JP3133879B2 - 電子機器 - Google Patents

電子機器

Info

Publication number
JP3133879B2
JP3133879B2 JP05312201A JP31220193A JP3133879B2 JP 3133879 B2 JP3133879 B2 JP 3133879B2 JP 05312201 A JP05312201 A JP 05312201A JP 31220193 A JP31220193 A JP 31220193A JP 3133879 B2 JP3133879 B2 JP 3133879B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
reset
turned
voltage
processing device
power supply
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP05312201A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH07160368A (ja
Inventor
和範 有馬
貴 吉田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP05312201A priority Critical patent/JP3133879B2/ja
Publication of JPH07160368A publication Critical patent/JPH07160368A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3133879B2 publication Critical patent/JP3133879B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Power Sources (AREA)
  • Continuous-Control Power Sources That Use Transistors (AREA)
  • Electronic Switches (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、処理装置を有する電子
機器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、スイッチがOFFされ、スイ
ッチOFFを検出したとき、電子機器の終了処理を行
い、その後、OFF信号を電源に出力し、そのOFF信
号より、電源の出力を出なくする。その後、OFF信号
を出力した後も、そのスイッチをセンスしていて、スイ
ッチが再びONされたとき、プログラムでリセット処理
(初期処理)をするようにした電子機器が知られてい
る。これは、操作者がスイッチをONしたのに、電子機
器の電源が入らないといったことにならないためであ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、リセット処理
に行かない場合、電源は供給されるので、ソフトウェア
は動くが、OFF信号を出した後、無限ループにしてい
ると、いつまで経っても操作者は電子機器の操作ができ
ない。
【0004】このように構成した電子機器の電圧波形を
図10に示す。T1でスイッチをOFFすると、その
後、電子機器の終了処理を実行し、T2でOFF信号を
電源に出力する。そうすると、電源電圧は降下し始め
る。(OFF信号を出して、出力を止めても、回路中の
容量により電圧はなかなか降下しない)。そして、T3
で操作者がスイッチをONすると、電源は再び出力し始
め、やがて、電源は正常な値VCCになる。CPUに供
給される電源の電圧がCPUが正常に動作する電圧範囲
外になると、CPUの動作は保証されない。また、通常
リセット電圧が決められていて、リセット電圧は電源電
圧が下がってきたときリセットがかかり始める電圧であ
る。汎用のリセットICを使用した場合、そのばらつき
により、リセットのかかり始める電圧が、CPUの動作
保証電圧以下になることが考えられる。この期間を図1
0にTIで示す。
【0005】従来の方法では、その間でも、プログラム
は実行されていたが、CPUの正常な動作を保証してい
ない以上、T3でスイッチが入った場合の初期設定処理
に進むといったものは保証されない。最悪の場合、初期
設定処理内の一部の処理が正常に行われないでCPUが
動作を始め、その結果、操作者の作成したデータ等が破
壊されることがあった。
【0006】本発明の目的は、上記のような問題点を解
決し、電源スイッチをOFFしても直ちに全体がOFF
状態にならない電子機器の電源スイッチをOFFにした
後に直ちにONにしても、安定して立ち上がる電子機器
を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るため、本発明は、処理装置を有する電子機器におい
て、電源スイッチがOFFされたとき、予め定めた終了
処理の後、前記処理装置をリセットするリセット手段
と、該リセット手段による前記処理装置リセット後、前
記電源スイッチが再びONされた場合、前記リセット時
点から、少なくとも、電源電圧が前記処理装置の最低動
作保証電圧から零になり、再び、最低動作保証電圧にな
るまでに要する時間に等しい時間だけ経過した後、前記
処理装置のリセットを解除するリセット解除手段とを備
えたことを特徴とする。
【0008】本発明は、処理装置を有する電子装置にお
いて、電源スイッチがOFFされた後に、前記処理装置
に印加されている電源電圧が降下してリセット電圧未満
になった時点で前記処理装置をリセットするリセット手
