JP3134257U - 入浴姿勢保持具 - Google Patents
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Abstract
【課題】 使用者が浴槽内で無理な力をいれて踏ん張ったりすることなく全身の力を抜いてリラックスすることができるものでありながら、使用時の使い勝手、使用時に浴槽に設置するときの取扱い性、使用しないときに保管するときの取扱い性、持ち運びの際の取扱い性などが改善された入浴姿勢保持具を提供する。
【解決手段】 可撓性を備えたマット10と、マット10の表面の突起群40でなる滑り止め手段と、マット10の裏面の吸盤群50でなる吸着手段と、臀部71をマット10に乗せかけた使用者70の下肢72をもたせ掛けることのできる鞍体30とを備える。鞍体30を山形に形成し、かつ、その頂部からの前壁31の張出し幅L2よりも背壁33の張出し幅L1を短くする。鞍体30とマット10の一端部とを連結する。
【選択図】 図1
【解決手段】 可撓性を備えたマット10と、マット10の表面の突起群40でなる滑り止め手段と、マット10の裏面の吸盤群50でなる吸着手段と、臀部71をマット10に乗せかけた使用者70の下肢72をもたせ掛けることのできる鞍体30とを備える。鞍体30を山形に形成し、かつ、その頂部からの前壁31の張出し幅L2よりも背壁33の張出し幅L1を短くする。鞍体30とマット10の一端部とを連結する。
【選択図】 図1
Description
本考案は入浴姿勢保持具、詳しくは、入浴中の使用者が力を入れて踏ん張ったりすることなく無理なく楽にその入浴姿勢を保つことのできる入浴イスに関する。特に詳しくは、使用時に浴槽に設置するときの取扱い性が改善され、使用しないときに浴槽から取り出して保管するときの取扱い性も改善されている入浴姿勢保持具に関する。
従来、入浴イスとして、浴槽の底面に設置されて入浴中の使用者の臀部付近を支える座板と、その使用者の正面に位置している浴槽の内側面との間に筒状の脚部を介在させる構成を備えるものが提案されていた(たとえば、特許文献1参照)。この特許文献1によって提案されている入浴イスによると、入浴中の使用者がその臀部付近を座板に乗せ掛けると、上記脚部が浴槽の内側面に突張ってその使用者の入浴姿勢が着座した姿勢に保たれるとされている。また、入洛中の使用者の体重が座板によって支えられるために、使用者は背中を浴槽の内側面の他の箇所に凭せ掛けておくだけで、無理な力をいれて踏ん張ったりすることなく、全身の力を抜いてリラックスすることができるという利点があるとされている。したがって、このような入浴イスは、健常者が長時間の入浴を楽しみたいというときだけに限らず、身障者が入浴するときの介護用としても有用であると云える。
特許第3793925号公報
しかしながら、特許文献1によって提案されている入浴イスは、使用状態では、座板と浴槽の内側面との間に長い筒状の脚部が介在されるので、その脚部がじゃまになって使用者が浴槽の中で立ち上がったり座ったりする動作を行いにくい。また、その全体形状がどうしても大形になりやすい。そのため、使い勝手を高めるための改善を行う余地があるほか、浴槽に設置するときの取扱い性、使用しないときに浴槽から取り出して保管するときの取扱い性、持ち運びの際の取扱い性などが悪いという不都合があった。
本考案は以上の状況の下でなされたものである。すなわち、本考案は、使用者が浴槽内で無理な力をいれて踏ん張ったりすることなく全身の力を抜いてリラックスすることができるものでありながら、使い勝手に優れて使用者が浴槽の中で立ち上がったり座ったりする動作を行いやすく、さらに、使用時に浴槽に設置するときの取扱い性や使用しないときに浴槽から取り出して保管するときの取扱い性、持ち運びの際の取扱い性などが改善されている入浴姿勢保持具を提供することを目的とする。
また、本考案は、上掲の特許文献1に記載されてる入浴イスの代わりに使用することのできる入浴姿勢保持具を提供することを目的とする。
本考案に係る入浴姿勢保持具は、浴槽底面に載置されて表面に使用者の臀部を乗せ掛けることのできる可撓性を備えたマットと、このマットの表面に具備された滑り止め手段と、上記マットに具備されてそのマットを浴槽底面に固定する吸着手段と、臀部を上記マットに乗せかけた使用者の下肢を凭せ掛けることのできる鞍体と、を備えている。そして、上記鞍体が、側面視山形に形成されて、その頂部からゆるやかに下り勾配に傾斜しかつやゝ円弧状に膨らみ出て使用者の下肢の大腿部を支える前壁と、この前壁の上端部から下向きに延び出て当該鞍体に乗せかけられた使用者の下肢の下腿部の裏側に配備される背壁とを一体に備えた中空樹脂成形体でなり、当該鞍体の頂部を起点とする上記背壁の張出し幅が上記前壁の張出し幅よりも短くなっている。
