JP3134103U - パレットの移載装置 - Google Patents

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JP3134103U JP2007003803U JP2007003803U JP3134103U JP 3134103 U JP3134103 U JP 3134103U JP 2007003803 U JP2007003803 U JP 2007003803U JP 2007003803 U JP2007003803 U JP 2007003803U JP 3134103 U JP3134103 U JP 3134103U
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孝二 犬飼
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Abstract

【課題】 パレットの姿勢を正確に制御し、ロボットによるパレットの移載の向上化を図
ること。
【解決手段】 縦横方向および上下方向を規制する一対の被制御部24を備えたパレット
Pと前記の被制御部24と相まって嵌合する制御部60を備えたロッド54からなるパレ
ットの昇降手段12Aの一対が設けられ、該パレットの昇降手段12Aのそれぞれのロッ
ド54の上昇高さが床面Fの傾きなどの形態の影響を受けることなく予め等しく設定され
、該ロッド54が台車10の中空部42を介して該パレットの姿勢制御用の被制御部24
に向けて昇降自在に設けられることにより、ロボット20によるパレットPの把持時の姿
勢を正確に制御させ、把持漏れを抑制するようにしたパレットの移載装置。
【選択図】 図2

Description

本考案は、ワークを収容するパレットの移載装置に関する。
とりわけ、パレットの移載装置に関するパレットの姿勢制御手段の改良に関する。
当業界では、ワークを収容するのに備えて台車上に載置したパレットを棚などの特定場
所へ保管するため、ロボットが採用されていた。
ロボットを採用することにより、パレットの保全管理の合理化を図ることができるもの
の、ロボットが台車上のパレットを把持して棚などへ移載する場合、ロボットの把持具な
どの制御機構は、規則的な反復運動を行うように設定されているから、ロボットの規則的
な反復運動に対応するよう棚などへの移載に先立って、パレットの姿勢を正確に制御させ
なければならない課題があった。
ここに、パレットの姿勢を正確に制御するとは、台車上のパレットの縦横方向および上
下方向の姿勢をロボットの規則的な反復運動に対応するように制御することを意味する。
そこで、前記の課題を解決するため、背景技術のパレットの移載装置では、凸部110
を備えた把持具を有するロボット112が採用され、該ロボット112は台車120上の
パレットPの移載に備え、パレット収容棚の傍らに据置され使用された(図8参照)。
パレットPの移載に備え、ロボット112がパレットPを把持できるように把持具の凸
部110に対応する凹部111がパレットPの側面に設けられ、ロボット112の把持具
の凸部110をパレットPの凹部111に装着させ、ロボット112とパレットPを結合
させることにより、把持具を作動させ、棚などへパレットPの移載が行われた(図8参照
)。
台車120上にパレットPの姿勢を正確に制御させることを意図して、パレットPと台
車120に互いに係合するパレットP側の被制御部114、116と台車側の制御部12
5、126が設けられた(図8〜図10を参照)。
そこで、まず、パレットP側の被制御部114、116について説明すると、台車12
0上のパレットPの縦横方向および上下方向の姿勢を制御することと専ら上下方向の姿勢
を制御することを意図して二種類のパレットP側の被制御部114、116がパレットP
の底に設けられていた(図8〜図10を参照)。
一方のパレットP側の被制御部114は、追って詳細を説明する台車側の一方の制御部
126と相まってパレットPの縦横方向および上下方向の姿勢を制御することを意図する
もので、パレットPの下方に向け、截頭台錐形の凹部114aを内側に備えた突部114
bからなるもので、その被制御部114の一対はパレットPの底の四隅のうちの一方の対
角線上に形成されていた(図8、図9を参照)。
他方のパレットP側の被制御部116は、追って詳細を説明する台車側の他方の制御部
125と相まって専らパレットPの上下方向の姿勢を制御することを意図するもので、パ
レットPの下方に向け、水平面部116aを備えた突部116bからなるもので、その被
制御部116の一対はパレットPの四隅の残余の対角線上に形成されていた(図8、図1
0を参照)。

次に台車側の制御部125、126について説明すると、台車120の荷台上において
、前記の二種類のパレットP側の被制御部114、116と相まって、台車120上のパ
レットPの縦横方向および上下方向の姿勢を制御することを意図して二種類の台車側の制
御部125、126が設けられていた(図8〜図10を参照)。
一方の台車側の制御部126は、前記した一方のパレット側の被制御部114と相まっ
てパレットPの縦横方向および水平方向の姿勢を制御すること意図するもので、上方に向
