JP3133903B2 - 両開き綴金具 - Google Patents

両開き綴金具

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JP3133903B2
JP3133903B2 JP06169845A JP16984594A JP3133903B2 JP 3133903 B2 JP3133903 B2 JP 3133903B2 JP 06169845 A JP06169845 A JP 06169845A JP 16984594 A JP16984594 A JP 16984594A JP 3133903 B2 JP3133903 B2 JP 3133903B2
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盛一 山野井
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、両開き綴金具に係
り、特にファイル台紙に取付けた金具基板に対し、両開
き機能を有するように前記金具基板の両側にそれぞれ着
脱可能にヒンジ結合する金具側板の改良に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】本出願人は、先に、ファイル台紙に取付
けた金具基板に対し、その両側にそれぞれ綴管およびこ
の綴管に挿入する綴杆をそれぞれ備えた一対の金具側板
を着脱可能にヒンジ結合することにより、綴じ込んだ書
類を左右いずれの方向からも取り外しが可能となり、書
類の整理および取り出しに便利な両開き綴金具を開発
し、実用新案登録を得た(実公平3−4551号公
報)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、先に提案し
た両開き綴金具は、綴管あるいは綴杆を取付けた内側基
板に対し、ばねを介して前記側板の長手方向に摺動する
スライド板を重ね合わせ、さらにその上に押え板を重ね
て結合固定した一対の金具側板を設けて、これら金具側
板をファイル台紙に取付けた金具基板の両側にそれぞれ
着脱可能にヒンジ結合した構成からなるものである。
【0004】この場合、前記金具側板を金具基板に着脱
可能にヒンジ結合する手段としては、前記内側基板に設
けたヒンジピンを、前記スライド板の外部操作により変
位させ、かつその状態を保持するようにロックさせ、さ
らにそのロック状態を外部操作により解除することがで
きるように機能動作する構成からなるものである。この
ため、従来の金具側板に組み込んだスライド板は、スラ
イド操作に際し、常に弾性復帰作用を有するようにばね
部材を組み込むと共に、所定位置でロック動作しかつそ
の解除操作を行うための弾性部材を設ける必要があり、
構造が複雑になると共に組立て作業が面倒となり、製造
コストも増大する難点がある。
【0005】そこで、本発明の目的は、ヒンジピンを弾
力的に変位させ、所定位置でロックさせ、さらにロック
を解除させることができる、簡単な構成にして、しかも
簡便かつ容易に組立てることができ、製造コストを低減
することができる両開き綴金具を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明に係る両開き綴金具は、綴杆とこの綴杆を挿
入する綴管とをそれぞれ対応させて取付けた一対の金具
側板と、前記各金具側板の一側縁部を、ファイル台紙に
固定した金具基板の両側部にそれぞれ着脱可能にヒンジ
結合してなる両開き綴金具において、前記各金具側板
は、それぞれ綴杆または綴管を突設すると共に下側縁部
にヒンジピンを移動可能に保持する内側板と、前記ヒン
ジピンと係合してこれを所定の2位置に係止するための
ロック機構部を備えかつ弾力的に移動操作し得るスライ
ド操作板と、前記スライド操作板を保持してこれを所定
の2位置に係止させると共に前記内側板と嵌合して前記
スライド操作板を内部に挾持する外側板とからなり、前
記スライド操作板は、長手方向一端部にばね作用を有す
る複数の弾性折曲部を形成し、他端部を外部に露呈する
操作端部とし、この操作端部のほぼ下縁部より中央部に
指向して前記外側板に形成したロック係止突起に係合す
るロック爪を先端に有する弾性レバー片を延設し、この
弾性レバー片の一部に一方のヒンジピンを係止する係止
孔を形成すると共に前記ロック爪のロック解除を行うL
形突起部を突設し、さらに前記弾性折曲部に隣接して他
方のヒンジピンを係止する係止孔を設け、 前記外側板の
内面には、金具基板とヒンジ結合する下側縁部を除く周
