JP5935018B2 - ロッカー装置 - Google Patents

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Description

本発明は、施解錠可能とされた扉をそれぞれに設けた複数の収納室を備えたロッカー装置に関する。
従来より、施解錠可能とされた扉をそれぞれに設けた複数の収納室を備えたロッカー装置が知られている(例えば、下記特許文献1及び下記特許文献2参照)。
実用新案登録第3164490号公報 実開平1−164590号公報
ところで、このような複数の収納室からなるロッカー装置は、その前面側が略平坦面とされ、それぞれの収納室の奥行寸法が同一寸法とされている。このようなロッカー装置において収納室毎の収納容量を変える場合には、例えば、一部の収納室の開口高を大きくすることも考えられる。しかしながら、このような場合には、ロッカー装置自体の高さ寸法が高くなる傾向があり、また、上段側の収納室に被収納物を出し入れする際に負担が大きくなるという問題もあった。
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、収納容量の異なる複数の収納室を効率的に設け得るとともに使い勝手を向上し得るロッカー装置を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明に係るロッカー装置は、それぞれが前方に開口する上下に複数段の上段側収納室と、これら上段側収納室の下側に設けられ、それぞれが前方に開口する上下に複数段の下段側収納室と、これら上段側収納室及び下段側収納室の各開口をそれぞれに開閉する施解錠可能とされた扉と、を備え、前記下段側収納室には、当該下段側収納室の奥行寸法を前記上段側収納室の奥行寸法よりも大きくするように前方に向けて突出した突出収納部がそれぞれに設けられており、前記上段側収納室の前面から前記下段側収納室の前面までの突出寸法を、前記上段側収納室の奥行寸法の1/2以上とした構成とされ、最上段の下段側収納室の突出収納部の上面を当該ロッカー装置の高さ寸法の1/2以上の高さに位置させた構成とし、かつ、当該ロッカー装置の設置面から前記最上段の下段側収納室の突出収納部の上面までの高さ寸法を、成人の腰高さ程度としたことを特徴とする。
本発明においては、前記下段側収納室の奥行寸法を前記上段側収納室の奥行寸法の2倍未満としてもよい。
また本発明においては、当該ロッカー装置の下端部に、該下端部の前方に蹴込み状空間を形成するように前面を前記下段側の収納室の前面よりも後退させた台輪状部を更に設けてもよい。
本発明に係るロッカー装置は、上述のような構成としたことで、収納容量の異なる複数の収納室を効率的に設けることができるとともに使い勝手を向上させることができる。
(a)、(b)は、いずれも本発明の一実施形態に係るロッカー装置の一例を模式的に示し、(a)は、概略正面図、(b)は、概略側面図である。 図1(a)におけるX−X線矢視に対応させた概略縦断面図である。 同ロッカー装置の概略斜視図である。 同ロッカー装置の概略分解斜視図である。
以下に本発明の実施の形態について、図面に基づいて説明する。
なお、以下の実施形態では、それぞれが同方向に向けて開口するロッカー装置の各収納室の開口に対面した使用者を基準として、手前側を前方、その逆側を後方とし、また、その状態を基準として、上下方向及び左右方向等の方向を原則的に説明する。
図1〜図4は、本実施形態に係るロッカー装置の一例を模式的に示す図である。
本実施形態に係るロッカー装置1は、それぞれが前方に開口する上下に複数段の収納室10,20と、これら収納室10,20の開口をそれぞれに開閉する施解錠可能とされた扉17,27と、を備えている。
また、ロッカー装置1は、図1(b)に示すように、下段側の収納室20を、上段側の収納室10よりも奥行寸法が大きくなるように前方に向けて突出させてこの下段側の収納室20に突出収納部26を設けている。つまり、下段側収納室20の奥行寸法(内寸)D2を、上段側収納室10の奥行寸法(内寸)D1よりも大きくするようにして下段側収納室20の前方側部位に、上段側収納室10よりも前方側に突出する突出収納部26を設けている。
上記のような構成とすることで、収納容量の異なる複数の収納室を効率的に設けることができるとともに使い勝手を向上させることができる。