段と、電源スイッチがOFFされた後で、しかも、前記
リセット手段により前記処理装置がリセットされる前
に、前記電源スイッチが再びONされたとき、少なくと
も前記電源電圧が前記処理装置の最低動作保証電圧から
降下してリセット電圧になるまでに要する時間と等しい
時間の間、前記電源スイッチによるONを無効にする無
効手段と、前記リセット手段による前記処理装置リセッ
ト時点から、少なくとも、電源電圧が前記処理装置の最
低動作保証電圧から零になり、再び、最低動作保証電圧
になるまでに要する時間に等しい時間だけ経過した後、
前記処理装置のリセットを解除するリセット解除手段と
を備えたことを特徴とする。
【0009】
【作用】本発明では、電源スイッチがOFFされたと
き、予め定めた終了処理の後、リセット手段により処理
装置をリセットし、処理装置リセット後、電源スイッチ
が再びONされた場合、そのリセット時点から、少なく
とも、電源電圧が処理装置の最低動作保証電圧から零に
なり、再び、最低動作保証電圧になるまでに要する時間
に等しい時間だけ経過した後、リセット解除手段により
処理装置のリセットを解除する。
【0010】本発明では、電源スイッチがOFFされた
後に、処理装置に印加されている電源電圧が降下してリ
セット電圧未満になった時点で、リセット手段により処
理装置をリセットし、電源スイッチがOFFされた後
で、しかも、処理装置がリセットされる前に、電源スイ
ッチが再びONされたとき、少なくとも電源電圧が処理
装置の最低動作保証電圧から降下してリセット電圧にな
るまでに要する時間と等しい時間の間、電源スイッチに
よるONを無効手段により無効にし、処理装置のリセッ
ト時点から、少なくとも、電源電圧が処理装置の最低動
作保証電圧から零になり、再び、最低動作保証電圧にな
るまでに要する時間に等しい時間だけ経過した後、リセ
ット解除手段により処理装置のリセットを解除する。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して詳細
に説明する。
【0012】<第1の実施例>図1は本発明の第1の実
施例を示す。これは処理装置を有する電子機器の例であ
り、この電子機器は電池駆動されている。図1におい
て、1AはPNPのトランジスタであり、エミッタには
電池の電圧VBATが印加されている。1Lは抵抗であ
り、一方の端子がトランジスタ1Aのエミッタに接続さ
れ、他方の端子がトランジスタ1Aのベースに接続され
ており、ベースにバイアスを与えるものである。1Cは
抵抗入りトランジスタ(以下、デジトラと略す)であ
り、例えば、ローム社製のDTCシリーズである。
【0013】1Eはマイクロコンピュータ(以下、マイ
コンという)であり、出力ポートのPONは、マイコン
がリセットになった後、出力に設定されるまでハイイン
ピーダンスになる。PONが「H」のときは、デジトラ
1CがONされ、抵抗1Jを通して、トランジスタ1A
がONされる。OP端子の出力は、リセットされた後
は、PONと同様に、ハイインピーダンスになる。
【0014】1Dは2連スイッチであり、一方のスイッ
チがONのときは、マイコン1EのPONが「H」の時
と同様に、トランジスタ1AをONさせてDCDCコン
バータ1Bに電源を供給し、他方のスイッチをONした
ときは、マイコン1Eの入力レベルを「L」にする。他
方のスイッチがOFFのときは、マイコン1Eの入力レ
ベルは、電源VCCが立ち上がっている場合、プルアッ
プ抵抗1Kにより「H」レベルになる。
【0015】1HはリセットICであり、電源VCCの
立上がり時に他の回路が不安定な動作をしないように、
リセット信号を生成するものである。本実施例では、三
菱電機社製のM51953Bを用いている。リセットI
C 1Hは、リセット信号がアクティブである間は、マ
イコン1Eを含めた回路は動作しない(リセット動作は
除く)。リセットIC 1Hは、入力のP端子からの電
圧を見て、4.25V 以上になったときからC端子に接続さ
れたコンデンサ1Gの容量により決まる時間の後にリセ
ット信号出力RSTを「H」にする(RSTは「L」の
ときにリセットであるとする)。
【0016】1Jは抵抗であり、一方の端子がトランジ
スタ1Aのベースに接続され、他方の端子がデジトラ1
Cと、2連スイッチ1Dの一方のスイッチに接続され、
マイコン1Eの入力ポートに接続されている。
【0017】1BはDCDCコンバータであり、トラン
ジスタ1AがONしたとき、電池の電圧VBATが印加
され、システム電源VCCを作るべく動作をする。シス
テム電源VCCは図示しない回路に供給されるととも
に、マイコン1EとリセットIC 1Hに供給される。
【0018】1Fはデジトラであり、マイコン1Eに接
続してあり、入力レベルが通常は「L」であるのでOF
F状態である。デジトラ1Fはコンデンサ1Gと、リセ
ットIC 1Hに接続されている。デジトラ1FがON
すると、コンデンサ1Gはデジトラ1Fを通じて放電さ
れ、コンデンサ1Gの電圧がほぼ0Vになる。マイコン
1EのOP端子の出力は、リセットされた後は、PON
と同様に、ハイインピーダンスになる。そのとき、デジ
トラ1FはONしない。
【0019】このように構成したので、操作者がスイッ
チ1DをONすると、トランジスタ1AがONされ、D
CDCコンバータ1Bに、電池の電圧VBATが印加さ
れ、電源VCCが出始める。そして、電源VCCがある
一定電圧になり、RSTは、コンデンサ1Gの容量で決
まる時間が経過するまでは、「L」になっており、リセ
ットがかかっている。その後、RSTが「H」になる
と、マイコン1Eは正常な動作を開始する。
【0020】図2はマイコン1Eの初期処理の一例を示
すフローチャートである。
【0021】リセットが終了して、マイコン1Eが正常
に動作し始めると、PONを「H」にする(3A)。従
