JP3133687B2 - 録画装置 - Google Patents

録画装置

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JP3133687B2 JP08305984A JP30598496A JP3133687B2 JP 3133687 B2 JP3133687 B2 JP 3133687B2 JP 08305984 A JP08305984 A JP 08305984A JP 30598496 A JP30598496 A JP 30598496A JP 3133687 B2 JP3133687 B2 JP 3133687B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、テレビジョン信号
を受信するテレビジョン受信装置に関するものであり、
特に、CS放送等のデジタルテレビ放送のテレビジョン
信号を受信するテレビジョン受信装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】一般にテレビ番組を録画するVTRは、
予め録画時間、録画チャンネル等の録画予約情報をセッ
トしておくことによって、テレビジョン受信装置で受信
された放送を自動的に録画する録画予約機能を有してい
る。また、特開平5−103275号公報には、録画予
約を行なった番組を放送時刻に見ることができた場合に
は、強制的に予約録画の設定を解除するテレビジョン受
像機の録画予約制御装置が開示されている。また、従来
より放送衛星を用いたBS放送や通信衛星を用いたCS
放送等のテレビジョン放送が行なわれている。ここで、
特に、上記CS放送等のデジタルテレビ放送のサービス
が近時広がりつつある。このCS放送においては、1つ
の受信周波数チャンネルに複数のチャンネル(番組)を
入れることが可能である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記特開平5
−103275号公報に記載の装置においては、録画予
約を強制的に解除してしまうので、録画予約を行なった
番組を見ることができても、該番組を録画しておきたい
場合には、録画操作をする必要がある。そこで、本発明
は、録画予約において予約した時刻に予約した放送チャ
ンネルを視聴している場合に、予約した番組を録画する
か否かを選択することができる録画装置を提供すること
を目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め本発明は、録画予約機能を有する録画装置であって、
録画予約を行うための録画予約手段と、前記録画予約手
段によって設定された録画開始時刻又は録画開始時刻以
前の所定時間内に録画予約された番組の放送チャンネル
と現在受信している放送チャンネルとが一致するか否か
を検出する検出手段と、前記検出手段によって録画予約
された番組の放送チャンネルと現在受信している放送チ
ャンネルとの一致が検出された場合に録画予約を解除す
るか否かを問い合わせる確認手段と、前記確認手段によ
る問い合わせに対して録画予約を解除するか否かを選択
する選択手段と、前記確認手段による問い合わせに対し
て所定時間内に解除する旨の指示があった場合に録画予
約を解除する解除手段と、前記所定時間内に解除手段に
よって録画予約を解除する旨の指示が無かった場合に前
記録画予約手段によって設定された録画予約に基づいて
録画を行う録画手段とを備えたことを特徴とする。
【0005】また、本発明の録画装置において、前記録
画手段は、前記録画予約手段によって設定された録画開
始時刻又は録画開始時刻以前の所定時間内に前記検出手
段が録画予約された番組の放送チャンネルと現在受信し
ている放送チャンネルとが一致しないことを検出した場
合に前記録画予約手段によって設定された録画予約に基
づいて録画を行うことを特徴とする。
【0006】
【0007】
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態としての実施
例を図面を利用して説明する。本発明に基づくテレビジ
ョン受信装置Aは、図1に示されるように構成され、B
S・UHF・VHF共用受信部10と、CS用チューナ
ー12と、QPSK復調部14と、誤り訂正部16と、
スクランブル解除部18と、データ分離・番組選択部2
0と、映像デコーダ22と、音声デコーダ24と、格納
部26と、キャラクタジェネレータ28と、インタフェ
ース30と、表示部32と、スピーカ34と、DVD−
RAMドライブ36と、ホームオートメーション通信部
40と、リモコン受光部42と、スロット44と、モデ
ム46と、記憶部48と、インターネットソフトウエア
モジュール(以下単に「モジュール」とする)50と、
CPU52とを有している。
【0009】ここで、上記BS・UHF・VHF共用受
信部10は、接続部5を介してBSアンテナ60、UH
Fアンテナ62、VHFアンテナ64に接続され、これ
らの各アンテナを介してBS放送、UHF放送、VHF
放送の各放送信号を受信するものであり、各放送信号の
ビデオ信号とオーディオ信号とをインタフェース30に
出力する。
【0010】また、CS用チューナー12は、接続部7
を介してCSアンテナ66に接続され、このCSアンテ
ナ66を介してCS放送の放送信号を受信する際の受信
チャンネルを選択するものである。また、QPSK復調
部14は、QPSK変調されている放送信号の受信デー
タを復調するものである。また、誤り訂正部16は、符
