JP3134701U

JP3134701U - オーディオジャック

Info

Publication number: JP3134701U
Application number: JP2007004309U
Authority: JP
Inventors: 簡敏隆; 鄭凱睿; 陳劍
Original assignee: 連展科技股▲ふん▼有限公司
Priority date: 2006-06-09
Filing date: 2007-06-08
Publication date: 2007-08-23
Anticipated expiration: 2017-06-08
Also published as: TWM302151U; US20070287330A1

Abstract

【課題】組み立て携帯に便利で、製品の信号伝送品質を向上させ、電磁遮蔽効果を更に安定させるオーディオジャックを提供する。
【解決手段】オーディオジャックは、絶縁ハウジングと、複数個の導電端子と、シールディングシェルを有し、絶縁ハウジングの２つの側面前方辺縁にシールディングシェルと係合するストリップ凸部を設け、絶縁ハウジングの２つの側面後部に凹溝を凹設し、シールディングシェルの２つの側面前端に切り口を設け、側面後端に凹陥凸部を設け、各側面下端に２以上のプラグピンを設けプラグピンの間に内向きに“Ｕ”型フックを湾折し、シールディングシェル上面と平行を保持し、上面に沿って後蓋を形成する後翼を湾折し、１対の対立側方耳部が後翼に垂直となり、シールディングシェル側面に凹陥凸部内に重ね合わせ接合され、嵌合装置を介して固定を達成し、絶縁ハウジングが遮蔽される。
【選択図】図１

Description

本考案は、電気コネクターに関し、特に、より安定した電磁遮蔽効果を有するオーディオジャックに関する。

電子情報製品が日増しに凄まじい勢いで発展する今日、人々の電子製品に対する要求も益々高くなっている。電気コネクターは、電子情報製品の信号または電力を伝送するのに用い、それは、いずれの電子情報製品中にも不可欠な部品である。音響効果を奏するイヤホン可聴周波数ソケットは、各製品中に既に幅広く使用され、コンピューター・携帯電話・ＭＰ３プレーヤー等の製品が欠くことのできない電子信号入出力接続ポートとなっている。

しかしながら、従来のソケットコネクター技術においては、ソケットコネクターは、シールディングシェルを全く設置しておらず、この種のシールディングシェルを設置していないコネクターは、使用中に必然的に外界の電磁妨害を受け、電磁遮蔽効果を具備していないことにより、電子情報製品間の信号伝送の品質に影響を及ぼす。たとえ前記のようなソケットコネクターが、シールディングシェルを設けたとしても、絶縁ハウジングとシールディングシェルの構造がより複雑化するため、組み立てがより困難となり、製品の組み立て容易性と携帯性とマンパワー節減に不利であるだけでなく、更により複雑なボディおよび絶縁ハウジングの嵌合構造が、製品組み立て過程において製品を損壊する現象を起こし易い。それにより製品の不良率の上昇、製造コストの増加を招く。さらに、コネクター中に設置されたシールディングシェルは、満足いく遮蔽効果に欠ける。従って、上記コネクター構造において現存する欠陥を改良するため、実際に現有の可聴周波数コネクターソケットの構造に対して更に改良を行い、現有技術の欠陥を克服する必要がある。

本考案の主要な目的は、オーディオジャックを提供し、前記オーディオジャックが、組み立ておよび携帯に便利であり、製品の信号伝送品質を向上させ、電磁遮蔽効果をより安定させることができることにある。

