JP2697237B2 - 蛍光ランプ - Google Patents

蛍光ランプ

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JP2697237B2
JP2697237B2 JP2084346A JP8434690A JP2697237B2 JP 2697237 B2 JP2697237 B2 JP 2697237B2 JP 2084346 A JP2084346 A JP 2084346A JP 8434690 A JP8434690 A JP 8434690A JP 2697237 B2 JP2697237 B2 JP 2697237B2
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film
electrode
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ultraviolet
fluorescent lamp
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裕一 榊原
圭司 畠山
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Toshiba Lighting and Technology Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 (産業上の利用分野) 本発明は、紫外線遮断膜を備えた一端に電極を他端に
放電路屈曲部を有する片側電極形の蛍光ランプに関す
る。
(従来の技術) 従来、蛍光ランプは一般に直管状あるいは円環状のも
のが一般的である。ところが、近年、同一の明るさの白
熱電球に比較して消費電力が小さいコンパクト形のたと
えば片側電極形などの蛍光ランプの需要が伸びてきてい
る。
そして、このような小型の片側電極形の蛍光ランプ
は、一般に、蛍光ランプの単位表面積あたりの光出力が
大きいこと、また、スタンドなどの器具に近接して使用
することが多いことから、照射される紫外線により、器
具表面や被照射物が退色することがある。
そこで、たとえば特開昭50−12885号公報に記載のよ
うに、蛍光ランプのバルブ内面に二酸化チタン(TiO2
の紫外線遮断膜を形成し、この二酸化チタンの紫外線遮
断膜により紫外線をバルブ内方に反射させる構成が知ら
れている。
(発明が解決しようとする課題) 一方、従来の直管状の蛍光ランプのように蛍光体被膜
がほぼ一様に形成されているものでは、蛍光体被膜上に
紫外線遮断膜を一様に形成すれば問題はないが、ガラス
管が屈曲される内面に蛍光体被膜を塗布すると、ガラス
管の加工時に蛍光体被膜が剥離する。このため、屈曲さ
れる側のガラス管の内面の蛍光体被膜の膜厚を薄くする
必要がある。ところが、蛍光体被膜の膜厚が異なると、
膜厚の厚い部分では紫外線の透過する量が少なく、反対
に膜厚の薄い部分では紫外線の透過する量が多くなる。
そして、膜厚の薄い部分に合わせて十分に紫外線を遮断
しようとして紫外線遮断膜を形成すると、全光束の低下
が大きくなり、全光束の低下を抑えようとする紫外線が
十分に遮断されないという問題を有している。
本発明は、上記問題点に鑑みなされたもので、全光束
の低下を抑えながら、紫外線を確実に遮断する屈曲部を
有した片側電極形の蛍光ランプを提供することを目的と
する。
〔発明の構成〕
(課題を解決するための手段) 請求項1記載の蛍光ランプは、一端側に電極を他端側
に放電路屈曲部を備え、放電媒体が封入されるとともに
蛍光体被膜が内面に形成された片側電極形のバルブと;
少なくとも放電路屈曲部を覆うようにバルブ外面に形成
された膜厚10μm以下の透明な酸化チタン膜とを具備し
たものである。
請求項2記載の蛍光ランプは、一端側に電極を他端側
に放電路屈曲部を備え、放電媒体が封入されるとともに
放電路屈曲部側の膜厚が電極側の膜厚より薄くなるよう
に蛍光体被膜が内面に形成された片側電極形のバルブ
と;電極側の膜厚より放電路屈曲部側の膜厚が厚くなる
ように最大膜厚10μm以下でバルブ外面に形成された少
なくとも酸化チタンを含む紫外線遮断膜とを具備したも
のである。
請求項3記載の蛍光ランプは、請求項2記載の蛍光ラ
ンプにおいて、紫外線遮断膜は、ディッピング法により
電極側を上方にして塗布乾燥されて形成されるものであ
る。
(作用) 請求項1記載の蛍光ランプは、蛍光体被膜をバルブの
内面に形成し、膜厚10μm以下の透明な酸化チタン膜を
バルブの外面に形成することにより、放電路屈曲部で紫
外線の透過量を低下させても、可視光線の透過率を低下
させずに、簡単に安定してそれぞれ蛍光体被膜および酸
化チタン膜を形成する。
請求項2記載の蛍光ランプは、蛍光体被膜の膜厚を放
電路屈曲部側より電極側で厚く形成することにより放電
路屈曲部側で紫外線の通過量が増加するが、放電路屈曲
部側の紫外線遮断膜の膜厚を厚くすることにより、紫外
線の透過量が多い部分で紫外線の遮断量を増加させ、膜
厚を10μm以下としたことにより全体としての光束の低
下を抑えつつ、紫外線が透過することを防止する。
請求項3記載の蛍光ランプは、請求項2記載の蛍光ラ
ンプにおいて、電極側を上方にしてディッピング法によ
り紫外線遮断膜を塗布乾燥させることにより、放電路屈
曲部側の紫外線遮断膜を厚くする。
(実施例) 以下、本発明の蛍光ランプの一実施例を図面を参照し
て説明する。
第1図に示すコンパクト形の蛍光ランプは、略中央部
に放電路屈曲部1を有し、両端が開口された2本のU字
状のガラス管2を備え、これらのガラス管2は、開口さ
れた基端側は、基台3に取り付けられている。そして、
それぞれのガラス管2の開口の一方には、フレア4上に
形成された電極といてのフィラメントコイル5を備え、
これらフィラメントコイル5,5間には、2つのガラス管
2,2内に略M字状の放電路が形成されている。
また、基台3の反対面には装着用の接続部6が形成さ
れ、この接続部6には図示しない照明器具に接続される
接続端子が設けられている。
一方、ガラス管2の内面には紫外光を可視光に変換す
る蛍光体被膜8が形成され、ガラス管2外面には酸化チ
タン膜の紫外線遮断膜9が形成されている。
そして、蛍光体被膜8は基台3を装着しない状態で、
ガラス管2内にたとえば各々青、緑、赤色に発光する3
波長発光蛍光を混合したものを懸濁させた蛍光剤を流し
込み、放電路屈曲部1を上方にして乾燥させて形成す
る。このため、蛍光体被膜8は、ガラス管2の開口側に
比べ、放電路屈曲部1側の方が薄くなる。
また、紫外線遮断膜9は、同様に、基台3を装着しな
い状態で、ガラス管2内に、たとえばエトラエトキシシ
ラン加水分解液に粒径0.01μmの酸化亜鉛(ZnO)粉末
と粒径0.03μmの二酸化チタン(TiO2)粉末とを分散さ
せた塗布液を、ディッピング法によりガラス管2の外面
に塗布し、開口側を上方にして乾燥させ、その後20分間
100℃で焼成する。これにより、紫外線遮断膜9は、放
電路屈曲部1側に比べ、ガラス管2の開口側の方が薄く
なる。
実験によれば、表の例Aに示すように、たとえば放電
路屈曲部1で5μm、中間で3μm、そして、開口側で
1μmであった。
そして、この例Aによれば、第2図実線に示す波長38
0nm以下の光はほぼ吸収されるものの、全光束の99%は
照射される。ここで、表に示す蛍光体被膜8については
同じ条件の比較例aないし比較例dと比較して考える。
まず、紫外線遮断膜9を塗布しない比較例aの場合は、
蛍光体被膜8のみでは紫外線を十分に吸収できずに外部
に放出される。次に、紫外線遮断膜9の膜厚が放電路屈
曲部1よりガラス管2の開口側が厚い比較例bの場合
は、放電路屈曲部1では蛍光体被膜8および紫外線遮断
膜9のいずれもが薄いため、特に放電路屈曲部1からの
紫外線の照射量はフィラメントコイル5側に比べ約4倍
多く、さらに、同様の状態で、紫外線遮断膜9の膜厚を
厚くした比較例cでは紫外線の照射量は減少するもの
の、紫外線遮断膜9が可視光線もわずかながら吸収する
ため、全光束も減少してしまう。またさらに、紫外線遮
断膜9を均一の厚さにした比較例dの場合には、比較例
cと同様に紫外線および全光束のいずれも減少する。
したがって、蛍光体被膜8の薄い放電路屈曲部1側で
は紫外線遮断膜9で主に紫外線を吸収し、蛍光体被膜8
の厚い電極側であるガラス管2の開口部側では蛍光体被
膜8でも相当量の紫外線を吸収するので、紫外線を十分
に吸収できる。さらに、蛍光体被膜8の薄い部分では紫
外線遮断膜9を厚くし、蛍光体被膜8の厚い部分では紫
外線遮断膜9を薄くしているため、蛍光体被膜8と紫外
線遮断膜9とを加えた厚さが、必要以上に厚くないの
で、光束の減少も少なく抑えることができる。
また、上記実施例によれば、紫外線遮断膜9を乾燥形
成させるに際して、ガラス管2の基台3の内部に挿入さ
れる部分を保持すれば、むらを生じさせることなく紫外
線遮断膜9が形成できる。
次に、他の実施例を第3図を参照して説明する。
この実施例は、一端が閉塞された4本の円筒状のガラ
ス管11を平行に配置し、閉塞側と開口側とを交互に、放
電路屈曲部としての接続部12,13で接続し、第1図に示
す実施例と同様に基台3に取り付けたものである。
そして、ディッピング法により紫外線吸収剤をガラス
管11の外面に塗布し、閉塞側を下にして乾燥させ、フィ
ラメントコイル5側であるガラス管11の開口側の紫外線
遮断膜9の厚さより、ガラス管11の閉塞側の紫外線遮断
膜9の厚さを厚くしたものである。
〔発明の効果〕
請求項1記載の蛍光ランプによれば、蛍光体被膜をバ
ルブの内面に形成し、膜厚10μm以下の透明な酸化チタ
ン膜をバルブの外面に形成することにより、放電路屈曲
部で紫外線の透過量を低下させても、可視光線の透過率
を低下させずに、簡単に安定してそれぞれ蛍光体被膜お
よび酸化チタン膜を形成できる。
請求項2記載の蛍光ランプによれば、紫外線遮断膜を
最大膜厚10μm以下とし、蛍光体被膜が薄く紫外線透過
量の多い電極側より、放電路屈曲部側の厚さを厚くした
ことにより、紫外線透過量の多い放電路屈曲部側からの
紫外線の照射を遮断し、紫外線透過量の少ない電極側で
は必要以上に光束を遮断しないので、全光束を低下させ
ることなく、紫外線を確実に遮断できる。
請求項3記載の蛍光ランプによれば、請求項2記載の
蛍光ランプに加え、ディッピング法で電極側を上方にし
て紫外線遮断膜を塗布乾燥させたことにより、先端側の
紫外線遮断膜の方が厚くなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の蛍光ランプの一部を切欠い
た正面図、第2図は蛍光ランプから出力される波長と相
対エネルギーを示すグラフ、第3図は他の実施例の蛍光
ランプの一部を切欠いた斜視図である。 1……放電路屈曲部、5……電極としてのフィラメント
コイル、8……蛍光体被膜、9……酸化チタン膜の紫外
線遮断膜、12,13……放電路屈曲部としての接続部。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一端側に電極を他端側に放電路屈曲部を備
    え、放電媒体が封入されるとともに蛍光体被膜が内面に
    形成された片側電極形のバルブと; 少なくとも放電路屈曲部を覆うようにバルブ外面に形成
    された膜厚10μm以下の透明な酸化チタン膜と; を具備したことを特徴とする蛍光ランプ。
  2. 【請求項2】一端側に電極を他端側に放電路屈曲部を備
    え、放電媒体が封入されるとともに放電路屈曲部側の膜
    厚が電極側の膜厚より薄くなるように蛍光体被膜が内面
    に形成された片側電極形のバルブと; 電極側の膜厚より放電路屈曲部側の膜厚が厚くなるよう
    に最大膜厚10μm以下でバルブ外面に形成された少なく
    とも酸化チタンを含む紫外線遮断膜と; を具備したことを特徴とする蛍光ランプ。
  3. 【請求項3】紫外線遮断膜は、ディッピング法により電
    極側を上方にして塗布乾燥されて形成される ことを特徴とする請求項2記載の蛍光ランプ。
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DE69117316T DE69117316T2 (de) 1990-03-30 1991-03-28 Leuchtstofflampe und ihr Herstellungsverfahren
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