号化された受信データの伝送路等において生じた誤りを
正しいデータに復元するものである。また、スクランブ
ル解除部18は、スクランブルを解除する機能を有し、
カード70から読み込まれたスクランブル用のコードを
使用してスクランブル解除が行なわれる。また、データ
分離・番組選択部20は、受信データに含まれる独立デ
ータや付加データを分離するとともに、ある受信チャン
ネルにおける複数の放送チャンネル(番組)において、
所定の放送チャンネルを選択するものである。
【0011】ここで、CS放送の受信データの構成につ
いて説明すると、図2、図3に示すように構成される。
この図2、図3は、1つの受信チャンネルに4つの放送
チャンネルと1つの独立データが含まれる場合を示すも
のであり、パケットごとに独立データや番組データが格
納される。この場合は4つの放送チャンネルの場合であ
るので、4種類の番組データ「番組データ1」〜「番組
データ4」が格納されている。独立データには、番組案
内データや新聞データ等が格納されている。また、各番
組データには、映像データと音声データと付加データと
が含まれる。この付加データは、映像データや音声デー
タ以外のデータであり、出演者のデータ等が含まれる。
なお、図3は、番組データ1の情報量が他の番組データ
よりも多い場合を示し、例えば、番組データ1が映画番
組のデータであり、他の番組データが天気予報等のよう
に静止画に近い画像のデータである場合等がこれに当た
る。
【0012】また、映像デコーダ22は、選択された番
組における映像データを復号し、音声デコーダ24は、
選択された番組における音声データを復号する。また、
格納部26は、上記独立データにおける番組案内データ
や新聞データ、上記付加データを格納する。また、キャ
ラクタジェネレータ28は、文字データを表示部32に
表示するために文字データを映像データに変換するもの
である。
【0013】また、上記インタフェース30は、該イン
タフェース30に接続された各機器間のインタフェース
を司る。また、表示部32は、映像を表示するものであ
り、スピーカ34は音声を出力する。また、DVD−R
AMドライブ36は、ユーザの指示等に基づき受信デー
タを記録するものである。つまり、このテレビジョン受
信装置Aは録画装置としても機能する。
【0014】また、上記ホームオートメーション通信部
40は、各種のホームオートメーションシステム(HA
システム)に接続され、該ホームオートメーションシス
テムとの通信を行なう。リモコン受光部42は、リモコ
ン68からの出力データとしての赤外線を受光し、該出
力データの内容をCPU52に出力する。スロット44
は、カード70に記録されたデータを読み取り、その内
容をCPU52に出力する。このカード70は例えばI
Cカードであり、このカード70には、ユーザの視聴に
応じて徴収料金データが蓄積される。また、モデム46
は、公衆回線としての電話回線74に接続され、デジタ
ルデータを電話線伝送に適した音声データに変換すると
ともに、その逆の処理を行なうものである。なお、電話
回線74には、該モデム46を介して電話機72が接続
されているものとする。また、記憶部48には各種情報
が記憶され、例えば、後述するフローチャートに応じた
プログラムやCPU52により得られたデータ等が記憶
媒体としての記憶部48に記憶されている。また、モジ
ュール50は、上記モデム46に接続され、インターネ
ットに接続するための各種機能を備えている。
【0015】また、CPU52は、テレビジョン受信装
置Aの各部の動作を制御するものであり、特に、ある番
組の録画予約をされている場合に、その番組が始まる所
定時間前にその番組と同じ放送チャンネルを出力してい
る場合には、録画の問い合わせを行なうように制御を行
なう。
【0016】上記構成に基づくテレビジョン受信装置A
の動作について説明する。まず、CS放送の受信につい
て説明する。通信衛星からのCS放送の放送信号はCS
アンテナ66において受信されるが、CS用チューナー
12は、受信する受信チャンネルを選択する。そして、
QPSK復調部14は、QPSK変調されている放送信
号の受信データを復調し、誤り訂正部16は、復調され
た受信データの誤り訂正を行なう。スクランブル解除部
18は、スクランブル解除を行なう。つまり、CS放送
でスクランブル放送番組を受信する際には、スロット4
4よりカード70のコードを読み込ませておくことが必
要である。また、データ分離・番組選択部20は、スク
ランブル解除された受信データに含まれる独立データや
付加データを分離するとともに、ある受信チャンネルに
おける複数の放送チャンネルにおいて、所定の放送チャ
ンネルを選択する。そして、選択された放送チャンネル
の番組について、映像データが映像デコーダ22におい
て復号され、音声データが音声デコーダ24において復
号される。また、独立データや番組ごとの付加データが
格納部26に格納される。そして、インタフェース30
を介して表示部32、スピーカ34に出力される。な
お、独立データや付加データにおける文字データはキャ
ラクタジェネレータ28により映像データに変換され
る。以上のようにして、CS放送の番組が出力される。
【0017】また、BS放送やUHF放送、VHF放送
の受信について説明すると、放送信号はBSアンテナ6
0等を介してBS・UHF・VHF共用受信部10にお
いて受信され、ビデオ信号とオーディオ信号がインタフ
ェース30に送られて、表示部32及びスピーカ34か
ら出力される。
【0018】次に、録画予約における動作について図
4、図5を使用して説明する。予約操作はリモコン68
等により、録画の日時や放送チャンネル等の録画予約情
報を指定して行なう。この録画予約情報は、CPU52
を介して記憶部48に記憶される。
【0019】上記のように録画予約が行なわれた状態
で、録画予定時刻、つまり録画開始時刻の3分前である
か否かが判定され(S10)、録画予定時刻の3分前に
なったら、予約した番組の放送チャンネルと現在視聴し
ている番組の放送チャンネルとが一致するかどうかが判
定される(S11)。一致する場合には、ステップS1
2に移行し、一致しない場合には、ステップS16に移
行する。なお、番組が視聴されていない場合、つまり、
表示部32やスピーカ34から出力されていない場合に
は、一致しないとしてステップS16に移行する。
【0020】ステップS12では、選択指示画面を表示
部32に表示する。この選択指示画面は、具体的には、
図5に示すように示され、録画予約されている番組を録
画するか否かをユーザに問う内容となっている。ユーザ
は、この選択指示画面を見て、録画するか否かを指示す
る。録画しない場合には、解除指令を行なう。この指示
もリモコン68等により行なう。そして、解除指令があ
る場合には、予約を解除して録画は行なわない(S1
3、S14)。つまり、CPU52は、記憶部48に記
憶されている録画予約情報を消去する。また、所定時間
解除指令がない場合には、録画するものとして所定の時
刻になったら録画を開始する(S15、S17)。
【0021】また、ステップS16では、予約番組を受
信するように受信系を制御する。つまり、インタフェー
ス30等を制御してDVD−RAMドライブ36への書
き込みを行なうようにする。そして、録画予定時刻にな
ったら録画を開始する。なお、受信データに含まれる番
組識別コードにより録画を開始する構成となっている場
合には、録画予定時刻になっても、番組識別コードが受
信されない場合には録画は開始せず、番組識別コードが
受信されて始めて録画を開始するようにしてもよい。な
お、番組識別コードによる録画はヨーロッパでは周知慣
用の技術であるので説明は省略する。
【0022】なお、上記説明では、図4のステップS1
0において、録画予定時刻の3分前に予約番組の放送チ
ャンネルと視聴番組の放送チャンネルとが一致するか否
かを判定するものとして説明したが、これには限られず
録画予定時刻を含む録画予定時刻の所定時間前であれば
よい。
【0023】
【発明の効果】本発明に基づく録画装置によれば、録画
予約の解除の是非を問い合わせるので、その問い合わせ
に応じることにより、ユーザは予約番組を録画するか否
かを選択することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に基づくテレビジョン受信装置
の構成を示すブロック図である。
【図2】受信データの構成を示す説明図である。
【図3】受信データの構成を示す説明図である。
【図4】本発明の実施例に基づくテレビジョン受信装置
の動作を示すフローチャートである。
【図5】表示部への表示例を示す説明図である。
【符号の説明】
A テレビジョン受信装置 10 BS・UHF・VHF共用受信部 12 CS用チューナー 14 QPSK復調部 16 誤り訂正部 18 スクランブル解除部 20 データ分離・番組選択部 22 映像デコーダ 24 音声デコーダ 26 格納部 28 キャラクタジェネレータ 30 インタフェース 32 表示部 34 スピーカ 36 DVD−RAMドライブ 40 ホームオートメーション通信部 42 リモコン受光部 44 スロット 46 モデム 48 記憶部 50 インターネットソフトウエアモジュール 52 CPU 68 リモコン 70 カード 72 電話機 74 電話回線

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 録画予約機能を有する録画装置であっ
    て、 録画予約を行うための録画予約手段と、 前記録画予約手段によって設定された録画開始時刻又は
    録画開始時刻以前の所定時間内に録画予約された番組の
    放送チャンネルと現在受信している放送チャンネルとが
    一致するか否かを検出する検出手段と、 前記検出手段によって録画予約された番組の放送チャン
    ネルと現在受信している放送チャンネルとの一致が検出
    された場合に録画予約を解除するか否かを問い合わせる
    確認手段と、 前記確認手段による問い合わせに対して録画予約を解除
    するか否かを選択する選択手段と、 前記確認手段による問い合わせに対して所定時間内に解
    除する旨の指示があった場合に録画予約を解除する解除
    手段と、 前記所定時間内に解除手段によって録画予約を解除する
    旨の指示が無かった場合に前記録画予約手段によって設
    定された録画予約に基づいて録画を行う録画手段とを備
    えたことを特徴とする録画装置。
  2. 【請求項2】 さらに、前記録画手段は、前記録画予約
    手段によって設定された録画開始時刻又は録画開始時刻
    以前の所定時間内に前記検出手段が録画予約された番組
    の放送チャンネルと現在受信している放送チャンネルと
    が一致しないことを検出した場合に前記録画予約手段に
    よって設定された録画予約に基づいて録画を行うことを
    特徴とする請求項1記載の録画装置。
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