縁部に、前記内側板の対応する外周縁部と嵌合させるた
めの嵌合溝を形成するリムを突設し、さらにスライド操
作板の弾性折曲部の先端部が当接する前記リム部分に、
前記弾性折曲部の先端部に設けた係止段部に係合する突
起を設けることを特徴とする。
【0007】前記の両開き綴金具において、外側板の内
面に一対の側板結合軸を所定間隔離間して突設し、これ
らの側板結合軸をそれぞれスライド操作板に設けた案内
孔を貫通させ、さらに内側板の所定嵌合位置に嵌入させ
て結合固定するよう構成すると共に、前記側板結合軸の
一部に前記スライド操作板の案内孔に設けた係止段部に
係合する突起をそれぞれ設けた構成とすることができ
る。
【0008】また、外側板の内面に突設した側板結合軸
の上側に係止突起を並設し、この係止突起を対向するス
ライド操作板に設けた係止案内孔に嵌合させた構成とす
ることもできる。
【0009】さらに、外側板の内側面中央近傍にロック
係止突起を設け、前記ロック係止突起をロック操作方向
に傾斜させ、ロック爪の先端部をロック係止突起の傾斜
面と突合うよう傾斜させた構成とすることもできる。
【0010】
【作用】本発明に係る両開き綴金具によれば、綴杆とこ
の綴杆を挿入する綴管とをそれぞれ対応させて取付けた
一対の金具側板と、前記各金具側板の一側縁部を、ファ
イル台紙に固定した金具基板の両側部にそれぞれ着脱可
能にヒンジ結合してなる両開き綴金具において、前記各
金具側板は、それぞれ綴杆または綴管を突設すると共に
下側縁部にヒンジピンを移動可能に保持する内側板と、
前記ヒンジピンと係合してこれを所定の2位置に係止す
るためのロック機構部を備えかつ弾力的に 移動操作し得
るスライド操作板と、前記スライド操作板を保持してこ
れを所定の2位置に係止させると共に前記内側板と嵌合
して前記スライド操作板を内部に挾持する外側板とから
なり、前記スライド操作板は、長手方向一端部にばね作
用を有する複数の弾性折曲部を形成し、他端部を外部に
露呈する操作端部とし、この操作端部のほぼ下縁部より
中央部に指向して前記外側板に形成したロック係止突起
に係合するロック爪を先端に有する弾性レバー片を延設
し、この弾性レバー片の一部に一方のヒンジピンを係止
する係止孔を形成すると共に前記ロック爪のロック解除
を行うL形突起部を突設し、さらに前記弾性折曲部に隣
接して他方のヒンジピンを係止する係止孔を設け、前記
外側板の内面には、金具基板とヒンジ結合する下側縁部
を除く周縁部に、前記内側板の対応する外周縁部と嵌合
させるための嵌合溝を形成するリムを突設し、さらにス
ライド操作板の弾性折曲部の先端部が当接する前記リム
部分に、前記弾性折曲部の先端部に設けた係止段部に係
合する突起を設けることにより、簡単な構成にして、ヒ
ンジピンを弾力的に変位させかつ定位置でロックさせ、
さらにロックを解除させる操作を簡便かつ確実に達成す
ることができる。
【0011】また、ロック係止突起は、外側板の長手方
向端縁に沿って設けられるのではなく、外側板の内側面
中央近傍に設けられ、しかもロック操作方向に傾斜させ
て形成するとともに弾性レバー片のロック爪の先端部を
ロック係止突起の傾斜面と突合うよう傾斜させて形成す
ることにより解除状態で操作端部を押圧すると図6で示
される通りロック爪が係止突起の傾斜面を滑動しながら
上昇して最後に図8のロック状態となり、この構成によ
りロック操作が極めて軽快に行われる。
【0012】
【実施例】次に、本発明に係る両開き綴金具の実施例に
つき、添付図面を参照しながら以下詳細に説明する。
【0013】図1および図2は、本発明に係る着脱可能
な金具側板を備えた両開き綴金具の一実施例を示すもの
で、それぞれ金具側板の着脱操作状態を示す概略斜視図
である。すなわち、図1および図2において、参照符号
10は金具基板を示し、この金具基板10は通常ファイ
ル台紙の背表紙に固定される。参照符号12は綴杆13
を備えた一方の金具側板を示すと共に、参照符号14は
綴管15を備えた他方の金具側板を示す。そして、これ
ら両金具側板12、14は、綴杆13が綴管15に挿入
された状態で、各下側縁部が前記金具基板10の両側縁
部に設けたヒンジ結合部16に対し、それぞれ着脱可能
にヒンジ結合するように構成されている。
【0014】従って、図1においては、後述する金具側
板14のスライド操作板30を外部より押圧操作するこ
とにより、金具基板10の一側縁部より離脱した状態を
示している。また、図2においては、他方の金具側板1
2のスライド操作板30を外部より押圧操作することに
より、金具基板10の他側縁部より離脱した状態を示し
