JP3134023U - 郵便ポスト - Google Patents
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Abstract
【課題】本体の後方にスペースがなくても設置することが可能な郵便ポストを提供する。
【解決手段】郵便ポスト100は、開口面を有する箱状の本体110を備え、前記開口面は、上部開閉面120と下部開閉面130とで覆われている。上部開閉面120及び下部開閉面130は本体110に対して回動自在であるように本体110に接続され、上部開閉面120及び下部開閉面130が本体110に対して閉じているときには、上部開閉面120及び下部開閉面130が協働して本体110の開口面を覆っている。
【選択図】図4
【解決手段】郵便ポスト100は、開口面を有する箱状の本体110を備え、前記開口面は、上部開閉面120と下部開閉面130とで覆われている。上部開閉面120及び下部開閉面130は本体110に対して回動自在であるように本体110に接続され、上部開閉面120及び下部開閉面130が本体110に対して閉じているときには、上部開閉面120及び下部開閉面130が協働して本体110の開口面を覆っている。
【選択図】図4
Description
本考案は郵便ポストに関する。
従来の郵便ポストは、前方から郵便物を投入し、かつ、前方から郵便物を取り出す形式のものが大半であった。すなわち、従来の郵便ポストでは投入口と取り出し口とが別々に形成されていた。
例えば、郵便ポストの前面の上半分に投入口が形成され、下半分には取り出し口が形成されていた。投入口は上縁を支点として回動可能であり、取り出し口もその上縁を支点として回動可能であるように構成されていた。
しかしながら、投入口と取り出し口とが別々に形成されていることに伴い、各々の開口スペースは限られたものであった。
このため、各々の開口スペースを上回るような長尺の郵便物や厚みのある郵便物の投入や取り出し(特に、取り出し)には大きな支障があった。
本考案は以上のような問題点に鑑みてなされたものであり、投入口及び取り出し口の開口スペース、特に、取り出し口の開口スペースを大きく確保することができる郵便ポストを提供することを目的とする。
以下に、「考案の実施の形態」において使用される参照符号を用いて、上述の課題を解決するための手段を説明する。これらの参照符号は、「実用新案登録請求の範囲」の記載と「考案の実施の形態」の記載との間の対応関係を明らかにするためにのみ付加されたものであり、「実用新案登録請求の範囲」に記載されている考案の技術的範囲の解釈に用いるべきものではない。
上記の目的を達成するため、本考案は、一の面が開口面である箱状の本体(110)を有する郵便ポスト(100)であって、前記開口面は、上部開閉面(120)と、下部開閉面(130)とで覆われており、前記上部開閉面(120)は前記本体(110)に対して回動自在であるように前記本体(110)に接続され、前記下部開閉面(130)は前記本体(110)に対して回動自在であるように前記本体(110)に接続され、前記上部開閉面(120)及び前記下部開閉面(130)が前記本体(110)に対して閉じているときには、前記上部開閉面(120)及び前記下部開閉面(130)が協働して前記本体(110)の前記開口面を覆い、前記郵便ポスト(100)は、さらに、前記上部開閉面(120)を前記本体(110)に対して半開き状態に維持する第一維持機構(111、124)と、前記下部開閉面(130)を前記本体(110)に対して半開き状態に維持する第二維持機構(134)と、前記上部開閉面(120)が前記本体(110)に対して開いているときに生じる開口領域を狭めるように前記本体(110)の内部に取り付けられ、前記本体(110)の内部に手を挿入することを防止する防止板(150)と、前記下部開閉面(130)を前記本体(110)に対してロックするロック機構(140)と、前記上部開閉面(120)が前記下部開閉面(130)に対して開かないように前記上部開閉面(120)を前記下部開閉面(130)に対して離脱自在に保持する保持手段(125、136)と、を備え、前記下部開閉面(130)は、前記上部開閉面(120)を前記本体(110)に対して開いたときにのみ、前記本体(110)に対して開くことができるものであり、前記ロック機構(140)は、前記上部開閉面(120)を前記本体(110)に対して開いたときにのみ、操作可能である郵便ポスト(100)を提供する。