って、スイッチ1Dが切れても電源VCCは切れない。
その後、その他の処理を行う(3B)。その他の処理で
他の初期処理を行う。
【0022】図3はマイコン1Eによりスイッチ1Dが
切られた場合の動作を示すフローチャートである。
【0023】通常、マイコン1Eを動作させているとき
は、スイッチ1DはON状態になっている。操作者が電
子機器を使用するのを止めて、電源を切るには、まず、
スイッチ1Dを切る。実際的には、スイッチ1DをOF
Fにする。しかし、スイッチ1DをOFFにしても、デ
ジトラ1CがONしているので、トランジスタ1AはO
N状態を維持する。
【0024】まず、マイコン1Eの入力端子IPの入力
レベルが「H」かどうかを調べる(4A)。IPが
「H」のときはスイッチ1DがOFFのときであり、
「L」の時はスイッチ1DがONのときである。IPが
「L」のときは、スイッチがON状態なので、その他の
処理を行う(4C)。
【0025】他方、IPが「H」のときは、操作者がス
イッチ1Dを切った時であり、終了処理を行う(4
B)。この終了処理は、例えば、印字装置の場合では、
印字ヘッドをホームポジションに戻し、排紙等の処理で
ある。その処理が終了した後に、PONを「L」にする
(4D)。従って、電源VCCの生成を止めるべく、デ
ジトラ1CをOFFにし、トランジスタ1AをOFFに
する。よって、電源VCCの電圧は徐々に低下してい
く。その後、出力端子OPを「H」にして、デジトラ1
FをONにする(4E)。すなわち、終了処理が終了し
た後に、システムの電源を落とす処理を行い、そして、
リセットを出すべく、PONを「H」にする。すると、
デジトラ1FがONになり、コンデンサ1Dが放電され
る。放電が完了すると、リセットIC 1Hは「L」を
出力する。そうすると、マイコンにリセットが入るの
で、PON端子とOP端子はハイインピーダンスにな
り、デジトラ1FはOFFになる。しかし、コンデンサ
1Gが充電されるまでは、リセットIC 1Hはリセッ
ト信号を出し続ける。(マイコンは誤動作せずに、リセ
ット状態のままである)。
【0026】このまま放置されると、システム電源VC
Cの電圧は低下し続ける。そして、電源VCCが0Vに
なると、システムは電源がない状態になる。
【0027】なお、スイッチ1DがOFFされた後、再
び、ONされると、トランジスタ1Aは再びONし、電
源VCCの電圧がまた上昇し始める。
【0028】従来では、そのときの電源VCCがCPU
の最低動作保証電圧以下である場合は、CPUの動作は
保証されない。しかし、本実施例では、既にリセットI
Cの出力RSTが「L」となっており、CPUにはリセ
ットがかかっている。そのため、コンデンサ1Gが充電
され、リセットICの出力が「H」になったときに、リ
セットが解除されたときから、CPUは正常に動作を始
める。ここで問題になるのが、コンデンサ1Gの充電に
要する時間である。コンデンサ1Gの容量は、以上の説
明から分かるように、電源電圧がCPUの最低動作保証
電圧から零になり、再び、CPUの最低動作保証電圧に
なるまでにかかる時間に等しい時間の間、リセットIC
1Hの出力を「L」にできるように選択する。
【0029】マイコン1Eの出力OPを「H」にする
と、直ちに、マイコン1Eにリセットがかかって、ハイ
インピーダンスになり、コンデンサ1Gの放電が充分に
できない場合には、マイコン1Eの出力端子OPに図4
に示すようにコンデンサ5Aを接続することにより容易
に解決することができる。
【0030】すなわち、マイコン1EのOP端子が
「H」を出力すると、コンデンサ5Aの充電が開始され
るが、OP端子がハイインピーダンスになると、コンデ
ンサ5Aがデジトラ1Aの抵抗を介して放電される。そ
の放電時間は、その抵抗とコンデンサ5Aにより決まる
時定数により決まる。その時、デジトラ1FはONし続
けるので、コンデンサ1Gの放電は継続される。
【0031】<第2の実施例>図5は本発明の第2の実
施例を示す。これは、CPUを有する電子回路の例であ
る。図5において、1A,1B,1G,1H,1K,1
Lは、図1と同一部分を示す。5Eはマイコンであり、
PON信号とPOFF信号を出力する。6Aはデジトラ
であり、一方の端子はコンデンサADを介してグランド
されるとともに、ダイオードAC(カソードはデジトラ
6Aの一方の端子に接続されている)を介してマイコン
5EのPOFF端子に接続され、他方の端子はデジトラ
6Dと抵抗5Jを介してトランジスタ1Aのベースに接
続されている。5Dは2連スイッチであり、図1に示す
2連スイッチ1Dとの比較でいえば、一方のスイッチの
接続が相違する。すなわち、2連スイッチ1Dの一方の
スイッチがONされたとき、VBAT電圧が抵抗6Cを
介してデジトラ6Aの他方の端子に印加される。
【0032】5Cはデジトラであり、一方の端子が抵抗
ABとダイオードAA(カソードは抵抗ABに接続され
ている)を介してマイコン5EのPON信号の出力端子
に接続されるとともに、ダイオードAE(アノードはデ
ジトラ5Cの一方の端子に接続されている)を介してデ
ジトラ6Aの他方の端子に接続され、デジトラ5Cの他
方の端子は抵抗5Jを介してトランジスタ1Aのベース
に接続されている。
【0033】図6はマイコン5Eの初期処理の一例を示
すフローチャートである。
【0034】マイコン5EのPON信号の出力端子を
「H」にし、POFF信号の出力端子を「L」にする
(7A)。その後、その他の処理を行う(7B)。よっ
て、デジトラ5CのみがONになって、トランジスタ1
AがONのままである。この状態で、スイッチ5DがO
FFになっても、直ちに、システム電源VCCはOFF
にならない。
【0035】このようにしたので、マイコン5Eからの
PON信号が「H」のときは、デジトラ6Aの出力が
