JP3133482U - ユニットハウス用アンカー杭及びアンカー杭を備えたユニットハウス - Google Patents

ユニットハウス用アンカー杭及びアンカー杭を備えたユニットハウス Download PDF

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【課題】布基礎等を設置しなくても強固な固定力を有し、ユニットハウスの施工時間を短縮することができ、しかも、使用後において抜き取りやすく再使用可能なユニットハウス用アンカー杭及びアンカー杭を備えたユニットハウスの提供を目的とする。
【解決手段】持ち運び自在な小型アースオーガーQに着脱自在な鋼製の軸部1と、該軸部1の周囲に螺旋状に設けられた回転刃2とを備えたアンカー杭10を設ける。このアンカー杭10を着脱自在に装着するユニットハウスPを設ける。ユニットハウスPの下部周囲に複数個の連結腕材20を着脱自在に設ける。打込まれた前記アンカー杭10の上部に該係止孔22Aを嵌合しスライド係止する。該係止孔22Aの係止位置にアンカー杭10を着脱自在に連結する。連結腕材20の腕部22に開穿された平面略L字状の導入孔22Bに打込み杭30を挿入して垂直に打ち込み、杭頭部の固定片32を腕部22に固定する。
【選択図】図1

Description

本考案は、布基礎等を設置しなくても強固な固定力を有し、ユニットハウスの施工時間を短縮することができるユニットハウス用アンカー杭及びアンカー杭を備えたユニットハウスに関する。
ユニットハウスは、主に、鉄骨や木材を材料とした屋根、床、柱のフレームに断熱機能を備えたパネルを組み合わせることにより、箱型の居住空間を提供する工業製品である。このようなユニットハウスは、一般的な住居地区や工業地域において、簡単な事務所や仮設住宅などとして現在広く使用されている。
また、土木用建築用のアンカー杭は様々なものが存在し、また地下街や高層ビルの地盤強化のために基礎杭として使用されるが、これらは硬質地盤用が主であり、設置の際に特殊重機等の作業用機械を必要とし、一度埋設した後は上部の構造物が撤去されるまでは埋設されたままになる。
更に、一時的な固定に使用されるアンカー杭に関しては、使用終了後、埋設部分の周囲を掘削した上で引き抜くなどの方法が採られるが、多大な労力が必要なこともあり、埋設したままにする場合も少なくない。一方、コンクリートによる布基礎についても、撤去の際に破砕する必要があるため、再利用するという観点からは不具合を有していた。
ユニットハウス等の仮設住宅に関しては、通常の建築物ほど基礎の強度は必要ないので樹脂ブロック等の基礎を使用するケースが多い。ところが、台風などの強風対策のために鋼材製の基礎を使用するケースがある。この場合、鋼材製の基礎をアンカーに固定することで、転倒や位置ズレ等を防止している。しかしながら、通常の杭では引き抜き抗力が不足するおそれがあった。また、杭のみの水平耐力では限界があり、ユニットハウスの位置ズレ等を解消することはできなかった。
特許文献1に、布基礎にアンカーボルトで固定するユニットハウスが記載されている。この布基礎には、予め引き抜き力対抗用と剪断力対抗用のアンカーボルトを固着し、これらのアンカーボルトをユニットハウスの底部に連結することで、ユニットハウスを強固に固定している。
特許文献2は、ユニットハウスの柱の下に杭状基礎を埋設した構造が記載されている。この杭状基礎は、鋼管にて構成され、この鋼管の先端外面に螺旋羽根を設け、予め、ユニットハウスの柱の下に回転させて打ち込み、この杭状基礎の上にユニットハウスを連結固定するものである。
特開2000−110172号公報 特開平11−93273号公報
特許文献1のように、布基礎を設けるには、布基礎の設置位置を掘削し、整地し、捨てコンクリートなどを敷設するなどの基礎工事が必要になる。ユニットハウスは、一般の建築物と比べて施工時間を短くできることが特徴なので、このような基礎工事は、ユニットハウスの利点を損なうもので好ましくない。