前記下部開閉面(130)は、例えば、平板状の第一開閉面(141)と、前記第一開閉面(141)の上方において前記第一開閉面(141)と連続する第二開閉面(142)と、から構成される。この場合、前記第二開閉面(142)は前記第一開閉面(141)に対して傾斜した傾斜面(143)を有しており、前記上部開閉面(120)が前記本体(110)に対して閉じたときには、前記上部開閉面(120)は前記傾斜面(143)には干渉しないように構成されており、前記ロック機構(140)は前記傾斜面(143)に配置される。
本考案に係る郵便ポスト(100)は前記上部開閉面(120)を前記本体(110)に対して開く方向に付勢する付勢手段(126)をさらに備えることが好ましい。
本考案に係る郵便ポストによれば、次のような効果を奏する。
第一に、本考案に係る郵便ポストにおいては、従来の郵便ポストにおける投入口と取り出し口との間の仕切りをなくし、上部開閉面及び下部開閉面は縦方向においていわゆる「観音開き」を行うように構成されている。このため、郵便物の投入口及び取り出し口ともに大きな開口スペースを確保することができ、郵便物の投入及び取り出しを極めてスムーズに行うことが可能になる。
第二に、本体には防止板が取り付けられているため、郵便ポストに投函された郵便物の盗難を防止することができる。防止板は、上部開閉面を本体に対して開いたときに生じる開口領域(投入口)を狭めるように、本体に取り付けられている。このため、防止板は前記開口領域(投入口)から本体の内部に手を挿入することを防止し、ひいては、郵便物の盗難を防止することができる。
第三に、第一維持機構及び第二維持機構によりそれぞれ上部開閉面及び下部開閉面を本体に対して半開きの状態に維持しておくことが可能である。このため、ユーザーはそのつど上部開閉面及び下部開閉面を押さえておく必要がなく、郵便物の出し入れの際に極めて便利である。
第四に、付勢部材を設けることにより、上部開閉面を開くことが容易になる。付勢部材は、上部開閉面が本体に対して所定の角度だけ開いた時点から上部開閉面に対する付勢を開始する。このため、上部開閉面が本体に対して所定の角度だけ開いた時点以降において、上部開閉面は付勢部材からの付勢力により半自動的に本体に対して開くようになり、ユーザーは容易に上部開閉面を開くことができる。
さらに、この付勢部材により、上部開閉面を閉めるときに、本体に対して、勢いよく閉まることがなくなるため、上部開閉面を閉める際の衝撃を回避することが可能である。
図1(A)は本考案の第一の実施形態に係る郵便ポスト100の正面図、図1(B)は郵便ポスト100の平面図、図1(C)は郵便ポスト100の底面図、図1(D)は郵便ポスト100の側面図である。図2は本考案の第一の実施形態に係る郵便ポスト100の斜視図である。図3は上部開閉面120を本体110に対して開いた状態を示す斜視図、図4は上部開閉面120及び下部開閉面130を本体110に対して開いた状態を示す斜視図である。図5は上部開閉面120及び下部開閉面130を本体110に対して開いたときの郵便ポスト100の縦断面図であり、図6は図5におけるA方向から見たときの下部開閉面130の裏側の平面図である。
本実施形態に係る郵便ポスト100は一の面が開口している箱状の本体110を有している。本体110はステンレススティール製である。
本体110の開口面が郵便ポスト100の前方側である。
例えば、図2に示すように、本体110の開口面は上部開閉面120と下部開閉面130とで覆われている。
上部開閉面120はヒンジ機構122(図5参照)を介して本体110に対して接続されている。具体的には、上部開閉面120の裏側には回動用板材121が取り付けられており、この回動用板材121がヒンジ機構122を介して本体110に取り付けられている。
このため、上部開閉面120はヒンジ機構122を中心として本体110に対して回動自在であり、図3に示すように、上部開閉面120は本体110に対して開閉可能であるようになっている。
下部開閉面130は、例えば図5に示すように、平板状の第一開閉面141と、第一開閉面141の上方において第一開閉面141と連続する第二開閉面142と、から構成されている。
第二開閉面142は第一開閉面141に対して傾斜した傾斜面143を有している。
また、下部開閉面130は第一開閉面141の下縁131においてヒンジ機構132(図5参照)を介して本体110に対して回動自在であるように本体110に接続されている。
このため、図4に示すように、下部開閉面130は本体110に対して開閉可能であるようになっている。
すなわち、上部開閉面120及び下部開閉面130は本体110に対して上下方向(縦方向)においていわゆる「観音開き」を行うようになっている。
