JP3134804B2 - 無線機のモジュール角度調整取付装置 - Google Patents

無線機のモジュール角度調整取付装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、無線機本体にモジ
ュールを折り畳み自在に取り付けるとともに、展開時に
当該モジュールを所定の角度で立設,固定する無線機の
モジュール角度調整取付装置に関し、特に、モジュール
の立設及び角度調整が容易かつ迅速,確実に行なえると
ともに、立設時のモジュールを堅固に固定することがで
き、折り畳みもきわめて容易で、さらに、無線機本体と
モジュールを接続するケーブルを内部に配線して保護す
ることができる無線機のモジュール角度調整取付装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、屋内外で使用可能な携帯用の小
型無線機には、アンテナを一体的に備えたモジュールが
無線機本体に折り畳み自在に取り付けられており、使用
時には当該モジュールを所定の角度で立設,固定できる
ように、モジュールの角度調整取付装置が備えられてい
る。
【0003】従来、この種のモジュール取付装置として
は、実開昭58−34449号公報記載の角度調整機構
がある。なお、この実開昭58−34449号公報記載
の角度調整機構は、車載無線機における実装角度の調整
に関するものであるが、携帯用の無線機におけるモジュ
ール取付装置もほぼ同様であるので、この実開昭58−
34449号公報を例にとって説明する。
【0004】図10は、この実開昭58−34449号
公報記載の角度調整機構を示す分解斜視図である。同図
に示すように、この角度調整機構は、無線機の筐体10
0と金具104を角度調整可能に固定する機構であり、
無線機筐体100の側面に環状のリブ102が設けてあ
り、このリブ102に対向する金具104の端部に爪部
(セレーション)105が形成してある。
【0005】103はゴム座で、リブ102に内接する
形状となっており、このゴム座103を挾んで筐体10
0と金具104が配設され、ねじ106によって一体的
に固定されるようになっている。101は筐体100の
リブ102の中心に穿設された貫通孔で、この貫通孔1
01を貫通したねじ106が筐体100内部の図示しな
い金具に螺合,固定される。
【0006】そして、このような構成からなる角度調整
機構は、金具104に歯車の歯先状に形成された爪部1
05が、環状のリブ102に内接するゴム座103に圧
接され、これによって、筐体100と金具104とが固
定されるとともに、両者が任意の角度に調整できるよう
になてっいる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の角度
調整機構では、環状のリブ内に配設したゴム座に爪部を
形成した金具を圧接,摺動させることにより角度調整が
行なわれていた。このため、角度調整は、金具に形成さ
れた爪部の段部の間隔毎に段階的に行なわれることとな
り、例えば調整角度ステップが30度等となっていた。
【0008】しかしながら、一般に、アンテナ一体型の
モジュールを備えた無線送受信装置においては、モジュ
ールの最適な立設角度は90度であり、従来の角度調整
機構では、金具を数回にわたって段階的に移動させなけ
ればならなかった。
【0009】また、この従来の角度調整機構では、角度
調整を行なうには、まず筐体と金具を固定しているねじ
の螺合を緩め、筐体と金具を所望の角度に調整し、その
後に再度ねじを締め直して固定する必要があった。この
ため角度調整の作業がきわめて煩雑で、調整に時間もか
かっていた。
【0010】さらに、従来の角度調整機構では、筐体と
金具の角度保持については、金具に形成した爪部をゴム
座に圧接,噛合させて、金具とゴム座の間の摩擦力によ
って固定していた。
【0011】このため、角度によっては筐体と金具の角
度を保持,固定するのに固定力の強度が不足する場合が
あり、特に、屋外で使用する際の強風等に対する強度を
確保することはきわめて困難であった。
【0012】一方、この実開昭58−34449号公報
記載の従来の角度調整機構では、金具と筐体との角度調