この構成を採用したことにより、この考案に係る入浴姿勢保持具によれば、使用者が、浴槽底面に載置したマットの上に臀部を乗せ掛けてその下肢(両足)を鞍体ち凭せ掛けるという姿勢をとったときに、臀部が滑り止め手段によってマット上で滑らないように保持され、かつ、マットも吸着手段によって浴槽底面の定位置に滑らないように保持される。そのため、使用者は、浴槽内で無理な力をいれて踏ん張ったりすることなく全身の力を抜いてリラックスすることができる。また、マットが可撓性を備えているために、使用しないときには、そのマットをロール巻き状などの形に折り畳んでコンパクトな形にして持ち運んだり場所をとらずに保管したりすることが可能である。また、使用するときには、マットや鞍体を浴槽底面に載置するだけでよいので、浴槽に設置するときの取扱い性にも優れている。
また、鞍体を側面視山形に形成して、その前壁や背壁の形状、頂部からのそれらの張出し幅に工夫を講じてあるために、使用中に使用者の下肢に負担が加わりにくく、しかも、使用者が浴槽の中で立ち上がったり座ったりする動作を行いやすい。
本考案では、上記鞍体の内部空間が、畳んだ上記マットを収納可能なマット収納室として形成されていると共に、その鞍体の底面に上記マットを出入れするための開口が形成され、かつ、その開口を開閉するカバー体が、上記鞍体の底面の上記開口の口縁に樹脂ヒンジ部を介して開閉動可能に一体に連設されていることが望ましい。
この構成を採用すると、使用しないときには、畳んだマットを鞍体のマット収納室に収納して保管することができるため、保管のためのスペースが鞍体を置くことのできる狭いスペースで済むという利点がある。また、マット収納室にマットを収納した鞍体の開口をカバー体で閉じておくと、鞍体からマットが脱落しなくいために、持ち運び時などの取扱い性が向上する。さらに、カバー体が鞍体から分離されないために、カバー体を紛失したりすることがなくなる。
本考案では、上記マット収納室の内部で上記鞍体に一端部を着脱可能な上記マットが、その鞍体の前端に上記開口に通じる形態に形成されたマット引出し口から引き出し可能であることが望ましい。
これによれば、マットが消耗して使用することができなくなったときに、マットだけを交換して元の鞍体と組み合わせて使用することができるために経済的である。また、マットの一端部をマット収納室の内部で鞍体に装着しておくことによって、マットと鞍体とが一体化される。そして、マットと鞍体とが一体化されていると、使用時に鞍体が動いてマットから離れて利用しずらくなるという不都合がなくなるだけでなく、鞍体とマットとを別々に保管したり別々に取り扱う必要がなくなるという利点がある。さらに、マットが鞍体の前端に形成されているマット引出し口から引き出されるので、使用時に鞍体がマットに乗り掛かってぐらつくという事態が生じなくなり、そのことが使用快適性を高めることに役立つ。
本考案では、上記吸着手段が、上記マットの裏面側に一体成形された多数の吸盤からなる吸盤群であり、上記滑り止め手段が、上記マットの表面側に一体成形された多数の突起からなる突起群であることが望ましい。
この構成を採用すると、多数の吸盤によってマットが浴槽底面に確実に固定されるだけでなく、吸盤群がマットにクッション性を付与することにも役立って使用快適性が高まる。また、滑り止め手段を有するマットを特別な技術を必要とすることなく容易に成形することが可能になる。さらに、突起群が使用者の臀部をグリップする作用を発揮してマット上で臀部が滑らなくなくので、このことによって使用者にとっては全身の力を抜いてリラックスしやすくなる。
本考案では、浴槽底面に載置した上記マットが浴槽底面に押し付けられたときに、その浴槽底面に突き当たってマットと浴槽底面との間に水の流通空間を形成する突部がそのマットの裏面側に一体成形されていることに加えて、上記マットに水の流通孔が開設されていることが望ましい。
この構成であると、浴槽底面に載置されているマットと浴槽底面との間の流通空間を水が流通するだけでなく、マットの流通孔を通じて上記流通空間とマットの表面側との間で水が流通する。そのために、マットを浴槽内に放置したまま排水しても、排水後にマットと浴槽底面との間に水が残留して不衛生になるという事態が起こらない。