さらに、図1(A)、図1(D)及び図2に示すように、上部開閉面120及び下部開閉面130が本体110に対して閉じているときには、上部開閉面120の上縁は本体110の上縁に重なり、下部開閉面130の第一開閉面141の下縁131は本体110の下縁に重なっているとともに、上部開閉面120の下縁123及び下部開閉面130の第一開閉面141の上縁133が相互に接し合い、本体110の開口領域を覆っている。
本実施形態に係る郵便ポスト100は、さらに、上部開閉面120を本体110に対して半開き状態に維持する第一維持機構と、下部開閉面130を本体110に対して半開き状態に維持する第二維持機構と、を備えている。
第一維持機構は回動用板材121の端部に取り付けられている磁石124からなる。上部開閉面120が本体110に対して最大限開いたときに、磁石124が本体110の一部111に吸着することにより、上部開閉面120が本体110に対して半開きの状態、すなわち、図3または図5に示す状態が維持される。
第二維持機構は一端が本体110に係合し、他端が下部開閉面130の第一開閉面141に係合しているバネ部材134(図1(C)または図6参照)からなる。
バネ部材134の両端がそれぞれ本体110と下部開閉面130の第一開閉面141に係合しているため、下部開閉面130が所定の角度だけ本体110に対して開くと、バネ部材134の弾性力が作用し、下部開閉面130がそれ以上本体110に対して開くことを阻止する。このため、図4または図5に示すように、下部開閉面130は本体110に対して半開きの状態に維持される。
図6に示すように、本体110の内側の両側面にはそれぞれフック機構112が形成されている。
一方、下部開閉面130の第二開閉面142の内面側にはフック機構112に係合可能なストッパー機構135(図4参照)が取り付けられている。
ストッパー機構135はフック機構112に対して離脱自在に係合可能であり、下部開閉面130の第二開閉面142のストッパー機構135が本体110のフック機構112に係合することにより、下部開閉面130は本体110に対して閉じた状態、すなわち、図2に示す状態になる。
下部開閉面130の第二開閉面142の傾斜面143にはロック機構140が取り付けられている。ロック機構140は、常態においては、ストッパー機構135がフック機構112に対して係合した状態に維持し、下部開閉面130が本体110に対して閉じられた状態に維持する。
ロック機構140がユーザーによって解除されると、ストッパー機構135がフック機構112から外れ、下部開閉面130は本体110に対して開き得る状態になる。この後、ユーザーは下部開閉面130を本体110に対して開くことができる。
ロック機構140は、例えば、0から9までの数字のボタンの配列からなり、予め定められた4個の数字を予め定められた順番に押すことにより、解除される。
下部開閉面130の第二開閉面142の表面側における傾斜面143以外の領域には磁石136が取り付けられている。
上部開閉面120の内面側の磁石受け部125が第二開閉面142の磁石136に吸着されることにより、上部開閉面120は下部開閉面130に対して、ひいては、本体110に対して閉じた状態に維持される。
すなわち、磁石136及び磁石受け部125が、上部開閉面120が下部開閉面130に対して開かないように上部開閉面120を下部開閉面130に対して離脱自在に保持する保持手段を構成している。
上部開閉面120が本体110に対して閉じたときには、上部開閉面120は傾斜面143には干渉しないように構成されている。
以上から明らかであるように、本実施形態に係る郵便ポスト100においては、下部開閉面130は、上部開閉面120を本体110に対して開いたときにのみ、本体110に対して開くことが可能である。
従って、上部開閉面120及び下部開閉面130を本体に対して開く場合には、最初に、上部開閉面120を開き、その後、下部開閉面130を開く。
逆に、上部開閉面120及び下部開閉面130を本体に対して閉じる場合には、最初に、下部開閉面130を閉じ、その後、上部開閉面120を閉じる。
また、ロック機構140は、上部開閉面120を本体110に対して開いたときにのみ、ユーザーに対して露出する。すなわち、上部開閉面120を本体110に対して開いたときにのみ、ユーザーはロック機構140を操作することができる。
図6に示すように、本実施形態に係る郵便ポスト100は防止板150を備えている。
防止板150は本体110の横幅方向(図1(A)の左右方向)に延びる板状の部材からなる。