つまり、収納室毎に高さ寸法を変えて収納容量を変える構成と比べて、当該ロッカー装置1自体の高さ寸法を比較的に低くすることができ、収納容量の異なる複数の収納室を効率的に設けることができる。つまりは、当該ロッカー装置1の高さを抑えながらも上下の収納室10,20の段数を効率的に確保することができる。また、下段側収納室20を奥行方向に大きくしているので、例えば、長尺の被収納物を収納した際に、収納室を縦長とする構成と比べて、扉27の開放時等における被収納物の前方側への倒れ等を抑制することができ、安全性を向上させることもできる。
また、下段側収納室20に、上記のような突出収納部26を設けているので、下段側収納室20と上段側収納室10との境に段差部が形成される。従って、この段差部に荷物等の被収納物を仮置き等することができ、使い勝手を向上させることができる。例えば、上段側収納室10に被収納物を出し入れ等する際に、上記段差部に仮置き等することができるので、使い勝手を向上させることができる。
また、本実施形態では、上段側収納室10の前面17aから下段側収納室20の前面27aまでの突出寸法D3を、上段側収納室10の奥行寸法D1の1/2以上としている。このような構成とすることで、例えば、上段側収納室10の奥行寸法D1と同程度の奥行寸法の被収納物を上記した段差部に仮置き等する際に、この被収納物の1/2以上を載置することができ、比較的に安定して仮置き等することができる。
本実施形態では、図2に示すように、各収納室10,20を開閉する各扉17,27を、各収納室10,20の前面(前方開口縁前面)15,25側を覆うように各収納室10,20の前面15,25側において開閉自在としている(図4も参照)。つまり、各扉17,27を閉鎖させた状態において、各収納室10,20の前方開口内に各扉17,27が納められるいわゆるインセット納めではなく、各収納室10,20の前方開口縁手前に各扉17,27が納められるアウトセット納めとした例を示している。そのため、上段側収納室10の前面17aを、当該上段側収納室10の前方開口を開閉する閉状態の扉17の前面17aとして把握し、下段側収納室20の前面27aを、当該下段側収納室20の前方開口を開閉する閉状態の扉27の前面27aとして把握している。なお、各収納室10,20の各扉17,27を、インセット納めとした場合には、上記各前面(17a,27a)を、各収納室10,20の前方開口縁前面(15,25)として把握するようにしてもよい。
上段側収納室10の奥行寸法D1としては、当該ロッカー装置1が設置される箇所や当該ロッカー装置1の使用態様等に応じて、適宜、設定可能である。この上段側収納室10の奥行寸法D1を、例えば、200mm〜500mm程度としてもよく、図例では、300mm程度とした例を示している。また、上記突出寸法D3としては、突出収納部26によって形成される上記段差部に被収納物を安定的に載置する観点や上段側収納室10の使い勝手の観点、設置スペースの観点等から、上段側収納室10の奥行寸法D1の1/2以上〜3倍以下程度としてもよい。図例では、突出寸法D3を、200mm程度とした例を示している。
また、本実施形態では、下段側収納室20の奥行寸法D2を、上段側収納室10の奥行寸法D1の2倍未満としている。このような構成とすることで、上段側収納室10に収納される被収納物を仮置き等するために必要となる段差部の奥行寸法を確保しながらも下段側収納室20の突出寸法を比較的に小さくすることができる。また、上段側収納室10の奥行寸法D1と同程度の奥行寸法の2つの被収納物を、1つの下段側収納室20に入れ難くすることができ、当該ロッカー装置1の稼働率を向上させることもできる。
この下段側収納室20の奥行寸法D2としては、上記同様の観点や突出寸法D3、扉の納め態様等に応じて、適宜、設定可能である。この下段側収納室10の奥行寸法D2を、例えば、300mm〜1000mm程度としてもよく、図例では、500mm程度とした例を示している。
また、本実施形態では、上段側収納室10を上下に複数段設け、下段側収納室20を上下に複数段設けた構成としている。このような構成とすることで、複数段の上段側収納室10及び複数段の下段側収納室20を利用して荷物等の被収納物を収納することができる。
複数段の上段側収納室10は、図2及び図4に示すように、それぞれ略同様の構成とされており、上板部11、底板部12、左右の側板部13,13及び背板部14によって収納空間が区画され、前方に開口する略直方体箱形状とされている。
複数段の下段側収納室20は、図2及び図4に示すように、それぞれ略同様の構成とされており、上板部21、底板部22、左右の側板部23,23及び背板部24によって収納空間が区画され、前方に開口する略直方体箱形状とされている。