特許文献2では、布基礎の代わりに杭状基礎を埋設することで、工期を短縮できるようにしている。ところが、この杭状基礎は、ユニットハウスの柱の下に埋設することから、レベル調整作業に多くの手間を要することになる。すなわち、ユニットハウスは、杭状基礎の上に設置されるので、この杭状基礎の上端は、全て水平になるように埋設する必要がある。しかも、各柱の下にそれぞれ杭状基礎を埋設するので、この杭状基礎の数は柱の数だけ必要になり、レベル調整作業をより煩雑にしている。
しかも、杭状基礎とユニットハウスの連結作業はユニットハウスの床下で行うので、この連結作業においても作業性に課題を残すものであった。また、太い鋼管状の杭先端に螺旋羽根を設けたものでは、この鋼管状の杭を回転させる作業自体が困難となり、埋設した鋼管状を使用後に引き抜いて再使用することも困難である。
また、打ち込み式のアンカー杭を利用すると、打ち込む際に多大な労力が必要になる上に、振動や騒音が発生する問題が生じる。また、強風によるユニットハウスの位置ズレ等に関しては、杭による水平力負担は思いのほか期待できるものでなかった。
そこで本考案は、上述の課題を解消すべく案出されたもので、布基礎等を設置しなくても強固な固定力を有し、ユニットハウスの施工時間を短縮することができ、しかも、使用後において抜き取りやすく再使用可能なユニットハウス用アンカー杭及びアンカー杭を備えたユニットハウスの提供を目的とするものである。
本考案の第1の手段は、ユニットハウスPを固定するアンカー杭10において、持ち運び自在な小型アースオーガーQに着脱自在な軸部1と、該軸部1の先端部近傍から周囲に螺旋状に設けられた回転刃2とを備え、小型アースオーガーQの回転操作で埋め込み及び抜き取り自在に設けたことにある。
第2の手段の前記回転刃2は、渦巻き状の鋼製帯板からなり回転刃2の引き抜き方向の引抜き面2Dに引き抜き強度を増加せしめる凹み状の湾曲を形成するように設けられ、前記軸部1の先端部近傍に設けられた小径の導入刃2Aと、該導入刃2Aよりも大径の刃を有する引抜き耐力刃2Bと、回転刃2の最上部に位置し引抜き耐力刃より小径の刃を有する戻り刃2Cとを備えている。
第3の手段の前記軸部1は中実鋼材にて設けられ、該軸部1の先端部3を先鋭状に形成すると共に、軸部の基端部に前記小型アースオーガーQに着脱自在に連結する連結部4を設けたものである。
第4の手段は、持ち運び自在な小型アースオーガーQに着脱自在な軸部1と、該軸部1の周囲に螺旋状に設けられた回転刃2とを備え、小型アースオーガーQの回転操作で埋め込み及び抜き取り自在に設けられたアンカー杭10を着脱自在に装着するユニットハウスPにおいて、ユニットハウスPの下部周囲に複数個の連結腕材20を着脱自在に設け、該連結腕材20にアンカー杭10を着脱自在に連結すると共に、アンカー杭10に沿って打込まれた水平耐力用の打込み杭30を連結腕材20に固定することにある。
第5の手段の前記連結腕材20は、前記ユニットハウスPの下部側面に固定する固定部21と、該固定部21からユニットハウスPの外方向に延長された腕部22とからなり、該腕部22の長手方向に沿って長孔状の係止孔22Aが形成され、打込まれた前記アンカー杭10の上部に該係止孔22Aを嵌合しスライド係止すると共に、該係止孔22Aの係止位置にアンカー杭10をネジ止め固定するように設けられたものである。
第6の手段の前記打込み杭30は、断面略L字形状の鋼材にて形成され、先鋭状の先端部31と杭頭部に略水平に設けられた固定片32とを有し、前記連結腕材20の腕部22に開穿された平面略L字状の導入孔22Bに挿入して垂直に打込まれたあと、杭頭部の固定片32を腕部22に固定するように設けられたことを課題解消のための手段とする。
本考案の請求項1により、小型アースオーガーQに着脱自在な軸部1と、該軸部1の周囲に螺旋状に設けられた回転刃2とを備え、小型アースオーガーQの回転操作で埋め込み及び抜き取り自在なアンカー杭10を設けているので、アンカー杭10の施工時間を短時間で行うことができる。しかも、使用後のアンカー杭10は、小型アースオーガーQによって簡単に抜き取ることも可能になる。
請求項2によると、渦巻き状の鋼製帯板からなる導入刃2A、引抜き耐力刃2B、戻り刃2Cを設けた回転刃2により、打込み易く、引き抜き耐力に優れ、しかも抜き取り易いアンカー杭10の提供が可能である。また、引抜き面2Dの湾曲により回転刃2の引き抜き強度を増加し、アンカー杭10による固定力をより高めている。