図6に示すように、防止板150は、上部開閉面120を本体110に対して開いたときに生じる開口領域(投入口)を狭めるように、本体110の内部において、傾斜して本体110に取り付けられている。すなわち、防止板150は、本体110の上面114に取り付けられる基端151よりも先端152が本体110の開口領域に近くなるように傾斜して本体110の内面に取り付けられている。
このように防止板150は傾斜して取り付けられているため、上部開閉面120を本体110に対して開いたときに生じる開口領域(投入口)から本体110の内部に手を挿入することを防止する。これにより、郵便ポスト100に投函された郵便物の盗難を防止することができる。
さらに、図5に示すように、本体110の内部には、上部開閉面120を本体110に対して開く方向に付勢する付勢手段としてのバネ部材126が取り付けられている。
バネ部材126は、上部開閉面120が本体110に対して所定の角度だけ開いた時点から上部開閉面120に対する付勢を開始する。すなわち、上部開閉面120が本体110に対して所定の角度だけ開いた時点以降において、上部開閉面120はバネ部材126からの付勢力により半自動的に本体110に対して開くようになる。
また、図4及び図5に示すように、本体110の内部の底部には郵便物収納用部材160が設けられている。
郵便物収納用部材160は本体110の開口面から所定距離だけ離れて配置されており、所定の高さを有している。郵便物収納用部材160は板状の部材あるいは棒状の部材からなり、平面状の領域を画定している。
郵便物収納用部材160は、上部開閉面120を本体110に対して開いたときに生じる開口領域(投入口)から投函された郵便物が、郵便物収納用部材160と本体110の背面113との間のスペースに収納されるように、郵便物を誘導する。
また、郵便物収納用部材160と本体110の背面113との間のスペースの底部には中敷き板170が取り付けられている。
以上のような構造を有する本実施形態に係る郵便ポスト100は以下のようにして使用される。
本実施形態に係る郵便ポスト100は、常態においては、図2に示すように、上部開閉面120及び下部開閉面130ともに本体110に対して閉じられている。
郵便ポスト100内に郵便物を入れる場合には、上部開閉面120を本体110に対して閉じた状態から本体110に対して開いた状態に移行させる。すなわち、上部開閉面120をヒンジ機構122を中心として本体110に対して回動させる。上部開閉面120は、本体110に対して最大限開いたときに、磁石124が本体110の一部111に吸着することにより、本体110に対して半開きの状態、すなわち、図3に示す状態になる。
すなわち、上部開閉面120は本体110に対して半開きの状態に維持される。
なお、上部開閉面120を本体110に対して開く際、バネ部材126の作用により、上部開閉面120は一定の回動角度を越えた時点から半自動的に開く。
この後、上部開閉面120を本体110に対して開いたことにより生じた開口領域を介して郵便物を本体110の内部に入れる。
本体110の内部に入った郵便物は郵便物収納用部材160と本体110の背面113との間のスペースに収納される。
上部開閉面120が本体110に対して開いている状態においては、上部開閉面120を本体110に対して開いたときに生じる開口領域(投入口)を狭めるように防止板150が取り付けられているため、上記開口領域(投入口)から本体110の内部に手を挿入することが不可能であるようになっている。このため、郵便ポスト100に一旦投函された郵便物の盗難を防止することができる。
郵便物を本体110の内部に入れた後は、上部開閉面120を閉じる方向に回動させる。上部開閉面120の磁石受け部125が下部開閉面130の磁石136と吸着することにより、上部開閉面120は下部開閉面130に対して、ひいては、本体110に対して閉じる。
本体110の内部に収納された郵便物を取り出す場合には、まず、上部開閉面120を本体110に対して開く。
その後、ロック機構140を解除し、下部開閉面130を本体110に対して回動可能な状態にする。
次いで、ヒンジ機構132を中心として下部開閉面130を本体110に対して回動させ、本体110に対して半開きの状態にする。この段階においては、図4または図5に示すように、上部開閉面120及び下部開閉面130の双方が本体110に対して開いている。これにより、郵便ポスト100の取り出し口が形成される。
その後、郵便物収納用部材160と本体110の背面113との間のスペースに収納された郵便物を取り出す。