「L」でない場合、デジトラ5CをONさせて、電源電
圧VCCを生成させる。
【0036】電源投入時は、POFF信号の出力端子は
ハイインピーダンス状態であるので、デジトラ6Aは内
蔵の抵抗によりグランドレベルになっていてONしな
い。そのため、スイッチ5DがONされると、抵抗6C
を通じて、デジトラ5CがONする。そのため、スイッ
チ5DがOFFになっても、電源電圧VCCは直ぐに低
下しない。
【0037】図7は電源OFF処理の一例を示すフロー
チャートである。
【0038】マイコン5Eの入力端子IPの入力レベル
が「H」かどうかを調べる(7A)。調べた結果、入力
端子IPのレベルが「H」の場合は、スイッチ5DがO
FFのときであり、「L」の場合は、スイッチ5DがO
Nのときである。入力端子IPのレベルが「L」のとき
は、スイッチ5DがONの状態なので、その他の処理を
行う(7C)。
【0039】他方、入力端子IPが「H」のときは、操
作者がスイッチ5Dを切った時であり、終了処理を行う
(7B)。この終了処理は、例えば、印字装置の場合で
は、印字ヘッドをホームポジションに戻した後の排紙等
の処理である。その処理が終了した後に、PON信号を
「L」にし(7D)、POFF信号を「H」にする(7
E)。すると、デジトラ5CがOFFになり、従って、
トランジスタ1AがOFFになり、電源VCCの生成が
止まる。よって、電源VCCの電圧は徐々に低下してい
く。
【0040】そして、マイコン5Eの動作保証電圧以下
になると、PON信号とPOFF信号のレベルは保証さ
れない。しかし、POFF信号のレベルが「H」のとき
にコンデンサADに充電された電圧により、デジトラ5
CをOFFする。マイコン5Eの動作保証電圧以下でP
ON信号のレベルが「H」になっても、デジトラ5Cが
OFFするようにデジトラ6Aにより引っ張る。また、
動作保証電圧以下でPOFF信号が「L」になっても、
ダイオードACにより、デジトラ6AのON/OFFの
影響を受けない。
【0041】その結果、スイッチ5DがONされても、
デジトラ6AがONしている場合、デジトラ6DはON
しないので、電源電圧VCCは生成されず、電源電圧V
CCは低下する。ここで、コンデンサADは少なくとも
マイコン5Eの動作保証電圧からリセット電圧まで電源
電圧VCCが低下するまでの間にデジトラ6AがONす
るように選択してある。このようにしたので、必ず、電
源電圧VCCはリセット電圧以下の電圧から立ち上がる
ことになる。
【0042】リセット時点から、少なくとも、電源電圧
がマイコン5Eの最低動作保証電圧から零になり、再
び、最低動作保証電圧になるまでに要する時間に等しい
時間だけ経過した後、マイコン5Eのリセットがリセッ
トIC 1Hにより解除されることになる。
【0043】図8を参照して説明する。
【0044】スイッチ5DがOFFされると、PONは
「L」になり、POFFは「H」になる。しかし、マイ
コン5Eの動作保証電圧より電源電圧VCCが低下する
と、POFFの出力は不定になるので、コンデンサAD
の充電分でデジトラ6AがONする。そして、コンデン
サの電圧が低下していくので、デジトラ6Aが時点T2
でOFFする。図8では、時点T2の前に、時点T1に
てスイッチ5DがONされるので、時点T2でデジトラ
6Aの出力(デジトラ6Dの入力)は「H」になる。
【0045】図9に示すように、マイコン5Eの動作保
証電圧とリセット電圧の間に電源電圧VCCがある場
合、スイッチ5DがONされても(時点T3)、同様
に、コンデンサADが放電されるまで(時点T4)、デ
ジトラ6DをONにできない。そのため、電源電圧VC
Cもそれ以後に立ち上がることになる。
【0046】第1および第2の実施例では、電池で動作
する電子機器の例を説明したが、AV電源を利用する電
子機器にも本発明を適用することができることは勿論で
ある。特に、スイッチング電源では、メイントランジス
タをON/OFFする回路を上述したように動作させれ
ば、例えば、PONとスイッチを上述したようにすれ
ば、容易に実現することができる。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
上記のように構成したので、電源スイッチをOFFして
も直ちに全体がOFF状態にならない電子機器が、電源
スイッチをOFFにした後に直ちにONにしても、安定
して立ち上がる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示すブロック図であ
る。
【図2】マイコン1Eの初期処理の一例を示すフローチ
ャートである。
【図3】終了処理の一例を示すフローチャートである。
【図4】第1の実施例の変形例を示すブロック図であ
る。
【図5】本発明の第2の実施例を示すブロック図であ
る。
【図6】マイコン5Eの初期処理の一例を示すフローチ
ャートである。
【図7】終了処理の一例を示すフローチャートである。
【図8】電源電圧VCCがリセット電圧以下のときにス
イッチ5DがONされた場合のタイミングの一例を示す
タイミング図である。
【図9】電源電圧VCCがマイクロコンピュータ動作保
証電圧以下でリセット電圧以上であるときにスイッチ5
DがONされた場合のタイミングの一例を示すタイミン
グ図である。
【図10】従来の処理を説明するための説明図である。
【符号の説明】
1A トランジスタ 1B DCDCコンバータ 1C,1F 抵抗入りトランジスタ 1D 2連スイッチ 1E マイクロコンピュータ 1G コンデンサ 1H リセットIC 1J,1K,1L 抵抗
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 1/24 G05F 1/56 310 G06F 1/26 H03K 17/22