本考案に係る入浴姿勢保持具によれば、浴槽底面に載置したマットに臀部を乗せ掛けた使用者がその下肢を鞍体に楽に凭せ掛けるという姿勢が保持されるようになるので、使用者が無理な力を入れて踏ん張ったりすることなくリラックスした状態で入浴を楽しむことができるだけでなく、浴槽の中で使用者が立ち上がったり座ったりする動作を行いやすい。そのため、健常者にとっては勿論、特に身障者やその介護者にとっても使用感や使い勝手に優れた入浴姿勢保持具を提供することが可能になる。とりわけ、マットに吸着手段や滑り止め手段を設けておくと、マットが浴槽底面で滑って動いたり、使用者の臀部がマットの上で滑って動いたりすることがなくなるために、使用者は安心してリラックスした状態で長時間の入浴を楽しむことができるようになる。
また、本考案の入浴姿勢保持具は、吸着手段や滑り止め手段を有して畳むことのできるマットとそのマットの収納室を備える鞍体とによって構成されていることに加え、マットの一端部をマット収納室の内部で鞍体に着脱可能にしたりすることが可能である。そのために、マットを消耗品としてマットだけを交換することが可能になるという利便性があり、さらに、使用時に浴槽に設置するときの取扱い性や使用しないときに浴槽から取り出して保管するときの取扱い性、持ち運びの際の取扱い性などが冒頭に掲げた特許文献1によって提案されているものに比べて大幅に改善されるという利点もある。
図1は本考案に係る入浴姿勢保持具Aの概略斜視図である。図2は入浴姿勢保持具Aの概略縦断側面図である。図3は入浴姿勢保持具Aの他の状態での一部省略した概略縦断側面図である。図4はマット10の表面側の形状ないし構造を示した平面図である。図5はマット10の裏面側の形状ないし構造を示した平面図である。図6はマットの一部を破断して示した側面図である。図7は入浴姿勢保持具Aの概略側面図である。図8は入浴姿勢保持具Aの使用状態を示した説明図である。
図1のように、入浴姿勢保持具Aは、可撓性を有してロール状に巻いてコンパクトに畳むことのできる矩形のマット10と、側面視山形の鞍体30とを備えている。マット10の適切な大きさは、その横幅が250〜300mm程度、その縦幅を300〜400mm程度であるけれども、必要に応じて横幅及び縦幅を短くしたり長くしたりすることも可能である。このマット10は柔軟性ないし可撓性を備えたエチレン系エラストマー樹脂で成形されている。このマット10は、トルマリンやラジウムなどの薬石と称される天然石、鉱石を混入させたものでもよく、そのようなマット10を採用すると、使用者の身体に薬石による効能を与えることができる。
図4又は図5に示したように、マット10にはその表面側に一体成形された多数の突起41…でなる滑り止め手段としての突起群40が備わっているのに対し、その裏面側に一体成形された多数の吸盤51…でなる吸着手段としての吸盤群50が備わっている。図4のように、突起群40を構成している突起41は、図例では縦横に千鳥配列されてマット10の表面の全体に略一様に配列されていて、その断面形状は図6に示したように略半球状を呈している。また、突起群40を構成している突起41は、横方向ピッチ及び縦方向ピッチが10〜20mm程度に定められている。柔軟なエチレン系エラストマー樹脂でなるマット10に同一樹脂で一体成形されている突起41はそれ自体が柔軟性を有している。吸盤群50を構成している吸盤51は、図例では縦横に千鳥配列されてマット10の裏面の全体に略一様に配列されている。また、吸盤群50を構成している吸盤51は、横方向ピッチ及び縦方向ピッチが10〜20mm程度に定められている。柔軟なエチレン系エラストマー樹脂でなるマット10に同一樹脂で一体成形されている吸盤51はそれ自体が柔軟性を有している。
さらに、マット10には、図6に示したように、その裏面側の適所に、吸盤51よりも背低の突部52が一体に成形されている。これらの突部52は、マット10を浴槽底面に載置して押し付けたときに、その浴槽底面に突き当たってマット10と浴槽底面との間に水の流通空間を形成することに役立つ。これに加えて、マット10には、図6に示したように、その適所に水の流通孔53も開設されている。
図2又は図3に示したように、鞍体30は、ゆるやかに傾斜してやゝ円弧状に膨らみ出た前壁31と、その前壁31の左右の端部にそれぞれ連設されている左右の側壁32,32と、左右の側壁32,32間で前壁31の上端部から下向きに延び出た背壁33とを一体に備えた中空の樹脂成形体でなる。そして、上記前壁31が使用者の下肢の大腿部を支えることに役立つようになっている。また、鞍体30の頂部を起点とする背壁33の張出し幅L1が前壁31の張出し幅L2よりも短くなっている。このように背壁33の張出し幅L1を前壁31の張出し幅L2よりも短くしてある理由は、背壁33が、前壁31によって使用者の下肢の大腿部を楽に支えることのじゃまにならないようにすることと共に、使用者が立ち上がったり座ったりする動作を行うときに背壁33がじゃまにならないように配慮したことによる。
