JP3133265B2 - 蛍光ランプ - Google Patents

蛍光ランプ

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JP3133265B2
JP3133265B2 JP09025048A JP2504897A JP3133265B2 JP 3133265 B2 JP3133265 B2 JP 3133265B2 JP 09025048 A JP09025048 A JP 09025048A JP 2504897 A JP2504897 A JP 2504897A JP 3133265 B2 JP3133265 B2 JP 3133265B2
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俊行 寺田
和亮 川崎
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Stanley Electric Co Ltd
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Stanley Electric Co Ltd
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J61/00Gas-discharge or vapour-discharge lamps
    • H01J61/02Details
    • H01J61/30Vessels; Containers
    • H01J61/35Vessels; Containers provided with coatings on the walls thereof; Selection of materials for the coatings

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は蛍光ランプの構成に
関するものであり、詳細には、管状としたガラスバルブ
の内部に中心電極が設けられ、前記ガラスバルブの内面
には蛍光体層、外面には外部電極が設けられ、ガラスバ
ルブ内には希ガスが封止されて希ガス放電による紫外線
で蛍光体層を励起させ発光を行わせる構成とした蛍光ラ
ンプに係るものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の蛍光ランプ90の構成の
例を示すものが図2であり、管状としたガラスバルブ9
1が両端で封止された内部には中心電極92および希ガ
ス93が封入され、前記ガラスバルブ91の内面には、
蛍光体層94が塗付など適宜な手段により形成されてい
る。
【0003】また、前記ガラスバルブ91の外面には、
例えばアルミニウム箔の貼着などにより反射器を兼ねる
外部電極95が設けられている。そして、前記蛍光体層
94と外部電極95とには、前記ガラスバルブ91の中
心から適宜の開き角度α0を有する開口部94a、95
aが、それぞれが同位置となるようにして設けられてい
る。
【0004】上記のように形成された蛍光ランプ90の
中心電極92と外部電極95とに電圧を印加すると、両
電極92、95間で放電が行われ、この放電により蛍光
体層94が励起されて発光が行われ、この発光は開口部
94a、95aから外部に放射されるものとなる。この
ときに、蛍光体層94のガラスバルブ91側への発光は
外部電極95に反射して折返し蛍光体層94を透過した
後に開口部94a、95aから放射されるものとなる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記し
た従来の構成の蛍光ランプ90においては、蛍光体層9
4のガラスバルブ91側への発光は、外部電極95に反
射して折返す行程中でガラスバルブ91内を往復するも
のとなるので、このガラスバルブ91での吸収による減
衰などを生じ、開口部94a、95aから取出せる光量
が蛍光体層94で発光した光量に比べて格段に少なくな
る問題点を生じている。
【0006】また、外部電極95が反射器を兼ねること
で、反射器としての機能を優先させると外部電極95と
しての最適な面積が設定できず消費電力が過大となった
り、逆に外部電極95としての機能を優先させると反射
器としての面積が不足するなど、二つの機能の間で矛盾
する要求が生じるなど、最適設計が困難となる問題点も
生じるものとなり、これらの点の解決が課題とされるも