整のみを目的としており、金具の先端側に取り付けられ
る無線機(図10では図示省略)と筐体とを接続するケ
ーブルの配線に関しては何等の開示もない。従って、こ
のような従来の角度調整機構においては、筐体と無線機
を接続するケーブルの配線は、筐体及び無線機の外部を
通して行なわれることになり、ケーブル配線が混線した
り、ケーブルを外界から保護することができなかった。
【0013】本発明は、このような従来の技術が有する
問題を解決するために提案されたものであり、モジュー
ルの立設及び角度調整が容易かつ迅速,確実に行なえる
とともに、立設時のモジュールを堅固に固定することが
でき、折り畳みもきわめて容易で、さらに、無線機本体
とモジュールを接続するケーブルを内部に配線して保護
することができる無線機のモジュール角度調整取付装置
の提供を目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明の請求項1記載の無線機のモジュール角度調整取
付装置は、無線機本体にモジュールを折り畳み自在に取
り付けるとともに、展開時に当該モジュールを所定の角
度で立設,固定する無線機のモジュール角度調整取付装
置であって、前記無線機本体に固定されたダンパーと、
このダンパーに枢着される、前記モジュール側に固定さ
れたブッシングと、このブッシングに対して軸方向に移
動自在に係合し、当該ブッシングの軸回転に伴って回転
するリング部と、このリング部に回転可能に係合する球
体と、この球体が係脱自在に係合する、前記ダンパーに
所定の間隔をもって形成された複数の係合穴と、この複
数の係合穴の間を連結する、前記球体が転動可能に係合
する溝部と、前記リング部を常に前記ダンパーに向かっ
て付勢する付勢手段とを具備した構成としてある。
【0015】このような構成からなる本発明の無線機の
モジュール角度調整取付装置によれば、まず、ダンパー
に所定の間隔で係合穴を設けるとともに、この係合穴に
係合する回転自在の球体を設けることにより、一定間隔
でモジュールの立設角度を保持,固定することができ、
かつ、展開,折り畳み動作もきわめて容易に行なうこと
ができる。これによって、モジュールの角度調整を迅速
かつ確実に行なうことができる。
【0016】また、モジュールの立設時においては、球
体がダンパーの係合穴に係合するとともに、球体を押さ
えるリング部が付勢手段によって付勢,保持されている
ので、堅固な固定力によってモジュールが保持される。
これによって、例えば屋外で使用するような場合でもモ
ジュールの保持力が不足することがない。
【0017】さらに、本発明の無線機のモジュール角度
調整取付装置によれば、無線機本体に取り付けられたモ
ジュールに、一定以上の外力が加えられるとモジュール
の折り畳み及び立設の固定が解除できるので、装置の耐
破壊性にも優れている。
【0018】また、請求項2記載の無線機のモジュール
角度調整取付装置は、前記球体を、前記リング部に18
0度間隔をもって二つ配設するとともに、前記係合穴
を、前記ダンパーに90度間隔をもって四箇所に形成し
た構成としてある。
【0019】このような構成からなる本発明の無線機の
モジュール角度調整取付装置によれば、ダンパーに90
度間隔で係合穴を設けるとともに、この係合穴に係合す
る回転自在の球体を180度間隔で設けることにより、
90度間隔でモジュールの立設角度を保持,固定するこ
とができる。
【0020】また、請求項3記載の無線機のモジュール
角度調整取付装置は、前記球体を、前記リング部に90
度間隔をもって四つ配設するとともに、前記係合穴を、
前記ダンパーに90度間隔をもって四箇所に形成した構
成としてある。
【0021】このような構成からなる本発明の無線機の
モジュール角度調整取付装置によれば、ダンパーに90
度間隔で係合穴を設けるとともに、この係合穴に係合す
る回転自在の球体を90度間隔で設けることにより、9
0度間隔でモジュールの立設角度を保持,固定すること
ができるとともに、90度間隔で配設された四つの球体
がダンパーの係合穴にそれぞれ係合するので、モジュー
ル立設時の保持力を、より高めることができる。
【0022】また、請求項4記載の無線機のモジュール