前壁31はその内面側に格子形の補強リブ34を有してその強度が高められている。図3のように、前壁31の内面側にボス35が設けられている。このボス35には、上記したマット10の一端部が板片状の押え具36と取付けボルト37とを介して連結されている。したがって、押え具36と取付けボルト37とを取り外すことによってマット10を鞍体30から取り外すことができる。そのため、押え具36と取付けボルト37とは、マット10の一端を鞍体30に着脱可能に取り付けるための取付け手段の一例であると云える。
上記したところから判るように、鞍体30は中空に形成されていて、その下面が開放された開口38を形成している。この実施形態では、この開口38を開閉するためのカバー体39を、上記した背壁33の下端に樹脂ヒンジ部Hを介して一体に連設してある。この開口38は、ロール状に巻いてコンパクトに畳んだマット10を、鞍体30の内部空間によって形成されているマット収納室Rに出入れすることに使われる。また、鞍体30の前端、具体的には前壁31の下端に上記開口38に通じる形態に形成された横長のスリット状のマット引出し口45が形成されている。したがって、図7のように、押え具36と取付けボルト37とを用いて鞍体30のボス35に一端部が取り付けられているマット10は、マット引出し口45を経て鞍体30の前方へ引き出すことが可能である。
以上のように構成されている入浴姿勢保持具Aの使用状態を次に説明する。
図8において、60は浴槽、70は入浴者(使用者)を示している。入浴姿勢保持具Aは、そのマット10が浴槽底面61に載置される。浴槽底面61にマット10を載置すると、そのマット10の裏面側の吸盤群50(図5参照)の個々の吸盤51が、マット10の自重により又は人為的な押し付け力により浴槽底面61に押し付けられて吸着する。こうして吸盤51が浴槽底面61に吸着していると、マット10が浴槽底面61の定位置に動かないように固定された状態になる。
鞍体30も浴槽底面61の上に載置される。鞍体30とマット10とが図3で説明したように連結されていると、上記のように浴槽底面61の定位置に動かないように固定されているマット10によって鞍体30も浴槽底面61の上に動かないように定置された状態になる。
図8のように、入浴者70は、その臀部71をマット10の上に乗せ掛け、その下肢72を鞍体30の上に凭せ掛けることができる。具体的には、入浴者70が、その下肢72を鞍体30に凭せ掛けると、その下肢72の大腿部72aが鞍体30の前壁31に乗せ掛けられて下腿部72bが背壁33から離れた位置に投げ出される。そのため、入浴者70は、鞍体30の背壁33にじゃまされずに浴槽60の中で立ち上がったり座ったりする動作を楽に行うことができる。
また、入浴者70がそのような姿勢をとると、臀部71がマット10の表面側の突起群40の上に乗るので、その突起群40が臀部71を動かないようにグリップする作用を発揮する。そのため、入浴者70は、臀部71をマット10の上に乗せ掛け、下肢72を鞍体30の上にもたせ掛けたまま、浴槽内で無理な力をいれて踏ん張ったりすることなく全身の力を抜いてリラックスすることができ、長時間の入浴を楽に楽しむことができる。この効果は、吸盤群50がクッション性を発揮することによっていっそう顕著に発揮される。したがって、健常者に限らず、特に身障者やその介護者にとっても得られるので、健常者、身障者及びその介護者にとって使用感や使い勝手に優れたものになる。
次に、入浴姿勢保持具Aを使用しないときには、たとえば図2に示したように、マット10をロール巻き状などの形に折り畳み、それを鞍体30のマット収納室Rに収納し、かつ、カバー体39を閉じておくことにより、場所をとらずに保管することが可能になる。特に、マット10を収納した鞍体30の開口38をカバー体39で閉じておくと、保管のためのスペースが鞍体30を置くことのできる狭いスペースで済むという利点があるほか、鞍体からマットが脱落することがなくなる。
この実施形態では、マット10の突部52が、浴槽底面61に載置したマット10と浴槽底面61との間に水の流通空間を形成し、かつ、マット10に水の流通孔53が開設されている。このため、浴槽底面61に載置されているマット10と浴槽底面61との間の流通空間を水が流通するだけでなく、マット10の流通孔53を通じて上記流通空間とマット10の表面側との間で水が流通する。したがって、マット10を浴槽内に放置したまま排水しても、排水後にマット10と浴槽底面61との間に水が残留して不衛生になるという事態が起こらない。