け、前記したパレットPの截頭台錐形の凹部114aに対応する凸部126aを備えたパ
レット支持部材126bからなるもので、その制御部126の一対は台車120の荷台の
四隅のうちの一方の対角線上に植立されたていた(図8、図9を参照)。
他方の台車側の制御部125は、前記したパレットP側の被制御部116と相まって専
らパレットPの上下方向の姿勢を制御することを意図するもので、上方に前記したパレッ
トPの水平面部116aに対応する水平面部125aを備えたパレット支持部材125b
からなるもので、台車120の荷台の四隅の残余の対角線上に植立されたていた(図8、
図10を参照)。
そして、前記した一方の台車側の制御部126を構成するパレット支持部材126bの
凸部126aと、他方の台車側の制御部125を構成するパレット支持部材125bの水
平面部125aにより支承してパレットPを水平な姿勢に制御できるように、パレット支
持部材126bの高さと水平面部125aの高さを同一に設定するとともに、前記したパ
レットPの凹部114aを台車側の制御部126の凸部126aに嵌合させ、併せて両者
の水平面部116a、125aを当接することにより、パレットPの縦横方向および上下
方向の姿勢の制御を図るようにしたものであった(図8〜図10を参照)。

また、パレットPの凹部114aに前記の凸部126aが嵌合された否かを検知するた
め、台車側の制御部126にセンサ128が取り付けられていた(図8、図9を参照)。
センサ128は、パレットPの移載位置の傍らに設けられた制御盤132の電気配線1
36と電気的接続が着脱可能なように、接続器具134を介して電気配線138に接続さ
れていた(図8を参照)。
背景技術では、台車120上に、パレット側の被制御部114、116と台車側の制御
部125、126の一部として前記のパレット支持部材125b、126bが設けられて
いるから、台車120を床面Fに据置き、二種類のパレット支持部材125b、126b
上にパレットPを載置させ、ロボット112を介してパレットPの移載を行う場合、床面
Fが水平である限り、又は、台車の各車輪の大きさに差異がない限り、二種類のパレット
支持部材125b、126bも水平状態に制御されるので、パレットPの姿勢を正確に保
持できた。
しかし、床面Fは一般的に経年変化による損傷や微妙な凹凸などにより必ずしも水平状
態に保全されているとはいえない。
また、台車の各車輪の大きさについても、一般的な経年変化により必ずしも同一なもの
に保全されているとはいえない。
したがって、このような環境下の床面Fに据置された場合や、各車輪の大きさに差異が
発生した台車120は傾斜するなどして、台車120上のパレットPの姿勢の制御を正確
に実施できないおそれがあった。
その結果、パレットの支持部材125b、126bも床面Fの形態の影響を回避し難い
ので、パレットPはパレットの支持部材125b、126bの傾きなどの影響を回避でき
なく、よって、ロボット112の把持具によりパレットPを把持できないおそれがあった
また、移載位置における制御盤132と台車120の電気配線136、138による電
気的接続の着脱が面倒であったほか、接続が不十分な場合における接続不良の発生や、着
脱を繰り返し行うことにより、接続器具134の不具合を発生させるおそれがあった。
本考案が解決しようとする課題は、上記した従来例の問題点を解決するものであって、
床面の傾斜や微妙な凹凸など床面の形態に支配されることなく、又、台車の各車輪の大き
さの差異に影響を受けることなく、パレットの姿勢を正確に制御し、ロボットによるパレ
ットの移載の向上化を図ることにある。
また、面倒な制御盤と台車の電気配線接続の着脱操作を解消するとともに、接続不良や
接続器具の不具合の発生を解消することにある。
その他、台車上のパレットの姿勢の制御の向上化を二次的に図ることやパレットの昇降
手段上へ台車を確実に導入できるようにすることも目的とするものである。
本考案の第1の課題解決手段は、
ロボット、台車およびパレットの姿勢制御手段からなるパレットの移載装置において、
係合部を有する把持具を備えたロボットが設けられ、
中空部を備えた荷台からなる台車が設けられ、
該ロボットの係合部に対応するパレット把持用の被係合部が備えられるとともに底側の
略対角線上に一対の縦横方向および上下方向を規制するパレット姿勢制御用の被制御部を
備え、該台車上に載置されることが予定されたパレットが設けられ、
一方、台車の下方において、シリンダ内を往復運動し、縦横方向および上下方向を規制
するパレット姿勢制御用の制御部を備えたロッドからなるパレットの昇降手段の一対が設
けられ、
これらの一対のパレットの昇降手段は台車の下方において、該パレット姿勢制御用の被
制御部に対応させ、かつ、略対角線上に設けられるとともに、床面に据置されることが予
定され、
該パレットの昇降手段のそれぞれのロッドの上昇高さが床面の傾きなどの形態の影響を
受けることなく等しく設定され、
該ロッドが台車の中空部を介して該パレットの姿勢制御用の被制御部に向けて昇降自在
に設けられることにより、パレットの姿勢制御手段が該台車、該パレットおよび該パレッ
トの該昇降手段により構成されてなることを特徴とするパレットの移載装置である。
