JP3134735U - 商品梱包箱 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】商品載置面を上方に向けた際に商品載置面上の商品を露出状態で一の方向に並べて陳列させることができる第一の箱10と、第一の箱を商品と共に収容可能な第二の箱30とを備え、第二の箱は、収容のときとは異なる部分で、第一の箱の方向の一端部を商品載置面が上方に向く状態で差し入れるための開口が設けられ、且つ、その差入れ状態で、テーブル上に設置可能に構成され、商品載置面は差入れ状態で、一の方向の他端部に向けて下り勾配を持つように構成されている。
【選択図】図2
Description
しかしながら、この商品梱包箱にあっては、商品は水平な床面上に並べられることから、購入者が商品を1つずつ購入する場合を考えると、購入毎に商品の隙間ができてしまうため、見栄えが悪くなってしまうという問題がある。これを解消するためには、その都度、商品の補充乃至は並び替えが必要となり、その場合には、手数が掛かるという問題がある。
商品の陳列に使用可能となるように構成された商品梱包箱であって、
商品載置面を上方に向けた際に該商品載置面上の商品を露出状態で一の方向に並べて陳列させることができる第一の箱と、前記第一の箱を商品と共に収容可能な第二の箱とを備え、
前記第二の箱は、収容のときとは異なる部分で、前記第一の箱の前記一の方向の一端部を前記商品載置面が上方に向く状態で差し入れるための開口が設けられ、且つ、その差入れ状態で、テーブル等の上に設置可能に構成され、
前記商品載置面は、前記差入れ状態で、前記一の方向の他端部に向けて下り勾配を持つように構成されている、
ことを特徴とする商品梱包箱である。
ここで、「テーブル等」とは例えばコンビニエンスストアにおけるレジテーブルや商品陳列棚が代表的なものであるが、それに限定されず、例えば商品の陳列を行う場合に使用される卓や台等であってもよい。
また、第2の手段に係る商品梱包箱は、
商品の陳列に使用可能となるように構成された商品梱包箱であって、
商品載置面を上方に向けた際に該商品載置面上の商品を露出状態で一の方向に並べて陳列させることができる第一の箱と、前記第一の箱を商品と共に収容可能な第二の箱とを備え、
前記第二の箱は、収容のときとは異なる部分で、前記第一の箱の前記一の方向の一端部を前記商品載置面が上方に向く状態で差し入れるための開口が切取り又は折込みによって形成可能となっており、且つ、その差入れ状態で、テーブル等の上に設置可能に構成され、
前記商品載置面は、前記差入れ状態で、前記一の方向の他端部に向けて下り勾配を持つように構成されている、
ことを特徴とする商品梱包箱である。
また、第5の手段に係る商品梱包箱は、第1から3の手段のいずれか一において、前記第二の箱を一方向に並べて複数収容可能な第三の箱を備え、前記第三の箱は、該第三の箱に前記第二の箱を複数収容した状態で、該複数の該第二の箱の前記開口を同時に露出可能な開口が切取り又は折込みによって形成可能となっていることを特徴とするものである。
また、第4及び5の手段に係る商品梱包箱によれば、複数組の第一の箱で同時に商品の陳列を行えることになる。
また、第7の手段に係る商品梱包箱によれば、クッション性に優れるダンボールによって形成されているので、商品の損傷を防ぐことができる。
図1は、本考案に係る商品梱包箱における梱包態様を示した斜視図、図2は、本考案に係る商品梱包箱における陳列態様を示した斜視図、図3から図5は、本考案に係る商品梱包箱を構成する第一の箱の構成を示す斜視図、図6から図8は、本考案に係る商品梱包箱を構成する第二の箱の構成を示す斜視図である。
なお、第1実施形態及び第2実施形態で表現する上下,前後,左右は、商品梱包箱の陳列状態における方向で示している。
この底壁12の左右の辺には折罫を介して側壁13,13が連設されている。各側壁13は、第一の箱10の組立の際に図4に示すように谷折りされて、底壁12に対して起立した状態とされる。
各側壁12の幅寸法(第一の箱10の組立状態での高さ寸法)は、特に限定はされないが、第一の箱10の後方に行くに従って漸次大きくなっている。そして、各側壁12の前辺には折罫を介して係止片14aが連設されている。各係止片14aは、第一の箱10の組立の際に谷折りされて、底壁12に対して起立した状態とされる。一方、各側壁12の後辺には折罫を介して係止片15aが連設されている。各係止片15aは、第一の箱10の組立の際に谷折りされて、底壁12に対して起立した状態とされる。