さらにこの実施形態では、マット10を着脱可能な取付け手段としての取付けボルト37と押え具36とを用いて鞍体30に連結する構成を採用しているので、マット10を消耗品として取り扱うことが可能である。したがって、マット10が破れたり劣化したりしたときには、マット10だけを取り換えることが可能であるという利点がある。
10 マット
30 鞍体
31 前壁
33 背壁
38 開口
39 カバー体
40 突起群(滑り止め手段)
41 突起
45 マット引出し口
50 吸盤群(吸着手段)
51 吸盤
52 突部
53 流通孔
61 浴槽底面
70 使用者
71 使用者の臀部
72 使用者の下肢
72a 下肢の大腿部
72b 下肢の下腿部
A 入浴姿勢保持具
H 樹脂ヒンジ部
R マット収納室
30 鞍体
31 前壁
33 背壁
38 開口
39 カバー体
40 突起群(滑り止め手段)
41 突起
45 マット引出し口
50 吸盤群(吸着手段)
51 吸盤
52 突部
53 流通孔
61 浴槽底面
70 使用者
71 使用者の臀部
72 使用者の下肢
72a 下肢の大腿部
72b 下肢の下腿部
A 入浴姿勢保持具
H 樹脂ヒンジ部
R マット収納室
Claims (5)
- 浴槽底面に載置されて表面に使用者の臀部を乗せ掛けることのできる可撓性を備えたマットと、このマットの表面に具備された滑り止め手段と、上記マットに具備されてそのマットを浴槽底面に固定する吸着手段と、臀部を上記マットに乗せかけた使用者の下肢を凭せ掛けることのできる鞍体と、を備え、
上記鞍体が、側面視山形に形成されて、その頂部からゆるやかに下り勾配に傾斜しかつやゝ円弧状に膨らみ出て使用者の下肢の大腿部を支える前壁と、この前壁の上端部から下向きに延び出て当該鞍体に乗せかけられた使用者の下肢の下腿部の裏側に配備される背壁とを一体に備えた中空樹脂成形体でなり、当該鞍体の頂部を起点とする上記背壁の張出し幅が上記前壁の張出し幅よりも短くなっていることを特徴とする入浴姿勢保持具。 - 上記鞍体の内部空間が、畳んだ上記マットを収納可能なマット収納室として形成されていると共に、その鞍体の底面に上記マットを出入れするための開口が形成され、かつ、その開口を開閉するカバー体が、上記鞍体の底面の上記開口の口縁に樹脂ヒンジ部を介して開閉動可能に一体に連設されている請求項1に記載した入浴姿勢保持具。
- 上記マット収納室の内部で上記鞍体に一端部を着脱可能な上記マットが、その鞍体の前端に上記開口に通じる形態に形成されたマット引出し口から引き出し可能である請求項2に記載した入浴姿勢保持具。
- 上記吸着手段が、上記マットの裏面側に一体成形された多数の吸盤からなる吸盤群であり、上記滑り止め手段が、上記マットの表面側に一体成形された多数の突起からなる突起群である請求項1に記載した入浴姿勢保持具。
- 浴槽底面に載置した上記マットが浴槽底面に押し付けられたときに、その浴槽底面に突き当たってマットと浴槽底面との間に水の流通空間を形成する突部がそのマットの裏面側に一体成形されていることに加えて、上記マットに水の流通孔が開設されている請求項1に記載した入浴姿勢保持具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007003902U JP3134257U (ja) | 2007-05-28 | 2007-05-28 | 入浴姿勢保持具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007003902U JP3134257U (ja) | 2007-05-28 | 2007-05-28 | 入浴姿勢保持具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3134257U true JP3134257U (ja) | 2007-08-09 |
Family
ID=43284852
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007003902U Expired - Lifetime JP3134257U (ja) | 2007-05-28 | 2007-05-28 | 入浴姿勢保持具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3134257U (ja) |
-
2007
- 2007-05-28 JP JP2007003902U patent/JP3134257U/ja not_active Expired - Lifetime
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