JP3133794U - 浴槽内用腰掛け - Google Patents
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Abstract
【課題】 本考案は、水圧で心臓と肺と腹部と血管に負担がかかる全身浴の欠点と肩と背中を露出し、上半身が温まるまで時間がかかる半身浴の欠点を解決する。
【解決手段】 本考案は、適度な片流れ傾斜を特徴とする座部と腰掛けの高低調整手段を脚部に具備している浴槽内用腰掛けに座り、浴槽側面を背もたれにして、半仰臥姿勢で寝浴をすることにより、肩と背中は始めから湯に浸かり温まり、胸部から腹部にかけては好みに応じて湯に浸かることなく水圧から解放されて、前述の全身浴と半身浴の問題点を解決している。本考案の腰掛けによる寝浴は、自立神経とホルモンのバランスを保ち易くし、疲労回復とストレス解消の促進に役立ち、更に自分とのコミュニケーションを深め易くし、思索の集中と瞑想にも適している。本考案の腰掛けの需要が高まれば、大量生産による安価な供給が容易に可能である。
【選択図】図1
【解決手段】 本考案は、適度な片流れ傾斜を特徴とする座部と腰掛けの高低調整手段を脚部に具備している浴槽内用腰掛けに座り、浴槽側面を背もたれにして、半仰臥姿勢で寝浴をすることにより、肩と背中は始めから湯に浸かり温まり、胸部から腹部にかけては好みに応じて湯に浸かることなく水圧から解放されて、前述の全身浴と半身浴の問題点を解決している。本考案の腰掛けによる寝浴は、自立神経とホルモンのバランスを保ち易くし、疲労回復とストレス解消の促進に役立ち、更に自分とのコミュニケーションを深め易くし、思索の集中と瞑想にも適している。本考案の腰掛けの需要が高まれば、大量生産による安価な供給が容易に可能である。
【選択図】図1
Description
本考案は、自然な姿勢で楽な寝浴を可能にするために、腰を下ろす座部を適度な片流れ傾斜の凹面状座部にし、座部を支える脚部に高低調整手段を具備した浴槽内用腰掛けに関するものである。
全身浴は胸と肩まで湯に浸かり、水圧で心臓と肺と腹部や血管に負担がかかる欠点がある。また、半身浴は肩と背部が露出し、上半身が温まるまで時間がかかる欠点がある。
なお、関連技術A47K3/12、D7−254、D5−3194の出願登録物件を検索したが、上述の問題点を解決している本考案の片流れ傾斜の座部を有し、簡易に移動できる寝浴のための浴槽内用腰掛けの類似物件は見当たらない。
なお、関連技術A47K3/12、D7−254、D5−3194の出願登録物件を検索したが、上述の問題点を解決している本考案の片流れ傾斜の座部を有し、簡易に移動できる寝浴のための浴槽内用腰掛けの類似物件は見当たらない。
入浴の始めから肩と背中は湯に浸かり、胸部から腹部にかけては水圧から解放する半仰臥姿勢で寝浴を可能にすることにより、前述の全身浴と半身浴の欠点を解決しようとするものである。
本考案は、腰掛けの座部を請求項1の適度の片流れ傾斜、好ましくは9°前後の片流れ傾斜を有する緩やかな凹面状座部にする。座部を支える脚部の底には、請求項3の腰掛け本体の滑り防止と浴槽底面の損傷防止を兼ねた保護具を装着する。着座は図5の通り片流れ傾斜座部の低い面を脊髄側にして座り、浴槽側面を背もたれにして、座部の片流れ傾斜と湯の浮力を利用して背中を静かに後ろに寝かせ、頭部を浴槽のヘッドレストに持たせることにより、半仰臥の姿勢をとる。この自然な半仰臥の姿勢で入浴することにより、肩と背中は始めから自然に湯に浸かり、胸部と腹部にかけては、好みに応じて水圧から解放する寝浴が可能になる。このことにより前述の全身浴と半身浴の問題点は解決している。また、上述の胸部から腹部にかけての水圧解放部位の調節は、請求項2の脚部に具備している高低調整手段による腰掛けの高低調整と湯量加減により可能である。また、合成樹脂や木材等適宜素材にて座部と脚部を一体化成形で得られた請求項4の腰掛けによる胸部から腹部にかけての水圧解放部位の調節は、好みに合った高さの一体化成形腰掛けと湯量加減により、前述の全身浴と半身浴の問題点を解決している。
本考案の浴槽内用腰掛けの特徴である適度の片流れ傾斜を有する座部に腰掛けて、上述の自然な半仰臥姿勢で寝浴をすることにより、肩と背中は自然に湯に浸かり、胸部から腹部にかけては好みに応じて湯に浸かる部位を調節して、心臓と肺と腹部は水圧から解放される。このことにより肩と背中は半身浴とは違い、始めから温まり、心臓と肺と腹部にかけての水圧による圧迫は全身浴より軽減されて、ゆったりと湯に浸かり、リラックスできる。また、上述の胸部から腹部にかけての水圧を解放する自然な半仰臥姿勢の寝浴は、自立神経とホルモンのバランスを保ち易くし、疲労回復とストレス解消の促進に役立つ。更に、自分とのコミュニケーションを深め易くし、入浴しながらの思索の集中と瞑想にも適している。