ここで、2つの係止片14a,14aのうちの一方には、第一の箱10の組立の際に下縁となる部分に達するスリット20aが形成され、他方には、第一の箱10の組立の際に上縁となる部分に達するスリット20aが形成されている。そして、第一の箱10の組立の際にはスリット20a,20aを互いに合致させつつ、各係止片14aが底壁12に対して起立させられる。これによって、図4に示すように、係止片14a,14a同士が係合される。
また、2つの係止片15a,15aのうちの一方には、第一の箱10の組立の際に下縁となる部分に達するスリット21aが形成され、他方には、第一の箱10の組立の際に上縁となる部分に達するスリット21aが形成されている。そして、第一の箱10の組立の際にはスリット21a,21aを互いに合致させつつ、各係止片15aが底壁12に対して起立させられる。これによって、図4に示すように、係止片15a,15a同士が係合される。
前側カバー16の自由端には幅方向中央に突起19が付設されている。一方、底壁12には、該突起19を挿入可能な長孔18aが形成されている。そして、前側カバー16は、係止片14a,14aを挟み込んだ状態で前後から被覆した状態で、突起19を長孔18aに挿入することで前側カバー16は底壁12に対して固定される。
一方、底壁12の後辺には折罫を介して後側カバー17が連設されている。この後側カバー17は、係止片15a,15aの後面を覆うための第一のカバー部分と、第一のカバー部分の自由端側の辺に折罫を介して連設され係止片15a,15aの前面、及び底壁12の上面を覆うための第二のカバー部分とを備える。後側カバー17は、第一の箱10の組立の際に、底壁12及び係止片15aの境界に位置する折罫と、第一のカバー部分及び第二のカバー部分の境界に位置する折罫とで、それぞれ谷折りされることで、図5に示すように、底壁12に対して起立状態にある係止片15a,15aを被覆すると共に、底壁12の上面を被覆する。
後側カバー17の自由端には幅方向中央に切欠き18bが形成されている。そして、後側カバー17は、係止片15a,15aと底壁12の上面を被覆した状態で、長孔18aに挿入された突起19に切欠き18bを合致させるようにして、後側カバー17の自由端部を前側カバー16の自由端の下側に潜り込ませることによって、底壁12に対して固定される。このとき、後側カバー17のうち底壁12の上面を覆う部分は前方へ向けて下り勾配の傾斜面11を構成する。
各側壁33の上辺には折罫を介してフラップ33aが連接されている。各フラップ33aは、第二の箱30の組立に際して谷折りされる。また、各側壁33の下辺には折罫を介して係止片35aが連接されている。各係止片35aは、第二の箱30の組立に際して谷折りされる。係止片35a,35aの一方には、鳩尾状の突片38aが連設され、他方には、鳩尾状の切欠き18bが形成されている。そして、係止片35a,35aは、突片38aと切欠き18bとを係合させることによって互いに結合される。
また、側壁33,33の一方には折罫を介して後壁34が連設されている。後壁34は、第二の箱30の組立に際して谷折りされる。後壁34の自由端には折罫を介して糊代34aが連接されている。糊代34aは、第二の箱30の組立に際して谷折りされ、側壁33,33の他方の内面に糊付けされる。また、後壁34の下辺には折罫を介して底面カバーが連設されている。底面カバーは、第二の箱30の組立に際して谷折りされる。この底面カバーの自由端側の辺には折罫を介してフラップ37aが連設されている。フラップ37aは、第二の箱30の組立に際して谷折りされて係止片35a,35aの上面に当接される。
第2実施形態の商品梱包箱100は、第1実施形態の第一の箱10及び第二の箱30の組を2組備えると共に、図11に示すような第三の箱40を備える。第一の箱10及び第二の箱30の構造は第1実施形態と同じであるので、以下、第三の箱40の構造を中心に説明する。
前壁42は下部が欠損し、第三の箱40が組み立てられた際にそこに開口41が形成される。この前壁42の上辺には折罫を介して上壁46が連設されている。上壁46は、第三の箱40の組立に際して谷折りされる。また、前壁42の左右の辺には折罫を介して側壁43,43が連設されている。側壁43,43は、第三の箱40の組立に際して谷折りされる。
各側壁43の上辺には折罫を介してフラップ43aが連接されている。各フラップ43aは、第三の箱40の組立に際して谷折りされる。