角度調整取付装置は、前記溝部を、前記複数の係合穴の
一方側に高く他方側に低くなるよう傾斜して形成した構
成としてある。
【0023】このような構成からなる本発明の無線機の
モジュール角度調整取付装置によれば、溝部を転動する
球体が、常に他方側の係合穴に転がり易くなるので、モ
ジュールの展開,折り畳み動作が、より行ない易くな
る。
【0024】また、請求項5記載の無線機のモジュール
角度調整取付装置は、一側が前記ダンパーに嵌合すると
ともに、他側が前記リング部中心を貫通して前記ブッシ
ングに回転自在に係合するカラーを備え、このカラーに
よって、前記ブッシングが前記ダンパーに枢着される構
成としてある。
【0025】このような構成からなる本発明の無線機の
モジュール角度調整取付装置によれば、ブッシングをダ
ンパーに枢着する手段としてカラーを用いることによ
り、ダンパーとブッシングの枢着に際してボルト等が必
要なく部品点数を減少させることができるとともに、ボ
ルトの締付け作業等も不要となり、ブッシングとダンパ
ーの取付作業がより容易となり、低コスト化を図かるこ
とができる。
【0026】さらに、請求項6記載の無線機のモジュー
ル角度調整取付装置は、前記ダンパーに、前記無線機本
体内部と連通するダンパー連通孔を穿設するとともに、
前記ブッシングに、前記モジュール内部と連通するブッ
シング連通孔を形成し、このダンパー連通孔とブッシン
グ連通孔が、前記カラーを介して連通する構成としてあ
る。
【0027】このような構成からなる本発明の無線機の
モジュール角度調整取付装置によれば、無線機本体とモ
ジュールを接続するケーブルをダンパー連通孔及びブッ
シング連通孔を通して配線することができ、ケーブルは
装置外部に出ることなく、ダンパー及びブッシング内で
配線接続される。これにより、ケーブルを外界から保護
することができるとともに、ケーブルが装置外部で混線
するようなこともなくなる。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、本発明の無線機のモジュー
ル角度調整取付装置の実施の形態について、図面を参照
して説明する。 [第一の実施形態]まず、本発明の無線機のモジュール
角度調整取付装置の第一実施形態について、図1〜図6
を参照して説明する。図1は、本発明の無線機のモジュ
ール角度調整取付装置の第一実施形態により一体となっ
た無線機及びモジュールを示す斜視図であり、(a)は
モジュールの折り畳み時を、(b)はモジュールの展
開,立設時を示してある。図2は、本発明の無線機のモ
ジュール角度調整取付装置の第一実施形態を示す分解斜
視図である。
【0029】図3は、図2に示す本実施形態の無線機の
モジュール角度調整取付装置の組立状態を示しており、
(a)は左側面図、(b)は要部断面正面図、(c)は
右側面図である。図4は、図3(b)の拡大図である。
【0030】図5は、図2に示す本実施形態の無線機の
モジュール角度調整取付装置のダンパーを示しており、
(a)は左側面図、(b)は正面図、(c)は右側面図
である。また、図6は、図5(a)のA−A線断面図で
ある。
【0031】これらの図に示すように、本実施形態の無
線機のモジュール角度調整取付装置1は、無線機本体2
にアンテナ一体型のモジュール3を折り畳み自在に取り
付けるとともに、立設時にモジュール3を所定の角度で
固定する装置で、10は無線機本体2に固定されたダン
パーである。
【0032】このダンパー10は、無線機本体2のモジ
ュール取付面に一体的に固定されており、本実施形態で
は、図1に示すように、モジュール3の底面側両端を保
持するよう、二箇所に設けられている。
【0033】なお、このダンパー10は、本装置1を設
ける無線機やモジュールの形状,大きさに応じて、少な
くとも一箇所に設けられていればよく、例えば図1に示
す場合において、モジュール3の底面側両端を保持する
一方については、単なる軸着手段によって折り畳み自在
に保持するようにしてもよい。
【0034】20はブッシングで、一端側がダンパー1
0の側面に係合して軸回転可能に枢着される頭部21と
なっており、図示を省略した他端側がモジュール3の底
面側に固定される軸状部材となっている。