請求項3では、軸部1を中実鋼材にて形成することで、小型アースオーガーQに連結自在なアンカー杭10となる。しかも、鋼製先端部3により軸部1の耐久性を高めることができる。また、軸部1を比較的細くできるので、ねじ込み作業を容易にする。
請求項4によると、ユニットハウスPに設けた連結腕材20にアンカー杭10を着脱自在に連結すると共に、アンカー杭10に沿って打込まれた水平耐力用の打込み杭30を連結腕材20に固定することにより、布基礎等を設置しなくても極めて強固な固定力が得られる。
請求項5では、打込まれた前記アンカー杭10の上部に該係止孔22Aを嵌合しスライド係止すると共に、該係止孔22Aの係止位置にアンカー杭10をネジ止め固定するように設けているので、アンカー杭10と連結腕材20との連結作業をユニットハウスPの外側で行うことができる。この結果、連結作業が極めて容易になり、ユニットハウスの施工時間を短縮することができる。しかも、アンカー杭10の打込み作業はユニットハウスPの設置作業後でよいので、従来の如く、アンカー杭10の水平レベルを正確に合わせるといった煩雑な作業を省くことができる。
請求項6の如く、連結腕材20の腕部22に開穿された平面略L字状の導入孔22Bに挿入した打込み杭30を打ち込み、杭頭部の固定片32を腕部22に固定するように設けているので、打込み杭30を正確な位置に容易に打込むことができる。しかも、前記アンカー杭10を固定している連結腕材20に打込み杭30を連結するので、これらの相乗効果がユニットハウスPの引き抜き耐力と水平耐力とを高め、強固に固定することができるものである。
このように本考案によると、布基礎等を設置しなくても強固な固定力を有し、ユニットハウスの施工時間を短縮することができ、しかも、使用後において抜き取りやすく再使用可能になるなどといった有益な種々の効果を奏するものである。
本考案の最良の形態は、持ち運び自在な小型アースオーガーQに着脱自在な鋼製の軸部1と、該軸部1の周囲に螺旋状に設けられた鋼製の回転刃2とを備えたアンカー杭10を設ける。このアンカー杭10を着脱自在に装着するユニットハウスPを設ける。ユニットハウスPの下部周囲に複数個の連結腕材20を着脱自在に設ける。打込まれた前記アンカー杭10の上部に該係止孔22Aを嵌合しスライド係止すると共に、該係止孔22Aの係止位置にアンカー杭10をネジ止め固定する。連結腕材20の腕部22に開穿された平面略L字状の導入孔22Bに打込み杭30を挿入して垂直に打ち込み、杭頭部の固定片32を腕部22に固定することで、当初の目的を達成するものである。
本考案アンカー杭10の基本構成は、小型アースオーガーQに着脱自在な連結部4を備えた軸部1と回転刃2とから成るものである。
アースオーガー(通称アンカードリル)とは、建設機械の一つで、モーター等を利用してスクリュー等を回転させ、地中にねじ込んで孔を掘って行く機械である。このアースオーガーには、クレーンで吊り上げて使用する大型のものから、作業員が持ち運んで使用する持ち運び自在な小型のものまである。動力は、エンジン、電動モーター、油圧式、手動もあるが、本考案で使用する小型アースオーガーQは、電動モーター等が用いられている持ち運び自在な小型アースオーガーQを使用し、アンカー杭10の打込み機及び抜き取り機として利用するものである(図3参照)。また、小型アースオーガーQの動力は任意に変更できる。図示例の小型アースオーガーQは、スクリュー等を連結する角パイプ状のアダプタQ1を備えたもので(図2参照)、該アダプタQ1内部に挿入したスクリュー等の基端部に連結ボルトQ2貫通させて連結する。
本考案アンカー杭10は、この小型アースオーガーQに着脱自在な鋼製の軸部1と、該軸部1の周囲に螺旋状に設けられた回転刃2とを備えている(図1参照)。
この軸部1は、中実鋼材にて設けられ、該軸部1の先端部3を先鋭状に形成している。また、軸部1に鋼製パイプ材を使用して軽量化することも可能である。更に、軸部1の材質はこのほかステンレス等の他の金属材や強化プラスチック等の使用も可能である。軸部1の径は、小型アースオーガーQの仕様によって決定される。例えば、電動モーターを使用する小型アースオーガーQによると、直径22mm、長さ900mmの軸部1であれば操作可能になる。