上記目的を達成するため、本考案は、以下の技術的解決手段によって実施することができる。即ち、本実用新案のオーディオジャックは、絶縁ハウジングと、シールディングシェルと、複数個の導電端子とから構成され、絶縁ハウジングは１つの上面と、１つの底面と、２つの側面と、１つの前表面と、１つの後表面とを含み、該２つの側面にそれぞれストリップ凸部が設けられ、前記絶縁ハウジングの２つの側面に凹溝および陥入部が設けられ、底面上の両側に溝が設けられ、かつ前記絶縁ハウジングの後表面上に端子を収容する複数個のチャンネルが設けられている。該シールディングシェルは、１つの上面および２つの側面を有し、該２つの側面にそれぞれ凹陥凸部および内部ラッチが設けられ、各側面に少なくとも２つのプラグピンが設けられ、プラグピンの間に内向きに“Ｕ”型フックが湾折され、シールディングシェル上面と同一面となるように設けられた後翼が、上面に沿って湾折されてシールディングシェルの後蓋を形成し、1対の対立する側面耳部が、前記後蓋に垂直となり、シールディングシェル側面の凹陥凸部上に重ね合わせ接合されることにより絶縁ハウジングを遮蔽するようになっている。

本考案では以下の態様が好ましい。
（１）前記陥入部が、絶縁ハウジング側面のストリップ凸部と凹溝との間の凹溝底部寄りに位置する。
（２）内部ラッチが、シールディングシェル各側面の切り口と凹陥凸部との間の凹陥凸部底端寄りに位置する。
（３）凹陥凸部上に外向きに１つのラッチを打ち抜き成形し、かつ後翼の両側方向の側面耳部に穴部を設け、両者が、嵌合装置を形成して、絶縁ハウジングを固定し遮蔽する。
（４）オーディオジャックは、絶縁ハウジングと、シールディングシェルと、複数個の導電端子とから構成され、絶縁ハウジングは１つの上面と、１つの底面と、２つの側面と、１つの前表面と、１つの後表面とを含み、円形凸縁には、挿入孔が開設され、絶縁ハウジングの２つの側面前辺縁の前表面にシールディングシェルと係合するストリップ凸部を設け、２つの側面の後端および後表面には、凹溝を連通して有し、ストリップ凸部と凹溝との間の凹溝底部寄りに１つの陥入部を設け、絶縁ハウジングの後表面から複数個の導電端子を挿入固定させる溝を陥入して設け、絶縁ハウジング底面の２つの側面方向には、摺動溝を設け、複数個の導電端子は、第１端子と、第２端子と、第３端子と、第４端子とを有し、前記のシールディングシェルは、１つの上面および２つの側面を有し、シールディングシェルの２つの側面の前端辺縁に絶縁ハウジングのストリップ凸部と当接する切り口を切り出し、各側面の後端に絶縁ハウジングの各側面の凹溝と重ね合わせ接合する内向きの凹陥凸部を突出させ、凹陥凸部の内表面に外斜め向きにラッチを突出し、凹陥凸部の底端に内向きに絶縁ハウジングと嵌合する内部ラッチを突出して設け、シールディングシェル各側面の下端は、少なくとも２つのプラグピンを設け、２つのプラグピンの間に内向きに“Ｕ”型フック片を湾折し、前記“Ｕ”型フック片は、絶縁ハウジング底面の溝の外壁上にフックするようになっており、シールディングシェル上面と同一面とした１つの後翼を接続し、前記後翼は、湾折されて後蓋を形成することができ、1対の直立側面耳部が後翼の２つの側辺から垂直に突出し、後翼が湾折して後蓋を形成した時、各側面耳部は、それぞれ側面に対応する凹陥凸部上に重ね合わさり、各側面耳部は、凹陥凸部のラッチと堅く嵌合する貫通孔を有し、ラッチと貫通孔の両者が嵌合し、固定接合を達成する。

本考案のオーディオジャックは、より簡単な構造を有し、組み立てと携帯に便利であり、マンパワーを節減し、更に安定した電磁遮蔽効果を有する。

図１は、本考案のオーディオジャックの一実施例であり、前記オーディオジャック５０は、絶縁ハウジング１と、絶縁ハウジング1内に挿入する第１端子２，第２端子３，第３端子４，第４端子５と、絶縁ハウジングに組み付けられるシールディングシェル６から構成される。