また、本実施形態では、最上段の下段側収納室20の突出収納部26の上面3aを当該ロッカー装置1の高さ寸法H1の1/2以上の高さに位置させている。つまり、当該ロッカー装置1の設置面から最上段の下段側収納室20の突出収納部26の上面3aまでの高さ寸法H2を、ロッカー装置1の高さ寸法H1の1/2以上としている。このような構成とすれば、上記段差部がロッカー装置1全体の中間高さ位置または中間高さ位置よりも上方側に位置することとなる。従って、当該ロッカー装置1の前方側を人が通行等する際に、突出した複数段の下段側収納室20が視界に入り易くなり、当該ロッカー装置1に人等がぶつかる恐れを低減することができる。
当該ロッカー装置1の高さ寸法H1としては、当該ロッカー装置1が設置される箇所や当該ロッカー装置1の使用態様、上段側収納室10の使い勝手の観点等に応じて、適宜、設定可能である。当該ロッカー装置1の高さ寸法H1を、例えば、1000mm〜2000mm程度としてもよく、図例では、1600mm程度とした例を示している。また、このロッカー装置1の高さ寸法H1に応じて、ロッカー装置1の設置面から最上段の下段側収納室20の突出収納部26の上面3aまでの高さ寸法H2が、ロッカー装置1の高さ寸法H1の1/2以上となるように適宜、設定するようにしてもよい。また、ロッカー装置1の設置面から最上段の下段側収納室20の突出収納部26の上面3aまでの高さ寸法H2を、成人の腰高さ(例えば、800mm〜1200mm)程度としてもよく、図例では、1000mm程度とした例を示している。これによれば、上記段差部に被収納物を仮置き等する際における使い勝手をより向上させることができる。また、例えば、該段差部を利用して、メモ書き等をする際にもメモ書き等し易くなる。
また、本実施形態では、図1(a)に示すように、これら上段側収納室10及び下段側収納室20の開口幅寸法W及び開口高寸法Hをそれぞれ略同一寸法としている(図4も参照)。つまり、これら上下の収納室10,20は、それぞれの開口寸法が略同一寸法ではあるが、上段側収納室10よりも下段側収納室20の奥行寸法が大きいため、上段側収納室10よりも下段側収納室20の容積(収納容量)が大きくなることとなる。このような構成とすることで、前面側から見た際に煩雑な印象を与え難くなり、見栄えを向上させることができる。
これら各収納室10,20の開口幅寸法Wとしては、当該ロッカー装置1が設置される箇所や当該ロッカー装置1の使用態様、各収納室10,20の段数、上段側収納室10の使い勝手の観点等に応じて、適宜、設定可能である。これら各収納室10,20の開口幅寸法Wを、例えば、200mm〜800mm程度としてもよく、図例では、400mm程度とした例を示している。また、これら各収納室10,20の開口高寸法Hも同様、例えば、200mm〜600mm程度としてもよく、図例では、300mm程度とした例を示している。
また、上下にそれぞれ複数段設けられる各収納室10,20の段数としては、当該ロッカー装置1が設置される箇所や当該ロッカー装置1の使用態様、上段側収納室10の使い勝手の観点等に応じて、適宜、設定可能である。例えば、上記のように各収納室10,20の開口高寸法Hを略同一寸法とした場合には、上段側収納室10の段数と下段側収納室20の段数とを同じ段数としてもよいが、本実施形態では、下段側収納室20の段数を上段側収納室10の段数よりも多くしている。このような構成とすることで、上記段差部がロッカー装置1全体の中間高さ位置よりも上方側に位置することとなり、上記同様の効果を奏する。これら上段側及び下段側の各収納室10,20の段数は、下段側収納室20の段数を多くし過ぎれば、上段側収納室10の使い勝手が悪くなる傾向があることから、例えば、下段側収納室20の段数を上段側収納室10の段数よりも一段のみ多くする態様としてもよい。図例では、下段側収納室20の段数を3段とし、上段側収納室10の段数を2段とした例を示している。なお、各収納室10,20の段数としては、図例の段数に限られず、各収納室10,20の開口寸法や使い勝手等に応じて適宜、設定可能である。
なお、図例では、複数段の上段側収納室10及び複数段の下段側収納室20の各背板部14,24を共通の板材からなるものとしたような例を示しているが、このような態様に限られず、収納室毎に別の板材からなる背板部を設ける態様としてもよい。また、左右の側板部13,13,23,23も同様、各収納室共通の板材からなるものとしてもよく、または、収納室毎に別の板材からなる側板部を設ける態様としてもよい。また、図例では、上下に隣接する収納室の底板部12(22)と上板部11(21)とを共通の板材からなるものとしたような例を示しているが、このような態様に限られず、それぞれを別の板材からなるものによって構成する態様としてもよい。