更に、軸部1の先端に先鋭状の鋼製先端部3を別体で設けてもよい。このような鋼製先端部3により、軸部1の埋め込み強度や耐久性を高めることができる。
一方、軸部1の基端部には、小型アースオーガーQに連結する連結部4を設けている(図1、図2参照)。実施例では、使用する小型アースオーガーQのアダプタQ1に合わせて、連結ボルトQ2を貫通させる横孔状の連結部4を設けている。また、この基端部がわに雌ねじ部1Aを設けてあり(図1参照)、後述する連結腕材20の腕部22に固定する固定ナット6をネジ止めする(図9参照)。
回転刃2は、渦巻き状の鋼製帯板を用いることで、強靭で耐久性に優れた回転刃2を形成することができる。そして、回転刃2の引き抜き方向の引抜き面2Dに引き抜き強度を増加せしめる凹み状の湾曲を成すように設けたものである(図1参照)。この湾曲は、例えば、螺旋板状の回転刃2を軸部1に溶接する際に、回転刃2を強制的に湾曲させて形成する。また、回転刃2の材質も前記軸部1と同様に、ステンレス等の他の金属材や強化プラスチック等の使用も可能である。
更に、この回転刃2には、用途別に3種類の刃が設けられている(図1参照)。導入刃2Aは、前記軸部1の先端部近傍から軸部1の周囲に設けられており、アンカー杭10のねじ込み作業を容易にする。一方、引抜き耐力刃2Bは、軸部1の引抜き強度を高めるもので、該導入刃2Aから延長されて導入刃2Aよりも大径の刃を有している。更に、戻り刃2Cは、回転刃2の最上部に位置する刃で、アンカー杭10を引き抜くときの案内となり、引き抜き作業を容易にする。この戻り刃2Cは、引抜き耐力刃2Bより小径の刃で形成するものである。
次に、本考案アンカー杭10を装着するユニットハウスPについて説明する。本考案で使用するユニットハウスPは、一般的な住居地区や工業地域において、簡単な事務所や仮設住宅などとして現在広く使用されているものを予定しているが、特に、ユニットハウスPの種類や用途、使用場所等の限定はない。
このユニットハウスPの下部周囲に複数個の連結腕材20を着脱自在に設けている(図4参照)。この連結腕材20は、固定部21と腕部22とからなり、腕部22にアンカー杭10や打込み杭30を連結するものである(図6参照)。
固定部21は、ユニットハウスPの下部側面にネジ止め固定する部材であり、図示例では、ユニットハウスPの四隅近傍にねじ止めする固定部21を設けている(図4、図5参照)。このとき、ユニットハウスP側のねじ孔を長孔状に形成することで、アンカー杭10を腕部22で支持しながら固定部21を固定する際に好適である(図示せず)。この固定部21は、ユニットハウスPの仕様に応じたものを適宜使用することができる。
腕部22は、固定部21からユニットハウスPの外方向に延長された部材で、係止孔22Aと導入孔22Bとが設けられている(図7参照)。図示例の腕部22は、断面倒コ字状を成す型鋼を用いており、水平面に係止孔22Aと導入孔22Bとを併設したものである(図7〜図9参照)。
係止孔22Aは、腕部22の長手方向に沿って長孔状に形成されている。そして、打込まれた前記アンカー杭10の上部に該係止孔22Aを嵌合しスライド係止すると共に、該係止孔22Aの係止位置にアンカー杭10をネジ止め固定するように設けられたものである(図6、図7参照)。この状態で、前記固定部21をユニットハウスPの下部側面にねじ止め固定し、最後にアンカー杭10の上下から座金5と固定ナット6にて腕部22に固定するものである(図9参照)。また、腕部22には、平面略L字状の導入孔22Bが開穿されている(図7参照)。そして、この導入孔22Bに打込み杭30を挿入して腕部22に固定する。
打込み杭30は、断面略L字形状の鋼材にて形成された部材で、先端部31を先鋭状に形成している(図8参照)。また、打込み杭30の杭頭部に、略板体状の固定片32を略水平に設けてあり、この固定片32をハンマー等で打込むものである。また、所定の深さまで打込んだ後は、この固定片32と腕部22とを連結するものである。図示例では、腕部22に開穿したボルト孔22Cと、固定片32に開穿したボルト孔32Aに連結ボルト23を挿通して固定するものである(図7参照)。