座部と脚部から成る腰掛けの座部は、座部に腰掛けた時点で重心が程良く背部に掛かり、浴槽側面を背もたれにして、自然な半仰臥の姿勢になれることを特徴とする9°前後の片流れ傾斜を有する座部である。座部を形成する図3の1に示す座板の表面は、臀部との接触部分を大きくし、安定した座り心地を確保するために、緩やかな浅い凹面状である。座板裏面には図3の4に示す座板固定具が具備してあり、固定具を図3の2に示す上部脚にはめ込み、座板を固定する。座板固定具はホールデングクリップを使用し、座板と上部脚との着脱が容易に可能である。図3の3に示す下部脚の底には、腰掛け本体の滑り防止と浴槽底面の損傷防止を兼ねた図3の7に示す保護具が装着している。腰掛けの高低調整手段は、当業者に公知の任意の手段を使用することができる。例えば、図4の10に示す通り左右下部脚の上下複数箇所に高さ調整穴があり、高さ調整ネジを差し込む調整穴を選ぶことで、腰掛けの高さを変えることができる。また、上部脚と下部脚には図3の8に示す通排水口が複数あり、腰掛けを浴槽に入れると、パイプ内に水が入ることにより腰掛け本体の浮力を下げて、浴槽底に腰掛けの定着を容易にしている。
以下、添付図面に従って一実施例を説明する。図1は青森ヒバ等の木材や合成樹脂等適宜素材の座板から成る緩やかな浅い凹状面座部と上下に分割したステンレスパイプ脚の脚部から成る浴槽内用腰掛け本体の全体図である。図2は前記腰掛け本体の正面図である。
図3の2の上部脚座板装着面は、寝浴に適した片流れ傾斜範囲内の9°を有している。装着面に装着した図3の1の座板もその傾斜を有して傾斜座部を形成している。図5に示すように座部の傾斜低面を脊髄側に向けて腰を下ろし、浴槽側面を背もたれにして、自然で楽な半仰臥の姿勢で寝浴をする。また、脚部には腰掛け本体の高低調整手段を設けている。左右上部脚には、図4の9に示す高さ調整ネジ取り付け穴が一つあり、左右下部脚の上下には、図4の10に示す複数の高さ調整穴がある。図2の5に示す高さ調整ネジを下部脚の高さ調整穴の場所を変えて取り付けることで、腰掛けの高さを変更できる。
左右下部パイプ脚の底に図3の7のシリコーンやゴム系合成樹脂等適宜素材の保護具を装着し、浴槽内での腰掛けの滑り防止と浴槽底接触面の損傷防止を兼ねている。また、図3の1の座板には図3の4の座板固定具である合成樹脂ホールデングクリップが座板裏面に固定装着してある。この座板を片流れ傾斜の上部パイプ脚の座板取り付け面にはめ込むことにより、片流れ傾斜座部を形成している。また、同図1の座板は着脱可能で、パイプ脚と座板の洗浄を容易にしている。
上下脚に図3の8の複数通排水口を設けることにより、腰掛け本体の浮力を下げて、腰掛けが浴槽底に容易に定着する。また、パイプ内の洗浄を容易にしている。
本考案の一実施例は、上述の通り請求項1の適度な片流れ傾斜を有する座部と請求項2の高低調整手段と請求項3の保護具を有する脚部から成る浴槽内用腰掛けである。請求項1の片流れ傾斜座部を特徴とする標準的な高さの浴槽内用腰掛けと請求項4の一体化成形で得られたことを特徴とする片流れ傾斜座部を有する標準的な高さの浴槽内用腰掛けは、ポリプロピレンやメタクリル樹脂等の合成樹脂適宜素材やヒノキや青森ヒバ等の木材にて多種多様な形状で製造することが可能である。
1 座板
2 上部脚
3 下部脚
4 座板固定具
5 高さ調整ネジ
6 袋ナット
7 保護具
8 通排水口
9 高さ調整ネジ取り付け穴
10 高さ調整穴
2 上部脚
3 下部脚
4 座板固定具
5 高さ調整ネジ
6 袋ナット
7 保護具
8 通排水口
9 高さ調整ネジ取り付け穴
10 高さ調整穴
Claims (4)
- 座部と脚部から成る浴槽内用腰掛けであって、腰を下ろす前記座部が適度の片流れ傾斜を有していることを特徴とする浴槽内用腰掛け。
- 座部を支える脚部に高低調整手段を設けたことを特徴とする請求項1に記載の浴槽内用腰掛け。
- 脚部の底に滑り防止と浴槽底面の損傷防止を兼ねた保護具を具備した請求項1および2に記載の浴槽内用腰掛け。
- 座部と脚部との一体化成形で得られたことを特徴とする請求項1および3に記載の浴槽内用腰掛け。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007003820U JP3133794U (ja) | 2007-04-25 | 2007-04-25 | 浴槽内用腰掛け |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007003820U JP3133794U (ja) | 2007-04-25 | 2007-04-25 | 浴槽内用腰掛け |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3133794U true JP3133794U (ja) | 2007-07-26 |
Family
ID=43284427
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007003820U Expired - Lifetime JP3133794U (ja) | 2007-04-25 | 2007-04-25 | 浴槽内用腰掛け |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3133794U (ja) |
-
2007
- 2007-04-25 JP JP2007003820U patent/JP3133794U/ja not_active Expired - Lifetime
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