【0035】このブッシング20とダンパー10の枢着
構造は、図3及び図4に示すように、ブッシング20の
頭部21がダンパー10の左側面の凹部11に係合する
とともに、ダンパー10の右側面から遊貫されたボルト
70がブッシング20の頭部21中心のボルト穴21a
に螺合することにより、ブッシング20がダンパー10
に対して軸回転可能に枢着されている。また、このブッ
シング20の頭部21には、後述するリング部30の折
曲げ部32が係合する係合部22が設けてある。
【0036】なお、ブッシング20を軸着しているボル
ト70は、ダンパー10に対してがた付きなく遊貫する
ように管状のカラー60が装着してある。このカラー6
0は、ダンパー10の右側面の凹部12に嵌合してボル
ト70を遊貫状態で保持するとともに、図4に示すよう
に、先端部がブシング20の係合部22底面に当接して
おり、後述するリング部30が軸方向に移動する際のガ
イドとしても機能している。
【0037】リング部30は、中心にカラー60が貫通
する貫通孔31を備えた円板状部材で、この貫通孔31
の周縁部が延設されてブッシング20側に折曲げられ、
対向する板状の折曲げ部32となっている。
【0038】この折曲げ部32は、ブッシング20の頭
部21に形成した係合部22に係合し、係合部22に対
して軸方向に移動できるようになっている。すなわち、
図4に示すように、係合部22に係合した状態の折曲げ
部32は、後述するスプリング50が介在して折曲げ部
32の先端と係合部22の底面との間に、所定の間隔
(後述する球体40が係合する係合穴13の深さとほぼ
同様の長さ)があいており、この間隔分だけ、リング部
30が軸方向に移動できるようになっている。
【0039】また、図4に示すように、上述したリング
部30の中心を貫通したカラー60が、係合部22の内
壁とともに折曲げ部32を挾持しており、リング部30
が軸方向に移動する際のガイドとなっている。そして、
この折曲げ部32が係合部22に係合するとともにカラ
ー60によって挾持されることにより、ブッシング20
が軸回転するのに伴ってリング部30も同時に軸回転、
すなわちとも回りするようになっている。
【0040】なお、係合部22の形状は、ブッシング2
0の回転に伴ってリング部30がとも回りするよう、図
2に示すように、矩形状となっており、対向する板状の
折曲げ部32がこの矩形状の係合部22内辺に係合する
ようになっている。
【0041】一方、このリング部30の折曲げ部32の
外周には、スプリング50が巻装され、このスプリング
50がブッシング20の頭部21とリング部30の間に
介在して、リング部30を常にダンパー10側に付勢す
る付勢手段となっている。
【0042】さらに、このリング部30の円板部には、
球体40が回転可能に係合する係合孔33が穿設してあ
る。球体40は、このリング部30の係合孔33に回転
可能に係合する球状に形成され、本実施形態では鋼球を
使用している。
【0043】この球体40は、本実施形態では、図2に
示すように、リング部30の円板部に180度間隔をも
って対向する二つの球体40が配設してあり、従ってリ
ング部30の係合孔33も180度間隔をもって対向す
る二箇所に形成されている。
【0044】なお、図2においては、係合孔33がリン
グ部30の円板部に90度間隔をもって四箇所に設けて
あるが、これは本装置の組立時に球体40を係合孔33
のうちいずれか対向する二箇所に係合させればよいとい
う作業性を考慮すると同時に、球体40を増設して三つ
又は四つ配設することもできるよう部品としての汎用性
をも考慮したものである。従って、本実施形態では球体
40は二つとしてあるが、これを三つ又は四つとして、
モジュール3の保持力を高めることもできる。
【0045】一方、ダンパー10の左側面の凹部11の
底面には、球体40が係脱自在に係合する係合穴13が
形成してある。この係合穴13は、球体40よりやや大
きい径の半球状に凹んでおり、図5(a)に示すよう
に、本実施形態においては90度間隔をもって、垂直方
向及び水平方向にそれぞれ対向する四箇所に形成してあ
る。
【0046】この結果、球体40はリング部30の軸回