本考案アンカー杭10をユニットハウスPに連結する手順は次のとおりである。まず、ユニットハウスPそばの所定位置に、小型アースオーガーQにてアンカー杭10を埋め込む(図3参照)。次に、埋め込んだアンカー杭10の頭部側面に連結腕材20の腕部22に設けた係止孔22Aを嵌合係止させ、この状態で連結腕材20の固定部21をユニットハウスPに固定する。更に、予めアンカー杭10にねじ止めしていた固定ナット6と後からネジ止めする固定ナット6でアンカー杭10と腕部22とを連結固定する(図9参照)。その後、腕部22の導入孔22Bに打込み杭30を挿入し、ハンマー等で打込み杭30の固定片32を打ち込み、該固定片32と腕部22とを連結ボルト23で固定して完了する(図6参照)。
尚、本考案における図示例の各構成は、本考案の一実施例に過ぎず、本考案の要旨を逸脱しない範囲において、形状、寸法等の設計変更、材質の転換及び形態の変更など、現在知られている技術範囲で自由に変更することができるものである。
本考案アンカー杭の一実施例を示す正面図である。 本考案で使用する小型アースオーガーの一実施例を示す正面図である。 本考案アンカー杭の操作状態を示す正面図である。 本考案ユニットハウスの一実施例を示す正面図である。 本考案ユニットハウスの一実施例を示す側面図である。 本考案ユニットハウスとアンカー杭との連結状態を示す要部正面図である。 本考案連結腕材の一実施例を示す平面図である。 本考案の打込み杭の一実施例を示す正面図である。 本考案アンカー杭と連結腕材との連結状態を示す要部側面図である。
符号の説明
P ユニットハウス
Q 小型アースオーガー
Q1 アダプタ
1 軸部
1A 雌ねじ部
2 回転刃
2A 導入刃
2B 引抜き耐力刃
2C 戻り刃
2D 引抜き面
3 先端部
4 連結部
5 座金
6 固定ナット
10 アンカー杭
20 連結腕材
21 固定部
22 腕部
22A 係止孔
23 連結ボルト
30 打込み杭
31 先端部
32 固定片

Claims (6)

  1. ユニットハウスを固定するアンカー杭において、持ち運び自在な小型アースオーガーに着脱自在な軸部と、該軸部の先端部近傍から周囲に螺旋状に設けられた回転刃とを備え、小型アースオーガーの回転操作で埋め込み及び抜き取り自在に設けたことを特徴とするユニットハウス用アンカー杭。
  2. 前記回転刃は、渦巻き状の鋼製帯板からなり回転刃の引き抜き方向の引抜き面に引き抜き強度を増加せしめる凹み状の湾曲を形成するように設けられ、前記軸部の先端部近傍に設けられた小径の導入刃と、該導入刃よりも大径の刃を有する引抜き耐力刃と、回転刃の最上部に位置し引抜き耐力刃より小径の刃を有する戻り刃とを備えた請求項1記載のユニットハウス用アンカー杭。
  3. 前記軸部は中実鋼材にて設けられ、該軸部の先端部を先鋭状に形成すると共に、軸部の基端部に前記小型アースオーガーに着脱自在に連結する連結部を設けた請求項1又は2記載のユニットハウス用アンカー杭。
  4. 持ち運び自在な小型アースオーガーに着脱自在な軸部と、該軸部の周囲に螺旋状に設けられた回転刃とを備え、小型アースオーガーの回転操作で埋め込み及び抜き取り自在に設けられたアンカー杭を着脱自在に装着するユニットハウスにおいて、ユニットハウスの下部周囲に複数個の連結腕材を着脱自在に設け、該連結腕材にアンカー杭を着脱自在に連結すると共に、アンカー杭に沿って打込まれた水平耐力用の打込み杭を連結腕材に固定することを特徴とするアンカー杭を備えたユニットハウス。
  5. 前記連結腕材は、前記ユニットハウスの下部側面に固定する固定部と、該固定部からユニットハウスの外方向に延長された腕部とからなり、該腕部の長手方向に沿って長孔状の係止孔が形成され、打込まれた前記アンカー杭の上部に該係止孔を嵌合しスライド係止すると共に、該係止孔の係止位置にアンカー杭をネジ止め固定するように設けられた請求項4記載のアンカー杭を備えたユニットハウス。
  6. 前記打込み杭は、断面略L字形状の鋼材にて形成され、先鋭状の先端部と杭頭部に略水平に設けられた固定片とを有し、前記連結腕材の腕部に開穿された平面略L字状の導入孔に挿入して垂直に打込まれたあと、杭頭部の固定片を腕部に固定するように設けられた請求項4記載のアンカー杭を備えたユニットハウス。
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