前記の用語「略対角線」とは、好ましくは対角線であるものの、パレットPの姿勢制御
が正確に実施できる限り、多少の誤差は許容できるから、幾何学的
に対角線上に制限されることなく、対角線に準じる概念を含むものである。
本考案の第2の課題解決手段は、第1の課題解決手段において、
ロボット、台車およびパレットの姿勢制御手段からなるパレットの移載装置において、
係合部を有する把持具を備えたロボットが設けられ、
中空部を備えた荷台からなる台車が設けられ、
該ロボットの係合部に対応するパレット把持用の被係合部が備えられるとともに、縦横
方向および上下方向を規制するパレット姿勢制御用の被制御部の一対と上下方向を規制す
るパレット姿勢制御用の被制御部の1個を備え、かつ、これらの3個の該姿勢制御用の被
制御部が底側において、等辺三角形の三隅に等距離の間隔を隔ててそれぞれ設けられ、該
台車上に載置されることが予定されたパレットが設けられ、
一方、台車の下方において、シリンダ内を往復運動し、縦横方向および上下方向を規制
するパレットの姿勢制御用の制御部を備えたえたロッドからなるパレットの昇降手段の一
対とシリンダ内を往復運動し、パレットの上下方向を規制する姿勢制御用の制御部を備え
たロッドからなるパレットの昇降手段の1個が設けられ、
これらの3個のパレットの昇降手段は台車の下方において、該パレット姿勢制御用の被
制御部に対応させ、かつ、等辺三角形の三隅に等距離の間隔を隔ててそれぞれ設けられる
とともに、床面に据置されることが予定され、
該パレットの昇降手段のそれぞれのロッドの上昇高さが床面の傾きなどの形態の影響を
受けることなく等しく設定され、
該ロッドが台車の中空部を介して該パレットの被制御部に向けて昇降自在に設けられる
ことにより、パレットの姿勢制御手段が該台車、該パレットおよび該パレットの該昇降手
段により構成されてなることを特徴とするパレットの移載装置である。
前記の用語「等辺三角形」とは、好ましくは等辺三角形であるものの、パレットの姿勢
制御が正確に実施できる限り、多少の誤差は許容できるから、幾何学に等辺三角形に制限
されることなく、等辺三角形に準じる二等辺三角形を含むものである。
因みに、前記の3個の被制御部のそれぞれを二等辺三角形の三隅寄りに近接させ、これ
れらの3個の被制御部に3個の制御部を設けることによっても、パレットの姿勢制御を正
確に実施できる。
本考案の第3の課題解決手段は、第1又は第2の課題解決手段において、
制御盤が該パレットの昇降手段に電気的に接続されてなることを特徴とするパレットの
移載装置である。
本考案の第4の課題解決手段は、第1、第2又は第3の課題解決手段において、該台車
の荷台にパレットの横規制用の位置決め片と縦規制用の位置決め片が設けられたことを特
徴とするパレットの移載装置である。
本考案の第5の課題解決手段は、第1、第2、第3又は第4の課題解決手段において、
一対の案内部材によりローラ用通路が備えられ、該案内部材の一側にストッパが備えら
れ、その他側に台車導入部が備えられた台車の位置決め手段が該昇降手段を支持する支持
部材上に設けられ、
一方、ローラが備えられた該台車が設けられ、
該台車を台車の位置決め手段の台車導入部を介して該ローラをローラ用通路へ誘導する
ようにしてなることを特徴とするパレットの移載装置である。
考案の作用効果
本考案の第1の課題解決手段は上記の構成であるから、以下の作用効果を奏する。
パレットの移載に先だって、予め、それぞれのロッドの上昇高さが床面の傾きなどの形
態の影響を受けることなく等しく設定されてなる一対のパレットの昇降手段を棚などの傍
らの所定位置の床面に据置する。
パレットを台車の荷台上へ載置させ、台車をパレットの昇降手段側へ移動させる。
次いで、パレットを載置させた台車をパレットの昇降手段上へ導入させる。
台車の昇降手段上への導入時に、一対のパレット姿勢制御用の被制御部と一対のパレッ
トの昇降手段のパレットの姿勢制御用の制御部を互いに軸心方向に一致するように配置さ
せ、一対のパレットの昇降手段をパレット側に向け、台車の中空部を介して上昇させるこ
とによって、一対の該姿勢制御用の被制御部と一対の該姿勢制御用の制御部を相まって嵌
合できる。
この場合、それぞれのロッドの上昇高さが床面の傾きなどの形態の影響を受けることな
く等しく設定されているから、パレットの姿勢を水平に保持させつつ、パレットの上下方
向の姿勢を正確に制御できる。
一方、一対のパレットの姿勢制御用の被制御部が底側の対角線上に設けられ、一対のパ
レットの昇降手段は台車の下方において、該パレットの姿勢制御用の被制御部に対応させ
、かつ、対角線上に設けられてなるから、パレット側の被制御部と昇降手段側の制御部を
相まって嵌合させることにより、パレットの縦横方向および上下方向の姿勢を正確に制御
できる。
かくして、床面の傾きなどの形態の影響を受けることなく、又、台車の各車輪の大きさ
の差異に影響を受けることなく、パレットの縦横方向および上下方向の姿勢を正確に制御
できるから、ロボットの把持具の係合部をパレット把持用の被係合部に係合漏れなどを生
じることなく、確実に係合できるので、パレットの移載の向上化に寄与できる。
本考案の第2の課題解決手段は上記の構成であるから、以下の作用効果を奏する。
第2の課題解決手段は、第1の課題解決手段が奏する作用効果のほか、一対の該パレッ