また、側壁43,43の一方には折罫を介して後壁44が連設されている。後壁44は、第三の箱40の組立に際して谷折りされる。後壁44の自由端には折罫を介して糊代44aが連接されている。糊代44aは、第三の箱40の組立に際して谷折りされ、側壁43,43の他方の内面に糊付けされる。
また、第三の箱40には、底壁を設けなかったが、第二の箱30と同様な構成とし、底壁を構成する係止片や底面カバーを設けても良い。
10 第一の箱
11 傾斜面
14 前壁
16 前壁カバー(商品ストッパ)
30 第二の箱
31 開口
32 前壁
40 第三の箱
41 開口
42 前壁
Claims (7)
- 商品の陳列に使用可能となるように構成された商品梱包箱であって、
商品載置面を上方に向けた際に該商品載置面上の商品を露出状態で一の方向に並べて陳列させることができる第一の箱と、前記第一の箱を商品と共に収容可能な第二の箱とを備え、
前記第二の箱は、収容のときとは異なる部分で、前記第一の箱の前記一の方向の一端部を前記商品載置面が上方に向く状態で差し入れるための開口が設けられ、且つ、その差入れ状態で、テーブル等の上に設置可能に構成され、
前記商品載置面は、前記差入れ状態で、前記一の方向の他端部に向けて下り勾配を持つように構成されている、
ことを特徴とする商品梱包箱。 - 商品の陳列に使用可能となるように構成された商品梱包箱であって、
商品載置面を上方に向けた際に該商品載置面上の商品を露出状態で一の方向に並べて陳列させることができる第一の箱と、前記第一の箱を商品と共に収容可能な第二の箱とを備え、
前記第二の箱は、収容のときとは異なる部分で、前記第一の箱の前記一の方向の一端部を前記商品載置面が上方に向く状態で差し入れるための開口が切取り又は折込みによって形成可能となっており、且つ、その差入れ状態で、テーブル等の上に設置可能に構成され、
前記商品載置面は、前記差入れ状態で、前記一の方向の他端部に向けて下り勾配を持つように構成されている、
ことを特徴とする商品梱包箱。 - 前記第一の箱の前記一の方向の他端部には、商品の滑落を防止するための商品ストッパが設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の商品梱包箱。
- 前記第二の箱を一方向に並べて複数収容可能な第三の箱を備え、前記第三の箱は、該第三の箱に前記第二の箱を複数収容した状態で、該複数の該第二の箱の前記開口を同時に露出可能な開口が設けられていることを特徴とする請求項1から3いずれか一に記載の商品梱包箱。
- 前記第二の箱を一方向に並べて複数収容可能な第三の箱を備え、前記第三の箱は、該第三の箱に前記第二の箱を複数収容した状態で、該複数の該第二の箱の前記開口を同時に露出可能な開口が切取り又は折込みによって形成可能となっていることを特徴とする請求項1から3いずれか一に記載の商品梱包箱。
- 前記第一の箱は、底壁と、前記底壁の前記一端部側の辺に折罫を介して連設され該底壁に対して谷折りされて起立する第一の起立部と、前記第一の起立部の自由端側の辺に折罫を介して連設され該第一の起立部に対して谷折りされて前記商品載置面を形成する商品載置部とを備え、前記商品載置面は、前記底壁に対して前記商品載置部を挟んで起立する両側の側壁部と、前記底壁に対して前記他端部側で起立して商品の滑落を防止する商品ストッパを構成する障壁とによって3方を囲まれていることを特徴とする請求項1から5いずれか一に記載の商品梱包箱。
- ダンボールによって形成されていることを特徴とする請求項1から6いずれか一に記載の商品梱包箱。
Priority Applications (1)
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Applications Claiming Priority (1)
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JP2007004379U JP3134735U (ja) | 2007-06-11 | 2007-06-11 | 商品梱包箱 |
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Family Applications (1)
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JP (1) | JP3134735U (ja) |
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2007
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