転に伴って、90度間隔でこのダンパー10の係合穴1
3に係脱を繰り返すことになり、後述するように、モジ
ュール3が無線機本体2に対して90度の角度で立設,
折り畳みがなされるようになっている。
【0047】なお、このダンパー10に設ける係合穴1
3は、本実施形態では90度間隔で形成されているが、
これ以外にも所定の間隔、例えば60度間隔,45度間
隔とすることもでき、この場合には、モジュール3の無
線機本体2に対する立設角度が段階的に調整されること
になる。
【0048】さらに、この複数の係合穴13には、図5
(a)に示すように、各穴の間を円周方向に沿って連結
するようにして溝部14が形成されている。この溝部1
4は、係合穴13から脱した球体40が係合しつつ転動
できるようになっており、少なくとも係合穴13より浅
い深さの断面半円状の溝に形成してある。
【0049】そして、この溝部14は、本実施形態にお
いては、図6に示すように、複数の係合穴13のうち垂
直方向に対向する係合穴13側に高く、水平方向に対向
する係合穴13側に低くなるよう、傾斜をもって形成し
てある。これによって、溝部14を転動する球体40
は、常に水平方向に対向する係合穴13側に転がり易
く、すなわちモジュール3の90度立設方向の係合穴1
3に係合し易くなっている。
【0050】次に、このような構成からなる本実施形態
の無線機のモジュール角度調整取付装置の組立方法及び
動作について説明する。まず、本装置1を組み立てる場
合には、次のようにして行なう。無線機本体2上に突設
されたダンパー10の係合穴13のうち、垂直方向に1
80度対向する二つの係合穴13に二つの球体40を係
合させるとともに、この球体40を係合孔33に係合さ
せつつ、リング部30をダンパー10の凹部11に装着
する。
【0051】次に、リング部30の折曲げ部32にスプ
リング50を貫装する。そして、モジュール3の底面側
にブッシング20を取り付け、このブッシング20を、
モジュール3が無線機本体2側に折り畳まれた状態でダ
ンパー10の凹部11に挿入するとともに、ブッシング
20の係合部22にリング部30の折曲げ部32を係合
させる。
【0052】この状態で、ダンパー10の右側面の凹部
12からカラー60を貫入してリング部30の貫通孔3
1を貫通させ、カラー60の先端をブッシング20の係
合部22に係合,当接させる。その後、ダンパー10の
右側面からカラー60にボルト70を遊貫させ、ブッシ
ング20のボルト孔21aに螺合させ、締め込む。
【0053】以上により、本装置1が組み立てられ上が
り、無線機本体2にモジュール3が取り付けられる。な
お、本実施形態ではモジュール3の底面両端を本装置1
で保持しているので、上記手順をモジュール3の底面両
側に配設した本装置1について行なう。
【0054】このようにして組み立てられた本装置1の
動作は次のようになる。まず、モジュール3が無線機本
体1に折り畳まれた状態(図1(a)の状態)において
は、リング部30に係合した球体40はダンパー10の
係合穴13のうち垂直方向に対向する二つの係合穴13
にそれぞれ係合し、スプリング50によってリング部3
0がダンパー10方向に付勢されているので、球体40
と係合穴13の係合によってモジュール3は無線機本体
1側に折り畳まれた状態で保持されている。
【0055】次いで、モジュール3を展開して無線機を
使用する場合には、モジュール3を手で持ち上げる。モ
ジュール3が持ち上げられていくと、ブッシング20が
軸回転し、これに伴ってリング部30も回転する。
【0056】リング部30が回転すると、リング部30
に係合している球体40が、スプリング50の付勢力に
抗して、リング部30をブッシング20側に移動させな
がらダンパー10の係合穴13から脱して溝部14に係
合する。
【0057】このとき、溝部14は垂直方向の係合穴1
3から水平方向の係合穴13に向かって低くなるように
傾斜しており、かつスプリング50によってダンパー1
0側に付勢されているので、特に力を加えることなく、
球体40はこの溝部14の傾斜面を転動していき、水平
方向の係合穴13に自動的に係合する。
【0058】球体40が水平方向の係合穴13に係合す