ト姿勢制御用の被制御部のほか、上下方向を規制する別の被制御部とこれらの3個の被制
御部に対応する3個の該制御部が設けられているから、パレットの縦横方向の姿勢制御の
確保に加えて上下方向の姿勢を一層、確実に確保できる。
第3の課題解決手段は、第1又は第2の課題解決手段が奏する作用効果のほか、
該昇降手段と制御盤は予め電気的に接続されているから、面倒な電気配線の着脱作業の解
消に寄与でき、併せて接続不良や接続器具の不具合の発生をなくすことができる。
本考案の第4の課題解決手段は、上記の構成であるから、第1、第2又は第3の課題解
決手段が奏する作用効果のほか、以下の作用効果を奏する。
台車上にパレットを移載するに際して、パレットの横方向はパレットの横規制用の位置
決め片により、その縦方向はパレットの縦規制用の位置決め片により、それぞれ規制でき
るので、パレットの妄動を抑制できるほか、パレットの縦横方向の姿勢の制御に寄与でき
る。
さらに、より正確に、台車の昇降手段上への導入時に、一対のパレットの姿勢制御用の
被制御部と一対のパレットの昇降手段のパレットの姿勢制御用の制御部を互いに軸心方向
に一致するように配置させることができる。
したがって、床面の傾きなどの形態の影響を受けることなく、又、台車の各車輪の大き
さの差異に影響を受けることなく、ロボットの把持具の係合部をパレット把持用の被係合
部に係合漏れなどを生じることなく、確実に係合できるので、一層、パレットの移載の向
上化に寄与できる。
第5の課題解決手段は、上記の構成であるから、第1、第2又は第3の課題解決手段が
奏する作用効果のほか、以下の作用効果を奏する。
台車を該昇降手段上へ誘導し易いことのほか、昇降手段上へ台車を正規な位置に導入で
きる。
よって、パレット側の被制御部と昇降手段側の制御部の係嵌合を一層、向上化を図るこ
とができる。
パレットの姿勢制御の正確性の向上化を図り、ロボットがパレットを正確に把持して棚
など特定の場所へ移載するという目的を最小の部品点数で実現した。
以下、本考案の実施例1を図面を参照して説明する。
そこで、まず、ロボット20について説明する。
アームが備えられ、その先端に凸部などの係合部18が備えられた把持具を有するもの
である。
ロボット20は、パレットPを棚など特定の場所へ移載するのに備えて所定のパレット
の移載位置の床面Fに据置され、使用される(図2を参照)。
なお、図示を省略したが、前記の係合部18の凸部の形態に代えて対称的に凹部とする
ことを考案者はそれぞれ予定している。
次に、台車10について説明する。
台車10は一対の縦フレーム10aと一対の横フレーム10bから構成された方形状の
荷台30、車輪34、荷台30の一側に垂設されたハンドル支持部材36、ハンドル支持
部材36に装着されたハンドル38からなる(図1〜3参照)。
荷台30を構成する一対の横フレーム10b間の中央に中央フレーム10cが架設され
、中央フレーム10cの両側に中空部42がそれぞれ形成されている。
これらの中空部42は、追って詳細を説明するが、パレットの姿勢制御手段13の一部
を構成するものである。
パレットPを荷台30上に載置した際に、パレットPの横方向の妄動を規制することを
意図して一対の横フレーム10bの両側にパレットの横規制用の位置決め片44が4個設
けられているが、これらの両側の横規制用の位置決め片44、44間の間隔はパレットP
の底側の横方向の間隔に等しい(図1、図3を参照)。
パレットPを荷台30上に載置した際にパレットPの縦方向の妄動を規制することを意
図して一対の横フレーム10bの中央フレーム10c寄りにパレットの縦規制用の位置決
め片46がそれぞれ2個設けられているが、これらの2個の縦規制用の位置決め片46間
の間隔はパレットPの底側の縦方向の間隔に等しい。(図1、図3を参照)。
前記したパレットの横規制用の位置決め片44および縦規制用の位置決め片46は、パ
レットPの姿勢の制御を目的とするものであるが、本考案では、パレットPの姿勢の制御
は主として追って詳細を説明するパレットの姿勢制御手段13により行うから、好ましく
は設けるものであり、二次的な構成といえる。
台車10を追って詳細を説明する4個二組の昇降手段12A、12Bへ円滑に導入でき
るようにすることを意図して一側の縦フレーム10aと中央フレーム10cのそれぞれの
中央下方に被案内部材50であるローラ48がそれぞれ設けられている。
これらのローラ48は、荷台30の一側から他側にかけて同一線上に設けられているか
ら、台車10を偏向させることなく、直線方向に導入できるように意図されている(図1
、図3を参照)。
次に、パレットPについて説明する。
パレットPは知られるように方形であって、ロボット20の把持具に設けられた凸部な
どの係合部18に対応した凹部などの被係合部22がその側面に設けられている(図2を
参照)。
ロボット20の凸部などの係合部18とパレットPの凹部などの被係合部22は、互い
に両者18、22を係合させ、ロボット20を介してパレットPを移載することを意図す
るものであるから、ロボット20の係合部18とパレットPの被係合部22の形態の凹凸
をそれぞれ対称な凹凸に設けることにより、両者18、22の結合を図ることも予定され
ている。