ている。
【0015】次に、前記金具側板の構成について説明す
る。しかるに、本実施例において、一対の金具側板1
2、14は、基本的に同一であり、左右対称的に構成さ
れている。従って、本願明細書においては、一対の綴管
15、15を備えた一方の金具側板14について、以下
詳細に説明する。
【0016】図3は、前記金具側板14の内側より見た
概略斜視図である。すなわち、この金具側板14の内側
には、所要の金属材料からなる内側板20が設けられて
いる。この内側板20は、後述するスライド操作板30
および外側板50と相互に重ね合わせて結合構成されて
いる。なお、図3において、参照符号22はヒンジピ
ン、24はヒンジピン保持部、26は金具基板10に対
する基板嵌合部、28は切欠部をそれぞれ示す(図7参
照)。
【0017】図4は、前記スライド操作板30の構成を
示すものである。すなわち、スライド操作板30は、長
手方向一端部にばね作用を有する複数の弾性折曲部32
を形成し、他端部を外部に露呈する操作端部34とし、
この操作端部34のほぼ下縁部より中央部に指向して、
後述する外側板50との関係において所定の2位置に係
止させることができる弾性レバー片36を延設した構成
からなる。しかるに、前記弾性レバー片36の先端に
は、ロック爪37を設け、またヒンジピン22を係止す
る係止孔39を形成すると共に、前記ロック爪37のロ
ック解除を行うためのL形突起部38を突設してロック
機構部40を構成する。また、前記弾性折曲部32に隣
接して他方のヒンジピン22を係止するための係止孔4
6を設ける。なお、参照符号42および44は、後述す
る外側板50へ取付けるためのそれぞれ案内孔を示す。
【0018】図5は、前記外側板50の内面の構成を示
すものである。すなわち、この外側板50の内面には、
所定間隔離間して一対の側板結合軸52および53を突
設すると共に、前記スライド操作板30に設けたロック
爪37と対応する位置にロック係止突起54を設ける。
また、外側板50の金具基板10とヒンジ結合する下側
縁部を除く周縁部に、前記内側板20の対応する外周縁
部29(図7参照)と嵌合させるための嵌合溝56を形
成するリム57を突設する。なお、参照符号59は、前
記内側板20に設けた切欠部28に対応する切欠部を示
す。
【0019】図6は、前述したように構成した外側板5
0に対し、前記スライド操作板30を取付けた状態を示
すものである。すなわち、スライド操作板30は、外側
板50に突設した一対の側板結合軸52および53が、
それぞれ相対する案内孔42および44を貫通するよう
にして取付けることができる。しかるに、図6は、前記
スライド操作板30のロック機構部40が、外側板50
のロック係止突起54に対して、ロックする以前の状態
を示す。この状態において、前記案内孔42および44
を貫通する側板結合軸52および53は、前記案内孔4
2および44の左端部に当接する。この場合、本実施例
においては、前記側板結合軸52および53の一部に設
けた突起52aおよび53aが、前記案内孔42および
44に設けた係止段部42aおよび44aに係合する
(図4ないし6参照)。
【0020】なお、図6に示すスライド操作板30を取
付けた外側板50に対して、嵌合溝56と側板結合軸5
2および53との位置合わせを行って、図7に示す内側
板20を重ね合わせ、前記側板結合軸52および53の
各先端部を内側板20に適宜結合固定することにより、
図3に示す金具側板14を組み立てることができる。
【0021】また、スライド操作板30の弾性折曲部3
2の先端に、前記と同様の係止段部32aを設け、この
係止段部32aに前記外側板50のリム部分に設けた突
起57aを係合させることにより、前記弾性折曲部32
を前記外側板50に対して安定に保持させることができ
る(図4ないし6参照)。
【0022】さらに、本実施例においては、前記スライ
ド操作板30の操作をより安定に行うため、前記外側板
50の一方の側板結合軸53と隣接して、その上側に係
止突起58を並設し、この係止突起58を対応するスラ
イド操作板30に設けた係止案内孔48に嵌合させる
(図4ないし6参照)。
【0023】図8は、前記スライド操作板30のロック
機構部40を、外側板50のロック係止突起54に対し
て、ロックさせた状態を示す。すなわち、この場合、ス
ライド操作板30の操作端部34を実線矢印方向に押圧
した状態を示すものである。この場合、スライド操作板
30のロック機構部40のロック爪37がロック係止突
起54を乗り越えてこれに係止されている。これによ