のとなっていた。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記した従来
の課題を解決するための具体的手段として、管状のガラ
スバルブの内部に中心電極を備え、前記ガラスバルブの
内面には蛍光体層、外面には外部電極が設けられて、前
記蛍光体層と外部電極には前記ガラスバルブの中心から
の開き角を所定角とし軸方向に沿う開口部が同位置に設
けられて成る蛍光ランプにおいて、前記ガラスバルブの
内面には蛍光体層と反射層とを反射層がガラスバルブ側
となるように積層され、且つ、前記蛍光体層と反射層と
の側に設けられる開口部の開き角が前記外部電極に設け
られる開口部の開き角以下とされていることを特徴とす
る蛍光ランプを提供することで、課題を解決するもので
ある。
【0008】
【発明の実施の形態】つぎに、本発明を図に示す実施形
態に基づいて詳細に説明する。図1に符号1で示すもの
は本発明に係る蛍光ランプであり、この蛍光ランプ1
は、管状のガラスバルブ2の内部に中心電極3を備え、
前記ガラスバルブ2の内面には蛍光体層4、外面には外
部電極6が設けられている点は従来例のものと同様であ
る。
【0009】、また、蛍光体層4には、開き角度α1と
した蛍光体開口部4aが設けられるものであり、同様に
外部電極6にも開き角度α2とする電極開口部6aが設
けられ、ガラスバルブ2の内面側にある蛍光体層4から
の光をガラスバルブ2の外面に取出せるようにするもの
である点も従来例のものと同様である。
【0010】ここで、本発明においては、前記ガラスバ
ルブ2の内面に前記蛍光体層4に加えて反射層5を設け
るものであり、前記反射層5はガラスバルブ2の内面に
密着形成され、更に内面側に前記蛍光体層4が形成され
て積層状態とされている。
【0011】ここで、前記反射層5について更に詳細に
説明を行えば、本発明においては、前記反射層5は従来
例のもののごとくに外部電極の機能を併せ持つものでは
なく、専らに蛍光体層4から放射される光のうちのガラ
スバルブ2側に放射される光の反射を行えば良いものと
なる。
【0012】従って、前記反射層5は導電性を有する必
要は全くなく、単に反射性能に優れれば良いものとな
る。そこで、本発明では、前記反射層5を適宜なバイン
ダと溶剤などを加えることで液状としたTiO2あるいはBa
TiO3などの白色粉末とするものであり、このようにする
ことで、前記蛍光体層4と全く同様な工程で成膜および
加工が可能なものとなる。
【0013】よって、ガラスバルブ2の内面に先ず反射
層5を形成し、予備乾燥など適宜な処理を行った後に、
ほヾ同様な工程で蛍光体層4を形成し、その後に、蛍光
体層4に蛍光体開口部4aを形成するためのトリミング
処理を行えば、蛍光体層4に蛍光体開口部4aが形成さ
れると同時に、反射層5にも蛍光体層4と同じ開き角α
1を有する反射層開口部5aが形成されるものとなるの
である。
【0014】また、本発明においても、ガラスバルブ2
の外面には外部電極6が設けられるものとされるが、上
記にも説明したように反射層5が設けられているので、
本発明の外部電極6では反射機能を有する必要はない。
従って、例えば導電ペイントなど、反射機能を有するこ
とのない部材でも採用が可能となり、例えば印刷手段な
ど簡易な工程での形成が可能となる。
【0015】次いで、上記の構成とした本発明の蛍光ラ
ンプ1の作用および効果について説明する。先ず第一に
は、蛍光体層4に対し内面のガラスバルブ2寄りに反射
層5が設けられたことで、蛍光体層4からガラスバルブ
2側に向かい放射される光は、隣接する反射層5により
直ちに反射が行われるものとなり、ガラスバルブ2に達
することはなくなる。
【0016】従って、前記ガラスバルブ2を透過するこ
とによる光の損失、或いは、ガラスバルブ2と接触する
部材との境界面に生じる媒体の屈折率の差による反射な
どによる光の損失は生じないものと成るので、上記した
蛍光体層4からガラスバルブ2側に向かい放射される光
に対する反射効率は向上する。
【0017】また第二には、外部電極6は反射層5が設
けられたことで、反射器の機能を兼務する必要がなくな
り、自在な面積として設定することが可能となる。即
ち、外部電極6が反射器を兼ねる場合には蛍光体層4の
全面を覆う必要性を生じるのに対し、反射層5が存在す
る場合には蛍光体層4の全面を覆う必要性は全くに生じ
ることはなく、外部電極6の面のみで面積を決定するこ
とが可能となる。