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 処理装置を有する電子機器において、 電源スイッチがOFFされたとき、予め定めた終了処理
    の後、前記処理装置をリセットするリセット手段と、 該リセット手段による前記処理装置リセット後、前記電
    源スイッチが再びONされた場合、前記リセット時点か
    ら、少なくとも、電源電圧が前記処理装置の最低動作保
    証電圧から零になり、再び、最低動作保証電圧になるま
    でに要する時間に等しい時間だけ経過した後、前記処理
    装置のリセットを解除するリセット解除手段とを備えた
    ことを特徴とする電子機器。
  2. 【請求項2】 処理装置を有する電子機器において、 電源スイッチがOFFされた後に、前記処理装置に印加
    されている電源電圧が降下してリセット電圧未満になっ
    た時点で前記処理装置をリセットするリセット手段と、 電源スイッチがOFFされた後で、しかも、前記リセッ
    ト手段により前記処理装置がリセットされる前に、前記
    電源スイッチが再びONされたとき、少なくとも前記電
    源電圧が前記処理装置の最低動作保証電圧から降下して
    リセット電圧になるまでに要する時間と等しい時間の
    間、前記電源スイッチによるONを無効にする無効手段
    と、 前記リセット手段による前記処理装置リセット時点か
    ら、少なくとも、電源電圧が前記処理装置の最低動作保
    証電圧から零になり、再び、最低動作保証電圧になるま
    でに要する時間に等しい時間だけ経過した後、前記処理
    装置のリセットを解除するリセット解除手段とを備えた
    ことを特徴とする電子機器。
JP05312201A 1993-12-13 1993-12-13 電子機器 Expired - Fee Related JP3133879B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP05312201A JP3133879B2 (ja) 1993-12-13 1993-12-13 電子機器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP05312201A JP3133879B2 (ja) 1993-12-13 1993-12-13 電子機器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH07160368A JPH07160368A (ja) 1995-06-23
JP3133879B2 true JP3133879B2 (ja) 2001-02-13