一方、パレットPにはロボット20と対応する被係合部22が設けられていることを説
明したが、ロボット20側の被係合部22とは別に、追って詳細を説明するが、パレット
の姿勢制御手段13の一部を構成するものとして、二種類のパレットの姿勢制御用の被制
御部24、26が備えられているから、この点について敷衍する(図2、図5、図6を参
照)。
二種類の被制御部24、26のうち、一方の被制御部24として、台車10上に載置さ
れるパレットPの縦横方向および上下方向の姿勢の制御を図ることを目的とし、パレット
Pの底側の四隅のうちの二隅の対角線上に、内側に截頭台錐形の凹部24aが形成された
突部24bが下方に向けて一対設けられている(図5を参照)。
一般的なパレットPの底は、一定の深さを有する截頭台錐形の凹部24aを形成するこ
とが予定されていないから、パレットPの底の肉厚は一般的に薄く、該凹部24aを形成
するに足りる一定の肉厚を有するものではない。
そこで、この考案の実施例では、截頭台錐形の凹部24aの深さを見込んで底の肉厚を
厚くするのに代えて前記したように、突部24bを設け、突部24bの内側に截頭台錐形
の凹部24aが形成されている。
一方、この考案では、パレットPの底自体に該凹部24aを形成することによっても考
案の目的を達成できるから、パレットPの底に該凹部24aを形成できる肉厚の余裕を設
けることにより、パレットPの底自体に該凹部24aを形成することも予定されている。
さらに、他方の被制御部26として、台車10上の専らパレットPの上下方向の姿勢の
制御を図ることを目的として、前記の残余の二隅の対角線上に、パレットPの裏面側に水
平面部26aを備えた突部26bが下方に向けて一対設けられている(図6を参照)。
前記の水平面部26aを備えた他方の被制御部26は、台車10上のパレットPの上下
水方向の姿勢の制御を図ることを目的とするものであるが、パレットPの上下方向の姿勢
の制御は、前記した一対の対角線上に設けられた一方の被制御部24と追って詳細を説明
する一対の昇降手段12A、12Bと相まって可能であるから、好ましくは設けるもので
ある。
次に、この考案の特徴を占めるパレットPの姿勢制御手段13のうち、昇降手段12A
、12Bについて説明する。
パレットの姿勢制御手段13は二種類のパレットPの姿勢制御用の被制御部24、26
と台車10の中空部42および二種類のパレットPの姿勢制御用の制御部60、62を備
え二種類の昇降手段12A、12Bによって構成されている。
昇降手段12A、12Bは、二種類であって、それぞれ2個ごと設けられるが、背景技
術と異なり、台車10と分離独立して設けられている。
これらの昇降手段12A、12Bは、台車10の下方において、二種類のパレット姿勢
制御用の被制御部24、26に対応させて設けられるとともに、床面Fに据置されること
が予定されている。
昇降手段12A、12Bを支持するのに備えて縦フレームと横フレームからなる方形状
の支持部材56が設けられ、支持部材56の四隅に前記した二種類の昇降手段12A、1
2Bのそれぞれの一組ごとが対角線上に支持されている(図1、図2、4参照)。
一方の昇降手段12Aは、2個一対設けられ、パレットPの姿勢制御用の被制御部24
、24に対応した位置に関係させて設けることを予定されているが、具体的には支持部材
56の四隅のうちの一方の対角線上に設けられている。
これらの一方の昇降手段12Aは前記したパレットPの姿勢制御用の被制御部24と相
まってパレットPの縦横方向および上下方向の姿勢を制御すること意図するもので、シリ
ンダ52内を往復運動するパレットの姿勢制御用の制御部60を備えたロッド54からな
るものである(図1、図2、図4、図5を参照)。
前記の一方の昇降手段12Aをさらに具体的に説明すると、シリンダ52内に設けられ
たロッド54の上端にプレート58が装着され、上方に向けてプレート58上に支持片6
0bを介して截頭台錐形の凸部60aを備えたものである(図2、図5を参照)。
この制御部60の凸部60aは、パレットPの姿勢制御用の被制御部24を構成する前
記したパレットP側の被制御部24の凹部24aに対応するもので、台車10上に載置さ
れたパレットPの凹部24aに昇降手段12Aの凸部60aを嵌合させることにより、パ
レットPの縦横方向および上下方向の姿勢を制御するのに寄与するものである。
前記した制御部60の凸部60aを凹部に代え、一方のパレットの被制御部24の凹部
24aを凸部に代えることにより、嵌合を図ることも予定されている。
一方の昇降手段12Aに対して、他方の昇降手段12Bは、パレット側の他方の被制御
部26と相まって専らパレットPの上下方向の姿勢を制御することを意図するもので、2
個一対設けられ、他方のパレットPの姿勢制御用の被制御部26に対応した位置に関係さ
せて設けることを予定されているが、具体的には支持部材56の四隅のうちの残余の対角
線上に設けられている(図1、図4を参照)。
他方の昇降手段12Bはシリンダ54内を往復運動するパレットの姿勢制御用の制御部
62を備えたロッド54からなるものであるが(図1、図2、図4、図6を参照)、他方
の昇降手段12Bをさらに具体的に説明すると、シリンダ52内に設けられたロッド54
の上端にプレート58が装着され、上方に向けてプレート58上に支持片62bが設けら