【0018】以上を本発明を成すために発明者により行
われた実験の結果に基づいて具体的に説明を行う。ま
ず、反射効率の向上の点については、同一外径(9.8
mmφ)のガラスバルブ2を用い、蛍光体開口部4a(反
射層開口部5a)と電極開口部6aとの開き角α1、α
2を共に75°として従来構成の蛍光ランプ(図2参
照)と、本発明の蛍光ランプ1とを試作し比較した。
【0019】その結果では、同じランプ電流の印加時に
おいて、本発明の蛍光ランプ1は従来構成の蛍光ランプ
に比較して略30%の光量の向上が認められ、このとき
に両者の相違は、本発明の蛍光ランプ1が反射層5によ
り反射を行っていることのみであるので、前記した光量
の向上は、反射をガラスバルブ2の内側で行うか、外側
で行うかの効率の差によると考えて良い。
【0020】次いで、発明者は本発明に係る蛍光ランプ
1に対して、蛍光体開口部4a(および反射層開口部5
a)の開き角度α1を75°に固定しておき、電極開口
部6aの開き角α2を拡げることで印加されるランプ電
流を減少させていき、光量が同一となる点を探って見
た。
【0021】このときには、電極開口部6aの開き角α
2を115°とすることで、従来構成の蛍光ランプと、
本発明の蛍光ランプ1とは光量が一致し、このときのラ
ンプ電流は従来構成の蛍光ランプと比較して略16%少
なくなることが確認された。即ち、本発明の蛍光ランプ
1によれば、効率が上昇しただけ明るい状態で使用する
ことも可能であり、また、同一の明るさとして消費電力
の低減を計ることも可能となり、更には、任意の消費電
力を設定することも自在となる。
【0022】
【発明の効果】以上に説明したように本発明により、ガ
ラスバルブの内面には蛍光体層と反射層とを反射層がガ
ラスバルブ側となるように積層され、且つ、前記蛍光体
層と反射層との側に設けられる開口部の開き角が前記外
部電極に設けられる開口部の開き角以下とされている蛍
光ランプとしたことで、第一には反射効率を向上させ、
同一消費電力における光量の増加を可能とし、性能の向
上に極めて優れた効果を奏するものである。
【0023】また第二には、反射層が設けられ外部電極
が反射器の機能を兼ねなくて良いものとなることで、外
部電極は面積の設定が自在なものとなり、これにより、
開口部から放射される光の配光特性などに影響を与える
ことなく消費電力の設定を自在とし、この種の蛍光ラン
プの設計に自由度を与える優れた効果も併せて奏するも
のである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る蛍光ランプの実施形態を示す断
面図である。
【図2】 従来例を示す断面図である。
【符号の説明】
1……蛍光ランプ 2……ガラスバルブ 3……中心電極 4……蛍光体層 4a……蛍光体開口部 5……反射層 5a……反射層開口部 6……外部電極 6a……電極開口部
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−309552(JP,A) 特開 平8−45476(JP,A) 特開 昭63−58752(JP,A) 特開 昭63−37556(JP,A) 特開 平2−309551(JP,A) 実開 昭61−63760(JP,U) 実開 昭57−138258(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01J 65/00 H01J 65/04

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 管状のガラスバルブの内部に中心電極を
    備え、前記ガラスバルブの内面には蛍光体層、外面には
    外部電極が設けられて、前記蛍光体層と外部電極には前
    記ガラスバルブの中心からの開き角を所定角とし軸方向
    に沿う開口部が同位置に設けられて成る蛍光ランプにお
    いて、前記ガラスバルブの内面には蛍光体層と反射層と
    を反射層がガラスバルブ側となるように積層され、且
    つ、前記蛍光体層と反射層との側に設けられる開口部の
    開き角が前記外部電極に設けられる開口部の開き角以下
    とされていることを特徴とする蛍光ランプ。
  2. 【請求項2】 前記反射層は誘電体で形成されているこ
    とを特徴とする請求項1記載の蛍光ランプ。
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