その後、下部開閉面130を本体110に対して閉じる方向に回動させ、下部開閉面130のストッパー機構134を本体110のフック機構112に係合させる。これにより、下部開閉面130は本体110に対して閉じた状態に維持される。
次いで、ロック機構140を作動させ、下部開閉面130を本体110に対してロックされた状態にする。
その後、上部開閉面120を本体110に対して閉じる。すなわち、上部開閉面120を閉じる方向に回動させ、上部開閉面120の磁石受け部125を下部開閉面130の磁石136と吸着させる。これにより、上部開閉面120は下部開閉面130に対して、ひいては、本体110に対して閉じた状態になる。
なお、必要に応じて、上部開閉面120は本体110に対して半開きの状態に維持しておくことも可能である。
本実施形態に係る郵便ポスト100によれば、次のような効果を奏する。
第一に、本実施形態に係る郵便ポスト100においては、従来の郵便ポストにおける投入口と取り出し口との間の仕切りをなくし、上部開閉面120及び下部開閉面130は縦方向においていわゆる「観音開き」を行うように構成されている。このため、郵便物の投入口及び取り出し口ともに大きな開口スペースを確保することができ、郵便物の投入及び取り出しを極めてスムーズに行うことが可能になる。
第二に、本体110には防止板150が取り付けられているため、郵便ポスト100に投函された郵便物の盗難を防止することができる。
図6に示すように、防止板150は、上部開閉面120を本体110に対して開いたときに生じる開口領域(投入口)を狭めるように、本体110の内部において、傾斜して本体110に取り付けられている。このため、防止板150は前記開口領域(投入口)から本体110の内部に手を挿入することを防止し、ひいては、郵便物の盗難を防止することができる。
第三に、バネ部材126が上部開閉面120を開くことを容易にしている。
バネ部材126は、上部開閉面120が本体110に対して所定の角度だけ開いた時点から上部開閉面120に対する付勢を開始する。このため、上部開閉面120が本体110に対して所定の角度だけ開いた時点以降において、上部開閉面120はバネ部材126からの付勢力により半自動的に本体110に対して開くようになり、ユーザーは容易に上部開閉面120を開くことができる。
さらに、バネ部材126により、上部開閉面120を閉めるときに、本体110に対して、勢いよく閉まることがなくなるため、上部開閉面120を閉める際の衝撃を回避することが可能である。
第四に、第一維持機構及び第二維持機構によりそれぞれ上部開閉面120及び下部開閉面130を本体110に対して半開きの状態に維持しておくことが可能である。
このため、ユーザーはそのつど上部開閉面120及び下部開閉面130を押さえておく必要がなく、郵便物を本体110の内部に入れる際、あるいは、郵便物を本体110の内部から取り出す際に、極めて便利である。
なお、本実施形態に係る郵便ポスト100は上記の構成に限定されるものではなく、種々の改変が可能である。
例えば、本実施形態に係る郵便ポスト100においては、ロック機構140は数字式のものが用いられているが、ロック機構140の構造は数字式のものには限定されない。下部開閉面130を解除自在に本体110に対してロックできるものである限り、いかなる構造のロック機構を用いることも可能である。
また、上部開閉面120を付勢するバネ部材126は、必要に応じて、省略することが可能である。
100 本考案の第一の実施形態に係る郵便ポスト
110 本体
112 フック機構
113 本体の内面側背面
114 本体の内面側上面
120 上部開閉面
121 回動用板材
122 ヒンジ機構
123 上部開閉面の下縁
124 磁石
125 磁石受け部
130 下部開閉面
131 第一開閉面の下縁
132 ヒンジ機構
133 第一開閉面の上縁
134 バネ部材
136 磁石
140 ロック機構
141 第一開閉面
142 第二開閉面
143 傾斜面
150 防止板
151 防止板の基端
152 防止板の先端
160 郵便物収納用部材
170 中敷き板
110 本体
112 フック機構
113 本体の内面側背面
114 本体の内面側上面
120 上部開閉面
121 回動用板材
122 ヒンジ機構
123 上部開閉面の下縁
124 磁石
125 磁石受け部
130 下部開閉面
131 第一開閉面の下縁
132 ヒンジ機構
133 第一開閉面の上縁
134 バネ部材
136 磁石
140 ロック機構
141 第一開閉面
142 第二開閉面
143 傾斜面
150 防止板
151 防止板の基端
152 防止板の先端
160 郵便物収納用部材
170 中敷き板
Claims (3)
- 一の面が開口面である箱状の本体を有する郵便ポストであって、
前記開口面は、上部開閉面と、下部開閉面とで覆われており、
前記上部開閉面は前記本体に対して回動自在であるように前記本体に接続され、
前記下部開閉面は前記本体に対して回動自在であるように前記本体に接続され、
前記上部開閉面及び前記下部開閉面が前記本体に対して閉じているときには、前記上部開閉面及び前記下部開閉面が協働して前記本体の前記開口面を覆い、
前記郵便ポストは、さらに、
前記上部開閉面を前記本体に対して半開き状態に維持する第一維持機構と、
前記下部開閉面を前記本体に対して半開き状態に維持する第二維持機構と、
前記上部開閉面が前記本体に対して開いているときに生じる開口領域を狭めるように前記本体の内部に取り付けられ、前記本体の内部に手を挿入することを防止する防止板と、
前記下部開閉面を前記本体に対してロックするロック機構と、
前記上部開閉面が前記下部開閉面に対して開かないように前記上部開閉面を前記下部開閉面に対して離脱自在に保持する保持手段と、
を備え、
前記下部開閉面は、前記上部開閉面を前記本体に対して開いたときにのみ、前記本体に対して開くことができるものであり、
前記ロック機構は、前記上部開閉面を前記本体に対して開いたときにのみ、操作可能である郵便ポスト。 - 前記下部開閉面は、平板状の第一開閉面と、前記第一開閉面の上方において前記第一開閉面と連続する第二開閉面と、から構成され、
前記第二開閉面は前記第一開閉面に対して傾斜した傾斜面を有しており、前記上部開閉面が前記本体に対して閉じたときには、前記上部開閉面は前記傾斜面には干渉しないように構成されており、
前記ロック機構は前記傾斜面に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の郵便ポスト。 - 前記上部開閉面を前記本体に対して開く方向に付勢する付勢手段をさらに備えることを特徴とする請求項1または2に記載の郵便ポスト。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007003576U JP3134023U (ja) | 2007-05-17 | 2007-05-17 | 郵便ポスト |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007003576U JP3134023U (ja) | 2007-05-17 | 2007-05-17 | 郵便ポスト |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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Family Applications (1)
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JP2007003576U Expired - Lifetime JP3134023U (ja) | 2007-05-17 | 2007-05-17 | 郵便ポスト |
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JP (1) | JP3134023U (ja) |
Cited By (2)
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---|---|---|---|---|
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JP2008264370A (ja) * | 2007-04-24 | 2008-11-06 | Matsushita Electric Works Ltd | 郵便受け箱 |
-
2007
- 2007-05-17 JP JP2007003576U patent/JP3134023U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008264368A (ja) * | 2007-04-24 | 2008-11-06 | Matsushita Electric Works Ltd | 郵便受け箱 |
JP2008264370A (ja) * | 2007-04-24 | 2008-11-06 | Matsushita Electric Works Ltd | 郵便受け箱 |
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