JP3134467B2 - 磁気テープ用リーダーテープ - Google Patents

磁気テープ用リーダーテープ

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JP3134467B2
JP3134467B2 JP04071382A JP7138292A JP3134467B2 JP 3134467 B2 JP3134467 B2 JP 3134467B2 JP 04071382 A JP04071382 A JP 04071382A JP 7138292 A JP7138292 A JP 7138292A JP 3134467 B2 JP3134467 B2 JP 3134467B2
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慶英 尾崎
潤 高橋
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、オーディオテープ、メ
モリーテープ、ビデオテープ等の磁気記録媒体の両末端
部に接続するリーダーテープに関するものである。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】ビデ
オテープレコーダーなどの磁気記録装置において磁気テ
ープの終端を光学的に検知するために、磁気テープの両
末端部にはプラスチックフィルムからなるリーダーテー
プが接続されている。これらのリーダーテープとしては
塩化ビニル、ポリエチレンテレフタレートなどのフィル
ムが用いられてきたが、これらのフィルムは電気抵抗が
高く帯電しやすいため、周囲のゴミやちりがフィルムに
付着し、これが磁気テープや磁気ヘッドに移行し、ドロ
ップアウトを生じたり、S/N比の低下を招いていた。
かかる欠点を防止するため、リーダーテープに種々の帯
電防止処理を施す方法として、例えばベースフィルムに
帯電防止剤を練り込む方法やベースフィルムに帯電防止
剤のみを塗布する方法(特開昭52−145022号公
報)などが提案されている。しかし、かかる方法では、
帯電防止性が不十分であったり、走行中に磁気ヘッドな
どに帯電防止剤が付着し、帯電防止効果がテープの走行
によって急激に低下しやすいという欠点をもっている。
【0003】また、ベースフィルムに帯電防止剤を塩化
ビニル−酢酸ビニル系共重合体とイソシアネート化合物
に結着させた帯電防止層を設ける方法(特公昭55−4
3189号公報)も提案されている。かかる方法によれ
ば、テープの走行による帯電防止効果の低下を小さくす
ることができるが、少量の帯電防止剤では、帯電防止効
果が期待できず、帯電防止効果を上げるために帯電防止
剤の添加量を増やすと、帯電防止層が粘着性を示した
り、易滑性が不十分となるためテープの走行が不安定と
なったりするという欠点があった。
【0004】また、ベースフィルムに第4級アンモニウ
ム塩基を付加したアクリルカチオン樹脂を主成分とする
組成物を塗工し硬化させる方法(特開昭59−2827
9号公報)や酸化インジウムなどを蒸着する方法なども
ある。しかし、かかる方法では、硬化塗膜の密着性が悪
く耐摩損性に劣るので、テープの走行中に塗膜が脱落し
て磁気ヘッドなどに付着し、ドロップアウトの原因とな
る欠点があった。一方、蒸着により帯電防止層を設ける
方法は、製造コストが高く、実用的でない。
【0005】本発明者らは、上記課題に鑑み、鋭意検討
した結果、ある特定の構成からなるリーダーテープが帯
電防止性、非粘着性、走行性および耐摩損性に優れるす
ことを見いだし、本発明を完成するに至った。すなわ
ち、本発明の要旨は、ポリエステルフィルムの少なくと
も片面に、(a)水性樹脂、(b)スルホ基またはスル
ホナト基を有する帯電防止性の水性高分子化合物、およ
び(c)水溶性または水分散性ポリオレフィンとを含む
塗布層が積層されてなる磁気テープ用リーダーテープに
存する。
【0006】以下、本発明を詳細に説明する。本発明で
いうポリエステルとはテレフタル酸、イソフタル酸、ナ
フタレンジカルボン酸のような芳香族ジカルボン酸また