り、前記内側板20に設けたヒンジピン22の先端をヒ
ンジピン保持部24内に後退させることができ、従って
金具側板14は、図1に示すように、金具基板10のヒ
ンジ結合部16から簡便に離脱させることができる。
【0024】また、前記図8に示す状態において、金具
側板14を金具基板10のヒンジ結合部16に当接した
場合、スライド操作板30のロック機構部40のL形突
起部38に対し、前記ヒンジ結合部16が破線矢印で示
す方向より押圧挿入され、これにより前記ロック機構部
40の弾性レバー片36を上側に変位させ、ロック爪3
7がロック係止突起54より外れて、弾性折曲部32の
ばね作用により、スライド操作板30は自動的に図6に
示す状態に復帰させることができる。すなわち、金具側
板14を金具基板10に対してヒンジ結合させることが
できる。
【0025】なお、本実施例において、図4および図5
に示すスライド操作板30および外側板50は、それぞ
れ合成樹脂材料により一体成形加工することができ、簡
便かつ低コストに製造することができる。
【0026】さらに、ロック係止突起は、外側板の長手
方向端縁に沿って設けられるのではなく、外側板の内側
面中央近傍に設けられ、しかもロック操作方向に傾斜さ
せて形成するとともに弾性レバー片のロック爪の先端部
をロック係止突起の傾斜面と突合うよう傾斜させて形成
することにより解除状態で操作端部を押圧すると図6で
示される通りロック爪が係止突起の傾斜面を滑動しなが
ら上昇して最後に図8のロック状態となり、この構成に
よりロック操作が極めて軽快に行われる。
【0027】以上、本発明の好適な実施例について説明
したが、本発明は前記実施例に限定されることなく、本
発明の精神を逸脱しない範囲内において種々の設計変更
をなし得ることは勿論である。
【0028】
【発明の効果】前述した実施例から明らかなように、本
発明によれば、綴杆とこの綴杆を挿入する綴管とをそれ
ぞれ対応させて取付けた一対の金具側板と、前記各金具
側板の一側縁部を、ファイル台紙に固定した金具基板の
両側部にそれぞれ着脱可能にヒンジ結合してなる両開き
綴金具において、前記各金具側板は、それぞれ綴杆また
は綴管を突設すると共に下側縁部にヒンジピンを移動可
能に保持する内側板と、前記ヒンジピンと係合してこれ
を所定の2位置に係止するためのロック機構部を備えか
つ弾力的に移動操作し得るスライド操作板と、前記スラ
イド操作板を保持してこれを所定の2位置に係止させる
と共に前記内側板と嵌合して前記スライド操作板を内部
に挾持する外側板とからなり、前記スライド操作板は、
長手方向一端部にばね作用を有する複数の弾性折曲部を
形成し、他端部を外部に露呈する操作端部とし、この操
作端部のほぼ下縁部より中央部に指向して前記外側板に
形成 したロック係止突起に係合するロック爪を先端に有
する弾性レバー片を延設し、この弾性レバー片の一部に
一方のヒンジピンを係止する係止孔を形成すると共に前
記ロック爪のロック解除を行うL形突起部を突設し、さ
らに前記弾性折曲部に隣接して他方のヒンジピンを係止
する係止孔を設け、前記外側板の内面には、金具基板と
ヒンジ結合する下側縁部を除く周縁部に、前記内側板の
対応する外周縁部と嵌合させるための嵌合溝を形成する
リムを突設し、さらにスライド操作板の弾性折曲部の先
端部が当接する前記リム部分に、前記弾性折曲部の先端
部に設けた係止段部に係合する突起を設けた構成とする
ことにより、簡単な構成で、製造並びに組立て作業が簡
便かつ容易な着脱可能な金具側板を備えた両開き綴金具
を低コストに製造することができる。
【0029】また、ロック係止突起は、外側板の長手方
向端縁に沿って設けられるのではなく、外側板の内側面
中央近傍に設けられ、しかもロック操作方向に傾斜させ
て形成するとともに弾性レバー片のロック爪の先端部を
ロック係止突起の傾斜面と突合うよう傾斜させて形成す
ることにより解除状態で操作端部を押圧すると図6で示
される通りロック爪が係止突起の傾斜面を滑動しながら
上昇して最後に図8のロック状態となり、この構成によ
りロック操作が極めて軽快に行われる。
【0030】しかも、本発明に係る両開き綴金具の構成
によれば、ヒンジピンを弾力的に変位させかつ定位置で
ロックさせ、さらにロックを解除させる操作を比較的簡
単な構成で、簡便かつ確実に実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る着脱可能な金具側板を備えた両開
き綴金具の一実施例を示す概略斜視図である。
【図2】図1に示す両開き綴金具の別の操作状態を示す
概略斜視図である。