れ、支持片62bの表面に水平面部62aが形成され、前記したパレットPの裏面側の水
平面部26aと対応し、パレットPの水平方向の姿勢の制御を一層、図るようにしている
この制御部62の水平面部62aは、パレットPの姿勢制御用の被制御部26を構成す
る前記したパレットP側の被制御部26の水平面部26aに当接するもので、台車10上
に載置されたパレットPの水平面部26aを昇降手段12Aの水平面部62aに当接させ
ることにより、パレットPの上下方向の姿勢を制御するのに寄与するものである。
パレットP側の前記した凹部24aと昇降手段側の前記した凸部60aは対称な形態に
構成され、嵌合時の妄動抑制を図るようにしているが、嵌合の容易性を意図して両者24
a、60a間にクリアランスを設定することが好ましい。
さらにいえば、パレットPの移載場所の床面Fの傾きなどの形態を予め検証した上、そ
の検証された数値に基づき、パレットPの昇降手段12A、12Bのそれぞれのロッド5
4の上昇高さは、床面Fの傾きなどの形態の影響を受けることなく具体的数値として等し
く設定されたものである。
前記の昇降手段12A、12Bのそれぞれのロッド54の上昇高さの調整は、昇降手段
12A、12Bの傍らに設けられた図示を省略したアジャスタを操作することにより行わ
れる。
ロッド54の上昇高を床面Fの傾きなどの形態の影響を受けることなく等しく設定する
ことにより、パレットPの姿勢、とりわけ、上下方向の姿勢制御に寄与する。
パレットPの姿勢制御用の被制御部24とパレットPの姿勢制御用の制御部60などが
正確に係合したことを感知するため、昇降手段12A、12Bのプレート58にセンサ6
4が備えられている。
昇降手段12A、12B上に台車10を正確に導入できるように、一対の案内部材70
によりローラ用通路68が備えられ、該案内部材70の一側にストッパ74が備えられ、
その他側に台車導入部72が備えられた台車の位置決め手段71が該昇降手段12A、1
2Bを支持する支持部材56上に設けられている。
一方、ローラ48が備えられた該台車10が設けられている。
該台車10を台車の位置決め手段71の台車導入部72を介して該ローラ48をローラ
用通路68へ誘導することにより、過度な台車10の進入をストッパ74によって抑制し
つつ正規な位置に導入できるように図られている(図4を参照)。
この考案はパレットPの移載に備えて、パレットPが載置された台車10を昇降手段1
2A、12B上へ手作業により搭載することが予定されているが、 この場合、台車10
上にパレットPが載置されているから、パレットPが障害となり、昇降手段12A、12
Bの前記した台車導入部72を目視できないおそれがあるので、台車導入部72へローラ
48を正確に導入できないおそれがある。
そこで、前記の課題解決のため、案内部材70の台車導入部72下方には、案内部材7
0と交差して細長いガイドバー78を設けることにより、台車導入部72の傍らに位置す
るガイドバー78の中央部を目視することによって、台車10のローラ48を台車導入部
72へ導入できるように図られている。
次に、昇降手段12A、12Bに接続された制御盤16について説明する。
制御盤16は、所定の移載位置の床面に据置され、それぞれの昇降手段12A、12B
及びセンサ64、64と電気配線14を介して電気的に接続されている(図1及び2参照
)。
制御盤16を操作することにより、それぞれの昇降手段12A、12Bのロッド54を
昇降させることができる。
このため、パレットPを載せた台車10を昇降手段12上に搬入させ、制御盤16を操
作して、それぞれの昇降手段12のロッド54を同時に伸ばすことにより、台車10の中
空部42を介して、昇降手段側の該姿勢制御用の制御部60、62をパレットP側の姿勢
制御用の被制御部24、26に嵌合させることができる。
次に、この考案の実施例1に係るパレットの移載装置により行うパレットPの移載作業
を説明する。
まず、作業者が、パレットPの移載位置から離れた場所にあるパレット収集場所へ空の
台車10を運び、一個のパレットPを台車10に載置する。
このとき、荷台30上の二種類の位置決め片44、46に沿って、パレットPを台車1
0の荷台30上に載置する。
そして、パレットPを載せた台車10を棚などが設置された所定の移載位置まで運ぶ。
作業者が、パレットPを載せた台車10を所定の移載位置まで運ぶと、予め床面Fに据
置された昇降手段12上に台車10を導入する。
このとき、作業者は、ガイドバー78の中央部をを目安に目視して、台車導入部72に
ローラ48を挿入させ、ローラ48を介して台車10を台車用通路68により案内させ、
台車10を昇降手段12A、12B上に導入する。
昇降手段12A、12B上に導入された台車10は、一側の縦フレーム10aの中央下
方に設けられたローラ48が案内部材70の一側に設けられた台車用のストッパ74に停
止させられることにより、過度な進入が抑制され、正規の位置に制御される。
このとき、台車10に載置されたパレットP側の姿勢制御用の被制御部24、26と昇
降手段側の該姿勢制御用の制御部60、62とは予め対応する位置関係に設定されている
から、パレットP側の姿勢制御用の被制御部24、26は昇降手段側の該姿勢制御用の制