はそのエステルとエチレングリコール、ジエチレングリ
コール、1,4−ブタンジオール、ネオペンチルグリコ
ール、1,4−シクロヘキサンジメタノールのようなグ
リコールとを重縮合させて製造されるポリエステルであ
る。
【0007】これらの酸成分とグリコール成分とから成
るポリエステルは、通常行われている方法を任意に採用
して製造することができる。例えば、芳香族ジカルボン
酸の低級アルキルエステルとグリコールとの間でエステ
ル交換反応を行わせるか、あるいは芳香族ジカルボン酸
とグリコールとを直接エステル化させて、実質的に芳香
族ジカルボン酸のビスグリコールエステル、またはその
低重合体を形成させ、次いでこれを減圧下240℃以上
の温度で重縮合させる方法が採用される。この際、通常
の触媒、安定剤、各種添加剤等は任意に使用することが
できる。
【0008】かかるポリエステルの代表例としては、ポ
リ(エチレンテレフタレート)やポリ(エチレンナフタ
レート)あるいはポリ(シクロヘキサンジメチレンテレ
フタレート)等が挙げられる。このポリエステルはホモ
ポリマーであってもよく、第三成分を共重合したポリマ
ーであっても、また、これらのポリエステルを混合した
ものであってもよい。また、ポリエステルフィルムに
は、各種安定剤、紫外線吸収剤、滑剤、顔料、酸化防止
剤および可塑剤などが添加されていてもよい。
【0009】フィルムの厚さは、通常5〜200μmの
ものが用いられるが、好ましくは10〜100μmであ
り、フィルムの厚さが5μm未満の場合は機械的強度が
不足するためフィルムが伸びたり、切れたりするように
なる。また、フィルムの厚さが200μmを越えるとフ
ィルムの走行性が悪くなる傾向がある。本発明のリーダ
ーテープの塗布層中に配合する水性樹脂とは、水溶性ま
たは水分散性の樹脂を指し、例えば、澱粉、メチルセル
ロースやヒドロキシエチルセルロースなどのセルロース
誘導体、アルギン酸、アラビアゴム、ゼラチン、ポリア
クリル酸ナトリウム、ポリアクリルアミド、ポリビニル
アルコール、ポリエチレンオキサイド、ポリビニルピロ
リドン、ウレタン系樹脂、アクリル系樹脂、ポリアミド
樹脂、エーテル系樹脂、エポキシ樹脂、ポリエステル系
樹脂などが挙げられる。本発明において、特に好ましい
ものは、ウレタン系樹脂、アクリル系樹脂、ポリエステ
ル系樹脂である。
【0010】上記ウレタン系樹脂としては、主要な成分
が、ポリイソシアネート、ポリオール、鎖長延長剤、架
橋剤などからなる水性ウレタン樹脂を使用することがで
きる。水性化するに当たっては、ポリイソシアネート、
ポリオールおよび鎖長延長剤に親水性基を導入したもの
を用いるのが一般的手法である。また、ポリウレタンの
未反応イソシアネート基と、親水性基を有する化合物と
を反応させるのも良く知られた方法である。
【0011】上記アクリル系樹脂としては、主要な成分
がアルキルアクリレートまたはアルキルメタクリレート
にカルボキシル基またはその塩類、酸無水物基、スルホ
基またはスルホナト基、アミド基、アミノ基、水酸基、
エポキシ基などの反応性の官能基を有するビニル系単量
体を共重合した水性アクリル系樹脂を使用することがで
きる。
【0012】ポリエステル系樹脂のジカルボン酸成分と
しては、テレフタル酸、イソフタル酸、2,6−ナフタ
レンジカルボン酸などの芳香族ジカルボン酸、アジピン
酸、アゼライン酸、セバシン酸などの脂肪族ジカルボン
酸、オキシ安息香酸などのオキシカルボン酸およびそれ
らのエステル形成性誘導体などを用いることができる。
ポリエステル系樹脂のグリコール成分としては、エチレ
ングリコール、1,4−ブタンジオール、ジエチレング
リコール、トリエチレングリコールなどの脂肪族グリコ
ール、1,4−シクロヘキサンジメタノールなどの脂環
族グリコール、p−キシレンジオールなどの芳香族ジオ
ール、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコ
ール、ポリテトラメチレングリコールなどのポリ(オキ
シアルキレン)グリコールを用いることができる。
【0013】上記ポリエステル系樹脂としては、上述し