【図3】図1に示す両開き綴金具の着脱可能な金具側板
の概略斜視図である。
【図4】図3に示す金具側板に組み込まれるスライド操
作板の概略平面図である。
【図5】図3に示す金具側板を構成する外側板の内面構
造を示す概略平面図である。
【図6】図4および図5に示すスライド操作板と外側板
との取付け状態を示す概略平面図である。
【図7】図3に示す金具側板の内側板の内面構造を示す
概略斜視図である。
【図8】図6に示すスライド操作板のロック操作状態を
示す概略平面図である。
【符号の説明】
10 金具基板 12、14 金具側板 13 綴杆 15 綴管 16 ヒンジ結合部 20 内側板 22 ヒンジピン 24 ヒンジピン保持部 26 基板嵌合部 28 切欠部 29 外周縁部 30 スライド操作板 32 弾性折曲部 32a 係止段部 34 操作端部 36 弾性レバー片 37 ロック爪 38 L形突起部 39、46 係止孔 40 ロック機構部 42、44 案内孔 42a、44a 係止段部 48 係止案内孔 50 外側板 52、53 側板結合軸 52a、53a 突起 54 ロック係止突起 56 嵌合溝 57 リム 57a 突起 58 係止突起 59 切欠部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B42F 13/30

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 綴杆とこの綴杆を挿入する綴管とをそれ
    ぞれ対応させて取付けた一対の金具側板と、前記各金具
    側板の一側縁部を、ファイル台紙に固定した金具基板の
    両側部にそれぞれ着脱可能にヒンジ結合してなる両開き
    綴金具において、 前記各金具側板は、それぞれ綴杆または綴管を突設する
    と共に下側縁部にヒンジピンを移動可能に保持する内側
    板と、前記ヒンジピンと係合してこれを所定の2位置に
    係止するためのロック機構部を備えかつ弾力的に移動操
    作し得るスライド操作板と、前記スライド操作板を保持
    してこれを所定の2位置に係止させると共に前記内側板
    と嵌合して前記スライド操作板を内部に挾持する外側板
    とからなり、 前記スライド操作板は、長手方向一端部にばね作用を有
    する複数の弾性折曲部を形成し、他端部を外部に露呈す
    る操作端部とし、この操作端部のほぼ下縁部より中央部
    に指向して前記外側板に形成したロック係止突起に係合
    するロック爪を先端に有する弾性レバー片を延設し、こ
    の弾性レバー片の一部に一方のヒンジピンを係止する係
    止孔を形成すると共に前記ロック爪のロック解除を行う
    L形突起部を突設し、さらに前記弾性折曲部に隣接して
    他方のヒンジピンを係止する係止孔を設け、 前記外側板の内面には、金具基板とヒンジ結合する下側
    縁部を除く周縁部に、前記内側板の対応する外周縁部と
    嵌合させるための嵌合溝を形成するリムを突設し、さら
    にスライド操作板の弾性折曲部の先端部が当接する前記
    リム部分に、前記弾性折曲部の先端部に設けた係止段部
    に係合する突起を設ける ことを特徴とする両開き綴金
    具。
  2. 【請求項2】 外側板の内面に一対の側板結合軸を所定
    間隔離間して突設し、これらの側板結合軸をそれぞれス
    ライド操作板に設けた案内孔を貫通させ、さらに内側板
    の所定嵌合位置に嵌入させて結合固定するよう構成する
    と共に、前記側板結合軸の一部に前記スライド操作板の
    案内孔に設けた係止段部に係合する突起をそれぞれ設け
    てなる請求項1記載の両開き綴金具。
  3. 【請求項3】 外側板の内面に突設した側板結合軸の上
    側に係止突起を並設し、この係止突起を対向するスライ
    ド操作板に設けた係止案内孔に嵌合させてなる請求項2
    記載の両開き綴金具。
  4. 【請求項4】 外側板の内側面中央近傍にロック係止突
    起を設け、前記ロック係止突起をロック操作方向に傾斜
    させ、ロック爪の先端部をロック係止突起の傾斜面と突
    合うよう傾斜させることからなる請求項1記載の両開き
    綴金具。
JP06169845A 1994-07-21 1994-07-21 両開き綴金具 Expired - Lifetime JP3133903B2 (ja)

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