御部60、62の軸心上に位置される。
作業者が、傍らの制御盤16のスイッチをオンにして、それぞれの昇降手段12A、1
2Bのロッド54を同時に伸ばし、パレットP側の姿勢制御用の被制御部24、26と昇
降手段側の該姿勢制御用の制御部60、62を嵌合させ、パレットPの姿勢を制御をする
このとき、位置決めセンサ64、64がパレット側の姿勢制御用の被制御部24、26
と昇降手段側の該姿勢制御用の制御部60、62の嵌合が正確に行われているか否かを感
知する。
正確な姿勢が制御されたパレットPは、ロボット20の把持具の凸部18をパレットP
の凹部22に挿入することにより、ロボット20により把持され、棚など所定の場所へ移
載される。
作業者は、パレットPがロボット20により移載されたことを確認した後、制御盤16
のスイッチをオフにして、それぞれの昇降手段12A、12Bのロッド54を同時に縮め
、ローラ48を案内部材70の台車用通路68に案内させながら、台車10を昇降手段1
2A、12B上から取り外して次の作業に備える。
以下、本考案の実施例2を説明する。
本例は、実施例1と比較して主たる構成を共通にするもので、一部の構成について図面
を省略したが、次の構成などによるものである。
したがって、共通する構成や作用効果については、実施例1の説明と図面を援用し、省
略されている。
図7を参照して説明すると、ロボット20、台車10およびパレットの姿勢制御手段1
3からなるパレットPの移載装置において、係合部18を有する把持具を備えたロボット
20と中空部42を備えた荷台30からなる台車10が設けられている。
該ロボット20の係合部18に対応するパレット把持用の被係合部22が備えられると
ともに、縦横方向および上下方向を規制するパレット姿勢制御用の被制御部24、24の
一対と上下方向を規制するパレット姿勢制御用の被制御部26を1個備え、かつ、これら
の3個の該姿勢制御用の被制御部24、24、26が底側において、等辺三角形の三隅に
等距離の間隔を隔ててそれぞれ設けられ、該台車10上に載置されることが予定されたパ
レットPが設けられている。
一方、台車10の下方において、シリンダ内を往復運動し、縦横方向および上下方向を
規制するパレットの姿勢制御用の制御部60を備えたロッド54からなるパレットの昇降
手段12Aの一対とシリンダ内を往復運動し、パレットの上下方向を規制する姿勢制御用
の制御部62を備えたロッド54からなるパレットの昇降手段12Bの1個が設けられて
いる。
そして、これらの3個のパレットの昇降手段12A、12Bは台車10の下方において
、該パレット姿勢制御用の被制御部24、24、26に対応させ、かつ、等辺三角形の三
隅に等距離の間隔を隔ててそれぞれ設けられるとともに、床面Fに据置されることが予定
されている。
該パレットの昇降手段12A、12Bのそれぞれのロッド54の上昇高さが床面Fの傾
きなどの形態の影響を受けることなく等しく設定されている。
前記の昇降手段12A、12Bのそれぞれのロッド54の上昇高さの調整は、昇降手段
12A、12Bの傍らに設けられた図示を省略したアジャスタを操作することにより行わ
れる。
該ロッド54が台車10の中空部42を介して該パレットの被制御部24、24、26
に向けて昇降自在に設けられることにより、パレットの姿勢制御手段13が該台車10、
該パレットPおよび該パレットの該昇降手段12A、12Bにより構成されている。
この実施例は、上記の構成であるから、床面Fの傾きの形態や台車の各車輪の大きさの
差異の影響を受けることなく、パレットPの縦横方向およびとりわけ、上下向の姿勢を一
層、正確に制御できるので、ロボット20の把持具の係合部18をパレット把持用の被係
合部22に係合漏れなどを生じることなく、確実に係合できるので、パレットPの移載の
一層の向上化に寄与できる。
本考案のパレットの移載装置の平面図である(実施例1)。 本考案のパレットの移載装置の側面図である(実施例1)。 本考案のパレットの移載装置の台車の平面図である(実施例1)。 本考案のパレットの移載装置の要部の平面図である(実施例1)。 本考案のパレットの移載装置の要部の説明図である(実施例1)。 本考案のパレットの移載装置の要部の別の説明図である(実施例1)。 本考案のパレットの移載装置の要部の平面図である(実施例2)。 従来のパレットの移載装置の側面図である。 従来のパレットの移載装置の要部の説明図である。 従来のパレットの移載装置の要部の別の説明図である。
符号の説明
10 台車
10a 縦フレーム
10b 横フレーム
10c 中央フレーム
12A 一方の昇降手段
12B 他方の昇降手段
13 パレットの姿勢制御手段
14 電気配線
16 制御盤
18 係合部
20 ロボット
22 被係合部
24 一方のパレットの姿勢制御用の被制御部
24a 截頭台錐形の凹部
24b 突部
26 他方のパレットの姿勢制御用の被制御部
26a 水平面部
26b 突部
30 荷台
34 車輪
36 ハンドル支持部材
38 ハンドル
42 中空部
44 横規制用の位置決め片
46 縦規制用の位置決め片
48 ローラ
50 被案内部材
52 昇降手段のシリンダ
54 昇降手段のロッド
56 支持部材
58 プレート
60 一方のパレットの姿勢制御用の制御部
60a 凸部