上下の収納室10,20の前方開口をそれぞれに開閉する各扉17,27は、本実施形態では、それぞれ略同寸同一形状とされている。つまり、各扉17,27は、同一モジュールとされ、各収納室10,20の前方開口に応じた寸法とされるとともに略矩形平板状とされている。このような構成とすることで、部品点数を削減でき、製造時や組立時等における取り扱い性を向上させることができ、また、前面側から見た際における見栄えを向上させることができる。
本実施形態では、上述のように、これら各扉17,27は、各扉17,27を閉鎖させた状態において、各収納室10,20の前方開口縁手前にアウトセット状に納められる構成とされている。なお、各収納室10,20の前方開口縁部に、略全周に亘って前方に向けて突出する突出片を設け、各扉17,27を、閉状態における後方側に開口した薄型箱形状とし、各収納室10,20の突出片を受け入れるようにしてアウトセット状に閉鎖する構造としてもよい。この場合は、各収納室10,20の突出片の基端部を、各収納室10,20の前方開口縁前面15,25として把握するようにしてもよい。また、各扉17,27の開閉態様としては、蝶番等の回動連結部材によって各扉17,27と各収納室10,20の一側部等とを連結して開閉可能とする態様としてもよく、回動軸と軸受部との組み合わせにより、開閉可能とする態様としてもよい。また、各扉17,27に取手等の手掛部を設けるようにしてもよい。
また、本実施形態では、ロッカー装置1は、上記した上下に複数段の収納室10,20と、これら収納室10,20の開口をそれぞれに開閉する扉17,27と、をそれぞれに有した複数のロッカー本体2を横並びに配設した構成とされている(図3及び図4参照)。図例では、それぞれに略同様の構成とされた二つのロッカー本体2,2を、横並びに配設した例を示している。このような構成とすることで、被収納物を上記した段差部に仮置き等する際に、これら複数のロッカー本体2,2の上段側収納室10のうち、利用しない上段側収納室10の前方に被収納物を仮置き等することができる。従って、利用しようとする上段側収納室10の扉17を開閉する際に、仮置き等した被収納物が邪魔になり難くなり、使い勝手をより向上させることができる。なお、横並びに配設されるロッカー本体2の個数としては、2つに限られず、3つ以上としてもよい。
また、これら複数のロッカー本体2,2の最上段の下段側収納室20,20の各突出収納部26,26の上板部(最上段の下段側収納室20,20の上板部21,21の突出した部位)21a,21aに載置するようにしてこれら上板部21a,21aを略全面に亘って覆う段差天板3を設けている。このような構成とすることで、これらロッカー本体2,2の各突出収納部26,26の上面側が段差天板3によって一連となってこれらの間に隙間が形成されないので、塵埃等を溜まり難くすることができる。また、上記段差部を利用して、メモ書き等をする際にもメモ書き等し易くなる。なお、複数のロッカー本体2,2を、この段差天板3によって連結するようにしてもよく、これに代えて、または加えて、適宜の連結手段によって連結するようにしてもよい。また、このように複数のロッカー本体2,2をそれぞれ別体とする態様に代えて、これら複数のロッカー本体2,2を一体的に構成した態様としてもよい。
段差天板3は、その左右寸法(幅寸法)が横並びに配設された複数のロッカー本体2,2のそれぞれの幅寸法を足し合わせた幅寸法と略同一寸法とされ、その前後寸法(奥行寸法)が各ロッカー本体2,2の突出寸法D3に応じた寸法とされている。本実施形態では、段差天板3の奥行寸法を、突出寸法D3に、上記のようにアウトセット状に納められる扉17の厚さ寸法を加味した寸法としている。また、各ロッカー本体2,2のそれぞれの突出収納部26,26の直上において開閉される閉状態とされた扉17,17の下端面17b,17b(図2参照)と各突出収納部26,26の上板部21a,21aとの間に段差天板3の厚さに応じた空隙を形成している。この空隙に、段差天板3の後端部3bを挿入するようにして、この段差天板3の後端面3cを上段側収納室10の前方開口縁前面15に当接させた構造としている。つまり、段差天板3の奥行寸法を、下段側収納室20の閉状態とされた扉27の前面27aから上段側収納室10の前方開口縁前面15までの前後寸法と略同一寸法としている。