たエステル形成性成分からなる飽和線状ポリエステルの
みならず、3価以上のエステル形成性成分を有する化合
物あるいは反応性の不飽和基を有する化合物をポリエス
テル成分とするものでもよい。ポリエステル系樹脂は、
水に対する溶解性、分散性を向上させるために、スルホ
ン酸、カルボン酸、リン酸またはその塩類等の官能基
(スルホ基、カルボキシル基、ホスホノ基、スルホナ
ト、カルボキシラト、ホスホナト基)を有するものであ
ることが好ましい。
【0014】本発明においては、上述した水性樹脂を適
宜組み合わせて使用してもよい。また、水性樹脂の配合
割合は、塗布層を構成する成分に対して10wt%〜9
0wt%の範囲が好ましく、さらに好ましくは20wt
%〜80wt%の範囲である。本発明で用いるスルホ基
またはスルホナト基を有する帯電防止性の水性高分子化
合物としては、次のものが例示できる。すなわち、ビニ
ルスルホン酸、ビニルスホルン酸ナトリウム、ビニルス
ルホン酸カリウム、ビニルスルホン酸リウチム、ビニル
スルホン酸アンモニウム、アリルスルホン酸、アリルス
ルホン酸ナトリウム、アリルスルホン酸カリウム、アリ
ルスルホン酸リチウム、アリルスルホン酸アンモニウ
ム、メタリルスルホン酸、メタリルスルホン酸ナトリウ
ム、メタリルスルホン酸カリウム、メタリルスルホン酸
リチウム、メタリルスルホン酸アンモニウム、アクリル
酸スルホプロピルエステルまたはその塩等の単量体の少
なくとも1種と共重合可能な単量体の少なくとも1種と
を無乳化剤乳化重合法や溶液重合法等の方法で共重合し
得られるものが挙げられる。
【0015】かかる共重合可能な単量体としては、例え
ば、アクリル酸またはメタクリル酸とメチル、エチル、
プロピル、ブチル、アミル、ヘキシル、ヘプチル、オク
チル、2−エチルヘキシル等の低級アルコールとからな
るエステルやアクリル酸またはメタクリル酸のヒドロキ
シアルキルエステル、アルコキシアルキルエステル、ア
ルキルジアルキレングリコールエステル、アルキルトリ
アルキレングリコールエステル、グリシジルエステル、
N,N−ジアルキルアミノアルキルエステル等が挙げら
れる。また、スチレンおよびモノアルキルスチレン、ジ
アルキルスチレン、トリアルキルスチレン等のスチレン
誘導体も挙げられる。
【0016】本発明においては、上記組成のもののう
ち、スルホ基またはスルホナト基を有する帯電防止性の
水性高分子化合物としては、ビニルスルホン酸またはビ
ニルスルホン酸塩のうち少なくとも1種を共重合体の成
分として、10〜70モル%の範囲で含むものが好まし
く、さらに好ましくは15〜50モル%の範囲で含むも
のである。10モル%未満だと共重合体自体に十分な帯
電防止能を有しないことが多く、70モル%を越えると
重合性が悪くなることがある。
【0017】本発明におけるスルホ基あるいはスルホナ
ト基を有する帯電防止性の水性高分子化合物の配合割合
は、塗布層を構成する成分に対して、通常、10〜90
wt%の範囲であり、好ましくは20〜80wt%の範
囲である。配合割合が10wt%未満であると帯電防止
効果が十分に発揮されないことがある。また、90wt
%を越えると塗布層自体が脆くなり好ましくない。
【0018】本発明においては、上述の水性樹脂および
水性高分子化合物に加え、水溶性または水分散性ポリオ
レフィンを併用する。
【0019】かかるポリオレフィンとしては、 (i)エチレン、プロピレン、1−ブテン、4−メチル
−1−ペンテン等の1−オレフィン系不飽和炭化水素の
単独または共重合体からなるワックス、樹脂、ゴム状
物、例えばポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ−1−
ブテン、ポリ−4−メチル−1−ペンテン、エチレン−
プロピレン共重合体、エチレン−1−ブテン共重合体、
プロピレン−1−ブテン共重合体 (ii)上記1−オレフィンの2種以上と共役または非共
役ジエンとのゴム状共重合体、例えばエチレン−プロピ
レン−ブタジエン共重合体、エチレン−プロピレン−ジ
シクロペンタジエン共重合体、エチレン−プロピレン−
エチリデンノルボルネン共重合体、エチレン−プロピレ