60b 支持片
62 他方のパレットの姿勢制御用の制御部
62a 水平面部
62b 支持片
64 センサ
68 ローラ用通路
70 案内部材
71 台車の位置決め手段
72 台車導入部
74 台車のストッパ
78 ガイドバー
110 把持具の凸部
111 パレットの凹部
112 ロボット
114 一方のパレット側の被制御部
114a 截頭台錐形の凹部
114b 突部
116 他方のパレット側の被制御部
116a 水平面部
116b 突部
120 台車
125 他方の台車側の制御部
125a 水平面部
125b パレットの支持部材
126 一方の台車側の制御部
126a 凸部
126b パレットの支持部材
128 センサ
132 制御盤
134 接続器具
136 電気配線
138 電気配線
F 床面
P パレット

Claims (5)

  1. ロボット、台車およびパレットの姿勢制御手段からなるパレットの移載装置において、
    係合部を有する把持具を備えたロボットが設けられ、
    中空部を備えた荷台からなる台車が設けられ、
    該ロボットの係合部に対応するパレット把持用の被係合部が備えられるとともに、底側
    の略対角線上に一対の縦横方向および上下方向を規制するパレット姿勢制御用の被制御部
    を備え、該台車上に載置されることが予定されたパレットが設けられ、
    一方、台車の下方において、シリンダ内を往復運動し、縦横方向および上下方向を規制
    するパレット姿勢制御用の制御部を備えたロッドからなるパレットの昇降手段の一対が設
    けられ、
    これらの一対のパレットの昇降手段は台車の下方において、該パレット姿勢制御用の被
    制御部に対応させ、かつ、略対角線上に設けられるとともに、床面に据置されることが予
    定され、
    該パレットの昇降手段のそれぞれのロッドの上昇高さが床面の傾きなどの形態の影響を
    受けることなく等しく設定され、
    該ロッドが台車の中空部を介して該パレットの姿勢制御用の被制御部に向けて昇降自在
    に設けられることにより、パレットの姿勢制御手段が該台車、該パレットおよび該パレッ
    トの該昇降手段により構成されてなることを特徴とするパレットの移載装置。
  2. ロボット、台車およびパレットの姿勢制御手段からなるパレットの移載装置において、
    係合部を有する把持具を備えたロボットが設けられ、
    中空部を備えた荷台からなる台車が設けられ、
    該ロボットの係合部に対応するパレット把持用の被係合部が備えられるとともに、縦横
    方向および上下方向を規制するパレット姿勢制御用の被制御部の一対と上下方向を規制す
    るパレット姿勢制御用の被制御部の1個を備え、かつ、これらの3個の該姿勢制御用の被
    制御部が底側において、等辺三角形の三隅に等距離の間隔を隔ててそれぞれ設けられ、該
    台車上に載置されることが予定されたパレットが設けられ、
    一方、台車の下方において、シリンダ内を往復運動し、縦横方向および上下方向を規制
    するパレットの姿勢制御用の制御部を備えたえたロッドからなるパレットの昇降手段の一
    対とシリンダ内を往復運動し、パレットの上下方向を規制する姿勢制御用の制御部を備え
    たロッドからなるパレットの昇降手段の1個が設けられ、
    これらの3個のパレットの昇降手段は台車の下方において、該パレット姿勢制御用の被
    制御部に対応させ、かつ、等辺三角形の三隅に等距離の間隔を隔ててそれぞれ設けられる
    とともに、床面に据置されることが予定され、
    該パレットの昇降手段のそれぞれのロッドの上昇高さが床面の傾きなどの形態の影響を
    受けることなく等しく設定され、
    該ロッドが台車の中空部を介して該パレットの被制御部に向けて昇降自在に設けられる
    ことにより、パレットの姿勢制御手段が該台車、該パレットおよび該パレットの該昇降手
    段により構成されてなることを特徴とするパレットの移載装置。
  3. 制御盤が該パレットの昇降手段に電気的に接続されてなることを特徴とする請求項1又
    は2記載のパレットの移載装置。
  4. 該台車の荷台にパレットの横規制用の位置決め片と縦規制用の位置決め片が設けられた
    ことを特徴とする請求項1、2又は3記載のパレットの移載装置。
  5. 一対の案内部材によりローラ用通路が備えられ、該案内部材の一側にストッが備えられ
    、その他側に台車導入部が備えられた台車の位置決め手段が該昇降手段を支持する支持部
    材上に設けられ、
    一方、ローラが備えられた該台車が設けられ、
    該台車を台車の位置決め手段の台車導入部を介して該ローラをローラ用通路へ誘導する
    ようにしてなることを特徴とする請求項1、2、3又は4記載のパレットの移載装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR101016170B1 (ko) * 2006-04-20 2011-02-17 현대중공업 주식회사 이동형 팔렛의 자중식 정렬장치

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