ると、スプリング50によってリング部30がダンパー
10方向に付勢されているので、球体40と係合穴13
の係合によってモジュール3は無線機本体1に対して9
0度立設した状態で固定される(図1(b)の状態)。
これによって無線機が最適な状態で使用が行なえる。
【0059】無線機使用後に、再びモジュール3を折り
畳む場合には、モジュール3を手で折り畳んでいくと、
ブッシング20が軸回転し、これに伴ってリング部30
も回転し、リング部30に係合している球体40が、ス
プリング50の付勢力に抗して、リング部30をブッシ
ング20側に移動させながらダンパー10の係合穴13
から脱して溝部14に係合する。
【0060】そして、さらにモジュール3を折り畳む
と、球体40が溝部14を転動し、水平方向の係合穴1
3に係合し、モジュール3は無線機本体1側に折り畳ま
れた状態で固定される。なお、モジュール3は、無線機
本体1のどちらの方向に折り畳んでもよい。
【0061】このように本実施形態の無線機のモジュー
ル角度調整取付装置によれば、まず、ダンパー10に9
0度間隔で係合穴13を設けるとともに、この係合穴1
3に係合する球体40を設けることにより、90度間隔
でモジュール3の立設角度を保持,固定することがで
き、かつ、展開,折り畳み動作もきわめて容易に行なう
ことができる。これによって、モジュール3の角度調整
は、迅速かつ確実に行なうことが可能となる。
【0062】また、モジュール3の立設時においては、
二つの球体40がダンパー10の係合穴13に係合する
とともに、球体40を押さえるリング部30がスプリン
グ50によって付勢,保持されるので、堅固な固定力に
よってモジュール3が保持される。これによって、例え
ば屋外で使用するような場合でもモジュール3の保持力
が不足することがない。
【0063】さらに、本実施形態の無線機のモジュール
角度調整取付装置によれば、無線機本体2に取り付けら
れたモジュール3に、一定以上の外力が加えられるとモ
ジュール3の折り畳み及び立設の固定が解除されるの
で、本装置に無理な力がかかることはなく、装置の耐破
壊性にも優れている。
【0064】[第二の実施形態]次に、本発明の無線機
のモジュール角度調整取付装置の第二実施形態につい
て、図7〜図9を参照して説明する。図7は、本発明の
無線機のモジュール角度調整取付装置の第二実施形態に
より一体となった無線機及びモジュールを示す斜視図で
あり、(a)はモジュールの折り畳み時を、(b)はモ
ジュールの展開,立設時を示してある。図8は、本発明
の無線機のモジュール角度調整取付装置の第二実施形態
を示す分解斜視図である。図9は、図8に示す本実施形
態の無線機のモジュール角度調整取付装置の組立状態を
示す要部断面正面図の拡大図である。
【0065】これらの図に示すように、本実施形態の無
線機のモジュール角度調整取付装置は、まずダンパー1
0のブッシング20の右側面の凹部12に、無線機本体
2の内部と連通するダンパー連通孔15を穿設してあ
る。このダンパー連通孔15は、図9に示すように、ダ
ンパー10の右側面の凹部12の底面側に向かって穿設
され、無線機本体2の内部に連通している。
【0066】一方、ブッシング20には、モジュール3
の内部と連通するブッシング連通孔23が形成してあ
る。このブッシング連通孔23は、図9に示すように、
ブッシング20を管状に形成するとによりブッシング2
0のほぼ中心に形成してある。そして、このダンパー連
通孔15とブッシング連通孔23とは、ブッシング20
をダンパー10に枢着するカラー60を介してダンパー
10のダンパー連通孔15に連通している。
【0067】ここで、本実施形態においてブッシング2
0とダンパー10を枢着するカラー60は、上述した第
一実施形態の場合と異なり、カラー60のみで構成さ
れ、ボルト70は用いられていない。すなわち、図8及
び図9に示すように、本実施形態におけるカラー60
は、一側にフランジ状の底部61を備えるとともに、他
側に頭部62を備えた管状部材により構成してあり、頭
部62は外側に張り出した突起部分を備えた傘状になっ
ている。
【0068】そして、このカラー60は、頭部62側か
らダンパー10の右側面の凹部12に嵌入され、底部6