上記のような構成とすることで、各ロッカー本体2,2の最下段の上段側収納室10,10の閉状態とされた各扉17,17の下端面17b,17bと最上段の下段側収納室20,20の各突出収納部26,26の上面との間に形成された空隙を段差天板3によって塞ぐことができる。これにより、例えば、段差天板3の後端面3cと上段側収納室10の前方開口縁前面15との間に空隙を設けた場合と比べて、当該箇所への塵埃等の堆積を抑制することができる。なお、段差天板3の後端面3cと上段側収納室10の前方開口縁前面15との間に空隙を設けた態様としてもよい。
また、本実施形態では、この段差天板3の上面3aを、最上段の下段側収納室20の突出収納部26の上面3aとして把握し、この上面3aを当該ロッカー装置1の高さ寸法H1の1/2以上の高さに位置させている。なお、最上段の下段側収納室20の突出収納部26の上板部21aの上面を、最上段の下段側収納室20の突出収納部26の上面として把握するようにしてもよい。
また、本実施形態では、各ロッカー本体2,2のそれぞれの最上面16,16となる最上段の上段側収納室10,10の上板部11,11に載置するようにしてこれら上板部11,11を略全面に亘って覆う上面天板4を設けている。このような上面天板4を設けることで、各ロッカー本体2,2の最上面16,16が上面天板4によって一連となってこれらの間に隙間が形成されないので、塵埃等を溜まり難くすることができる。
この上面天板4は、その左右寸法(幅寸法)が横並びに配設された複数のロッカー本体2,2のそれぞれの幅寸法を足し合わせた幅寸法と略同一寸法とされている。また、この上面天板4の前後寸法(奥行寸法)は、各ロッカー本体2,2の上段側収納室10の閉状態とされた扉17の前面17aから各ロッカー本体2,2の背面までの前後寸法と略同一寸法とされている。なお、このような上面天板4を設けないようにしてもよい。
また、本実施形態では、当該ロッカー装置1の下端部に、この下端部の前方に蹴込み状空間を形成するように前面5aを下段側収納室20の前面(図例では、閉状態とされた扉27の前面)27aよりも後退させた台輪状部5を設けている。つまり、台輪状部5の前面5aが下段側収納室20の閉状態とされた扉27の前面27aよりも後方側に位置するように台輪状部5を設けた例を示している。このような構成とすることで、下段側収納室20を前方に突出させて奥行寸法D2を上段側収納室10よりも大きくすることが可能でありながらも、上段側収納室10に被収納物を出し入れする際に、台輪状部5の前方の蹴込み状空間に足先を納めることができるので、負担を軽減することができる。
また、このような台輪状部5を設けることで、最下段の下段側収納室20が当該ロッカー装置1の設置面から浮くように設けられることとなるため、この最下段の下段側収納室20に被収納物を出し入れする際における使い勝手を向上させることもできる。
この台輪状部5の前面5aの下段側収納室20の前面27aからの後退寸法(前後寸法)や台輪状部5の高さ寸法(当該ロッカー装置1の設置面から最下段の下段側収納室20の突出収納部26の下面までの寸法)としては、この台輪状部5によって形成される蹴込み状空間が、足先が納まる程度の空間となるように適宜、設定するようにしてもよい。例えば、当該ロッカー装置1の高さ寸法を低く抑える観点や当該ロッカー装置1の安定性等の観点から、台輪状部5の後退寸法及び高さ寸法を、50mm〜150mm程度としてもよい。図例では、台輪状部5の後退寸法を、100mm程度とし、台輪状部5の高さ寸法を、80mm程度とした例を示している。なお、本実施形態のように、複数のロッカー本体2,2を横並びに配設する構成とした場合には、台輪状部5の前面5aを、各ロッカー本体2,2の下端部前面に固定的に設けられた一連の板材によって構成するようにしてもよい。また、このような蹴込み状空間を形成する台輪状部5を設けないようにしてもよい。
また、上記した各ロッカー本体2,2の各収納室10,20の各扉17,27を、個別に施解錠可能とする態様としては、適宜、公知の電気的または機械的なロック機構の採用が可能である。図例では、複数のロッカー本体2,2の各収納室10,20のうち、単一の扉(左側ロッカー本体2の最上段の上段側収納室10の扉)17に、各収納室10,20の各扉17,27を個別に施解錠するための操作部6を設けた例を示している。このような構成とすることで、別途に操作部を設ける場合と比べて、省スペース化を図ることができる。また、操作部6を上段側収納室10の扉17に設けることで、操作性を向上させることができる。