図１および図２に示すように、絶縁ハウジング１は、１つの上面１１と、１つの底面１５と、２つの側面１３と、１つの前表面１２と、１つの後表面１４とを含み、前表面１２上にプラグコネクターを整合させることに用いる円形凸縁(円形凸部）１２１を有する。前記凸縁１２１は、端面から内向きに陥入した同心状の挿入孔１２２を有し、前記同心状の挿入孔１２２は、絶縁ハウジング１の後表面１４まで貫通する。各側面１３の前端辺縁には、シールディングシェル６が係合するストリップ凸部１３１を設け、各側面１３の後表面に絶縁ハウジング１の後表面１４に連なる凹溝１３２を凹設し、凹溝１３２とストリップ凸部１３１との間の凹溝１３２底端寄りに陥入部１３３を有する。後表面１４に、端子を挿入させる複数個のチャンネルをそれぞれ設け、１つの側面１３内壁に沿って底表面１５を貫通し第1端子２を挿入固定する溝１４１を形成し、上面１１内壁に１つの摺動溝１４２を設け、もう一方の側面１３内壁に溝１４３を設け第２端子３を挿入させるようになっている。同心状の挿入孔１２２下方に側面方向に連通する第３端子４を挿入させるガイド溝１４４を有し、ガイド溝１４４真下にガイド溝１４４と連通するガイド溝１４５を有し、前記ガイド溝１４５は、第４端子５を挿入固定させるのに用いられる。第1端子２，第２端子３，第４端子５の各端子接触部は、同心状の挿入孔１２２中へ延び、整合プラグを挿入する時、円滑に接触できるようになっている。絶縁ハウジング１の底表面１５の両側には、溝１５１を設けシールディングシェル６をフックし固定させる。

本考案のオーディオジャック５０の導電端子は、挿入式のシールディングシェルを有しプラグ形式となっており、各端子は、いずれも一体打ち抜き成形されるが、ここでは、製造工程は簡単な説明のみとする。第1端子２は、１つの主体２１を有し、主体２１中に切り口を打ち抜き成形し、残部により弾性接触部２２を形成する。主体２１の底辺に回路板に挿入するプラグピン２３を突出する。第２端子３は、水平主体３１と、水平主体３１に打ち抜き成形による前方に突出する弾性接触部３２と、水平主体３１側辺の後端に沿って折れ、再度折曲げ形成されたプラグピン３３とを含む。第３端子４の構造は、より簡易であり、１つの水平主体４１およびその１つの側辺から折曲げたプラグピン４２から構成される。第４端子５は第２端子３の構成と同一であり、１つの水平主体５１と、水平主体５１に打ち抜き成形により前方に突出する弾性接触部５２と、水平主体５１後端の側辺に折り出すプラグピン５３とを含み、そのうち、第３端子４および第４端子５は、1組の開閉端子を構成し、コネクタープラグの信号伝送を実現する。

シールディングシェル６は、１つの上面６２および２つの側面６３を有し、各１つの側面６３前端辺縁上に絶縁ハウジング１の各側面のストリップ凸部と嵌合する切り口６３１を切り出して、シールディングシェル６の前方向への自由移動を制限している。各側面６３後端に絶縁ハウジング１の各側面１３の凹溝１３２と重ね合わせ接合する内向き凹陥凸部６３２を打ち抜き成形し、各凹陥凸部６３２の内向き外斜めにラッチ６３３を打ち抜き成形し、切り口６３１と凹陥凸部６３２との間の凹陥凸部６３２底部寄りに１つの内部ラッチ６３４を設ける。前記内部ラッチ６３４は、絶縁ハウジング１側面１３の陥入部１３３と嵌合して、シールディングシェル６の後方向への自由移動を制限する。各側面６３底辺において下向きに延伸され回路板に固定するに好適な少なくとも２つのプラグピン６３５を設け、２つのプラグピン６３５の間に側面内向きに“Ｕ”型フック片６３６を湾折させる。前記“Ｕ”型フック片６３６は、絶縁ハウジング１底表面１５の溝１５１外壁上にフックし固定して、シールディングシェル６が外向きに拡がるのを防止すると同時に、シールディングシェル６の上下方向の自由移動を制限することができる。シールディングシェル６の上面６２と同一面とされ該上面に連接された後翼６４が設けられ、前記後翼６４は、上面６２に沿って湾折されて後蓋６５を形成し、絶縁ハウジング１後端を塞ぐことができるようになっている（図３参照）。1対の対向直立側面耳部６６が後翼６４の２つの側辺から垂直に突伸し、側面６３上には、ラッチ６３３と嵌合する穴部６６１を設け、後蓋６５が２つの側面６３と堅固な接合を達成する。

本考案のシールディングシェルを有するオーディオジャック５０は、第１端子２と、第２端子３と、第３端子４と、第４端子５とを絶縁ハウジング１後表面１４から各対応する端子の溝中に挿入し固定し、その後、シールディングシェル６も絶縁ハウジング１後端から前向きに摺動し、“Ｕ”型フック片６３６は、絶縁ハウジング１の底表面１５の溝１５１の外壁に沿って滑入し、シールディングシェル６の切り口６３１が、絶縁ハウジング１のストリップ凸部１３１上に係止される。シールディングシェル６は、この方向に位置決めされ据付されたことになる。凹陥凸部６３２は、絶縁ハウジング１の凹溝１３２内に重ね合わせ接合し、内部ラッチ６３４は、絶縁ハウジング１の陥入部１３３内に嵌合する。シールディングシェル６は、この時、上下方向、水平方向の両方向への自由移動の制限を受けて、絶縁ハウジング１が、シールディングシェル６と堅固に接合される。後翼６４を折れ辺に沿って力により湾折させ後蓋６５を形成するとともに、後蓋によって絶縁ハウジング１の後端を遮蔽する（図３参照）。後翼６４の両側に設けた側面耳部６６をシールディングシェル６の凹陥凸部６３２上に嵌合させ、穴部６６１とラッチ６３３とを嵌合し、それにより、後蓋６５は、外向きに開くことができず、全ての導電端子を完全に絶縁本端１の中にシールドし、コネクターのシールド効果を向上させる。整合プラグ７がオーディオジャック５０に未挿入の時（図４参照）、第３端子４と第４端子５とは接触し閉回路モードの開閉装置を形成する。整合プラグ７が挿入された時（図５参照）、整合プラグ７は、第４端子５が有する弾性接触部５２と当接し、第３端子４を第４端子５から離間させ、電信信号を伝送する目的を達成する。

本考案は、他の変更、変形を行って実施することもできる。当該技術者が本考案の精神を逸脱することなく具現化させた他の全ての実施態様も、いずれも本考案の実用新案請求範囲に入るものと同等な効果を有する実施態様と考えるべきである。

本考案の一実施例の分解図である。本考案の実施例の絶縁ハウジングの他の角度から見た斜視図である。本考案の実施例の組み合わせ完成後の斜視図である。本考案の実施例のプラグ未挿入時の横断面説明図である。本考案の実施例のプラグ挿入後の横断面説明図である。

符号の説明

１絶縁ハウジング
１１上面
１２前表面
１２１凸縁
１２２挿入孔
１３側面
１３１ストリップ凸部
１３２凹溝
１３３陥入部
１４後端部
１４１，１４３溝
１４２摺動溝
１４４，１４５ガイド溝
１５底表面
１５１溝
２第１端子
２１主体
２２，３２，５２弾性接触部
３１，４１，５１水平主体
２３，３３，４２，５３プラグピン
６シールディングシェル
６２上面
６３側面
６３１切り口
６３２凹陥凸部
６３３ラッチ
６３４内部ラッチ
６３５プラグピン
６３６ “Ｕ”型フック
６４後翼
６５後蓋
６６側面耳部
６６１穴部
７整合プラグ
５０オーディオジャック

Claims

オーディオジャックであって、
複数個の導電端子と、
１つの上面と、１つの底面と、２つの側面と、１つの前表面と、１つの後表面とを含む絶縁ハウジングであって、該２つの側面にそれぞれストリップ凸部を設け、前記絶縁ハウジングの２つの側面に凹溝および陥入部を設け、底面上の両側に溝を設けるとともに、前記絶縁ハウジングの後表面上に端子を収容する複数個のチャンネルを設けてなる絶縁ハウジングと、
１つの上面および２つの側面を有するシールディングシェルであって、該２つの側面にそれぞれ凹陥凸部および内部ラッチを設け、各側面に少なくとも２つのプラグピンを設け、プラグピンの間に内向きに“Ｕ”型フックを湾折し、シールディングシェル上面と同一面となるように設けられた後翼が、上面に沿って湾折されてシールディングシェルの後蓋を形成し、1対の対立する側面耳部が、前記後蓋に垂直となり、シールディングシェル側面の凹陥凸部上に重ね合わせ接合されることにより絶縁ハウジングを遮蔽するシールディングシェルと
を含むオーディオジャック。
前記陥入部が、絶縁ハウジング側面のストリップ凸部と凹溝との間の凹溝底部寄りに位置するものである請求項１記載のオーディオジャック。
内部ラッチが、シールディングシェル各側面の切り口と凹陥凸部との間の凹陥凸部底端寄りに位置するものである請求項１または２記載のオーディオジャック。
凹陥凸部上に外向きに１つのラッチを打ち抜き成形し、かつ後翼の両側方向の側面耳部に穴部を設け、両者が、嵌合装置を形成して、絶縁ハウジングを固定し遮蔽するものである請求項１乃至３のいずれかに記載のオーディオジャック。
オーディオジャックは、絶縁ハウジングと、シールディングシェルと、複数個の導電端子とから構成され、絶縁ハウジングは１つの上面と、１つの底面と、２つの側面と、１つの前表面と、１つの後表面とを含み、円形凸縁には、挿入孔が開設され、絶縁ハウジングの２つの側面前辺縁の前表面にシールディングシェルと係合するストリップ凸部を設け、２つの側面の後端および後表面には、凹溝を連通して有し、ストリップ凸部と凹溝との間の凹溝底部寄りに１つの陥入部を設け、絶縁ハウジングの後表面から複数個の導電端子を挿入固定させる溝を陥入して設け、絶縁ハウジング底面の２つの側面方向には、摺動溝を設け、複数個の導電端子は、第１端子と、第２端子と、第３端子と、第４端子とを有し、前記のシールディングシェルは、１つの上面および２つの側面を有し、シールディングシェルの２つの側面の前端辺縁に絶縁ハウジングのストリップ凸部と当接する切り口を切り出し、各側面の後端に絶縁ハウジングの各側面の凹溝と重ね合わせ接合する内向きの凹陥凸部を突出させ、凹陥凸部の内表面に外斜め向きにラッチを突出し、凹陥凸部の底端に内向きに絶縁ハウジングと嵌合する内部ラッチを突出して設け、シールディングシェル各側面の下端は、少なくとも２つのプラグピンを設け、２つのプラグピンの間に内向きに“Ｕ”型フック片を湾折し、前記“Ｕ”型フック片は、絶縁ハウジング底面の溝の外壁上にフックするようになっており、シールディングシェル上面と同一面とした１つの後翼を接続し、前記後翼は、湾折されて後蓋を形成することができ、1対の直立側面耳部が後翼の２つの側辺から垂直に突出し、後翼が湾折して後蓋を形成した時、各側面耳部は、それぞれ側面に対応する凹陥凸部上に重ね合わさり、各側面耳部は、凹陥凸部のラッチと堅く嵌合する貫通孔を有し、ラッチと貫通孔の両者が嵌合し、固定接合を達成する請求項1乃至４のいずれかに記載のオーディオジャック。