1が凹部12に当接,係止してダンパー10に嵌合する
とともに、頭部62がリング部30の中心の貫通孔31
を貫通してダンパー10の左側面の凹部11側に突出す
る。
【0069】そして、この突出した頭部62が、ダンパ
ー10の左側面の凹部11に係合したブッシング20の
頭部21に設けた係合部22の内側に嵌入され、傘状の
突起部分が係合部22の内側に係止する。これによっ
て、カラー60はブッシング20に回転可能に係合す
る。なお、このカラー60は、頭部62がブッシング2
0側に嵌め込み可能な弾性を有する樹脂等により形成す
ることが好ましい。
【0070】このように、本実施形態では、カラー60
のみによって、ブッシング20をダンパー10に対して
軸回転可能に枢着することができる。そして、本実施形
態のカラー60を用いることにより、ダンパー10とブ
ッシング20の枢着に際して上述した第一実施形態にお
けるようなボルト70を省略することができ部品点数を
減少させることができるとともに、ボルトの締付け作業
等も不要となり、ブッシング20とダンパー10との取
付作業がより容易となり、全体として装置の低コスト化
を図かることができる。
【0071】さらに、本実施形態のカラー60は、管状
の中心がカラー連通孔63となっており、このカラー連
通孔63が、ブッシング20のブッシング連通孔23及
びダンパー10のダンパー連通孔15とを連通してい
る。なお、図8及び図9において、80は蓋部であり、
カラー60が嵌入したダンパー10の凹部12の開口に
形成された溝12aに嵌合して、凹部12の開口面を覆
うようになっている。
【0072】このような構成からなる本実施形態のモジ
ュール角度調整取付装置によれば、ダンパー10のダン
パー連通孔15とブッシング20のブッシング連通孔2
3が、カラー60のカラー連通孔63を介して連通さ
れ、無線機本体2とモジュール3とが、本装置の内部を
通って互いに連通する。
【0073】従って、図9に示すように、これら連通孔
にケーブル90を配線することにより、ケーブル90の
両端をダンパー10,ブッシング20及びカラー60の
各連通孔を通って、図7に示す無線機本体2の内部回路
2aとモジュール3の内部回路3aのケーブル接栓に取
り付けることにより、無線機本体2とモジュール3の電
気的接続が可能になる。
【0074】このように装置内部に配線されたケーブル
90は、モジュール3の枢軸内に位置することになるの
で、モジュール3が90度の角度で展開,折り畳みが繰
り返されても、ケーブル90が捩れたり断線したりする
ことがない。
【0075】これによって、無線機本体2とモジュール
3を電気的接続するケーブル90は本装置の内部を通っ
て配線接続されるので、ケーブル90を外界から保護す
ることができ、モジュール3を90度の角度に展開する
際や、携帯,運搬時にもケーブル90を傷めることがな
く、さらに、ケーブル90が外部に露出していないの
で、ケーブル90が混線するようなこともない。
【0076】なお、本実施形態におけるカラー60は、
上述した第一実施形態のように、内部にケーブル90を
配線しない場合であっても、ブッシング20とダンパー
10の枢着手段として用いることができる。この場合、
カラー60にはケーブルを通すための連通孔は省略する
ことができ、底部61及び頭部62を備えていれば本実
施形態で示したような管状に形成する必要はない。
【0077】
【発明の効果】以上説明したように本発明の無線機のモ
ジュール角度調整取付装置によれば、モジュールの立設
及び角度調整が容易かつ迅速,確実に行なえるととも
に、立設時のモジュールを堅固に固定することができ、
折り畳みもきわめて容易となり、さらに、無線機本体と
モジュールを接続するケーブルを内部に配線して保護す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の無線機のモジュール角度調整取付装置
の一実施形態により一体となった無線機及びモジュール
を示す斜視図であり、(a)はモジュールの折り畳み時
を、(b)はモジュールの展開,立設時を示してある。
【図2】本発明の無線機のモジュール角度調整取付装置
の一実施形態を示す分解斜視図である。