なお、上記のような操作部6としては、現金の投入が可能とされた精算部や電子マネー決済システムを備えたものとしてもよい。また、各扉17,27の施解錠態様としては、鍵の操作による施解錠態様や、ICカードの接触または近接による施解錠態様の他、パスワード等の入力による施解錠態様を採用するようにしてもよい。また、複数の収納室10,20の各扉17,27のうちの単一の扉17に操作部6を設ける態様に代えて、各収納室10,20の各扉17,27に、各扉17,27を施解錠するための操作部をそれぞれに設ける態様としてもよい。また、扉17,27に操作部を設ける態様に代えて、各扉17,27を施解錠するための操作部を別途に設ける態様としてもよい。
また、各ロッカー本体2,2の各収納室10,20を区画する各板部や各扉は、金属系材料や、硬質合成樹脂系材料、木質系材料等から適宜、形成されたものとしてもよい。
また、本実施形態では、複数のロッカー本体2,2の最上段の下段側収納室20,20の各突出収納部26,26の上板部21a,21aを略全面に亘って覆う段差天板3を設けた例を示しているが、このような段差天板3を設けないようにしてもよい。
また、本実施形態では、複数のロッカー本体2,2を横並びに配設したロッカー装置1を例示しているが、単一のロッカー本体2からなるロッカー装置1としてもよい。
また、本実施形態では、下段側収納室20の段数を上段側収納室10の段数よりも多くした例を示しているが、下段側収納室20の段数を上段側収納室10の段数よりも少なくするようにしてもよい。つまりは、当該ロッカー装置1の設置面から最上段の下段側収納室20の突出収納部26の上面3aまでの高さ寸法H2を、ロッカー装置1の高さ寸法H1の1/2未満としてもよい。
また、本実施形態では、下段側収納室20の奥行寸法D2を、上段側収納室10の奥行寸法D1の2倍未満とした例を示しているが、下段側収納室20の奥行寸法D2を、上段側収納室10の奥行寸法D1の2倍以上としてもよい。
また、本実施形態では、各収納室10,20の各扉17,27を、同一モジュールとした例を示しているが、それぞれの扉を異なる構成とされたものとしてもよい。
また、本実施形態では、上段側収納室10及び下段側収納室20の開口幅寸法W及び開口高寸法Hをそれぞれ略同一寸法とした例を示しているが、それぞれの収納室10,20の開口幅寸法W及び開口高寸法Hの両方または一方を異なる寸法としてもよい。
1 ロッカー装置
3a 段差天板の上面(最上段の下段側収納室の突出収納部の上面)
5 台輪状部
5a 台輪状部の前面
10 上段側収納室
17 扉
17a 上段側収納室の前面
20 下段側収納室
26 突出収納部
27 扉
27a 下段側収納室の前面
D1 上段側収納室の奥行寸法
D2 下段側収納室の奥行寸法
D3 突出寸法
H1 ロッカー装置の高さ寸法
H2 設置面から段差天板の上面までの高さ寸法

Claims (3)

  1. それぞれが前方に開口する上下に複数段の上段側収納室と、これら上段側収納室の下側に設けられ、それぞれが前方に開口する上下に複数段の下段側収納室と、これら上段側収納室及び下段側収納室の各開口をそれぞれに開閉する施解錠可能とされた扉と、を備え、
    前記下段側収納室には、当該下段側収納室の奥行寸法を前記上段側収納室の奥行寸法よりも大きくするように前方に向けて突出した突出収納部がそれぞれに設けられており、
    前記上段側収納室の前面から前記下段側収納室の前面までの突出寸法を、前記上段側収納室の奥行寸法の1/2以上とした構成とされ、
    最上段の下段側収納室の突出収納部の上面を当該ロッカー装置の高さ寸法の1/2以上の高さに位置させた構成とし、かつ、当該ロッカー装置の設置面から前記最上段の下段側収納室の突出収納部の上面までの高さ寸法を、成人の腰高さ程度としたことを特徴とするロッカー装置。
  2. 請求項1において、
    前記下段側収納室の奥行寸法を前記上段側収納室の奥行寸法の2倍未満としたことを特徴とするロッカー装置。
  3. 請求項1または2において、
    当該ロッカー装置の下端部に、該下端部の前方に蹴込み状空間を形成するように前面を前記下段側収納室の前面よりも後退させた台輪状部を更に設けたことを特徴とするロッカー装置。
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