ン−1,5−ヘキサジエン共重合体あるいはイソブテン
−イソプレン共重合体 (iii )1−オレフィンと共役または非共役ジエンとの
共重合体、例えばエチレン−ブタジエン共重合体、エチ
レン−ブタジエン共重合体、エチレン−エチリデンノル
ボルネル共重合体 (iv)1−オレフィン、特にエチレンと酢酸ビニルとの
共重合体およびその完全もしくは部分ケン化物 (v)1−オレフィンの単独または共重合体に上記共役
もしくは非共役ジエンまたは酢酸ビニル等をグラフトさ
せたグラフト重合体およびその完全もしくは部分ケン化
物 (vi)1−オレフィン、特にエチレンとアクリル酸との
共重合体などを基本的な骨格とするものであり、これら
を水に溶解または分散させたものを用いることができ
る。
【0020】ポリオレフィンを水に溶解または分散さ
せ、かつ、凝集が起こらないように安定化させるために
は、従来公知の界面活性剤を併用することもできるし、
水溶性ポリエステル等の親水性ポリマーを分散化の際に
共存させる方法も有効である。また、ポリオレフィンの
骨格に、共重合またはグラフト等により、カルボキシル
基、スルホ基、アミノ基、ポリエーテル、アルキロール
アミド基やそれらの塩類等の親水性基を有するビニル化
合物を導入することにより、水溶化または水分散化を容
易にしたものを用いることもできる。
【0021】本発明で用いられるポリオレフィンの配合
割合は、塗布層を構成する成分に対して0.1〜20w
t%の範囲が好ましく、さらに好ましくは、0.5wt
%〜10wt%の範囲である。ポリオレフィンの配合に
よって塗布層表面の滑りが良好となり、塗布層表面の耐
摩損性も著しく向上する。ポリオレフィンの配合割合が
少な過ぎると上記効果が十分に発揮されないことがあ
り、多過ぎると塗布層表面がベタついたりすることがあ
る。
【0022】また、塗布層中にはブロッキング等の改良
のため、架橋剤、無機系粒子、有機系粒子等を配合する
ことが好ましく、必要に応じて、消泡剤、塗布性改良
剤、増粘剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、染料などを含
有させてもよい。上述した塗布液をポリエステルフィル
ムに塗布する方法としては原崎勇次著、槇書店、197
9年発行、「コーティング方式」に示されるリバースロ
ールコーター、グラビアコーター、ロッドコーター、エ
アドクターコーターあるいはこれら以外の塗布装置を用
いて、二軸延伸ポリエステルフィルム製造工程外で塗布
液を塗布する方法、さらに好ましくは、フィルム製造工
程内で塗布する方法が挙げられる。フィルム製造工程内
で塗布する方法としては、ポリエステル未延伸フィルム
に塗布液を塗布し、逐次あるいは、同時に二軸延伸する
方法、一軸延伸されたポリエステルフィルムに塗布し、
さらに先の一軸延伸方向と直角の方向に延伸する方法、
あるいは二軸延伸ポリエステルフィルムに塗布し、さら
に横および/または縦方向に延伸する方法などがある。
【0023】上述の延伸工程は、好ましくは60〜13
0℃で行われ、延伸倍率は、面積倍率で少なくとも4倍
以上、好ましくは6〜20倍である。延伸されたフィル
ムは150〜250℃で熱処理される。さらに、熱処理
の最高温度ソーンおよび/または熱処理出口のクーリン
グゾーンにて縦方向および横方向に0.2〜20%弛緩
することが好ましい。特に、60〜130℃でロール延
伸法により2〜6倍延伸された一軸延伸ポリエステルフ
ィルムに塗布液を塗布し、適当な乾燥を施し、あるいは
乾燥を施さずポリエステルフィルム一軸延伸フィルムを
直ちに先の延伸方向とは直角方向に80〜130℃で2
〜6倍に延伸し、150〜250℃で1〜600秒間熱
処理を行う方法が好ましい。
【0024】本方法によるならば、延伸と同時に塗布層
の乾燥が可能になると共に塗布層の厚さを延伸倍率に応
じて薄くすることができ、リーダーテープとして好適な
フィルムを比較的安価に製造できる。本発明における塗
布液は、ポリエステルフィルムの片面だけに塗布しても
よいし、両面に塗布してもよい。片面にのみ塗布した場
合、その反対面には本発明における塗布液以外の塗布層