【図3】図2に示す本発明の一実施形態にかかる無線機
のモジュール角度調整取付装置の組立状態を示してお
り、(a)は左側面図、(b)は要部断面正面図、
(c)は右側面図である。
【図4】図3(b)の拡大図である。
【図5】図2に示す本発明の一実施形態にかかる無線機
のモジュール角度調整取付装置のダンパーを示してお
り、(a)は左側面図、(b)は正面図、(c)は右側
面図である。
【図6】図5(a)のA−A線断面図である。
【図7】本発明の無線機のモジュール角度調整取付装置
の第二実施形態により一体となった無線機及びモジュー
ルを示す斜視図であり、(a)はモジュールの折り畳み
時を、(b)はモジュールの展開,立設時を示してあ
る。
【図8】本発明の無線機のモジュール角度調整取付装置
の第二実施形態を示す分解斜視図である。
【図9】図8に示す本実施形態の無線機のモジュール角
度調整取付装置の組立状態を示す要部断面正面図の拡大
図である。
【図10】従来の角度調整機構を示す分解斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 モジュール角度調整取付装置 2 無線機本体 3 モジュール 10 ダンパー 20 ブッシング 30 リング部 40 球体 50 スプリング 60 カラー 70 ボルト 80 蓋部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H05K 5/02 H05K 5/03 H04B 1/38 E05D 11/10

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 無線機本体にモジュールを折り畳み自在
    に取り付けるとともに、展開時に当該モジュールを所定
    の角度で立設,固定する無線機のモジュール角度調整取
    付装置であって、 前記無線機本体に固定されたダンパーと、 このダンパーに枢着される、前記モジュール側に固定さ
    れたブッシングと、 このブッシングに対して軸方向に移動自在に係合し、当
    該ブッシングの軸回転に伴って回転するリング部と、 このリング部に回転可能に係合する球体と、 この球体が係脱自在に係合する、前記ダンパーに所定の
    間隔をもって形成された複数の係合穴と、 この複数の係合穴の間を連結する、前記球体が転動可能
    に係合する溝部と、 前記リング部を常に前記ダンパーに向かって付勢する付
    勢手段と、を具備することを特徴とする無線機のモジュ
    ール角度調整取付装置。
  2. 【請求項2】 前記球体を、前記リング部に180度間
    隔をもって二つ配設するとともに、 前記係合穴を、前記ダンパーに90度間隔をもって四箇
    所に形成した請求項1記載の無線機のモジュール角度調
    整取付装置。
  3. 【請求項3】 前記球体を、前記リング部に90度間隔
    をもって四つ配設するとともに、 前記係合穴を、前記ダンパーに90度間隔をもって四箇
    所に形成した請求項1記載の無線機のモジュール角度調
    整取付装置。
  4. 【請求項4】 前記溝部を、前記複数の係合穴の一方側
    に高く他方側に低くなるよう傾斜して形成した請求項
    1,2又は3記載の無線機のモジュール角度調整取付装
    置。
  5. 【請求項5】 一側が前記ダンパーに嵌合するととも
    に、他側が前記リング部中心を貫通して前記ブッシング
    に回転自在に係合するカラーを備え、 このカラーによって、前記ブッシングが前記ダンパーに
    枢着される請求項1,2,3又は4記載の無線機のモジ
    ュール角度調整取付装置。
  6. 【請求項6】 前記ダンパーに、前記無線機本体内部と
    連通するダンパー連通孔を穿設するとともに、前記ブッ
    シングに、前記モジュール内部と連通するブッシング連
    通孔を形成し、 このダンパー連通孔とブッシング連通孔が、前記カラー
    を介して連通する請求項5記載の無線機のモジュール角
    度調整取付装置。
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