてカウンターの設定値でモーターが停止し、カーテンは設定された開閉位置で停止する。図6の実施例では、ステップ7にリターン手段が設けてあり、カーテン位置に移動後にリターンキイ等により復帰作動を指示すると、元のカウンター数値が設定されて、モーターは逆転駆動して、カーテンは元位置に復帰するように構成してある。
次ぎに、ステップ8に記載のように、本装置に誤作動等が発生し、ステップ9のように、モーターが設定カウンター数値を越えて回転し続ける場合、ステップ10のごとく、安全スイッチ回路50の閉位置又は開位置の安全スイッチ51又は52が閉成して、安全スイッチ作動検知回路55から、モーター開制御回路36又はモーター閉制御回路35に伝達され、カーテンは開閉限度位置で安全に停止する。
本考案に係る温室等のカーテン開閉装置の一実施例を示す説明図。 本考案に係る温室等のカーテン開閉装置の一実施例の要部を示す斜面図。 本考案に係る温室等のカーテン開閉制御装置のブロック図。 本考案に係る温室等のカーテン開閉制御装置の一実施例の要部の概略平面図。 本考案装置の一作動態様を示す説明図。 本考案装置の一作動態様を示す説明図。 本考案装置におけるエンコーダの回転円板の一実施例を示す説明図。 本考案装置におけるエンコーダの回転円板の一実施例を示す説明図。
符号の説明
1 カーテン開閉ワイヤ
2 滑車
3 中継滑車
4 中継滑車
5 中継滑車
6 中継滑車
7 カーテン開閉端部材
8 カーテン開閉端部材
9 カーテン開閉端部材
10 駆動軸
11 軸受
12 軸受部材
13 カーテン開閉端部材
14 クリップ
15 カーテン
16 カーテン
17 カーテン
18 カーテン
19 カーテン押さえワイヤ
20 温室
21 壁面
22 骨組
23 壁面
24 支柱
25 押さえリング
26 電源
27 ブレーカー
28 ヒューズ
29 電源トランス
30 整流回路
31 開閉カウンター数値設定部
32 カーテン開閉自動設定部
33 切替スイッチ
34 カーテン駆動方向切替スイッチ
35 モーター閉制御回路
36 モーター開制御回路
37 カーテン駆動モーター
38 安全ランプ
39 カーテン開閉制御装置
40 回転数検知回路
41 回転数回路電源
42 計数回転軸
43 回転円板
44 スリット
45 発光素子
46 受光素子
47 エンコーダ
48 回転パルス検知回路
49 フォトカプラ素子
50 安全スイッチ回路
51 開位置安全スイッチ
52 閉位置安全スイッチ
53 ダイオード
54 ダイオード
55 安全スイッチ作動検知回路
56 供電線
57 リレー
58 リレー
59 電源ランプ
60 運転ランプ
61 作動端子
62 作動端子
63 減速回転歯車列
64 開閉限度検出軸
65 検出円板
66 検出円板
67 接触作動端子
68 接触作動端子
69 連動歯車

Claims (5)

  1. カーテン開閉モーターと連動する回転軸の回転数に対応するカウンター数値をエンコーダで計数することによりカーテンを開位置又は閉位置に停止するようにしたカーテン開閉位置制御手段を有する温室等のカーテン開閉制御装置において、カーテン停止位置における停止設定位置を越えて停止するまでの回転軸の回転によるカウンター数値が計数されないように前記エンコーダの回転円板の隣り合うスリットの角度間隔を設定してなる温室等のカーテン開閉制御装置。
  2. 請求項1に記載の温室等のカーテン開閉制御装置において、隣り合うスリットの角度間隔を10度以上350度以下に設定してなる温室等のカーテン開閉制御装置。
  3. 請求項1又は2に記載の温室等のカーテン開閉制御装置において、開閉位置制御手段が、手動設定器の他に、タイマー、温度又は湿度等の自動設定器により開閉位置を可変に設定して開閉するようにした温室等のカーテン開閉制御装置。
  4. 請求項1、2又は3に記載の温室等のカーテン開閉制御装置において、開閉位置制御手段が、開閉限度位置を越えてカーテンの開閉位置を設定できないようにした温室等のカーテン開閉制御装置。
  5. 請求項1、2、3又は4に記載の温室等のカーテン開閉制御装置において、カーテンの可変開閉位置の検出手段と、カーテンの開閉限度位置の検出手段を、カーテン開閉制御装置本体内に一体に組み込んでなる温室等のカーテン開閉制御装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010189908A (ja) * 2009-02-17 2010-09-02 Bunka Shutter Co Ltd リミットスイッチ装置及び開閉体制御装置
JP2016096788A (ja) * 2014-11-21 2016-05-30 株式会社誠和 温室用カーテン開閉機構の制御装置、温室用カーテン開閉機構及びコンピュータープログラム
JP2017086056A (ja) * 2015-11-13 2017-05-25 吉武 一男 温室カーテン用停止装置
JP2017184721A (ja) * 2016-04-01 2017-10-12 広島県 ハウス栽培制御装置及び方法
JP2018198579A (ja) * 2017-05-29 2018-12-20 パナソニックIpマネジメント株式会社 農業用ハウス

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