を必要に応じて形成し、本発明のポリエステルフィルム
に他の特性を付与することもできる。
【0025】なお、塗布剤のフィルムへの塗布性、接着
性を改良するため、塗布前にフィルムに化学処理や放電
処理を施してもよい。塗布層の厚さは、0.01〜3μ
mの範囲が好ましく、さらに好ましくは0.02〜1μ
mの範囲である。塗布層の厚さが0.01μm未満の場
合には、塗布むらが発生しやすく、3μmよた厚くする
とカールが発生しやすくなる。
【0026】本発明におけるリーダーテープの光線透過
率は20%以上が好ましく、さらに好ましくは50%以
上である。光線透過率が20%未満では磁気テープの終
端を光電センサーで検出する際にエラーが多くなる。な
お、必要に応じて本発明のリーダーテープ上に、文字、
マーク等の印刷層やクリーニング層等を設けてよい。
【0027】
【実施例】以下、本発明の実施例によりさらに詳細に説
明するが、本発明はその要旨を越えない限り、以下の実
施例に限定されるものではない。なお、実施例および比
較例中「部」とあるのは「重量部(固形分)」を示す。
実施例および比較例での評価は以下のとおり行った。
【0028】(1)帯電防止性 フィルムの塗布面側の表面抵抗率を横河・ヒューレット
・パッカード社製の内側電極50mm径、外側電極70
mm径の同心円電極である16008A(商品名)と同
社の高抵抗計である4329A(商品名)を使用し、2
3℃、50%RHの雰囲気下で、100Vの電圧を印加
し測定した。
【0029】(2)滑り性 平滑なガラス板上に、幅15mm、長さ150mmに切
り出したフィルムの塗布面と塗布面を重ね合わせて、そ
の上にゴム板を載せ、さらにその上に荷重を載せ(接圧
2g/cm2 )、20mm/minでフィルム同士を滑
らせて摩擦力を測定した5mm滑らせた時点での摩擦係
数を動摩擦係数(μd)とした。判定基準は、以下のと
おりである。 μd≦0.50 …… ○ 0.50<μd≦0.70 …… △ 0.70<μd …… × なお、測定は、23℃、50%RHの雰囲気下で行っ
た。
【0030】(3)非粘着性 フィルムの塗布面と非塗布面を重ね合わせて、40℃、
80%RHの雰囲気下で10kg/cm2 の圧力を加え
て20時間プレスした後、ASTM D−1893の方
法に準じて剥離強度(Fp)を測定した。判定基準は、
以下のとおりである。 Fp≦50g …… ○ 50g<Fp≦200g …… △ 200g<Fp …… ×
【0031】(4)耐摩損性 新東科学社製のヘイドン14型表面性試験機を使用し、
フィルムの塗布面に先端半径0.05mmのサファイア
製触針を100m/minの速度で走行させ、塗布面の
塗膜強度を測定した。なお、塗膜強度の判定は、測定後
のフィルムを200倍の光学顕微鏡で観察し、塗膜が触
針によって剥離され始めたところの荷重(Fc)を読み
取り、以下の基準に従った。 Fc≧50g …… ○ 50g>Fc≧10g …… △ 10g>Fc …… ×
【0032】(5)光線透過率 ダブルビーム型分光光度計(日立製作所(株)製228
型)により、タングステンランプ光源を用いて波長35
0〜800nm領域で連続的に光線透過率を測定し、記
録チャートより550nm波長での光線透過率を読み取
った。
【0033】実施例1 固有粘度0.65、添加粒子を含有するポリエチレンテ
レフタレートを280〜300℃で溶融押出しし、約6
0℃の冷却ドラム上に静電印加を行いながら押し出し、
シート化した。次いで、83℃で縦方向に3.5倍延伸
した後、この縦延伸フィルムの片面に、下記の組成から
なる塗布液を塗布し、110℃で横方向に3.2倍延
伸、220℃で熱処理を行い、0.05μm厚の塗布層
を有する、厚さ38μmのフィルムを得た。得られたフ
ィルムを1/2インチ幅にスリットしビデオテープ用の
リーダーテープを得た。
【0034】
【表1】 (塗布液組成) ──────────────────────────────────── ポリエステル水分散体A(テレフタル酸56モル%、イソフタル酸40モル% 5−ソジウムスルホイソフタル酸4モル%、エチレングリコール70モル% ジエチレングリコール13モル%、1,4−ブタンジオール17モル%から なるポリエステルの水分散体) 67部 SVS−EA−MA−DMAEMA共重合体(共重合体組成SVS30モル% EA25モル%、MA25モル%、DMAEMA20モル%)からなる 水分散体B 30部 ポリエチレン水分散体C(東邦化学工業(株)製ハイテックE4B) 3部 ────────────────────────────────────
【0035】ただし、括弧中の記号は以下を示す。 SVS:ビニルスルホン酸ナトリウム、DMAEMA:
メタクリル酸ジメチルアミノエチル、EA:アクリル酸
エチル、MA:アクリル酸メチル 得られたリーダーテープをビデオテープの端部に接続
し、使用したところ良好な結果を示した。なお、得られ
たリーダーテープの特性を下記表1に示した。
【0036】実施例2 実施例1において塗布液を下記のように変えた以外は、
実施例1と同様にしてリーダーテープを得た。
【表2】 (塗布液組成) ポリエステル水分散体A 62部; SVS−EA−MA−DMAEMA共重合体からなる水分散体B 30部; 平均粒径0.07μmのシリカゾル 5部; ポリエチレン水分散体C 3部
【0037】実施例3 実施例1において塗布液を下記のように変えた以外は、
実施例1と同様にしてリーダーテープを得た。
【表3】 (塗布液組成) ポリエステル水分散体A 57部; SVS−EA−MA−DMAEMA共重合体(共重合体組成SVS15モル %、EA30モル%、MA30モル%、DMAEMA25モル%)からなる水分 散体D 40部; ポリエチレン水分散体C 3部
【0038】実施例4 実施例1において塗布液を下記のように変えた以外は、
実施例1と同様にしてリーダーテープを得た。
【表4】 (塗布液組成) ポリエステル水分散体E(テレフタル酸92モル%、5−ソジウムスルホイ ソフタル酸8モル%、エチレングリコール75モル%、ジエチレングリコール2 5モル%とからなるポリエステルの水分散体) 50部; SVS−MA−EA共重合体(共重合体組成SVS30モル%、MA35モ ル%、EA35ル%)からなる水分散体E 40部; 平均粒径0.07μmのシリカゾル 5部; ポリエチレン水分散体G(東邦化学工業(株)製ハイテックE−103N) 5部
【0039】比較例1 実施例1において塗布液を設けない以外は実施例1と同
様にしてリーダーテープを得た。
【0040】比較例2 実施例1において塗布液を下記のように変えた以外は、
実施例1と同様にしてリーダーテープを得た。 (塗布液組成) ポリエステル水分散体A 100部
【0041】比較例3 実施例1において塗布液を下記のように変えた以外は、
実施例1と同様にしてリーダーテープを得た。 (塗布液組成) SVS−EA−MA−DMAEMA共重合体からなる水分散体B 100部
【0042】比較例4 実施例1において塗布液を下記のように変えた以外は、
実施例1と同様にしてリーダーテープを得た。
【表5】 (塗布液組成) ポリエステル水分散体A 70部; SVS−EA−MA−DMAEMA共重合体からなる水分散体B 30部 以上得られた結果をまとめて下記表1に示す。
【0043】
【表6】
【0044】
【発明の効果】本発明のリーダーテープは、帯電防止
性、非粘着性、走行性及び摩損性に優れるものであ
り、その工業的価値は高い。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 5/627 B32B 1/00 - 35/00 C08J 7/04

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポリエステルフィルムの少なくとも片
    面に、(a)水性樹脂、(b)スルホ基またはスルホナ
    ト基を有する帯電防止性の水性高分子化合物、および
    (c)水溶性または水分散性ポリオレフィンとを含む塗
    布層が積層されてなる磁気テープ用リーダーテープ。
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