Family

ID=18026429

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP05312201A Expired - Fee Related JP3133879B2 (ja) 1993-12-13 1993-12-13 電子機器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3133879B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3194062U (ja) * 2014-08-22 2014-10-30 株式会社協和 旅行かばんのファスナー用施錠装置

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6979973B2 (ja) * 2016-06-01 2021-12-15 アセンシア・ディアベティス・ケア・ホールディングス・アーゲー 低電圧バッテリを有する電子デバイスに電力供給するためのシステム、装置、および方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3194062U (ja) * 2014-08-22 2014-10-30 株式会社協和 旅行かばんのファスナー用施錠装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH07160368A (ja) 1995-06-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5710107B2 (ja) キー操作検出回路
US20060117168A1 (en) Computer system with restart control circuit
US20080070617A1 (en) Reset circuit and method of mobile phone
US4964123A (en) Resetting circuit for a microcomputer
JP3133879B2 (ja) 電子機器
CN111290555A (zh) 一种自动开机电路及电子设备
JP2731528B2 (ja) 直流電源瞬断検出装置
US6677777B2 (en) Short circuit generator for testing power supplies
US5852377A (en) Reset circuit for ensuring proper reset when used with decaying power supplies
US4845467A (en) Keyboard having microcomputerized encoder
JP3535520B2 (ja) リセット回路
JP3488757B2 (ja) 電子機器類の電源供給回路
CN114024537A (zh) 一种按键长短按识别及开关机控制电路
CN215376295U (zh) 一种主板升级提示装置
CN112992038B (zh) 显示面板及显示装置
WO2021102629A1 (zh) 一种电源管理装置、电子设备及可移动平台组件
JP3224177B2 (ja) 電源オンオフ制御回路
CN114237373B (zh) 一种基于边缘计算设备开机按键的指令执行方法和装置
CN112596448B (zh) 控制电路及电子设备
US7743265B2 (en) System restart circuit and system restart method thereof
KR19990010914U (ko) 마이컴의 리셋 회로
JPS6243389Y2 (ja)
JP2021026264A (ja) 電子機器および制御方法
JPS6111775Y2 (ja)
JP2649939B2 (ja) 無停電電源装置

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081124

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081124

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091124

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101124

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101124

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111124

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121124

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131124

Year of fee payment: 13

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees