JP3134607U - ホイール中心に車軸の存在しない車輪 - Google Patents

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Abstract

【課題】タイヤやローラーを有する物に広く応用可能で、設計上の自由度が向上する一方、ホイールの存在がなくなるので、軽量化と空気抵抗の減少が望める。
【解決手段】車輪が脱落しないようにタイヤ3を支えるリム2と、更にそのリムを支える転輪1との接触面の一方に、回転方向に対して平行に凹状の溝を設け他方にその設けた溝と噛み合う突起を設ける。或いはタイヤとリムを包み込むように配置した複数の転輪を一組とした回転方向以外の動きを抑えるようにした機構の2種類を、同種又は異種を組み合わせて複数用いることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本考案はホイールの中心以外に車軸を持つ車輪に関する。
通常タイヤはリム部分に装着され、ホイール若しくはスポークを介して車軸を支える構造により車輪が構成される。一般の車輪ではリムとホイールは接合されているが、インホイールモーターの登場により回転しない円盤状のインホイールによって支持される回転するリム(例えば、特許文献1参照)が考案されている。
また輪状になった中心に空洞を持つインホイール(例えば、特許文献2参照)が考案されている。
特開平5−191957号公報 実開平6−20176号公報
タイヤとリムの中心にその回転を支える車軸を要する現状の車輪では、車軸とリムを結ぶホイール若しくはスポークが必要となる。この部分には強度を満たすために部品重量が生じ、部品が存在することでの空気抵抗が生じる。更に中心に必要強度を持つハブや車軸、車軸を支持するだけの強度を持つ構造物を存在させなければいけないという設計上の束縛が必然的にできてしまう。中心に空洞を持つインホイールにしても必要とされる強度を保つために重量がかさんでしまう。また、スポークなどは巻き込みなどの危険も生じる。
更に、車輪の半径の高さに車軸が必要となるので車輪を支えるための強度を車体側の同じ高さの部分に持たせる構造上の束縛をも派生させることとなる。
本考案はリング状になったリムを無限軌道として扱い、その回転を妨げる事なく支持するため幾つかの転輪によってリムを支えるものとする。このときの転輪が車軸となり、車軸が中心に存在しなくともリムが回転する条件は整う。転輪の位置についてはリムの内側が車輪を安定させやすいが、必要に応じてリムの側面、或いはタイヤ面に直接当たるように必要に応じて支持する位置を変更することもできる。
類似した機構で内・外歯車の組み合わせがあるが、車輪に応用された例は見られない。
転輪についてはベアリングや遊星歯車のように移動しながら回転を保つ形状も考えられるが、構造が複雑になり重量増など諸問題が発生する可能性がでてくる。
タイヤやローラーを有する物に広く応用可能でき、設計上の自由度が向上する。更にホイールの存在がなくなるので、軽量化と空気抵抗の減少が望める。
以下に本考案の実施の形態として実施例を図1〜図4に基づいて説明する。
従来の車輪では車輪中心5の部分に車軸と車軸受けが必要となる。しかし図1においては転輪1がこれに代わる役割を果たすために車体側5部分に軸受けや軸受けを支える強度を備える必要が無くなる。
舵角を持たせるような複雑な構造を持たせることは難しくなるものの、現状に無い各種設計が可能となる。
例えばタイヤ付き旅行鞄は小口径の車輪が使用されるが、鞄側面にタイヤとリムが通る溝と小さい転輪を幾つか配置することで鞄内容量を大幅に減ずることなく大口径車輪を得ることができると伴に路面抵抗と走行音を減ずることが可能となる。
自転車の場合にはスポークが回転の上端に差し掛かった部分は進行速度の二倍近くのスピードに達し空気抵抗が特に大きくなる。また横風の影響も受ける。この部分が無くなることで空力の問題も無くなり、ハブやスポークの重量も減ずることが可能となる。車輪重量を低減することで回転モーメントが小さくなり加速時におけるエネルギーの損失も防ぐことができる。後輪に関してはリムの一部を内ギアとすれば駆動も可能となる。
車体とスポークの間への巻き込み事故なども軽減することができる。
車椅子の場合には条件付きではあるものの使用者が使い易い椅子に車輪、転輪、小径輪と保安部品等を装着することで仕立てることが可能である。車椅子によっては移動するための設計に偏りがちであり座り心地が犠牲となる場合もある。既存の椅子を車椅子にする目的での考案であるが、本考案の構造を利用すれば車椅子の基本設計をも変えることができるために座り心地や使い勝手の良いデザイン展開の可能性も出てくる。
これら以外にも本考案の持つ優位な部分、劣位な部分を検討しつつ車、バイク、飛行機、などの車輪に幅広く応用できる。
基本構造 旅行鞄への応用例 自転車への応用例 車椅子への応用例
符号の説明
1 転輪
2 リム
3 タイヤ
4 車体
5 車輪中心
6 鞄外装内部
7 鞄外装
8 取っ手
9 収納引き手
10 内ギア
11 自在輪
12 足置き

Claims (2)

  1. リムの回転を妨げないように幾つかの車体に固定された転輪でリムを一定位置に保持しつつリム内側に大きな空間を持たせることを特徴とする車輪。
  2. リムを回転駆動させるために転輪の一つ以上に回転力を伝え、その力を歯車若しくは摩擦によってリムに伝えることを特徴とする車輪。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010000819A (ja) * 2008-06-18 2010-01-07 Honda Motor Co Ltd 可搬式発電機
KR20190008774A (ko) * 2017-07-17 2019-01-25 이일열 휠체어용 바퀴

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